JPH0649476Y2 - 立体形自動車用マット - Google Patents

立体形自動車用マット

Info

Publication number
JPH0649476Y2
JPH0649476Y2 JP6495988U JP6495988U JPH0649476Y2 JP H0649476 Y2 JPH0649476 Y2 JP H0649476Y2 JP 6495988 U JP6495988 U JP 6495988U JP 6495988 U JP6495988 U JP 6495988U JP H0649476 Y2 JPH0649476 Y2 JP H0649476Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carpet
backing material
vacuum
synthetic resin
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6495988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01171729U (ja
Inventor
久男 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP6495988U priority Critical patent/JPH0649476Y2/ja
Publication of JPH01171729U publication Critical patent/JPH01171729U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0649476Y2 publication Critical patent/JPH0649476Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、立体形自動車用マットに関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来より、自動車用マットは、車室内の居住性を向上さ
せるためや、乗員の靴等に付着した泥の泥受けや雪、雨
水受けをして、車内の汚れを防止するために用いられて
いる。
したがって、泥受けや雪・雨水受けのために、若干の深
さのある偏平状のバケツ体で構成される立体形自動車用
マットが提唱されている(実開昭47-9126号公報、実公
昭58-46903号公報など参照)。
ところが、かかる偏平状のバケツ体で構成される立体形
自動車用マットは、前掲の公報にも示されているよう
に、いずれも滑り止め用の凸状を表面に形成される合成
樹脂シート単体の成形品であるので、その居住性、殊に
見栄えは必ずしも満足すべきものではない。
一方、縦・横方向に伸縮可能な編地による地組織に対し
パイルを編込んだパイル地を構成し、このパイプ地に、
塩化ビニールなどの熱可塑性合成樹脂シートを、接着剤
を介して、裏打ちをして積層体を構成し、この積層体の
合成樹脂層側の面を加熱して、合成樹脂を溶融し、雄
型、雌型間にこの積層体を挿入して加圧し、編地による
地組織を伸張して立体成形した後、冷却して、適宜形状
の立体形自動車用マットを成形するよう提案している
(実公昭54-4219号公報)。そして、かかる立体形自動
車用マットは、伸縮性のある地組織であるため、立体状
に成形した際、しわを生じることなく、しかも合成樹脂
のバッキング材により保型性も確保できる、とされてい
る。
しかしながら、かかる提案では、積層体の合成樹脂側の
面を加熱して合成樹脂を溶融することから、このような
溶融加熱を施すと、地組織側もヤケが発生し、商品価値
が低下する。
したがって、たとえ、かかる提案の積層体により偏平状
のバケツ体が成形されて立体形の自動車用マットが作ら
れても、そのマットは商品価値が低下することになる。
そこで本考案者らは、かかる従来技術の不都合を解消し
て、カーペットや絨毯などの裏面に合成樹脂シートでバ
ッキングした積層体を、偏平状のバケツ体に成形した立
体形自動車用マットを作るため試行錯誤したところ、立
体化のためには、周知のプラグアシスト利用の真空成形
手段を用いれば、合成樹脂層側をそれ程、加熱する必要
がないことに気付き、その結果、カーペット(または絨
毯)側にヤケが発生せず、見栄えのよい立体形自動車用
マットを商品化することに成功した。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の要旨とするところは、カーペットまたは絨毯
と、合成樹脂シートのバッキング材とを、予め全面に接
合した積層体からなる自動車用マットであって、該積層
体を、該バッキング材を裏面にし、かつ、深さ約3cm以
上の偏平状バケツ体に成形し、該バッキング材裏面に、
プラグアシスト利用の真空成形による真空孔突起を設
け、更に該バケツ体の周縁を縁取りしたことを特徴とす
る立体形自動車用マットにある。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に説明
する。
第1図は本考案の実施例の立体形自動車用マットを製造
する工程模式図、第2図はこの実施例の一部切断斜視図
を示す。
本実施例は、自動車用運転席の床面に敷設する、深さh
約3cm以上の偏平状バケツ体のマットであるが、先ず、
その製造方法について述べれば、第1図において、バッ
キング材1としての合成樹脂(例えば熱可塑性塩化ビニ
ールまたは、特にエラストマー樹脂が好ましい)をTダ
イ2によってシート状に成形し、このTダイ2から連続
して排出されるシート状のバッキング材1に、裏面に接
着剤を塗布したカーペットまたは絨毯(以下、単にカー
ペットという)3の裏面を重ね合せて、1対のロール4,
4間を通して一体化し、積層体5を形成する。
次いで、この積層体5を適宜形状に裁断し、裁断された
積層体5を、カーペットが焦げない程度の温度で全体加
熱を行い、プラグアシスト利用(プレス加工用の雄型利
用)の真空成形機6によって、特に、合成樹脂層の裏面
に多数の真空孔突起11を設けるよう偏平状のバケツ体を
成形する。次いで、このバケツ体の周縁をオーバロック
(かがり縫い)7で縁取りをして、自動車用マット12を
完成する。
ここにおいて、かかる積層体5を、単なる真空成形機に
よって成形すれば、積層体5を真空成形用金型8上に強
固に固着しても、カーペット3の存在により密閉ができ
ず、真空引きができない。そのため、真空を大にすれ
ば、今度はカーペット3とバッキング材1とが剥離する
ことになる。これに対し、本実施例のプラグアシスト利
用の真空成形機6によって成形すれば、プラグ9を、底
部に多数の真空孔10を有する真空成形用金型8に対峙し
て設けることにより、真空引きをする前に、プラグ9
を、真空成形用金型8に密着させない程度に降下させ
て、予めおよその成形をした後、真空引をするので、真
空孔突起11が突出し、かつその真空度は小ですむ。した
がって、カーペット3とバッキング材1との剥離も発生
せず、しかも、バッキング材1の加熱温度も低くてす
み、カーペット3にヤケを生ずることがない。
かかる成形方法により作られた立体形の自動車用マット
12は、第2図に示すように、前方のクラッチペタル、ア
クセルペタルに挟まれた前延部13と、後方(図示せず)
および側方の隆起壁14とを備えた偏平状のバケツ体で構
成されており、その平坦な底部15の裏面には真空孔突起
11が多数突出しているものである。
なお、本考案は、後部座席の床面に敷設するマットも含
まれることは、いうまでもない。
〔考案の効果〕
本考案では、予め重ね合されたカーペットとバッキング
材とが全面に接合した積層体でもって、偏平状バケツ体
を成形した立体形自動車用マットであるから、バケツ体
によって泥受け、雪・雨水受けの機能を果たすととも
に、表側全面に存在するカーペットによって、居住性や
見栄えを満足させることができる。
しかも、通常は合成樹脂シートをカーペットがヤケない
温度で加熱し、これを真空引すれば、真空孔突起は成形
されないが、本考案の場合、特にプラグアシスト利用の
真空成形によるので、真空孔突起を、合成樹脂シートの
バッキング材裏面に突出でき、マットを床面に敷設した
際、マットがずれることがない。加えて、プラグアシス
ト利用の真空成形であるため、加熱温度を上昇させず、
したがって、カーペットにヤケ(コゲ)を作ることがな
いのは勿論、周縁の縁取りと相俟ってカーペットとバッ
キング材とを使用中剥離させる心配もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の立体形自動車用マットを製造
する工程模式図、第2図はこの実施例の一部切断斜視図
を示す。 1……バッキング材、3……カーペット、5……積層
体、7……オーバロック、11……真空孔突起、12……自
動車用マット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーペットまたは絨毯と、合成樹脂シート
    のバッキング材とを、予め全面に接合した積層体からな
    る自動車用マットであって、 該積層体を、該バッキング材を裏面にし、かつ、深さ約
    3cm以上の偏平状バケツ体に成形し、該バッキング材裏
    面に、プラグアシスト利用の真空成形による真空孔突起
    を設け、更に該バケツ体の周縁を縁取りしたことを特徴
    とする立体形自動車用マット。
JP6495988U 1988-05-16 1988-05-16 立体形自動車用マット Expired - Lifetime JPH0649476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6495988U JPH0649476Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 立体形自動車用マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6495988U JPH0649476Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 立体形自動車用マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01171729U JPH01171729U (ja) 1989-12-05
JPH0649476Y2 true JPH0649476Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31290408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6495988U Expired - Lifetime JPH0649476Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16 立体形自動車用マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649476Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4704608B2 (ja) * 2001-05-31 2011-06-15 日本バイリーン株式会社 フロアマット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01171729U (ja) 1989-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0220305B1 (en) Auto accessory floor mat
JPH08253067A (ja) 車両床敷用カーペット
JPH0649476Y2 (ja) 立体形自動車用マット
JP3939139B2 (ja) フロアマット及びその製造方法
JP3503829B2 (ja) 自動車用敷設内装材
JPH0114505Y2 (ja)
JP2564597B2 (ja) 加飾用部品の取付け構造
JPS6338836Y2 (ja)
JPH0723244Y2 (ja) 自動車用シートの接着成形型
JP3583641B2 (ja) フロアマットの製造方法
JP2500233Y2 (ja) 表皮材
JPH0611181Y2 (ja) 折畳み式内装材
JPS58187322A (ja) 一体成形シ−トの製造方法
JPH0236276B2 (ja)
KR100558384B1 (ko) 자동차 플로어 매트 및 그 제조방법
JPH1177738A (ja) 表皮一体成形方法
JP3026350U (ja) 置敷カーペットマット
JP2796037B2 (ja) 積層カーペットマットの製造方法
JPH0313391Y2 (ja)
JPH07156316A (ja) 座席用表皮材
JP2558998Y2 (ja) フロアカーペットの浮き吸収構造
JPS59195431A (ja) 成形性カーペットの製造方法
JP4041919B2 (ja) 自動車用フロア構造及び用品マット
JPH0569773A (ja) 車両用フロアカーペツトの製造方法
JPH0715776Y2 (ja) 自動車用ドアトリム