JPH0569773A - 車両用フロアカーペツトの製造方法 - Google Patents

車両用フロアカーペツトの製造方法

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JPH0569773A
JPH0569773A JP3262948A JP26294891A JPH0569773A JP H0569773 A JPH0569773 A JP H0569773A JP 3262948 A JP3262948 A JP 3262948A JP 26294891 A JP26294891 A JP 26294891A JP H0569773 A JPH0569773 A JP H0569773A
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JP
Japan
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layer
carpet
sheet
buffer layer
press
Prior art date
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Pending
Application number
JP3262948A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kudo
藤 広 明 工
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーペット層と緩衝層との接合一体化を簡易
迅速に行う。緩衝層をプレス成形型の下型に配設する際
に確実な位置決めを行え、且つカーペット層とのプレス
成形時に緩衝層が位置ズレを発生するのを防止する。 【構成】 緩衝層15をシート17と、このシート17
と一体に成形された発泡体19より形成する。緩衝層1
5a,15bのシート17をプレス成形型31の下型3
2に位置決めして配設する。加熱したカーペット層13
を前記プレス成形型31の下型32のシート17上に積
層し、所望形状にプレス成形し、カーペット層13と一
体の緩衝層15a,15bからなるフロアカーペット1
1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用フロアカーペッ
トの製造方法に関し、更に詳細に説明すると、車両のフ
ロアパネルの形状に沿ってプレス成形され、表面側にカ
ーペット層が、該カーペット層の裏面側の一部に緩衝層
が積層された車両用フロアカーペットの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のフロアパネルにフロ
アカーペットが取付けられているが、このフロアカーペ
ットは表面側の感触及び外観を向上させるためのカーペ
ット層と、クッション性や緩衝性を向上させるため、カ
ーペット層の一部に積層された緩衝層とから形成され、
これらカーペット層及び緩衝層はフロアパネル形状に対
応させてプレス成形されている。カーペット層と緩衝層
とは別々にプレス成形した後、これらを積層状態に接合
させるものと、図4に示す如く、緩衝層5を予め所定の
フロアパネルの形状に沿った形状に成形し、この緩衝層
5をプレス成形型1の下型2に配設し、加熱されたカー
ペット層7を緩衝層5上に積層し、上型3を下型2に型
合わせして前記緩衝層5と一体にカーペット層7をプレ
ス成形するものとが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、カーペット
層7と緩衝層5とを別々にプレス成形した後、これらを
積層させ、且つ接合状態とする場合には作業工程が増大
し、作業能率を向上させることができない欠点を有して
いた。また図4に示す如く、緩衝層5を予め成形し、こ
の緩衝層5を下型2に配設する場合には、緩衝層5の位
置決め作業が煩雑となり、また上型3を下降させた際に
緩衝層5が矢印a方向に位置ズレを発生させる虞れを有
し、フロアパネルとのフィット性が悪化する欠点を有
し、また位置ズレを見込んだ形状とする場合には造形自
由度が限定される欠点を有し、更に隙間を発生させて遮
音性及び断熱性が悪化する虞れを有していた。
【0004】本発明の目的はカーペット層と緩衝層とを
簡易に一体化することができ、作業能率を向上させるこ
とができ、また緩衝層を下型に確実に位置決めして配設
することができ、且つプレス成形時に緩衝層が位置ズレ
を発生させる虞れがなく、フロアパネルとのフィット性
が優れ、遮音性及び断熱性を向上させることのできる車
両用フロアカーペットの製造方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、緩衝層を不織布または織布から
なるシートと、該シートと一体に成形された発泡体より
フロアパネルの形状に沿った所定の形状に成形し、前記
シートと発泡体とからなる緩衝層をシートを上にしてプ
レス成形型の下型に配設し、前記シート上に加熱された
カーペット層を積層し、上型を下型に型合わせして前記
緩衝層と一体にカーペット層をプレス成形することを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明に依れば、カーペット層の裏面側の一部
に積層される緩衝層が不織布または織布からなるシート
と、該シートと一体に成形された発泡体より形成され、
シートを発泡成形型の下型に位置決めして配設すること
により発泡体からなる緩衝層を確実に下型に配設するこ
とができ、加熱されたカーペット層を前記シート上に積
層し、プレス成形した場合にも、緩衝層が位置ズレを発
生する虞れがなく、カーペット層の裏面側の一部に確実
に緩衝層を接合させることができ、遮音性及び断熱性の
優れた車両用フロアカーペットを製造することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明に係る車両用フロアカーペットの
製造方法の一実施例の概略を図面を参照して詳述する。
図1乃至図3には、本発明に係る車両用フロアカーペッ
トの製造方法の一実施例の概略が夫々示されており、図
3に示す如く、フロアカーペット11は表面側のカーペ
ット層13と、このカーペット層13の裏面側の一部に
積層された緩衝層15とから形成されている。前記フロ
アカーペット11の中央部に前後方向に延びる突出部1
2が形成され、また車両の前席及び後席の座席配設位置
に対応して前後位置に幅方向に延びて帯状に前後一対の
緩衝層15a,15bが積層されている。
【0008】図2(a),(b),(c)に示す如く、
前記緩衝層15a,15bは不織布または織布からなる
シート17と、このシート17と一体に成形された発泡
ウレタン等からなる発泡体19より形成されている。ま
た図1(a)に示す如く、前記カーペット層13は表面
側のパイル等からなる繊維層13aと、この繊維層13
aの裏面側の熱可塑性樹脂等からなるバッキング層13
bとから形成されている。
【0009】図2(a)に示す如く、不織布等からなる
シート17を発泡型21の下型22に配設し、下型22
と上型23との間に形成されたキャビティ内にウレタン
等の発泡合成樹脂の原液19aを注入する。前記発泡型
21は成形すべき緩衝層15の形状に対応して形成さ
れ、本実施例ではフロアカーペット11の前席側の突出
部12の上端部12aには発泡ウレタン等からなる発泡
体19が積層されない状態に形成されている。また前記
シート17はフロアカーペット11の幅方向の全長に亘
る大きさに形成され、且つ緩衝層15として用いる場合
にシート17が上部に位置し、発泡体19はシート17
の下部に位置するものである。また前後の緩衝層15
a,15bは異なる形状に形成され、個別の発泡型21
により夫々緩衝層15a,15bの発泡体19が成形さ
れる。尚、前後の緩衝層15a,15bを同一形状とす
れば、同一の発泡型21により緩衝層15a ,15bを
形成することができる。
【0010】次に緩衝層15の製造方法を図2を参照し
て説明する。図2(a)に示す如く、不織布等からなる
シート17を下型22に配設する。このシート17は予
めプレス成形等により緩衝層15の形状に対応させてお
くことが好ましいが、プレス成形しない状態でも下型2
2に配設することができる。尚、フロアパネルに適宜の
凹凸部が形成されている場合には、上型23に凹凸部を
形成すればよいものである。次いで、図2(b)に示す
如く、上型23を下型22に型合わせし、上型23に形
成された注入孔25よりウレタン等の発泡合成樹脂の原
液19aを注入する。この発泡合成樹脂の原液19aの
一部がシート17に含浸した状態で発泡が進行し、図2
(c)に示す如く、シート17と一体に発泡体19が形
成される。
【0011】次にフロアカーペットの製造方法を図1を
参照して説明する。図2(c)で示したシート17と一
体の発泡体19からなる緩衝層15a,15bをプレス
成形型31の下型32に移送して配設する。このプレス
成形型31の下型32の両側部及びフロアカーペット1
1の突出部12を形成する中央部には位置決めピン34
a,34b,34cが突出形成され、この位置決めピン
34a,34b,34cと対向する上型33には凹溝3
6a,36b,36cが夫々形成されている。尚、この
位置決めピン34a,34b,34cと凹溝36a,3
6b,36cは図示のものに限定されるものではなく、
種々変更することができる。
【0012】前記発泡型21で形成された緩衝層15
a,15bは上下逆状態で形成されているので、この緩
衝層15a,15bを発泡型21より取出した後、反転
させて通常のフロアカーペット11の使用状態の上下位
置とする。即ちシート17が上部に位置し、発泡体19
が下部に位置する状態で、発泡体19より外方に延びる
シート17の両端部をプレス成形型31の下型32の両
側部の位置決めピン34a,34bに係止させ、且つ中
央部のフロアカーペット11の突出部12を形成する部
分を下型32の中央部の位置決めピン34cに係止させ
る。
【0013】プレス成形型31の下型32に前後一対の
緩衝層15a,15bを配設した後、カーペット層13
の少なくともバッキング層13bを加熱した状態でバッ
キング層13bをシート17に対向させてカーペット層
13を配設する。次いで、図1(b)に示す如く、プレ
ス成形型31の上型33を下型32に型合わせすること
により加熱されたカーペット層13のバッキング層13
bは緩衝層15a,15bのシート17に夫々接合され
強固に一体化され、前後一対の緩衝層15a,15bと
一体にカーペット層13が接合され、図3に示す如きフ
ロアカーペット11がプレス成形される。
【0014】カーペット層13が緩衝層15a,15b
と接合される際に、カーペット層13のバッキング層1
3bがシート17に当接し、発泡体19が直接バッキン
グ層13bにより引っ張られないので、発泡体19の位
置ズレを防止することができる。尚本実施例ではカーペ
ット層13を予め加熱して緩衝層15a,15bと積層
し、常温のプレス成形型31によりプレス成形したが、
カーペット層13の繊維層13aの材質によってはプレ
ス成形型31を加熱成形型とすることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用フロアカーペ
ットの製造方法の一実施例の方法であるが、斯る方法に
依れば、カーペット層の裏面側の一部に積層される緩衝
層が不織布または織布からなるシートと、該シートと一
体に成形された発泡体より形成され、シートを発泡成形
型の下型に位置決めして配設することにより、発泡体か
らなる緩衝層を確実に下型に配設することができ、作業
能率を向上させることができ、加熱されたカーペット層
を前記シート上に積層し、プレス成形した場合にも、緩
衝層が位置ズレを発生する虞れがなく、カーペット層の
裏面側の一部に確実に緩衝層を接合させることができ、
フロアパネルとのフィット性が優れ、遮音性及び断熱性
の優れた車両用フロアカーペットの製造方法を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用フロアカーペットの製造方
法の一実施例を示すもので、(a)は緩衝層をプレス成
形型の下型に配設した状態の断面図、(b)はカーペッ
ト層を一体にプレス成形した状態の断面図。
【図2】本発明に係る緩衝層の成形状態を示すもので、
(a)は発泡型にシートを配設した状態の断面図、
(b)は発泡合成樹脂の原液を注入している状態の断面
図、(c)は発泡体を成形した状態の断面図。
【図3】フロアカーペットの斜視図。
【図4】従来のフロアカーペットの製造方法を示す断面
図。
【符号の説明】 11 フロアカーペット 13 カーペット層 13a 繊維層 13b バッキング層 15 緩衝層 15a 緩衝層 15b 緩衝層 17 シート 19 発泡体 21 発泡型 22 下型 23 上型 31 プレス成形型 32 下型 33 上型 34a 位置決めピン 34b 位置決めピン 34c 位置決めピン 36a 凹溝 36b 凹溝 36c 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロアパネルの形状に沿ってプレ
    ス成形され、表面側にカーペット層が、該カーペット層
    の裏面側の一部に緩衝層が積層された車両用フロアカー
    ペットの製造方法において、前記緩衝層を不織布または
    織布からなるシートと、該シートと一体に成形された発
    泡体よりフロアパネルの形状に沿った所定の形状に成形
    し、前記シートと発泡体とからなる緩衝層をシートを上
    にしてプレス成形型の下型に配設し、前記シート上に加
    熱されたカーペット層を積層し、上型を下型に型合わせ
    して前記緩衝層と一体にカーペット層をプレス成形する
    ことを特徴とする車両用フロアカーペットの製造方法。
JP3262948A 1991-09-14 1991-09-14 車両用フロアカーペツトの製造方法 Pending JPH0569773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023596A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Formosa Saint Jose Corp 自動車用遮音・吸音フットマット
CN105231781A (zh) * 2015-11-13 2016-01-13 天津红海洋纺织品有限公司 一种新型自由拼接地毯

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023596A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Formosa Saint Jose Corp 自動車用遮音・吸音フットマット
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