JP2853910B2 - 自動車用フロアカーペット構造 - Google Patents

自動車用フロアカーペット構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロアパネル
上に敷設するフロアカーペットに関するものであり、更
に詳しくいうならば、複数の分割ピースを組み合わせ敷
き詰めてなる分割型のフロアカーペットに好適なフロア
カーペット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車のフロアパネル上
に敷設する自動車用フロアカーペットには、一体型と分
割型の2種の構成がある。一体型の構成とは、フロアパ
ネルに沿った形状に賦形した本質的に1ピースのフロア
カーペットにてフロアパネルをおおうものであり、分割
型の構成とは、成形または未成形の複数のカーペットを
組み合わせて敷きつめ、フロアパネル上をおおうもので
ある。
【0003】一体型の構成は比較的浅い形状のフロアパ
ネル上に敷設するカーペットとして用いられるものであ
り、形状の深いフロアパネル上に敷設する構成として
は、分割型が適している。
【0004】その理由は、一体型のフロアカーペットを
形状の深いフロアパネルに添うように賦形しようとする
と、しばしば図2に示すようにコーナー部において、フ
ロアカーペットがフロアパネルよりも緩い形状となり、
フロアパネルに沿ったシャープな賦形をなし得ないため
である。分割型のカーペットにおいては、このような問
題は生じない。
【0005】しかしながら分割型のカーペットにおいて
は、複数のカーペットピースを敷きつめてなる構成であ
るため、各カーペットピース間に生じる合わせ部の構造
の取り方が課題となる。
【0006】従来おこなわれてきた方法は、図3〜図6
に示すように、カーペットを重ねる方法(図3)、端末
を突き合わせる方法(図4)、端末を折り曲げ、または
ミシンがけして突き合わせる方法(図5)、各カーペッ
トピース間に連結部材を配する方法(図6)などであ
る。
【0007】しかしながら、従来公知のこれら方法は、
カーペットの合わせ部分近傍に段差を生じたり、継ぎ目
に隙間を生じたりするものであり、または継ぎ目に介在
物を挿入するものであって、自然な見栄えをそこねるも
のであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を克
服し、形状の深いフロアパネルに対しても、敷設見栄え
の良好なカーペット構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明の手段は、フロアカーペットの少なくとも一辺の端
末を、敷設するフロアパネル側に略垂直に折り曲げて成
形し、該端末折り曲げ部の立面を相対する相手材に当接
して敷設することによる。
【0010】
【実施例】以下に本発明になるフロアカーペット構造の
実施例について、主に先述の分割型カーペットに適用し
た場合を例にとり説明するが、これは本発明の構成が、
当実施例において最も有効に機能すると思われるためで
あり、かかる実施例は本発明を限定するものではない。
【0011】本発明においては、図1に示すように、カ
ーペットの端末を敷設するフロアパネル側に略垂直に折
り曲げて成形してなり、この折り曲げ部の立面を相対す
るカーペットの表面に当接してなる。
【0012】本発明の対象となるカーペットは、自動車
用カーペットとして一般的な各種の構成のものであり、
ポリエステルやナイロンなどの繊維素材をニードリン
グ、タフティングなどの手法により組織した繊維層の裏
面に、ポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビニル共重合
体のような熱可塑性樹脂を主体としたバッキング材を裏
打ちしてなるカーペットである。
【0013】この種のカーペットの成形方法は、該カー
ペットを、裏打ちしたバッキング材が軟化して塑性変形
可能な状態にいたるまで加熱し、しかる後に成形型内に
移設して賦形し(しばしばこのとき部分的に補強材およ
び緩衝材を固着して)、脱型することによる。
【0014】本発明で用いるカーペットは、このような
一般的なカーペットの成形工程において、カーペットの
少なくとも一辺を敷設するフロアパネル側に向かって、
略垂直に折り曲げて成形するものであり、このような成
形は成形型の最小限の変更で可能であり、何ら技術的困
難性をともなうものでもない。
【0015】本発明の構成において、折り曲げるカーペ
ットの端末部の幅は、カーペットの敷設位置およびカー
ペットの構成によって種々変化させるもので限定できる
ものではないが、短すぎれば本発明の本質的意味を発揮
しないものであり、長すぎれば折り曲げ部立面が座屈し
てやはり本発明の目的とする効果が得られないものであ
り、おおむね5〜20ミリ程度である。
【0016】本発明になるカーペットの敷設状態とし
て、最も良くその機能するところは、図1に示すよう
に、フロアパネルの立面と平面によって略直角に形成し
ているようなコーナー部において、それぞれ立面部と平
面部のパネルを被覆するカーペットの端末が相対してい
る当接部である。
【0017】本発明になるカーペットをパネル立面を被
覆して使用し、相対するパネル平面部をおおう他のカー
ペットとの当接部の端末において、先述の折り曲げ構成
をもって形成し、該折り曲げ部の立面を平面部のカーペ
ットに当接させて敷設する。
【0018】本実施例において、パネル平面部を被覆す
るカーペットは、未成形またはわずかに成形した比較的
柔軟なカーペットが使用可能であり、一方パネル立面部
を被覆するカーペットには比較的に剛性の高いカーペッ
トを使用して、このような立面のパネルにしばしばみら
れる微小な凹凸形状を被覆し、表面のフラット感を演出
することができ、このとき先の折り曲げ片が、該カーペ
ットをパネルよりわずかに浮かせる支えの働きをなし、
好都合である。
【0019】かくなる構成をとって、該当接部において
両部材のなす角度はきわめて鋭角にすることが可能であ
り、一体型のカーペットを賦形することによってはとう
てい得られないシャープな形状を得ることができる。
【0020】また本構成においては、カーペットは当接
材との合わせ部分に段差を生じることもなく、当接材と
の間に隙間を生じることもない。さらにカーペットと当
接材間に何らの介在物を備える必要も無いため、自然で
違和感の無い外観が得られるものである。
【0021】なお、本発明の構成は当接相手材がフロア
カーペットでなく、ゴム製のマットや各種樹脂部品であ
る場合でも有効に機能することは当然であり、また当接
相手材の無い端末部や開口部(図示せず)においても有
効に機能するものである。
【0022】また、本発明の構成は当接部において、当
接材との間に特定の係着手段を必要としないものである
が、これを排除するものではない。
【0023】
【発明の効果】以上、本発明の構成は、自動車用フロア
カーペットとして見栄えの良いカーペット端末構造を与
え、特に分割型のフロアカーペットの端末構造として適
用した場合に最適で、自然で違和感のない外観が得られ
るものである。また煩雑な工程を必要とせず、カーペッ
トの成形、敷設工程を簡略化できるものである。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるフロアカーペットの構造
を示すフロア断面図
【図2】一体型カーペットを敷設した状態を示すフロア
断面図
【図3】端末を重ねた従来の構成
【図4】端末を突き合わせた従来の構成
【図5】端末を折り曲げて突き合わせた従来の構成
【図6】端末間に介在物を配した従来の構成
【符号の説明】
1 フロアカーペット 2 フロアパネル 3 フロアカーペット端末部 4 端末部立面 5 当接相手材 6 一体型カーペット 7 介在物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロアパネルをおおって敷設す
    る自動車用のフロアカーペットにおいて、 該フロアカーペットの少なくとも一辺の端末を、敷設す
    るフロアパネル側に略垂直に折り曲げて成形し、該端末
    折り曲げ部の立面が、相対する相手材に対し当接して敷
    設される自動車用のフロアカーペット構造
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