JPH024826Y2 - - Google Patents

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JPH024826Y2
JPH024826Y2 JP3044885U JP3044885U JPH024826Y2 JP H024826 Y2 JPH024826 Y2 JP H024826Y2 JP 3044885 U JP3044885 U JP 3044885U JP 3044885 U JP3044885 U JP 3044885U JP H024826 Y2 JPH024826 Y2 JP H024826Y2
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JP
Japan
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floor mat
base fabric
automobile
automobile floor
locking portion
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JP3044885U
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  • Carpets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用床マツトに関し、特にマツト
の端縁において車体側に連結することができるよ
うにした自動車用床マツトに関するものである。
(従来の技術) 自動車用床マツトは、これに対する足の揚げ下
しが頻繁に行なわれるだけでなく、自動車の運転
中にあつても足の移動が頻繁に行なわれる。この
ため、当該自動車用床マツトは、比較的小さいも
のであることもあつて、その所定の位置からズレ
ることが多い。当該自動車用床マツトの前方には
アクセルペダル、ブレーキペダル等の重要なもの
が位置しており、自動車用床マツトが特に前方に
寄るとこれらのものに接触し、場合によつてはこ
れらのペダルの操作に支障をきたす場合もある。
このような問題に対処すべく、自動車用床マツ
トを車体側に固定する方法あるいは構造が既に多
く提案されてきている。例えば、実開昭50−
113133号公報及び実開昭50−62841号公報に開示
されたものがそれである。
実開昭50−62841号公報に示されたものは、第
6図に示すように、自動車用床マツト30をフロ
ア側30aとダツシユパネル側30bとに分割し
なければならず、しかもダツシユパネル側マツト
30bをダツシユパネルパツド31に固定しなけ
ればならない。従つて、自動車用床マツト30を
ズレないようにするためには、車体側に加工を施
さなければならず、当該車両専用のマツトが必要
となつて、市販のものを使用することができな
い。
また、実開昭50−113133号公報に示されたもの
は、第7図に示したように、自動車用床マツト3
0に設けた第2の固定具32aまたは32bを、
床板に固定した第1の固定具33aまたは33b
を嵌合し得るようにしたものである。このようで
あると自動車用床マツト30側は勿論、車体側に
も加工を施さなければならない。特に、車体側に
加工をしなければならないことは、当該車両専用
の純正部品としての自動車用床マツトはともか
く、一般に市販しようとする自動車用床マツトに
は不向きである。
また、自動車用床マツトに車体側に対する固定
用の部材を連結しようとする場合、通常次のこと
を考慮しなければならない。すなわち、 いうまでもなく、自動車用床マツトの製造自
体が制限されてはならない。
自動車用床マツトを車体側に固定した場合に
当該自動車用床マツトに局部的な力が加わつて
マツトが破損してはならない。
その固定用の部材が、自動車用床マツトの見
栄えを悪くしてはならない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようとする問題点は、容易に製
造することができるとともに、簡単な構造によつ
て車体側に固定することができ、しかも車体側に
固定するに際して汎用性の高い自動車用床マツト
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採つ
た手段は、 シート部材を前記基布の裏側に重ねて前記パイ
ル糸を前記基布に植え込むことにより前記基布と
シート部材とを一体にするとともに、このシート
部材の一端に形成した係止部を前記基布の周縁か
ら突出させて、この突出した係止部を車体側に連
結するようにしたことを特徴とする自動車用床マ
ツト である。
すなわち、この自動車用床マツト10は、基布
11の裏に配置したシート部材14を、長パイル
糸12または短パイル糸13によつて基布11と
一体的にし、シート部材14の一端14aに形成
した係止部15に係止具20を係合するようにし
たものである。
(考案の作用) 自動車用床マツト10を以上のように構成する
ことによつて、シート部材14は自動車用床マツ
ト10の基布と裏打ちゴムとの間に挟持された状
態で、自動車用床マツト10に確実に連結されて
いる。このため、当該自動車用床マツト10に前
方へ移動させようとする力が加わつたとしても、
これらシート部材14は自動車用床マツト10か
ら簡単に離脱することがなく、しかも自動車用床
マツト10に局部的な力を加えることがないた
め、自動車用床マツト10を破損するようなこと
もない。
また、係止部15を可撓性のある材料によつて
形成すればその係止部15を多少左右にズラすこ
とができるから、当該自動車用床マツト10を車
体側に固定する場合、シート部材14の自動車用
床マツト10に対する固定位置によつて係止具2
0に対する係合位置を限定されるようなことはな
い。
さらに当該自動車用床マツト10にあつては、
そのシート部材に形成された係止部15は部分的
にしかも自動車用床マツト10の端縁にのみ突出
しているのであるから、自動車用床マツト10の
見栄えも悪くしてはいない。
(実施例) 次に本考案に係る自動車用床マツト10の実施
例について、図面を参照して説明する。
第1図には、本考案に係る自動車用床マツト1
0の斜視図が示してある。この自動車用床マツト
10は、その表面に長パイル糸12及び短パイル
糸13が植設してあり、その周囲にはカガリ縫い
部17が形成されている。そして、この自動車用
床マツト10においては、第2図に示すように、
その基布11とシート部材14とが上記の長パイ
ル糸12または短パイル糸13によつて一体化さ
れている。一体化した各基布11及びシート部材
14の下側にはゴム16が裏打ちしてある。
シート部材14は強靭な広幅テープによつて形
成したもので、その後端14aを係止部15とし
ている。係止部15には係止孔15aが設けられ
ており、この係止孔15a内には、シート22の
シートレールを構成する固定レールの前端に固定
した係止具20が係合されるのである。このシー
ト部材14の係止部15に係止具20を係合する
ことによつて、当該自動車用床マツト10は車体
側に対して固定される。当該自動車用床マツト1
0には、通常前方への力しか加わらないため、自
動車用床マツト10の後端において車体側に固定
するのみで十分である。
係止部15は前述のようにシート部材14の一
部をこれにあてても良いが、プラスチツクや金属
等によつてフツクを形成したものであつても良い
ものである。この場合は接着や融着等の手段によ
り、シート部材14に固着しておけば良い。
次に、このような自動車用床マツト10を製造
する場合について説明する。この自動車用床マツ
ト10は、第3図に示したように、基布11とシ
ート部材14とを一体にした状態でパイル糸(後
にこれを切り揃えることによつて長パイル糸12
または、短パイル糸13となる)によつて縫い付
ける。この場合、係止部15は基布11から少し
はみ出した状態にしておく。次に第4図に示すよ
うに、係止部15の下に油紙18を敷いた状態で
ゴム16を裏打ちする。油紙18を敷くのは、係
止部15がゴム16と一体にならないようにする
ためである。
こにようにゴム16を裏打ちしたものの周囲を
所定の形状に裁断する。勿論、係止部15を切断
しないように、係止部15は基布11の内側に折
り曲げておく。そして最後に、第5図に示したよ
うに、基布11の周囲をカガリ縫い部17とする
ことによつて自動車用床マツト10が完成する。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案に係る自動車用床マ
ツト10にあつては、そのシート部材14の一端
に形成した係止部15によつて車体側に簡単に固
定することができる。
また、この自動車用床マツト10におけるシー
ト部材14は、基布11に長パイル糸12または
短パイル糸13を植設する最に同時に固定するこ
とができるから、当該自動車用床マツト10の製
造を簡単に行なうことができる。しかも、シート
部材14は長パイル糸12または短パイル糸13
によつて固定されているばかりでなく、ゴム16
によつて裏打ちされ、基布11と完全に一体化し
ているので、当該マツト10に強い力が加えられ
たとしてもマツト10の一部が破損したりするこ
とがない。
さらに、係止部15は自動車用床マツト10の
後端から少しだけ外に出ているだけであるから、
自動車用床マツト10の見栄えを悪くするような
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用床マツトの斜視
図、第2図は車体側に固定した状態を示す縦断面
図、第3図は基布にシート部材を固定する状態を
示した斜視図、第4図はゴムを裏打ちする状態を
示す部分縦断面図、第5図は自動車用床マツトの
周囲にカガリ縫い部を形成するときの状態を示す
部分縦断面図、第6図〜第8図は従来の技術を示
す縦断面図である。 符号の説明、10…自動車用床マツト、11…
基布、12…長パイル糸、13…短パイル糸、1
4…シート部材、14a…一端、15…係止部、
16…ゴム、17…カガリ縫い部、20…係止
具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基布にパイル糸を植え込むとともに、この基布
    の裏側をゴムによつて裏打ちした自動車用床マツ
    トにおいて、 シート部材を前記基布の裏側に重ねて前記パイ
    ル糸を前記基布に植え込むことにより前記基布と
    シート部材とを一体にするとともに、このシート
    部材の一端に形成した係止部を前記基布の周縁か
    ら突出させて、この突出した係止部を車体側に連
    結するようにしたことを特徴とする自動車用床マ
    ツト。
JP3044885U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH024826Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3044885U JPH024826Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3044885U JPH024826Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146440U JPS61146440U (ja) 1986-09-09
JPH024826Y2 true JPH024826Y2 (ja) 1990-02-06

Family

ID=30530154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3044885U Expired JPH024826Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH024826Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9500186B2 (en) 2010-02-01 2016-11-22 Medipacs, Inc. High surface area polymer actuator with gas mitigating components

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9500186B2 (en) 2010-02-01 2016-11-22 Medipacs, Inc. High surface area polymer actuator with gas mitigating components

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61146440U (ja) 1986-09-09

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