JPH08169268A - 自動車用床マット - Google Patents

自動車用床マット

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JPH08169268A
JPH08169268A JP31657594A JP31657594A JPH08169268A JP H08169268 A JPH08169268 A JP H08169268A JP 31657594 A JP31657594 A JP 31657594A JP 31657594 A JP31657594 A JP 31657594A JP H08169268 A JPH08169268 A JP H08169268A
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JP
Japan
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mat
automobile
sheet
floor
slip sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP31657594A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuyoshi Teramoto
松好 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANYU SHOKAI KK
TERAMOTO KABAA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SANYU SHOKAI KK
TERAMOTO KABAA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by SANYU SHOKAI KK, TERAMOTO KABAA SEISAKUSHO KK filed Critical SANYU SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーペットとの間の滑りが防止でき、取り外
しの際にカーペットを損傷することもなく、しかも、使
用できる車種が限定されることのない自動車用床マット
を提供する。 【構成】 自動車用床マット1のマット本体2を、ナイ
ロンの糸を用いて織成されたパイル織物3と、塩化ビニ
ルにより成型された補強シート4とから構成し、マット
本体2の表面に軟質塩化ビニル製の保護シート6を、裏
面に滑り止めシート7を、それぞれ熱溶着する。滑り止
めシート7はナイロンの糸からなる基布7aに、やはり
ナイロンからなる先端が真っ直ぐな短繊維7bが多数立
設されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の床に敷設され
たカーペットの上に敷いて使用する床マットに係り、特
にカーペットとの間の滑りを防止する滑り止めシートが
マット本体の裏面に止着された自動車用床マットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】自動
車(特に乗用車)の床にはカーペットが敷設されている
が、このカーペットは床から取り外して清掃するのが容
易ではないため、カーペットの汚れを防止する目的で、
ゴム,樹脂,織物などからなる自動車用床マットがカー
ペットの上に敷かれることが多い。
【0003】この自動車用床マットには、従来、図6に
示すようなものがあった。これはマット本体21の裏面
に、カーペットとの間の滑りを防止する滑り止めシート
として雄面ファスナー22を、接着剤で貼ったり糸で縫
ったりして止着したものである。雄面ファスナー22は
一般に市販されているものであって、基布23の表面に
フック24が多数立設されており、このフック24がカ
ーペット(不図示)の表面に形成された繊維のループと
係合するようになっている。
【0004】しかしながら、図6の自動車用床マットで
はフック24とカーペットのループとが強力に引っ掛か
り合うため、自動車用床マットをカーペットから取り外
す際に、カーペットを損傷したり、雄面ファスナー22
がマット本体21から外れてしまったりする虞がある。
したがって、このような自動車用床マットはほとんど販
売されておらず、販売されているとしても、それはマッ
ト本体21の隅の部分にごく小さい雄面ファスナー22
を止着したものであって、充分な滑り止め効果が期待で
きるものではなかった。
【0005】他方、自動車用床マットには、マット本体
の隅の部分に孔が開けられており、この孔に自動車側に
固設されたマット固定金具の先端部分を挿入することに
よって自動車用床マットの移動を防止するものもあり、
従来はむしろこの方式のものが主流であった。
【0006】しかしながら、このような自動車用床マッ
トでは、車種ごとに異なるマット固定金具の位置に合わ
せて孔の位置を変えなければならず、よって車種ごとに
専用の自動車用床マットを用意しなければならないとい
う問題があった。
【0007】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであって、カーペットとの間の滑りが防止でき、
取り外しの際にカーペットを損傷することもなく、しか
も、使用できる車種が限定されることのない自動車用床
マットを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はマット本体の裏面に、自動車の床に敷設さ
れたカーペットとの間の滑りを防止する滑り止めシート
が止着された自動車用床マットにおいて、前記滑り止め
シートは、マット本体の裏面に止着される基布に先端の
真っ直ぐな短繊維を多数立設してなる構成としたもので
ある。
【0009】また、前記構成に加えて、マット本体およ
び滑り止めシートを熱可塑性樹脂材料により形成すると
ともに、このマット本体と滑り止めシートとを熱溶着し
たものである。
【0010】さらに、前記構成に加えて、マット本体の
表面に、運転者の靴との接触からマット本体を保護する
熱可塑性樹脂製の保護シートを、滑り止めシートとマッ
ト本体とを熱溶着するのとともに熱溶着したものであ
る。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明に係る自動車用
床マットは、自動車の床に敷設されたカーペットの上に
敷いた場合、滑り止めシートの短繊維がカーペットに差
し込まれることになって、カーペットとの間の滑りが確
実に防止される。また、短繊維は先端が真っ直ぐに形成
されているので着脱の際の抵抗が少ない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5を参照し
ながら説明する。本実施例に係る自動車用床マット1の
マット本体2は、その表面を形成するパイル織物3と、
その裏面を形成する補強シート4とから構成されている
(図3参照)。
【0013】パイル織物3はナイロン(熱可塑性樹脂材
料の一例)の糸を用いて織成されたものであって、基布
3aの表面にパイル3bが形成されている。また、補強
シート4は塩化ビニル(熱可塑性樹脂材料の一例)によ
り成型されたものであって、その裏面には多数の突起4
aが形成されている。そして、パイル織物3と補強シー
ト4とは接着剤(不図示)を用いて貼り合わされるとと
もに、その周縁部では縁かがり5により互いに縫着され
ている。
【0014】マット本体2の表面の中央よりやや前方に
は軟質塩化ビニル製の保護シート6が設けられている
(図1参照)。また、保護シート6の位置に対応する位
置のマット本体2の裏面には滑り止めシート7が設けら
れている(図2参照)。滑り止めシート7は図4に示す
ように、ナイロン(熱可塑性樹脂材料の一例)の糸から
なる基布7aに、やはりナイロンからなる先端が真っ直
ぐな短繊維7bが多数立設されたものである。なお、短
繊維7bは基布7aを織る際に一緒に織り込まれている
ので、この滑り止めシート7は所謂“雄面ファスナー”
の、フックを曲げていないものであると言える。また、
短繊維7bは例えば、直径を約0.2mm,基布7aから
突出している部分の長さを約2mmとするのが好適であ
る。
【0015】次いで、マット本体2への保護シート6お
よび滑り止めシート7の取り付け方について図5に基づ
き説明する。同図に示すように、高周波溶着機の台板A
に、表面に凹凸が形成された金型Bを載せる。そして、
金型Bの上に、保護シート6,補強シート4を上にした
マット本体2,および短繊維7bを上にした滑り止めシ
ート7を順次載せたのち、高周波溶着機の圧板Cを降下
させ、適宜な圧力を加えながら圧板Cと台板Aとの間に
高周波電圧をかける。これにより、マット本体2,保護
シート6,および滑り止めシート7に熱が発生し、熱可
塑性樹脂材料により形成されているこれらの部材が互い
に熱溶着される。
【0016】なお、図1および図3に示すように保護シ
ート6には、金型Bの凹凸に応じて凹部アと凸部イとが
形成される。したがって、金型Bの凹凸の形状を変える
ことにより、保護シート6に任意の凹凸模様を付けるこ
とができる。また、滑り止めシート7の溶着に伴うマッ
ト本体2の変形が保護シート6により隠されるので外観
にも優れている。因みに、滑り止めシート7の、保護シ
ート6の凹部アに対応する部分ウには熱溶着の際に強い
圧力が加わるので、この部分の短繊維7bは倒伏する
が、保護シート6の凸部イに対応する部分エにはそれほ
ど強い圧力が加わらないので、この部分の短繊維7bは
若干斜めになることはあっても完全に倒伏してしまうこ
とはなく、実用上の支障は生じない。
【0017】以上のように構成された自動車用床マット
1は、自動車の床に敷設されたカーペットの上に敷いた
場合、滑り止めシート7の短繊維7bがカーペットに深
く差し込まれるので、カーペットとの間の滑りが極めて
確実に防止され、乗降の際や運転中に自動車用床マット
1が不用意に移動してしまうことがない。また、短繊維
7bは先端が真っ直ぐに形成されているので着脱の際の
抵抗が少なく、特に取り外す際に、カーペットを損傷し
たり、滑り止めシート7がマット本体2から外れてしま
ったりすることがない。
【0018】また、運転席の床に敷いた場合、運転者が
ペダルを踏むときに靴の踵が当たる部分に保護シート6
が設けられているので、靴との接触によりマット本体2
が損傷することがない。さらに、マット本体に開けた孔
と自動車側に設けたマット固定金具とを係合させるタイ
プの自動車用床マットのように使用できる車種が限定さ
れることがなく、いかなる車種にも使用することがで
き、しかも、ガソリンスタンドなどに設置されているカ
ーマット洗浄機で洗浄しても滑り止め効果が減少するこ
とがないなど、数々の利点を有している。
【0019】なお、本発明の実施態様が前記実施例に限
定されないことは言うまでもなく、例えば保護シート6
は必ずしも設けなくてよい。また、前記実施例ではマッ
ト本体2をナイロンと塩化ビニルとで、滑り止めシート
7をナイロンで、それぞれ形成したが、熱可塑性樹脂材
料としては以上のほかにポリエステル,アクリル,ウレ
タンその他を用いることも考えられる。ただし、例えば
マット本体2を以上のような材料で形成し、滑り止めシ
ート7をポリプロピレンで形成した場合は、マット本体
2と滑り止めシート7との熱溶着の強度が低くなる。
【0020】また、前記実施例ではマット本体2をパイ
ル織物3と補強シート4とからなる2層構造としたが、
マット本体2が織物もしくは樹脂シートのいずれか一方
のみで構成された自動車用床マットにも本発明を適用す
ることが可能である。
【0021】さらに、滑り止めシート7のマット本体2
への止着は、熱溶着以外にも例えば接着剤による貼着や
糸による縫着でもよく、この場合にはマット本体2また
は滑り止めシート7のいずれか一方または両方を熱可塑
性樹脂材料以外の材料により形成することが可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動車
用床マットは、自動車の床に敷設されたカーペットの上
に敷いた場合、滑り止めシートの短繊維がカーペットに
差し込まれるので、カーペットとの間の滑りが確実に防
止され、乗降の際や運転中に不用意に移動してしまうこ
とがない。また、短繊維は先端が真っ直ぐに形成されて
いるので自動車用床マットを着脱する際の抵抗が少な
く、特に取り外す際に、カーペットを損傷したり、滑り
止めシートがマット本体から外れてしまったりすること
がない。また、マット本体に開けた孔と自動車側に設け
たマット固定金具とを係合させるタイプの自動車用床マ
ットのように使用できる車種が限定されることがなく、
どのような車種にも使用することができる。
【0023】また、マット本体および滑り止めシートを
熱可塑性樹脂材料により形成するとともに、このマット
本体と滑り止めシートとを熱溶着したものでは、滑り止
めシートのマット本体への取り付け作業を簡略化でき、
製造コストの低減を図ることが可能である。
【0024】さらに、マット本体の表面に、運転者の靴
との接触からマット本体を保護する熱可塑性樹脂製の保
護シートを、滑り止めシートとマット本体とを熱溶着す
るのとともに熱溶着したものでは、工程数を増やすこと
なく保護シートが取り付けられるので、滑り止めシート
と保護シートとを別々に取り付ける場合に比べて製造コ
ストの低減が図れるとともに、滑り止めシートの熱溶着
に伴うマット本体の変形を保護シートにより隠すことが
できて外観に優れた自動車用床マットを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用床マットの平
面図である。
【図2】図1の自動車用床マットの裏面図である。
【図3】図1の自動車用床マットの要部拡大断面図であ
る。
【図4】滑り止めシートの要部拡大斜視図である。
【図5】図1の自動車用床マットの製造工程を説明する
概略断面図である。
【図6】従来の自動車用床マットの要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車用床マット 2 マット本体 6 保護シート 7 滑り止めシート 7a 短繊維

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット本体の裏面に、自動車の床に敷設
    されたカーペットとの間の滑りを防止する滑り止めシー
    トが止着された自動車用床マットにおいて、 前記滑り止めシートは、マット本体の裏面に止着される
    基布に先端が真っ直ぐな短繊維を多数立設してなること
    を特徴とする自動車用床マット。
  2. 【請求項2】 マット本体および滑り止めシートを熱可
    塑性樹脂材料により形成するとともに、このマット本体
    と滑り止めシートとを熱溶着してなる請求項1記載の自
    動車用床マット。
  3. 【請求項3】 マット本体の表面に、運転者の靴との接
    触からマット本体を保護する熱可塑性樹脂製の保護シー
    トを、滑り止めシートとマット本体とを熱溶着するのと
    ともに熱溶着してなる請求項2記載の自動車用床マッ
    ト。
JP31657594A 1994-12-20 1994-12-20 自動車用床マット Pending JPH08169268A (ja)

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JP31657594A JPH08169268A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 自動車用床マット

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JP31657594A JPH08169268A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 自動車用床マット

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JPH08169268A true JPH08169268A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18078627

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JP31657594A Pending JPH08169268A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 自動車用床マット

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JP (1) JPH08169268A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207530A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Eleven International:Kk フロアマット
JP2012006569A (ja) * 2010-05-26 2012-01-12 Japan Vilene Co Ltd 自動車用フロアマット
JP2012126292A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Yoshimitsu Keori Kk 自動車の内装カーペット、自動車、および内装カーペットとフロアマットとの接合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010207530A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Eleven International:Kk フロアマット
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