JP2582387Y2 - 自動車用マット - Google Patents

自動車用マット

Info

Publication number
JP2582387Y2
JP2582387Y2 JP1992046589U JP4658992U JP2582387Y2 JP 2582387 Y2 JP2582387 Y2 JP 2582387Y2 JP 1992046589 U JP1992046589 U JP 1992046589U JP 4658992 U JP4658992 U JP 4658992U JP 2582387 Y2 JP2582387 Y2 JP 2582387Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
mats
edge
automobile
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992046589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH068071U (ja
Inventor
卓 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP1992046589U priority Critical patent/JP2582387Y2/ja
Publication of JPH068071U publication Critical patent/JPH068071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582387Y2 publication Critical patent/JP2582387Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用マットに関す
る。さらに詳しくは、自動車のキャビンの床面に敷設さ
れるマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のキャビンの床面に
は、車内の美観を向上させるためにマットが敷かれてい
る。
【0003】床面は、座席などの配置によって複雑な形
状にされている関係上、面積の小さな複数のマットを組
み合わせて床に敷くのが一般的である。そのため従来の
自動車用マットは、隣接するマット同士を一部重ね合わ
せたり、またこの重ね合わせた部分を連結部材を用いて
連結していた。たとえば、図4に示される自動車用マッ
トは、隣接して配置された2枚のマット21、22の対
向する端縁近傍同士に、それぞれホック23、24が設
けられ、連結できるようになっている。また図5に示す
ようにマット21、22の間にそれぞれが重なり合うよ
うに連結シート25を介在させ、連結シート25の両側
面に設けられたホック26を前記ホック24と連結させ
る例もある。さらにこの連結方法(図5)の応用例とし
て、図6に示すようにホック27を有する連結シート2
8を一方のマット21の端部にミシン継ぎにより固着さ
せた例もある。さらに連結部材として接着布を用いた例
が、図7〜8に示されている。たとえば図7では、一方
のマット21の端部に連結シート29をミシン継ぎによ
り固着させ、他方のマット22の裏面に接着布30が取
り付けられた例が示されている。また図8に示すよう
に、一方のマットがニードルパンチカーペットまたはル
ープパイルを有するLCLカーペット(ループパイルと
カットパイルとが一定のパターン模様を構成しているカ
ーペット)31からなり、他方のマット32の裏面に接
着布33が取り付けられ、前記LCLカーペット31の
表面と接着布33とが連結される例もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが前記従来の自
動車用マットはいずれも、マット同士を重ね合わせたり
連結シートを介してマットと重ね合わせて連結している
ため、連結部分に凹凸ができ、美観を損ねたり、清掃が
しにくいという点で好ましくない。また連結部分にでき
るすき間からマット裏側の床面へゴミが侵入するという
問題がある。
【0005】さらに従来のマットは端縁部分の構成糸の
ほつれを防止するために、マット41の端縁部分を塩化
ビニルテープ42などで覆ったのちミシン加工したり
(図9参照)、オーバーロックとよばれるミシン加工で
マット41の端縁部分に1本当り1000〜2000デ
ニールの糸を渦巻状に縫い着けることにより、巻止部4
3を形成していた(図10参照)。しかし、これらの加
工は手間がかかり、コストアップの要因となるため、作
業の簡素化が以前より望まれていた。
【0006】本考案は、叙上の問題を解消するためにな
されたものであり、マットの連結部の凹凸およびすき間
をなくし、かつマット端縁の加工を簡素化することを可
能にした自動車用マットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車用マット
は、自動車のキャビンの床面に敷設される、表面にカー
ペットを有する自動車用マットであって、たがいに連結
される少なくとも2つのマットと、その接着面が、接続
されるべき相手マットの端縁を向くようにマット端縁の
一部を、カーペット面から裏面まで被覆する接着布とか
らなることを特徴としている。
【0008】また一対の前記接着布が隣接する前記マッ
トのそれぞれ向いあう端縁に設けられているのが好まし
い。
【0009】
【作用】本考案の自動車用マットは、接着布をマット端
縁の一部に、接着面が接続される相手マットの端縁を向
くように覆設したものであり、隣接するマット同士を、
その端縁同士を連結して面一にすることができるため連
結部分の凹凸やすき間がなくなる。また、マット端縁に
接着布を覆設するため、マット端縁のほつれ防止のため
の加工を施す部分を減らすことができる。
【0010】
【実施例】つぎに添付図面を参照しながら本考案の実施
例を説明する。
【0011】図1は本考案の自動車用マットの一実施例
を示す平面配置図、図2は図1の自動車用マットの連結
部の一実施例を示す拡大断面図、図3は図1の自動車用
マットの連結部の他の実施例を示す拡大断面図である。
【0012】図1において、1は自動車用マットであ
り、自動車のキャビンの床部の形状に合わせて小さいマ
ットを組み合わせることにより構成されている。たとえ
ば、本実施例では5ピース組の自動車用マットが例とし
て取り上げられており、個々のマットは運転席側マット
2、助手席側マット3、後部座席側マット4、5、6に
分けられる。各マット2〜6の表面には、タフテッドカ
ーペット、ニードルパンチカーペット、フックカーペッ
ト、ウィルトンカーペットおよびアキスミンカーペット
などが採用されている。後部座席側中央のマット5の両
側面には表面に鉤状の係止突起を有する接着布7a、7
bがそれぞれ接着面が前記マット4、6の端縁を向くよ
うに縫い着けられている。
【0013】叙上の構成によって、各後部座席側マット
4〜6同士を重なり合うことなく面一に連結することが
できる。すなわち、その連結部が拡大されて図2に示さ
れるように、前記後部座席側マット5の一端縁の接着布
7aは、対向する後部座席側マット4の端縁と接着し、
後部座席側マット4および5の連結を行う。すなわち前
記接着布7a表面の鉤状の係止突起がマット4端縁のオ
ーバーロック糸8に絡みつくことにより両者7aおよび
4が連結される。また図示されていないが、同様に後部
座席側マット5の他端部の接着布7bも後部座席側マッ
ト6に接着される。したがって、後部座席側マット4〜
6の端縁同士を接触させるだけで容易に接着させること
ができ、しかも各マットが面一になるため、表面が滑ら
かになる。
【0014】さらに図3に示すように前記後部座席側マ
ット5の接着布7aと対向する後部座席側マット4の端
縁に前記接着布7aと対になる接着布(リング状の係合
部を有する接着布)7cを覆設してもよい。このばあ
い、マット地の種類に拘わらず、強い接着力でマットを
連結することができる。また図示されていないが、同様
に後部座席側マット6の側面に接着布を覆設して同様の
機能を持たせることももちろん可能である。
【0015】また、後部座席側マット4〜6の端縁の連
結部分に接着布を覆設することにより、マット端縁のほ
つれ防止用部材としての作用を奏することができる。そ
のためマット端縁のテーピングまたはオーバーロックな
どの加工を施していた部分を省略または減少させること
ができるため、製造コストが低減される。
【0016】また、本考案は、自動車の運転席や補助席
の形状に応じて、前記実施例で述べた後部座席側マット
4〜6同士以外に運転席側マット2と後部座席側マット
4との間の連結、または助手席側マット3と後部座席側
マット6との間の連結に対しても適用することができ
る。さらに本考案は自動車用マットの形状、数量、配置
などが異なるときでも適用でき、たとえばマットの構成
が4ピース組であっても適用できるものである。
【0017】
【考案の効果】本考案の自動車用マットは、美観および
シール性が向上し、さらにマット端縁のほつれ防止のた
めの加工を大幅に省略することができ、コストの低減を
はかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用マットの一実施例を示す平面
配置図である。
【図2】本考案の自動車用マットの一実施例を示す連結
部分の拡大断面図である。
【図3】本考案の自動車用マットの他の実施例を示す連
結部分の拡大断面図である。
【図4】従来の自動車用マットの連結状態の一例を示す
斜視説明図である。
【図5】従来の自動車用マットの連結状態の他の例を示
す斜視説明図である。
【図6】従来の自動車用マットの連結状態さらに他の例
を示す斜視説明図である。
【図7】従来の自動車用マットの連結状態さらに他の例
を示す斜視説明図である。
【図8】従来の自動車用マットの連結状態さらに他の例
を示す斜視説明図である。
【図9】従来の自動車用マットの端縁部分の一例を示す
概観斜視図である。
【図10】従来の自動車用マットの端縁部分の他の例を
示す概観斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車用マット 7a、7b、7c 接着布

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のキャビンの床面に敷設される
    表面にカーペットを有する自動車用マットであって、た
    がいに連結される少なくとも2つのマットと、その接着
    面が、接続されるべき相手マットの端縁を向くようにマ
    ット端縁の少なくとも一部を、カーペット面から裏面ま
    被覆する接着布とからなる自動車用マット。
  2. 【請求項2】 一対の前記接着布が隣接する前記マット
    のそれぞれの向いあう端縁に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の自動車用マット。
JP1992046589U 1992-07-03 1992-07-03 自動車用マット Expired - Fee Related JP2582387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046589U JP2582387Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992046589U JP2582387Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068071U JPH068071U (ja) 1994-02-01
JP2582387Y2 true JP2582387Y2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=12751483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992046589U Expired - Fee Related JP2582387Y2 (ja) 1992-07-03 1992-07-03 自動車用マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582387Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61185350U (ja) * 1985-05-11 1986-11-19
JPS6282242U (ja) * 1985-11-13 1987-05-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH068071U (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747638A (en) Vehicle seat
CN112810517B (zh) 交通工具座椅系统和方法
JP2007504048A (ja) 一体化したフック形被保持部を有する車両用フロアマット
US10926679B2 (en) Vehicle seat having a seat cover
US4660888A (en) Seat cover
JP2723014B2 (ja) 車両用シート
JP2582387Y2 (ja) 自動車用マット
JPS62167739U (ja)
JPH044907Y2 (ja)
JPH024826Y2 (ja)
JPH0428433Y2 (ja)
JPH025614B2 (ja)
JPH0539955Y2 (ja)
JPS608794Y2 (ja) 座席
JPH0511067Y2 (ja)
JP3048521U (ja) 自動車の床部内装用材
JPH11222064A (ja) 車両用フロアカーペットの端末構造
JPH08169268A (ja) 自動車用床マット
JP3028330B2 (ja) 植毛マット
JPH07156316A (ja) 座席用表皮材
JP2964030B2 (ja) 背凭れカバー
JPH0721400Y2 (ja) 車両用フロアマット
JPS6219496Y2 (ja)
JPH0115528Y2 (ja)
JPH0537840Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees