JP2964030B2 - 背凭れカバー - Google Patents

背凭れカバー

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JP2964030B2
JP2964030B2 JP31441296A JP31441296A JP2964030B2 JP 2964030 B2 JP2964030 B2 JP 2964030B2 JP 31441296 A JP31441296 A JP 31441296A JP 31441296 A JP31441296 A JP 31441296A JP 2964030 B2 JP2964030 B2 JP 2964030B2
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hook
backrest
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backrest cover
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KITSUCHO SOGO SHOJI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、飛行機、
バス、船舶、列車等乗り物の座席などの背凭れの、人の
後頭部が接する箇所に、面ファスナを利用して取り付け
られる、一部当業者にヘッドレストカバーとも称されて
いる、背凭れカバーに関する。
【0002】座席等の背凭れはタイプ、寸法等が多岐に
亘る。このため、背凭れカバーを背凭れに装着する面フ
ァスナの、背凭れに対する取付け位置も多様となる。
【0003】
【従来の技術】従来、背凭れカバーに面ファスナを取り
付けるには、点乃至は横直線状の配置で、これを行うの
が典型である。このため、背凭れカバー上の面ファスナ
が、背凭れ上の面ファスナの位置によっては、これに噛
合乃至は係合できず、背凭れカバーの装着が不能とな
る。このことは、この従来技術の背凭れカバーは、背凭
れ上の面ファスナの位置につき、汎用性を欠く乃至は適
用範囲が極めて狭いことを意味する。
【0004】また従来、係合子がパイルである面ファス
ナに相当する紐を二条、左右に延在させて上下に並行に
取り付けた背凭れカバーも知られているが、これは、背
凭れに取り付けられた点乃至は横直線状の面ファスナの
幅に相当する間隔で、前記紐を二条、並行に配置してい
る点において、前記の典型的な従来技術のものと、実体
が同じであり、同様な問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、背凭
れカバーを、背凭れ上の面ファスナの位置につき、汎用
性のある乃至は広い適用範囲を持つものに改変するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、背凭れ上の面
ファスナに対応する箇所で片面に面ファスナの片方を、
該背凭れ上の面ファスナに一部が覆い被さってジグザグ
乃至は鈎の手状に延在する態様に取り付けたことを特徴
とする背凭れカバーに係る。
【0007】茲に、「ジグザグ状」なる語は、文字通り
のジグザグ状のみならず、波状を含む広義の意味で使用
されている。このことは、特許請求の範囲の項及び以下
の記載についても同様である。
【0008】本明細書で本発明に関し、「面ファスナ」
とは、係合子がパイルである面ファスナの場合、典型的
な面ファスナ即ち片面にパイルを持つテープによるもの
のみならず、例えばマルチフィラメントの撚糸等を含
め、面ファスナにおけるフックと噛み合う乃至は係合す
る離着自在なものの総称を指す。このことは、特許請求
の範囲の項及び以下の記載についても同じである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、添付図
面を参照して、次に説明する。図において参照符号1を
付したのが、例えば、飛行機、バス、船舶、列車等の乗
り物の座席などの背凭れの、人の後頭部が接する箇所に
取り付けられる背凭れカバーであり、背凭れカバー1に
は面ファスナの片方、例えば係合子がパイルである面フ
ァスナ2が、背凭れ上の面ファスナ3に対応する箇所で
カバー1片面に、図1に示すようなジグザグ状また鈎の
手状(図示せず)に延在する態様に取り付けらている。
前記ジグザグ状乃至は鈎の手状の延在は、その一部が背
凭れ上の面ファスナ3に覆い被さる態様の延在である。
【0010】面ファスナ2の前記態様の延在は、図示の
ような左右方向への延在であると、上下方向乃至は斜め
方向の延在(図示せず)であるとを問わない。
【0011】面ファスナ2に市販のテープ型のものを充
てる場合、それの接続で、所要のジグザグ状または鈎の
手状となるようにするとよい。図示の実施形態が、テー
プ型の面ファスナを適用した例である。
【0012】背凭れカバー1は、難燃性のものが好まし
い。背凭れカバー1は、不織布製のものを用いることが
できる。
【0013】背凭れカバー1に対する面ファスナ2の取
付け位置は、背凭れカバー1の上下方向については、一
般的には、カバー1の縁寄り部が好ましい。それは、背
凭れに対する面ファスナ3の取付け位置が通常、背凭れ
の上部領域であって、これに、面ファスナ2の当該配置
が適合するからである。面ファスナ2を背凭れカバー1
の上下方向につき縁寄り部に取り付ける場合、それは背
凭れカバー1の上下両辺について行うと、一辺に対して
行うとを問わない。一般的には、一辺で十分である。
【0014】本発明に係る背凭れカバーは、それに取り
付けた面ファスナが、背凭れ上の面ファスナに対応する
箇所で、該背凭れ上の面ファスナに一部が覆い被さって
ジグザグ乃至は鈎の手状に延在している。
【0015】この構成は、背凭れカバー上の面ファスナ
のジグザグまたは鈎の手状に延在する範囲内において取
付け位置が異なる、背凭れ上の面ファスナにつき、背凭
れカバーを背凭れに装着することを可能にする。即ち、
背凭れ上の面ファスナの取り付け位置につき、背凭れカ
バーを汎用性のある乃至は広い適用範囲のものにする。
【0016】背凭れカバー上の面ファスナの取付け位置
が該カバーの上下方向の縁寄り部であるときは、前示の
ように、背凭れ上の面ファスナが背凭れの上部領域に配
置されるのが通常であって、これに、背凭れカバー上の
面ファスナの当該配置が適合するので、背凭れカバー上
の面ファスナのジグザグまたは鈎の手状の延在を不必要
に大きいものでない然るべき大きさのものにして、合目
的の下に、所要の課題達成が得られる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明は、背凭れ上の面ファ
スナの取付け位置につき、背凭れカバーを汎用性のある
乃至は広い適用範囲のものにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る背凭れカバーの一例を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 背凭れカバー 2 面ファスナ 3 面ファスナ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背凭れ上の面ファスナに対応する箇所で片
    面に面ファスナの片方を、該背凭れ上の面ファスナに一
    部が覆い被さってジグザグ乃至は鈎の手状に延在する態
    様に取り付けたことを特徴とする背凭れカバー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の背凭れカバーにおいて、面
    ファスナの片方が、片面の上下方向の縁寄り部に配置さ
    れていることを特徴とする背凭れカバー。
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