JPH0527920Y2 - - Google Patents

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JPH0527920Y2
JPH0527920Y2 JP17617587U JP17617587U JPH0527920Y2 JP H0527920 Y2 JPH0527920 Y2 JP H0527920Y2 JP 17617587 U JP17617587 U JP 17617587U JP 17617587 U JP17617587 U JP 17617587U JP H0527920 Y2 JPH0527920 Y2 JP H0527920Y2
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seat
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cushioning material
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、自動車用シートに関する。
b 従来の技術 従来の自動車用シートとして、例えば第8図に
示すものがある。この自動車用シート51はシー
トクツシヨン部52とシートバツク部53とから
なり、これらシートクツシヨン部52およびシー
トバツク部53の表面は布地、ビニールレザー、
皮革、モケツト等の表皮54にて覆われている。
しかして、表皮54はシートフレームの上部に載
置されたパツド材に縫合されて取付けられてい
る。一方、シートクツシヨン部52おらびシート
バツク部53の両側縁部にはそれぞれ膨み部5
5,56が形成されており、これら膨み部55,
56によつて自動車の走行中乗員の体を自動車用
シート51の中央部に規制し、正規の着座位置に
適合配置せしめた状態で保持するようになつてい
る。
c 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来の自動車用シート
にあつては、表皮54の縫製ラインが縦方向又は
横方向に配置されているためシートのデザインが
類型的になつてしまい、最近のユーザが要望して
いる漸新なデザインの自動車用シートを提供する
ことができなかつた。また、表皮54は膨み部5
5,56の付け根部において両者の段差によりパ
ツド材の表面から離隔することがあるので、パツ
ド材の表面に沿つて密着させるために表皮54の
両側部に形状保持剤を塗布してパツド材の形状に
対応して型作りしなければならなかつた。このた
め、製造工程数が増加し取付作業も煩雑となるか
ら、製造コストが高くなるという欠点があつた。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたもの
であつて、その目的は、上述の如き問題点を解消
し得る自動車用シートを提供することにある。
d 問題点を解決するための手段 上記従来技術の有する問題点を解決するため
に、本考案においては、シートクツシヨン部およ
びシートバツク部を構成するフレームの上部側に
それぞれ緩衝材を配設し、これら緩衝材の表面に
交差する方向の溝部を設け、この溝部内に前記緩
衝材を覆う表皮の縫合部を差込んで前記溝部に沿
つて引張することにより前記表皮を前記緩衝材の
表面に密着させて取付けている。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、図において1は自動車用シートであつて、こ
の自動車用シート1は別体に形成されたシートク
ツシヨン部2とシートバツク部3とから構成され
ている。シートクツシヨン部2とシートバツク部
3とは図外のリクライニング機構を介して連結さ
れており、このリクライニング機構を操作するこ
とによつてシートバツク部3がシートクツシヨン
部2に対して傾動し得るようになつている。
上記シートクツシヨン部2とシートバツク部3
とはほぼ同様の構造を有し、例えばシートバツク
部3はこれを形作るシートフレーム4、該シート
フレーム4の上部側に接着剤などで固着支持され
る緩衝材たるパツド材5、該パツド材5の表面を
覆う布製(皮革製等でもよい)の表皮6およびシ
ートフレーム4の背面に取付けられるバツクボー
ド7を備えている。シートフレーム4は、第3図
に示す如く例えば一本の金属製パイプを矩形状に
折曲して形成されており、両側部の内側には取付
孔8を有する取付パネル9が固設されている。ま
たシートフレーム4の両側部間には複数のジグザ
グスプリング10が上下方向に適当な間隔を置い
て架設され、これらスプリング10によつてパツ
ド材5を弾性的に支持している。
一方、上記シートバツク部3におけるパツド材
5は、第4図に示す如くシートフレーム4に対応
したほぼ直方体の形状に形成され、かつその上部
にはヘツドレスト11となる突出部11aが一体
的に形成されている。パツド材5の材料としては
ウレタンフオームが使用されている。そして、パ
ツド材5の表面側には交差する方向(対角線上)
に溝部12,13が設けられており、これら溝部
12,13によつてパツド材5の上面部が4つの
三角形状部14,15,16,17に分割画成さ
れている。これら溝部12,13は後述する表皮
6の袋部が埋没する大きさに形成され、要所aに
は後述するひもを掛止するためのフツク(図示せ
ず)が配設されている(第4図では5箇所)。な
お、パツド材5の両側縁部には三角形状部14,
15よりも外方へ膨出した膨み部18,19が形
成されており、これら膨み部18,19によつて
乗員の体を正規の着座位置に保持せしめるように
なつている。
また、上記表皮6は、第5図に示す如く表皮本
体20とこの表皮本体20の下部に取付けられる
袋部21とからなり、表皮本体20は隣合う2枚
のカバー布を袋部21の袋布と一緒に適宜手段に
て縫合することにより形成されている。表皮本体
20を構成する一枚のカバー布の大きさは、パツ
ド材5の前面に位置する三角形状部14,15,
16,17の1つとパツド材5の側面および背面
の外周部とを覆うことができる寸法に形成され、
表皮本体20によつてパツド材5の全面が覆われ
るように構成されている。一方、袋部21内には
長手方向に沿つて挿通したひも22が配置されて
おり、ひも22の両端部は取付パネル9の取付孔
8に差込むことによつて引つ掛けられる。なお、
上記バツクボード7はシートフレーム4の背面を
覆うもので平板状に形成され、四隅に設けられた
ビス止め孔23に螺入する図外のビスによつてシ
ートフレーム4に固定される。
上記表皮6を取付けるには、まずシートフレー
ム4に取付パネル9およびジグザグスプリング1
0を固着する。そして、シートフレーム4の上部
側にパツド材5の裏面を接着剤などで接着させて
(接着しないこともある)載置するとともに、シ
ートフレーム4の背面側にバツクボード7をビス
止めにて固定しておく。
次いで、表皮6の表皮本体20をパツド材5の
前面、側面および背面の外周部に配置するととも
に、袋部21を溝部12,13内に差込む。そし
て、ひも22の両端部を溝部12,13に沿つて
引張し取付パネル9の取付孔8に掛止める一方、
その中間部を要所aのフツクに引つ掛けると、表
皮本体20の下部および袋部21は溝部12,1
3内に埋設して固定される(場合によつては袋部
21の袋布と溝部12,13のパツド材5とを接
着剤にて接着する)。これに伴つて、表皮本体2
0はパネル材5の表面に密着し、パツド材5は表
皮6によつて覆われる。(第1図および第2図参
照)。なお、シートクツシヨン部2はシートバツ
ク部3とほぼ同様の取付手順にて組立てられるの
で、説明を省略する。但し、シートクツシヨン部
2の底面はボードにて覆う必要がないため、バツ
クボード7の取付けは行なわない。
このように構成した自動車用シート1によれ
ば、パツド材5の三角形状部14,15,16,
17および膨み部18,19やヘツドレスト11
となる突出部11aを覆う表皮本体20のカバー
布における色彩の配置を変えることによりユーザ
の趣味に応じた種々のパターンの変化が可能とな
る。また、対向するシートクツシヨン部2の三角
形状部とシートバツク部3の三角形状部とは共通
のカバー布の裁断型を使用することが可能とな
る。さらに表皮6は表皮本体20がひも22によ
つて斜め方向に引つ張られるため側部および中央
部のタワミ量を自由に設定でき膨み部18,19
の箇所においてもその形状に沿つて密着しやす
く、表皮本体20は形状保持剤を用いることなく
パツド材5の表面から離隔することは起こらな
い。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考
案は既述の実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
例えば、既述の実施例におけるパツド材5はす
べての部分が同一硬度にて構成されているが、サ
イド部分を硬いウレタンフオームにて成形する一
方、中央部分を柔軟なウレタンフオームにて成形
してもよい。このような配置構成によれば、自動
車用シート1のホールデイン性が向上し、着座し
た乗員に良好な座り心地を与えることができる。
また、上記実施例においてシートクツシヨン2
おらびシートバツク部3を2本の縫製ラインにて
4分割したが、第7図に示す如く3分割に構成で
きることは言う迄もない。このような三角形状の
組合せにより、漸新なデザインの自動車用シート
を提供できる。
e 考案の効果 上述の如く、本考案に係る自動車用シートは、
シートクツシヨン部およびシートバツク部の緩衝
材の表面に交差する方向の溝部を設け、この溝部
内に緩衝材を覆う表皮の縫合部を差込んで引張す
ることにより上記表皮を緩衝材の表面に密着させ
て取付けたので、表皮側部の縫製がしやすく、表
皮の側部および中央部のタワミ量を自由に調節す
ることができる。したがつて、シートクツシヨン
部およびシートバツク部の両側部に膨み部が設け
られた自動車用シートであつても、表皮に形状保
持剤を塗布せずに、表皮を膨み部の形状に沿つて
確実に密着させることができ、外観および座り心
地が良くなる。
また、本考案の自動車用シートのシートクツシ
ヨン部およびシートバツク部には、緩衝材の溝部
によつて複数の三角形状部が形成され、かつ表皮
の縫合部は溝部内に挿入配置されるので、種々の
色彩を施したカバー布の配置を変えて縫合するこ
とが可能となり、様々なパターンの組合せにより
多種のシートクツシヨン部およびシートバツク部
が得られ、漸新なデザインの自動車用シートを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
であつて、第1図は自動車用シートの斜視図、第
2図は第1図における自動車用シートの正面図、
第3図はシートフレームの斜視図、第4図はパツ
ド材の斜視図、第5図は表皮の縫合部を示す斜視
図、第6図はバツクボードの斜視図、第7図は上
記実施例の変形例に係る自動車用シートを示す正
面図、第8図は従来の自動車用シートを示す斜視
図である。 1……自動車用シート、2……シートクツシヨ
ン部、3……シートバツク部、4……シートフレ
ーム、5……パツド材、6……表皮、8……取付
孔、12,13……溝部、14,15,16,1
7……三角形状部、20……表皮本体、21……
袋部、22……ひも。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨン部およびシートバツク部を構
    成するフレームの上部側にそれぞれ緩衝材を配設
    し、これら緩衝材の表面に交差する方向の溝部を
    設け、この溝部内に前記緩衝材を覆う表皮の縫合
    部を差込んで前記溝部に沿つて引張することによ
    り前記表皮を前記緩衝材の表面に密着させて取付
    けたことを特徴とする自動車用シート。
JP17617587U 1987-11-18 1987-11-18 Expired - Lifetime JPH0527920Y2 (ja)

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JP17617587U JPH0527920Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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JP17617587U JPH0527920Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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JPH0180056U JPH0180056U (ja) 1989-05-29
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