JPH0731468U - 自動車用床マット - Google Patents
自動車用床マットInfo
- Publication number
- JPH0731468U JPH0731468U JP6410793U JP6410793U JPH0731468U JP H0731468 U JPH0731468 U JP H0731468U JP 6410793 U JP6410793 U JP 6410793U JP 6410793 U JP6410793 U JP 6410793U JP H0731468 U JPH0731468 U JP H0731468U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent protective
- mat
- protective sheet
- cloth
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マット表面に付着した水や泥などがマット内
部に浸入することがなく、透明保護シートが破れる虞れ
も少なく、しかも、美観や高級感に優れた自動車用床マ
ットを提供する。 【構成】 基布3aおよび立毛糸条3bからなる布帛3
の裏面に発泡ウレタン樹脂製のクッション部材4を接着
剤6bにより貼着する。布帛3の表面に塩化ビニル製の
透明保護シート2を接着剤6aにより貼着する。クッシ
ョン部材4の裏面に防水層形成部材5を接着剤6cによ
り貼着する。
部に浸入することがなく、透明保護シートが破れる虞れ
も少なく、しかも、美観や高級感に優れた自動車用床マ
ットを提供する。 【構成】 基布3aおよび立毛糸条3bからなる布帛3
の裏面に発泡ウレタン樹脂製のクッション部材4を接着
剤6bにより貼着する。布帛3の表面に塩化ビニル製の
透明保護シート2を接着剤6aにより貼着する。クッシ
ョン部材4の裏面に防水層形成部材5を接着剤6cによ
り貼着する。
Description
【0001】
本考案は、自動車の床またはその上に敷設したカーペットなどを汚さないため に用いられる自動車用床マットであって、マット表面を覆う透明保護シートを備 えた自動車用床マットに関するものである。
【0002】
従来、この種の自動車用床マットには、例えば図4および図5に示すようなも のがある。これらの図において、自動車用床マット51は、基布52a面に立毛 糸条52bを有するじゅうたん風に織られた布帛52の表面に、合成樹脂製の透 明保護シート53がその全面に亘ってミシン糸54により格子状に縫着されてい る。また、布帛52の裏面には、滑り止め用の突起を有する天然または合成樹脂 製の防水層形成部材55が接着剤56により貼着されている。
【0003】 この自動車用床マット51では、透明保護シート53の存在により、履物によ り布帛52が傷んだり、履物に付着して車内に持ち込まれた塵埃などが布帛52 に付着したりすることが防止できるとともに、マット表面の汚れは濡れ雑巾で拭 くことにより清掃できる。また、透明保護シート53と布帛52とが全面に亘っ て格子状に縫着されているので、その周縁部のみが止着されている場合と異なり 、透明保護シート53が布帛52から浮き上がったり、透明保護シート53の位 置がズレて皺がよったりすることが少ない。
【0004】
しかしながら、前記従来の自動車用床マット51には以下のような欠点があっ た。すなわち、透明保護シート53には多数のミシン目が入っており、履物に付 着してきた水や泥などが、このミシン目からマット内部に浸入して布帛52に達 し、布帛52が汚れてしまうことがあった。また、ミシン目の箇所では透明保護 シート53の強度が低下しているので、履物との接触により水平方向に引っ張ら れたような場合、透明保護シート53がミシン目の箇所で破れる虞れがあった。 さらに、マット表面にミシン糸54が格子状に走っており、これによる凹凸がマ ット表面に生じているので、凹んだ部分に塵埃などが溜まったり、マットの美観 や高級感が損なわれたりする欠点もあった。
【0005】 このような欠点を解消するため、本考案は、マット表面に付着した水や泥など がマット内部に浸入することがなく、透明保護シートが破れる虞れも少なく、し かも、美観や高級感に優れた自動車用床マットを提供することを目的としている 。
【0006】
前記目的を達成するため、本考案に係る自動車用床マットは、布帛,紙などの 繊維製シート状物と、この繊維製シート状物の表面全体を覆う合成樹脂製の透明 保護シートと、この繊維製シート状物の裏面側に設けられた防水層とを備えた自 動車用床マットであって、透明保護シートと繊維製シート状物とを接着剤により 貼着したことを特徴とするものである。
【0007】
本考案に係る自動車用床マットにおいては、透明保護シートと繊維製シート状 物とを接着剤で貼着することにより、透明保護シートと繊維製シート状物とが互 いに補強し合うようになっている。したがって、履物との接触により透明保護シ ートが水平方向に引っ張られたような場合でも、透明保護シートが破損する可能 性が低い。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案の一実施例に係る自動車用床マットの平面図、図2は図1の要部 拡大断面図、図3は図1の分解斜視図である。
【0009】 これらの図において、自動車用床マット1は、透明保護シート2と、繊維製シ ート状物の一例である布帛3と、クッション部材4と、防水層形成部材5とから なる(図3参照)。
【0010】 透明保護シート2は、合成樹脂の一例である透明な塩化ビニルにより形成され ており、その厚さは例えば0.1〜0.5mm程度である。なお、透明保護シート 2は無色透明でも有色透明でもよい。 布帛3は、例えばアクリル糸をジャカード織機(不図示)を用いて模様を有す るパイル織りに製織したのち、パイル頭部を切断することにより、基布3a面に 立毛糸条3bが形成されたじゅうたん風の織物としたものである。
【0011】 クッション部材4は、例えば発泡ウレタン樹脂からなる弾力性を有する軟質の シートであり、その厚さは5〜10mm程度である。このクッション部材4は省略 することもできる。 防水層形成部材5は、例えば塩化ビニル,天然ゴム,合成ゴムなどにより厚さ 2〜5mm程度のシート状に成型されており、その裏面には滑り止め用の突起5a が一体的に形成されている。
【0012】 以上の部材を用いた自動車用床マット1の製造方法は、例えば以下のようなも のである(図2参照)。 まず、布帛3の裏面にクッション部材4を接着剤6bにより貼着する。 次いで、布帛3の表面に透明保護シート2を接着剤6aにより貼着する。 次いで、クッション部材4の裏面に防水層形成部材5を接着剤6cにより貼着 する。
【0013】 そして、以上により重ね合わされた全ての部材の周縁部を、ミシン(不図示) を用いてかがり縫い7することにより止着する(図1参照)。
【0014】 なお、接着剤6a〜6cにどのようなものを用いるかは任意であるが、自動車 用床マット1の外観を損なわないため、特に接着剤6aには無色透明のものを用 いるのが望ましく、例えばポリ酢酸ビニルとその共重合体を主成分とするエマル ジョン系接着剤(乳白色であるが、乾くと透明になる)が好適に使用できる。な お、接着剤は、所謂粘着剤であってもよい。
【0015】 このように構成された自動車用床マット1は、透明保護シート2と布帛3とを 接着剤6aで貼着することにより、透明保護シート2と布帛3とが互いに補強し 合っており、かつ、従来例のようなミシン目による透明保護シート2の強度低下 もない。したがって、履物との接触により透明保護シート2が水平方向に引っ張 られたような場合でも、透明保護シート2が破損する可能性が低い。
【0016】 また、透明保護シート2に従来例のような多数のミシン目が入っていないので 、履物によりもたらされた水や泥などがマット表面に付着しても、それがマット 内部に浸入して布帛3を汚すことがなく、短時間であればマット全体を水洗いに より清掃することも可能である。
【0017】 さらに、布帛3が有する模様や質感が透明保護シート2を通ってマット表面に 現れるうえ、従来例のようなマット表面を格子状に走るミシン糸がないため、マ ット表面が略平面状となって、美観や高級感に優れた自動車用床マット1になっ ている。
【0018】 なお、本考案に係る自動車用床マットの実施態様は前記実施例に限定されず、 例えば繊維製シート状物の一例である布帛は、立毛糸条を有するじゅうたん風の もの以外に、平織や綾織の布帛を用いてもよい。さらに、繊維製シート状物とし て、布帛以外に紙や不織布などを用いてもよい。
【0019】 因みに、透明保護シートと紙や不織布とをミシン糸により縫着したような場合 は、透明保護シートが引っ張られたとき、紙や不織布が縫い目から破れる虞れが あるが、本考案では透明保護シートに加わった力が縫い目に集中することがない ので、紙や不織布であっても破れることなく使用できるのである。
【0020】 また、マット周縁部の処理もかがり縫いによるものに限定されず、例えば樹脂 製などの断面コ字状の周縁部材(不図示)をマット周縁部に外嵌して接着または 高周波溶着により固着した構造とすれば、マット周縁部から内部への水の浸入も 完全に防止できることになり、マット全体を水洗いするのにより適した自動車用 床マットとなる。
【0021】 さらに、防水層の構成も任意であり、例えば繊維状シート状物の裏面に防水性 を有する樹脂をコーティングすることにより防水層を形成してもよい。
【0022】
本考案に係る自動車用床マットにおいては、透明保護シートと繊維製シート状 物とを接着剤で貼着することにより、透明保護シートと繊維製シート状物とが互 いに補強し合っており、かつ、従来のようにミシン目による透明保護シートの強 度低下もない。したがって、履物との接触により透明保護シートが水平方向に引 っ張られたような場合でも、透明保護シートが破損する可能性が低い。
【0023】 また、透明保護シートには従来のように多数のミシン目が入っていないので、 履物によりもたらされた水や泥などがマット表面に付着しても、それがマット内 部に浸入して繊維製シート状物を汚すことがない。したがって、自動車用床マッ トを長期に亘ってきれいな状態で使用することができる。
【0024】 さらに、繊維製シート状物が有する模様や質感が透明保護シートを通ってマッ ト表面に現れるうえ、従来のようにマット表面を格子状に走るミシン糸がないた め、マット表面を略平面状とすることができて、美観や高級感に優れた自動車用 床マットとすることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る自動車用床マットの平
面図である。
面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】従来例に係る自動車用床マットの平面図であ
る。
る。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
1 自動車用床マット 2 透明保護シート 3 布帛(繊維製シート状物の一例) 5 防水層形成部材 6a 接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 布帛,紙などの繊維製シート状物と、こ
の繊維製シート状物の表面全体を覆う合成樹脂製の透明
保護シートと、この繊維製シート状物の裏面側に設けら
れた防水層とを備えた自動車用床マットであって、透明
保護シートと繊維製シート状物とを接着剤により貼着し
たことを特徴とする自動車用床マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6410793U JPH0731468U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 自動車用床マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6410793U JPH0731468U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 自動車用床マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731468U true JPH0731468U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=13248530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6410793U Pending JPH0731468U (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 自動車用床マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731468U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039854A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Yellow Hat Ltd | 車両用フロアマット |
JP2016135664A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | トヨタ紡織株式会社 | フロアマット及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS457708Y1 (ja) * | 1966-10-12 | 1970-04-14 | ||
JPH0357471U (ja) * | 1989-10-11 | 1991-06-03 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP6410793U patent/JPH0731468U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS457708Y1 (ja) * | 1966-10-12 | 1970-04-14 | ||
JPH0357471U (ja) * | 1989-10-11 | 1991-06-03 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013039854A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Yellow Hat Ltd | 車両用フロアマット |
JP2016135664A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | トヨタ紡織株式会社 | フロアマット及びその製造方法 |
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