JP3186367U - 便所用マット、及び便所用マットセット - Google Patents

便所用マット、及び便所用マットセット Download PDF

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【課題】容易に製造することができ、便器の形状及び大きさに関わらず、便所の床面及び便器の外周面に、隙間なくフィットし、便器の外周面を伝わって落ちる尿等を確実に吸収することができ、尿による床面の汚損及び臭いを防止することができる便所用マット、及び該便所用マットを備える便所用マットセットを提供する。
【解決手段】便所用マット10は、U字状をなす基部1と、基部1の内周縁部に立ち上がるように連設され、便器の下端部の外周面に当接する当接部2とを備える。基部1は、本体11と、本体11の裏面に形成された粘着層12とを備える。粘着層12には、本体11の幅方向に交叉する方向に延びる複数の溝部が設けられている。当接部2は、中央部の高さが両端部の高さより高く、上端縁部がゆるやかに裾を引く山型をなす。当接部2は、基布部21と、該基布部21の表側に形成されたカットパイル22とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、便器の下端部の外周面に当接する当接部を有し、便所の床面に敷かれる便所用マット、及び該便所用マットを備える便所用マットセットに関する。
近年、主に洋式の便器が使用されている。洋式の便器は、床面に固定される下端部から上端部の開口を縁取る上縁にかけてその内部空間が広くなるように形成された磁器製の便器本体と、該便器本体にその後部を枢支され、前部の上げ下げ操作により開閉される環状の便座とを備えている。このような洋式の便器が設置された便所においては、便器に対して前側位置の床面に便所用マットが敷かれることが多い。
ところで、この便器において、男性の小用は、前記便座を上げて便器本体の上縁に対面する立ち姿勢にてなされるが、このとき、尿の一部が便器本体の上縁に飛び散ることがあり、便器本体の上縁に飛び散った尿の一部は便器本体の外周面を伝わって床面へ流れ落ち、床面を汚すことになる。
前述した便所用マットは、便器に対して前側位置に敷かれているだけであるため、便器の外周面を伝わって落ちる尿は、そのまま床面へ流れ落ちて該床面を汚すことになる。このように尿で汚れた床面は、雑巾等を用いて拭いたり、床面に水を流して洗ったりすることにより清掃されるが、尿が床面を汚す都度、床面を掃除することは困難を伴うため、掃除の回数を減らすことが要望されていた。また、床面と便器本体の下端縁部との隙間に侵入した尿の汚れは、便器を外さない限り、取り除くことは出来ず、悪臭を放つという問題もあった。そこで、便器の外周面に一部が当接するように形成された便所用マットが提案されている(例えば特許文献1等)。
特許文献1に開示された便所用マットは、周縁の一部に便器の外周面に沿わせるべき凹部を設け、該凹部の縁に複数のスリットを設け、該スリットにより切り出された舌片を立ち上がらせ、この立ち上がり舌片を便器下端部の外周面に接着させるようにしてある。これにより、前記外周面を伝わって落ちて舌片に到達した尿は、該舌片により吸収される。
ところが、特許文献1に開示された便所用マットにおいて、便器の外周面に接着される舌片の面積は周方向位置により異なっており、特にスリットが設けられた位置においては小さくなる。このため、スリットが設けられた位置に尿が便器の外周面を伝わって落ちたときに、尿を十分に吸収することができず、床面を汚すおそれがあった。
また、便器本体は、角型、丸型、及びウス型等、種々の形状を有し、大きさ(幅、奥行き等)も種々のものがある。従って、特許文献1の便所用マットにおいては、便器の下端縁部に前記凹部をフィットさせることができない場合があり、便器の外周面と舌片との間に隙間が生じることがあるという問題があった。
特許文献2には、便器の下端縁部に嵌めるマット本体の凹部の縁部に、便器の下端部の外周面に被せる被せ布を設け、該被せ布をリブ編みにより形成して長手方向に伸縮性を有するようにした便所用マットの発明が開示されている。
特開2001−258801号公報 特開2004−16301号公報
特許文献2の発明は、製造工程が煩雑であり、便器によってはマット本体の凹部を便器の下端縁部に嵌め合わせるのが困難であり、無理に嵌め合わせた場合、被せ布と前記外周面との間に隙間が生じて密着性が損なわれたり、マット本体にしわ及び歪みが生じて、マット本体がずれやすくなり、外観が悪くなったりするという問題があった。
被せ布の下端縁部に複数の舌片を設け、これらの舌片をマット本体の凹部の外周側部分の裏側に挿入した状態で、被せ布をマット本体に縫合してなる便所用マットも存在するが、上記と同様に製造工程が煩雑であり、凹部を便器の下端縁部に嵌め合わせた場合、被せ布と前記外周面との間に隙間が生じて密着性が損なわれたり、マット本体にしわ及び歪みが生じて、マット本体がずれやすくなり、外観が悪くなったりするという問題があった。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、容易に製造することができ、便器の形状及び大きさに関わらず、便所の床面及び便器の外周面に、隙間なくフィットし、便器の外周面を伝わって落ちる尿等を確実に吸収することができ、尿等による床面の汚損及び臭いを防止することができる便所用マット、及び該便所用マットを備える便所用マットセットを提供することを目的とする。
本考案に係る便所用マットは、床面に敷く便所用マットにおいて、U字状をなし、下面に粘着層を有する基部と、該基部の内周縁部に連設され、便器下端部の外周面に当接する当接部とを備え、前記当接部は、中央部の高さが両端部の高さより高く、上端縁部が裾を引く山型をなすことを特徴とする。
便器の前部が最も汚れやすく、また通常便器は下端部の前部が前側に迫り出し、前部が他部より表面積が大きくなっているが、本考案においては当接部が裾を引く山型をなすので前部をカバーすることができ、その形状に基づく可撓性及び柔軟性を有し、当接部が便器の外周面に密着し、フィットする。
そして、本考案においては、U字状の基部の内周縁部を便器の下端縁部に沿わせて、粘着層により床面に固定した後、可撓性及び柔軟性を有する当接部を便器の下端部の外周面に当接させるので、便器の形状及び大きさに関わらず、便所用マットと便器との間に隙間が生じないようにすることができる。従って、当接部を伝わって落ちる尿等を十分に吸収することができ、尿等による床面の汚損を防止することができ、臭いが染み付くのを防止することができる。
また、当接部はリブ編みにより長手方向に伸縮性を有するように形成する必要はなく、舌片部も有しないので、構造が簡単であり、容易に製造することができる。
本考案に係る便所用マットは、前記基部の内周縁部と前記当接部の下端縁部とは、前記当接部の上端縁部側が前記内周縁部の内側に向けて傾斜するように、曲率を変えていることを特徴とする。
当接部の下端縁部が直線状である場合、当接部は基部に対して90度をなして立ち上がることになるが、本考案においては、前記当接部の上端縁部側が前記内周縁部の内側に向けて傾斜するように、曲率を変えているので、当接部を便器の下端部の外周面側に傾けることができ、当接部が前記外周面に良好に密着する。
本考案に係る便所用マットは、前記当接部は、ループパイル又はカットパイルを有することを特徴とする。
本考案においては、水分を吸収しやすく、通気性及び外観が良好である。洗濯も容易である。
本考案に係る便所用マットは、前記基部は不織布シートを有し、前記粘着層は、前記不織布シートの裏面に、粘着性を有する合成樹脂を塗布してなり、その表面に、幅方向に交叉する方向に延びる複数の溝部が設けられていることを特徴とする。
本考案においては、ゆがむことなく、基部を床面に固着することができる。また、便器の形状及び大きさに合わせて、基部の便器本体の下端縁部への嵌合、及び床面への固着の仕方をフレキシブルに調整することができる。
本考案に係る便所用マットセットは、前述のいずれかの便所用マットと、前記基部の内周縁部に対応する凹部が設けられている第2の便所用マットとを備えることを特徴とする。
本考案においては、第1の便所用マットの基部の内周縁部に、凹部の端縁部を沿わせた状態で、第1の便所用マットに第2の便所用マットを重ねる。基部を床面へ固着するときに、しわ等が生じていた場合においても、第2の便所用マットにより基部が覆われるので、しわ等が視認されず、歪みを調整することができ、外観が良好になり、便器へのフィット性も良好である。
本考案によれば、U字状の基部の内周縁部を便器の下端縁部に沿わせて、粘着層により床面に固定した後、裾を引く山型をなし、可撓性及び柔軟性を有する当接部を便器の下端部の外周面に当接させるので、便器の形状及び大きさに関わらず、便所用マットと便器との間に隙間が生じない状態で便所用マットを配置することができる。当接部は、汚れやすく、他部より表面積が大きい前部を確実にカバーした状態で外周面にフィットし、当接部を伝わって落ちる尿等を確実に吸収することができ、尿等による床面の汚損を防止することができ、臭いが染み付くのを防止することができる。
本考案の実施の形態に係る便所用マットの外観斜視図である。 便所用マットの模式的正面図である。 便所用マットの模式的背面図である。 便所用マットの模式的側面図である。 便所用マットの模式的平面図である。 便所用マットの模式的裏面図である。 当接部の基布部を示す平面図である。 基部の本体を示す平面図である。 便所用マットを示す斜視図である。 本実施の形態に係る便所用マットセットを便所の床面に敷いた状態を示す斜視図である。
以下、本考案をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本考案の実施の形態に係る便所用マット10の外観斜視図、図2は便所用マット10の模式的正面図、図3は便所用マット10の模式的背面図、図4は便所用マット10の模式的側面図、図5は便所用マット10の模式的平面図、図6は便所用マット10の模式的裏面図である。
便所用マット10は、U字状をなす基部1と、基部1の内周縁部に立ち上がるように連設され、後述する便器50の下端部の外周面に当接する当接部2とを備える。
基部1は、本体11と、本体11の裏面に形成された粘着層12とを備える。粘着層12には、本体11の幅方向に交叉する方向に延びる複数の溝部121が設けられている。本実施の形態においては、図6に示すように、溝部121は基部1の横方向に略平行に設けられている。
当接部2は、中央部の高さが両端部の高さより高く、上端縁部がゆるやかに裾を引く山型をなす。
当接部2は、基布部21と、該基布部21の表側に形成されたカットパイル22とを有する。
基部1の本体11及び基布部21は不織布によって形成されている。不織布の加工は、ポリエステル等の第1の熱可塑性繊維に該熱可塑性繊維よりも低融点で溶融する第2の熱可塑性繊維が混入された繊維を互いにからませて集合してなる薄肉のシート状のウェブを形成し、このシートウェブを重ねて厚肉のラップウェブを成形し、このラップウェブをニードルパンチ加工によりフェルト状とすること等によりなされる。不織布を使用した場合、裁断が容易であり、端の始末等の縫製が不要になる。
図7は当接部2の基布部21を示す平面図、図8は基部1の本体11を示す平面図である。なお、図7と図8とでは縮尺が異なる。
当接部2は、上述したように上端縁部が山型をなし、下端縁部は円弧状をなす。
本体11は、上述したようにU字状をなす。
本体11の内周縁部と基布部21の下端縁部とは、長さが等しく、図7及び図8に示すように曲率が異なる。例えば中央部分の曲率は、本体11の方が基布部21より大きい。当接部2の下縁部が直線状である場合、当接部2は基部1に対して90度をなして立ち上がり、当接部2の下縁部が本体11の内周縁部と曲率が同一である場合、当接部2は基部1の内側に横向きに収まることになる。本実施の形態においては、例えば中央部分の曲率が、本体11の方が基布部21より大きくなるように曲率を変えているので、当接部2の上端縁部側が前記内周縁部の内側に向けて傾斜し、当接部2が内側、後述する便器本体51の下端部側に倒れやすくなり、当接部2の少なくとも上端縁部側の部分を便器本体51の下端部の外周面に密接させることができる。
図9は、便所用マット30を示す斜視図である。
便所用マット30は、平面視が矩形状を有し、周縁の一部(一辺)にU字状の凹部30aを設けてある。凹部30aの形状は当接部2の下端縁部の形状と略一致し、長さも略等しい。
便所用マット30は、基布部31と、該基布部31の表側に形成されたカットパイル32とを有する。
基布部31も基部1の本体11及び基布部21と同様に不織布によって形成されている。
図10は、本実施の形態に係る便所用マット10及び30を便所の床面に敷いた状態を示す斜視図である。便所用マット10と便所用マット30とにより便所用マットセット40が構成される。
図中、50は磁器製の便器であり、便器50は、床面に固定される下端部から上端部の開口を縁取る上縁にかけてその内部空間が広くなるように形成され、下端部の前部が少し前側に迫り出したウス型をなす便器本体51と、前記開口に対応する舌型の平面形状をなす便器蓋52とを備える。
便器蓋52は、後縁に沿う略平行な枢軸により回動自在に枢支されている。
このような洋式の便器50において、便所用マット10及び30は、図10に示すように、便器50に対して前側位置の床面に、便所用マット10の内周側が便器本体51の下端部に対向するように敷かれる。
便所用マット10及び30を前記床面に敷く場合、まず、便所用マット10の基部1の内周縁部を便器本体51の下端縁部に沿わせ、粘着層12により床面に固定する。上述したように、粘着層12には本体11の幅方向と交叉する方向に溝部121が設けられているので、歪みが溝部121により吸収され、基部1は床面に密着することができる。
また、便器本体51には上述したように種々の形状があるが、溝部121により、前記下端縁部に沿わせたときの歪みを吸収して、フレキシブルに基部1を便器本体51の下端縁部に合わせることができる。
次に、当接部2を便器本体51の下端部の外周面に沿わせる。このとき、当接部2は、上述したように内周側に傾くように形成されているので、便器本体51の下端部側に向けて傾斜する。そして、当接部2が便器本体51の下端部の外周面の形状に沿って変形し、図10に示すように、当接部2の少なくとも上端縁部側の部分が便器本体51の下端部の外周面に密接し、便所用マット10と便器本体51との間に隙間が生じないようにすることができる。便器50の前部が最も汚れやすく、便器本体51の下端部の前部は前側に迫り出し、前部が他部より表面積が大きくなっているが、本実施の形態においては当接部2が裾を引く山型をなすので、当接部2が便器本体51の外周面にフィットする。従って、便器本体51の外周面を伝わって落ちる尿を当接部2にて十分に吸収することができ、尿による床面の汚染、特に下端縁部と床面との隙間の汚染を防止することができ、ゴミ又は埃が前記隙間に入るのを防止し、臭いの染み付きを防止することができる。
なお、便器本体の下端部の前部が前側に迫り出していない場合においても、すなわち便器本体の外周面が、下側が窄むテーパ状をなす場合においても、当接部2が変形して、少なくとも当接部2の上端縁部が前記外周面に密着される。
そして、便所用マット30を、凹部30aの端縁部が当接部2の下端縁部(基部1の内周縁部)に合う状態で、便所用マット10に重ねる。ここで、便所用マット10を便器本体51の下端縁部に沿わせるときにしわ、歪みが生じていた場合でも、便所用マット30を重ねるので、しわ等を隠し、歪み等を吸収することができる。
便所用マット10と便所用マット30との間で、カットパイル22及びカットパイル32の色を同一にすることにより、便所用マット10と便所用マット30との一体感が増す。また、同系内で色を変えることにより、例えば便所用マット10のカットパイル22の色を青色に、便所用マット30のカットパイル32の色を水色にすることにより、ファッション性を付与することもできる。
便所用マット10及び便所用マット30が尿等により汚れた場合、これらを洗濯機で丸洗いすることにより容易に清潔にすることができ、掃除の手間を軽減することができる。
便所用マット10及び便所用マット30は、以下の手順により製造される。
まず、本体11の原反の裏面に滑り止め加工を施す。滑り止め加工は、例えば、粘着性を有するアクリル酸エステル共重合体及び熱可塑性繊維とよく相溶するメチルメタアクリレートブタジエン共重合体のエマルジョンに充填材を配合してなる合成樹脂材料を用いて、接着性及び保形性を有する接着層12を、本体11の原反の裏面にローラを用いて塗布形成することによりなされる。ローラには複数の凸条突起が設けられており、合成樹脂材料の塗布時に溝部121が設けられる。そして、合成樹脂材料の塗布後に加熱乾燥を行う。
そして、図7に示す如く、上端縁部が山型をなし、下端縁部は円弧状をなすように、不織布の生地を裁断(立体裁断)して基布部21を形成する。裁断時、下端縁部には縫い代を付加する。
図8に示す如く、前記原反を裁断して本体11を形成する。裁断時、内周縁部には縫い代を付加する。
図9に示す如く、矩形の一辺に凹部30aを有するように、不織布の生地を裁断して基布部31を形成する。
なお、不織布ではなく、ニット等、他の素材を使用してもよい。
次に、テープ巻き、オーバーロック、レース等により当接部2の上端縁部、及び本体31の周縁部を処理する。
そして、本体11の内周縁部と基布部21の下端縁部とを、縫い代同士が重なる状態で縫合する。
さらに、基布部21及び31に、パイル糸をタフトしてパイル加工を施し、ループ状の輪奈を形成した後、輪奈の先端部を切断してカットパイル22及び32を形成する。なお、輪奈の先端部を切断せずに、ループパイルを形成することにしてもよい。そして、カットパイル用のタフテット機を用い、縫いながらカットパイル22及び32を形成することにしてもよい。また、ループパイルを形成する場合、ループパイル用のタフテット機を用いることもできる。
さらに、基布部21及び31の表面に、適宜、刺繍、アップリケ、プリント等を施すことにしてもよい。
基布部21及び31の裏面には、パイル加工時の縫い目が表れている。本実施の形態においては、基布部31の裏面に、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー(SEBS)等の合成樹脂を用いてホットメルト処理を行い、滑り止め効果を付与している。
以上のように、本考案に係る便所用マット10及び30においては、便器本体51の形状及び大きさに合わせて、基部1の便器本体51の下端縁部への嵌合、及び床面への固着の仕方をフレキシブルに調整することができる。そして、当接部2を便器本体51の下端部の外周面に密接させ、便所用マット10と便器本体51との間に隙間が生じないようにする。さらに、凹部30aの端縁部を当接部2の下端縁部に沿わせた状態で、便所用マット10に便所用マット30を重ねるので、基部1を床面へ固着するときに、しわ等が生じていた場合においても、便所用マット30により基部1が覆われ、しわ等が視認されず、歪みを調整することができ、外観が良好になり、フィット性が良好になる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本考案の範囲は、上述した意味ではなく、実用新案登録請求の範囲と均等の意味及び実用新案登録請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態において、洋式の大便器を例にして説明したが、小便器にも同様に適用可能である。
1 基部
11 本体
12 粘着層
121 溝部
2 当接部
21 基布部
22 カットパイル
10、30 便所用マット
30a 凹部
31 基布部
32 カットパイル
40 便所用マットセット

Claims (5)

  1. 床面に敷く便所用マットにおいて、
    U字状をなし、下面に粘着層を有する基部と、
    該基部の内周縁部に連設され、便器下端部の外周面に当接する当接部と
    を備え、
    前記当接部は、中央部の高さが両端部の高さより高く、上端縁部が裾を引く山型をなすことを特徴とする便所用マット。
  2. 前記基部の内周縁部と前記当接部の下端縁部とは、前記当接部の上端縁部側が前記内周縁部の内側に向けて傾斜するように、曲率を変えていることを特徴とする請求項1に記載の便所用マット。
  3. 前記当接部は、ループパイル又はカットパイルを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の便所用マット。
  4. 前記基部は不織布シートを有し、
    前記粘着層は、前記不織布シートの裏面に、粘着性を有する合成樹脂を塗布してなり、その表面に、幅方向に交叉する方向に延びる複数の溝部が設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の便所用マット。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の便所用マットと、
    前記基部の内周縁部に対応する凹部が設けられている第2の便所用マットと
    を備えることを特徴とする便所用マットセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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