JP2815825B2 - 縁布及びそれを用いた敷物 - Google Patents

縁布及びそれを用いた敷物

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JP2815825B2
JP2815825B2 JP7217713A JP21771395A JP2815825B2 JP 2815825 B2 JP2815825 B2 JP 2815825B2 JP 7217713 A JP7217713 A JP 7217713A JP 21771395 A JP21771395 A JP 21771395A JP 2815825 B2 JP2815825 B2 JP 2815825B2
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edge cloth
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Inventor
一彦 土倉
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株式会社トクラ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、藺草や合成樹脂緯
条を用いたござを主体とした敷物及びその縁布と下敷シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ござの裏面へ摩擦止めのシート材を張り
合わせた例としては、例えば実開昭54-106018号にみら
れるようなものが既に提案されている。従来は通常のご
ざにシート材が貼られたものである。また、縁部へ縁布
も設けられているが、従来からある綾織り等の織物製で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ござにそのままシート
材が貼られた従来のものは、敷物の表面にござの織りシ
ワがそのまま残る。また、反りもみられるし、藺草のほ
つれも生じる。縁布にしても織物であるからコストを低
下させようとすると限界がある。更に、畳の下に主とし
て敷かかれている防ダニ、防カビシートに関して、最近
では有機リン系薬剤が室内へ拡散して問題となってい
る。
【0004】そこで、表面状態が良く、藺草のほつれ等
なくて耐久性がある敷物と、その敷物に安価で使用でき
る縁布、及び人体に有害な物質の揮散のない防ダニ、防
カビの機能を発揮する下敷シートを提供することとし
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は織成後のござを
プレス加工した敷物であって、このプレス加工ござの裏
面には裏当材を接着している。ここにいう、ござには通
常の藺草製のものや、ポリプロピレン等の合成樹脂緯条
製のものである。裏当材は不織布,フェルト,紙,布,
ウレタン等の合成樹脂発泡体であって、ござの厚み程度
かそれ以下の厚みのものが好ましい。また、織り方向の
異なる複数のござを接着一体化してなる敷物とした。縁
布は織布又は不織布の片面へホットメルト接着剤層を設
けた構造とした。プレス加工ござの裏面へ裏当材を接着
し、縁部へこの縁布を接着した構造とした。更に、畳,
ござ等の敷物の下敷シートは、紙,不織布等のシート基
材に対してシリカゲルを保持させたものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】ござの裏面へ裏当材を接着した本
発明の織物は、ござの折れジワが取れると共に、ござを
構成する藺草等の解(ほつ)れが止まる。型が自由にはさ
みやカッターで切れ、解れない。ゴム系等の滑り止め剤
を塗布すればフローリング等の板の上に敷いた場合でも
滑り難く安全である。
【0007】織り方向の異なる複数のござを接着一体化
した敷物、特に織り方向を90°異にした2枚のござを接
着一体化(十字張り)した敷物は、角度を変えることで板
状の敷物になり、しわや反りがなくなる。両面使用も可
能である。
【0008】織布又は不織布の片面へホットメルト接着
剤層を設けた縁布は、ホットメルト接着剤のある面をご
ざ側にしてアイロンで加熱するだけで、ござに縁付けを
行なうことができる。
【0009】プレス加工ござは、プレス加工を施すこと
によって折しわ,織成ムラが消失して、品質が安定す
る。裏当材と接着するにも平滑面となっているので、接
着が強固になる。
【0010】紙,不織布などのシート基材に対してシリ
カゲルを保持させた下敷シートの場合、敷物や畳の下に
敷くことによって、防ダニ,防カビ,除湿の作用をす
る。特に、アリやダニなどはシリカゲルに直接接触する
と死滅する作用がある。シリカゲルは湿度が高いときは
吸湿し、乾燥すると水分を放出する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の織成後のござをプレス加工し
た敷物の平面図である。この敷物のプレス加工の概略を
図2に示す。藺草製のござ1を100℃,17Kg/cm2で1分
間加熱プレス機10を用いて図1に示すプレス加工ござ2
とした。織成ムラもなくなりこのプレス加工ござ2はこ
のままでも敷物として使用できる。
【0012】図3は上記プレス加工ござ2の裏面へ裏当
材3を接着して敷物としている状態を示す。裏当材3は
この例はポリエチレンフォームであって、接着剤として
酢酸ビニルエマルジョンを使用している。裏当材3が不
織布,フェルト,紙,布,ウレタン等の合成樹脂連続気
泡発泡体の場合は通気性があるが、通気性のない合成樹
脂やゴムの場合は通気孔4を適宜設ける。
【0013】図4は織り方向の異なる複数のござを接着
一体化している様子を示す。この例では90°折り方向が
異なるように接着して十字張りマットとしている敷物。
接着には酢酸ビニル系ものを使用した。図5にこの敷物
の一部破断斜視図を示す上面側ござ1aと裏面側ござ1bが
90°折り方向が異なるように接着されて、板状の敷物と
なり、シワ、反りがなくなり、両面いずれでも使用でき
るようになっている。
【0014】図6には織布として広幅の綿布5の片面
(表面)へ従来の畳縁と同様の印刷を施し、もう一方の面
(裏面)へホットメルト接着剤層6を設けて熱融着性と
し、所定の細幅に裁断して形成した縁布7の例を示す。
更に安価な製造を目的として綿布に代えて不織布を用い
ることができる。
【0015】図7はプレス加工ござ2の裏面へ裏当材3
を接着し、その縁部へ上記縁布7を接着させて縁取りし
た敷物の様子を示す。縁布7はアイロンで縁付けを行な
うことができる。
【0016】図8〜図10はシリカゲル8を保持させた下
敷シート9の例を示す。シロアリ、イエダニなどはシリ
カゲルに接触するとキチン質が弱い等の理由によって脱
水及び負傷して死に至る。そこで、図8の例ではシリカ
ゲル8が裸の状態で、紙,不織布等のシート基材13に対
して保持させたものを畳の製造に際して畳床11の下方へ
縁布によって一体化した。図9の例では、畳表12と畳床
11の間へシリカゲル8をシート基材によって配置させて
いる。図10の例は従来の畳の下へ裸のシリカゲル8をシ
ート基材13によって配置させている。
【0017】
【発明の効果】本発明によって表面状態がよく、適度な
硬さを備え、良好な形態安定性と耐久性を備えたござ敷
物の提供を可能とした。また、敷物の縁取りも安価で容
易となり、更に、防ダニ、防カビの機能を人に無害な手
段によって可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織成後のござをプレス加工した敷物の
平面図である。
【図2】プレス加工している様子の斜視図である。
【図3】プレス加工ござの裏面へ裏当材を接着して敷物
としている状態である。
【図4】織り方向の異なる2枚のござを接着一体化して
いる様子を示す斜視図である。
【図5】同敷物の一部破断斜視図である。
【図6】縁布の一部斜視図である。
【図7】他の実施例の敷物の要部斜視図である。
【図8】本発明の下敷シートを畳床の下部へ配備した畳
の断面図である。
【図9】本発明の下敷シートを畳床の部へ配備した畳
の断面図である。
【図10】本発明の下敷シートを畳下部へ配備した状態
の断面図である。
【符号の説明】
1 ござ 2 プレス加工ござ 3 裏当材 4 通気孔 5 綿布 6 ホットメルト接着剤層 7 縁布 8 シリカゲル 9 下敷シート 10 加熱プレス機 11 畳床 12 畳表 13 シート基材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 27/02 E04F 15/02 D03D 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広幅の織布又は不織布の表面へ印刷模様
    を施し、裏面へホットメルト接着剤層を設けて熱融着性
    とし、所定の細幅に裁断してなる縁布。
  2. 【請求項2】 ござの裏面へ裏当材を接着し、その縁部
    へ請求項1記載の縁布を接着させて縁取りをしてなる敷
    物。
  3. 【請求項3】 織成後のござをホットプレス加工してプ
    レス加工ござとし、該プレス加工ござの裏面へ裏当材を
    接着し、その縁部へ請求項1記載の縁布を接着させて縁
    取りをしてなる敷物。
  4. 【請求項4】 織成後のござをホットプレス加工してプ
    レス加工ござとし、該プレス加工ござの複数枚を織り方
    向を異にして接着一体化し、その縁部へ請求項1記載の
    縁布を接着させて縁取りをしてなる敷物。
JP7217713A 1995-08-25 1995-08-25 縁布及びそれを用いた敷物 Expired - Lifetime JP2815825B2 (ja)

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JPH0960260A JPH0960260A (ja) 1997-03-04
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