JPH0649167Y2 - 貯蔵庫の空気流路切替装置 - Google Patents

貯蔵庫の空気流路切替装置

Info

Publication number
JPH0649167Y2
JPH0649167Y2 JP1989032140U JP3214089U JPH0649167Y2 JP H0649167 Y2 JPH0649167 Y2 JP H0649167Y2 JP 1989032140 U JP1989032140 U JP 1989032140U JP 3214089 U JP3214089 U JP 3214089U JP H0649167 Y2 JPH0649167 Y2 JP H0649167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
partition wall
inner housing
region
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989032140U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02123849U (ja
Inventor
喜雄 小林
Original Assignee
日立冷熱株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立冷熱株式会社 filed Critical 日立冷熱株式会社
Priority to JP1989032140U priority Critical patent/JPH0649167Y2/ja
Publication of JPH02123849U publication Critical patent/JPH02123849U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0649167Y2 publication Critical patent/JPH0649167Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、貯蔵庫の空気流路切替装置に係り、特に蒸散
作用の激しい農産物の低温高湿度貯蔵に好適な貯蔵庫の
空気流路切替装置に関するものである。
[従来の技術] 農産物等を貯蔵する場合は、一般に貯蔵領域を低温に保
持し、呼吸量を低下させて鮮度を保つ、いわゆる冷蔵貯
蔵が広く用いられている。
特に、低温であっても蒸散の激しいものについては、低
温度でかつ高湿度の雰囲気中で貯蔵することが望まし
く、例えば、特開昭63−102632号公報に記載されている
ように、外側ハウジングと内側ハウジングとの間に、外
部環境から断熱的に隔離された空気流通空間領域となる
緩衝スペースを設ける装置が知られている。そして、上
記公報には、仕切り板の取付け、取外しにより、当該仕
切り面を開閉して冷却空気の流路を変更し、予冷機能を
付加することが開示されている。
また、特開昭58−56635号公報には、通気面に閉塞体を
取り付け、あるいは取り外すことにより閉塞調節するこ
とが開示されている。
第5図および第6図は、特開昭63−102632号公報に記載
された従来の冷蔵貯蔵装置の使用状態を示す断面図で、
第5図は貯蔵時、第6図は予冷時の状態である。
第5図において、1は、貯蔵庫外壁となる外側ハウジン
グ、2は内側ハウジングで、この内側ハウジング2内は
産物貯蔵領域に係る貯蔵スペース8となり、例えば農産
物など生鮮食料品を貯蔵する棚段9が設けられて、貯蔵
庫が構成されている。
3は、外側ハウジング1と内側ハウジング2との間に形
成され、外部環境から断熱的に隔離された空気流通空間
領域に係る緩衝スペースである。4は、緩衝スペース3
内に装備された冷却手段に係る空気冷却装置、5は、同
じく緩衝スペース3内に装備された加湿手段に係る加湿
装置、6は、外側ハウジング1に設けられた換気装置、
7は、内側ハウジング2に設けられた換気装置である。
10は、内側ハウジング2の壁面の一部をなす後方壁面、
11は、棚段9の出口に対向して設けられた邪魔板で、こ
の邪魔板11は下部の排気口13(第6図参照)へ空気流を
案内するためのものである。12は導風板を示す。
なお、ここには図示しないが、外側ハウジング1と内側
ハウジング2には、それぞれ人の出入りあるいは産物の
出し入れのためのドアが設けられている。
図中、白い太い矢印は空気の流通の流れを示している。
[考案が解決しようとする課題] 従来の冷蔵貯蔵装置に農産物など生鮮食料品(以下産物
という)を貯蔵する場合は、まず第6図に示すように予
冷を行う。
すなわち、後方壁面10を取外し、排気口13を開口した状
態で、空気冷却装置4で冷却し加湿装置5で適当に加湿
した冷却空気を太い矢印のように貯蔵スペース8および
緩衝スペース3内を循環させて予冷する。このとき換気
装置7は停止している。
貯蔵時は、第5図に示すように、後方壁面10を取り付
け、排気口13を閉鎖した状態で、空気冷却装置4で冷却
し加湿装置5で適当に加湿した冷却空気を、外側ハウジ
ング1と内側ハウジング2との間の緩衝スペース3内を
太い矢印のように循環させる。このとき換気装置6,7は
運転しており、緩衝スペース3と庫外との空気の吸排、
および、緩衝スペース3と貯蔵スペース8との換気が行
われている。
このように、従来の冷蔵貯蔵装置では、後方壁面10およ
び排気口部仕切りの取付け、取外しにより冷却空気の流
路を変更して、予冷と冷蔵貯蔵とを切替えており、その
流路変更に伴う部材の取り付け、取り外しを行うために
必要な作業スペースについて配慮されていなかった。
本考案は、上記従来技術における課題を解決するために
なされたもので、貯蔵庫外壁と内側ハウジングとで構成
される空気流通空間を最小限にするとともに、予冷と冷
蔵貯蔵との切替え作業の操作性を向上しうる貯蔵庫の空
気流路切替装置を提供することを、その目的とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る貯蔵庫の空気
流路切替装置の構成は、外側ハウジングと内側ハウジン
グとの間に、外部環境から断熱的に隔離された空気流通
空間領域を形成し、内側ハウジング内を産物貯蔵領域と
し、前記空気流通空間領域に冷却手段および加湿手段を
備えたものにおいて、前記空気流通空間領域と前記産物
貯蔵領域とを仕切る内側ハウジングの一部を孔ピッチの
等しい2枚の多孔板を重ね合わせた仕切壁とし、この仕
切壁に、前記2枚の多孔板の相対位置を変動させ、該多
孔板の孔の合致,孔のずれによって前記空気流通空間領
域と前記産物貯蔵領域との両域を開通,閉鎖せしめる切
替え手段を設けたものである。
[作用] 上記技術的手段による働きは下記のとおりである。
孔ピッチの等しい2枚の多孔板からなる仕切壁を、切替
え手段、例えば切替えレバー等によって2枚の多孔板の
相対位置を変動させ、これら2枚の多孔板の孔の位置を
ずらせる。
両者の多孔板の孔位置が合致すると仕切壁は開状態とな
り、孔位置が互いにずれると仕切壁は閉状態となる。
したがって、例えばレバー切替え等の単純な操作で空気
流通空間領域と産物貯蔵領域との両域を開通,閉鎖させ
ることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図を参照し
て説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係る貯蔵庫の仕切壁を概
念的に示す略示構成図、第2図は、第1図の仕切壁の部
分拡大断面図、第3図は、第1図のレバー部の構成を示
す正面図、第4図は、第3図のレバー部の拡大斜視図で
ある。
本実施例の仕切壁は、先の第5,6図に示した従来の冷蔵
貯蔵装置の後方壁面10、排気口部13の仕切りに採用され
るものである。
第1,2図において、1は、貯蔵庫外壁となる外側ハウジ
ング、2Aは、内側ハウジング2(第5図参照)の一部を
構成する仕切壁で、この仕切壁2Aは、可動多孔板21と固
定多孔板22と、これら2枚の多孔板の相対位置を変動さ
せる切替え手段に係るレバー部23とからなっている。
3は、外側ハウジング1と仕切壁2Aとの間に、外部環境
から断熱的に隔離された空気流通空間領域に係る緩衝ス
ペースであり、第5図に示す緩衝スペース3の一部の空
気流通路に相当する。また、8は、内側ハウジング内の
産物貯蔵領域に係る貯蔵スペースであり、第1図では図
示しないが、第5図に示した棚段9等が設けられてい
る。
仕切壁2Aは、第2図にその詳細を示すように、可動多孔
板21には多数の孔21aを穿孔してあり、固定多孔板22に
は多数の孔22aが穿設されている。孔21aと22aとは同一
径であり、両多孔板とも等しい孔ピッチPとなってい
る。
レバー部23は、第4図に示すように、レバー23aと、レ
バーの取付足23bと、両者を結合するホークエンド23c
と、レバー23aを支持するホーク状のプラケット24から
なっている。ピン25は、レバー23aとホークエンド23cと
を結合するものであり、ピン26は、レバー23aの操作支
点となるものである。
取付足23bは第3図に示すように、可動多孔板21に固定
され、ブラケット24は、レバー23aの支点となって外側
ハウジング1の床に固定される。レバー23aを、ブラケ
ット24のピン26を支点として矢印方向に動かすことによ
り、可動多孔板21は固定多孔板22に対して矢印のように
相対的に変位する。
第2図に多孔板の孔位置が変化する状態を示す。第2図
(a)は、可動多孔板21の多数の孔21aと固定多孔板22
の多数の孔22aとが合致して仕切壁2Aが開口状態とな
り、緩衝スペース3と貯蔵スペース8とが開通し、矢印
のように冷却空気が流通することを示している。
一方、第2図(b)は、レバー操作により、可動多孔板
21の多数の孔21aと固定多孔板22の多数の孔22aとがずれ
て仕切壁2Aが閉鎖状態となったことを示す。
本実施例の仕切壁2Aの構成は、例えば第5,6図の冷蔵貯
蔵装置に適用される。
貯蔵スペース8の予冷のときは、後方壁面10および排気
口13部に設けた仕切壁2Aをレバー部23の切替え操作によ
り第2図(a)の状態に開通し、冷却空気を第6図の太
い矢印のように貯蔵スペース8および緩衝スペース3内
に循環させて予冷する。
また、貯蔵時には、仕切壁2Aをレバー部23の切替え操作
により第2図(b)の状態に閉鎖し、冷却空気を第5図
の太い矢印のように緩衝スペース3内を循環させる。
本実施例によれば下記の効果がある。
1)従来技術における後方壁面取付け,取外し作業など
の作業スペースを必要とせず、仕切壁と外側ハウジング
とで形成される空気流通路を最小限にできる。
したがって、その分、庫内を貯蔵スペースとして有効に
利用できる。
なお、仕切壁2Aの可動多孔板21の移動は、多孔板の孔ピ
ッチPの半分の距離でよいので、移動方向に広いスペー
スが必要となることはない。
2)適当な孔径,孔ピッチの多孔板を使用することによ
り、適切な通風抵抗が得られ、貯蔵部の気流むらを減ら
す効果がある。
3)簡単な操作で冷却空気の流通路開通,閉鎖の切替え
ができるので、切替え操作の作業性が向上する。
なお、上記の実施例では、多孔板の相対位置を変動させ
る切替え手段としてレバー機構を用いた例を示したが、
本考案はこれに限定されるものではなく、歯車、カム機
構等の切替え手段を用いても差支えない。
また、上記の実施例のレバーは手動式のものを図示した
が、手動式のほか、電動、油圧、空圧等の駆動方式でも
よいことは言うまでもない。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案によれば、貯蔵庫外
壁と内側ハウジングとで構成される空気流通空間を最小
限にするとともに、予冷と冷蔵貯蔵との切替え作業の操
作性を向上しうる貯蔵庫の空気流路切替装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る貯蔵庫の仕切壁を概
念的に示す略示構成図、第2図は、第1図の仕切壁の部
分拡大断面図、第3図は、第1図のレバー部の構成を示
す正面図、第4図は、第3図のレバー部の拡大斜視図、
第5図および第6図は、従来の冷蔵貯蔵装置の使用状態
を示す断面図である。 1…外側ハウジング、2…内側ハウジング、2A…仕切
壁、3…緩衝スペース、4…冷却装置、5…加湿装置、
8…貯蔵スペース、21…可動多孔板、22…固定多孔板、
21a,22a…孔、23…レバー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側ハウジングと内側ハウジングとの間
    に、外部環境から断熱的に隔離された空気流通空間領域
    を形成し、内側ハウジング内を産物貯蔵領域とし、前記
    空気流通空間領域に冷却手段および加湿手段を備えたも
    のにおいて、 前記空気流通空間領域と前記産物貯蔵領域とを仕切る内
    側ハウジングの一部を孔ピッチの等しい2枚の多孔板を
    重ね合わせた仕切壁とし、 この仕切壁に、前記2枚の多孔板の相対位置を変動さ
    せ、該多孔板の孔の合致,孔のずれによって前記空気流
    通空間領域と前記産物貯蔵領域との領域を開通,閉鎖せ
    しめる切替え手段を設けたことを特徴とする貯蔵庫の空
    気流路切替装置。
JP1989032140U 1989-03-23 1989-03-23 貯蔵庫の空気流路切替装置 Expired - Lifetime JPH0649167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032140U JPH0649167Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 貯蔵庫の空気流路切替装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032140U JPH0649167Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 貯蔵庫の空気流路切替装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123849U JPH02123849U (ja) 1990-10-11
JPH0649167Y2 true JPH0649167Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31258464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989032140U Expired - Lifetime JPH0649167Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 貯蔵庫の空気流路切替装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649167Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856635A (ja) * 1981-09-29 1983-04-04 Kaneko Agricult Mach Co Ltd 野菜等の予冷,低温貯蔵装置
JPS6094023A (ja) * 1983-10-27 1985-05-27 井関農機株式会社 予冷庫における吸引口調節装置
JPH0677502B2 (ja) * 1986-10-20 1994-10-05 俊一郎 田中 生鮮食料品の貯蔵方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02123849U (ja) 1990-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH087345Y2 (ja) 冷蔵庫におけるドア−イン−ドアを有する多用途食品貯蔵室構造
JP2009133504A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPH0649167Y2 (ja) 貯蔵庫の空気流路切替装置
JP2002039663A (ja) 電気冷蔵庫
JP3594544B2 (ja) 冷蔵庫
JP3594545B2 (ja) 冷蔵庫
JPS62288468A (ja) 5温度式冷蔵庫
JPH064584U (ja) 冷蔵庫
JPS61168764A (ja) 冷蔵庫
JPH01139384A (ja) 鉄道用コンテナ冷却装置
JPH05133670A (ja) 冷蔵庫
JPS6325498Y2 (ja)
JPS6229911Y2 (ja)
JP3578380B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002107041A (ja) 冷蔵庫
JP3053408U (ja) 低温貯蔵庫
JPH07318217A (ja) 冷却貯蔵庫
KR960003631B1 (ko) 배로(焙爐)
JPH0522781Y2 (ja)
JP2614559B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH0731104Y2 (ja) 冷却装置
JPS6124857Y2 (ja)
JPH0442695Y2 (ja)
KR200144950Y1 (ko) 쇼케이스
JP2656056B2 (ja) 冷蔵庫