JP3594545B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/067Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵室と冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫内を上から冷蔵室11、野菜室10、冷凍室9に区画した冷蔵庫として特開平8−247606号がある。これは野菜室10の背面部に冷気循環用ファン20とダンパー部品32を設け、冷凍室9の背面部から野菜室10の背面部にかけて冷却器8が縦に配置されている。冷却器8で冷却された冷気は、冷凍室9へ循環されると共に、ダンパー部品32を通って冷蔵室11へ供給された冷気は野菜室10を経て冷却器8へ帰還する循環をする。
【0003】
これにおいて、冷気循環用ファン20と冷却器8の組み込みを冷蔵庫の前面からし易くするために、冷気循環用ファン20と冷却器8を上記のような配置としているが、それに伴って野菜室10の奥行きが浅くなって野菜容器が小さくなる問題がある。
【0004】
また、先行技術として、冷蔵室と冷凍室と、冷蔵室と冷凍室との間に野菜室を設け、それぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設けて冷蔵室と野菜室、及び冷凍室を冷却する冷蔵庫があるが、これにおいても、冷蔵室用冷却器と冷蔵室用冷気循環送風機が野菜室の後方に設けられていて、野菜室10の奥行きが浅くなって野菜容器が小さくなる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術では、冷気循環用ファンと冷却器の組み込みが冷蔵庫の前面からし易くなる反面、それに伴って野菜室の奥行きが浅くなって野菜容器が小さくなる問題がある。また前者の技術では、下部の冷凍室の背部にある一つの冷却器で冷却された冷気は、その上方にある冷蔵室の上面部にまでダクトで導き循環させる必要があるため、冷却されて重くなった空気を上方へ持ち上げる効率の悪い循環方法である。
【0006】
本発明は、このような点に鑑み、冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設けて、冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫方式を採用するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの具体的な手段として、冷蔵室と冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれの冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成されて前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室へ冷気を供給し、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記課題を解決するための一つの具体的な手段として、上部に設けた冷蔵室と下部に設けた冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、前記冷蔵室と冷凍室との間に野菜室を設け、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成されて前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室へ冷気を供給し、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは前記野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有する技術手段を採用した。
【0009】
また、本発明は、前記課題を解決するための一つの具体的な手段として、上部に設けた冷蔵室と下部に設けた冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、前記冷蔵室と冷凍室との間に野菜室を設け、前記冷蔵室内下部に特定低温室を設け、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成され、前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室の各棚上へ冷気を供給し、前記冷蔵室の冷気が前記野菜室へ流入する連通路を設け、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記特定低温室用冷気供給口と前記野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有する技術手段を採用した。
【0010】
また、本発明は、前記課題を解決するための一つの具体的な手段として、圧縮機で圧縮され凝縮器を経た冷媒が前記冷蔵室用冷却器から前記冷凍室用冷却器へ流れ前記各送風機の運転によって前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷凍冷蔵運転モードを有し、前記冷蔵室の温度制御は、冷蔵室用センサの温度感知に基づき前記冷蔵室用冷却器への冷媒流路制御によって行う技術手段を採用した。
【0011】
また、本発明は、前記課題を解決するための一つの具体的な手段として、上記において、圧縮機で圧縮された後の冷媒が前記冷蔵室用冷却器から前記冷凍室用冷却器へ流れ前記各送風機の運転によって前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷凍冷蔵運転モードを有し、前記圧縮機は冷凍室用センサの温度感知に基づき制御され、前記冷蔵室の温度制御は、冷蔵室用センサの温度感知に基づき前記冷蔵室用冷却器への冷媒流路制御によって行う技術手段を採用した。
【0012】
また、本発明は、前記冷気分配ダクトと前記冷気戻りダクトは前記冷蔵室の背面壁を構成する表板とその裏側に組み合わされるダクト部を形成した断熱部材が冷蔵庫本体の内箱(内壁板)へ組み合わされて構成され、前記冷気分配ダクトの前記断熱部材には前記冷却器室部分を形成する技術手段を採用した。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の冷蔵庫の実施の形態について説明する。図1乃至図9は本発明の一つの実施の形態を示しており、図1は冷蔵庫の正面図、図2は冷蔵庫の縦断側面図、図3は冷蔵庫本体の正面図、図4は冷気分配ダクトの分解斜視図、図5は冷気分配ダクトの上部の構成を示す説明図、図6は上面ダクト部材の上面斜視図、図7は背面ダクト部材と送風機の分解斜視図、図8は冷媒回路図、図9は冷蔵庫の制御構成図である。
【0014】
図1乃至図9において、1は冷蔵庫本体であり、外箱(外壁板)3と内箱(内壁板)2との間に発泡断熱材4を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体1内には上から冷蔵室5、野菜室6、冷凍室7が区画されて設けられ、冷蔵室5内の底部にはその上方の冷蔵室5と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設けられ、また冷凍室7は上冷凍室10と下冷凍室11と更に製氷室20に区分されている。冷蔵室5の前面開口は、冷蔵庫本体1の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動式扉12にて閉塞される。野菜室6の前面開口は、野菜室6内に設けた左右のレール又はローラ装置によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器13と共に前方へ引き出される引き出し式扉14にて閉塞されている。上冷凍室10と下冷凍室11の前面開口は、それぞれ野菜室6と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器15、16と共に前方へ引き出される引き出し式扉17、18にて閉塞されている。19は冷蔵室5内に複数段に設けた棚である。
【0015】
上冷凍室10の左側には製氷室20が形成され、製氷室20内には、上部に自動製氷機を設けその下部に貯氷容器を配置している。貯氷容器は、野菜室6と同様に、製氷室20内の左右壁に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持されており、製氷室20の前面開口を開閉する引き出し式扉23と共に前方へ引き出される仕組みである。
【0016】
25は冷凍システムの冷媒の圧縮機、26は冷凍システムの冷媒の凝縮器、27は凝縮器26の熱にて後述の冷却器の除霜水を蒸発させる蒸発皿である。28と29は冷凍システムの冷媒の冷却器(蒸発器)であり、28は冷凍室7用冷却器であり、29は冷蔵室5用冷却器である。30は冷凍室7用冷気循環送風機、31は冷蔵室5用冷気循環送風機である。冷凍室7用冷却器28で冷却した冷気は送風機30によって、製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室11を経て冷却器28へ帰還する循環をする。また冷蔵室5用冷却器29で冷却した冷気は送風機31によって、後述のダクト配置構成によって、冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6を経て冷却器28へ帰還する循環をする。特定低温室9は、特定低温室9内に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器50が設けられている。
【0017】
32は冷凍室7用冷却器28へ流入する冷媒の減圧装置としてのキャピラリチューブ、33は冷蔵室5用冷却器29へ流入する冷媒の減圧装置としてのキャピラリチューブである。34は冷媒の流れを冷凍室7用冷却器28側と冷蔵室5用冷却器29側とに切り換える冷媒流路切換装置であり、図示のものは電磁ソレノイド35への通電毎に冷凍室7側バルブ36と冷蔵室5側バルブ37の開閉が制御される、所謂、三方電磁弁である。この三方電磁弁に代わって、冷凍室7用冷却器28への冷媒通路38を開閉する電磁弁と、冷蔵室5用冷却器29への冷媒通路39を開閉する電磁弁をそれぞれ設けて同様の制御を行うことができる。
【0018】
40は冷凍室7の温度制御用として設けた冷凍室用センサであり、実質的に冷凍室7の温度を所定範囲に制御すれば良く、そのために、冷凍室7の温度を直接又は間接的に感知するように冷凍室7の温度又は冷却器28の温度を感知するように設けられている。41は冷蔵室5の温度制御用として設けた冷蔵室用センサであり、実質的に冷蔵室5の温度を所定範囲に制御すれば良く、そのために、冷蔵室5の温度を直接又は間接的に感知するように冷蔵室5の温度又は冷却器29の温度を感知するように設けられている。42は冷却器28の除霜終了温度を感知する除霜終了センサ、43は冷却器29の除霜終了温度を感知する除霜終了センサである。44は冷却器28の除霜用電気ヒータ、45は冷却器29の除霜用電気ヒータである。46はマイクロコンピュータ方式の制御装置であり、冷凍室センサ40、冷蔵室センサ41、除霜終了センサ42、43等からの信号によって圧縮機25、送風機30と31、除霜用電気ヒータ44と45、及び冷気調節装置31、冷媒流路切換装置34等の動作を制御する。
【0019】
冷蔵室5と野菜室6側の冷気循環ダクト構成について説明する。図2乃至図7に示すように、上部に冷蔵室5、下部に冷凍室7を有し、冷蔵室5と冷凍室7に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器29及び冷蔵室用冷気循環送風機31と、冷凍室用冷却器28及び冷凍室用冷気循環送風機30を設け、冷蔵室5及び冷凍室7を冷却する冷蔵庫において、冷蔵室5と冷凍室7との間に野菜室6を設け、冷蔵室内下部に特定低温室9を設け、冷蔵室用冷却器29は冷蔵室5の背面上部に形成した冷却器室51に配置され、冷蔵室用冷気循環送風機31は冷却器室51の上方部に配置されている。冷蔵室用冷却器29で冷却された冷気を冷蔵室5へ循環する冷気ダクト52は、冷気分配ダクト52Aと冷気戻りダクト58とから構成されている。各室へ冷気を分配供給する冷気分配ダクト52Aは、冷蔵室5の上面部に形成された上面ダクト53と冷却器室51の左右側に縦方向に形成された背面ダクト54とを有する。上面ダクト53は、冷蔵室5の前面開口部の略横幅全域に渡って上から下へ流れる冷気カーテンを形成するための冷気吹き出し口55を前面部に形成している。冷気吹き出し口55は多数のハニカム形状の冷気吹き出し口からなる。背面ダクト54は、図3に示すように冷蔵室5の背面部の左右端部に縦方向に延びていて、冷蔵室5の各棚19上へ冷蔵室5の背面の冷気供給口56から冷気を供給し、野菜室6の背面まで延びて特定低温室9用冷気供給口59と野菜室6用冷気供給口57を有する。冷却器室51へ冷気を戻す冷気戻りダクト58は、左右の冷気分配ダクト即ち、背面ダクト54、54間に位置して冷却器室51の下方に配置され、野菜室6の背面まで延びて野菜室6の冷気戻り部60を下端部に有する。
【0020】
冷気ダクト52の構成を図4乃至図7に示している。背面ダクト54と上面ダクト53を構成する冷気分配ダクト52Aにおいて、背面ダクト54を構成する背面ダクト部材は、主として、ポリプロピレン等の合成樹脂を成形した表板61と、その裏に組み合わされる発泡スチロール等の成形断熱材62とで構成されている。そして上面ダクト53を構成する上面ダクト部材は、主として、ポリプロピレン等の合成樹脂を成形した表板63と、その裏に組み合わされる発泡スチロール等の成形断熱材64とで構成されている。表板61は冷蔵室5の背面壁を形成し、表板63は冷蔵室5の上面壁を形成する。また成形断熱材62はダクト部分を窪ませた成形がされており、また成形断熱材64もダクト部分64Aを窪ませた成形がされている。成形断熱材62に窪ませたダクト部分62Aは、発泡スチロール等の成形断熱材カバー62Bによって覆われることによって背面ダクト54を形成している。表板61と成形断熱材62は組み合わされた状態で、冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込まれる。もし、このカバー62Bを設けない構成の場合には、表板61と成形断熱材62が組み合わされた状態で冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込むことによって、前記窪ませたダクト部分62Aに内箱(内壁板)2と成形断熱材62との間で、冷蔵室5の背面部の左右に縦方向に延びた背面ダクト54が形成される。また、表板63と成形断熱材64も組み合わされた状態で、冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込まれることによって、前記窪ませたダクト部分64Aに内箱(内壁板)2と成形断熱材64との間で、冷蔵室5の上面部に水平方向の上面ダクト53が形成される。この組み合わせによって、表板61と表板63、及び成形断熱材62と成形断熱材64とが接合して上面ダクト53と背面ダクト54が連通した状態に形成される。
【0021】
背面ダクト54を構成する背面ダクト部材には、冷却器29を配置する冷却器室51とその上方に送風機31を配置する部分が形成されている。具体的には、表板61で覆われた成形断熱材62の裏側に、冷却器29を配置する冷却器室部分51Aが窪ませて形成されており、その上方に送風機31を配置する部分31Aが形成され、更に冷却器室部分51Aの左右側には冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6へ冷気を供給するための背面ダクト54が下方へ延びている。成形断熱材62を表板61で覆った背面ダクト部材を冷蔵庫本体1へその前面開口から組み込むことによって、内箱(内壁板)2との間にシールされた冷却器室51と背面ダクト54が正規に形成される。成形断熱材62は図4に示すように、冷却器室部分51Aのすぐ下の部分は表板61が前方へ膨らんだ形状をしており、この部分70が除霜用電気ヒータ45とその下方に設けられる露受け皿71の配置部分である。また、冷却器29と送風機31、更には除霜用電気ヒータ45、露受け皿71等は、表板61と成形断熱材62とを冷蔵庫本体1へ組み込む前に冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2へ予め固定されて、所要の電気配線された状態である。
【0022】
冷気戻りダクト58は、左右の背面ダクト54間に位置して冷却器室51の下方に配置されるように、表板61と冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2との間に形成される。これは、実質的に背面ダクト54から冷蔵室5等へ供給される冷気よりも温度が高く、断熱の必要がないためである。冷気戻りダクト58は、その下端部の冷気戻り部60が野菜室6の背面に形成した冷気戻り口65に連通している。冷蔵室5の冷気が野菜室6へ流入するように冷蔵室5と野菜室6の区画壁に連通路83が形成されている。
【0023】
送風機31からの冷気が上面ダクト53と背面ダクト54とに適量が分配されるようにするために、成形断熱材62には、冷気分配ゲート部66が形成されている。冷気分配ゲート部66は、送風機31の中心の前方位置に上面ダクト53へ冷気を供給する開口68と、この開口68左右に形成された流線形上のガイド壁67とを有し、送風機31から供給される冷気は、開口68から前方へ流れる部分と、ガイド壁67に案内されて左右の背面ダクト54へ流れる部分とに分流される。開口68の出口側は上面ダクト53とのマッチングのために広がった領域69を有する。上面ダクト53は、開口68から出た冷気が左右の通路へ分流されるように中央部に分流壁部74を有する形状に成形断熱材64を成形している。
【0024】
これによって、開口68から出た冷気は、広がった領域69から分流壁部74の左右の冷気通路64Aを通って冷気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンとして冷蔵室5の前面開口部を上から下へ流れる。また、ガイド壁67から背面ダクト54へ流入した冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながらそれぞれの冷気供給口から冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6への分配供給され、各室への十分な冷気供給量が確保される。72は冷気供給口59から特定低温室9へ供給される冷気量の調節を行う手動式ダンパ装置である。73は特定低温室9の冷気を冷気戻りダクト58へ戻すための冷気戻り口である。
【0025】
76は、上面ダクト53を流れる冷気量を調節する調節部であり、冷気通路64Aに突出するように成形断熱材64にリブ状に形成している。送風機31はプロペラファン或いはターボファンであるために回転方向によってその軸の左右側では風量が異なる。このため開口68から上面ダクト53へ供給される冷気量は左右側では異なるため、これを略均一化して冷気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンが形成されるようにするために、この調節部76の配置が定められている。
【0026】
分流壁部74は中央部に開口77を有し、これに対応して表板63には冷蔵室用照明灯78を収納する照明灯室79を上方に突出して形成している。80は透光性の照明灯表カバー、81は照明灯裏カバーである。82は冷気吹き出し口55を形成する冷気吹き出し口カバーであり、表板63に組み合わされている。83は、成形断熱材64と内箱(内壁板)2との間の隙間を塞ぐためのシール材である。
【0027】
上記の構成において、先ず、通常の冷却運転について説明する。冷凍室7と冷蔵室5は所定の下限温度まで冷却されていない状態、即ち、圧縮機25と送風機30、31を運転して冷凍室7と冷蔵室5とに冷気循環し、これらの室を所定の下限温度にまで冷却する必要のある、所謂、冷凍冷蔵運転モードでは、圧縮機25、送風機30及び送風機31が運転(ON)され、電磁弁34によって冷媒通路38が閉じ冷媒通路39が開いて冷媒は冷却器29から冷却器28に流れて圧縮機25へ帰還する。
【0028】
冷却器29で冷却された冷気は送風機31によって上面ダクト53と背面ダクト54とに分流され、冷気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンとして冷蔵室5の前面開口部を上から下へ流れる。背面ダクト54へ流入した冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながら冷気供給口56から冷蔵室5へ吐出され、冷気供給口59から特定低温室9へ吐出され、冷気供給口57から野菜室6への供給され、これら各室を冷却する。また冷蔵室5の冷気は連通路83から野菜室6へ供給される。特定低温室9の冷気は冷気戻り口73から冷気戻りダクト58へ戻り野菜室6の冷気は冷気戻り口65から冷気戻りダクト58へ戻り、再び冷却器29によって冷却されて上記循環を繰り返す。
【0029】
一方、冷却器28で冷却された冷気は送風機30によって製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室11へ循環されてこれら各室を冷却する。
【0030】
この冷凍冷蔵運転モードの継続によって冷蔵室センサ41が所定の下限温度を検知すると電磁弁34が動作して冷媒通路39を閉じ、冷却器29の冷媒の供給は停止し冷媒は冷媒通路38から冷却器28へながれて圧縮機25へ帰還する循環となる。この冷媒通路の切換わりによって加湿運転(又は潤い運転)モードとなる。即ち、冷蔵室用冷気循環送風機31を運転モードとして冷蔵室5の空気を冷蔵室用冷却器29へ循環して冷蔵室用冷却器29へ付着した霜の融解にて、冷蔵室5を加湿状態(又は潤い状態)にする加湿運転(又は潤い運転)モードとなる。加湿運転(又は潤い運転)モードにおいて、冷凍室センサ40が所定の下限温度を感知していない状態では、圧縮機25、送風機30、31が運転(ON)して冷凍室7の冷却促進がなされる。この加湿運転(又は潤い運転)モードは、予め設定した所定時間、送風機31を運転するものであり、通常、約3乃至20分間で好ましい結果が得られる。冷蔵庫の機種によってこの時間は異なる設定となる。
【0031】
そして、冷凍室7又は冷却器28が所定の下限温度になると、冷凍室センサ40の温度感知に基づいて電磁弁34が動作して冷媒通路38を閉じ、圧縮機25を停止(OFF)する。送風機30は圧縮機25の停止(OFF)から所定時間遅延して停止(OFF)する。この時間は、冷却器28に溜まった冷媒の蒸発によって冷却器28の冷却が有効に継続する時間に設定しており、約3分で好ましい結果を得ている。冷蔵庫の機種によってこの時間は異なる設定となる。
【0032】
圧縮機25、送風機30、31が再び運転(ON)するのは、冷凍室センサ40が所定の上限温度を感知したときである。圧縮機25、送風機30、31の再運転(ON)を冷凍室センサ40と冷蔵室センサ41の双方が所定の上限温度を感知したときに開始する方法もあるが、前者の方法において説明する。
【0033】
冷凍室センサ40が所定の上限温度を感知すると、圧縮機25が運転(ON)し、電磁弁34が動作して冷媒通路38を開いて冷却器28へ冷媒を流し、送風機30が運転(ON)して冷凍室7の冷却が促進される。また冷蔵室センサ41が所定の上限温度を感知していると、電磁弁34が動作して冷媒通路39を開いて冷却器29からと28へ冷媒を流し、送風機31が再び運転(ON)し、冷凍室7と冷蔵室5の冷却が促進される冷凍冷蔵運転モードとなる。このような冷凍冷蔵運転モードでの制御では、冷凍室7の温度範囲は、例えば―18℃〜―20℃の範囲に制御され、冷蔵室5は例えば、平均温度が約3℃になるように下限温度1.8℃〜上限温度4.2℃に制御され、野菜室4が約3〜5℃に制御される。特定低温室9は、0℃よりも高い約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約―1〜―2℃の氷温室であったり、また、貯蔵食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約―4℃のパーシャル室であったりする。
【0034】
この場合、送風機31が運転(ON)する時点を所定時間遅延させる方法がある。冷凍冷蔵運転モードの開始時には、冷蔵室5用冷却器29の温度が0℃程度にまで上昇した状態にあるため、送風機31が圧縮機25の運転(ON)開始と同時に起動すると、冷却器29内の温度の高い冷媒が冷凍室7用冷却器28へ流入して零下にある冷却器28の温度が上昇し、結果として冷凍室7の温度上昇を来す。そこで、送風機31は圧縮機25の運転(ON)開始時から所定時間遅延して起動する。この時間は、上記のような冷凍室7の温度上昇が実質的に抑制される所期の効果が期待できる時間であり、その一つとして、約3分の設定で効果がある。
【0035】
本発明は上記のように、冷蔵室用冷却器は冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、冷蔵室用冷気循環送風機は冷却器室の上方に配置され、冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは冷却器室の左右側に縦方向に形成されて冷蔵室の背面から冷蔵室へ冷気を供給し、冷却器室への冷気戻りダクトは左右の冷気分配ダクト間に位置して冷却器室の下方に配置されている。このため、冷蔵室を上部に設けた冷蔵庫において、冷蔵庫の高さが高くなった場合、冷蔵室の背面上部に冷却器室を設けることは、使い勝手が悪い冷蔵室の奥上部を有効利用する意味で効果がある。
【0036】
そして、従来、野菜室の背面に冷却器や送風機を配置していた場合の野菜室の容積減少も問題が解決でき、冷蔵庫を大きくしないで収納容積の大きな野菜室を形成するための有効な構成である。また、冷却器が冷蔵庫の上部へ移動するため冷却された重い空気の循環方式としては、野菜室の背面側に冷却器を配置していた従来に比して効率のよい空気循環が達成できる。
【0037】
更に、冷気分配ダクトと冷気戻りダクトとが冷蔵室の背面側で横に並んだ配置構成をとることによって、冷気循環ダクトの形成が効果的になり、そのダクト構成も、冷蔵室の内壁を構成する表板と実質的にダクトを形成する断熱部材の組み合わせでできることになり、組み立て構成上も効果的である。
【0038】
本発明はまた、冷気分配ダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、冷気戻りダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室の冷気戻り部を有する構成である。このため、野菜室への冷気供給が良好となり、野菜室に設けた野菜容器の周囲からその中の野菜を間接的に冷却するのに適する。また冷蔵室、野菜室及び特定低温室からの戻り冷気のダクトを共通にして冷却器室の下方で冷気分配ダクト間に形成でき、ダクト構成が簡単になる。
【0039】
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0040】
本発明によれば、上部に冷蔵室を設けた冷蔵庫において、使い勝手が悪い冷蔵室の背面上部を有効に冷却器室として利用して冷却された重い空気の循環を効果的に行う方式として有効である。更に、冷気分配ダクトと冷気戻りダクトとが冷蔵室の背面側で横に並んだ配置構成をとることにより冷気循環ダクトの形成が効果的になり、組み立て構成上も効果的である。
【0041】
また本発明によると、第1の発明の効果に加えて、冷蔵庫を大きくせずに収納容積の大きな野菜室を形成できる。また、冷気分配ダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、冷気戻りダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室の冷気戻り部を有する構成であり、野菜室への冷気供給が良好となり野菜室の冷却能力が向上する。このため、野菜室容積が増加しても十分体対応できると共に野菜室に設けた野菜容器の周囲からその中の野菜を間接的に冷却するのにも適する。
【0042】
また本発明によると、冷気分配ダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口と特定低温室用冷気供給口を有し、冷気戻りダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室の冷気戻り部を有する構成である。これによって、野菜室及び特定低温室への冷気供給が良好となり、野菜室及び特定低温室の冷却能力が向上し野菜室及び特定低温室を所定温度に冷却できる。このため、野菜室容積が増加しても十分体対応できると共に野菜室に設けた野菜容器の周囲からその中の野菜を間接的に冷却するのにも適する。また特定低温室が0℃以下の氷温室或いはパーシャル室であっても、その所定温度を十分確保できる。また冷蔵室、野菜室及び特定低温室からの戻り冷気のダクトを共通にして冷却器室の下方で冷気分配ダクト間に形成でき、ダクト構成が簡単になる。
【0043】
また本発明によると、冷蔵室の温度制御が冷蔵室用冷却器への冷媒制御によることによって、冷蔵室への冷気供給量を調節するダンパ装置を設けずに冷蔵室の温度制御ができるため、このダンパ装置が占める容積によって野菜室や冷蔵室の容積が減少せず、ダクト構造の複雑さもなくなる。また冷蔵室及び野菜室からの戻り冷気のダクトを共通にして冷却器室の下方で冷気分配ダクト間に形成でき、ダクト構成が簡単になる。
【0044】
また本発明によると、冷気分配ダクト、冷気戻りダクト、更には冷却器室の構成、及び冷蔵室の背面壁の構成が、表板とその裏側の断熱部材によって容易となり、ダクト構成が簡単になる。
【発明の効果】
本発明によると、野菜室への冷気供給が良好となり野菜室の冷却能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の縦断側面である。
【図3】本発明の実施形態に係る冷蔵庫本体の正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気ダクトの分解斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気ダクトの上部分の構成を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の上面ダクト部材の上面斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の背面ダクト部材と送風機部分の分解斜視図である
【図8】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷媒回路図である。
【図9】本発明の実施形態に係る冷蔵庫の制御構成図である。
【符号の説明】
1……冷蔵庫本体
2……内箱
3……外箱
4……断熱材
5……冷蔵室
6……野菜室
7……冷凍室
8……区画壁
9……特定低温室
10…上冷凍室
11…下冷凍室
12…冷蔵室扉
13…野菜容器
14…野菜室扉
15…冷凍室容器
16…冷凍室容器
17…上冷凍室扉
18…下冷凍室扉
25…圧縮機
26…凝縮器
28…冷凍室用冷却器
29…冷蔵室用冷却器
30…冷凍室用冷気循環送風機
31…冷蔵室用冷気循環送風機
34…冷媒流路切換装置
38…冷凍室側冷媒通路
39…冷蔵室側冷媒通路
40…冷凍室センサ
41…冷蔵室センサ
44、45…除霜用電気ヒータ
46…制御装置
51…冷却器室
52…冷気ダクト
52A…冷気分配ダクト
53…上面ダクト
54…背面ダクト
55…冷気吹き出し口
56…冷気供給口
57…冷気供給口
58…冷気戻りダクト
59…冷気供給口
60…冷気戻り部
61、63…表板
62、64…成形断熱材
65…冷気戻り口
83…連通路

Claims (6)

  1. 冷蔵室と冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれの冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、
    前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成されて前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室へ冷気を供給し、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 上部に設けた冷蔵室と下部に設けた冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、
    記冷蔵室と冷凍室との間に野菜室を設け、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成されて前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室へ冷気を供給し、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは前記野菜室の背面まで延びて野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 上部に設けた冷蔵室と下部に設けた冷凍室を有し、前記冷蔵室と冷凍室に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機と、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設け、前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、
    記冷蔵室と冷凍室との間に野菜室を設け、前記冷蔵室内下部に特定低温室を設け、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面上部に形成した冷却器室に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷却器で冷却された冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷却器室の左右側に縦方向に形成され、前記冷蔵室の背面から前記冷蔵室の各棚上へ冷気を供給し、前記冷蔵室の冷気が前記野菜室へ流入する連通路を設け、前記冷却器室への冷気戻りダクトは前記左右の冷気分配ダクト間に位置して前記冷却器室の下方に配置され、前記冷気分配ダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記特定低温室用冷気供給口と前記野菜室用冷気供給口を有し、前記冷気戻りダクトは前記野菜室の背面まで延びて前記野菜室の冷気戻り部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、圧縮機で圧縮され凝縮器を経た冷媒が前記冷蔵室用冷却器から前記冷凍室用冷却器へ流れ前記各送風機の運転によって前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷凍冷蔵運転モードを有し、前記冷蔵室の温度制御は、冷蔵室用センサの温度感知に基づき前記冷蔵室用冷却器への冷媒流路制御によって行うことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項4において、圧縮機で圧縮された後の冷媒が前記冷蔵室用冷却器から前記冷凍室用冷却器へ流れ前記各送風機の運転によって前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷凍冷蔵運転モードを有し、前記圧縮機は冷凍室用センサの温度感知に基づき制御され、前記冷蔵室の温度制御は、冷蔵室用センサの温度感知に基づき前記冷蔵室用冷却器への冷媒流路制御によって行うことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記冷気分配ダクトと前記冷気戻りダクトは前記冷蔵室の背面壁を構成する表板とその裏側に組み合わされるダクト部を形成した断熱部材が冷蔵庫本体の内箱(内壁板)へ組み合わされて構成され、前記冷気分配ダクトの前記断熱部材には前記冷却器室部分を形成してなる冷蔵庫。
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