JP3723436B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP3723436B2
JP3723436B2 JP2000293907A JP2000293907A JP3723436B2 JP 3723436 B2 JP3723436 B2 JP 3723436B2 JP 2000293907 A JP2000293907 A JP 2000293907A JP 2000293907 A JP2000293907 A JP 2000293907A JP 3723436 B2 JP3723436 B2 JP 3723436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
cold air
refrigerator
compartment
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000293907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002107041A (ja
Inventor
比呂志 西
純一 布留川
恭也 舘野
恵美 野島
基幸 村社
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000293907A priority Critical patent/JP3723436B2/ja
Publication of JP2002107041A publication Critical patent/JP2002107041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3723436B2 publication Critical patent/JP3723436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却器で冷却した冷気を冷気循環送風機によって冷蔵室へ循環する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行技術として、冷蔵庫内を上から冷蔵室、野菜室、冷凍室に区画し、冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機によって冷蔵室と野菜室を冷却し、冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機によって冷凍室を冷却する冷蔵庫があり、冷蔵室の前面開口部に上から下へ流れるエアカーテンを形成する方式を採っているものがある。この場合、冷蔵室の扉が開いている間に運転されるエアカーテン専用送風機を設けて前記エアカーテンを形成する方式である。このため、冷蔵室を冷却する冷気通路とは別の独立したエアカーテン用通路が形成されていて、このエアカーテン用通路には冷蔵室用冷却器は含まれていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術では、冷蔵室用冷気循環送風機とは別に、エアカーテン用の特別の送風機とその空気ダクトが必要になり、構造的に複雑となる問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑み、エアカーテン用の特別の送風機とその空気ダクトを設けることなく、冷蔵室の前面開口にエアカーテンを形成すると共に、冷蔵室へ前面側と背面側から冷気を供給して冷却の促進を行うことのできる冷蔵庫の提供である。また、冷蔵室への前面側と背面側からの冷気供給のバランスが取り易い構成を提供すること。更に、特定低温室を設けた場合の適性冷気供給によって、特定低温室を所定温度に維持し易い構成を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの具体的な手段として、冷蔵室と冷凍室を有し、前記冷蔵室に対して冷蔵室用冷却器及び冷蔵室用冷気循環送風機を、また冷凍室に対して冷凍室用冷却器及び冷凍室用冷気循環送風機を設けて前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、前記冷蔵室用冷却器は前記冷蔵室の背面部に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機は前記冷却器室の上方に配置され、前記冷蔵室用冷気循環送風機から送られる冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷蔵室の前面開口部に上から下へ冷気を吹き出すために前記冷蔵室の上面部に形成された上面ダクトと前記冷蔵室の背面左右部分から前記冷蔵室へ冷気を供給する背面ダクトとを有し、前記上面ダクトと前記背面ダクトとの分岐部分には、前記冷蔵室用冷気循環送風機の中心の前方位置に前記上面ダクトへ冷気を供給するゲート部と、このゲート部の左右に形成された流線形上のガイド壁とを有して、冷気がこのゲート部から前方の前記上面ダクトへ流れる部分と、前記ガイド壁に案内されて左右の背面ダクトへ流れる部分とに分流される。
【0006】
【0007】
また、本発明は、前記課題を解決するための一つの具体的な手段として、前記上面ダクトへ供給される冷気量を調節する調節装置を前記ゲート部に設けた技術手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の冷蔵庫の実施の形態について説明する。図1乃至図9は本発明の一つの実施の形態を示しており、図1は冷蔵庫の正面図、図2は冷蔵庫の縦断側面図、図3は冷蔵庫本体の正面図、図4は冷気分配ダクトの分解斜視図、図5は冷気分配ダクトの上部の構成を示す説明図、図6は冷気分岐部分を構成する分岐部材とシール材の斜視図、図7は冷気分岐部分を構成する分岐部材の正面図、図8は背面ダクト部材と送風機の分解斜視図、図9はゲート部の冷気量調節装置の説明図である。
【0009】
図1乃至図8において、1は冷蔵庫本体であり、外箱(外壁板)3と内箱(内壁板)2との間に発泡断熱材4を充填した断熱構造である。冷蔵庫本体1内には上から冷蔵室5、野菜室6、冷凍室7が区画されて設けられ、冷蔵室5内の底部にはその上方の冷蔵室5と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設けられ、また冷凍室7は上冷凍室10と下冷凍室11と更に製氷室20に区分されている。冷蔵室5の前面開口は、冷蔵庫本体1の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動式扉12にて閉塞される。野菜室6の前面開口は、野菜室6内に設けた左右のレール又はローラ装置によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器13と共に前方へ引き出される引き出し式扉14にて閉塞されている。上冷凍室10と下冷凍室11の前面開口は、それぞれ野菜室6と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器15、16と共に前方へ引き出される引き出し式扉17、18にて閉塞されている。19は冷蔵室5内に複数段に設けた棚である。
【0010】
上冷凍室10の左側には製氷室20が形成され、製氷室20内には、上部に自動製氷機を設けその下部に貯氷容器を配置している。貯氷容器は、野菜室6と同様に、製氷室20内の左右壁に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持されており、製氷室20の前面開口を開閉する引き出し式扉21と共に前方へ引き出される仕組みである。
【0011】
25は冷凍システムの冷媒の圧縮機、26は冷凍システムの冷媒の凝縮器、27は凝縮器26の熱にて後述の冷却器の除霜水を蒸発させる蒸発皿である。28と29は冷凍システムの冷媒の冷却器(蒸発器)であり、28は冷凍室7用冷却器であり、29は冷蔵室5用冷却器である。30は冷凍室7用冷気循環送風機、31は冷蔵室5用冷気循環送風機である。送風機30、31はプロペラファン或いはターボファンである。冷凍室7用冷却器28で冷却した冷気は送風機30によって、製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室11を経て冷却器28へ帰還する循環をする。また冷蔵室5用冷却器29で冷却した冷気は送風機31によって後述のダクト配置構成によって、冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6を経て冷却器28へ帰還する循環をする。特定低温室9は、特定低温室9内に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器50が設けられている。22は冷却器28の除霜用電気ヒータ、23は冷却器29の除霜用電気ヒータである。
【0012】
冷蔵室5と野菜室6側の冷気循環ダクト構成について説明する。図2乃至図7に示すように、上部に冷蔵室5、下部に冷凍室7を有し、冷蔵室5と冷凍室7に対してそれぞれ専用の冷蔵室用冷却器29及び冷蔵室用冷気循環送風機31と、冷凍室用冷却器28及び冷凍室用冷気循環送風機30を設け、冷蔵室5及び冷凍室7を冷却する冷蔵庫において、冷蔵室5と冷凍室7との間に野菜室6を設け、冷蔵室内下部に特定低温室9を設け、冷蔵室用冷却器29は冷蔵室5の背面上部に形成した冷却器室51に配置され、冷蔵室用冷気循環送風機31は冷却器室51の上方部に配置されている。
【0013】
冷蔵室用冷却器29で冷却された冷気を冷蔵室5へ循環する冷気ダクト52は冷気分配ダクト52Aと冷気戻りダクト58とから構成されている。各室へ冷気を分配供給する冷気分配ダクト52Aは、冷蔵室5の上面部に形成された上面ダクト53と冷却器室51の左右側に縦方向に形成された背面ダクト54とを有する。上面ダクト53は、冷蔵室5の前面開口部の略横幅全域に渡って上から下へ流れる冷気カーテンを形成するための冷気吹き出し口55を前面部に形成している。冷気吹き出し口55は多数のハニカム形状の冷気吹き出し口からなる。
【0014】
背面ダクト54は、図3に示すように冷蔵室5の背面部の左右端部に縦方向に延びていて、冷蔵室5の各棚19上へ冷蔵室5の背面の冷気供給口56から冷気を供給し、野菜室6の背面まで延びて特定低温室9用冷気供給口59と野菜室6用冷気供給口57を有する。冷却器室51へ冷気を戻す冷気戻りダクト58は、左右の冷気分配ダクト即ち、背面ダクト54、54間に位置して冷却器室51の下方に配置され、野菜室6の背面まで延びて野菜室6の冷気戻り部60を下端部に有する。
【0015】
冷気ダクト52の構成を図4乃至図8に示している。背面ダクト54と上面ダクト53を構成する冷気分配ダクト52Aにおいて、背面ダクト54を構成する背面ダクト部材は、主として、ポリプロピレン等の合成樹脂を成形した表板61と、その裏に組み合わされる発泡スチロール等の成形断熱材62とで構成されている。そして上面ダクト53を構成する上面ダクト部材は、主として、ポリプロピレン等の合成樹脂を成形した表板63と、その裏に組み合わされる発泡スチロール等の成形断熱材64とで構成されている。表板61は冷蔵室5の背面壁を形成し、表板63は冷蔵室5の上面壁を形成する。また成形断熱材62はダクト部分を窪ませた成形がされており、また成形断熱材64もダクト部分を窪ませた成形がされている。成形断熱材62に窪ませたダクト部分62Aは、発泡スチロール等の成形断熱材カバー62Bによって覆われることによって背面ダクト54を形成している。表板61と成形断熱材62は組み合わされた状態で、冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込まれる。もし、このカバー62Bを設けない構成の場合には、表板61と成形断熱材62が組み合わされた状態で冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込むことによって、前記窪ませたダクト部分62Aに内箱(内壁板)2と成形断熱材62との間で、冷蔵室5の背面部の左右に縦方向に延びた背面ダクト54が形成される。また、表板63と成形断熱材64も組み合わされた状態で、冷蔵庫本体1へ前面開口から組み込まれることによって、前記窪ませたダクト部分64Aに内箱(内壁板)2と成形断熱材64との間で、冷蔵室5の上面部に水平方向の上面ダクト53が形成される。この組み合わせによって、表板61と表板63、及び成形断熱材62と成形断熱材64とが接合して上面ダクト53と背面ダクト54が連通した状態に形成される。
【0016】
背面ダクト54を構成する背面ダクト部材には、冷却器29を配置する冷却器室51とその上方に送風機31を配置する部分31Aが形成されている。具体的には、表板61で覆われた成形断熱材62の裏側に、冷却器29を配置する冷却器室部分51Aが窪ませて形成されており、その上方に送風機31を配置する部分31Aが形成され、更に冷却器室部分51Aの左右側には冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6へ冷気を供給するための背面ダクト部分64Aが下方へ延びている。成形断熱材62を表板61で覆った背面ダクト部材を冷蔵庫本体1へその前面開口から組み込むことによって、内箱(内壁板)2との間にシールされた冷却器室51と背面ダクト54が冷蔵室の背面に形成される。成形断熱材62は図4に示すように、冷却器室部分51Aのすぐ下の部分70は表板61が前方へ膨らんだ形状をしており、この部分70が除霜用電気ヒータ23とその下方に設けられる露受け皿24の配置部分である。また、冷却器29と送風機31、更には除霜用電気ヒータ23、露受け皿24等は、表板61と成形断熱材62とを冷蔵庫本体1へ組み込む前に冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2へ予め固定されて、所要の電気配線された状態である。
【0017】
冷気戻りダクト58は、左右の背面ダクト54間に位置して冷却器室51の下方に配置されるように、表板61と冷蔵庫本体1の内箱(内壁板)2との間に形成される。これは、実質的に背面ダクト54から冷蔵室5等へ供給される冷気よりも温度が高く、断熱の必要がないためである。冷気戻りダクト58は、その下端部の冷気戻り部60が野菜室6の背面に形成した冷気戻り口65に連通している。冷蔵室5の冷気が野菜室6へ流入するように冷蔵室5と野菜室6の区画壁に連通路83が形成されている。
【0018】
本発明では、上面ダクト53と背面ダクト54との分岐部分には、冷蔵室用冷気循環送風機31から送られる冷気が上面ダクト53へ制限した量として供給されるゲート部68と、このゲート部68から左右の背面ダクト54へ向けて冷気を案内するガイド部67を設けた構成である。具体的には、背面ダクト54を構成する背面ダクト部材の一つである成形断熱材62は、上面ダクト53との接合部に、冷気分岐部66を形成した発泡スチロール等の成形断熱材90を一部に含む。冷気分岐部66は、送風機31の中心の前方位置に上面ダクト53へ冷気を供給するゲート部68と、このゲート部68の左右に形成された流線形上のガイド壁67とを有する。また、冷気分岐部66はその底面94がゲート部68から背面ダクト54へ向けて流線形に垂下した形状である。これによって、送風機31から供給される冷気は、図6に矢印で示すように、ゲート部68から前方の上面ダクト53へ流れる部分と、ガイド壁67に案内されて左右の背面ダクト54へ流れる部分とに分流される。ゲート部68の出口側は上面ダクト53とのマッチングのために広がった領域69を有する。上面ダクト53は、ゲート部68から出た冷気が左右の通路へ分流されるように中央部に分流壁部74を有する形状に成形断熱材64を成形している。
【0019】
これによって、ゲート部68から出た冷気は、広がった領域69から分流壁部74の左右の冷気通路64Aを通って冷気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンとして冷蔵室5の前面開口部を上から下へ流れる。また、ガイド壁67から背面ダクト54へ流入した冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながらそれぞれの冷気供給口から冷蔵室5、特定低温室9及び野菜室6への分配供給され、各室への十分な冷気供給量が確保される。72は冷気供給口59から特定低温室9へ供給される冷気量の調節を行う手動式ダンパ装置である
【0020】
76は、ゲート部68から上面ダクト53へ流れる冷気量を調節する調節装置であり、その一例として図9に示すように、ゲート部68の幅をスライドして可変調節するスライド板が、ゲート部68の一方の壁の溝91に嵌合保持されている。
【0021】
上記の構成において、冷却器29で冷却された冷気は、図6に矢印で示すように、送風機31によって上面ダクト53と背面ダクト54とに分流され、冷気吹き出し口55から略均等な冷気カーテンとして冷蔵室5の前面開口部を上から下へ流れる。背面ダクト54へ流入した冷気は、背面ダクト54を下方へ流れながら冷気供給口56から冷蔵室5へ吐出され、冷気供給口59から特定低温室9へ吐出され、冷気供給口57から野菜室6への供給され、これら各室を冷却する。また冷蔵室5の冷気は連通路83から野菜室6へ供給される。菜室6の冷気は冷気戻り口65から冷気戻りダクト58へ戻り、再び冷却器29によって冷却されて上記循環を繰り返す。
【0022】
一方、冷却器28で冷却された冷気は送風機30によって製氷室20、上冷凍室10及び下冷凍室11へ循環されてこれら各室を冷却する。
【0023】
このような冷凍冷蔵運転モードでの制御によって、冷凍室7の温度範囲は、例えば―18℃〜―20℃の範囲に制御され、冷蔵室5は、例えば、平均温度が約3℃になるように下限温度1.8℃〜上限温度4.2℃に制御され、野菜室4が約3〜5℃に制御される。
【0024】
この場合、冷蔵庫の種類によって、特定低温室9は、約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約―1〜―2℃の氷温室であったり、また、貯蔵食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約―4℃のパーシャル室であったりする。特定低温室9はこのように温度管理が厳しい範囲であるため、背面ダクト54を流れる冷気量をかなり厳しく設定する必要がある。
【0025】
本発明では、上記のように、上面ダクト53と背面ダクト54との分岐部分には、冷蔵室用冷気循環送風機31から送られる冷気が上面ダクト53へ制限した量として供給されるゲート部68と、このゲート部68から左右の背面ダクト54へ向けて冷気を案内するガイド部67を設けた構成である。このため、送風機31から送られる冷気は、ゲート部68の大きさによって上面ダクト53と背面ダクト54との分岐される量が調整されるので、冷蔵室の前面側の供給冷気量と背面側の供給冷気量とのバランスが取り易くなり、冷蔵室の均一な冷却の達成に効果がある。
【0026】
また、特定低温室9の仕様が、例えば上記氷温室の場合には、氷温室が所定の温度に維持できるようにゲート部68の幅を定めて上面ダクト53と背面ダクト54への分岐量を設定した成形断熱材90を製作する。また、特定低温室9が上記パーシャル室の仕様の場合には、パーシャル室が所定の温度に維持できるようにゲート部68の幅を定めて上面ダクト53と背面ダクト54への分岐量を設定した成形断熱材90を製作する。このようにゲート部68の変更によって各種の冷蔵庫に対応できる。上記の構成では、成形断熱材90の変更によってこれを行うことができる効果がある。
【0027】
また、特定低温室9を上記のチルド室、氷温室、パーシャル室の何れかに任意に設定できる仕様とするための簡単な方法として、図9のように冷気量を調節する調節装置76をゲート部68に設けることによってその目的を達成できる。この方法によると、機種ごとに異なる形状の成形断熱材90を用意することが少なくなる効果がある。92は成形断熱材90と冷蔵室5の内箱2の上面との間のシール材である。
【0028】
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0029】
【発明の効果】
第1の発明によれば、冷蔵室の背面部に冷却器を配置し、その上方に送風機を配置した構成において、冷蔵室への冷気供給を上面側と背面側とから供給する方式として冷気供給ダクトの構成が簡単となり、上面側と背面側への適切な冷気分配ができ、冷蔵室の前面側の供給冷気量と背面側の供給冷気量とのバランスが取り易くなり、冷蔵室の均一な冷却の達成に効果がある。
【0030】
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の縦断側面である。
【図3】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫本体の正面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気ダクトの分解斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気ダクトの上部の構成を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気分岐部分を構成する分岐部材とシール材の斜視図である。
【図7】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の冷気分岐部分を構成する分岐部材の正面図である。
【図8】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の背面ダクト部材と送風機の分解斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の背面ダクト部材のゲート部の冷気量調節装置の説明図である。
【符号の説明】
1……冷蔵庫本体
2……内箱
3……外箱
4……断熱材
5……冷蔵室
6……野菜室
7……冷凍室
8……区画壁
9……特定低温室
10…上冷凍室
11…下冷凍室
12…冷蔵室扉
13…野菜容器
14…野菜室扉
15…冷凍室容器
16…冷凍室容器
17…上冷凍室扉
18…下冷凍室扉
22、23…除霜用電気ヒータ
28…冷凍室用冷却器
29…冷蔵室用冷却器
30…冷凍室用冷気循環送風機
31…冷蔵室用冷気循環送風機
51…冷却器室
52…冷気ダクト
52A…冷気分配ダクト
53…上面ダクト
54…背面ダクト
55…冷気吹き出し口
56…冷気供給口
57…冷気供給口
58…冷気戻りダクト
59…冷気供給口
60…冷気戻り部
61、63…表板
62、64、90…成形断熱材
66…冷気分岐部分
67…ガイド部
68…ゲート部
76…冷気量調節装置

Claims (2)

  1. 冷蔵室と冷凍室を有し、前記冷蔵室に対して冷蔵室用冷却器(29)及び冷蔵室用冷気循環送風機(31)を、また冷凍室に対して冷凍室用冷却器(28)及び冷凍室用冷気循環送風機(30)を設けて前記冷蔵室及び冷凍室を冷却する冷蔵庫において、
    記冷蔵室用冷却器(31)は前記冷蔵室の背面部に配置され、
    記冷蔵室用冷気循環送風機(29)は前記冷蔵室用冷却器 (29)の上方に配置され、
    記冷蔵室用冷気循環送風機(29)から送られる冷気を前記冷蔵室へ分配する冷気分配ダクトは前記冷蔵室の前面開口部に上から下へ冷気を吹き出すために前記冷蔵室の上面部に形成された上面ダクト(53)と前記冷蔵室の背面左右部分から前記冷蔵室へ冷気を供給する背面ダクト(54)とを有し、
    前記上面ダクト (53) と前記背面ダクト (54) との分岐部分には、前記冷蔵室用冷気循環送風機 (31) の中心の前方位置に前記上面ダクト (53) へ冷気を供給するゲート部 (68) と、このゲート部 (68) の左右に形成された流線形上のガイド壁 (67) とを有して、冷気がこのゲート部 (68) から前方の前記上面ダクト (53) へ流れる部分と、前記ガイド壁 (67) に案内されて左右の前記背面ダクト (54) へ流れる部分とに分流されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1おいて、前記上面ダクト(53)へ供給される冷気量を調節する調節装置(76)を前記ゲート部(68)に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
JP2000293907A 2000-09-27 2000-09-27 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP3723436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293907A JP3723436B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293907A JP3723436B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002107041A JP2002107041A (ja) 2002-04-10
JP3723436B2 true JP3723436B2 (ja) 2005-12-07

Family

ID=18776614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293907A Expired - Fee Related JP3723436B2 (ja) 2000-09-27 2000-09-27 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3723436B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104422232A (zh) * 2013-08-26 2015-03-18 日立空调·家用电器株式会社 冰箱

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100811488B1 (ko) * 2006-05-19 2008-03-07 엘지전자 주식회사 냉장고
CN102778095A (zh) * 2012-08-16 2012-11-14 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱
CN106322887B (zh) * 2016-09-23 2019-03-12 合肥华凌股份有限公司 一种自适应风量的调节装置及具有该调节装置的冰箱
CN111397275B (zh) * 2020-03-17 2021-09-28 广东奥马冰箱有限公司 一种单系统双风机多温区的冰箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104422232A (zh) * 2013-08-26 2015-03-18 日立空调·家用电器株式会社 冰箱
CN104422232B (zh) * 2013-08-26 2017-03-22 日立空调·家用电器株式会社 冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002107041A (ja) 2002-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6604377B2 (en) Electric refrigerator
EP3683528A1 (en) Refrigerator compartment with evaporator to provide cold air to ice maker
JPS6176869A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP3723436B2 (ja) 冷蔵庫
JP3594544B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002039663A (ja) 電気冷蔵庫
JP3594545B2 (ja) 冷蔵庫
JP3825620B2 (ja) 冷蔵庫
JP5445113B2 (ja) 冷蔵庫
JP2001330361A (ja) 冷蔵庫
JP2003106735A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH10259986A (ja) 冷蔵庫
JP3439981B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005016903A (ja) 冷蔵庫
JP2001280795A (ja) 冷蔵庫
JP3197769B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2002098466A (ja) 冷蔵庫
JP3649850B2 (ja) 冷蔵庫
JP7011301B2 (ja) 冷蔵庫
JPH08152246A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2002098460A (ja) 冷蔵庫
JP2002098459A (ja) 冷蔵庫
JPH10103845A (ja) 貯蔵庫のダクト装置
JP2002295953A (ja) 冷蔵庫
JP3599984B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050915

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3723436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees