JPS5856635A - 野菜等の予冷，低温貯蔵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は収容室内に収納した多量の野菜等を、低温障害
を起さない程度の冷気の差圧通風作用とルームクーリン
グ作用とＫより効率的に予冷して低温貯蔵することを目
的とした野菜等の予冷、低温貯蔵方法およびその装置に
関する。

一般に野菜等は収穫した以後、その翌日に出荷するまで
の一時貯蔵あるいは２日以上貯蔵してその出荷を調整す
ることが行われており、この際、野菜等自体から発散す
る呼吸熱で収容室内温度が貯蔵適性ｍ度以上に高まった
時には腐敗、変質現象を起ず許りか、食味も著しく減退
されるので、これが防止を図るために野菜等の呼吸作用
をできるだけ抑制すればよく、その手段として冷却が用
いられている。

そして、野菜等の呼吸作用を冷却により抑制して貯蔵を
行わせる予冷、低温貯蔵装置は本出願前この種専門メー
カーから発表されている。

この予冷、低温貯蔵装置は第２図に示された如く断熱壁
で形成された収容室ａ内の上方位ｆｌｌＫ冷却器すと攪
拌ファンＣとを設け、しかも収容室車内の床面には野菜
等を収容した収穫箱ｄ）ｌ多数立体的に重積設置せしめ
て、冷却器すの運転で得られた冷気を攪拌ファンＣによ
り収容室ａ全体に行■ き亘るよう攪拌せしめて予冷し、この冷気で収容室ａ内
に収容された野菜等を周囲よりゆっくりと冷却させなが
ら低温貯蔵を行わせる所請ルームクーリング方式の予冷
、低温貯蔵装置であった。

ところで上記のようなルームクーリング方式によれば、
収穫箱内に収容された野菜吟には冷気が面接浴びせられ
ないので短時間内に野菜等を最適予冷温度に冷却させる
ことが仲々できず、どうしてもムラ冷房となって野菜等
全体を呼吸作用が効果的に抑制される予冷温度に維持さ
せることができない許りか、収穫箱内に収容さｔた野菜
等は内部と外部との間に大きな温度差を生じ、その結果
、呼吸熱の発散による温度上昇のため、一部の野菜等が
腐敗、変質したり或は食味が減退する外、冷却器を連続
運転させるため時には低温障害を起して野菜等にしおれ
現象や減耗現象が起る等の欠点があった。

本発明はかかる点に鑑み、上記公知の欠点を解決するた
めに、先ず野菜等の呼吸作用を抑制する今更は低温障害
を起さない程度の温度（略５℃前後）のものを起風し、
しかもこの冷気は差圧通風によって収穫箱内に収容され
た野菜等中へ直接流通する如く循環通風させて、野菜等
全体をムラ冷房なく均一に急速予冷せしめると共に野菜
等が急速予冷で最適な予冷温度になったら差圧通風によ
る冷気の循珈供給乞断って収容室内に充満した冷気を適
宜攪拌対流させて野菜等を周囲より冷気で冷却しながら
ムールクーリングの低温貯蒙を行わせたり或は野菜等の
呼吸熱で冷りか最適予冷温度以上となったら自動的に低
温障害を起さない程度の新たな冷気が再び差圧通風によ
り野菜等中を通過する如く供給する循環作動を随時自動
的に行わせ、常に収容室内を低温障害が起らない一定の
予冷温度に維持させて野菜等の呼吸作用を極力抑制し、
野菜等が腐敗、変質や食味減退を起さず良好に低温貯蔵
させることができる野菜等の予冷、低温貯蔵方法および
その装置を提供しようとしたものであって、以下に本発
明１方法ヲ使用した留置の構成を添附図面に示された好
適な実施例について説明する。

図面において、１は周囲を断熱壁で囲って形成した密閉
箱であって、該密閉箱１内には収容室２と通槃室３およ
び機械室４の３室が設けられ、該収容室２と通気室３と
は通気面５ａ’（（板材、ビニールシート或は新聞紙等
からなる閉塞体６により自由に閉塞調節できる通気仕切
板５により仕切られており、又機械室３はその一端を収
容室２の一部−１１４１１に、又他端を通気室４にそれ
ぞれ接続せしめである。そして機械室４の内部には、冷
気を収容室２、通気室３および機械室４の順に差比通風
させる如く正転させたり或は前記正転作動と冷気を前と
は全く反対の方向に差圧通風させるように逆転させる逆
転作動とを随時交互に行うことができる有圧ファン７と
収容室２内の湿度を９０チ前後に維持させるための潤湿
機８が設けられ、しかも収容室２と機械室４との接続口
９の一部には低温障害を起さない程度の冷気を発生させ
るための冷却ユニット１０が配設されている。なお接続
口９と冷却ユニット１０との間には適当な大きさの通タ
ロ１１が形成されている。１２は収容室２内の上方位會
に随時回転できるよう設けられた攪拌ファンであっては
、通常は冷却ユニット１０の前面である収容室２内に設
置されている。１３・−・・・・は収穫した野菜等Ａを
収納せしめるための通気性に富むよう形成された収穫箱
であって、該収穫箱１３はその一例として、第１図に示
された如（上面を開放した方形箱状となし、該収穫箱１
３の左右両側壁１３ａ　、　１３ｂに多数の通気孔１３
ｃ・・・・・・が穿孔されている。上記の収穫箱１３は
その使用時に際しては、内部に野菜尋人を収納した多数
の収穫箱１３・・・・・・を該収穫箱１３間に通風路１
４が形成されるよう通気仕切板５上忙併列状に重積せし
めると共に、多数の収穫箱１３が設置されない位曾の通
気仕切板５の通気面５ａは閉塞体６により完全に閉塞せ
しめる。なお最、上部位置のＶ−箱１１・・・・・・の
上部開放部は適宜の蓋板１５により閉塞せしめる。又通
風路１４０前後位置にも壁板な設けて収容室２と通気室
３とを複数の収穫箱１３−・・・・・と通風路１４およ
び一部の通槃面５ｍを介して連通状に形成せしめる。し
たがって、上記の収穫箱１３・・・・・・を使用した際
には、冷気が収穫箱１３・・・・・・内を横方向に流通
するが、該収穫箱１３・・・・・・を底部に通気孔を開
孔したり戚は周壁全面に通気孔を開孔した構成のもの馨
立体的に重積した際には、冷気を竪方向に沿い循環流通
させることかで伊る。

その際にあっては、重積された多数の収穫箱１３・・・
・・・の周囲を適宜のカバーで櫟うことは勿論である。

１６は密閉箱１内に複数個設置されて密閉箱１内が最適
予冷温度例えば５℃前後になったことを検知したら有圧
ファン１の運転を停止し、又密閉箱１内の予冷温度が最
適予冷温度例えば５℃以上に上昇したことを検知したら
有圧ファン１の運転を再開させることができる主温度検
知体であって、該温度検知体１８はその作動をより正確
ならしめるために例えば収穫箱１内や通気室３或は機械
室４等に設置せしめる。

１７は収容室２内の上方適所に設置されて、収容室２内
の冷気温度が設定温度例えば３℃になったことを検知し
たら冷却ユニ：；）１Ｇおよび攪拌ファン１２の運転を
停止させ、又冷気温度が設定温度例えば３℃以上となっ
たことを検知したら冷却ユニット１０および攪拌ファン
１２の運転を再開させるための副温度検知体であって、
主温度検知体１６と副温度検知体１Ｔとの間に温度差を
設けて、収容室２内の冷り温度をなるべく一足の予冷温
度に維持させようと図ったもので、かかる主副温度検知
体１６．１７の運転作動は下表のよ５になる。

なお明細書中に云う差圧通風とは、有圧ファン１の運転
で収容室２内の圧力が通気室３内の圧力より高い状態の
もとに強制循環通風作用を営むことを指す。したがって
有圧７ア／７が逆転した時には通気室３内の圧力が高く
、収容室２内の圧力は低い状態で通気室３より収容室２
に向は差圧通風されることになる。又ルームクーリング
とは、上記のような差圧通風による強制循環通風作用が
全く無い状態のもとで室内の冷気を単に攪拌ファン１２
の回転作用で攪拌対流させながら冷却することを槓杵す
るものである。

次に本発明の作用について説明する。

今、収穫した多量の野菜等Ａを出荷調整等のため、腐敗
、変質や食味の低下を来たすことなく低温貯蔵させたい
場合には、先ず収穫した野菜等Ａを収納した多数の収穫
箱１３・・・・・を収容室２内の連休仕切板５上へ、該
収穫箱１３．１３間に通風路１４が形成されるよう併列
状に重積せしめた後、収穫箱１３・・・・・・の上部開
放面を蓋板１５で、又収穫箱１３および通風路１４が設
置されない通槃面５ａを閉塞体６でそれぞれ閉塞せしめ
る。次いで有圧ファン７および攪拌ファン１２を回転さ
せると同時に冷却ユニット１０も運転させて、野菜等Ａ
がしおれ現象や減耗現象等を起さない所謂低温障害を起
さない温度例えば５℃前後の冷気を機械室４より連続し
ズ収容室２内へ供給する。

１ さすれば、冷気が連続して供給される収納室２内の圧力
は、他方の通気室３内の圧力よりも高くなるので、収容
室２内に充満した冷気は差圧通風作用により収容室２よ
り多数の収穫箱１３内へ通気孔１３ｂを介して進入した
後、通風路１４、通気仕切板５、通気室３および機械室
４を鮭て再び収容室２内に返流される循環流通作動を良
好に営＾、多量の野菜等Ａを流通する冷気により直接予
冷せしめる。この様にして多量の野菜等Ａが内部・外部
の温度差の発生もなく急速に所定の予冷温度（５℃前後
）Ｋ急冷されると主温度検知体１６・・・の制御作動で
、有圧ファン７のみ、その運転を停止させ、冷気の循環
流通作動を停止せしめる。

しかしながら、この状態時にあっては冷却ユニット１０
および攪拌ファン１２は共に運転されているので、収容
室２内に充満した冷気は攪拌ファン１２の攪拌作用で収
容室２日をゆるやかに対流して多数の収穫箱１３・・・
・・・・・・を対流する冷ｆＲにより周囲を包むように
冷却せしめると共に、対流する冷気の一部は通気口１１
より機械室４内に入り、次いで攪拌７７ン１２の吸引作
用で冷却ユニット１０を通道する時、冷却されて収容室
２内に供給される。したがって、有圧ファン１の運転を
停止した後も攪拌ファン１２および冷却ユニット１０の
運転で収容室２の冷気を低温障害を起さない５℃前後の
温度に維持せしめて野菜尋人の呼吸作用を極力抑制し良
好なルームクーリング作用で低温貯蔵を行わせる。そし
て収容室２は勿論のこと収穫箱１３内の予冷温度が３℃
となると副温度検知体１１が作動して、冷却ユニツ）１
０および攪拌ファン１２の運転を共に停止し、それ以下
の温度となることを防止し野菜等Ａの低温障害の発生を
なくすものである。

しかしながら、多量の野菜等Ａは、その低温貯蔵中にお
いても呼吸作用を営んでいるので、収容室２内の冷気が
呼吸熱発散のため、所定の予冷ノ一温度５℃、３℃以上
に上昇されたら、速かに主副温度検知体１６．１７が作
動して有圧ファンＴ、冷却ユニット１０および攪拌ファ
ン１２の運転を再開し、低温障害を起さない程度の冷気
を再び差圧通風作用により循環流通させて収容室２内は
勿論のこと野菜環Ａ全体を所定の予冷温度（５℃前後）
に維持されるよ５に冷却せしめる。

それ故上記有圧ファン７、冷却ユニツ）１０および攪拌
ファン１２は予冷温度の変化に伴ない随時その運転が断
続されて一定の予冷温度を維持させ、ム２冷房や、しお
れ現象、減耗現象等を起さず、かつ食味の減退も発生さ
せずに低温貯蔵を長期Ｋｌｉり行うことができる。

なお上記の如き、予冷、低温貯蔵作業中におい文収容室
２内の湿度が減少して野菜等Ａにしおれ現象が起るよう
な事態となったら、潤湿器８を随時運転せしめて温度約
９０％になるよう加湿させ、９０４以上となったら除湿
する作用を行わせる。

又上記した有圧ファン７はその運転作動を一定時間毎に
正転させたり或は逆転させて低温障害を起さない程度の
冷気の循環流通方向を逆転する如く供給して、同−収穫
箱１３内に収納された野菜等Ａが冷気の吸込側と吐出側
とでは野菜環Ａ自体から発散する呼吸熱により吐出側が
吸気側より冷気温度が高くなって減耗されるのを未然に
防止せしめることができる。

要するに本発明をよ、低温障害を起さない程度の冷気（
５℃前後）を差圧通風により収容室２内に収容した野菜
等Ａ中へ直接流通せしめて急速予冷せしめると共に、急
速予冷された以後は、前記冷気の循環供給を断続させて
収容室２内を低温障害が起らない一定の予冷温度（５℃
前後）Ｋ維持させながら低温貯蔵を行わせたから、従来
公知の貯腋法に較べ収穫した多量の野菜等Ａを出荷調整
のために長期貯蔵を行う場合にあっても野菜環Ａ全体を
温度差を発生させることなく短時間内に急速予冷して野
菜環Ａ自体の呼吸作用を極力抑制できる詐りか、野菜等
Ａを常に一定の予冷温度に維持せしめて腐敗、変質や食
味の減退も発生させることなく長期に亘って効果的に貯
蔵させることができるは勿論のこと、野菜等の予冷、低
温貯蔵装置を特に、密閉箱１内を収容室２、通気室３お
よび機械室４となし、しかも収容室２と通気室３とは通
気面５ａを閉塞体６により自由に閉塞調節できる通気仕
切板５により仕切り、又冷却ユニツ）１０および正転成
は正逆転できる有圧ファン７を収設した機械室４は収容
室２および通気室３と接続し、閉塞体６により閉塞され
ない通気仕切板５上には全体を通気可能に形成し、かつ
内部に野菜等Ａを収納した多数の収穫箱１３・・・・・
・・・・を内部に冷気が流通できるよう重積せしめると
共に、密閉箱１内の適所には有圧ファン７の運転を断続
させる主温度検知体１６と収容室２内に配設された攪拌
ファン１２および冷却ユニット１０の運転を断続させる
副温度検知体１７とを設けた構成として、予冷時、或は
低温貯蔵時における冷気の差圧通風作用および攪拌ファ
ン１２の対流作用によるルームクーリング作用の運転を
自動制御により随時達成させて野菜等Ａの急冷以後、常
に一定の予冷温度に維持し、野菜等の呼吸作用を極力抑
制して良好な低温貯蔵を行うことができる外、冷気の流
通方向を随時反転させて、収穫箱１３内に収納された野
菜等Ａが、その吸込側と吐出Ｉ４１１とで呼吸熱のため
流通する冷気に温度差を生じ、それＫより減耗されると
いう欠点をな（すことができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法を使用した装置の一実施例を示すもの
であって、第１図は縦断正面図であり、第２図は従来例
の縦断正面図である。 １・・・密閉箱、２・・・収容室、３・・−通気室、４
・・・機械室、５・・・通気仕切板、５ａ・・・その通
気面、６・・・閉塞体、７・・・有圧ファン、１０・・
・冷却ユニット、１２・・・攪拌ファン、１３・・・収
穫箱、１６・・・主温度検知体、１７・・・副温度検知
体、Ａ・・・収穫箱内に収納された野菜等 特許出願人 金子農機株式会社 代理人　弁理士 出　　　口　　　恭　　　平

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　低温障害を起さない程度の冷気を差圧通風に
   より収容室内に収容した野菜類中へ直接循環流通せしめ
   て急速予冷せしめると共和急速予冷された以後は前記冷
   気の循環供給を断続せしめて収容室内を低温障害が起ら
   ない一定の予冷温度に維持させながら低温貯蔵を行うこ
   とを特徴とする野菜等の予冷、低温貯蔵方法。
2. （２）密閉箱内に収容室、通気室および機械室を−２は
   正逆転できる有圧ファンを収設した機械室は収容室およ
   び通気室と接続し、閉塞体により閉塞されない通気仕切
   板上には、全体を通気可能に形成し、かつ内部に野菜等
   を収納した多数の収穫箱を内部に冷気が流通できるよう
   重積せしめると共に、密閉箱内の適所には有圧ファンの
   運転な断続させる主温度検知体と収容室内に配設された
   攪拌ファンおよび冷却ユニットの運転を断続させる副温
   度検知体とを設けたことを特徴とする野菜等の予冷、低
   温貯蔵製蓋。