JPH0649125Y2 - ロータリー耕耘装置のリアカバー - Google Patents
ロータリー耕耘装置のリアカバーInfo
- Publication number
- JPH0649125Y2 JPH0649125Y2 JP1988030559U JP3055988U JPH0649125Y2 JP H0649125 Y2 JPH0649125 Y2 JP H0649125Y2 JP 1988030559 U JP1988030559 U JP 1988030559U JP 3055988 U JP3055988 U JP 3055988U JP H0649125 Y2 JPH0649125 Y2 JP H0649125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear cover
- cover
- hanger rod
- rod
- depth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、トラクターの後部に付設するロータリー耕耘
装置のリアカバーに関するものである。
装置のリアカバーに関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、ロータリー耕耘装置のリアカバーを前部リア
カバーと後部リアカバーに分割し、後部リアカバーを前
部リアカバーに対して自由に回動自在とした技術は公知
とされている。例えば、実開昭53-143703号公報や、実
開昭57-133902号公報の如くである。
カバーと後部リアカバーに分割し、後部リアカバーを前
部リアカバーに対して自由に回動自在とした技術は公知
とされている。例えば、実開昭53-143703号公報や、実
開昭57-133902号公報の如くである。
上記従来技術においては、前部ハンガーロッドを耕耘カ
バーとは関係なく上下に回動して位置調整される支持フ
レームに吊設しているので、該支持フレームを上下動さ
せた場合には、耕耘爪の軌跡と、前部リアカバーと後部
リアカバーとの関係位置が変化するので、後部リアカバ
ーと耕耘爪の干渉が発生したり、所望の両者の関係位置
が得られないという不具合があった。
バーとは関係なく上下に回動して位置調整される支持フ
レームに吊設しているので、該支持フレームを上下動さ
せた場合には、耕耘爪の軌跡と、前部リアカバーと後部
リアカバーとの関係位置が変化するので、後部リアカバ
ーと耕耘爪の干渉が発生したり、所望の両者の関係位置
が得られないという不具合があった。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 また先行する技術として、第3図の如き技術がある。該
技術においては、前部リアカバーに対して後部リアカバ
ーを回動自在に構成しているものの、該回動は手動で位
置を調節する為に回動可能としている。即ち、前部リア
カバーに対して後部リアカバーの角度を手動調節により
変更可能としている。
技術においては、前部リアカバーに対して後部リアカバ
ーを回動自在に構成しているものの、該回動は手動で位
置を調節する為に回動可能としている。即ち、前部リア
カバーに対して後部リアカバーの角度を手動調節により
変更可能としている。
故に通常の耕耘作業においては、付勢バネが介装されて
いるものの、後部ハンガーロッドが前部ハンガーロッド
に対して位置を固定されているので、後部リアカバーは
前部リアカバーに対して角度が一定に構成されているの
である。
いるものの、後部ハンガーロッドが前部ハンガーロッド
に対して位置を固定されているので、後部リアカバーは
前部リアカバーに対して角度が一定に構成されているの
である。
このように、前部リアカバーと後部リアカバーは角度を
固定した状態に構成しているので、不具合が発生するの
である。
固定した状態に構成しているので、不具合が発生するの
である。
第3図においては、耕耘カバー13′の後端に枢支したリ
アカバーを前部リアカバー1′と後部リアカバー2′に
分割し、前部リアカバー1′に対して後部リアカバー
2′を回動自在としているが、アーム10′に枢支した後
部ハンガーロッド6′の上端をアーム11′に固定してい
る為に、前部ハンガーロッド5′が上下した際におい
て、前部リアカバー1′と後部リアカバー2′の角度が
変化しないこととなり、耕深が深くなった場合におい
て、後部リアカバー2′が耕耘爪の回動軌跡内に突っ込
でしまうという不具合があったものである。
アカバーを前部リアカバー1′と後部リアカバー2′に
分割し、前部リアカバー1′に対して後部リアカバー
2′を回動自在としているが、アーム10′に枢支した後
部ハンガーロッド6′の上端をアーム11′に固定してい
る為に、前部ハンガーロッド5′が上下した際におい
て、前部リアカバー1′と後部リアカバー2′の角度が
変化しないこととなり、耕深が深くなった場合におい
て、後部リアカバー2′が耕耘爪の回動軌跡内に突っ込
でしまうという不具合があったものである。
本考案はこのような不具合を解消すべく構成したもので
ある。
ある。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
る為の構成を説明する。
耕耘カバー13の後端に枢支軸4にて枢支したリアカバー
を、前部リアカバー1と後部リアカバー2とに分割し、
後部リアカバー2を枢支軸3により前部リアカバー1に
対しても回動自在に枢支した構成において、後部リアカ
バー2を吊設する後部ハンガーロッド6を、前部ハンガ
ーロッド5に対してスライド可能に支持し、該前部リア
カバー1を吊設する前部ハンガーロッド5を、前記耕耘
カバー13から後方へ突出したロータリー側支持杆12に吊
下げ支持した。
を、前部リアカバー1と後部リアカバー2とに分割し、
後部リアカバー2を枢支軸3により前部リアカバー1に
対しても回動自在に枢支した構成において、後部リアカ
バー2を吊設する後部ハンガーロッド6を、前部ハンガ
ーロッド5に対してスライド可能に支持し、該前部リア
カバー1を吊設する前部ハンガーロッド5を、前記耕耘
カバー13から後方へ突出したロータリー側支持杆12に吊
下げ支持した。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は、耕深が浅い状態における本考案のリアカバー
の状態を示す側面断面図、第2図は耕深が深い状態にお
ける側面断面図、第3図は従来のリアカバーの構成を示
す側面図、第4図は本考案のリアカバー装置の後面図、
第5図は前部ハンガーロッド5と後部ハンガーロッド6
の支持部の斜視図、第6図は後部ハンガーロッド6の図
面である。
の状態を示す側面断面図、第2図は耕深が深い状態にお
ける側面断面図、第3図は従来のリアカバーの構成を示
す側面図、第4図は本考案のリアカバー装置の後面図、
第5図は前部ハンガーロッド5と後部ハンガーロッド6
の支持部の斜視図、第6図は後部ハンガーロッド6の図
面である。
第1図,第2図において、本考案のロータリー耕耘装置
の全体的な構成について説明する。
の全体的な構成について説明する。
耕耘ギアボックス21へトラクターのPTO軸からユニバー
サルジョイントを介して動力が伝達される。
サルジョイントを介して動力が伝達される。
該耕耘ギアボックス21より上方に、トップリンクマスト
22が突設されており、更に後方に向けて、デプスフレー
ム18が突出されている。該デプスフレーム18とトップリ
ンクマスト22の間にデプス調節装置17が介装されてお
り、デプス調節ハンドル16が回転することにより、デプ
スフレーム18が上下して、尾輪19を耕深調節の為に浅深
に調節するものである。
22が突設されており、更に後方に向けて、デプスフレー
ム18が突出されている。該デプスフレーム18とトップリ
ンクマスト22の間にデプス調節装置17が介装されてお
り、デプス調節ハンドル16が回転することにより、デプ
スフレーム18が上下して、尾輪19を耕深調節の為に浅深
に調節するものである。
また耕耘ギアボックス21より左右にメインビームが突出
されており、左側のメインビームの左端で、サイドカバ
ー14の外面に接当して動力伝達ケース20が固設され、耕
耘爪15が植設された耕耘爪軸を駆動すべく構成してい
る。
されており、左側のメインビームの左端で、サイドカバ
ー14の外面に接当して動力伝達ケース20が固設され、耕
耘爪15が植設された耕耘爪軸を駆動すべく構成してい
る。
耕耘爪15の回転軌跡外周の上面に、耕耘カバー13が固定
被覆されており、該耕耘カバー13の後端に枢支軸4を設
けて、リアカバー装置を構成する前部リアカバー1を枢
支している。
被覆されており、該耕耘カバー13の後端に枢支軸4を設
けて、リアカバー装置を構成する前部リアカバー1を枢
支している。
該前部リアカバー1の後端にも枢支軸3を構成して、後
部リアカバー2を枢支している。
部リアカバー2を枢支している。
通常のリアカバーは前部リアカバー1と後部リアカバー
2を一体化した面積に構成されているのであるが、本考
案においては該リアカバーを前部リアカバー1と後部リ
アカバー2に分割して、中央を枢支軸3により回動可能
としている。
2を一体化した面積に構成されているのであるが、本考
案においては該リアカバーを前部リアカバー1と後部リ
アカバー2に分割して、中央を枢支軸3により回動可能
としている。
耕耘カバー13の上面より、前部リアカバー1の上面方向
に向けてロータリー側支持杆12を突設しており、該ロー
タリー側支持杆12に前部ハンガーロッド5の上端が枢支
されている。
に向けてロータリー側支持杆12を突設しており、該ロー
タリー側支持杆12に前部ハンガーロッド5の上端が枢支
されている。
前部ハンガーロッド5は前後に回転可能に設けた貫通筒
30の穿設した孔内に上端が貫通され、上下にスライド可
能に支持されている。
30の穿設した孔内に上端が貫通され、上下にスライド可
能に支持されている。
該前部ハンガーロッド5の下端は、前部リアカバー1よ
り突設したアーム11に枢結しているのである。
り突設したアーム11に枢結しているのである。
また前部ハンガーロッド5の上端のピン孔内に挿入した
ピン31と貫通筒30との間には付勢バネ33が介装されてい
る。
ピン31と貫通筒30との間には付勢バネ33が介装されてい
る。
該付勢バネ33はリアカバー装置が下降する場合におい
て、ピン31とロータリー側支持杆12が衝撃的に接当する
のを防ぐ為に介装しているのである。
て、ピン31とロータリー側支持杆12が衝撃的に接当する
のを防ぐ為に介装しているのである。
従来は前部ハンガーロッドの上に、リアカバーを地表面
に接当させる為の付勢バネを介装していたのであるが、
本考案においては該リアカバー装置を地表面に押し付け
るような付勢バネは介装していないのである。そして前
部リアカバー1と後部リアカバー2の重量により地表面
を自然に押圧すべく構成した。
に接当させる為の付勢バネを介装していたのであるが、
本考案においては該リアカバー装置を地表面に押し付け
るような付勢バネは介装していないのである。そして前
部リアカバー1と後部リアカバー2の重量により地表面
を自然に押圧すべく構成した。
そして第4図,第5図,第6図の如く、後部リアカバー
2の前部リアカバー1に対する支持装置を構成している
のである。
2の前部リアカバー1に対する支持装置を構成している
のである。
第4図と第5図において示す如く、前部ハンガーロッド
5は1本のロッドによた構成されており、該前部ハンガ
ーロッド5を貫通体7に穿設した貫通孔を通過させてい
るのである。該貫通体7の両側に後部ハンガーロッド6
の上端が固設されている。即ち後部ハンガーロッド6は
上部において2股状に分岐構成されており、前部ハンガ
ーロッド5が貫通された貫通体7を左右から挟持した状
態で固定されており、該2股部が前部ハンガーロッド5
とアーム11と後部ハンガーロッド6との係合を回避して
いるのである。
5は1本のロッドによた構成されており、該前部ハンガ
ーロッド5を貫通体7に穿設した貫通孔を通過させてい
るのである。該貫通体7の両側に後部ハンガーロッド6
の上端が固設されている。即ち後部ハンガーロッド6は
上部において2股状に分岐構成されており、前部ハンガ
ーロッド5が貫通された貫通体7を左右から挟持した状
態で固定されており、該2股部が前部ハンガーロッド5
とアーム11と後部ハンガーロッド6との係合を回避して
いるのである。
そして該後部ハンガーロッド6の下端は後部リアカバー
2のアーム10に枢結されているのである。
2のアーム10に枢結されているのである。
該前部ハンガーロッド5は、第5図,第6図の如く、上
下に複数のピン孔が開口されており、該ピン孔に松葉ピ
ンを挿入することにより、第5図の如く、後部ハンガー
ロッド6と前部ハンガーロッド5とを固着一体化するこ
とも出来るのである。
下に複数のピン孔が開口されており、該ピン孔に松葉ピ
ンを挿入することにより、第5図の如く、後部ハンガー
ロッド6と前部ハンガーロッド5とを固着一体化するこ
とも出来るのである。
しかし通常の耕耘作業においては、該前部ハンガーロッ
ド5の孔に松葉ピンを挿入することなく、前部ハンガー
ロッド5と後部ハンガーロッド6とがスライド可能な状
態としておくのである。
ド5の孔に松葉ピンを挿入することなく、前部ハンガー
ロッド5と後部ハンガーロッド6とがスライド可能な状
態としておくのである。
(ヘ)考案の作用 このように後部ハンガーロッド6を前部ハンガーロッド
5の上にスライド可能に支持させたことにより、第1
図,第2図に示す如く作用するものである。
5の上にスライド可能に支持させたことにより、第1
図,第2図に示す如く作用するものである。
即ち耕深が深い場合は、第2図に示す如く地表面GLが後
部リアカバー2を押し上げる状態となるので、アーム10
を介して後部ハンガーロッド6が上方へ押し上げられ気
味となり、貫通体7は前部ハンガーロッド5の上の上方
へ移動すのである。
部リアカバー2を押し上げる状態となるので、アーム10
を介して後部ハンガーロッド6が上方へ押し上げられ気
味となり、貫通体7は前部ハンガーロッド5の上の上方
へ移動すのである。
故に前部リアカバー1と後部リアカバー2との成す角θ
1が小さくなり、耕耘爪15と回転軌跡に対して、該前部
リアカバー1と後部リアカバー2との交差する凹部が奥
深くなり、耕耘爪15にかかる負荷を小さくすることがで
き、耕深が深い場合に全体的に過剰負荷状態となるの
を、該奥深さにより所要馬力を軽減して防ぐことができ
るのである。
1が小さくなり、耕耘爪15と回転軌跡に対して、該前部
リアカバー1と後部リアカバー2との交差する凹部が奥
深くなり、耕耘爪15にかかる負荷を小さくすることがで
き、耕深が深い場合に全体的に過剰負荷状態となるの
を、該奥深さにより所要馬力を軽減して防ぐことができ
るのである。
次に耕深が浅い場合には、地表面GLが第1図の如く低い
位置となり、後部リアカバー2は垂下された状態とな
り、前部リアカバー1も垂下されるので、後部ハンガー
ロッド6の上端の貫通体7の位置が前部ハンガーロッド
5の上方まで上昇するのである。
位置となり、後部リアカバー2は垂下された状態とな
り、前部リアカバー1も垂下されるので、後部ハンガー
ロッド6の上端の貫通体7の位置が前部ハンガーロッド
5の上方まで上昇するのである。
これにより前部リアカバー1と後部リアカバー2の成す
角度θ2が大きくなり、耕耘爪15の回転軌跡に近付くの
であるから、耕耘爪15の所要動力は増加するが、耕深が
浅いので全体的に所要動力が小さくなるので、過剰負荷
となることはないのである。
角度θ2が大きくなり、耕耘爪15の回転軌跡に近付くの
であるから、耕耘爪15の所要動力は増加するが、耕深が
浅いので全体的に所要動力が小さくなるので、過剰負荷
となることはないのである。
また前部リアカバー1と後部リアカバー2とが、耕耘爪
15の直近位置を通過するので、礫が砕土されやすくなる
のである。
15の直近位置を通過するので、礫が砕土されやすくなる
のである。
また第3図に示す従来の構成においては、後部リアカバ
ーを前部リアカバーに対して固定しているので、後部リ
アカバー2′が耕深が浅くて下降してきた場合には、耕
耘爪の回転軌跡内に後部リアカバー2′が入り込んで干
渉してしまうのであるが、本考案の場合には、前部リア
カバー1を吊設する前部ハンガーロッド5も、後部リア
カバー2を吊設する後部ハンガーロッド6も、耕耘カバ
ー13から突出したロータリー側支持杆12より吊設してい
るので、最大回動位置を規制することが可能となり、耕
耘爪の回動軌跡と、後部リアカバー2とが干渉すること
が無くなったのである。
ーを前部リアカバーに対して固定しているので、後部リ
アカバー2′が耕深が浅くて下降してきた場合には、耕
耘爪の回転軌跡内に後部リアカバー2′が入り込んで干
渉してしまうのであるが、本考案の場合には、前部リア
カバー1を吊設する前部ハンガーロッド5も、後部リア
カバー2を吊設する後部ハンガーロッド6も、耕耘カバ
ー13から突出したロータリー側支持杆12より吊設してい
るので、最大回動位置を規制することが可能となり、耕
耘爪の回動軌跡と、後部リアカバー2とが干渉すること
が無くなったのである。
またトラクターが圃場端において回行する為に、耕耘爪
15の回転状態で上昇された場合にも、後部リアカバー2
は真下に向けて垂下されるのであるが、両者の関係位置
は規制されているので、前方に向けて出過ぎることがな
く、回転する耕耘爪15と接触することが無いのである。
15の回転状態で上昇された場合にも、後部リアカバー2
は真下に向けて垂下されるのであるが、両者の関係位置
は規制されているので、前方に向けて出過ぎることがな
く、回転する耕耘爪15と接触することが無いのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
するものである。
第1に、リアカバーを前部リアカバー1と後部リアカバ
ー2に分割して、耕耘カバー13に対して前部リアカバー
1を回動可能とし、前部リアカバー1に対して後部リア
カバー2を回動可能とした場合には、後部リアカバー2
の部分の自由度が大き過ぎる為に、回動しすぎて、耕耘
爪の回転軌跡と干渉する可能性があるが、本考案におい
ては、後部リヤカバー2の後部ハンガーロッド6を、前
部リアカバー1の前部ハンガーロッド5にスライド可能
に支持し、該前部ハンガーロッド5を、耕耘カバー13か
ら突出したロータリー側支持杆12に支持したことによ
り、後部リアカバー2は耕耘カバー13から支持されてい
るので、最大回動可能位置を、耕耘カバー13の位置に対
して規制することができるので、耕耘爪の軌跡と干渉し
ないように設定することが可能となったのである。
ー2に分割して、耕耘カバー13に対して前部リアカバー
1を回動可能とし、前部リアカバー1に対して後部リア
カバー2を回動可能とした場合には、後部リアカバー2
の部分の自由度が大き過ぎる為に、回動しすぎて、耕耘
爪の回転軌跡と干渉する可能性があるが、本考案におい
ては、後部リヤカバー2の後部ハンガーロッド6を、前
部リアカバー1の前部ハンガーロッド5にスライド可能
に支持し、該前部ハンガーロッド5を、耕耘カバー13か
ら突出したロータリー側支持杆12に支持したことによ
り、後部リアカバー2は耕耘カバー13から支持されてい
るので、最大回動可能位置を、耕耘カバー13の位置に対
して規制することができるので、耕耘爪の軌跡と干渉し
ないように設定することが可能となったのである。
第2に、前部リアカバー1を支持する前部ハンガーロッ
ド5と、後部リアカバー2を支持する後部ハンガーロッ
ド6とを、貫通体7の部分でスライド可能としたことに
より、土壌が粘土質の場合において、リアカバーを付勢
バネにより土壌表面に押圧した場合に発生する粘土質土
壌の練り上げと、これに伴う過負荷状態の発生という不
具合を防ぐことができるのである。
ド5と、後部リアカバー2を支持する後部ハンガーロッ
ド6とを、貫通体7の部分でスライド可能としたことに
より、土壌が粘土質の場合において、リアカバーを付勢
バネにより土壌表面に押圧した場合に発生する粘土質土
壌の練り上げと、これに伴う過負荷状態の発生という不
具合を防ぐことができるのである。
第3に、ロータリー耕耘装置の耕深が浅深と変化するに
連れて、後部リアカバー2を支持する後部ハンガーロッ
ド6が前部ハンガーロッド5上をスライドすることによ
り、前部リアカバー1と後部リアカバー2の成す角θが
自動的に変化するので、耕深の深い場合には該凹部の奥
行きが深くなり所要動力が小となり、ロータリー耕耘装
置の過剰負荷の状態を回避することができるのである。
連れて、後部リアカバー2を支持する後部ハンガーロッ
ド6が前部ハンガーロッド5上をスライドすることによ
り、前部リアカバー1と後部リアカバー2の成す角θが
自動的に変化するので、耕深の深い場合には該凹部の奥
行きが深くなり所要動力が小となり、ロータリー耕耘装
置の過剰負荷の状態を回避することができるのである。
また耕深が浅い場合には、θを大にして、リアカバー装
置を耕耘爪15の回転軌跡の近くまで近づけ、砕土効果を
向上させ、耕深が浅くなったことにより余った動力を砕
土に利用することが可能となったものである。
置を耕耘爪15の回転軌跡の近くまで近づけ、砕土効果を
向上させ、耕深が浅くなったことにより余った動力を砕
土に利用することが可能となったものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、耕深が浅い状態における本考案のリアカバー
の状態を示す側面断面図、第2図は耕深が深い状態にお
ける側面断面図、第3図は従来のリアカバーの構成を示
す側面図、第4図は本考案のリアカバー装置の後面図、
第5図は前部ハンガーロッド5と後部ハンガーロッド6
の支持部の斜視図、第6図は後部ハンガーロッド6の図
面である。 1……前部リアカバー 2……後部リアカバー 5……前部ハンガーロッド 6……後部ハンガーロッド 7……貫通体
の状態を示す側面断面図、第2図は耕深が深い状態にお
ける側面断面図、第3図は従来のリアカバーの構成を示
す側面図、第4図は本考案のリアカバー装置の後面図、
第5図は前部ハンガーロッド5と後部ハンガーロッド6
の支持部の斜視図、第6図は後部ハンガーロッド6の図
面である。 1……前部リアカバー 2……後部リアカバー 5……前部ハンガーロッド 6……後部ハンガーロッド 7……貫通体
Claims (1)
- 【請求項1】耕耘カバー13の後端に枢支軸4にて枢支し
たリアカバーを、前部リアカバー1と後部リアカバー2
とに分割し、後部リアカバー2を枢支軸3により前部リ
アカバー1に対しても回動自在に枢支した構成におい
て、後部リアカバー2を吊設する後部ハンガーロッド6
を、前部ハンガーロッド5に対してスライド可能に支持
し、該前部リアカバー1を吊設する前部ハンガーロッド
5を、前記耕耘カバー13から後方へ突出したロータリー
側支持杆12に吊下げ支持したことを特徴とするロータリ
ー耕耘装置のリアカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988030559U JPH0649125Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | ロータリー耕耘装置のリアカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988030559U JPH0649125Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | ロータリー耕耘装置のリアカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01134402U JPH01134402U (ja) | 1989-09-13 |
JPH0649125Y2 true JPH0649125Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31255720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988030559U Expired - Lifetime JPH0649125Y2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | ロータリー耕耘装置のリアカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649125Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143703U (ja) * | 1977-04-18 | 1978-11-13 |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP1988030559U patent/JPH0649125Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01134402U (ja) | 1989-09-13 |
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