JPH0140406Y2 - - Google Patents

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JPH0140406Y2
JPH0140406Y2 JP1983106914U JP10691483U JPH0140406Y2 JP H0140406 Y2 JPH0140406 Y2 JP H0140406Y2 JP 1983106914 U JP1983106914 U JP 1983106914U JP 10691483 U JP10691483 U JP 10691483U JP H0140406 Y2 JPH0140406 Y2 JP H0140406Y2
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JP
Japan
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cover
rotary
tilling
pipe
rear cover
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JP1983106914U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタのロータリ作業機におい
て、耕耘爪部分を覆う耕耘カバーの構造に関する
ものである。
このような耕耘カバーは、耕耘爪の上方部を覆
うロータリカバーと、このロータリカバーの後端
部で枢着されて、同じく耕耘爪の後方部を覆うリ
ヤカバーとからなり、その際、リヤカバーは、耕
耘時の土の凹凸に応じて上下動するよう前記ロー
タリカバーに対して上下方向へ回動自在として枢
着されており、従来、この回動支点側のリヤカバ
ー端部とロータリカバーとの間の隙間より、耕耘
爪によつて飛散した土、埃、或いは、泥水等がカ
バー上面にはみ出すという欠点があつた。また、
このリヤカバーは、一般にヒンジピン等によつて
枢着されているが、耕耘振動がこのヒンジピン部
を介してリヤカバーへ伝達され、騒音を発生する
という欠点もあつた。
このような問題を解決するため、従来、実公昭
55−51122号公報に記載されているように、ロー
タリカバーとリヤカバーとをヒンジで枢着し、そ
れらロータリカバー後端とリヤカバー基端に嵌合
固着した弾性帯片同士を相互に当接させて両者間
の隙間を塞ぐようにしたものが考えられている。
しかしながら、この従来の考案において、前記
弾性帯片は蝶番の支点よりも下側に配置されてい
るが、リヤカバーが上方へ回動すると、弾性帯片
同士が離れてしまい、隙間ができてしまうという
欠点がある。即ち、この従来の考案では、リヤカ
バーを弾性帯片が圧縮される範囲でしか上下に回
動させることができず、それ以上回動させると前
記のように隙間を生じることから、結局リヤカバ
ーの回動範囲が著しく制限され、リヤカバーによ
る整地効果や或いはそのリヤカバーをセンサーと
して用いる耕耘深さの制御の精度が非常に低くな
るという欠点がある。また、リヤカバーの下側へ
の回動に対しては、そのリヤカバーの基端とロー
タリカバー後端とが相互に衝突した形となつて、
そのリヤカバーの下側への回動を妨げることか
ら、この点からしても、リヤカバーの回動範囲が
狭くなるという欠点を有している。
この考案は、このような従来の欠点を解消し
て、リヤカバーの回動範囲を制限することがな
く、常に前記の隙間を覆うようにした耕耘カバー
を提供することを目的としてなされたものであ
る。
上記の目的を達成するため、本考案は、耕耘爪
の上方部を覆うロータリカバーと、その基端をこ
のロータリカバー後端部において枢着され、か
つ、前記耕耘爪の後方部を覆うリヤカバーとから
なる耕耘カバーにおいて、前記ロータリカバー後
端部へパイプ状の弾性体を、そのリヤカバー後端
部に沿つて密着状に固着し、リヤカバー基端部の
パイプ状部へ差し込んだピンにて、このリヤカバ
ーをロータリカバーへ上下方向回動自在に枢着す
るとともに、そのパイプ状部外周を前記弾性体外
周に密着させてなることを特徴とするものであ
る。
以下本考案の構成を図示の一実施例に基づいて
説明すると、第1図は、この種ロータリ作業機を
装着したトラクタの全体を示しており、トラクタ
機体1の後部には、レバー2によつてアーム3を
上下動さすべく操作される油圧リフト装置4が搭
載されている。ロータリ作業機5は、アツパリン
ク6とロアリンク7からなる3点リンク装置を介
して取付けられ、前記アーム3とロアリンク7間
に連結したリフトリンク8を介して上下に昇降せ
しめられるようになつている。更に、このロータ
リ作業機5は、第2図でも示すように、その下部
に耕耘爪9を有し、この耕耘爪9は、伝導ケース
10から前記第1図における自在継手11を介し
て、トラクタ機体1の動力取出軸12側へ連結さ
れ、これによつて、該耕耘爪9が回転駆動せしめ
られるようになつている。そして、この耕耘爪9
の上方部及び後方部を覆うようにして耕耘カバー
13が取付けられている。
第3図が、上記耕耘カバー13の構造を示し、
この耕耘カバー13は、図示していないが、前記
ロータリ作業機5のフレームへ吊り下げ状態で支
持されるロータリカバー14と、このロータリカ
バー14の後端部へ、ヒンジピン15を介して上
下回動自在に枢着されるリヤカバー16とからな
り、ロータリカバー14が前記耕耘爪9の上方部
を、リヤカバー16が、耕耘爪9の後方部を覆う
ようになつている。17は、ロータリカバー14
の左右両端に取付けたサイドカバーを示してい
る。ロータリカバー14は、第4図で示すよう
に、カバーフレーム18と、このカバーフレーム
18上へ取付けられたカバー本体19とからな
り、該カバー本体19の後端部は、下向きに湾曲
せしめられた後、更に後方へ略直角に折り曲げ形
成20されている。他方、リヤカバー16は、同
じくカバーフレーム21とカバー本体22とから
なり、カバーフレーム21の上端即ち基端には、
ヒンジパイプ23が、該基端部に沿つて固着さ
れ、前記サイドカバー17後端のピン穴24へ差
し込んだヒンジピン15を、このヒンジパイプ2
3の両端へ差し込んで、リヤカバー16の前記ロ
ータリカバー14に対して上下方向へ回動自在と
して枢着されている。そして、本実施例において
は、第4図で示すように、上記リヤカバー16基
端のヒンジパイプ15と、ロータリカバー14に
おけるカバー本体19後端部との隙間において、
該ロータリカバー本体19における前記直角方向
の折り曲げ角部20に適合するようにして、本考
案弾性体としてのゴムパイプ26を接着その他の
手段によつて前記後端部に沿つて固着し、かつ、
このゴムパイプ26を直径方向へ窪ませることに
よつて上記ヒンジパイプ13の外周面へ密着さ
せ、これによつて、耕耘爪9によつて飛散された
土、埃、泥水等が耕耘カバー13上面側へはみ出
さないようこの部分の隙間を覆つたものである。
この実施例では、このような隙間を覆う弾性体と
してゴムパイプを用いているが、その他、中空又
は中実の合成樹脂スポンジ等、弾性の良好なもの
を用いても良い。
第5図は、前記第1図における油圧リフト装置
4の操作レバー2部分の構造を示したものであつ
て、この操作レバー2の握り31の部分に、前記
動力取出軸12への動力伝達を嵌脱するクラツチ
等の操作スイツチ32を取付けたものである。こ
の図において、第5図Aは、握り31の上端にス
イツチ32を取付けたもの、同図Bは、T字型の
握り31を取付けたものにおいて、この握り31
の一方の先端部へスイツチ32を取付けていずれ
も親指でスイツチ32を操作するようにしたもの
を示し、同図Cは、握り31の外周部へスイツチ
32を取付けて握り締めることによつて、スイツ
チ32の断接を行なうようにしたものである。従
つて、これらの実施例では、前記油圧リフト装置
4におけるアーム3の上下動操作を行なう操作レ
バー2を持つたままで、動力取出軸12の動力嵌
脱を行なうことができ、レバーの持ち替えを行な
う必要がないという利益があるとともに、耕耘作
業時においてもロータリ作業機5を上昇させると
同時に、動力取出軸12を即座に停止することが
できるため、作業終了後に余分に土を移動させる
といつた欠点がなくなる。また、このように油圧
装置の操作レバーに他の動力伝達機構を嵌脱する
スイツチを設けた構成は、トラクタ以外の他の動
力農機にも適用することが可能である。
第6図は、前記ロータリ作業機における耕耘爪
7の1つの実施例を示したものである。耕耘爪7
は、ある期間使用すると摩耗するため、これを交
換する必要があるが、本実施例では、この交換時
期を耕耘爪7の側面部にプレス等で刻印すること
によつて、その交換時期を示す標示33を設けた
ものである。このような交換時期の標示33は、
トラクタにおけるロータリ作業機5の耕耘爪7に
限らず、耕耘機、管理機等の耕耘爪や草刈り機や
モアー、コンバイン、バインダー等の刃、更に
は、田植え機の爪、トレンチヤ、チエンソウの爪
等各種のものが挙げられ、例えば、第7図は、モ
アーの刃34に標示した場合を示している。
本考案によれば、リヤカバー基端部分のパイプ
状部に差へ込んだヒンジピンによつてそのリヤカ
バーを枢着し、パイプ状部の外周をロータリカバ
ーに固着したパイプ状弾性体へ接触させており、
そのため、リヤカバーの回動範囲のいずれの位置
においてもパイプ状部外周が弾性体に接触した状
態になり、リヤカバーの回動範囲を妨げることが
なく、常に両者間の隙間が塞がれているため、従
来のものに比較して隙間からの泥水等のはみ出し
や耕耘振動を低減できる。また、従来のようにリ
ヤカバーの先端が、ロータリカバーの後端部によ
つて下向きの回動を制限されることがなく、この
点からしてもリヤカバーの回動範囲が大きくなる
という効果が得られる。それゆえ、このリヤカバ
ーによる整地効果も良好で、かつ、リヤカバーを
センサーとして利用する耕深制御の精度が向上す
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ロータリ作業機を装着したトラクタ
全体の側面図、第2図は、ロータリ作業機の全体
側面図、第3図は、耕耘カバーの分解斜視図、第
4図は、弾性体取付け部の構造を示す要部拡大縦
断面図、第5図A〜Cは、油圧リフトの操作レバ
ーの構造を示す側面図、第6図及び第7図は、ロ
ータリ作業機の耕耘爪及びモアーの刃に、交換時
期を示す標示を設けた場合の実施例を示す正面図
である。 9……耕耘爪、13……耕耘カバー、14……
ロータリカバー、15……ヒンジピン、16……
リヤカバー、23……ヒンジパイプ、26……ゴ
ムパイプ(弾性体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耕耘爪の上方部を覆うロータリカバーと、その
    基端をこのロータリカバー後端部において枢着さ
    れ、かつ、前記耕耘爪の後方部を覆うリヤカバー
    とからなる耕耘カバーにおいて、前記ロータリカ
    バー後端部へパイプ状の弾性体を、そのリヤカバ
    ー後端部に沿つて密着状に固着し、リヤカバー基
    端部のパイプ状部へ差し込んだピンにて、このリ
    ヤカバーをロータリカバーへ上下方向回動自在に
    枢着するとともに、そのパイプ状部外周を前記弾
    性体外周へ密着させてなることを特徴とするトラ
    クタの耕耘カバー。
JP10691483U 1983-07-08 1983-07-08 トラクタの耕耘カバ− Granted JPS6015109U (ja)

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JPS6015109U JPS6015109U (ja) 1985-02-01
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JP5080420B2 (ja) * 2008-10-24 2012-11-21 小橋工業株式会社 ロータリ作業機のロータリカバー

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551122U (ja) * 1978-09-30 1980-04-04

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