JPH0648987Y2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

Info

Publication number
JPH0648987Y2
JPH0648987Y2 JP245289U JP245289U JPH0648987Y2 JP H0648987 Y2 JPH0648987 Y2 JP H0648987Y2 JP 245289 U JP245289 U JP 245289U JP 245289 U JP245289 U JP 245289U JP H0648987 Y2 JPH0648987 Y2 JP H0648987Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
terminal
terminals
molded
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP245289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0293824U (ja
Inventor
淳 吉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP245289U priority Critical patent/JPH0648987Y2/ja
Publication of JPH0293824U publication Critical patent/JPH0293824U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648987Y2 publication Critical patent/JPH0648987Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧電共振子などの電子部品に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、圧電共振子などの電子部品において、実開昭61−
163431号公報に記載のように、ケース内にエレメントと
このエレメントの両側面を狭持する複数の端子とが収納
され、これら端子のうちケースの一方の内壁面と接触す
る端子をばね弾性を有する端子で構成し、この端子のば
ね圧によりエレメントと他方の端子とを他方のケース内
壁面に押圧付勢したものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造の電子部品の場合、ばね弾性を有しない他方の
端子として2個の端子が配置され、これら端子にはエレ
メントの中央部と両端部とにほぼ点接触する突起部が一
体に形成されている。また、ばね弾性を有する端子にも
エレメントの中央部にほぼ点接触する突起部が形成され
ている。そのため、エレメントの片面は3点で、他面は
1点で支持されることになり、エレメントの支持が極め
て不安定となり、エレメントが傾いた状態で組み立てら
れるおそれがある。その結果、圧電共振子としての特性
が不安定となり、最悪の場合には短絡不良が発生するお
それがあった。また、弾性を有しない端子に突起部を形
成する関係で、圧電共振子の厚みが増し、薄型化の支障
となるという問題もあった。
一方、ばね弾性を有しない端子の突起部を無くして平坦
状に形成すれば、圧電共振子の厚みの増大やエレメント
の傾きといった不具合は解消されるが、エレメントに設
けた電極がこの端子と面接触するため、電極間が短絡す
るおそれを解消できない。
そこで、本考案は、エレメントの傾きを解消して特性を
安定化を図るとともに、薄型化を実現でき、かつ電極間
の短絡を確実に防止できる電子部品を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の電子部品は、一方の
ケースに端子が、その一部がケース内壁面とほぼ面一状
に露出するようにインサートモールドされ、該ケース内
にエレメントとばね弾性を有する端子とが重ね合わせて
挿入され、その外方より他方のケースが上記一方のケー
スと接合されてなり、上記ばね弾性を有する端子のばね
圧によりエレメントをインサートモールドされた端子側
に押圧付勢したことを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、一方のケースに端子の一部がケース内壁面とほぼ
面一状に露出するようにインサートモールドされている
ので、エレメントにばね端子のばね圧が作用しても傾く
ことがなく、特性の安定化を図ることができる。しか
も、端子はその一部のみがケース内壁面より露出してい
るに過ぎず、他の部位はケースの樹脂膜によって被覆さ
れているので、電極間の短絡不良を起こすこともない。
また、インサートモールドされた端子はケース内壁面か
ら殆ど突出しないので、ケースを含む電子部品の厚みを
薄くすることができ、薄型化を実現できる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本考案にかかる電子部品の一例である
圧電共振子を示し、断面凹状の第1ケース1と略平板状
の第2ケース10とで形成される空間に、エレメント20と
端子50と導電性ゴムシート60とが収納されている。
第1ケース1および第2ケース10は同一合成樹脂にて一
体成形されており、その周辺部が超音波溶接にて接合さ
れている。第1ケース1には矩形状の凹所2が形成され
ており、この凹所2の底面に一部33,43が露出するよう
に2本の端子30,40がインサートモールドされている。
第1ケース1の一側部には厚肉な端子台部3が一体成形
されており、この端子台部3から上記端子30,40のリー
ド部31,41が導出されている。端子台部3の中央には縦
方向に切欠部4が形成され、この切欠部4の底面には溝
5が刻設されている。一方、第2ケース10の内側面には
第1ケース1の内側に嵌合する突出段部11が突設されて
おり、その一側部には第1ケース1の切欠部4と嵌合す
る端子台部12が一体形成されている。
エレメント20は、第1ケース1の凹所2よりやや小さい
矩形状の圧電セラミック等からなる圧電基板21を備え、
その片側主面に全面電極22を設けるとともに、反対側主
面に矩形枠状のリング電極23と中央にドット電極24とを
設けたもので、拡がり振動モードを用いている。
端子30,40,50は薄肉な導電性金属板よりなり、このうち
端子30,40は上述のとおり第1ケース1にインサートモ
ールドされている。特に、端子30には側方へ突出する突
片32が一体に形成されており、この突片32の中央に突設
した円形の接触部33が第1ケース1の凹所2の底面から
露出している。また、端子40には上位端子30の突片32と
平行に突出する2本の細巾な突片42が一体に形成されて
おり、この突片42の中央部に突設した接触部43が第1ケ
ース1の凹所2の底面から露出している。上記接触部3
3,43はケース1の内壁面と面一あるいは僅かに突出して
おり、接触部33はエレメント20のドット電極24の中央部
と、端子40の接触部43はエレメント20のリング電極23と
それぞれ対応している。また、エレメント20の全面電極
22側に配置される端子50は、四方に突出した脚片51を有
しており、この脚片51が板厚方向に湾曲しているため、
エレメント20の厚み方向に十分なばね弾性を付与されて
いる。上記端子50の中央部にはエレメント20の全面電極
22の中央部に接触する円形の接触部52がプレス成形され
ている。この端子50のリード部53は第1ケース1の端子
台部3に刻設された溝5に嵌合しており、背面が第2ケ
ース10の端子台部12によって押圧されるため、端子50の
抜けが防止される。
導電性ゴムシート60はエレメント20とほぼ同一形状であ
り、第1ケース1の凹所2の底面とエレメント20との間
に配置されている。このシート60はその厚み方向にのみ
導通する異方導電性を有しており、このシート60を端子
30,40とエレメント20との間に介在させることにより、
端子30,40の接触部33,43とエレメント20の電極23,24の
対向する部位のみが導通し、端子30,40間や電極23,24間
は導通しない。また、上記シート30のクッション性によ
って、端子30,40の接触部33,43との摺接によるエレメン
ト20の電極膜23,24の損傷を防止し、かつエレメント20
自体の耐衝撃性を高めている。
ここで、上記構成の圧電共振子の組立方法を説明する。
まず、第1ケース1内に導電性ゴムシート60を配置し、
その上にエレメント20を載置する。このとき、端子30,4
0の接触部33,43は第1ケース1の凹所2の底面とほぼ面
一状に露出しているので、導電性ゴムシート60に膨らみ
が発生せず、エレメント20も安定に載置される。そし
て、このエレメント20の上面に端子50を載置すると、端
子50のリード部53は第1ケース1の溝5に嵌合する。こ
の状態で、第2ケース10を載置して第1ケース1に対し
て押圧すると、端子50の4本の脚片51が第2ケース10の
内壁面に圧接して押し撓められるため、その反力でエレ
メント20は導電性ゴムシート60を介して第1ケース1の
凹所2の底面に圧接する。したがって、導電性ゴムシー
ト60の異方導電性により、端子30,40の接触部33,43とエ
レメント20の電極30,40の対向する部位のみが導通す
る。なお、このとき、端子30の接触部33の位置と端子50
の接触部52の位置とに僅かでもズレがあると、エレメン
ト20が傾くおそれがあるが、上記のように端子30,40の
接触部33,43は第1ケース1の凹所2の底面とほぼ面一
状に露出しているので、エレメント20の傾きが防止され
る。この状態で、第1ケース1と第2ケース10の周辺部
を超音波溶接すると、ケース1,2の間がシールされる。
なお、上記実施例ではインサートモールドされた端子3
0,40とエレメント20との間に導電性ゴムシート60を介在
させたが、この導電性ゴムシート60を省略してもよい。
ただ、導電性ゴムシート60を省略した場合には、エレメ
ント20が多少でも傾くとドット電極24とリング電極23と
が端子30によって短絡するおそれがあるが、本考案では
端子30,40の接触部33,43以外の部位は第1ケース1の樹
脂膜によって被覆されているので、短絡不良は確実に防
止できる。
また、本考案は上記実施例のような拡がり振動モードの
エレメントを用いた圧電共振子に限らず、エレメントの
両面に電極を有するものであれば、他の電子部品にも適
用可能である。また、端子も実施例のように3本設けた
ものに限らず、2本であってもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば一方のケ
ースに端子の一部がケース内壁面とほぼ面一状に露出す
るようにインサートモールドされているので、エレメン
トにばね端子のばね圧が作用しても傾くことがなく、特
性の安定化を図ることができ、かつ短絡不良も防止でき
る。また、インサートモールドされた端子はケース内壁
面から殆ど突出しないので、ケースを含む電子部品の厚
みを薄くすることができ、薄型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる圧電共振子の一例の分解斜視
図、第2図はその縦断面図、第3図は第2図のIII−III
線断面図である。 1…第1ケース、2…凹所、10…第2ケース、、20…エ
レメント、30,40,50…端子、33,43…接触部(露出
部)、60…導電性ゴムシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のケースに端子が、その一部がケース
    内壁面とほぼ面一状に露出するようにインサートモール
    ドされ、該ケース内にエレメントとばね弾性を有する端
    子とが重ね合わせて挿入され、その外方より他方のケー
    スが上記一方のケースと接合されてなり、上記ばね弾性
    を有する端子のばね圧によりエレメントをインサートモ
    ールドされた端子側に押圧付勢したことを特徴とする電
    子部品。
JP245289U 1989-01-12 1989-01-12 電子部品 Expired - Lifetime JPH0648987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP245289U JPH0648987Y2 (ja) 1989-01-12 1989-01-12 電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP245289U JPH0648987Y2 (ja) 1989-01-12 1989-01-12 電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0293824U JPH0293824U (ja) 1990-07-25
JPH0648987Y2 true JPH0648987Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31203227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP245289U Expired - Lifetime JPH0648987Y2 (ja) 1989-01-12 1989-01-12 電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648987Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0293824U (ja) 1990-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2529252Y2 (ja) 正特性サーミスタ装置
JPH0648987Y2 (ja) 電子部品
JP3125220B1 (ja) 電子部品用コネクタ
JP3711035B2 (ja) 電池ホルダ
JP2022043622A (ja) プッシュスイッチ
JP3240543B2 (ja) 圧電トランスの実装構造
JP3189109B2 (ja) 圧電トランスの電極接続構造
JP2002329540A (ja) 携帯電話の圧接型コネクタ及びその接続構造
JPH1145768A (ja) 電子部品コネクタ
JP3365299B2 (ja) 電子部品の端子固定構造
JPH0238557Y2 (ja)
JPH062212Y2 (ja) 電子時計の電池電極接続構造
US20040140193A1 (en) Tact switch with secured seal pad
JP2005078864A (ja) 入力装置
JPH0418319Y2 (ja)
JP6264340B2 (ja) 圧電発音体
JP2570758Y2 (ja) ラダー型フィルタ
JPH0350574Y2 (ja)
JPS5838561Y2 (ja) 電子部品のパツケ−ジ構造
JP2603169Y2 (ja) プッシュオンスイッチ
JP3451169B2 (ja) ジャイロセンサ装置
JPH0644178Y2 (ja) チップ型圧電共振子
JPH0628748Y2 (ja) 押釦スイッチ
JPH1012206A (ja) 電池収納構造
JPH09120742A (ja) プッシュスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term