JPH1145768A - 電子部品コネクタ - Google Patents
電子部品コネクタInfo
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- JPH1145768A JPH1145768A JP10139876A JP13987698A JPH1145768A JP H1145768 A JPH1145768 A JP H1145768A JP 10139876 A JP10139876 A JP 10139876A JP 13987698 A JP13987698 A JP 13987698A JP H1145768 A JPH1145768 A JP H1145768A
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- pin
- support
- electronic component
- pins
- electrodes
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/325—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/368—Assembling printed circuits with other printed circuits parallel to each other
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 微小ピッチの電極を接続でき、支持体を強く
圧縮する必要がなく、かつ電極間にオフセットが発生し
ないようにする。 【解決手段】 コネクタ2は、相互に間隔をおいて配列
された導電性を有する複数のピン4を、弾性を有する絶
縁材料から成る支持体6中に埋設して構成されている。
接続すべき電極の各対ごとに、電極間にピン4を介在さ
せ、支持体6から露出したピン4の両端部を電極にそれ
ぞれ接触させることで電極どうしを電気的に接続する。
そして、コネクタ2は電極を介して押圧され、ピン4
は、S字形の箇所が弾性変形して圧縮された状態とな
る。その結果、ピン4の端部16は電極を下から上に付
勢し、一方、ピン4の端部18は電極を上から下に付勢
する。これにより各電極の対は、それぞれに介在された
ピン4により確実に電気的に接続される。
圧縮する必要がなく、かつ電極間にオフセットが発生し
ないようにする。 【解決手段】 コネクタ2は、相互に間隔をおいて配列
された導電性を有する複数のピン4を、弾性を有する絶
縁材料から成る支持体6中に埋設して構成されている。
接続すべき電極の各対ごとに、電極間にピン4を介在さ
せ、支持体6から露出したピン4の両端部を電極にそれ
ぞれ接触させることで電極どうしを電気的に接続する。
そして、コネクタ2は電極を介して押圧され、ピン4
は、S字形の箇所が弾性変形して圧縮された状態とな
る。その結果、ピン4の端部16は電極を下から上に付
勢し、一方、ピン4の端部18は電極を上から下に付勢
する。これにより各電極の対は、それぞれに介在された
ピン4により確実に電気的に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の電極ど
うしを電気的に接続するコネクタに関するものである。
うしを電気的に接続するコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばICを回路基板上に実装する場
合、ICの交換を容易に行えるようにする必要があると
きは、ICはコネクタを介して回路基板に取り付けられ
る。図6の(A)および(B)は従来の電子部品コネク
タの一例を示す部分断面側面図であり、(A)はICを
固定する前の状態を表し、(B)はICを固定した後の
状態を表している。図6に示した従来のコネクタ102
は、弾性を有する絶縁材料から成る支持体104中に、
両端部がそれぞれ鈎形の導電性を有するピン106を支
持して構成されている。鈎形の両端部は、それぞれ略水
平に延在する支持ピン108、110に係合し、ピン1
06はこれらの支持ピン108、110を中心に揺動可
能となっている。
合、ICの交換を容易に行えるようにする必要があると
きは、ICはコネクタを介して回路基板に取り付けられ
る。図6の(A)および(B)は従来の電子部品コネク
タの一例を示す部分断面側面図であり、(A)はICを
固定する前の状態を表し、(B)はICを固定した後の
状態を表している。図6に示した従来のコネクタ102
は、弾性を有する絶縁材料から成る支持体104中に、
両端部がそれぞれ鈎形の導電性を有するピン106を支
持して構成されている。鈎形の両端部は、それぞれ略水
平に延在する支持ピン108、110に係合し、ピン1
06はこれらの支持ピン108、110を中心に揺動可
能となっている。
【0003】ICパッケージ112(電子部品)を基板
114に取り付けない状態では、ピン106の上端部1
16は、図6の(A)に示すように、支持体104の上
面より大きく突出した状態となっているが、図6の
(B)に示すように、ストッパ118によりICパッケ
ージ112の電極120を下方に押圧しつつ、ICパッ
ケージ112を基板114に取り付けると、ピン106
の上端が電極120の下面により押下され、ピン106
は支持ピン108を中心に、支持ピン110の反発力に
逆らって時計回りに若干揺動する。これにより、基板1
14上の電極122と電極120とがピン106を介し
て電気的に接続された状態となる。
114に取り付けない状態では、ピン106の上端部1
16は、図6の(A)に示すように、支持体104の上
面より大きく突出した状態となっているが、図6の
(B)に示すように、ストッパ118によりICパッケ
ージ112の電極120を下方に押圧しつつ、ICパッ
ケージ112を基板114に取り付けると、ピン106
の上端が電極120の下面により押下され、ピン106
は支持ピン108を中心に、支持ピン110の反発力に
逆らって時計回りに若干揺動する。これにより、基板1
14上の電極122と電極120とがピン106を介し
て電気的に接続された状態となる。
【0004】図7の(A)および(B)は、従来のコネ
クタの他の例を示す部分断面側面図である。このコネク
タ124は、弾性を有する絶縁材料から成る支持体12
6中に、導電材料から成るピン128を傾斜した状態で
埋設して構成されている。各ピン128の両端部はそれ
ぞれ支持体126の上面および下面から露出し、支持体
126の上面および下面と平行になるように屈曲してい
る。
クタの他の例を示す部分断面側面図である。このコネク
タ124は、弾性を有する絶縁材料から成る支持体12
6中に、導電材料から成るピン128を傾斜した状態で
埋設して構成されている。各ピン128の両端部はそれ
ぞれ支持体126の上面および下面から露出し、支持体
126の上面および下面と平行になるように屈曲してい
る。
【0005】このコネクタ124により例えば電子部品
130を基板132に取り付ける際は、図7の(A)に
示すように、基板132上の各電極122に各ピン12
8の下端部が接触した状態でコネクタ124を基板13
2上に配置し、また、電子部品130は、その下面に配
列された各電極134が、コネクタ124の各ピン12
8の上端部にそれぞれ接触するようにコネクタ124上
に配置する。そして、図7の(B)に示すように、所定
の固定具(図示せず)により電子部品130を押下し、
支持体126を適切に圧縮した状態で電子部品130を
固定する。このとき支持体126中の各ピン128は、
それぞれさらに傾斜した状態となる。
130を基板132に取り付ける際は、図7の(A)に
示すように、基板132上の各電極122に各ピン12
8の下端部が接触した状態でコネクタ124を基板13
2上に配置し、また、電子部品130は、その下面に配
列された各電極134が、コネクタ124の各ピン12
8の上端部にそれぞれ接触するようにコネクタ124上
に配置する。そして、図7の(B)に示すように、所定
の固定具(図示せず)により電子部品130を押下し、
支持体126を適切に圧縮した状態で電子部品130を
固定する。このとき支持体126中の各ピン128は、
それぞれさらに傾斜した状態となる。
【0006】圧縮された支持体126はその弾性により
もとの厚さに戻ろうとし、したがって支持体126中に
埋設されたピン128は、もとの傾斜状態に戻ろうとす
る。その結果、ピン128の両端部はそれぞれ電極12
2、134を押圧し、電極122および電極134がピ
ン128を介して確実に電気的に接続される。
もとの厚さに戻ろうとし、したがって支持体126中に
埋設されたピン128は、もとの傾斜状態に戻ろうとす
る。その結果、ピン128の両端部はそれぞれ電極12
2、134を押圧し、電極122および電極134がピ
ン128を介して確実に電気的に接続される。
【0007】図8は従来のコネクタのさらに他の例を示
す部分断面側面図である。このコネクタ136も、図7
に示したコネクタ124と同様に、弾性を有する絶縁材
料から成る支持体138中に、導電材料から成る金属線
140を傾斜した状態で埋設して構成されている。ただ
し、このコネクタ136では、各金属線140は接続す
べき電極142、144の幅より十分に狭い間隔で多数
が配列されており、また各金属線140の両端部は、先
端部のみがわずかに支持体138の上面および下面から
突出している。
す部分断面側面図である。このコネクタ136も、図7
に示したコネクタ124と同様に、弾性を有する絶縁材
料から成る支持体138中に、導電材料から成る金属線
140を傾斜した状態で埋設して構成されている。ただ
し、このコネクタ136では、各金属線140は接続す
べき電極142、144の幅より十分に狭い間隔で多数
が配列されており、また各金属線140の両端部は、先
端部のみがわずかに支持体138の上面および下面から
突出している。
【0008】取り付け方法は上記コネクタ124と基本
的に同じである。すなわち、所定の固定具により電子部
品146を押下し、支持体138を適切に圧縮した状態
で電子部品146を基板148上に固定する。このとき
支持体138中の各金属線140は、それぞれさらに傾
斜した状態となり、支持体138の反発力により各金属
線140がもとに戻ろうとすることで、金属線140の
両端部が各電極142、144を押圧し、電極142、
144が金属線140を介して確実に電気的に接続され
る。
的に同じである。すなわち、所定の固定具により電子部
品146を押下し、支持体138を適切に圧縮した状態
で電子部品146を基板148上に固定する。このとき
支持体138中の各金属線140は、それぞれさらに傾
斜した状態となり、支持体138の反発力により各金属
線140がもとに戻ろうとすることで、金属線140の
両端部が各電極142、144を押圧し、電極142、
144が金属線140を介して確実に電気的に接続され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したコネ
クタ102、124では、構造が複雑であるため、ピン
106を近接して配列することが難しく、基板上の電極
や端子が1mm以下のピッチで配列されている場合には
対応が困難である。これに対してコネクタ136は構造
が簡単であり、電極間のピッチが1mm以下の場合にも
対応可能であるが、金属線140の支持体138からの
突出量が50μm以下とわずかであり、金属線140と
電極とを確実に接触させるために大きな押し付け力を加
える必要がある。そのため、支持体138は強く圧縮さ
れ、材料疲労により支持体138を形成する材料の劣化
が促進されて、コネクタの寿命が短くなっている。
クタ102、124では、構造が複雑であるため、ピン
106を近接して配列することが難しく、基板上の電極
や端子が1mm以下のピッチで配列されている場合には
対応が困難である。これに対してコネクタ136は構造
が簡単であり、電極間のピッチが1mm以下の場合にも
対応可能であるが、金属線140の支持体138からの
突出量が50μm以下とわずかであり、金属線140と
電極とを確実に接触させるために大きな押し付け力を加
える必要がある。そのため、支持体138は強く圧縮さ
れ、材料疲労により支持体138を形成する材料の劣化
が促進されて、コネクタの寿命が短くなっている。
【0010】また、いずれのコネクタでも、ピンあるい
は金属線が揺動する構造であるため、接続する電極どう
しは、水平面上で位置的にずれている必要があり、図6
ないし図8に示すようにオフセットOFがかならず発生
する。したがって基板などに取り付ける電子部品の周辺
にはこのオフセットOFの分だけスペースを確保しなけ
ればならず、部品の高密度実装の点で不利となる。
は金属線が揺動する構造であるため、接続する電極どう
しは、水平面上で位置的にずれている必要があり、図6
ないし図8に示すようにオフセットOFがかならず発生
する。したがって基板などに取り付ける電子部品の周辺
にはこのオフセットOFの分だけスペースを確保しなけ
ればならず、部品の高密度実装の点で不利となる。
【0011】上述したコネクタ102、124、136
のようにピンなどの導電材料を弾性を有する絶縁体で保
持する方式以外のコネクタも存在するが、構造が複雑で
製造コストが高いという欠点がある。そこで、本発明の
目的は、上述したような問題を解決して、微小ピッチの
電極を接続でき、支持体を強く圧縮する必要がなく、か
つ電極間にオフセットが発生しない電子部品コネクタを
提供することにある。
のようにピンなどの導電材料を弾性を有する絶縁体で保
持する方式以外のコネクタも存在するが、構造が複雑で
製造コストが高いという欠点がある。そこで、本発明の
目的は、上述したような問題を解決して、微小ピッチの
電極を接続でき、支持体を強く圧縮する必要がなく、か
つ電極間にオフセットが発生しない電子部品コネクタを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、間隔をおいて配列された導電性を有する複数
のピンを、弾性を有する絶縁材料から成る支持体中に埋
設して構成され、第1および第2の電子部品の対向面上
にそれぞれ配列された電極の各対ごとに、前記電極間に
前記ピンを介在させて前記支持体から露出した前記ピン
の両端部を前記電極にそれぞれ接触させた上で、前記第
1および第2の電子部品の間隔を固定することで前記電
極どうしを電気的に接続するコネクタであって、前記ピ
ンは、前記電極を介して前記ピンの両端間に加えられた
圧縮力により弾性変形して圧縮され、前記圧縮力は、前
記第1および第2の電子部品の間隔を固定することで維
持されることを特徴とする。
するため、間隔をおいて配列された導電性を有する複数
のピンを、弾性を有する絶縁材料から成る支持体中に埋
設して構成され、第1および第2の電子部品の対向面上
にそれぞれ配列された電極の各対ごとに、前記電極間に
前記ピンを介在させて前記支持体から露出した前記ピン
の両端部を前記電極にそれぞれ接触させた上で、前記第
1および第2の電子部品の間隔を固定することで前記電
極どうしを電気的に接続するコネクタであって、前記ピ
ンは、前記電極を介して前記ピンの両端間に加えられた
圧縮力により弾性変形して圧縮され、前記圧縮力は、前
記第1および第2の電子部品の間隔を固定することで維
持されることを特徴とする。
【0013】このような本発明の電子部品コネクタによ
り電極どうしを接続する際は、電極の各対ごとに、電極
間に本発明のコネクタのピンを介在させて、支持体から
露出したピンの両端部を第1および第2の電子部品の電
極にそれぞれ接触させる。そして、適切な固定具などに
より、電極を介してピンの両端間に圧縮力が加わった状
態で第1および第2の電子部品の間隔を固定する。その
結果、各ピンは弾性変形して圧縮された状態となり、ピ
ンの両端部はそれぞれ電極を外側に付勢する。これによ
り電極の各対は各ピンにより確実に電気的に接続され
る。
り電極どうしを接続する際は、電極の各対ごとに、電極
間に本発明のコネクタのピンを介在させて、支持体から
露出したピンの両端部を第1および第2の電子部品の電
極にそれぞれ接触させる。そして、適切な固定具などに
より、電極を介してピンの両端間に圧縮力が加わった状
態で第1および第2の電子部品の間隔を固定する。その
結果、各ピンは弾性変形して圧縮された状態となり、ピ
ンの両端部はそれぞれ電極を外側に付勢する。これによ
り電極の各対は各ピンにより確実に電気的に接続され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る電子部品コネクタの第1実施例を示す斜視図、図2は
第1実施例の電子部品コネクタを構成するピンを示す斜
視図、図3は第1実施例の電子部品コネクタの取り付け
を示す分解斜視図、図4は第1実施例の電子部品コネク
タにより電極を接続した状態を詳しく示す部分断面側面
図である。図1に示すように、本実施例の電子部品コネ
クタ2は、相互に間隔をおいてマトリクス状に配列され
た弾性を有する金属の複数のピン4を、弾性を有する絶
縁材料から成る支持体6中に埋設して構成されている。
支持体6は、上部支持体8と下部支持体10とから成
り、上部支持体8と下部支持体10との間に剛性材料か
ら成る支持板12が介在されて、全体は直方体に形成さ
れている。支持板12は、本実施例では絶縁体から成
り、複数(本実施例では3本)のピン4をそれぞれ挿通
するための複数(本実施例では3本)の長穴14が相互
に平行に形成されている。各長穴14の幅は、挿通した
ピン4が長穴14の縁に接触しない程度の幅となってい
る。
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る電子部品コネクタの第1実施例を示す斜視図、図2は
第1実施例の電子部品コネクタを構成するピンを示す斜
視図、図3は第1実施例の電子部品コネクタの取り付け
を示す分解斜視図、図4は第1実施例の電子部品コネク
タにより電極を接続した状態を詳しく示す部分断面側面
図である。図1に示すように、本実施例の電子部品コネ
クタ2は、相互に間隔をおいてマトリクス状に配列され
た弾性を有する金属の複数のピン4を、弾性を有する絶
縁材料から成る支持体6中に埋設して構成されている。
支持体6は、上部支持体8と下部支持体10とから成
り、上部支持体8と下部支持体10との間に剛性材料か
ら成る支持板12が介在されて、全体は直方体に形成さ
れている。支持板12は、本実施例では絶縁体から成
り、複数(本実施例では3本)のピン4をそれぞれ挿通
するための複数(本実施例では3本)の長穴14が相互
に平行に形成されている。各長穴14の幅は、挿通した
ピン4が長穴14の縁に接触しない程度の幅となってい
る。
【0015】なお、上述した図7及び図8に示す従来技
術において、弾性ピンを絶縁性の支持体で保持した構造
の電子部品コネクタにおいては、一般に支持体をシリコ
ン系の樹脂(ゴム)で形成するものがほとんどである。
しかし、熱を加えると、ガスやオイルが発生し、電子素
子や基板の電極へ付着する。それらは電極を腐食させる
上に、電極表面に皮膜を形成して導通不良を招くことも
ある。そこで本実施例では、支持体8、10を、例えば
アクリル系樹脂等のように熱によるガスやオイルの発生
量が少ない、熱対応部材によって構成することにより、
熱によるガスやオイルの発生を抑制した電子部品コネク
タを提供するものである。
術において、弾性ピンを絶縁性の支持体で保持した構造
の電子部品コネクタにおいては、一般に支持体をシリコ
ン系の樹脂(ゴム)で形成するものがほとんどである。
しかし、熱を加えると、ガスやオイルが発生し、電子素
子や基板の電極へ付着する。それらは電極を腐食させる
上に、電極表面に皮膜を形成して導通不良を招くことも
ある。そこで本実施例では、支持体8、10を、例えば
アクリル系樹脂等のように熱によるガスやオイルの発生
量が少ない、熱対応部材によって構成することにより、
熱によるガスやオイルの発生を抑制した電子部品コネク
タを提供するものである。
【0016】ピン4の両端部、すなわち端部16、18
はそれぞれ上部支持体8の上面および下部支持体10の
下面において例えば0.1〜0.5mm程度突出して露
出し、露出部20を形成している。ピン4の形状は、詳
しくは図2に示すように、両端部を除いて、棒状の部材
をS字形に湾曲させた形状となっている。ピン4の横断
面形状は、本実施例では少なくとも両端部において矩形
であり、矩形のX方向の幅(横幅)はY方向の幅(縦
幅)より大きくなっている。そして、ピン4はY方向に
上述のようにS字形に湾曲している。また、両端部のX
方向の幅は、湾曲部22のX方向の幅より広くなってい
る。
はそれぞれ上部支持体8の上面および下部支持体10の
下面において例えば0.1〜0.5mm程度突出して露
出し、露出部20を形成している。ピン4の形状は、詳
しくは図2に示すように、両端部を除いて、棒状の部材
をS字形に湾曲させた形状となっている。ピン4の横断
面形状は、本実施例では少なくとも両端部において矩形
であり、矩形のX方向の幅(横幅)はY方向の幅(縦
幅)より大きくなっている。そして、ピン4はY方向に
上述のようにS字形に湾曲している。また、両端部のX
方向の幅は、湾曲部22のX方向の幅より広くなってい
る。
【0017】図3に示すように、このような構造の電子
部品コネクタ2により、基板(本発明に係わる第2の電
子部品)24上に電子部品26(本発明に係わる第1の
電子部品であり、例えばICパッケージ)を取り付ける
場合には、基板24上にマトリクス状に配列された電極
28に、電子部品コネクタ2の各ピン4の下側の端部1
8(図1、図2)がそれぞれ接触する状態で、電子部品
コネクタ2を基板24上に配置し、その上に、電子部品
コネクタ2および電子部品26を位置合わせして固定す
るための枠体30を配置した上で、枠体30の凹部32
に電子部品26を配置する。これにより、電子部品26
の下面にマトリクス状に配列された不図示の電極は、枠
体30に形成された開口34を通じて、それぞれピン4
の上側の端部16に接触する。
部品コネクタ2により、基板(本発明に係わる第2の電
子部品)24上に電子部品26(本発明に係わる第1の
電子部品であり、例えばICパッケージ)を取り付ける
場合には、基板24上にマトリクス状に配列された電極
28に、電子部品コネクタ2の各ピン4の下側の端部1
8(図1、図2)がそれぞれ接触する状態で、電子部品
コネクタ2を基板24上に配置し、その上に、電子部品
コネクタ2および電子部品26を位置合わせして固定す
るための枠体30を配置した上で、枠体30の凹部32
に電子部品26を配置する。これにより、電子部品26
の下面にマトリクス状に配列された不図示の電極は、枠
体30に形成された開口34を通じて、それぞれピン4
の上側の端部16に接触する。
【0018】その後、不図示の取り付け具により電子部
品26を押下する。その結果、図4に示すように、電子
部品26の電極27と、基板24上の電極28との間に
介在するピン4には、Z方向の圧縮力が作用し、ピン4
は、主にその湾曲部22において弾性変形して圧縮され
る。なお、図中、実線は圧縮されたピン4を示し、点線
は圧縮前のピン4を示している。ピン4がこのように弾
性変形する結果、ピン4の端部16は電極27を下から
上に付勢し、一方、ピン4の端部18は電極28を上か
ら下に付勢する。これにより各電極27、28の対はそ
れぞれに介在されたピン4により確実に電気的に接続さ
れる。
品26を押下する。その結果、図4に示すように、電子
部品26の電極27と、基板24上の電極28との間に
介在するピン4には、Z方向の圧縮力が作用し、ピン4
は、主にその湾曲部22において弾性変形して圧縮され
る。なお、図中、実線は圧縮されたピン4を示し、点線
は圧縮前のピン4を示している。ピン4がこのように弾
性変形する結果、ピン4の端部16は電極27を下から
上に付勢し、一方、ピン4の端部18は電極28を上か
ら下に付勢する。これにより各電極27、28の対はそ
れぞれに介在されたピン4により確実に電気的に接続さ
れる。
【0019】このように本実施例の電子部品コネクタ2
は構造が簡素であり、また各ピン4が弾性変形するのみ
であるから、ピン4の間隔を1mm以下にすることは容
易である。したがって、電極が高密度に配列されている
電子部品にも対応できる。また、図4にも示すように、
ピン4の両端間には圧縮力が作用するが、支持体6には
直接力は加わらず、したがって支持体6が強く圧縮され
ることはない。そのため、支持体6の構成材料が劣化し
て電子部品コネクタ2の寿命が短縮するといった問題は
生じない。さらに、接続時、ピン4は従来のように揺動
したり傾斜することはなく、単に圧縮されるのみである
から、電極27、28を同一の垂直線上に配置すること
ができ、従来のように電極間にオフセットは発生しな
い。したがって、電子部品の高密度実装の点で有利であ
る。
は構造が簡素であり、また各ピン4が弾性変形するのみ
であるから、ピン4の間隔を1mm以下にすることは容
易である。したがって、電極が高密度に配列されている
電子部品にも対応できる。また、図4にも示すように、
ピン4の両端間には圧縮力が作用するが、支持体6には
直接力は加わらず、したがって支持体6が強く圧縮され
ることはない。そのため、支持体6の構成材料が劣化し
て電子部品コネクタ2の寿命が短縮するといった問題は
生じない。さらに、接続時、ピン4は従来のように揺動
したり傾斜することはなく、単に圧縮されるのみである
から、電極27、28を同一の垂直線上に配置すること
ができ、従来のように電極間にオフセットは発生しな
い。したがって、電子部品の高密度実装の点で有利であ
る。
【0020】また、本実施例では、ピン4の端部16、
18の横幅(X方向の幅)が広くなっているので、X方
向での変形は起き難い。したがって、ピン4に圧縮力が
作用した際、ピン4は全体がX方向に倒れたりすること
なく、ピン4の湾曲部22が正しくY方向において弾性
変形する状態でピン4が圧縮される。
18の横幅(X方向の幅)が広くなっているので、X方
向での変形は起き難い。したがって、ピン4に圧縮力が
作用した際、ピン4は全体がX方向に倒れたりすること
なく、ピン4の湾曲部22が正しくY方向において弾性
変形する状態でピン4が圧縮される。
【0021】なお、本実施例では、支持体6を構成する
上部支持体8と下部支持体10との間に支持板12を介
在させたが、支持体6自体にある程度の剛性を持たせる
ことで、支持板12を用いない構成とすることも可能で
ある。また、支持板12は、必ずしも上部支持体8と下
部支持体10との間に配置する必要はなく、上部支持体
8と下部支持体10とを一体とし、その上面および下面
のいずれか一方または両方に支持板12を延在させる構
成としてもよい。また、支持板12は絶縁材料により形
成する以外にも、金属材料により形成することも可能で
ある。その場合には、支持板12の表面や長穴14の内
面を絶縁材料でコーティングすることで、ピン4の短絡
を防止すればよい。そして、支持板12としては網状の
ものを用いることも可能である。その場合にも支持板1
2の延在方向で剛性が確保されていれば、支持体6を補
強して各ピン4の相対的な位置関係を固定するという機
能を果たすことができる。さらに、支持板12を例えば
フレキシブル基板などのような合成樹脂により形成した
場合には、支持板12を、その板面に直交する方向に弾
性変形させることができるため、例えば、湾曲した基板
上に配列された電極どうしを接続するためにこの電子部
品コネクタを用いることも可能となる。
上部支持体8と下部支持体10との間に支持板12を介
在させたが、支持体6自体にある程度の剛性を持たせる
ことで、支持板12を用いない構成とすることも可能で
ある。また、支持板12は、必ずしも上部支持体8と下
部支持体10との間に配置する必要はなく、上部支持体
8と下部支持体10とを一体とし、その上面および下面
のいずれか一方または両方に支持板12を延在させる構
成としてもよい。また、支持板12は絶縁材料により形
成する以外にも、金属材料により形成することも可能で
ある。その場合には、支持板12の表面や長穴14の内
面を絶縁材料でコーティングすることで、ピン4の短絡
を防止すればよい。そして、支持板12としては網状の
ものを用いることも可能である。その場合にも支持板1
2の延在方向で剛性が確保されていれば、支持体6を補
強して各ピン4の相対的な位置関係を固定するという機
能を果たすことができる。さらに、支持板12を例えば
フレキシブル基板などのような合成樹脂により形成した
場合には、支持板12を、その板面に直交する方向に弾
性変形させることができるため、例えば、湾曲した基板
上に配列された電極どうしを接続するためにこの電子部
品コネクタを用いることも可能となる。
【0022】図5は、板面に直交する方向に弾性変形可
能な支持板を用いた場合の電子部品コネクタの一例を示
す分解斜視図である。基板36、38は共に湾曲してお
り、基板36の下面および基板38の上面にはそれぞれ
電極40がマトリクス状に配置されている。そして、上
述のように弾性変形可能な支持板を用いた電子部品コネ
クタ3は、図に示すように、基板36、38と同様に湾
曲させることができるため、基板36、38間に隙間な
くフィットした状態で介在させることができ、基板3
6、38上に配列された電極40を確実に電気的に接続
することができる。
能な支持板を用いた場合の電子部品コネクタの一例を示
す分解斜視図である。基板36、38は共に湾曲してお
り、基板36の下面および基板38の上面にはそれぞれ
電極40がマトリクス状に配置されている。そして、上
述のように弾性変形可能な支持板を用いた電子部品コネ
クタ3は、図に示すように、基板36、38と同様に湾
曲させることができるため、基板36、38間に隙間な
くフィットした状態で介在させることができ、基板3
6、38上に配列された電極40を確実に電気的に接続
することができる。
【0023】本実施例では、ピン4はS字形に湾曲して
いるとしたが、ピン4の形状はこの例に限定されるもの
ではなく、ピン4の両端間に加えられた圧縮力により弾
性変形可能な形状であれば種々に湾曲や屈曲した他の形
状であってもかまわない。ただし、ピン4の配列密度を
高めるという観点からは、本実施例のように、弾性変形
した際にピン4どうしが接触しにくい形状とすることが
望ましい。
いるとしたが、ピン4の形状はこの例に限定されるもの
ではなく、ピン4の両端間に加えられた圧縮力により弾
性変形可能な形状であれば種々に湾曲や屈曲した他の形
状であってもかまわない。ただし、ピン4の配列密度を
高めるという観点からは、本実施例のように、弾性変形
した際にピン4どうしが接触しにくい形状とすることが
望ましい。
【0024】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。上記第1実施例では、弾性変形可能なピン4の両端
部を上下の支持体8、10を有する支持体6によって保
持したが、以下の第2実施例は、同様のピンを支持する
ための支持構造を変形したものである。上述した図7、
図8に示す従来技術のように、弾性ピンを支持体で保持
したものでは、熱による膨張が発生し、異変形やピッチ
ずれが起こり、導通不可になる可能性がある。また、膨
張によって電子素子などに必要以上の力が加わり、破損
する可能性がある。
る。上記第1実施例では、弾性変形可能なピン4の両端
部を上下の支持体8、10を有する支持体6によって保
持したが、以下の第2実施例は、同様のピンを支持する
ための支持構造を変形したものである。上述した図7、
図8に示す従来技術のように、弾性ピンを支持体で保持
したものでは、熱による膨張が発生し、異変形やピッチ
ずれが起こり、導通不可になる可能性がある。また、膨
張によって電子素子などに必要以上の力が加わり、破損
する可能性がある。
【0025】また、上述した図7、図8に示す従来技術
では、加圧によってコンタクトさせる際に、支持体自体
に柔軟性があるために、支持体の弾性と加圧とのバラン
ス設定が困難であり、このバランス設定を制御する機構
が必要となって構造が複雑で、高価なものとなる。ま
た、上述した図7、図8に示す従来技術では、加圧によ
って繰り返しコンタクトさせると、樹脂等による支持体
自体の劣化が、金属材料に比べて非常に速く、特に体積
等に恒久的な変化が生じる。そして、この場合には、上
述したバランス設定がさらに困難である。また、支持体
の変形によって適正な導通が阻害された場合、この導通
不良が支持体の劣化か、他の要因による不良かを容易に
把握できず、対応が困難である。また、上述した図7、
図8に示す従来技術では、支持体がピンの負荷方向以外
の負荷を受けた場合、ピンに座屈してしまう問題があ
る。
では、加圧によってコンタクトさせる際に、支持体自体
に柔軟性があるために、支持体の弾性と加圧とのバラン
ス設定が困難であり、このバランス設定を制御する機構
が必要となって構造が複雑で、高価なものとなる。ま
た、上述した図7、図8に示す従来技術では、加圧によ
って繰り返しコンタクトさせると、樹脂等による支持体
自体の劣化が、金属材料に比べて非常に速く、特に体積
等に恒久的な変化が生じる。そして、この場合には、上
述したバランス設定がさらに困難である。また、支持体
の変形によって適正な導通が阻害された場合、この導通
不良が支持体の劣化か、他の要因による不良かを容易に
把握できず、対応が困難である。また、上述した図7、
図8に示す従来技術では、支持体がピンの負荷方向以外
の負荷を受けた場合、ピンに座屈してしまう問題があ
る。
【0026】そこで、以下に説明する第2実施例は、以
上のような問題を解消できるピンの支持構造を提供する
ものである。なお、この第2実施例においても、支持体
にアクリル系樹脂を用いて熱によるガスやオイルの発生
を抑制することは上記第1実施例と共通である。図9は
第2実施例による電子部品コネクタの組立状態を示す斜
視図、図10は第2実施例で用いるピンの形状を示す斜
視図、図11は図9に示すピンを形成するためのピン群
プレートを示す斜視図、図12は第2実施例で用いる支
持体を構成する支持枠体を示す斜視図である。
上のような問題を解消できるピンの支持構造を提供する
ものである。なお、この第2実施例においても、支持体
にアクリル系樹脂を用いて熱によるガスやオイルの発生
を抑制することは上記第1実施例と共通である。図9は
第2実施例による電子部品コネクタの組立状態を示す斜
視図、図10は第2実施例で用いるピンの形状を示す斜
視図、図11は図9に示すピンを形成するためのピン群
プレートを示す斜視図、図12は第2実施例で用いる支
持体を構成する支持枠体を示す斜視図である。
【0027】図10に示すように、本例のピン200
は、ほぼ360°の正弦波形状に湾曲形成された湾曲部
202を有し、この湾曲部202の両端に、直杆状の端
部204を設け、これら端部204の先端部が支持体3
00の上下両端面より突出した露出部206となってい
る。なお、ピンの湾曲形状としては、上述した第1実施
例と同様にS字形のものであってもよい。このピン20
0は、図11に示すように、ピン群プレート210によ
り、複数が一体に形成されたものである。ピン群プレー
ト210は、金属等の導電性材料よりなる板材に、例え
ばエッチングやプレス等の加工を施すことにより、複数
のピン200を一列に一定間隔で並列に形成し、かつ、
各ピン200の両端部204を連結する連結部212を
設けた状態で形成したものである。
は、ほぼ360°の正弦波形状に湾曲形成された湾曲部
202を有し、この湾曲部202の両端に、直杆状の端
部204を設け、これら端部204の先端部が支持体3
00の上下両端面より突出した露出部206となってい
る。なお、ピンの湾曲形状としては、上述した第1実施
例と同様にS字形のものであってもよい。このピン20
0は、図11に示すように、ピン群プレート210によ
り、複数が一体に形成されたものである。ピン群プレー
ト210は、金属等の導電性材料よりなる板材に、例え
ばエッチングやプレス等の加工を施すことにより、複数
のピン200を一列に一定間隔で並列に形成し、かつ、
各ピン200の両端部204を連結する連結部212を
設けた状態で形成したものである。
【0028】したがって、本例のピン200は、湾曲部
202から両端部204にかけて矩形断面を有してい
る。また、ピン群プレート210における各ピン200
の間隔は、各ピン200を支持体300に配置した際の
間隔に一致させたものとなっている。なお、各ピン20
0の両端部204と連結部212との境界部には、板厚
方向に切り込みが線状に形成され、例えば電子部品コネ
クタを組み立てた後、連結部212を折り曲げることに
より、容易に各ピン200の両端部204から分離でき
るようになっており、連結部212を分離することで、
各ピン200が、図10に示すように独立したものとし
て支持体300内に配置される。
202から両端部204にかけて矩形断面を有してい
る。また、ピン群プレート210における各ピン200
の間隔は、各ピン200を支持体300に配置した際の
間隔に一致させたものとなっている。なお、各ピン20
0の両端部204と連結部212との境界部には、板厚
方向に切り込みが線状に形成され、例えば電子部品コネ
クタを組み立てた後、連結部212を折り曲げることに
より、容易に各ピン200の両端部204から分離でき
るようになっており、連結部212を分離することで、
各ピン200が、図10に示すように独立したものとし
て支持体300内に配置される。
【0029】また、図9に示すように、支持体300
は、概ね板状に形成された複数の支持枠体310を、互
いに板厚方向に接合して構成されるものである。支持枠
体310は、その板面方向に複数のピン200を間隔を
おいて並列に配置するものである。図12に示すよう
に、支持枠体310の一方の面には、各ピン200の湾
曲部202を配置する収容凹部312を有し、またこの
収容凹部312の上下両縁部にピン200の両端部20
4を配置する複数の切欠凹部314を一定間隔で設けた
突条部316を有している。また、支持枠体310の左
右両側には、突条部316と等しい肉厚を有する接合部
318を有する。この支持枠体310は、合成樹脂材料
(PPSやPESなど)の切削加工、または、成形加工
によって作成する。なお、精度を考慮すれば、成形の方
が望ましい。
は、概ね板状に形成された複数の支持枠体310を、互
いに板厚方向に接合して構成されるものである。支持枠
体310は、その板面方向に複数のピン200を間隔を
おいて並列に配置するものである。図12に示すよう
に、支持枠体310の一方の面には、各ピン200の湾
曲部202を配置する収容凹部312を有し、またこの
収容凹部312の上下両縁部にピン200の両端部20
4を配置する複数の切欠凹部314を一定間隔で設けた
突条部316を有している。また、支持枠体310の左
右両側には、突条部316と等しい肉厚を有する接合部
318を有する。この支持枠体310は、合成樹脂材料
(PPSやPESなど)の切削加工、または、成形加工
によって作成する。なお、精度を考慮すれば、成形の方
が望ましい。
【0030】そして、このような支持枠体310を図1
に示すように、支持枠体310の板厚方向に重ね合わせ
て接合することにより、各ピン200の両端部204を
一方の支持枠体310の各切欠凹部314と、他方の支
持枠体310の背面側の縁部との間で挟み込むようにし
て、各ピン200を2次元方向に並列に配置した状態で
保持する。また、各ピン200の両端部204は、突条
部316の各切欠凹部314に、一定のクリアランスを
もって保持されている。また、突条部316の各切欠凹
部314は、断面矩形状の各ピン200の両端部204
が、その軸方向にスライドするようにガイドする矩形状
に形成されている。したがって、各ピン200は、その
両端部204が各切欠凹部314内で軸方向(出没方
向)に自在に移動可能な状態で保持されている。
に示すように、支持枠体310の板厚方向に重ね合わせ
て接合することにより、各ピン200の両端部204を
一方の支持枠体310の各切欠凹部314と、他方の支
持枠体310の背面側の縁部との間で挟み込むようにし
て、各ピン200を2次元方向に並列に配置した状態で
保持する。また、各ピン200の両端部204は、突条
部316の各切欠凹部314に、一定のクリアランスを
もって保持されている。また、突条部316の各切欠凹
部314は、断面矩形状の各ピン200の両端部204
が、その軸方向にスライドするようにガイドする矩形状
に形成されている。したがって、各ピン200は、その
両端部204が各切欠凹部314内で軸方向(出没方
向)に自在に移動可能な状態で保持されている。
【0031】各ピン200の両端部204の間隔(図1
1に示す高さH)は、各支持枠体310の上下各縁部の
間隔(図10に示す高さh)よりも一定量だけ大きいも
のとなっており、ピン200の両端部204が電子部品
の電極部と一定の弾発力をもって接触するものである。
また、各支持枠体310は、強固な合成樹脂により形成
されており、容易に撓まないものとなっている。したが
って、各ピン200の両端部204が各切欠凹部314
に沿って変位する方向と異なる方向の負荷を受けた場合
でも容易に撓まず、また、各ピン200の両端部204
が、その軸方向(出没方向)と異なる方向の負荷を受け
た場合にも、各ピン200の両端部204が切欠凹部3
14にガイドされて軸方向(出没方向)に変位するた
め、各ピン200の座屈を生じにくい構造となってい
る。また、この構造により、各ピン200同士が接触し
てしまうこともない。
1に示す高さH)は、各支持枠体310の上下各縁部の
間隔(図10に示す高さh)よりも一定量だけ大きいも
のとなっており、ピン200の両端部204が電子部品
の電極部と一定の弾発力をもって接触するものである。
また、各支持枠体310は、強固な合成樹脂により形成
されており、容易に撓まないものとなっている。したが
って、各ピン200の両端部204が各切欠凹部314
に沿って変位する方向と異なる方向の負荷を受けた場合
でも容易に撓まず、また、各ピン200の両端部204
が、その軸方向(出没方向)と異なる方向の負荷を受け
た場合にも、各ピン200の両端部204が切欠凹部3
14にガイドされて軸方向(出没方向)に変位するた
め、各ピン200の座屈を生じにくい構造となってい
る。また、この構造により、各ピン200同士が接触し
てしまうこともない。
【0032】また、各支持枠体310の上下各縁部は、
電子部品の電極部による圧力を受けた場合でも容易に撓
まないものとなっている。したがって、本例では、電子
部品の電極部の圧力により、ピン200が必要以上に変
形してしまうことはなく、ピン200の損傷を防止する
構造となっている。また、本例では、電子部品の電極部
に接触して変形するのが、主に金属製のピン200だけ
であり、繰り返しの変形に対して耐性が高いため、樹脂
製の支持体300が繰り返して変形し、恒久的な変形を
生じるようなこともなく、耐久性に優れたものとなって
いる。
電子部品の電極部による圧力を受けた場合でも容易に撓
まないものとなっている。したがって、本例では、電子
部品の電極部の圧力により、ピン200が必要以上に変
形してしまうことはなく、ピン200の損傷を防止する
構造となっている。また、本例では、電子部品の電極部
に接触して変形するのが、主に金属製のピン200だけ
であり、繰り返しの変形に対して耐性が高いため、樹脂
製の支持体300が繰り返して変形し、恒久的な変形を
生じるようなこともなく、耐久性に優れたものとなって
いる。
【0033】以上のような構成において、図13に示す
ように、図示しない組立治具等により、ピン群プレート
210を支持枠体310に装着し、各支持枠体310を
板厚方向に接合し、ピン群プレート210の連結部21
2を除去することにより、図9に示すように、各ピン2
00を支持体300に埋設し、かつ各ピン200の端部
204がマトリクス状に配置され、支持体300の上下
面より突出した構造の電子部品コネクタを得ることがで
きる。なお、各支持枠体310を位置決めして接合する
方法としては、例えば図14(A)に示すように、各支
持枠体310に形成した位置決め孔400に位置決めロ
ッド402を挿通することによって位置決めしたり、あ
るいは図14(B)に示すように、各支持枠体310に
形成した位置決め凹部404と凸部406とを嵌合させ
ることにより位置決めする。そして、支持枠体310に
溶着用のリブを設けて超音波溶着により接合したり、接
着材によって接合する。
ように、図示しない組立治具等により、ピン群プレート
210を支持枠体310に装着し、各支持枠体310を
板厚方向に接合し、ピン群プレート210の連結部21
2を除去することにより、図9に示すように、各ピン2
00を支持体300に埋設し、かつ各ピン200の端部
204がマトリクス状に配置され、支持体300の上下
面より突出した構造の電子部品コネクタを得ることがで
きる。なお、各支持枠体310を位置決めして接合する
方法としては、例えば図14(A)に示すように、各支
持枠体310に形成した位置決め孔400に位置決めロ
ッド402を挿通することによって位置決めしたり、あ
るいは図14(B)に示すように、各支持枠体310に
形成した位置決め凹部404と凸部406とを嵌合させ
ることにより位置決めする。そして、支持枠体310に
溶着用のリブを設けて超音波溶着により接合したり、接
着材によって接合する。
【0034】以上のような構成により、支持枠体310
の板厚や、切欠凹部314の間隔を適宜選択することに
より、各ピン200の端部204の配置間隔を等間隔あ
るいは不等間隔で適宜に設定することができ、各種の電
気部品の電極配置に対応させることができる。また、支
持体300に対して各ピン200の端部204が自在に
突出する構成であるため、例えば図15に示すように、
電子部品500の凹状部510に電極512が配置され
ている場合でも、ピン200の端部204が単独で自在
に突出し、電極512に接触することが可能である。し
たがって、電極の位置にバラツキがある電子素子に対
し、各電極のバラツキを個々に吸収でき、有効な接触状
態を得ることができる。
の板厚や、切欠凹部314の間隔を適宜選択することに
より、各ピン200の端部204の配置間隔を等間隔あ
るいは不等間隔で適宜に設定することができ、各種の電
気部品の電極配置に対応させることができる。また、支
持体300に対して各ピン200の端部204が自在に
突出する構成であるため、例えば図15に示すように、
電子部品500の凹状部510に電極512が配置され
ている場合でも、ピン200の端部204が単独で自在
に突出し、電極512に接触することが可能である。し
たがって、電極の位置にバラツキがある電子素子に対
し、各電極のバラツキを個々に吸収でき、有効な接触状
態を得ることができる。
【0035】以上のような構成により、耐熱性に優れ、
構造が簡単で安価に構成できる電子部品コネクタを得る
ことができる。これにより、例えば一度に大量のバーイ
ン評価を行なうためのバーイン(高温試験)ソケット
(例えばCSP(チップサイズパッケージ)などの新タ
イプパッケージ用ソケット)等において、耐熱性及び耐
久性に優れ、安価なコネクタを、大量生産、かつ、安定
供給することが可能である。また、本例の電子部品コネ
クタでは、各部材を組み合わせて構成しているため、各
部材の寿命がきた場合、各素材ごとに分別して廃棄及
び、リサイクル可能である。また、ピンのみを交換すれ
ば、その他の部材は再利用して組立可能であるため、環
境にも配慮することができる。
構造が簡単で安価に構成できる電子部品コネクタを得る
ことができる。これにより、例えば一度に大量のバーイ
ン評価を行なうためのバーイン(高温試験)ソケット
(例えばCSP(チップサイズパッケージ)などの新タ
イプパッケージ用ソケット)等において、耐熱性及び耐
久性に優れ、安価なコネクタを、大量生産、かつ、安定
供給することが可能である。また、本例の電子部品コネ
クタでは、各部材を組み合わせて構成しているため、各
部材の寿命がきた場合、各素材ごとに分別して廃棄及
び、リサイクル可能である。また、ピンのみを交換すれ
ば、その他の部材は再利用して組立可能であるため、環
境にも配慮することができる。
【0036】次に、第2実施例の応用例について説明す
る。まず、第2実施例では、各ピン200をピン群プレ
ート210として形成し、これを支持枠体310に装着
するようにしたが、個別に形成したピン200を個々に
支持枠体310に装着するようにしてもよい。また、こ
の場合、各ピン200の端部204の長さは、個別に設
定できるため、各ピン200の端部204が配置される
支持体300の上下両面を上記第2実施例のように平坦
面でなく凹凸を有する面とすることが可能である。これ
により、電子部品の形状に自在に対応することができ
る。また、各ピン200の露出部206の先端形状は、
接触しやすいように、図16(A)に示すように鋭角な
円錐状に形成したり、図16(B)に示すように矩形状
に形成したり、図16(C)に示すように円弧面状に形
成してもよい。また、このような各ピン200の露出部
206の先端部に、接触性や耐久性の向上等のために、
メッキコーティングを施すことも有効である。
る。まず、第2実施例では、各ピン200をピン群プレ
ート210として形成し、これを支持枠体310に装着
するようにしたが、個別に形成したピン200を個々に
支持枠体310に装着するようにしてもよい。また、こ
の場合、各ピン200の端部204の長さは、個別に設
定できるため、各ピン200の端部204が配置される
支持体300の上下両面を上記第2実施例のように平坦
面でなく凹凸を有する面とすることが可能である。これ
により、電子部品の形状に自在に対応することができ
る。また、各ピン200の露出部206の先端形状は、
接触しやすいように、図16(A)に示すように鋭角な
円錐状に形成したり、図16(B)に示すように矩形状
に形成したり、図16(C)に示すように円弧面状に形
成してもよい。また、このような各ピン200の露出部
206の先端部に、接触性や耐久性の向上等のために、
メッキコーティングを施すことも有効である。
【0037】また、支持枠体310は、片側だけに切欠
凹部314及び突条部316を設けたが、図17に示す
ように、両側に切欠凹部314及び突条部316を設け
たものであってもよい。また、図18に示すように、支
持枠体310の収容凹部312の内部に、絶縁性粘着弾
性体410を装着し、この粘着弾性体410と収容凹部
312の内壁面との間にピン200を配置する構成とし
てもよい。これにより、ピン200を安定した状態で配
置することができ、かつ、ピン200の弾性力を向上さ
せることができる。また、絶縁性粘着弾性体410は、
支持体8、10と同じ、アクリル系樹脂で形成されるた
め、熱による影響を受けずらい。また、支持枠体310
は、非金属絶縁材料とは限らず、金属材料を絶縁コーテ
ィングしたものであってもよい。また、図19に示すよ
うに、ピン200を保持した支持体300を位置決め板
420等の枠に挿入すれば、他の関連部材との位置精度
出しが容易になる。
凹部314及び突条部316を設けたが、図17に示す
ように、両側に切欠凹部314及び突条部316を設け
たものであってもよい。また、図18に示すように、支
持枠体310の収容凹部312の内部に、絶縁性粘着弾
性体410を装着し、この粘着弾性体410と収容凹部
312の内壁面との間にピン200を配置する構成とし
てもよい。これにより、ピン200を安定した状態で配
置することができ、かつ、ピン200の弾性力を向上さ
せることができる。また、絶縁性粘着弾性体410は、
支持体8、10と同じ、アクリル系樹脂で形成されるた
め、熱による影響を受けずらい。また、支持枠体310
は、非金属絶縁材料とは限らず、金属材料を絶縁コーテ
ィングしたものであってもよい。また、図19に示すよ
うに、ピン200を保持した支持体300を位置決め板
420等の枠に挿入すれば、他の関連部材との位置精度
出しが容易になる。
【0038】また、以上のような電子部品コネクタは、
ピン200の両端部204の間の高さHと支持枠体31
0の上下両面の高さhを、高レスポンス性(高さが低
い)重視か、コンタクト性(高さが高い)重視かで、仕
様に応じて全体的に変化させるようにしてもよい。ま
た、コンタクト性向上のために、ピン200の両端部2
04の間隔のみを変化させ、突出量を変えることも可能
である。また、電子素子を保持する位置決め板、押え機
構を有する開閉式フタ及び、押えユニットを付加し、そ
れに本発明の電子部品コネクタを挿入することで、さま
ざまな電子素子の各用途に対応したIC/ソケットとし
て使用可能である。
ピン200の両端部204の間の高さHと支持枠体31
0の上下両面の高さhを、高レスポンス性(高さが低
い)重視か、コンタクト性(高さが高い)重視かで、仕
様に応じて全体的に変化させるようにしてもよい。ま
た、コンタクト性向上のために、ピン200の両端部2
04の間隔のみを変化させ、突出量を変えることも可能
である。また、電子素子を保持する位置決め板、押え機
構を有する開閉式フタ及び、押えユニットを付加し、そ
れに本発明の電子部品コネクタを挿入することで、さま
ざまな電子素子の各用途に対応したIC/ソケットとし
て使用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、間隔をお
いて配列された導電性を有する複数のピンを、弾性を有
する絶縁材料から成る支持体中に埋設して構成され、第
1および第2の電子部品の対向面上にそれぞれ配列され
た電極の各対ごとに、前記電極間に前記ピンを介在させ
て前記支持体から露出した前記ピンの両端部を前記電極
にそれぞれ接触させた上で、前記第1および第2の電子
部品の間隔を固定することで前記電極どうしを電気的に
接続するコネクタであって、前記ピンは、前記電極を介
して前記ピンの両端間に加えられた圧縮力により弾性変
形して圧縮され、前記圧縮力は、前記第1および第2の
電子部品の間隔を固定することで維持される構成とし
た。
いて配列された導電性を有する複数のピンを、弾性を有
する絶縁材料から成る支持体中に埋設して構成され、第
1および第2の電子部品の対向面上にそれぞれ配列され
た電極の各対ごとに、前記電極間に前記ピンを介在させ
て前記支持体から露出した前記ピンの両端部を前記電極
にそれぞれ接触させた上で、前記第1および第2の電子
部品の間隔を固定することで前記電極どうしを電気的に
接続するコネクタであって、前記ピンは、前記電極を介
して前記ピンの両端間に加えられた圧縮力により弾性変
形して圧縮され、前記圧縮力は、前記第1および第2の
電子部品の間隔を固定することで維持される構成とし
た。
【0040】したがって、本発明の電子部品コネクタは
構造が簡素であり、また各ピンが弾性変形するのみであ
るから、ピンの間隔を1mm以下にすることは容易であ
る。したがって、電極が高密度に配列されている電子部
品にも対応できる。また、ピンの両端間には圧縮力が作
用するが、支持体には直接力は加わらず、したがって支
持体が強く圧縮されることはない。そのため、支持体の
構成材料が劣化して電子部品コネクタの寿命が短縮する
といった問題は生じない。さらに、接続時、ピンは従来
のように揺動したり傾斜することはなく、単に圧縮され
るのみであるから、接続すべき2つの電極を同一の垂直
線上に配置することができ、従来のように電極間にオフ
セットは発生しない。したがって、電子部品の高密度実
装の点で有利である。
構造が簡素であり、また各ピンが弾性変形するのみであ
るから、ピンの間隔を1mm以下にすることは容易であ
る。したがって、電極が高密度に配列されている電子部
品にも対応できる。また、ピンの両端間には圧縮力が作
用するが、支持体には直接力は加わらず、したがって支
持体が強く圧縮されることはない。そのため、支持体の
構成材料が劣化して電子部品コネクタの寿命が短縮する
といった問題は生じない。さらに、接続時、ピンは従来
のように揺動したり傾斜することはなく、単に圧縮され
るのみであるから、接続すべき2つの電極を同一の垂直
線上に配置することができ、従来のように電極間にオフ
セットは発生しない。したがって、電子部品の高密度実
装の点で有利である。
【図1】本発明による電子部品コネクタの第1実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】第1実施例の電子部品コネクタを構成するピン
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】第1実施例の電子部品コネクタの取り付けを示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図4】第1実施例の電子部品コネクタにより電極どう
しを接続した状態を詳しく示す部分断面側面図である。
しを接続した状態を詳しく示す部分断面側面図である。
【図5】板面に直交する方向に弾性変形可能な支持板を
用いた場合の電子部品コネクタの一例を示す分解斜視図
である。
用いた場合の電子部品コネクタの一例を示す分解斜視図
である。
【図6】(A)および(B)は従来の電子部品コネクタ
の一例を示す部分断面側面図である。
の一例を示す部分断面側面図である。
【図7】(A)および(B)は従来のコネクタの他の例
を示す部分断面側面図である。
を示す部分断面側面図である。
【図8】従来のコネクタのさらに他の例を示す部分断面
側面図である。
側面図である。
【図9】本発明による電子部品コネクタの第2実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図10】第2実施例で用いるピンの形状を示す斜視図
である。
である。
【図11】第2実施例のピンを形成するためのピン群プ
レートを示す斜視図である。
レートを示す斜視図である。
【図12】第2実施例で用いる支持体を構成する支持枠
体を示す斜視図である。
体を示す斜視図である。
【図13】第2実施例でピン群プレートを支持枠体に装
着した状態を示す斜視図である。
着した状態を示す斜視図である。
【図14】(A)及び(B)は第2実施例で支持枠体間
の位置決め構造を示す部分側面図である。
の位置決め構造を示す部分側面図である。
【図15】第2実施例でピンと電子部品と電極との接触
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図16】(A)及び(C)は第2実施例のピンの先端
形状を示す側面図である。
形状を示す側面図である。
【図17】第2実施例の支持枠体の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図18】第2実施例の支持枠体の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図19】第2実施例の電子部品コネクタの変形例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
2、3……電子部品コネクタ、4……ピン、6……支持
体、8……上部支持体、10……下部支持体、12……
支持板、14……長穴、16……端部、18……端部、
20……露出部、22……湾曲部。
体、8……上部支持体、10……下部支持体、12……
支持板、14……長穴、16……端部、18……端部、
20……露出部、22……湾曲部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図10に示すように、本例のピン200
は、大きな円弧の両端に小さな円弧が波形状に形成され
た湾曲部202を有し、この湾曲部202の両端に、直
杆状の端部204を設け、これら端部204の先端部が
支持体300の上下両端面より突出した露出部206と
なっている。なお、ピンの湾曲形状としては、上述した
第1実施例と同様にS字形のものであってもよい。この
ピン200は、図11に示すように、ピン群プレート2
10により、複数が一体に形成されたものである。ピン
群プレート210は、金属等の導電性材料よりなる板材
に、例えばエッチングやプレス等の加工を施すことによ
り、複数のピン200を一列に一定間隔で並列に形成
し、かつ、各ピン200の両端部204を連結する連結
部212を設けた状態で形成したものである。
は、大きな円弧の両端に小さな円弧が波形状に形成され
た湾曲部202を有し、この湾曲部202の両端に、直
杆状の端部204を設け、これら端部204の先端部が
支持体300の上下両端面より突出した露出部206と
なっている。なお、ピンの湾曲形状としては、上述した
第1実施例と同様にS字形のものであってもよい。この
ピン200は、図11に示すように、ピン群プレート2
10により、複数が一体に形成されたものである。ピン
群プレート210は、金属等の導電性材料よりなる板材
に、例えばエッチングやプレス等の加工を施すことによ
り、複数のピン200を一列に一定間隔で並列に形成
し、かつ、各ピン200の両端部204を連結する連結
部212を設けた状態で形成したものである。
Claims (15)
- 【請求項1】 間隔をおいて配列された導電性を有する
複数のピンを、弾性を有する絶縁材料から成る支持体中
に埋設して構成され、第1および第2の電子部品の対向
面上にそれぞれ配列された電極の各対ごとに、前記電極
間に前記ピンを介在させて前記支持体から露出した前記
ピンの両端部を前記電極にそれぞれ接触させた上で、前
記第1および第2の電子部品の間隔を固定することで前
記電極どうしを電気的に接続するコネクタであって、 前記ピンは、前記電極を介して前記ピンの両端間に加え
られた圧縮力により弾性変形して圧縮され、 前記圧縮力は、前記第1および第2の電子部品の間隔を
固定することで維持されることを特徴とする電子部品コ
ネクタ。 - 【請求項2】 前記ピンは、概ね棒状の部材を湾曲また
は屈曲させた形状を有していることを特徴とする請求項
1記載の電子部品コネクタ。 - 【請求項3】 前記ピンは、概ね棒状の部材をS字形に
湾曲させた形状を有していることを特徴とする請求項2
記載の電子部品コネクタ。 - 【請求項4】 前記ピンは両端部を除いた箇所の全体、
または一部が弾性変形することを特徴とする請求項1記
載の電子部品コネクタ。 - 【請求項5】 前記ピンの横断面形状は少なくとも両端
部において矩形であり、前記矩形の横幅は縦幅より大き
く、前記ピンは前記矩形の前記縦幅の方向に湾曲または
屈曲していることを特徴とする請求項2記載の電子部品
コネクタ。 - 【請求項6】 前記支持体は上部支持体と下部支持体と
から成り、前記上部支持体と前記下部支持体との間に剛
性材料からなる支持板が介在され、前記ピンの両端部は
それぞれ前記上部支持体の上面および前記下部支持体の
下面において露出していることを特徴とする請求項1記
載の電子部品コネクタ。 - 【請求項7】 前記支持板は、板面に直交する方向に弾
性変形可能であることを特徴とする請求項6記載の電子
部品コネクタ。 - 【請求項8】 前記支持体は、概ね板状に形成された複
数の支持枠体を、互いに板厚方向に接合して構成され、 支持枠体は、その板面方向に複数の前記ピンを間隔をお
いて並列に配置するとともに、少なくとも一方の面に、
前記各ピンの両端部を除いた箇所を配置する収容凹部
と、前記各ピンの両端部に対応する両縁部に、各ピンの
両端部を配置する複数の切欠凹部を一定間隔で設けた突
条部とを有し、 前記複数の支持枠体を板厚方向に接合することにより、
前記各ピンの両端部が前記切欠凹部より支持体の外方に
臨む状態で配置されるように保持したことを特徴とする
請求項1記載の電子部品コネクタ。 - 【請求項9】 前記各ピンの両端部は、前記突条部の各
切欠凹部に、一定のクリアランスをもって保持されてい
ることを特徴とする請求項8記載の電子部品コネクタ。 - 【請求項10】 前記各支持枠体の各切欠凹部の間隔及
び前記各支持枠体の板厚に応じて前記各ピンが等間隔ま
たは不等間隔に保持されることを特徴とする請求項8記
載の電子部品コネクタ。 - 【請求項11】 前記各ピンの両端部が前記各切欠凹部
を通して前記各支持枠体の両縁部より突出し、前記電子
部品の凹部に設けられた電極に接触するようにしたこと
を特徴とする請求項8記載の電子部品コネクタ。 - 【請求項12】 前記各支持枠体を熱対応部材によって
構成したことを特徴とする請求項8記載の電子部品コネ
クタ。 - 【請求項13】 前記切欠凹部は、前記各ピンの両端部
を出没方向にガイドすることを特徴とする請求項8記載
の電子部品コネクタ。 - 【請求項14】 前記突条部は、前記電子部品の対向面
に当接して、前記ピンの一定以上の変形を阻止するスト
ッパとして機能することを特徴とする請求項8記載の電
子部品コネクタ。 - 【請求項15】 前記ピンは、導電性材料よりなる板材
を加工することにより、複数のピンが前記支持枠体に配
置される間隔で設けられ、かつ、各ピンの両端部を連結
する連結部を設けた状態のピン群プレートを形成し、前
記ピン群プレートを前記支持枠体に装着し、各支持枠体
を接合して前記支持体を構成した後、前記連結部を除去
するようにしたことを特徴とする請求項8記載の電子部
品コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10139876A JPH1145768A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-21 | 電子部品コネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13467397 | 1997-05-26 | ||
JP9-134673 | 1997-05-26 | ||
JP10139876A JPH1145768A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-21 | 電子部品コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145768A true JPH1145768A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=26468713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10139876A Pending JPH1145768A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-21 | 電子部品コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1145768A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7632106B2 (en) | 2007-08-09 | 2009-12-15 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | IC socket to be mounted on a circuit board |
JP2013080681A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Fujitsu Component Ltd | 接続子、ソケット用モジュール、ソケット及び接続子の製造方法 |
JP2014110162A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Fujitsu Ltd | ソケット及び電子部品搭載構造 |
JP2019009030A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | モレックス エルエルシー | ソケット |
US10777925B2 (en) | 2018-08-21 | 2020-09-15 | Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation | Connector and stacked substrate module |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP10139876A patent/JPH1145768A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7632106B2 (en) | 2007-08-09 | 2009-12-15 | Yamaichi Electronics Co., Ltd. | IC socket to be mounted on a circuit board |
JP2013080681A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Fujitsu Component Ltd | 接続子、ソケット用モジュール、ソケット及び接続子の製造方法 |
JP2014110162A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Fujitsu Ltd | ソケット及び電子部品搭載構造 |
JP2019009030A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | モレックス エルエルシー | ソケット |
US10777925B2 (en) | 2018-08-21 | 2020-09-15 | Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation | Connector and stacked substrate module |
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