JP2005078864A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 押圧操作可能なスイッチにおいて、筐体内に簡単に搭載して製造工程を単純化できる入力装置を提供する。
【解決手段】 弾性支持部材3と検出基板4には、補強部材5に設けられた係止片5c,5cで係止される角穴4c,4cと係止穴3c,3cが形成されている。前記弾性支持部材3には十字キー2が嵌合している。前記弾性支持部材3と検出基板4と補強部材5には、筐体10に設けられた位置決めピン12,12が挿入されて位置決めされる貫通孔3d,3d、貫通穴4d,4d、丸穴5d,5dがそれぞれ形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】 弾性支持部材3と検出基板4には、補強部材5に設けられた係止片5c,5cで係止される角穴4c,4cと係止穴3c,3cが形成されている。前記弾性支持部材3には十字キー2が嵌合している。前記弾性支持部材3と検出基板4と補強部材5には、筐体10に設けられた位置決めピン12,12が挿入されて位置決めされる貫通孔3d,3d、貫通穴4d,4d、丸穴5d,5dがそれぞれ形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の部材が組み合わされて形成される入力装置に係り、特に筐体内に容易に組み込むことができる入力装置に関する。
下記特許文献1は、ゲーム機器用入力装置に関するものであり、スティック形状の操作体が設けられている。この操作体は、筐体内に設けられたコイルバネによって持ち上げられた状態で支持されている。また筐体内部にはプレートで支持されたフレキシブル基板が設けられ、このフレキシブル基板上に前記操作体と対向する位置に4個の弾性部材が設けられている。各弾性部材の内部には接点が設けられており、前記操作体をいずれかの方向へ操作したときに前記弾性部材が弾性変形して、各接点が前記フレキシブル基板上に設けられた電極と接触するように設定されている。
特開2000−348574号公報
しかし、上記特許文献1に示すものは、フレキシブル基板上に前記電極と対向する位置に弾性部材を位置決めして固定し、さらに弾性部材の上部に設けられた各凸部と操作体に設けられた凹部とを嵌め合わせる工程が必要になるため、筐体内に組み込む時間がかかり製造工程が煩雑になる。
また、前弾性部材に設けられた接点と前記フレキシブル基板に設けられた電極との接触面積に応じて出力がアナログ的に変化するものでは、前記接点と前記電極との相対的な位置関係が常に一定とはならず、操作体を同じように操作したにも拘わらず常に出力が同じにならないため操作性が損なわれる。
本発明は前記課題を解決するものであり、筐体内に簡単に組み込むことが可能で、また操作体の操作量に基づく出力を常に安定して出力できる入力装置を提供することを目的とする。
本発明は、筐体内で支持される操作体と、前記操作体を押圧可能に支持する弾性支持部材と、前記操作体を押圧操作したときの前記弾性支持部材の弾性変形に基づいて出力が変化する検出基板と、前記検出基板を固定する補強部材を有し、
前記弾性支持部材と検出基板と補強部材とが互いに位置決めされており、少なくとも前記補強部材が前記筐体に設けられた位置決め手段によって位置決めされていることを特徴とするものである。
前記弾性支持部材と検出基板と補強部材とが互いに位置決めされており、少なくとも前記補強部材が前記筐体に設けられた位置決め手段によって位置決めされていることを特徴とするものである。
上記本発明では、筐体側の所定の位置に位置決め手段を設けるだけで、装置を容易に筐体内に組み込むことができ、製造工程を簡略化できる。
例えば、前記補強部材には複数の係止片が設けられ、この係止片で前記検出基板と前記弾性支持部材とがそれぞれ位置決めされている。
また、前記位置決め手段は、前記筐体内から内方へ突出する複数の位置決めピンであり、この位置決めピンによって前記弾性支持部材と前記検出基板と前記補強部材がそれぞれ貫通されて位置決めされている構成にできる。
また、前記操作体は十字キーであり、前記検出基板には前記十字キーの各押圧操作面に対応する位置にそれぞれ接点が設けられている構成にすることができる。この場合、前記弾性支持部材には、各接点に対応する位置にそれぞれ凸部が設けられており、前記押圧操作面を押圧操作したときの前記凸部の動作力に基づいて前記接点の出力が変化することが好ましい。なお前記操作体は、押圧操作面が2つ設けられてシーソー支持されたものであってもよい。
また、前記接点は、抵抗体とこの抵抗体に対向する低抵抗体で構成されており、前記抵抗体と前記低抵抗体との接触長さまたは接触面積に基づいて前記出力が変化する構成にすることができる。
抵抗体と低抵抗体で構成されているものでは、前記凸部と前記検出基板とが前記接点に対応する位置において固着されていることが好ましい。
また前記凸部には、前記検出基板を貫通する突起部が形成されていてもよい。ただし、前記突起部は、単体であっても複数設けられていてもよい。
このように凸部と検出基板とを所定の位置で位置決めすることで、凸部と接点との互いの相対位置が常に一定に保たれて、押圧荷重や押圧ストロークに応じた出力を安定して出力できるようになる。
本発明は、筐体の所定の位置に位置決め手段を設けるだけで、入力装置を筐体内に簡単に組み込むことが可能になり、製造工程を簡略化できる。
また、接触面積に応じて出力が変化する接点において、接点と凸部との相対位置を常に一定に保つことができるので、押圧荷重や押圧ストロークに応じた前記出力を一定にできる。
図1は本発明の入力装置の一例を示す分解斜視図、図2は入力装置を操作面側から見たときの平面図、図3は図2の3−3線で切断したときの断面図、図4は図2の4−4線で切断したときの断面図、図5は図2の5−5線で切断したときの断面図、図6は検出手段を示す断面図である。
この入力装置1は、十字キー(操作体)2と弾性支持部材3と検出基板4Aと補強部材5で構成され、筐体10に取り付けられる。
前記十字キー2は、合成樹脂などで形成され、また図2に示すように、X1,X2,Y1,Y2側に位置する押圧操作面2x1,2x2,2y1,2y2を有している。前記十字キー2の下面中央には、下向き(Z2側)に突出する嵌合突起2aが一体に形成され、また前記嵌合突起2aの周囲の各角部にはフランジ2b,2b,2b,2bが一体に形成されている。よって、前記十字キー2が前記筐体10に形成された十字形状の開口部10aに内側から挿入されたときに、前記各フランジ2bが前記開口部10aの各縁部で係止されて前記十字キー2が筐体10の開口部10aから外側に抜け出ないようになっている。
図1に示すように、前記十字キー2のZ2側には弾性支持部材3が設けられている。この弾性支持部材3は、合成ゴムやシリコーンゴムなどの弾性変形可能な部材で全体が円板状に形成されている。前記弾性支持部材3の中心には円形の嵌合穴3aが形成されており、この嵌合穴3aに前記十字キー2の嵌合突起2aがZ1側から挿入されて嵌合している。
なお、図示していないが前記嵌合穴3aの周囲には切欠きが形成されており、この切欠きに前記フランジ2bが挿入されて、前記十字キー2の下面と前記弾性支持部材3の上面とが接している。前記切欠きが形成されることで前記フランジ2bと前記弾性支持部材3との干渉が回避されて前記十字キー2と前記弾性支持部材3とが互いに接近させられて、装置のZ方向に対する厚み寸法を小さくできる。
図1と図3に示すように、前記弾性支持部材3には、前記嵌合穴3aを中心としたときにX1側,X2側,Y1側及びY2側、すなわち前記押圧操作面2x1,2x2,2y1,2y2に対応する位置に、Z2側に向く凸部3b,3b,3b,3bが形成されている。前記凸部3bはいずれも同じ形状であり、Z2側に向けて徐々に細くなっており、また前記凸部3bの先端は前記検出基板4Aと面または球面で接触している。
図3に示すように、前記弾性支持部材3の上面には、各凸部3bに対応する位置にピン状の突部3tがそれぞれ形成されている。この各突部3tは、前記十字キー2の下面に形成されたスリット状の挿入凹部2dに挿入されており、これにより前記十字キー2が前記弾性支持部材3に取り付けられたときに回り止めとして機能している。
図1と図2と図4に示すように、前記弾性支持部材3には、X1方向とY2方向に対して45度の角度位置、及びX2方向とY1方向に対して45度の角度位置に、それぞれZ方向に貫通するスリット状の係止穴3c,3cが形成されている。前記係止穴3c,3cは、前記弾性支持部材3の周縁に互いに対向して形成されている。そして前記弾性支持部材3には、図1と図5に示すように、X1方向とY1方向に対して45度の角度位置、及びX2方向とY2方向に対して45度の角度位置にそれぞれに円形の貫通孔3d,3dが形成されている。これも前記と同様に前記弾性支持部材3の周縁部寄りに互いに対向して形成されている。
図1に示すように、前記弾性支持部材3の後方(Z2側)には検出基板4Aが設けられている。この検出基板4Aは、図6に示すように下部シート4a、上部シート4b及び離間シート4mの3層構造であり、いずれのシートも可撓性と絶縁性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂で形成されている。なお、離間シート4mに代えて、下部シート4a及び上部シート4bの双方または一方に絶縁性を有する樹脂膜を形成して、上下シート4b,4aの間隔が確保されるようにしてもよい。
また前記検出基板4Aには、前記各凸部3bに対向する位置に接点6,6,6,6が設けられている。すなわち、前記離間シート4mには前記各接点6に対応する位置に穴4m1が形成され、前記穴4m1が形成された前記下部シート4aと上部シート4bの対向面に抵抗体6aと低抵抗体6bが所定の空間を開けて形成されている。前記抵抗体6aはカーボン膜などで、そのパターンは矩形状(必ずしも矩形状にある必要はない)であり、前記低抵抗体6bは前記抵抗体6aよりも電気抵抗の低い膜であり、例えば銀、金、銅などの金属膜である。そして前記抵抗体6aの両側には、銀、銅などで形成された電極膜6a1,6a2が接続されている。なお、前記抵抗体6aと低抵抗体6bは共に矩形状に形成されているものでもよく、あるいはいずれも円形状に形成されているものでもよく、または抵抗体6aが矩形状で低抵抗体6bが円形状であってもよい。
図3に示すように、前記検出基板4Aの接点6に対応する位置において、前記弾性支持部材3の各凸部3bの先端部分(図3のS点で示す領域)と前記検出基板4Aの上部シート4bとが接着剤で固定されている。これにより前記各凸部3bとこれに対向する前記各接点6との相対的な位置が常に一定に保たれるように設定される。
前記検出基板4Aは、前記弾性支持部材3と重なる円形部4gと帯状の引出部4hで構成され、前記引出部4hが前記電極膜6a1,6a2が延びて形成され他の電極と接続されている。前記検出基板4Aの円形部4gには、前記弾性支持部材3の係止穴3c,3cと対向する位置に角穴4c、4cが貫通して形成され、また前記貫通孔3d,3dと対向する位置には貫通穴4d,4dが形成されている。
図1に示すように、前記検出基板4Aの裏面にはアルミなどの金属板で形成された補強部材5が設けられている。この補強部材5は円形で薄板状のものであり、前記弾性支持部材3と検出基板4Aの円形部4gとほぼ同じ径寸法で形成されている。なお前記補強部材5の形状は、円形に限らず矩形(正方形)であってもよい。そして前記補強部材5には、前記検出基板4Aの角穴4c,4cに対向する位置に係止片5c,5cが折り曲げて形成されており、この係止片5c,5cはZ−X平面で切断したときの断面がL字状に形成されている。また前記補強部材5には、前記貫通孔3d,3dと対向する位置に丸穴5d,5dが形成されている。
前記入力装置1は、Z1側から順番に十字キー2、弾性支持部材3、検出基板4A、補強部材5が重ねられて組み立てられる。前記弾性支持部材3と検出基板4Aと補強部材5を重ねたときに、前記貫通孔3dと貫通穴4dと丸穴5dが互いに重なって弾性支持部材3から補強部材5まで貫通するようになっている。前記補強部材5の係止片5c,5cが、前記検出基板4Aに形成された角穴4c,4cに挿入され、そして前記弾性支持部材3に形成された係止穴3c,3cに挿入される。また前記係止片5c,5cの先端に形成された外側に向く鉤部5c1,5c1によって、前記鉤部5c1,5c1が弾性支持部材3を貫通したときに前記補強部材5が記弾性支持部材3に係止される。
本実施の形態では、前記係止穴3c,3cは、前記係止片5c,5cの板厚寸法と同じで且つ幅寸法も互いに同じに形成されており、前記弾性支持部材3が弾性変形可能な材料で形成されているため、前記係止片5c,5cが前記係止穴3c,3cに挿入可能となる。そして前記弾性支持部材3が前記補強部材5で位置決めされると、前記検出基板4Aは前記両部材3,5に挟まれた状態となる。また前記検出基板4Aでは、前記係止片5c,5cのZ側に延びる起立片5c2,5c2の内側面がそれぞれ前記角穴4c,4cの内縁4c1,4c1(図4参照)にそれぞれ当接するため図2に示すU方向には移動することができず、さらに前記起立片5c2,5c2の幅寸法と前記角穴4c,4cの幅寸法は互いに同じに形成されているため図1のU方向にも移動することができない。よって前記検出基板4Aは前記補強部材5に対して位置ずれすることなく確実に位置決めされる。
そして、前記十字キー2の嵌合突起2aが、前記弾性支持部材3の嵌合穴3aに対してZ1側から挿入されて嵌め合わされることで、前記十字キー2から前記補強部材5までが互いに離れることなく位置決めされた状態で一体に組み立てられる。
本実施の形態の入力装置1は、筐体10の内側に組み込まれて使用されるものである。例えば図1に示すように、前記補強部材5の裏側に合成樹脂や金属などで形成されたベース11上に載置される。一方、前記十字キー2が挿入される筐体10の内面10bには、Z2方向(内方)に突出する位置決め手段としての一対の位置決めピン12,12が設けられている。この位置決めピン12,12は、前記筐体10の開口部10aの近傍に対向して設けられている。
前記位置決めピン12,12は、前記弾性支持部材3に形成された貫通孔3d,3d、そして前記検出基板4Aに形成された貫通穴4d,4d、さらに補強部材5に形成された丸穴5d,5dにそれぞれ挿入されている。そして前記位置決めピン12,12の先端は、前記ベース11上に形成された凹部11a,11a内に位置している。
本実施の形態の入力装置1では、前記位置決めピン12は円柱状に形成されているものであるが、その位置決めピン12の径寸法は前記弾性支持部材3に形成された貫通孔3dの径寸法及び前記補強部材5に形成された丸穴5dの径寸法とそれぞれ同じに設定されているため、前記位置決めピン12が前記貫通孔3d及び丸穴5dとの間にほとんど隙間なく挿入される。したがって、前記弾性支持部材3と補強部材5は、前記筐体10に対して確実に位置決めされる。
なお、前記検出基板4Aに形成された貫通穴4d,4dの径寸法は、前記位置決めピン12の径寸法よりも大径である。このため、筐体10に形成された位置決めピン12,12が弾性支持部材3側から挿入される際に前記検出基板4が前記弾性支持部材3や補強部材5に対して多少位置ずれを起していたとしても前記位置決めピン12を弾性支持部材3から補強部材5まで貫通し易くなる。なお、前記補強部材5に設けられた係止片5cによって前記検出基板4Aが補強部材5上に確実に位置決めされているため、前記貫通穴4d,4dが前記貫通孔3d,3dと丸穴5d,5dに対して大きく位置ずれすることがない。
なお、前記ベース11はプリント基板や合成樹脂板であってもよい。また図5では、前記ベース11に前記位置決めピン12,12の先端が位置する凹部11a,11aが形成されているが、この形状に限られるものではなく、前記位置決めピン12,12の先端が逃げることができるものであれば貫通孔などであってもよい。
上記のようにして筐体10内に設置された入力装置1では、筐体10の表面10cから十字キー2の押圧操作面2x1,2x2,2y1,2y2が所定寸法突出した状態で支持されている。十字キー2の非操作時には、十字キー2に設けられた各フランジ2bが、前記弾性支持部材3の弾性復帰力によって筐体10の内面10bに当接するようにして持ち上げられている。またこのとき十字キー2の嵌合突起2aは、前記検出基板4Aの上面から所定距離離れた状態にある。
例えば図3に示す状態において、前記十字キー2の押圧操作面2x1がZ2側に向けて押圧操作されると、前記押圧操作面2x1に対向する弾性支持部材3の凸部3bが押圧される。このとき図2で示すY軸に対してX2側に位置する2つのフランジ2bが支点となった状態で十字キー2が傾けられるとともに前記凸部3bの弾性変形力に基づいて前記検出基板4Aの接点6に対向する位置が押圧される。また、前記押圧操作面2x1に対する押圧力を解除すると、前記弾性支持部材3の弾性復帰力によって前記十字キー2が元の状態に復帰させられる。また、その他の押圧操作面2x2,2y1,2y2についても前記と同様にして中心を挟んで対向する2つのフランジ2bが支点として傾斜する。
本実施の形態の入力装置1は、押圧力に応じて出力がアナログ的に変化するものである。前記検出基板4Aに設けられた接点6では、十字キー2の押圧力または押圧ストロークに応じて前記抵抗体6aと前記低抵抗体6bとの接触面積が変化するものである。前記押圧操作面2x1を押圧する押圧力が小さいときには前記低抵抗体6bが前記抵抗体6aに接触する面積が小さいため、前記電極膜6a1と6a2との間での電気抵抗値の変化率は小さいものであると検知される。また押圧操作面2x1を押圧する押圧力が大きい場合には、前記低抵抗体6bが前記抵抗体6aに接触する面積が増大するため、前記電極膜6a1と6a2との間での電気抵抗値の変化率が大きいものと検知される。このようにして検出された電気抵抗値を図示しない制御部で判断することにより、電気抵抗値の変化率が小さいときには前記十字キー2の押圧ストロークまたは押圧荷重が小さいと判断され、また前記変化率が大きいときには前記押圧ストロークまたは押圧荷重が大きいと判断される。なお、その他の押圧操作面2x2,2y1,2y2について上記と同様にして検知される。
また、上記したように前記弾性支持部材3の凸部3bと前記検出基板4Aとは、前記接点6の位置において互いに接着固定されているため、十字キー2を押圧操作したときに前記凸部3bによって前記接点6が押される位置は常に一定している。したがって、十字キー2を押圧したときの押圧量に応じて出力される値は常に一定したものとなる。例えばこの入力装置1をゲーム用のコントローラに搭載して画面上のキャラクタを移動操作する場合では、同じ押圧荷重または押圧ストロークであれば常に同じ移動量だけキャラクタを移動させることができるようになり、操作性が常に安定したものとなる。
図7は弾性支持部材3と検出基板4との位置決めでの他の実施形態を示す断面図、図8は接点の形状を示す平面図である。
この実施の形態での弾性支持部材3の凸部3bの先端には、棒状の突起部3eが一体に形成され、この突起部3eは前記検出基板4Bを貫通する長さ寸法で形成されている。すなわち、前記検出基板4Bの上部シート4bと下部シート4aには、Z方向に貫通する穴4f,4eが形成され、この穴4e,4fに前記突起部3eが挿入されている。また前記抵抗体6aと低抵抗体6bには、その中央部にそれぞれ抵抗膜や低抵抗膜が形成されていない非導通領域9が矩形状に形成されて、この非導通領域9を前記突起部3eが通っている。また前記抵抗体6aでは、前記非導通領域9を挟んで両側に位置する半抵抗体6a3,6a4を互いに導通させる一対のブリッジ導電膜8,8が形成されている。なお前記低抵抗体6bにおいても、前記と同様にてブリッジ導電膜が形成されている。
図7と図8に示す実施形態においても、前記と同様にして十字キー2のいずれかの押圧操作面が押圧操作されると、前記凸部3bの弾性変形力に応じて前記抵抗体6aと低抵抗体6bとの間の接触面積が変化させられて、十字キー2の押圧力や押圧ストロークに応じて出力がアナログ的に変化させられる。またこの場合、前記弾性支持部材3の各3bと前記検出基板4の各接点6との相対的な位置が同じ位置となるように位置決めされているため、十字キー2の押圧力や押圧ストロークに対する出力が常に一定となる。
なお、図7と図8では、前記非導通領域9が前記突起部3eの径よりも広い面積で形成されているが、この非導通領域9が前記突起部3eの径と同じに形成されていてもよい。また、この実施の形態では、凸部3bの先端に単一の突起部3eが形成されているが、これに限らず複数の突起部が形成されて上部シート4bと下部シート4aにそれぞれ前記複数の突起部が挿入される穴が形成されて位置決めされるものであってもよい。
1 入力装置
2 十字キー(操作体)
2a 嵌合突起
2b フランジ
2x1,2x2,2y1,2y2 押圧操作面
3 弾性支持部材
3a 嵌合穴
3b 凸部
3c 係止穴
3d 貫通孔
4 検出基板
4c 角穴
4d 貫通穴
5 補強部材
5c 係止片
5d 丸穴
6 接点
10 筐体
10a 開口部
12 位置決めピン(位置決め手段)
2 十字キー(操作体)
2a 嵌合突起
2b フランジ
2x1,2x2,2y1,2y2 押圧操作面
3 弾性支持部材
3a 嵌合穴
3b 凸部
3c 係止穴
3d 貫通孔
4 検出基板
4c 角穴
4d 貫通穴
5 補強部材
5c 係止片
5d 丸穴
6 接点
10 筐体
10a 開口部
12 位置決めピン(位置決め手段)
Claims (8)
- 筐体内で支持される操作体と、前記操作体を押圧可能に支持する弾性支持部材と、前記操作体を押圧操作したときの前記弾性支持部材の弾性変形に基づいて出力が変化する検出基板と、前記検出基板を固定する補強部材を有し、
前記弾性支持部材と検出基板と補強部材とが互いに位置決めされており、少なくとも前記補強部材が前記筐体に設けられた位置決め手段によって位置決めされていることを特徴とする入力装置。 - 前記補強部材には複数の係止片が設けられ、この係止片で前記検出基板と前記弾性支持部材とがそれぞれ位置決めされている請求項1記載の入力装置。
- 前記位置決め手段は、前記筐体内から内方へ突出する複数の位置決めピンであり、この位置決めピンによって前記弾性支持部材と前記検出基板と前記補強部材がそれぞれ貫通されて位置決めされている請求項1または2記載の入力装置。
- 前記操作体は十字キーであり、前記検出基板には前記十字キーの各押圧操作面に対応する位置にそれぞれ接点が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
- 前記弾性支持部材には、各接点に対応する位置にそれぞれ凸部が設けられており、前記押圧操作面を押圧操作したときの前記凸部の動作力に基づいて前記接点の出力が変化する請求項4記載の入力装置。
- 前記接点は、抵抗体とこの抵抗体に対向する低抵抗体で構成されており、前記抵抗体と前記低抵抗体との接触長さまたは接触面積に基づいて前記出力が変化する請求項5記載の入力装置。
- 前記凸部と前記検出基板とが前記接点に対応する位置において固着されている請求項6記載の入力装置。
- 前記凸部には、前記検出基板を貫通する突起部が形成されている請求項6記載の入力装置。
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2003
- 2003-08-29 JP JP2003305591A patent/JP2005078864A/ja not_active Withdrawn
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