JP2004213164A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性が良く、小型で、生産性の良好な入力装置を提供する。
【解決手段】本発明の入力装置は、平板状の基体1と、この基体1に設けられた第1の歪み検出素子6bと、基体上に配置されたド−ム状の可動部材7と、基体1を支持する支持部材8とを備え、可動部材7が押圧された際、ドーム状の可動部材7は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、可動部材7の中央部7bは、支持部材8で支持された基体1を押圧して、基体1を撓ませると共に、第1の歪み検出素子6bを歪ませるようにしたため、可動部材7の上下方向の押圧動作で操作が可能となって、その操作性が良好であると共に、可動部材7は上方への突出量が小さく、不用意に接触することが少なくなって、誤動作の少ないものを提供できる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の入力装置は、平板状の基体1と、この基体1に設けられた第1の歪み検出素子6bと、基体上に配置されたド−ム状の可動部材7と、基体1を支持する支持部材8とを備え、可動部材7が押圧された際、ドーム状の可動部材7は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、可動部材7の中央部7bは、支持部材8で支持された基体1を押圧して、基体1を撓ませると共に、第1の歪み検出素子6bを歪ませるようにしたため、可動部材7の上下方向の押圧動作で操作が可能となって、その操作性が良好であると共に、可動部材7は上方への突出量が小さく、不用意に接触することが少なくなって、誤動作の少ないものを提供できる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機やカメラ等の種々の電子機器に使用して好適な入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入力装置の図面を説明すると、図9は従来の入力装置の要部断面図、図10は従来の入力装置に係り、歪み検出素子の配置を示す平面図、図11は従来の入力装置に係る操作部材の斜視図である。
【0003】
次に、従来の入力装置の構成を図9〜図11に基づいて説明すると、金属板からなる支持部材51上には、合成樹脂の成型品からなる操作部材52が載置された状態で配置されている。
【0004】
この操作部材52は、四角柱状の操作部53と、この操作部53の下部から放射状に延びる台形状の4つの梁部54a、54b、54c、54dと、この梁部54a〜54dのそれぞれの端部に設けられた台座部55とで構成されている。そして、この操作部材52は、台座部55が支持部材51上に載置した状態で支持部材に取り付けられ、操作部材52が取り付けられた際、梁部54a〜54dは、支持部材51と隙間を持って配置されている。
【0005】
絶縁材からなる帯状のフイルム56は、中央部に設けられた四角孔56aを有し、この四角孔56aの外周部には、十字の位置に抵抗体からなる4つの歪み検出素子57a、57b、57c、57dが設けられている。
【0006】
そして、このフイルム56は、四角孔56aに操作部53が挿通された状態で、下面が操作部材52の上面に接着剤によって接着されて、操作部材52に取り付けられている。
フイルム56が取り付けられた際、歪み検出素子57a〜57dのそれぞれは、梁部54a〜54dのそれぞれ上に位置している。
【0007】
フイルム56上には、絶縁板58が配置されると共に、この絶縁板58上には、金属からなるシールド板59が配置され、このような構成によって、従来の入力装置が形成されている。(例えば、特許文献1参照)
【0008】
このような従来の入力装置は、図10に示すように、操作部53を矢印X1方向に倒すと、梁部54aが延びるように撓むと共に、この梁部54a上の歪み検出素子57aが延びるように歪み、その結果、歪み検出素子57aの抵抗値が高くなる。
【0009】
また、他方の梁部54bは、縮むように撓むと共に、この梁部54b上の歪み検出素子57bが縮むように歪み、その結果、歪み検出素子57bの抵抗値が低くなる。
【0010】
また、操作部53を矢印X2方向に倒した時は、前記動作と反対の動作を行い、歪み検出素子57aの抵抗値が低くなると共に、歪み検出素子57bの抵抗値が高くなる。
【0011】
次に、図10に示すように、操作部53を矢印Y1方向に倒すと、梁部54cが延びるように撓むと共に、この梁部54c上の歪み検出素子57cが延びるように歪み、その結果、歪み検出素子57cの抵抗値が高くなる。
【0012】
また、他方の梁部54dは、縮むように撓むと共に、この梁部54d上の歪み検出素子57dが縮むように歪み、その結果、歪み検出素子57dの抵抗値が低くなる。
【0013】
また、操作部53を矢印Y2方向に倒した時は、前記動作と反対の動作を行い、歪み検出素子57cの抵抗値が低くなると共に、歪み検出素子57dの抵抗値が高くなる。
【0014】
このように、歪み検出素子57a、57b、又は57c、57dの抵抗値の変化によって、電圧を変化させて、電圧を検出するようにしたものである。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−47818号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来の入力装置は、操作部53を左右や前後に倒すように荷重を加えるが、操作部53は殆ど変位しないため、操作状態を感知し難く、操作性が悪いという問題がある。
また、操作部53が上方に大きく突出しているため、不用意に操作部53に触れ易く、誤操作を起こすという問題がある。
また、操作部53の四方から放射状に延びる梁部54a〜54dを設け、この梁部54a〜54d上に歪み検出素子57a〜57dを配置するため、梁部54a〜54dが横方向に大きくなって、大型になるという問題がある。
また、梁部54a〜54dの端部に台座部55が設けられるため、操作部材52が一層大きくなり、大型になるという問題がある。
【0017】
そこで、本発明は操作性が良く、小型で、生産性の良好な入力装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、平板状の基体と、この基体に設けられた第1の歪み検出素子と、前記基体上に配置されたド−ム状の可動部材と、前記基体を支持する支持部材とを備え、前記可動部材が押圧された際、ドーム状の前記可動部材は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、前記可動部材の中央部は、前記支持部材で支持された前記基体を押圧して、前記基体を撓ませると共に、前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0019】
また、第2の解決手段として、前記基体は、前記支持部材による前記基体の支持部を挟んで、前記可動部材の中央部側に位置する内方部と、前記可動部材の中央部から離れる方向に位置する外方部を有し、前記第1の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第1の抵抗体部を前記外方部に配置すると共に、前記第1の歪み検出素子を前記内方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0020】
また、第3の解決手段として、第2の歪み検出素子と、前記第2の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第2の抵抗体部を有し、前記第2の歪み検出素子を前記内方部に配置すると共に、前記第2の抵抗体部を前記外方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第2の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0021】
また、第4の解決手段として、複数個の前記歪み検出素子、及び複数個の前記抵抗体部が一列状に配置された構成とした。
【0022】
また、第5の解決手段として、前記内方部に位置する前記歪み検出素子が前記可動部材と対向する位置に配置された構成とした。
【0023】
また、第6の解決手段として、前記可動部材を配置した前記基体の上面と反対側である前記基体の下面には、前記歪み検出素子が設けられた構成とした。
【0024】
また、第7の解決手段として、前記可動部材の外周部が前記基体の上面に当接して配置され、前記外周部と対向する前記基体の下面には、前記基体を支持する前記支持部が設けられた構成とした。
【0025】
また、第8の解決手段として、前記支持部は、前記基体の下面に設けられた絶縁層で構成された。
また、第9の解決手段として、前記支持部は、前記支持部材に設けられた凸部で構成された。
【0026】
また、第10の解決手段として、前記可動部材は、金属材からなる可動接点で構成されると共に、前記基体の上面には、前記可動接点と接離可能な固定接点が形成されて、前記可動接点と前記固定接点とでスイッチが構成され、前記可動接点である前記可動部材が押されて反転動作した際、前記スイッチが操作されるようにした構成とした。
【0027】
また、第11の解決手段として、前記固定接点は、ドーム状の前記可動接点の外周部に常時接触する第1の固定接点と、前記可動接点の中央部が接離する第2の固定接点とを有する構成とした。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の入力装置の図面を説明すると、図1は本発明の入力装置の第1実施例に係る斜視図、図2は本発明の入力装置の第1実施例に係る要部断面図、図3は本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の上面図、図4は本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の下面図である。
【0029】
また、図5は本発明の入力装置の第1実施例に係る電圧検出回路図、図6は本発明の入力装置の第1実施例に係る出力特性図、図7は本発明の入力装置の第2実施例に係る要部断面図、図8は本発明の入力装置の第3実施例に係る要部断面図である。
【0030】
次に、本発明の入力装置の第1実施例の構成を図1〜図6に基づいて説明すると、絶縁基板からなる板状の基体1は、四角状をなし、対向する側辺には半円形状の複数個の切り欠き部1aが設けられている。
【0031】
また、この基体1の上面には、導電パターンからなるリング状の第1の固定接点2aが設けられると共に、この第1の固定接点2aの中央部には、第2の固定接点2bが設けられている。
【0032】
そして、第1の固定接点2aは、基体1の上面に設けられた導電パターンからなる引出導体3aによって、切り欠き部1aに設けられた一つのサイド電極4aに接続され、また、第2の固定接点2bは、スルーホールによって基板1の下面に引き出され、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3bによって、切り欠き部1aに設けられた一つのサイド電極4bに接続されれている。
【0033】
また、基体1の下面には、絶縁層からなるリング状の支持部5が下面から突出した状態で設けられると共に、同一の印刷工程で形成されて、同一の抵抗材料からなる4個の第1,第2の歪み検出素子6b、6cと第1,第2の抵抗体部6a、6dが一列状に形成されている。
なお、支持部5はリング状に形成したもので説明したが、支持部5は、間隔をおいて点在した状態で配置しても良い。
【0034】
そして、下面に設けられた支持部5は、上面に設けられた第1の固定接点2aと対向する位置に配置されると共に、第1,第2の抵抗体部6a、6dは、支持部5の外側に位置する基体1の外方部1bに配置され、第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、支持部5の内側に位置する基体1の内方部1cに配置されている。
【0035】
そして、図4に示すように、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bの一端同士は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3cによって接続された状態で、サイド電極4cに接続されている。
【0036】
また、第1の抵抗体部6aの他端と第2の歪み検出素子6cの一端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3dによって接続された状態で、サイド電極4dに接続されている。
【0037】
また、第1の歪み検出素子6bの他端と第2の抵抗体部6dの一端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3eによって接続された状態で、サイド電極4eに接続されている。
【0038】
また、第2の歪み検出素子6cの他端と第2の抵抗体部6dの他端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3fによって接続された状態で、サイド電極4fに接続されている。
なお、サイド電極4a〜4fは、基板1の上面と下面、及び側面に繋がって形成され、このサイド電極4a〜4fと引出導体3a〜3fは、銅をエッチングして形成されており、直接サイド電極4a〜4fに半田付け可能とされている。
【0039】
なお、この実施例における基体1は、絶縁基板で構成されたもので説明したが、金属板と、この金属板上に形成した絶縁膜、或いは金属板と、この金属板上に設けた絶縁フイルムとで基体1を構成したものもでも良い。
【0040】
金属板からなるドーム状の可動接点を形成する可動部材7は、裾部に位置する外周部7aと、反転してクリック動作を行う中央部7bを有し、この可動部材7は、中央部7bが第2の固定接点2bに対向した状態で、外周部7aを第1の固定接点2a上に載置され、よって、外周部7aは平面視した場合に、支持部5と基板1を挟んで重なった位置に配置される。
【0041】
そして、ここでは図示しないが、可動接点である可動部材7は、基体1の上面と可動部材7の上面に跨って貼り付けられた接着テープ等によって、基体1の上面に貼り付けられた構成となって、可動部材7と第1,第2の固定接点2a、2bとでスイッチSが形成されている。
【0042】
また、可動部材7が取り付けられると、基体1の内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、可動部材7と基体1を挟んで対向した状態にあると共に、基体1の外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、可動部材7より外側に配置された状態となっている。
【0043】
プリント基板等からなる板状の支持部材8上には、図2に示すように、基体1の下面に設けた支持部5を載置し、この支持部5を支持部材8に接着する等して、基体1が支持部材8に取り付けられる。
【0044】
この時、基体1の下面と支持部材8の上面との間には、僅かな隙間が形成されると共に、サイド電極4a〜4fは、支持部材8上に設けられた導電パターンからなる配線パターン(図示せず)に半田付けされた状態となり、このような構成によって、本発明の入力装置が形成されている。
【0045】
そして、このような構成を有する入力装置は、可動部材7の中央部7bを押圧すると、外周部7aが第1の固定接点2aに接触した状態で、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動する。
【0046】
すると、中央部7bが第2の固定接点2bに接触して、スイッチSがON状態となる。
なお、中央部7bが第2の固定接点2に当接するまでは、外周部7aが支持部5を介して基板1に支えられているため、基板1の内方部1cは、殆ど撓むことがはなく、スイッチSがON状態になると、中央部7bの反転動作の勢いにより、基体1の内方部1cは、支持部5を境にして僅かに下方に撓んだ状態となる。
【0047】
そして、可動部材7の中央部7bを更に下方に押圧すると、内方部1cは更に撓みが大きくなり、この内方部1cが撓むと、内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、延ばされるように歪み、その結果、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値がともに高くなる。
【0048】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部5が基板1に支えられているため、支持部5を境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、抵抗値の変化を生じない。
【0049】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰し、これによって、スイッチSは、OFF状態になると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
【0050】
そして、図5は、電圧検出回路図(ホイーストンブリッジ回路)を示し、この電圧検出回路図(ホイーストンブリッジ回路)は、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bの端部同士の接続部9aと、第2の歪み検出素子6cと第2の抵抗体部6dの端部同士の接続部9bとの間に直流電源10によって電圧をかけ、第1の抵抗体部6aと第2の歪み検出素子6cの端部同士の接続部9cに引出端子11aを設けると共に、第1の歪み検出素子6bと第2の抵抗体部6dの端部同士の接続部9dに引出端子11bを設け、引出端子11a、11b間から出力電圧得るものである。
【0051】
この電圧検出回路図において、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値が変化すると、引出端子11a、11bとの間に電圧差が生じて、引出端子11a、11b間で、リニアな電圧変化を検出するようにしたものである。
なお、本実施例におけるスイッチSと歪みゲージによる引出端子11a、11b間からの出力を、それぞれ単独に用いても良いが、例えば、スイッチSがONして初めてCPUが引出端子11a、11b間からの出力を読み込むようにしても良い。
図6は、スイッチSのOFF、ONの出力と、引出端子11a、11b間の出力特性を示すものであり、スイッチSがONするのとほぼ同時に歪み検出素子による出力が得られる。
【0052】
そして、上記のような入力装置を、例えば携帯電話機の氏名の選択に使用した場合、可動接点である可動部材7を押圧して、スイッチSをONした時、該氏名の選択のモードが決定され、また、可動部材7を更に押圧すると、氏名がスクロールされると共に、可動部材7を強く押圧すると、スクロールを早めるような動作に使用できる。
【0053】
また、図7は本発明の入力装置の第2実施例を示し、この第2実施例の構成を説明すると、第2実施例では、第1実施例のスイッチSが存在せず、基体1の下面には、前記第1実施例と同様に、第1、第2の歪み検出素子6b、6cと第1,第2の抵抗体部6a、6dが設けられ、この基体1は、金属板、或いは合成樹脂の成型品からなる支持部材8上に載置される。
【0054】
そして、基体1の外周部は、支持部材8に設けられた凹部8aの外周部で位置決めされると共に、支持部材8の孔8bの周縁に設けられた凸部からなる支持部8cが基体1の下面に当接して、基体1を支持している。
即ち、支持部8cが当接する基体1部分は、第1実施例における支持部5に相当する。
【0055】
また、ドーム状の可動部材7は、金属板、或いは絶縁材(プラスチック)から形成され、この可動部材7は、基体1の上面に載置された状態で、接着テープ等によって基体1に取り付けられている。
【0056】
そして、それぞれの動作については、前述の第1実施例と同様であり、可動部材7の中央部7bを押圧すると、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動し、また、中央部7bが基体1に当接するまでは、基体1の内方部1cは殆ど変形せず、中央部7bの押圧動作を更に行うと、支持部8cを境にして、基体1の内方部1cが撓んで、内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、延ばされるように歪み、その結果、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値が高くなる。
【0057】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部8cを境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、抵抗値の変化を生じない。
【0058】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰すると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
このようにして、第2実施例の入力装置の動作が行われるものである。
【0059】
また、図8は本発明の入力装置の第3実施例を示し、第1実施例と同様の部材については、同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
この第3実施例の構成を説明すると、第3実施例では、第1実施例のスイッチSが存在せず、基体1の下面には、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bが設けられ、この基体1は、金属板、或いは合成樹脂の成型品からなる支持部材8上に載置される。
【0060】
そして、支持部材8の孔8bの周縁に設けられた凸部からなる支持部8cが基体1の下面に当接して、基体1を支持している。
即ち、支持部8cが当接する基体1部分は、第1実施例における支持部5に相当する。
【0061】
また、ドーム状の可動部材7は、金属板、或いは絶縁材(プラスチック)から形成されると共に、複数個のドーム状の可動部材7が一体に形成されており、この可動部材7は、基体1の上面に載置された状態で、接着材等によって基体1に取り付けられている。
【0062】
そして、それぞれの動作については、前述の第1実施例と同様であり、可動部材7の中央部7bを押圧すると、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動し、また、中央部7bが基体1に当接するまでは、基体1の内方部1cは殆ど変形せず、中央部7bの押圧動作を更に行うと、支持部8cを境にして、基体1の内方部1cが撓んで、内方部1cに配置された第1の歪み検出素子6bは、延ばされるように歪み、その結果、第1の歪み検出素子6bの抵抗値が高くなる。
なお、本実施例においては、第1の歪み検出素子6bは1つであるから、中央部7bと重なる位置に設けても良い。
【0063】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部8cを境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1の抵抗体部6aは、抵抗値の変化を生じない。
【0064】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰すると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
このようにして、第2実施例の入力装置の動作が行われるものである。
【0065】
なお、上記実施例では、歪み検出素子が基体1の下面に配置されたもので説明したが、基体の上面、或いは基体の上面と下面に分散して歪み検出素子を配置しても良い。
なお、その場合にも、中央部7bが直接、接しない離した位置に配置すべきである。
また、上面、下面に分散する場合には、第1実施例における抵抗体部6a、6dを、歪み検出素子6b、6cに平面視して重なる位置に配置すのが良い。
【0066】
また、可動部材は、基体の上面に載置したもので説明したが、基体の上面からスペーサ等の他の部材を介して可動部材を配置しても良い。
また、基体の支持構造は、上記実施例に他に、種々の支持構造が適用できること勿論である。
【0067】
【発明の効果】
本発明の入力装置は、平板状の基体と、この基体に設けられた第1の歪み検出素子と、基体上に配置されたド−ム状の可動部材と、基体を支持する支持部材とを備え、可動部材が押圧された際、ドーム状の可動部材は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、可動部材の中央部は、支持部材で支持された基体を押圧して、基体を撓ませると共に、第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、可動部材の上下方向の押圧動作で操作が可能となって、操作状態を感知できるので、その操作性が良好であると共に、可動部材は上方への突出量が小さく、不用意に接触することが少なくなって、誤動作の少ない入力装置を提供できる。
また、可動部材の反転動作で操作の初期位置を感知できて、操作性が良好となる上に、反転動作後の押圧動作によって操作されるため、歪み検出素子のリニアな可変を行うことができる。
【0068】
また、基体は、支持部材による基体の支持部を挟んで、可動部材の中央部側に位置する内方部と、可動部材の中央部から離れる方向に位置する外方部を有し、第1の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第1の抵抗体部を外方部に配置すると共に、第1の歪み検出素子を内方部に配置し、可動部材の中央部によって、内方部が撓んで前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、ブリッジ回路を簡単に形成でき、また、その場合に、温度変化等による影響を少なくできる。
【0069】
また、第2の歪み検出素子と、第2の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第2の抵抗体部を有し、第2の歪み検出素子を内方部に配置すると共に、第2の抵抗体部を外方部に配置し、可動部材の中央部によって、内方部が撓んで第2の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、大きな出力を得ることができ、増幅回路等の簡素化が図れる。
また、環境変化による歪み検出素子の抵抗値変化の影響を抑えられる。
【0070】
また、複数個の歪み検出素子、及び複数個の抵抗体部が一列状に配置されたため、サイド電極をその両側に配置でき、実装面積の小さな小型で角形状の入力装置を得ることができる。
【0071】
また、内方部に位置する歪み検出素子が可動部材と対向する位置に配置されたため、歪み検出素子の配置のスペースファクタ良く、小型のものが得られる。
【0072】
また、可動部材を配置した基体の上面と反対側である基体の下面には、歪み検出素子が設けられたため、構成が簡単で、可動部材との接触がなく、長寿命のものが得られる。
【0073】
また、可動部材の外周部が基体の上面に当接して配置され、外周部と対向する基体の下面には、基体を支持する支持部が設けられたため、基体の撓みを均一化できて、精度の良いものが得られる。
【0074】
また、支持部は、基体の下面に設けられた絶縁層で構成されたため、構成が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0075】
また、支持部は、支持部材に設けられた凸部で構成されたため、構成が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0076】
また、可動部材は、金属材からなる可動接点で構成されると共に、基体の上面には、可動接点と接離可能な固定接点が形成されて、可動接点と固定接点とでスイッチが構成され、可動接点である可動部材が押されて反転動作した際、スイッチが操作されるようにしたため、小型のスイッチ付の入力装置が容易に提供できる。
また、スイッチがONとなるのと殆ど同時に歪みゲージの出力の変化が始まるので、ドーム状の可動接点のクリック感触を基準として、スイッチのON、OFF荷重制御の開始を検知できるので、操作性に優れる。
また、このスイッチを使用して、スイッチのONの位置を初期位置として、歪み変化を読みとることができると共に、この初期位置からの変化値を読みとりするように回路処理することによって、スイッチのONに連続して、0から、或いは所定値から歪みゲージの出力が始まるようにできるので、両者のバラツキに関係なく、出力特性が得られる。
【0077】
また、固定接点は、ドーム状の可動接点の外周部に常時接触する第1の固定接点と、可動接点の中央部が接離する第2の固定接点とを有するため、スイッチの動作が確実で、生産性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の第1実施例に係る斜視図。
【図2】本発明の入力装置の第1実施例に係る要部断面図。
【図3】本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の上面図。
【図4】本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の下面図。
【図5】本発明の入力装置の第1実施例に係る電圧検出回路図。
【図6】本発明の入力装置の第1実施例に係る出力特性図。
【図7】本発明の入力装置の第2実施例に係る要部断面図。
【図8】本発明の入力装置の第3実施例に係る要部断面図。
【図9】従来の入力装置の要部断面図。
【図10】従来の入力装置に係り、歪み検出素子の配置を示す平面図。
【図11】従来の入力装置に係る操作部材の斜視図。
【符号の説明】
1 基体
1a 切り欠き部
1b 外方部
1c 内方部
2a 第1の固定接点
2b 第2の固定接点
3a〜3f 引出導体
4a〜4f サイド電極
5 支持部
6a 第1の抵抗体部
6b 第1の歪み検出素子
6c 第2の歪み検出素子
6d 第2の抵抗体部
7 可動部材(可動接点)
7a 外周部
7b 中央部
8 支持部材
8a 凹部
8b 孔
8c 支持部
9a〜9d 接続部
10 直流電源
11a 引出端子
11b 引出端子
S スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機やカメラ等の種々の電子機器に使用して好適な入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入力装置の図面を説明すると、図9は従来の入力装置の要部断面図、図10は従来の入力装置に係り、歪み検出素子の配置を示す平面図、図11は従来の入力装置に係る操作部材の斜視図である。
【0003】
次に、従来の入力装置の構成を図9〜図11に基づいて説明すると、金属板からなる支持部材51上には、合成樹脂の成型品からなる操作部材52が載置された状態で配置されている。
【0004】
この操作部材52は、四角柱状の操作部53と、この操作部53の下部から放射状に延びる台形状の4つの梁部54a、54b、54c、54dと、この梁部54a〜54dのそれぞれの端部に設けられた台座部55とで構成されている。そして、この操作部材52は、台座部55が支持部材51上に載置した状態で支持部材に取り付けられ、操作部材52が取り付けられた際、梁部54a〜54dは、支持部材51と隙間を持って配置されている。
【0005】
絶縁材からなる帯状のフイルム56は、中央部に設けられた四角孔56aを有し、この四角孔56aの外周部には、十字の位置に抵抗体からなる4つの歪み検出素子57a、57b、57c、57dが設けられている。
【0006】
そして、このフイルム56は、四角孔56aに操作部53が挿通された状態で、下面が操作部材52の上面に接着剤によって接着されて、操作部材52に取り付けられている。
フイルム56が取り付けられた際、歪み検出素子57a〜57dのそれぞれは、梁部54a〜54dのそれぞれ上に位置している。
【0007】
フイルム56上には、絶縁板58が配置されると共に、この絶縁板58上には、金属からなるシールド板59が配置され、このような構成によって、従来の入力装置が形成されている。(例えば、特許文献1参照)
【0008】
このような従来の入力装置は、図10に示すように、操作部53を矢印X1方向に倒すと、梁部54aが延びるように撓むと共に、この梁部54a上の歪み検出素子57aが延びるように歪み、その結果、歪み検出素子57aの抵抗値が高くなる。
【0009】
また、他方の梁部54bは、縮むように撓むと共に、この梁部54b上の歪み検出素子57bが縮むように歪み、その結果、歪み検出素子57bの抵抗値が低くなる。
【0010】
また、操作部53を矢印X2方向に倒した時は、前記動作と反対の動作を行い、歪み検出素子57aの抵抗値が低くなると共に、歪み検出素子57bの抵抗値が高くなる。
【0011】
次に、図10に示すように、操作部53を矢印Y1方向に倒すと、梁部54cが延びるように撓むと共に、この梁部54c上の歪み検出素子57cが延びるように歪み、その結果、歪み検出素子57cの抵抗値が高くなる。
【0012】
また、他方の梁部54dは、縮むように撓むと共に、この梁部54d上の歪み検出素子57dが縮むように歪み、その結果、歪み検出素子57dの抵抗値が低くなる。
【0013】
また、操作部53を矢印Y2方向に倒した時は、前記動作と反対の動作を行い、歪み検出素子57cの抵抗値が低くなると共に、歪み検出素子57dの抵抗値が高くなる。
【0014】
このように、歪み検出素子57a、57b、又は57c、57dの抵抗値の変化によって、電圧を変化させて、電圧を検出するようにしたものである。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−47818号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来の入力装置は、操作部53を左右や前後に倒すように荷重を加えるが、操作部53は殆ど変位しないため、操作状態を感知し難く、操作性が悪いという問題がある。
また、操作部53が上方に大きく突出しているため、不用意に操作部53に触れ易く、誤操作を起こすという問題がある。
また、操作部53の四方から放射状に延びる梁部54a〜54dを設け、この梁部54a〜54d上に歪み検出素子57a〜57dを配置するため、梁部54a〜54dが横方向に大きくなって、大型になるという問題がある。
また、梁部54a〜54dの端部に台座部55が設けられるため、操作部材52が一層大きくなり、大型になるという問題がある。
【0017】
そこで、本発明は操作性が良く、小型で、生産性の良好な入力装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、平板状の基体と、この基体に設けられた第1の歪み検出素子と、前記基体上に配置されたド−ム状の可動部材と、前記基体を支持する支持部材とを備え、前記可動部材が押圧された際、ドーム状の前記可動部材は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、前記可動部材の中央部は、前記支持部材で支持された前記基体を押圧して、前記基体を撓ませると共に、前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0019】
また、第2の解決手段として、前記基体は、前記支持部材による前記基体の支持部を挟んで、前記可動部材の中央部側に位置する内方部と、前記可動部材の中央部から離れる方向に位置する外方部を有し、前記第1の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第1の抵抗体部を前記外方部に配置すると共に、前記第1の歪み検出素子を前記内方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0020】
また、第3の解決手段として、第2の歪み検出素子と、前記第2の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第2の抵抗体部を有し、前記第2の歪み検出素子を前記内方部に配置すると共に、前記第2の抵抗体部を前記外方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第2の歪み検出素子を歪ませるようにした構成とした。
【0021】
また、第4の解決手段として、複数個の前記歪み検出素子、及び複数個の前記抵抗体部が一列状に配置された構成とした。
【0022】
また、第5の解決手段として、前記内方部に位置する前記歪み検出素子が前記可動部材と対向する位置に配置された構成とした。
【0023】
また、第6の解決手段として、前記可動部材を配置した前記基体の上面と反対側である前記基体の下面には、前記歪み検出素子が設けられた構成とした。
【0024】
また、第7の解決手段として、前記可動部材の外周部が前記基体の上面に当接して配置され、前記外周部と対向する前記基体の下面には、前記基体を支持する前記支持部が設けられた構成とした。
【0025】
また、第8の解決手段として、前記支持部は、前記基体の下面に設けられた絶縁層で構成された。
また、第9の解決手段として、前記支持部は、前記支持部材に設けられた凸部で構成された。
【0026】
また、第10の解決手段として、前記可動部材は、金属材からなる可動接点で構成されると共に、前記基体の上面には、前記可動接点と接離可能な固定接点が形成されて、前記可動接点と前記固定接点とでスイッチが構成され、前記可動接点である前記可動部材が押されて反転動作した際、前記スイッチが操作されるようにした構成とした。
【0027】
また、第11の解決手段として、前記固定接点は、ドーム状の前記可動接点の外周部に常時接触する第1の固定接点と、前記可動接点の中央部が接離する第2の固定接点とを有する構成とした。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の入力装置の図面を説明すると、図1は本発明の入力装置の第1実施例に係る斜視図、図2は本発明の入力装置の第1実施例に係る要部断面図、図3は本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の上面図、図4は本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の下面図である。
【0029】
また、図5は本発明の入力装置の第1実施例に係る電圧検出回路図、図6は本発明の入力装置の第1実施例に係る出力特性図、図7は本発明の入力装置の第2実施例に係る要部断面図、図8は本発明の入力装置の第3実施例に係る要部断面図である。
【0030】
次に、本発明の入力装置の第1実施例の構成を図1〜図6に基づいて説明すると、絶縁基板からなる板状の基体1は、四角状をなし、対向する側辺には半円形状の複数個の切り欠き部1aが設けられている。
【0031】
また、この基体1の上面には、導電パターンからなるリング状の第1の固定接点2aが設けられると共に、この第1の固定接点2aの中央部には、第2の固定接点2bが設けられている。
【0032】
そして、第1の固定接点2aは、基体1の上面に設けられた導電パターンからなる引出導体3aによって、切り欠き部1aに設けられた一つのサイド電極4aに接続され、また、第2の固定接点2bは、スルーホールによって基板1の下面に引き出され、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3bによって、切り欠き部1aに設けられた一つのサイド電極4bに接続されれている。
【0033】
また、基体1の下面には、絶縁層からなるリング状の支持部5が下面から突出した状態で設けられると共に、同一の印刷工程で形成されて、同一の抵抗材料からなる4個の第1,第2の歪み検出素子6b、6cと第1,第2の抵抗体部6a、6dが一列状に形成されている。
なお、支持部5はリング状に形成したもので説明したが、支持部5は、間隔をおいて点在した状態で配置しても良い。
【0034】
そして、下面に設けられた支持部5は、上面に設けられた第1の固定接点2aと対向する位置に配置されると共に、第1,第2の抵抗体部6a、6dは、支持部5の外側に位置する基体1の外方部1bに配置され、第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、支持部5の内側に位置する基体1の内方部1cに配置されている。
【0035】
そして、図4に示すように、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bの一端同士は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3cによって接続された状態で、サイド電極4cに接続されている。
【0036】
また、第1の抵抗体部6aの他端と第2の歪み検出素子6cの一端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3dによって接続された状態で、サイド電極4dに接続されている。
【0037】
また、第1の歪み検出素子6bの他端と第2の抵抗体部6dの一端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3eによって接続された状態で、サイド電極4eに接続されている。
【0038】
また、第2の歪み検出素子6cの他端と第2の抵抗体部6dの他端は、下面に設けられた導電パターンからなる引出導体3fによって接続された状態で、サイド電極4fに接続されている。
なお、サイド電極4a〜4fは、基板1の上面と下面、及び側面に繋がって形成され、このサイド電極4a〜4fと引出導体3a〜3fは、銅をエッチングして形成されており、直接サイド電極4a〜4fに半田付け可能とされている。
【0039】
なお、この実施例における基体1は、絶縁基板で構成されたもので説明したが、金属板と、この金属板上に形成した絶縁膜、或いは金属板と、この金属板上に設けた絶縁フイルムとで基体1を構成したものもでも良い。
【0040】
金属板からなるドーム状の可動接点を形成する可動部材7は、裾部に位置する外周部7aと、反転してクリック動作を行う中央部7bを有し、この可動部材7は、中央部7bが第2の固定接点2bに対向した状態で、外周部7aを第1の固定接点2a上に載置され、よって、外周部7aは平面視した場合に、支持部5と基板1を挟んで重なった位置に配置される。
【0041】
そして、ここでは図示しないが、可動接点である可動部材7は、基体1の上面と可動部材7の上面に跨って貼り付けられた接着テープ等によって、基体1の上面に貼り付けられた構成となって、可動部材7と第1,第2の固定接点2a、2bとでスイッチSが形成されている。
【0042】
また、可動部材7が取り付けられると、基体1の内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、可動部材7と基体1を挟んで対向した状態にあると共に、基体1の外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、可動部材7より外側に配置された状態となっている。
【0043】
プリント基板等からなる板状の支持部材8上には、図2に示すように、基体1の下面に設けた支持部5を載置し、この支持部5を支持部材8に接着する等して、基体1が支持部材8に取り付けられる。
【0044】
この時、基体1の下面と支持部材8の上面との間には、僅かな隙間が形成されると共に、サイド電極4a〜4fは、支持部材8上に設けられた導電パターンからなる配線パターン(図示せず)に半田付けされた状態となり、このような構成によって、本発明の入力装置が形成されている。
【0045】
そして、このような構成を有する入力装置は、可動部材7の中央部7bを押圧すると、外周部7aが第1の固定接点2aに接触した状態で、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動する。
【0046】
すると、中央部7bが第2の固定接点2bに接触して、スイッチSがON状態となる。
なお、中央部7bが第2の固定接点2に当接するまでは、外周部7aが支持部5を介して基板1に支えられているため、基板1の内方部1cは、殆ど撓むことがはなく、スイッチSがON状態になると、中央部7bの反転動作の勢いにより、基体1の内方部1cは、支持部5を境にして僅かに下方に撓んだ状態となる。
【0047】
そして、可動部材7の中央部7bを更に下方に押圧すると、内方部1cは更に撓みが大きくなり、この内方部1cが撓むと、内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、延ばされるように歪み、その結果、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値がともに高くなる。
【0048】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部5が基板1に支えられているため、支持部5を境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、抵抗値の変化を生じない。
【0049】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰し、これによって、スイッチSは、OFF状態になると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
【0050】
そして、図5は、電圧検出回路図(ホイーストンブリッジ回路)を示し、この電圧検出回路図(ホイーストンブリッジ回路)は、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bの端部同士の接続部9aと、第2の歪み検出素子6cと第2の抵抗体部6dの端部同士の接続部9bとの間に直流電源10によって電圧をかけ、第1の抵抗体部6aと第2の歪み検出素子6cの端部同士の接続部9cに引出端子11aを設けると共に、第1の歪み検出素子6bと第2の抵抗体部6dの端部同士の接続部9dに引出端子11bを設け、引出端子11a、11b間から出力電圧得るものである。
【0051】
この電圧検出回路図において、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値が変化すると、引出端子11a、11bとの間に電圧差が生じて、引出端子11a、11b間で、リニアな電圧変化を検出するようにしたものである。
なお、本実施例におけるスイッチSと歪みゲージによる引出端子11a、11b間からの出力を、それぞれ単独に用いても良いが、例えば、スイッチSがONして初めてCPUが引出端子11a、11b間からの出力を読み込むようにしても良い。
図6は、スイッチSのOFF、ONの出力と、引出端子11a、11b間の出力特性を示すものであり、スイッチSがONするのとほぼ同時に歪み検出素子による出力が得られる。
【0052】
そして、上記のような入力装置を、例えば携帯電話機の氏名の選択に使用した場合、可動接点である可動部材7を押圧して、スイッチSをONした時、該氏名の選択のモードが決定され、また、可動部材7を更に押圧すると、氏名がスクロールされると共に、可動部材7を強く押圧すると、スクロールを早めるような動作に使用できる。
【0053】
また、図7は本発明の入力装置の第2実施例を示し、この第2実施例の構成を説明すると、第2実施例では、第1実施例のスイッチSが存在せず、基体1の下面には、前記第1実施例と同様に、第1、第2の歪み検出素子6b、6cと第1,第2の抵抗体部6a、6dが設けられ、この基体1は、金属板、或いは合成樹脂の成型品からなる支持部材8上に載置される。
【0054】
そして、基体1の外周部は、支持部材8に設けられた凹部8aの外周部で位置決めされると共に、支持部材8の孔8bの周縁に設けられた凸部からなる支持部8cが基体1の下面に当接して、基体1を支持している。
即ち、支持部8cが当接する基体1部分は、第1実施例における支持部5に相当する。
【0055】
また、ドーム状の可動部材7は、金属板、或いは絶縁材(プラスチック)から形成され、この可動部材7は、基体1の上面に載置された状態で、接着テープ等によって基体1に取り付けられている。
【0056】
そして、それぞれの動作については、前述の第1実施例と同様であり、可動部材7の中央部7bを押圧すると、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動し、また、中央部7bが基体1に当接するまでは、基体1の内方部1cは殆ど変形せず、中央部7bの押圧動作を更に行うと、支持部8cを境にして、基体1の内方部1cが撓んで、内方部1cに配置された第1,第2の歪み検出素子6b、6cは、延ばされるように歪み、その結果、第1,第2の歪み検出素子6b、6cの抵抗値が高くなる。
【0057】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部8cを境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1,第2の抵抗体部6a、6dは、抵抗値の変化を生じない。
【0058】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰すると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
このようにして、第2実施例の入力装置の動作が行われるものである。
【0059】
また、図8は本発明の入力装置の第3実施例を示し、第1実施例と同様の部材については、同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
この第3実施例の構成を説明すると、第3実施例では、第1実施例のスイッチSが存在せず、基体1の下面には、第1の抵抗体部6aと第1の歪み検出素子6bが設けられ、この基体1は、金属板、或いは合成樹脂の成型品からなる支持部材8上に載置される。
【0060】
そして、支持部材8の孔8bの周縁に設けられた凸部からなる支持部8cが基体1の下面に当接して、基体1を支持している。
即ち、支持部8cが当接する基体1部分は、第1実施例における支持部5に相当する。
【0061】
また、ドーム状の可動部材7は、金属板、或いは絶縁材(プラスチック)から形成されると共に、複数個のドーム状の可動部材7が一体に形成されており、この可動部材7は、基体1の上面に載置された状態で、接着材等によって基体1に取り付けられている。
【0062】
そして、それぞれの動作については、前述の第1実施例と同様であり、可動部材7の中央部7bを押圧すると、中央部7bが反転動作し、クリック感を持って下方に移動し、また、中央部7bが基体1に当接するまでは、基体1の内方部1cは殆ど変形せず、中央部7bの押圧動作を更に行うと、支持部8cを境にして、基体1の内方部1cが撓んで、内方部1cに配置された第1の歪み検出素子6bは、延ばされるように歪み、その結果、第1の歪み検出素子6bの抵抗値が高くなる。
なお、本実施例においては、第1の歪み検出素子6bは1つであるから、中央部7bと重なる位置に設けても良い。
【0063】
その間において、基体1の外方部1bは、支持部8cを境にして、撓みを起こすことが無く、従って、外方部1bに配置された第1の抵抗体部6aは、抵抗値の変化を生じない。
【0064】
次に、可動部材7の中央部7bの押圧を解除すると、中央部7bは、可動部材7自体のバネ性により元の押圧前の状態に自己復帰すると共に、基体1の内方部1cも自己復帰して、元の状態に戻る。
このようにして、第2実施例の入力装置の動作が行われるものである。
【0065】
なお、上記実施例では、歪み検出素子が基体1の下面に配置されたもので説明したが、基体の上面、或いは基体の上面と下面に分散して歪み検出素子を配置しても良い。
なお、その場合にも、中央部7bが直接、接しない離した位置に配置すべきである。
また、上面、下面に分散する場合には、第1実施例における抵抗体部6a、6dを、歪み検出素子6b、6cに平面視して重なる位置に配置すのが良い。
【0066】
また、可動部材は、基体の上面に載置したもので説明したが、基体の上面からスペーサ等の他の部材を介して可動部材を配置しても良い。
また、基体の支持構造は、上記実施例に他に、種々の支持構造が適用できること勿論である。
【0067】
【発明の効果】
本発明の入力装置は、平板状の基体と、この基体に設けられた第1の歪み検出素子と、基体上に配置されたド−ム状の可動部材と、基体を支持する支持部材とを備え、可動部材が押圧された際、ドーム状の可動部材は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、可動部材の中央部は、支持部材で支持された基体を押圧して、基体を撓ませると共に、第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、可動部材の上下方向の押圧動作で操作が可能となって、操作状態を感知できるので、その操作性が良好であると共に、可動部材は上方への突出量が小さく、不用意に接触することが少なくなって、誤動作の少ない入力装置を提供できる。
また、可動部材の反転動作で操作の初期位置を感知できて、操作性が良好となる上に、反転動作後の押圧動作によって操作されるため、歪み検出素子のリニアな可変を行うことができる。
【0068】
また、基体は、支持部材による基体の支持部を挟んで、可動部材の中央部側に位置する内方部と、可動部材の中央部から離れる方向に位置する外方部を有し、第1の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第1の抵抗体部を外方部に配置すると共に、第1の歪み検出素子を内方部に配置し、可動部材の中央部によって、内方部が撓んで前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、ブリッジ回路を簡単に形成でき、また、その場合に、温度変化等による影響を少なくできる。
【0069】
また、第2の歪み検出素子と、第2の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第2の抵抗体部を有し、第2の歪み検出素子を内方部に配置すると共に、第2の抵抗体部を外方部に配置し、可動部材の中央部によって、内方部が撓んで第2の歪み検出素子を歪ませるようにしたため、大きな出力を得ることができ、増幅回路等の簡素化が図れる。
また、環境変化による歪み検出素子の抵抗値変化の影響を抑えられる。
【0070】
また、複数個の歪み検出素子、及び複数個の抵抗体部が一列状に配置されたため、サイド電極をその両側に配置でき、実装面積の小さな小型で角形状の入力装置を得ることができる。
【0071】
また、内方部に位置する歪み検出素子が可動部材と対向する位置に配置されたため、歪み検出素子の配置のスペースファクタ良く、小型のものが得られる。
【0072】
また、可動部材を配置した基体の上面と反対側である基体の下面には、歪み検出素子が設けられたため、構成が簡単で、可動部材との接触がなく、長寿命のものが得られる。
【0073】
また、可動部材の外周部が基体の上面に当接して配置され、外周部と対向する基体の下面には、基体を支持する支持部が設けられたため、基体の撓みを均一化できて、精度の良いものが得られる。
【0074】
また、支持部は、基体の下面に設けられた絶縁層で構成されたため、構成が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0075】
また、支持部は、支持部材に設けられた凸部で構成されたため、構成が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0076】
また、可動部材は、金属材からなる可動接点で構成されると共に、基体の上面には、可動接点と接離可能な固定接点が形成されて、可動接点と固定接点とでスイッチが構成され、可動接点である可動部材が押されて反転動作した際、スイッチが操作されるようにしたため、小型のスイッチ付の入力装置が容易に提供できる。
また、スイッチがONとなるのと殆ど同時に歪みゲージの出力の変化が始まるので、ドーム状の可動接点のクリック感触を基準として、スイッチのON、OFF荷重制御の開始を検知できるので、操作性に優れる。
また、このスイッチを使用して、スイッチのONの位置を初期位置として、歪み変化を読みとることができると共に、この初期位置からの変化値を読みとりするように回路処理することによって、スイッチのONに連続して、0から、或いは所定値から歪みゲージの出力が始まるようにできるので、両者のバラツキに関係なく、出力特性が得られる。
【0077】
また、固定接点は、ドーム状の可動接点の外周部に常時接触する第1の固定接点と、可動接点の中央部が接離する第2の固定接点とを有するため、スイッチの動作が確実で、生産性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の第1実施例に係る斜視図。
【図2】本発明の入力装置の第1実施例に係る要部断面図。
【図3】本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の上面図。
【図4】本発明の入力装置の第1実施例に係り、基体の下面図。
【図5】本発明の入力装置の第1実施例に係る電圧検出回路図。
【図6】本発明の入力装置の第1実施例に係る出力特性図。
【図7】本発明の入力装置の第2実施例に係る要部断面図。
【図8】本発明の入力装置の第3実施例に係る要部断面図。
【図9】従来の入力装置の要部断面図。
【図10】従来の入力装置に係り、歪み検出素子の配置を示す平面図。
【図11】従来の入力装置に係る操作部材の斜視図。
【符号の説明】
1 基体
1a 切り欠き部
1b 外方部
1c 内方部
2a 第1の固定接点
2b 第2の固定接点
3a〜3f 引出導体
4a〜4f サイド電極
5 支持部
6a 第1の抵抗体部
6b 第1の歪み検出素子
6c 第2の歪み検出素子
6d 第2の抵抗体部
7 可動部材(可動接点)
7a 外周部
7b 中央部
8 支持部材
8a 凹部
8b 孔
8c 支持部
9a〜9d 接続部
10 直流電源
11a 引出端子
11b 引出端子
S スイッチ
Claims (11)
- 平板状の基体と、この基体に設けられた第1の歪み検出素子と、前記基体上に配置されたド−ム状の可動部材と、前記基体を支持する支持部材とを備え、前記可動部材が押圧された際、ドーム状の前記可動部材は、押圧された際に反転動作をなすと共に、反転動作後の押圧時において、前記可動部材の中央部は、前記支持部材で支持された前記基体を押圧して、前記基体を撓ませると共に、前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたことを特徴とする入力装置。
- 前記基体は、前記支持部材による前記基体の支持部を挟んで、前記可動部材の中央部側に位置する内方部と、前記可動部材の中央部から離れる方向に位置する外方部を有し、前記第1の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第1の抵抗体部を前記外方部に配置すると共に、前記第1の歪み検出素子を前記内方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第1の歪み検出素子を歪ませるようにしたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
- 第2の歪み検出素子と、前記第2の歪み検出素子と同一の抵抗材料で形成した第2の抵抗体部を有し、前記第2の歪み検出素子を前記内方部に配置すると共に、前記第2の抵抗体部を前記外方部に配置し、前記可動部材の中央部によって、前記内方部が撓んで前記第2の歪み検出素子を歪ませるようにしたことを特徴とする請求項3記載の入力装置。
- 複数個の前記歪み検出素子、及び複数個の前記抵抗体部が一列状に配置されたことを特徴とする請求項3記載の入力装置。
- 前記内方部に位置する前記歪み検出素子が前記可動部材と対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の入力装置。
- 前記可動部材を配置した前記基体の上面と反対側である前記基体の下面には、前記歪み検出素子が設けられたことを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の入力装置。
- 前記可動部材の外周部が前記基体の上面に当接して配置され、前記外周部と対向する前記基体の下面には、前記基体を支持する前記支持部が設けられたことを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の入力装置。
- 前記支持部は、前記基体の下面に設けられた絶縁層で構成されたことを特徴とする請求項7記載の入力装置。
- 前記支持部は、前記支持部材に設けられた凸部で構成されたことを特徴とする請求項7記載の入力装置。
- 前記可動部材は、金属材からなる可動接点で構成されると共に、前記基体の上面には、前記可動接点と接離可能な固定接点が形成されて、前記可動接点と前記固定接点とでスイッチが構成され、前記可動接点である前記可動部材が押されて反転動作した際、前記スイッチが操作されるようにしたことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の入力装置。
- 前記固定接点は、ドーム状の前記可動接点の外周部に常時接触する第1の固定接点と、前記可動接点の中央部が接離する第2の固定接点とを有することを特徴とする請求項10記載の入力装置。
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