JP2012048279A - 入力装置 - Google Patents

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Naoshi Takagi
直志 高木
Tamotsu Yamamoto
保 山本
Shinji Kamaeguchi
信二 搆口
Hiroyasu Okada
裕康 岡田
Satoru Fukui
覚 福井
Naoki Tachihata
直樹 立畠
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Abstract

【課題】主に各種電子機器の操作に使用されるタッチパネルに関し、誤操作がなく、容易で多様な操作の可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】制御手段24がタッチパネル21への指の近接と接触、及び接触面積に応じて、異なる駆動信号を出力することによって、タッチパネル21への指の近接と接触によって、様々なメニューの選択等が行えると共に、指の位置を変えずにそのまま押圧することで、選択したメニューの確定等が行えるため、誤操作も生じづらく、容易で多様な操作の可能な入力装置を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に各種電子機器の操作に用いられる入力装置に関するものである。
近年、携帯電話や音楽プレーヤ等の各種電子機器の高機能化や多様化が進むなか、液晶表示素子等の表示素子の前面に光透過性のタッチパネルを装着し、このタッチパネルを通して背面の表示素子の表示を見ながら、指やペン等でタッチパネルを操作することによって、機器の様々な機能の切換えを行うものが増えており、多様で確実な操作を行えるものが求められている。
このような従来のタッチパネルや入力装置について、図11及び図12を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
図11は従来のタッチパネルの断面図であり、同図において、1はフィルム状で光透過性の上基板、2はガラス等の光透過性の下基板で、上基板1の下面には酸化インジウム錫等の光透過性の上導電層3が、下基板2の上面には同じく下導電層4が各々形成されている。
また、下導電層4上面には絶縁樹脂によって、複数のドットスペーサ(図示せず)が所定間隔で形成されると共に、上導電層3の両端には一対の上電極(図示せず)が、下導電層4の上導電層3とは直交方向の両端には、一対の下電極(図示せず)が各々形成されている。
さらに、5は上基板1と下基板2間の外周内縁に形成された略額縁状のスペーサで、このスペーサ5の上下面または片面に塗布形成された接着剤(図示せず)によって、上基板1と下基板2の外周が貼り合わされ、上導電層3と下導電層4が所定の間隙を空けて対向するようにして、タッチパネル6が構成されている。
そして、このように構成されたタッチパネル6が、図12(a)の平面図に示すように、液晶表示素子等の表示素子7の表面に配置されて電子機器の筐体8の上面に装着されると共に、複数の上電極や下電極が筐体8内の配線基板(図示せず)に、マイコン等によって形成された機器の電子回路(図示せず)に電気的に接続されて、入力装置が形成される。
また、筐体8内の配線基板には複数のプッシュスイッチ(図示せず)が実装され、これらが電子回路に接続されると共に、このプッシュスイッチの押釦9が筐体8の表面に突出している。
以上の構成において、タッチパネル6背面の表示素子7に、例えば複数のアイコン10等のメニューが表示された状態で、図12(b)に示すように、所望のアイコン10A上の上基板1上面を指で押圧操作すると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層3が下導電層4に接触する。
そして、電子回路からタッチパネル6の上下電極へ順次電圧が印加され、これらの電極間の電圧比によって、押圧された箇所を電子回路が検出し、所望のアイコン10Aが選択されて、例えばアイコン10Aの白黒表示が反転する。
なお、この時、間違えて他のアイコン10を押圧操作した場合には、これを電子回路が検出して、そのアイコン10の白黒表示が反転するが、この後、アイコン10Aを押圧操作し直した場合には、前に操作したアイコン10の表示は元に戻り、アイコン10Aの白黒表示が反転する。
また、所望のアイコン10Aを選択した後、所定の押釦9を押圧操作すると、この背面のプッシュスイッチの電気的接離が行われ、これを電子回路が検出して選択したメニューが確定し、表示素子7の画面がアイコン10Aに応じた次の表示、例えば地図等に切換わる。
つまり、タッチパネル6背面の表示素子7を見ながら、上基板1上面を押圧操作することによって、複数のアイコン10等のメニューの選択を行うと共に、別の箇所に設けられた所定の押釦9を押圧操作することによって、選択したメニューの確定が行われるように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−170194号公報
しかしながら、上記従来のタッチパネルや入力装置においては、タッチパネル6の押圧操作によって、表示素子7に表示されたメニューの選択を行った後、タッチパネル6とは離れた箇所の押釦9の押圧操作によって、選択したメニューの確定を行っているため、特にメニューの数が多い場合には、操作が煩雑で手間がかかり、誤操作も生じ易くなってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、誤操作がなく、容易で多様な操作の可能な入力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、所定方向に配列された略帯状で複数の上導電層、及びこの上導電層と所定の間隙を空けて直交方向に配列された略帯状で複数の下導電層から形成されたタッチパネルに、制御手段を接続すると共に、制御手段がタッチパネルへの指の近接と接触、及び接触面積に応じて、異なる駆動信号を出力するようにして入力装置を構成したものであり、タッチパネルへの指の近接と接触によって、様々なメニューの選択等が行えると共に、指の位置を変えずにそのまま押圧することで、選択したメニューの確定等が行えるため、誤操作も生じづらく、容易で多様な操作の可能な入力装置を得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、所定方向に配列された略帯状で複数の上導電層、及びこの上導電層と所定の間隙を空けて直交方向に配列された略帯状で複数の下導電層から形成されたタッチパネルに、制御手段を接続すると共に、タッチパネル下面に導電体を所定の間隔を空けて配置し、タッチパネルが撓んだ際の導電体との間の静電容量の変化を、制御手段が検出するようにして入力装置を構成したものであり、タッチパネルへの指の近接や接触、押圧による接触面積の変化に加え、強く押圧操作しタッチパネルが撓んだ際の静電容量の変化によっても、例えばメニューの確定等が行えるため、より多様な操作が可能な入力装置を得ることができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、容易で多様な操作の可能な入力装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による入力装置の断面図 同タッチパネルの分解斜視図 同平面図 同平面図 同平面図 同他の実施の形態による平面図 本発明の第2の実施の形態による入力装置の断面図 同部分断面図 同平面図 同他の実施の形態による斜視図 従来のタッチパネルの断面図 同平面図
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1記載の発明について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態による入力装置の断面図、図2は同タッチパネルの分解斜視図であり、同図において、11はポリエチレンテレフタレートやポリエーテルサルホン、ポリカーボネート等のフィルム状で光透過性の上基板で、上面には酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性で略帯状の複数の上導電層12が、スパッタ法等によって前後方向に配列形成されている。
また、13は同じくフィルム状で光透過性の下基板で、上面には酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性で略帯状の複数の下導電層14が、上導電層12とは直交方向の左右方向に配列形成されている。
そして、この複数の上導電層12と下導電層14は、複数の方形部が帯状に連結されて形成されると共に、これらの間には、略方形の複数の空隙部が設けられ、図3の平面図に示すように、上基板11と下基板13が積重された状態では、各々の方形部が各々の空隙部に上下で交互に重なるように形成されている。
さらに、複数の上導電層12の前または後端には銀やカーボン、銅箔等の複数の上電極15が、下導電層14右端には同じく複数の下電極16が設けられ、これらが上基板11と下基板13右端に延出形成されている。
また、20はポリエチレンテレフタレート等のフィルム状で光透過性のカバー基板で、下基板13上面に上基板11とカバー基板20が重ねられると共に、これらが各々アクリルやゴム等の接着剤(図示せず)等によって貼り合わされて、タッチパネル21が構成されている。
つまり、本実施の形態においては、前後方向に配列形成された複数の上導電層12と、これとは直交方向の左右方向に配列形成された複数の下導電層14が、上基板11を介して所定の間隙を空けて対向配置された構成となっている。
そして、22は液晶表示素子等の表示素子、23は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、配線基板23の上下面には銅箔等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、マイコン等が実装されて制御手段24が設けられている。
さらに、配線基板23上方に表示素子22とタッチパネル21が重ねられると共に、タッチパネル21の上電極15や下電極16、表示素子22がフレキシブル配線板やコネクタ(図示せず)等を介して、制御手段24に電気的に接続されて、入力装置が構成されている。
そして、このように構成された入力装置が、図4の平面図に示すように、タッチパネル21上面が表面に配置されて電子機器の筐体31に装着されると共に、制御手段24が筐体31内の配線基板(図示せず)に、各種電子部品によって形成された機器の電子回路(図示せず)に電気的に接続されて、電子機器が形成される。
なお、筐体31内の配線基板には複数のプッシュスイッチ(図示せず)が実装され、これらが電子回路に接続されると共に、このプッシュスイッチの押釦32が筐体31の表面に突出している。
以上の構成において、タッチパネル21や表示素子22に制御手段24から電圧が印加され、図5(a)の平面図に示すように、タッチパネル21背面の表示素子22に、例えば複数のアイコン33等のメニューが表示された状態で、所望のアイコン33A上のカバー基板20上面に指を近づけ、指が1cm前後に近接すると、この箇所の上導電層12と下導電層14の間の静電容量が0.1pF前後変化し、この指が近接した位置を制御手段24が検出する。
すなわち、前後方向に配列された複数の上導電層12のうち、どの上導電層12の電圧が変化したかによって左右方向の近接位置を、上導電層12とは直交方向の左右方向に配列された複数の下導電層14のうち、どの下導電層14の電圧が変化したかによって前後方向の近接位置を制御手段24が検出すると共に、この指の近接に応じた所定の駆動信号が表示素子22に出力されて、図5(b)に示すように、所望のアイコン33Aが選択され、例えばアイコン33Aの白黒表示が反転する。
なお、この時、間違えて他のアイコン33の上方に指を近づけた場合には、これを制御手段24が検出して、そのアイコン33の白黒表示が反転するが、そのまま指を所望のアイコン33A上へ移動すれば、前に選択したアイコン33の表示は元に戻り、新たに選択したアイコン33Aの白黒表示が反転する。
また、このまま指を近づけ、アイコン33A上のカバー基板20上面に指を触れると、この箇所の上導電層12と下導電層14の間の静電容量が、上記の近接した場合に比べさらに1〜1.5pF前後変化するため、これを制御手段24が検出して、上記の近接操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力されて、図5(c)に示すように、選択したアイコン33Aが拡大表示される。
さらに、図5(d)に示すように、このまま指に力を加えてカバー基板20上面を押圧操作すると、この力によって指のカバー基板20への接触面積が大きくなり、上導電層12と下導電層14の間の静電容量が、上記の指を触れた場合に比べさらに1〜1.5pF前後変化するため、これを制御手段24が検出して、上記の接触操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力され、選択したメニューが確定して、表示素子22の画面がアイコン33Aに応じた次の表示、例えば地図等に切換わる。
つまり、タッチパネル21背面の表示素子22を見ながら、タッチパネル21上面へ指を近接させることによって、複数のアイコン33の中から所望のアイコン33Aの選択を行うと共に、タッチパネル21上面へ指を接触させることによって、アイコン33Aが拡大表示され、さらに、そのまま力を加えて押圧操作することによって、選択したアイコン33Aのメニューの確定が行われるように構成されている。
すなわち、制御手段24がタッチパネル21への指の近接と接触、及び押圧による接触面積の変化に応じて、異なる駆動信号を出力することによって、タッチパネル21へ指を近接させ移動することで、複数のアイコン33のメニューの選択が行えると共に、タッチパネル21に接触操作することで、アイコン33Aを拡大表示し、そのまま押圧操作することで、選択したメニューの確定が行われるようになっているため、メニューを誤って選択することを防ぐと共に、選択した後は指を移動することなく、そのままの位置で力を加えるだけで、容易にメニューの確定が行えるようになっている。
なお、以上の説明では、制御手段24がタッチパネル21への指の近接と接触、及び接触面積を検出し、これに応じた駆動信号を出力することによって、表示素子22に表示された複数のアイコン33等のメニューの選択や確定操作を行う構成について説明したが、図6の平面図に示すように、表示素子22に表示された画面の選択や、この拡大や縮小等の操作を行うように形成することも可能である。
つまり、例えば図6(a)に示すように、先ず、タッチパネル21のカバー基板20上面に指を近づけると、上導電層12と下導電層14の間の静電容量の変化によって、指が近接したことを制御手段24が検出し、所定の駆動信号が表示素子22に出力されて、タッチパネル21背面の表示素子22に所定の表示、例えば地図が表示される。
次に、図6(b)に示すように、カバー基板20上面に指を触れ、所望の箇所まで指を移動すると、この接触操作による上導電層12と下導電層14の間の静電容量の変化を制御手段24が検出して、上記の近接操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力され、地図の所望の箇所が選択される。
そして、図6(c)に示すように、このまま指に力を加えてカバー基板20上面を押圧操作すると、この力によって指のカバー基板20への接触面積が大きくなり、この静電容量の変化を制御手段24が検出して、上記の接触操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力され、地図の選択したい箇所が確定して、図6(d)に示すように、選択した箇所の地図が拡大して表示される。
また、この時、タッチパネル21から素早く指を離すと、これを制御手段24が検出して、表示素子22に表示された地図は拡大されたまま保持されるが、指をゆっくり接触させながら離すと、地図は図6(c)に示した状態に戻り、縮小表示される。
すなわち、タッチパネル21に指を近接することによって、背面の表示素子22に地図が表示され、この後、タッチパネル21に指を接触し移動することで、地図の所望の箇所を選択し、そのまま押圧操作することによって、選択した箇所の地図が拡大表示されると共に、押圧操作後の指の離し方によって、地図の拡大や縮小を誤操作がなく、容易に行えるように構成されている。
なお、この時、上述したように指で押圧する力、つまりカバー基板20への指の接触面積の変化に応じて、上導電層12と下導電層14の間の静電容量が、1〜1.5pF前後の幅で変化するため、これを制御手段24が検出して、押圧する力に応じて表示する地図の大きさを変化、例えば軽く押圧操作した場合には地図をやや大きく拡大し、加える力が大きくなるにしたがって、さらに地図を大きく拡大表示することも可能である。
また、カバー基板20をシリコーン等の弾性材料で形成、あるいはカバー基板20上面にシリコーン等のシートを貼付すると共に、指の押圧によってこれらのカバー基板20やシートを厚さ方向に弾性変形させ、加える力によって指と上導電層12及び下導電層14の間の距離が変化するように形成することで、静電容量の変化量をさらに大きくすることもできる。
さらに、以上のようなアイコン33等の選択や確定操作、地図の選択や拡大、縮小操作以外にも、電話番号や住所の検索、写真の拡大や縮小、あるいは表示素子22に表示されたカーソルやポインタの移動する速さの調整等、タッチパネル21への指の近接と接触、及び接触面積の変化に応じて、制御手段24が異なる駆動信号を出力することで、様々な操作が可能である。
このように本実施の形態によれば、制御手段24がタッチパネル21への指の近接と接触、及び接触面積に応じて、異なる駆動信号を出力することで、タッチパネル21への指の近接と接触によって、様々なメニューの選択等が行えると共に、指の位置を変えずにそのまま押圧することで、選択したメニューの確定等が行えるため、誤操作も生じづらく、容易で多様な操作の可能な入力装置を得ることができるものである。
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2記載の発明について説明する。
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図7は本発明の第2の実施の形態による入力装置の断面図であり、同図において、フィルム状で光透過性の上基板11上面に、複数の方形部が帯状に連結された光透過性で略帯状の複数の上導電層12が、前後方向に配列形成されていることや、光透過性の下基板13上面に同じく光透過性で略帯状の複数の下導電層14が、上導電層12とは直交方向の左右方向に配列形成されていることは、実施の形態1の場合と同様である。
そして、実施の形態1の場合と同様に、下基板13上面に上基板11が、この上面にフィルム状で光透過性のカバー基板20が重ねられると共に、これらが各々接着剤等によって貼り合わされ、複数の上導電層12と、これとは直交方向の複数の下導電層14が、上基板11を介して所定の間隙を空けて対向配置されて、タッチパネル21が構成されている。
また、22は液晶表示素子等の表示素子、27はポリエステルやエポキシ、不織布等の絶縁樹脂製のスペーサで、略額縁状または略帯状のスペーサ27が下基板13と表示素子22の外周内縁に設けられると共に、このスペーサ27の上下面または片面に塗布形成されたアクリルやゴム等の接着剤(図示せず)によって、下基板13と表示素子22の外周が貼り合わされ、導電層や電極(図示せず)等が形成された導電体としての表示素子22が、タッチパネル21下面に所定の間隔、例えば0.5mm前後の間隔を空けて配置されている。
さらに、配線基板23にはマイコン等が実装されて制御手段24が形成されると共に、この配線基板23上方に表示素子22とタッチパネル21が重ねられ、上導電層12や下導電層14から延出した複数の上電極15や下電極16、表示素子22が制御手段24に電気的に接続されている。
また、タッチパネル21の複数の上導電層12と下導電層14には、図8(a)の部分断面図に示すように、制御手段24から所定の電圧、例えば周波数200kHzで2Vの電圧が順次印加されると共に、隣接する上導電層12や下導電層14からの電圧を、差動増幅器28を介して制御手段24が検出するようにして、入力装置が構成されている。
以上の構成において、タッチパネル21や表示素子22に制御手段24から電圧が印加され、図9(a)の平面図に示すように、タッチパネル21背面の表示素子22に、例えば複数のアイコン33等のメニューが表示された状態で、所望のアイコン33A付近のカバー基板20上面に指を近づけると、この箇所の上導電層12と下導電層14の間の静電容量が0.1pF前後変化し、この指が近接した前後及び左右方向の位置を制御手段24が検出する。
そして、この指の近接に応じた所定の駆動信号が、制御手段24から表示素子22に出力され、指を近づけた付近の複数のアイコン33が選択されて、例えばアイコン33A付近の四つのアイコン33を囲むように枠が表示される。
また、このまま指を近づけ、カバー基板20上面に指を触れると、この箇所の上導電層12と下導電層14の間の静電容量が、上記の近接した場合に比べさらに1〜1.5pF前後変化するため、これを制御手段24が検出して、上記の近接操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力されて、図9(b)に示すように、アイコン33A付近の四つのアイコン33が拡大表示される。
なお、この時、図8(b)に示すように、上記のような指の近接操作や接触操作によって、例えば上導電層12Aと12Bの間の静電容量が、近接操作の場合には0.1pF前後、接触操作の場合にはさらに1〜1.5pF前後変化するが、この微小な静電容量の変化は差動増幅器28によって、例えば上導電層12Aに2Vの電圧が印加されていた場合、近接操作の場合には0.04V前後、接触操作の場合には0.47〜0.69V前後の比較的大きな電圧変化として、制御手段24に出力される。
さらに、この後、図9(c)に示すように、タッチパネル21上面に触れたままで指を所望のアイコン33A上へ移動し、アイコン33A上に置いた指に力を加えて押圧操作すると、この力によって指のカバー基板20への接触面積が大きくなり、上導電層12や下導電層14の間の静電容量が、上記の指を触れた場合に比べさらに1〜1.5pF前後変化する。
そして、この静電容量の変化が差動増幅器28によって増幅されて、0.90〜1.32V前後の電圧変化として制御手段24に出力され、これを制御手段24が検出して、上記の接触操作とは異なる駆動信号が表示素子22に出力され、所望のアイコン33Aが選択されて、例えばアイコン33Aの白黒表示が反転する。
また、指をアイコン33A上に置いた状態で、図9(d)に示すように、指にさらに力を加えてより強く押圧操作すると、この力によってタッチパネル21の押圧された箇所が下方へ撓み、図8(c)に示すように、例えば上導電層12Bが下方へ移動して、この上導電層12Bと、導電体としての表示素子22の間の静電容量が0.4pF前後変化する。
そして、これが差動増幅器28によって増幅されて、1.5V前後の電圧変化として制御手段24に出力され、上記の接触面積の変化とは異なる駆動信号が制御手段24から表示素子22に出力されて、選択したメニューが確定し、表示素子22の画面がアイコン33Aに応じた次の表示、例えば地図等に切換わる。
つまり、本実施の形態においては、タッチパネル21への指の近接や接触操作、あるいは接触面積の変化を制御手段24が検出し、表示素子22への枠の表示や拡大表示、あるいはアイコン33Aの白黒反転表示によって、複数のアイコン33等のメニューの選択が行われると共に、タッチパネル21への押圧操作による、表示素子22との間の静電容量の変化を制御手段24が検出して、選択したメニューの確定が行われるようになっている。
すなわち、タッチパネル21への指の近接や接触、あるいは接触面積の変化による、上導電層12Aと12B等の間の静電容量の変化に加え、押圧操作によってタッチパネル21が撓んだ際の、上導電層12B等と導電体としての表示素子22との間の静電容量の変化をも、制御手段24が検出することによって、静電容量の変化率を大きく検出することが可能となり、より多様な操作が行えるように構成されている。
また、上導電層12や下導電層14と制御手段24の間に差動増幅器28を設け、指の近接や接触、押圧操作による数pF前後の静電容量の変化を、差動増幅器28によって数V前後の電圧に増幅して制御手段24に出力することで、指の近接や接触、押圧された位置を、制御手段24が精度よく検出することが可能なようになっている。
なお、以上の説明では、略額縁状または略帯状のスペーサ27によって下基板13と表示素子22を貼り合わせ、タッチパネル21下面と表示素子22の間に所定の間隔を空けた構成について説明したが、タッチパネル21と表示素子22の間にシリコーン等の弾性シートを挟んだ構成や、発泡剤を含有した接着剤等によってタッチパネル21と表示素子22を貼り合わせた構成等、タッチパネル21下面に所定の間隔が形成され、押圧操作によってタッチパネル21が撓むことが可能な構成であれば、本発明の実施は可能である。
さらに、以上の説明では、タッチパネル21下面に配置する導電体として、導電層や電極等が形成された表示素子22を用いた構成について説明したが、銅箔等の配線パターンが形成された配線基板23等を、導電体として用いた構成としてもよい。
このように本実施の形態によれば、タッチパネル21下面に表示素子22や配線基板23等の導電体を所定の間隔を空けて配置すると共に、タッチパネル21が撓んだ際の導電体との間の静電容量の変化を、制御手段24が検出することによって、タッチパネル21への指の近接や接触、押圧による接触面積の変化に加え、強く押圧操作しタッチパネル21が撓んだ際の静電容量の変化によっても、例えばメニューの確定等が行えるため、より多様な操作が可能な入力装置を得ることができるものである。
なお、以上の説明では、光透過性のカバー基板20と上基板11、下基板13、ベース基板17を重ねてタッチパネル21を形成し、これを表示素子22上面に配置した構成について説明したが、図10の斜視図に示すように、パーソナルコンピュータ等のように、固定筐体35に可動筐体36が開閉可能に装着された電子機器の、固定筐体35にタッチパネル21を設け、可動筐体36に表示素子22を配置した構成としても、本発明の実施は可能である。
また、以上の説明では、タッチパネル21の各電極を制御手段24に接続すると共に、この制御手段24を機器の電子回路に接続した構成について説明したが、制御手段24を電子回路に一体に形成し、これにタッチパネル21の各電極を接続した構成としても、本発明の実施は可能である。
さらに、以上の説明では、上基板11下面に下基板13を貼付した構成について説明したが、上基板11と下基板13の上下を逆にした構成や、あるいは、下基板13に代えて、上基板11の上下面に上導電層12と下導電層14の両方を形成し、上導電層12と下導電層14が上基板11を介して所定の間隙を空けて対向配置された構成としてもよい。
本発明による入力装置は、誤操作がなく、容易で多様な操作の可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、主に各種電子機器の操作用として有用である。
11 上基板
12、12A、12B 上導電層
13 下基板
14 下導電層
15 上電極
16 下電極
17 ベース基板
18 ベース導電層
19 ベース電極
20 カバー基板
21 タッチパネル
22 表示素子
23 配線基板
24 制御手段
27 スペーサ
28 差動増幅器
31 筐体
32 押釦
33、33A アイコン
35 固定筐体
36 可動筐体

Claims (2)

  1. 所定方向に配列された略帯状で複数の上導電層、及びこの上導電層と所定の間隙を空けて直交方向に配列された略帯状で複数の下導電層から形成されたタッチパネルと、このタッチパネルに接続された制御手段からなり、上記制御手段が上記タッチパネルへの指の近接と接触、及び接触面積に応じて、異なる駆動信号を出力する入力装置。
  2. 所定方向に配列された略帯状で複数の上導電層、及びこの上導電層と所定の間隙を空けて直交方向に配列された略帯状で複数の下導電層から形成されたタッチパネルと、このタッチパネルに接続された制御手段からなり、上記タッチパネル下面に所定の間隔を空けて導電体を配置すると共に、上記タッチパネルが撓んだ際の上記導電体との間の静電容量の変化を、上記制御手段が検出する入力装置。
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