JP2603169Y2 - プッシュオンスイッチ - Google Patents
プッシュオンスイッチInfo
- Publication number
- JP2603169Y2 JP2603169Y2 JP1992075011U JP7501192U JP2603169Y2 JP 2603169 Y2 JP2603169 Y2 JP 2603169Y2 JP 1992075011 U JP1992075011 U JP 1992075011U JP 7501192 U JP7501192 U JP 7501192U JP 2603169 Y2 JP2603169 Y2 JP 2603169Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- contact
- outer peripheral
- center
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器の操作ボタン
に使用されるプッシュオンスイッチに関するものであ
る。
に使用されるプッシュオンスイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2により説明する。同図
によると21はゴムなどの弾性材で形成されたドーム状
のボタンであり、22はこのボタン21の外周縁をかし
め固着してなるスイッチケースである。
によると21はゴムなどの弾性材で形成されたドーム状
のボタンであり、22はこのボタン21の外周縁をかし
め固着してなるスイッチケースである。
【0003】なおスイッチケース22には外端子24と
外端子23がインサート成型されている。
外端子23がインサート成型されている。
【0004】以上の構成のプッシュオンスイッチはボタ
ン21を押圧してスイッチングさせるものである。
ン21を押圧してスイッチングさせるものである。
【0005】図3は他の従来技術を示すものであり、図
2に示す従来技術のものと同様の部分には同一番号を付
与し、異なる点のみを説明すると、26はプラスチック
の硬質材からなるプッシュ体で、スイッチケース22内
に上下動可能に装着することにより金属接点25、ボタ
ン21を挟持するものである。
2に示す従来技術のものと同様の部分には同一番号を付
与し、異なる点のみを説明すると、26はプラスチック
の硬質材からなるプッシュ体で、スイッチケース22内
に上下動可能に装着することにより金属接点25、ボタ
ン21を挟持するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら図2のプ
ッシュオンスイッチにおいては、第一に、ボタン21を
図2(a)に示すごとく斜め押しした場合、ボタン21
の下部のドームのたわみがいびつになってしまい、この
ボタン21で発生するクリック感触がバラツキ、電子機
器に組み込んだ時、操作感触が安定しない。第二に、図
2(b)に示すごとく電子機器側の操作部27がボタン
21に比べて小さい場合、このボタン21がゴム等の弾
性体で形成されているので、長期間の使用によって操作
部27との当接部分が変形して凹部21aが形成され、
操作部27との間にガタツキが生じたり、スイッチング
するための操作ストロークが長くなる等の課題を有する
ものであった。
ッシュオンスイッチにおいては、第一に、ボタン21を
図2(a)に示すごとく斜め押しした場合、ボタン21
の下部のドームのたわみがいびつになってしまい、この
ボタン21で発生するクリック感触がバラツキ、電子機
器に組み込んだ時、操作感触が安定しない。第二に、図
2(b)に示すごとく電子機器側の操作部27がボタン
21に比べて小さい場合、このボタン21がゴム等の弾
性体で形成されているので、長期間の使用によって操作
部27との当接部分が変形して凹部21aが形成され、
操作部27との間にガタツキが生じたり、スイッチング
するための操作ストロークが長くなる等の課題を有する
ものであった。
【0007】また、図3に示したプッシュオンスイッチ
においては、プラスチックの硬質材からなるプッシュ体
26をボタン21の上部に介在させたので上記課題は解
決されるものの、プッシュ体26を装着したため、スイ
ッチ自体が大型化(高くなる)するなどの課題を有する
ものであった。
においては、プラスチックの硬質材からなるプッシュ体
26をボタン21の上部に介在させたので上記課題は解
決されるものの、プッシュ体26を装着したため、スイ
ッチ自体が大型化(高くなる)するなどの課題を有する
ものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、ボタン上部の押ボタン部を硬度の高い保護材
である金属薄板からなるキャップで覆うと共に、ボタン
下方のドーム状部の外周端部をカバーで押え込むように
したものである。
するため、ボタン上部の押ボタン部を硬度の高い保護材
である金属薄板からなるキャップで覆うと共に、ボタン
下方のドーム状部の外周端部をカバーで押え込むように
したものである。
【0009】
【作用】以上の構成によりボタンの上部の押ボタン部を
金属薄板製のキャップで覆うと共に、ボタン下方のドー
ム状部の外周端部をカバーで押え込むようにしたので、
ボタンの上部が長期間の使用に対して変形することがな
くて、しかも電気的接続安定性に優れたプッシュオンス
イッチを従来技術並みの高さで実現できるものであり、
加えてカバーの押ボタン部より若干大きい孔部によって
キャップで覆われたボタンの押ボタン部の傾きが規制さ
れ安定した操作感触も得られるものである。
金属薄板製のキャップで覆うと共に、ボタン下方のドー
ム状部の外周端部をカバーで押え込むようにしたので、
ボタンの上部が長期間の使用に対して変形することがな
くて、しかも電気的接続安定性に優れたプッシュオンス
イッチを従来技術並みの高さで実現できるものであり、
加えてカバーの押ボタン部より若干大きい孔部によって
キャップで覆われたボタンの押ボタン部の傾きが規制さ
れ安定した操作感触も得られるものである。
【0010】
【実施例】本考案のプッシュオンスイッチの一実施例を
図1により説明する。同図によると、1bはゴムなどの
弾性材で形成されたドーム状のボタンであり、2はこの
ボタン1bの中実の押ボタン部1dを外方へ突出させる
この押ボタン部1dより若干径の大きい孔部2aを有す
るプラスチックよりなるカバーであり、3は後述する薄
肉部の金属接点4と上記ボタン1bを上記カバー2とで
挟持する上方開口の凹部を有するスイッチケースであ
る。
図1により説明する。同図によると、1bはゴムなどの
弾性材で形成されたドーム状のボタンであり、2はこの
ボタン1bの中実の押ボタン部1dを外方へ突出させる
この押ボタン部1dより若干径の大きい孔部2aを有す
るプラスチックよりなるカバーであり、3は後述する薄
肉部の金属接点4と上記ボタン1bを上記カバー2とで
挟持する上方開口の凹部を有するスイッチケースであ
る。
【0011】このスイッチケース3には中央接点5aに
接続された外端子5と、周辺に設けられた固定接点6
a,6bと接続された外端子6がインサート成型されて
おり、上記のごとく金属接点4の外周部をスイッチケー
ス3の固定接点6a,6bとカバー2の外周部下面でボ
タン1bのドーム状部分の外周下端部を介して挟持した
構成であるために、この金属接点4と固定接点6a,6
bが確実に電気的に接続されるとともに、金属接点4の
中央に設けられた舌片4aが上記中央接点5aに若干隙
間をもって対向するように配置されている。
接続された外端子5と、周辺に設けられた固定接点6
a,6bと接続された外端子6がインサート成型されて
おり、上記のごとく金属接点4の外周部をスイッチケー
ス3の固定接点6a,6bとカバー2の外周部下面でボ
タン1bのドーム状部分の外周下端部を介して挟持した
構成であるために、この金属接点4と固定接点6a,6
bが確実に電気的に接続されるとともに、金属接点4の
中央に設けられた舌片4aが上記中央接点5aに若干隙
間をもって対向するように配置されている。
【0012】また、上記カバー2のスイッチケース3へ
の装着は、スイッチケース3に設けられたダボ(図示せ
ず)をカバー2側の孔(図示せず)に挿入してかしめて
固着したり、超音波溶着、接着などのいずれの手段を用
いても良いものである。
の装着は、スイッチケース3に設けられたダボ(図示せ
ず)をカバー2側の孔(図示せず)に挿入してかしめて
固着したり、超音波溶着、接着などのいずれの手段を用
いても良いものである。
【0013】そして、1cはこのボタン1bの上部の中
実の押ボタン部1dに圧入されたアルミなどの金属薄板
よりなるキャップであり、このキャップ1cはカバー2
の孔部2aに達する位置まで設けられ、押圧操作時、ボ
タン1bが傾いてもこのキャップ1cに孔部2aの端部
が当接して傾きを規制するように構成されている。
実の押ボタン部1dに圧入されたアルミなどの金属薄板
よりなるキャップであり、このキャップ1cはカバー2
の孔部2aに達する位置まで設けられ、押圧操作時、ボ
タン1bが傾いてもこのキャップ1cに孔部2aの端部
が当接して傾きを規制するように構成されている。
【0014】以上のように構成したプッシュオンスイッ
チはボタン1bの押ボタン部1dを押圧して、ドーム状
部分の内周中央に設けた凸部で舌片4aを中央接点5a
に当接させてスイッチングさせるものである。
チはボタン1bの押ボタン部1dを押圧して、ドーム状
部分の内周中央に設けた凸部で舌片4aを中央接点5a
に当接させてスイッチングさせるものである。
【0015】以上の実施例によれば押ボタン操作時に、
傾いた状態で押ボタン操作しても、金属薄板製のキャッ
プ1cによってボタン1bはカバー2の孔部2aに規制
されるのでクリック感はさほどばらつかず安定した操作
感触が得られるとともに、押ボタン部1dを長期間使用
しても変形して凹部などができにくくなる高品質のプッ
シュオンスイッチを提供できるものである。
傾いた状態で押ボタン操作しても、金属薄板製のキャッ
プ1cによってボタン1bはカバー2の孔部2aに規制
されるのでクリック感はさほどばらつかず安定した操作
感触が得られるとともに、押ボタン部1dを長期間使用
しても変形して凹部などができにくくなる高品質のプッ
シュオンスイッチを提供できるものである。
【0016】
【考案の効果】本考案は上記実施例に示すごとく、押ボ
タン部の径より若干大きい孔部をカバーに設けてキャッ
プを圧入固定した押ボタン部を挿通させると共に、カバ
ーの外周部下面でボタンのドーム状部分の外周下端部お
よび金属接点の外周部を挟持した構成であるので、押ボ
タン操作時にボタンが変形して傾いてもこの孔部をキャ
ップとの当接によってその傾きを規制できて、安定した
操作感触が得られ、長期間使用しても押ボタン部が変形
しない従来のプッシュオンスイッチと同様の大きさの電
気的接続安定性に優れた高品質のプッシュオンスイッチ
の提供を可能としたものである。
タン部の径より若干大きい孔部をカバーに設けてキャッ
プを圧入固定した押ボタン部を挿通させると共に、カバ
ーの外周部下面でボタンのドーム状部分の外周下端部お
よび金属接点の外周部を挟持した構成であるので、押ボ
タン操作時にボタンが変形して傾いてもこの孔部をキャ
ップとの当接によってその傾きを規制できて、安定した
操作感触が得られ、長期間使用しても押ボタン部が変形
しない従来のプッシュオンスイッチと同様の大きさの電
気的接続安定性に優れた高品質のプッシュオンスイッチ
の提供を可能としたものである。
【図1】本考案のプッシュオンスイッチの一実施例の側
断面図
断面図
【図2】(a),(b)従来のプッシュオンスイッチの
課題を説明するための側面図
課題を説明するための側面図
【図3】他の従来技術のプッシュオンスイッチの側断面
図
図
【符号の説明】 1b ボタン 1c キャップ 1d 押ボタン部 2 カバー 2a 孔部 3 スイッチケース 4 金属接点 4a 舌片 5,6 外端子 5a 中央接点 6a,6b 固定接点
Claims (1)
- 【請求項1】 上方に開口をもつ凹部の底面に中央接点
およびその周辺に固定接点を有し、これらの接点と接続
された外端子が側方から突出しているスイッチケース
と、上方に向けて折り曲げ形成された舌片を中央に有
し、この舌片が上記中央接点に対して隙間をもって対向
するように上記舌片と連結した外周部が上記スイッチケ
ースの凹部の底面の固定接点上に載置される薄肉厚の金
属接点と、ドーム状部の内周中央に上記金属接点の舌片
に対応する下方凸部を有し、かつ外周下端部が上記金属
接点の外周部上に載置されると共に、上記ドーム状部の
中央上方に一体形成された中実の押ボタン部を有する弾
性材料製のボタンとを備えたプッシュオンスイッチにお
いて、上記弾性材料製のボタンの押ボタン部に上方から
圧入固定された金属薄板製のキャップと、上記ボタンの
押ボタン部を上方に突出させるように中央に上記キャッ
プが挿通する孔部を有すると共に、上記スイッチケース
の開口を覆うように上記スイッチケースの凹部の外周部
上面に対して外周下面が装着され、その外周下面と上記
固定接点との間に上記ボタンのドーム状部の外周下端部
および上記金属接点の外周部を挟み込んで上記固定接点
と上記金属接点とを電気的に接続させるプラスチック製
のカバーとを含むプッシュオンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075011U JP2603169Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プッシュオンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075011U JP2603169Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プッシュオンスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638131U JPH0638131U (ja) | 1994-05-20 |
JP2603169Y2 true JP2603169Y2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=13563824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075011U Expired - Lifetime JP2603169Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | プッシュオンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603169Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402463B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-10-22 | 주식회사 엘지이아이 | 버튼 조립체 |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992075011U patent/JP2603169Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638131U (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |