JP3038997U - ロック式押ボタンスイッチ - Google Patents

ロック式押ボタンスイッチ

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JP3038997U
JP3038997U JP1996013609U JP1360996U JP3038997U JP 3038997 U JP3038997 U JP 3038997U JP 1996013609 U JP1996013609 U JP 1996013609U JP 1360996 U JP1360996 U JP 1360996U JP 3038997 U JP3038997 U JP 3038997U
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JP
Japan
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button
switch
hole
cover
movable contact
Prior art date
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Application number
JP1996013609U
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English (en)
Inventor
友彦 谷村
竜宏 紺野
具士 高山
Original Assignee
日本開閉器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、メンテナンス作業や出荷検査等で
回路をチェックする際に従来のタクティルスイッチと呼
ばれるものにあっては、ボタンを押圧した状態で作業を
しなければならないため、構造が簡単で生産性も良く、
極めて安価なボタンの押圧状態を保持するロックタイプ
の押ボタンスイッチを提供することにある。 【解決手段】 弾性部材21で上方に押し上げられてい
るボタン22の上下動によりスイッチ本体内に配備した
湾曲状の可動接片18を押圧して電路の開閉を行うスイ
ッチであって、スイッチ本体をカバー26とベース11
から形成し、カバー26の略中央部の上端に段部28を
有する貫通孔27とこの貫通孔27内を遊挿する鍔部2
4を有するボタン22とこのボタン22の外側面に溝部
23を設け、ボタン22を押圧した状態で傾けることに
より、ボタン22に形成した溝部23がカバーの段部2
8と凹凸係合してボタン22の押圧状態を保持するよう
にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は押ボタンスイッチに係り、特にボタンの押圧状態を保持するロック式 押ボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスイッチとしては、図7に示すようにカバー6とベース1から スイッチ本体が形成されており、カバー6の上面に貫通孔を形成してボタン7が 突出している。 そして、ベース1の上面に形成した凹所内の中央部とその周囲に固定接点3、 4を配設して、湾曲状に形成した可動接片5が配備されており、ボタン7を押圧 することにより、ボタン7の下面に設けた突起9が可動接片5を押圧して反転さ せ、固定接点3、4間を短絡させるものであった。 この種の押ボタンスイッチは、一般的にタクティルスイッチと呼ばれるもので あり、ボタン7の押圧を解除することでボタン7の復帰とともに固定接点3、4 間が開離するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した押ボタンスイッチにあっては、メンテナンス作業や出 荷検査等で回路をチェックする際に押圧した状態で作業をしなければならず、ボ タンの押圧状態を保持するロックタイプの押ボタンスイッチの開発が望まれてい た。 従って、プリント基板に搭載するタクティルスイッチと言われるロック式押ボ タンスイッチを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、弾性部材で上方に押し上げられているボ タンの上下動によりスイッチ本体内に配備した湾曲状の可動接片を押圧して電路 の開閉を行うスイッチであって、スイッチ本体をカバーとベースから形成し、カ バーの略中央部の上端に段部を有する貫通孔とこの貫通孔内を遊挿する鍔部を有 するボタンとこのボタンの外側面に溝部を設け、ボタンを押圧した状態で傾ける ことにより、ボタンに形成した溝部がカバーの段部と凹凸係合してボタンの押圧 状態を保持するようにしたものである。
【0005】
【考案の実施の態様】
本考案によれば、カバー26とベース11からスイッチ本体が形成されており 、カバー26は上面に段部28を設けた貫通孔27を形成してボタン22が突出 している。このボタン22は円柱状に形成されており、下方の側面に鍔部24と 上方の側面に溝部23が形成されている。また、このボタン22の下面の中央部 には穴25が形成されており、弾性部材21が配設される。 そして、ベース11の上面に形成した凹所13内の中央部とその周囲に固定接 点15、16を配設して、湾曲状に形成した可動接片18が配備されており、更 にこの可動接片18を覆うように中央に孔20を設けた案内板19が配設され、 上述した弾性部材21の下端がこの孔20に案内されて可動接片18の頂点に載 置される。
【0006】 このように、構成されたボタン22を押圧することにより、ボタン22の下面 に配設した弾性部材21を圧縮し、可動接片18を反転させて固定接点15、1 6間を短絡させるとともに、このボタン22を傾けることでボタン22に設けた 溝23が貫通孔27の段部28と凹凸係合し、押圧状態を保持する。また、ボタ ン22の傾きの反対側を押圧することでボタン22は上方に復帰するとともに可 動接片18も湾曲状に復帰し、ベース11の中央に設けた固定接点16から開離 するものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案のロック式押ボタンスイッチの分解斜視図、図2はその断面図、 図3はそのロック状態を示す断面図である。
【0008】 これらの図において、カバー26とベース11からスイッチ本体が形成される 。 カバー26は、上方が円筒形、下方が角形に形成されており、角形の側面より 下方に矩形孔30を設けた垂下片29が対向して形成される。そして、カバー2 6の上面に段部28を設けた貫通孔27を形成し、後述するボタン22が突出し ている。このボタン22は円柱状に形成されており、下方の側面に鍔部24と上 方の側面に溝部23が形成されている。また、このボタン22の下面の中央部に は穴25が設けられて弾性部材21が配設される。 また、カバーから突出してボタンをプランジャとし、このプランジャに溝部を 設けるとともに操作部となるボタンを配設する構成でも良い。 11はベースであり、側面に凸起14を設け、カバー26に設けられた垂下片 29と凹凸関係により嵌合される。そして、このベース11の上面には立ち上げ 部12を設けて形成した凹所13内の中央部とその周囲に固定接点15、16を 配設して、湾曲状に形成した可動接片18が配備され、更にこの可動接片18を 覆うように中央に孔20を設けた案内板19が配設される。この案内板19の孔 20には、上述した弾性部材21の下端が配設されて可動接片18の頂点に載置 される。 固定接点15、16は、ベース11の下面より突出した端子17と一体的に形 成されており、ベース11内に植設されている。
【0009】 このように構成されたボタン22を押圧することにより、ボタン22の下面に 配設した弾性部材21を圧縮し、可動接片18を反転させて固定接点15、16 間を短絡させるとともに、このボタン22を傾けることでボタン22に設けた溝 23が貫通孔27の段部28と凹凸係合し、押圧状態を保持する。また、ボタン 22の傾きの反対側の上面を押圧することでボタン22は上方に復帰するととも に可動接片18も湾曲状に復帰し、ベース11の中央に設けた固定接点16から 開離するものである。
【0010】 図4は本考案の押ボタンスイッチの他の実施例を示す斜視図、図5はそのロッ ク状態を示す断面図、図6は復帰状態を示す断面図である。 これらの図において、カバー56とベース41からスイッチ本体が形成される 。 カバー56は、角形に形成されており、側面より下方に矩形孔60を設けた垂 下片59が対向して形成される。そして、カバー56の上面に段部58を設けた 角形の貫通孔27を形成し、後述するボタン52が突出している。このボタン5 6は角形状に形成されており、上面70を略V字状に形成するとともに下方の側 面の周囲に鍔部54と上方の一側面に溝部53を形成している。また、このボタ ン52の下面の中央部には穴55が設けられて弾性部材51が配設される。
【0011】 41はベースであり、側面に凸起44を設け、カバー56に設けられた垂下片 59と凹凸関係により嵌合される。そして、このベース41の上面に立ち上げ部 42を設けて形成した凹所43内の中央部とその周囲に固定接点45、46を配 設して、湾曲状に形成した可動接片48が配備され、更にこの可動接片48を覆 うように中央に孔50を設けた案内板49が配設される。 この案内板49の孔50には、上述した弾性部材51の下端が案内されて可動接 片48の頂点に載置される。 固定接点45、46は、ベース41の下面より突出した端子47と一体的に形 成されており、ベース41内に植設されている。
【0012】 このように構成された溝部53側のボタン52を押圧することにより、ボタン 52の下面に配設した弾性部材51を圧縮し、可動接片48を反転させて固定接 点45、46間を短絡させるとともにこのボタン52の溝部53が貫通孔57に 設けた段部58と凹凸係合し、押圧状態を保持する。また、ボタン52の傾きの 反対側の上面70を押圧することでボタン52は上方に復帰するとともに可動接 片48も湾曲状に復帰し、ベース41の中央に設けた固定接点46から開離する ものである。 本考案の実施例においては、弾性部材としてコイルバネを用いているが、テー パーバネでもよい。また、その他にもゴムやスポンジ等でもよい。 尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて 種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0013】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次のような効果を奏すること ができる。 (1)カバーの略中央部の上端に段部を有する貫通孔とこの貫通孔内を上下動す る段部を有するボタンとボタンの外側面に溝部を設けたので、ボタンを押圧して 傾けることにより溝部が段部に凹凸係合してボタンの押圧状態を保持するロック 式押ボタンスイッチを提供できる。 (2)カバーの略中央部の上端に段部を有する貫通孔とこの貫通孔内を上下動す る段部を有するボタンとボタンの外側面に溝部を設けたので、簡易的なロックタ イプの押ボタンスイッチが得られるため、機器の組立段階でのチェックやメンテ ナンス作業が極めて容易にできる。 (3)カバーの略中央部の上端に段部を有する貫通孔とこの貫通孔内を上下動す る段部を有するボタンとボタンの外側面に溝部を設けたので、特にボタンを保持 するための部品を必要としないため、構造が簡単で生産性も良く、極めて安価な ロック式押ボタンスイッチが提供できる。 (4)可動接片の頂点に位置する孔を設けた案内板を配設し、この孔とボタンの 下面間に弾性部材を配設したしたので、弾性部材の自在性により、湾曲した可動 接片の頂点を常に押圧するので、操作力や操作感のばらつきのない安定したロッ ク式押ボタンスイッチが得られる。 (5)ボタンと可動接片間に弾性部材を配設したので、一般にディスクと言われ る湾曲した可動接片を用いたにも拘わらず、操作ストロークの大きいロック式押 ボタンスイッチが提供できる。 (7)可動接片を覆う案内板を配設したので、スイッチの接触部を保護するため 、簡易的な防塵構造となり、悪環境下の使用にも耐えるロック式押ボタンスイッ チが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロック式押ボタンスイッチの斜視図で
ある。
【図2】本考案のロック式押ボタンスイッチの断面図で
ある。
【図3】本考案のロック式押ボタンスイッチのロック状
態を示す断面図である。
【図4】本考案のロック式押ボタンスイッチの他の実施
例を示す斜視図である。
【図5】本考案のロック式押ボタンスイッチの他の実施
例を示すロック状態を示す断面図である。
【図6】本考案のロック式押ボタンスイッチの他の実施
例の復帰状態を示す断面図である。
【図7】従来の押ボタンスイッチの断面図である。
【符号の説明】
11,41 ベース 12,42 立ち上げ部 13,43 凹所 14,44 凸起 15,45 固定接点 16,46 固定接点 17,47 端子 18,48 可動接片 19,49 案内板 20,50 孔 21,61 弾性部材 22,52 角形部 23,53 溝部 24,54 鍔部 25,55 孔 26,56 カバー 27,57 貫通孔 28,58 段部 29,59 垂下片 30,60 矩形孔 70 上面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材で上方に押し上げられているボ
    タンの上下動によりスイッチ本体内に配備した湾曲状の
    可動接片を押圧して電路の開閉を行うスイッチにおい
    て、前記スイッチ本体をカバーとベースから形成し、前
    記カバーの略中央部の上端に段部を有する貫通孔と該貫
    通孔内を遊挿する鍔部を有する前記ボタンと該ボタンの
    外側面に溝部を設け、前記ボタンを押圧して傾けること
    により前記溝部が前記段部に凹凸係合して前記ボタンの
    押圧状態を保持することを特徴としたロック式押ボタン
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ボタンと可動接片間に弾性部材を配
    設した請求項1記載のロック式押ボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記可動接片を覆う案内板を配設し、該
    案内板に可動接片の頂点に位置する孔を設けて弾性部材
    を配設した請求項1記載のロック式押ボタンスイッチ。
JP1996013609U 1996-12-25 1996-12-25 ロック式押ボタンスイッチ Expired - Lifetime JP3038997U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255236A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Ryobi Ltd 手持ち式動力工具

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