JPH0638519Y2 - 電話機の筺体構造 - Google Patents

電話機の筺体構造

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JPH0638519Y2
JPH0638519Y2 JP1986041916U JP4191686U JPH0638519Y2 JP H0638519 Y2 JPH0638519 Y2 JP H0638519Y2 JP 1986041916 U JP1986041916 U JP 1986041916U JP 4191686 U JP4191686 U JP 4191686U JP H0638519 Y2 JPH0638519 Y2 JP H0638519Y2
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button
dial
telephone
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actuator
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JP1986041916U
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JPS62155550U (ja
Inventor
孝 吉岡
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイヤル面を曲面で構成した電話機の筐体構造
に関する。
〔従来の技術〕
従来の電話機においては、ダイヤルは1個の部品(複数
個のダイヤルボタン,プリント基板,IC等の電気部品
等)として電話機に組付けられていた。したがつて、ダ
イヤルボタン(キートツプ)の形状を矩形にしたり円形
にしたりする程度の変更が行なわれているに過ぎず、ま
たその操作面は全て同一平面上にあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、最近の電話機は主として意匠的要請から筐体
表面を曲面で形成し外観形状の漸新さを狙つたものが提
案されているが、そのいずれもダイヤル部については上
述した制約により意匠的配慮を施すことができず、依然
として平坦面でしかなく、意匠的統一性に欠けるという
不具合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る電話機の筐体構造は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、電話機筐体のダイヤル部表
面に開口部が形成されると共に、中央部にガイド孔が形
成され、ダイヤル部表面の曲面の曲率にしたがって前記
筐体の内部に階段状に設けられた複数個のボタン組込部
と、これら複数個のボタン組込部に対応して電話機筐体
内に傾斜配置されたプリント基板と、前記開口部からボ
タン組込部内のそれぞれに挿入されボタン組込部に出没
自在に組込まれ、前記ガイド孔に挿入されるアクチュエ
ータと抜け防止用の弾性係合片とが設けられた複数個の
ダイヤルボタンとを備え、前記アクチュエータの先端面
を前記プリント基板と略平行に対向するように斜面状に
形成してプリント基板上のボタンダイヤルスイッチと対
向させたものである。
〔作用〕
本考案においては、筐体内部に階段状に形成したボタン
組込部にダイヤルボタンを上方から組込むようにしたの
で、電話機の筐体表面を所謂曲面形状に構成することが
でき、スマートな意匠のものが得られる。アクチュエー
タとアクチュエータ用ガイド孔は、ダイヤルボタンのガ
イドとなり、ボタン操作を容易にすると共に、ガタ付き
を防止する。アクチュエータの先端面はプリント基板と
略平行に対向するよう斜面に形成されているので、ボタ
ンダイヤルスイッチを確実に動作させる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
電話機の外観斜視図、第3図は上部ケースの平面図、第
4図は第3図IV−IV線断面図、第5図はダイヤルボタン
の断面図である。これらの図において、電話機1は、電
話機筐体2と、この筐体2と電気的に接続されたハンド
セツト3とで構成されている。電話機筐体2は、2分割
形成され互いに一体的に結合された上部ケース4と、下
部ケース5とで構成され、上部ケース4の表面前半部分
には押ボタンダイヤルの各ダイヤルボタン6,各種機能ボ
タン7,ボリユーム等のスライドボタン8等が配設されて
ダイヤル部9を構成し、後半部分はハンドセツト載置部
10として構成されている。ハンドセツト載置部10は、そ
の中央部内面に取付けられたスピーカ11(第4図)に対
応して放音孔12が設けられ、左右両端部にはハンドセツ
ト3の送,受話口部3A,3Bがそれぞれ嵌合する一対の嵌
合凹部13,14が設けられている。受話口部3B用の嵌合凹
部14の底面には案内孔15が設けられており、この案内孔
15よりフツクボタン16の受部が突出露呈している。した
がつて、ハンドセツト載置部10上にハンドセツト3を置
くと、フツクボタン16は押圧下降され、筐体2に内蔵さ
れたフツクスイツチ(図示せず)が開成される。また、
ハンドセツト3を取上げると、フツクボタン16は上昇
し、フツクスイツチが閉成されて通話可能な状態とな
る。
前記ダイヤル部9の表面は第2図および第4図に示す如
くほぼ全面に亘つて所定の曲率で緩やかに彎曲する曲面
に形成されることにより前端が後端より低くなつてい
る。また、上部ケース4の内部には前記ダイヤル操作部
9の中央部分にそれぞれ開放する箱形に形成されること
により前記各ダイヤルボタン6を出没自在に収納するボ
タン収納用凹部を構成する12個のボタン組込部17が該ケ
ース4と一体に形成されている。この場合、ボタン組込
部17は3×4のマトリツク状に配列され、ダイヤル操作
部9が前下りの曲面に形成されている関係上、その曲率
にしたがつて最前列の3つのボタン組込部17Aの高さが
最も低く、後方の列の組込部17B,17C,17Dに至るほど高
くなるように階段状に形成されている。換言すればボタ
ン収納凹部の深さは最前列のものが最も深く、後方に至
るにしたがつて漸次浅くなつている。そして、各ボタン
組込部17の表面(内底面)中央にはアクチユエータ用ガ
イド孔18が形成され、また該孔18の両側には左右一対の
係合孔19A,19Bが形成されて上部ケース4の内部とそれ
ぞれ連通している。一方、各ボタン組込部17の下面には
前記各アクチユエータ用ガイド孔18を取り囲む筒体20が
一体に垂設され、さらに各係合孔19A,19Bの外側縁には
抜け防止壁21A,21Bがそれぞれ一体に垂設されている。
前記筒部20も各列のボタン組込部17A,17B,17C,17Dの高
さに応じてその長さが異なり、最前列の筒部が最も長
く、最方列のものほど短かく形成されている。
前記上部ケース4の内面前半部には第4図に鎖線で示す
ようにプリント基板22が前記ボタン組込部17に対応して
前下りに傾斜して配設され、このプリント基板22上に複
数個の押ボタンダイヤルスイツチ23が前記各ダイヤルボ
タン6にそれぞれ対応して実装され、また各種機能ボタ
ン7に対応して押ボタンスイツチ(図示せず)が、そし
て前記各スライドボタン8に対応してボリユーム等(図
示せず)がそれぞれ実装されている。前記ボタン組込部
17のうちのあるいくつかの下面には前記プリント基板22
を位置決めする複数個のピン24と、該プリント基板22を
固定するための止めねじ25がねじ込まれる複数個の基板
取付用ボス部26が垂設されている。このボス部26は前記
各筒部20より長く形成され、プリント基板22を筒部下面
とほぼ平行に対向させている。
前記各ダイヤルボタン6は、前記ボタン組込部17に嵌合
し得る直方体の本体6Aと、この本体6Aの下面中央に一体
に垂設され前記アクチユエータ用ガイド孔18に挿通され
るアクチユエータ28と、同じく本体下面の両側縁部にそ
れぞれ一体に垂設された左右一対の弾性係合片29A,29B
とで構成され、本体6Aの上面は前記ダイヤル部9の曲率
にしたがつて曲面に形成され、各弾性係合片29A,29Bの
下端部外側面には前記各抜け防止壁21A,21Bの下面に係
合する爪30がそれぞれ一体に形成されている。
この場合、各ダイヤルボタン6は、前記ボタン組込部17
の高さ位置および前記筒部20の長さが各列毎に異なるこ
とから、各列のボタン毎に本体6Aの高さおよびアクチユ
エータ28の長さがそれぞれ異なつている。アクチュエー
タ28の先端面、すなわち下面は、第4図に示すようにプ
リント基板22と略平行に対向するよう斜めに形成される
ことにより、前端が後端より下方に位置する前下がりに
傾斜した斜面とされる。
前記押ボタンダイヤルスイツチ23は、プリント基板22上
に設けられた固定接点33と、ゴム等によつてドーム状に
形成され前記プリント基板22上に伏せて配設された可撓
性部材34と、可撓性部材34の内面中央に突設された突起
部36の下面に設けられた導電ゴムからなる可動接点35と
で構成され、可撓性部材34の上面に前記アクチユエータ
28の下面が当接している。この状態において、ダイヤル
ボタン6を押圧下降させると、アクチユエータ28も一体
に下降して可撓性部材34を押しつぶすため、可動接点35
が固定接点33と接触して押ボタンダイヤルスイツチ23を
閉成させる。押圧後、外力を取り除くと、可撓性部材34
がそれ自体の弾性により元の形状に復元することで、ア
クチユエータ28を押し上げる。したがつて、ダイヤルボ
タン6は初期位置に復帰する。
かくしてこのような構成からなる電話機1によれば、ダ
イヤル部9の曲面の曲率にしたがつて、上部ケース4の
内部にボタン組込部17を階段状に形成し、この組込部17
にダイヤルボタン6をそれぞれ上方より組込むように構
成したので、上部ケース4の表面、特にダイヤル部9表
面を全面に亘つて所謂曲面構造とすることができ、スマ
ートな意匠の上部ケース4を提供し得る。また、アクチ
ユエータ28をアクチユエータ用ガイド孔18に挿通すると
同時に一対の弾性係合片29A,29Bを各係合孔19A,19Bに挿
通して抜け防止壁21A,21Bの下面にそれぞれ係合させる
だけでよいので、止めねじ等を一切必要とせず、また上
部ケース4を裏返したりする必要がなく、さらにはケー
ス上方により組付けられるため、プリント基板22等の構
成部品を組込んで上部ケース4と下部ケース5とを一体
的に結合した後であつてもダイヤルボタン6の取付けが
可能で、組立作業性に優れている。また、ダイヤルボタ
ン6の下面中央にアクチユエータ28を突設しているの
で、大きなダイヤルボタンであつても傾むいて引掛つた
りすることが少なく、円滑に動作し、確実なスイッチン
グ操作を得ることができる。また、アクチュエータ18の
先端面を傾斜配置されたプリント基板22と略平行に対向
する斜面としているので、ボタンダイヤルスイッチ23を
確実に動作させることができる。
なお、本考案は上記実施例構造の押ボタンダイヤルスイ
ツチ23に何ら特定されるものではなく、種々の変更が可
能であり、またダイヤルボタン6の抜けを防止する弾性
係合片は一対に限らず2個以上であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案に係る電話機の筐体
構造によれば、ダイヤル部表面に開口部が形成されると
共に、中央部にガイド孔が形成され、ダイヤル部表面の
曲面の曲率にしたがって筐体の内部に階段状に設けられ
た複数個のボタン組込部と、開口部からボタン組込部内
のそれぞれ挿入されたボタン組込部に出没自在に組込ま
れ、ガイド孔に挿入されるアクチュエータと抜け防止用
の弾性係合片とが設けられた複数個のダイヤルボタンと
を備えたので、電話機筐体の表面が意匠的配慮による曲
面形状であっても、ダイヤルボタンが不揃いの高さとな
って取付けられることがなく、このため、各ダイヤルボ
タンの操作感触が異なることがなく、均一な操作感触が
得られ、ダイヤルスイッチの動作不良が発生することも
ない。しかも、ボタン組込部に挿入されたダイヤルボタ
ンは、その表面がダイヤル部表面の曲面に合わせた形状
のものに選択することができるので、ダイヤル部表面の
美観を損なうことがない。また、ダイヤルボタンは開口
部から挿入するだけで組付けることができ、ダイヤルボ
タンの組付けが著しく簡単であるとともに、筐体を組立
てた後でも組付けることができる。また、プリント基板
を階段状ボタン組込部に対応して傾斜配置し、アクチュ
エータをダイヤルボタンの下面中央に突設すると共に、
その先端面をプリント基板と略平行に対向するよう斜面
に形成したので、大きなダイヤルボタンであっても傾い
て引っ掛かったりすることなく円滑に動作してボタンダ
イヤルスイッチを一定位置で確実に押圧操作することが
できる。したがって、操作性に優れボタンの大型化を可
能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
電話機の外観斜視図、第3図は上部ケースの平面図、第
4図は第3図IV−IV線断面図、第5図はダイヤルボタン
の断面図である。 1……電話機、2……電話機筐体、3……ハンドセツ
ト、4……上部ケース、5……下部ケース、6……ダイ
ヤルボタン、6A……本体、9……ダイヤル部、17……ボ
タン組込部、18……アクチユエータ用ガイド孔、19A,19
B……係合孔、23……押ボタンダイヤルスイツチ、28…
…アクチユエータ、29A,29B……弾性係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機筐体のダイヤル部表面を曲面に形成
    した電話機において、前記ダイヤル部表面に開口部が形
    成されると共に、中央部にガイド孔が形成され、前記曲
    面の曲率にしたがって前記筐体の内部に階段状に設けら
    れた複数個のボタン組込部と、これら複数個のボタン組
    込部に対応して電話機筐体内に傾斜配置されたプリント
    基板と、前記開口部からボタン組込部内のそれぞれに挿
    入されボタン組込部に出没自在に組込まれ、前記ガイド
    孔に挿入されるアクチュエータと抜け防止用の弾性係合
    片とが設けられた複数個のダイヤルボタンとを備え、前
    記アクチュエータの先端面を前記プリント基板と略平行
    に対向するように斜面状に形成してプリント基板上のボ
    タンダイヤルスイッチと対向させたことを特徴とする電
    話機の筐体構造。
JP1986041916U 1986-03-24 1986-03-24 電話機の筺体構造 Expired - Lifetime JPH0638519Y2 (ja)

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JPS62155550U JPS62155550U (ja) 1987-10-02
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