JPH0538500Y2 - - Google Patents

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JPH0538500Y2
JPH0538500Y2 JP1987052208U JP5220887U JPH0538500Y2 JP H0538500 Y2 JPH0538500 Y2 JP H0538500Y2 JP 1987052208 U JP1987052208 U JP 1987052208U JP 5220887 U JP5220887 U JP 5220887U JP H0538500 Y2 JPH0538500 Y2 JP H0538500Y2
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stem
movable contact
flexible member
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case
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カーステレオ、カーラジオ等に用い
られる押釦スイツチに関し、さらに詳細には、比
較的大きな押圧感触を得られるようにした押釦ス
イツチに関する。
〔従来の技術〕
カーステレオ、カーラジオ等に用いられる従来
の押釦スイツチ(以下、タクトスイツチという)
の構成を図面に基づいて説明する。
第4図は、従来のタクトスイツチの代表的一例
を示す縦断面図である。図中、11は合成樹脂材
で形成されたケースで、このケース11内底面に
は、導電金属材よりなる固定接点12及び13が
合成樹脂材中へのインサート成形により配設され
ている。固定接点12はケース11内底面中央部
に、固定接点13は同周縁部に設けられたもので
ある。この固定接点12,13の上には、椀形に
中央部が上方に湾曲した形状の導電金属材製の可
動接点14が載置されている。そして、可動接点
14の上方にはステム15が配置され、このステ
ム15の上方移動を阻止する押え板16がケース
11上面に取り付けられている。なお、17は固
定接点13からケース11外に延出された端子で
ある。
このタクトスイツチにおいては、ステム15が
手指により押圧されると、湾曲形状の可動接点1
4はステム15の下面中央の突起15aによりそ
の中央部を下方に押圧される。そして、中央の固
定接点12に可動接点14が接触し、固定接点1
2,13が導通してスイツチがオンとなる。ステ
ム15の押圧を解除すると、可動接点14は元の
湾曲形状に復帰し、固定接点12,13は非導通
となりスイツチはオフとなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上に説明したような従来のタクトスイツチに
おいては、可動接点14がステム15により押圧
され変形する際にクリツク感触を生じる。しかし
このような構造では、ステム15が押され可動接
点14が固定接点12に接触するまでの移動量は
例えば0.3mm程度、作動力は例えば100〜260gf
程度の僅小値であるため、次のような、問題が生
じる。
このタクトスイツチをカーステレオの操作部
(例えば、PLAY、REW、FF等)として用い
た場合、運転中にスイツチを操作すると、車両
の振動のために軽くタツチしただけでもスイツ
チ・オンとなつてしまい、操作者はスイツチを
押したという確かな押圧感触が得られない。
近年、車両のスピードを一定(例えば60m/
h)に保つためにオートドライブ装置が採用さ
れるようになつて来ているが、このオートドラ
イブの操作部として上記タクトスイツチを用い
た場合は、ドライバー自身がこれを操作しなけ
ればならない。従つて、前述のように押圧感触
が操作者に伝わらない場合は非常に危険であ
り、運転に支障を来すおそれがある。
本考案は、以上のような従来のタクトスイツチ
の問題点に鑑み、移動量及び作動力を或る程度確
保して操作者に充分な押圧感触を与えることがで
きる押釦スイツチを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の押釦スイ
ツチは、ケース内底面に固定接点を有し、この固
定接点上に載置された可動接点と、この可動接点
を上方より押圧可能で、且つ、周縁部がケース内
側壁に摺動自在に配置されて成るステムとを備え
てなる押釦スイツチにおいて、 前記可動接点とステムとの間に中央に開口部を
有し、上端部がステムの底部に、下端部が可動接
点の外周縁部上に配置された可撓性部材を介装
し、前記ステムには前記可撓性部材の開口部を介
して可動接点の中央部と対向する中央突起とを備
え、ステムの押圧時に、ステムの内底面に位置す
る可撓性部材を弾性変形させると共に、中央突起
により可動接点を押圧するように構成している。
〔作用〕
本考案は、ステムの周縁部をケース内側壁に摺
動自在に配置して成る押釦スイツチにおいて、ス
テムと可動接点との間に中央に開口部を有する可
撓性部材を介装し、可撓性部材の上端部をステム
底部に位置させ、また、可撓性部材の下端部を可
動接点の外周縁部上に位置するように構成してい
るので、可撓性部材は初期状態においてステムと
可動接点間に弾性力をもつて圧接された状態にお
いて保持されることとなる。よつてステムを押圧
すると、可撓性部材により可動接点の周縁部を押
圧しつつ任意の作動力を得ながらステムの中央突
起により可動接点が押圧されることとなり、ステ
ムの押圧操作性及び作動力が安定する。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づき、本考案の
押釦スイツチの構成をさらに詳細に説明する。
第1図は本考案の押釦スイツチの一実施例を示
した縦断面図である。図において、1は合成樹脂
材により形成されたケースで、その内底面には導
電金属材よりなる固定接点2及び3がインサート
成形により固定設置されている。固定接点2はケ
ース1内底面中央部に、固定接点3は同周縁部に
設けられたものである。固定接点2,3上には椀
形に中央部が上方に湾曲した形状の導電金属材製
の可動接点4が載置されている。
また、可動接点4上には、ゴム等の可撓性材料
により形成された環状部材5が載置され、さらに
この環状部材5の上方にはステム6が配設されて
いる。第2図は環状部材5の平面図、第3図はス
テム6の底面図である。環状部材5は中央に開口
部5aを有し、この周囲が環状突起5bとなつて
いる。ステム6は、その下面の中央部に中央突起
6aを、また周縁部に外部環状突起6bを有して
いる。ステム6の上方移動を阻止するように、ケ
ース1上面には押え板7が取り付けられている。
この押え板7は、ケース1から突出した突起1a
に押え板7の挿入孔を挿入し、突起1aをカシめ
て固定したものである。
上記のように構成された本考案の押釦スイツチ
を操作する場合、操作パネル等に取り付けられた
キートツプ(図示しない)を押圧するとステム6
が押圧され、環状部材5の環状突起5bが下方へ
撓む。その後、ステム6の中央突起6aが環状部
材5の開口部5aを通じて可動接点4を押圧し、
固定接点2,3が可動接点4を介して導通してス
イツチがオンとなる。なおこのとき、ステム6の
外部環状突起6bは環状部材5のフランジ部5c
を押圧し、可動接点4の周縁部の浮上りを防ぐ。
このように、可撓性環状部材5の環状突起5a
を撓ませることにより、ステム6の移動量及び作
動力が確保され、操作者に充分な押圧感触が与え
られる。ちなみに、本実施例における移動量は1
〜1.5mm程度、作動力は300〜500gf程度である。
なお、上記実施例においては、可撓性部材及び
ステムが円環状に形成されているが、本考案はこ
の形状に限定されるものではなく、他の任意の形
状(例えば長方形状、正方形状等)とすることが
できる。
更に、上記実施例においては可撓性部材5の周
囲にフランジ部5cを設け、このフランジ部5c
を外部感情突起6bにより押圧する構成である
が、これは一例であり、他の構成でもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の押釦
スイツチは、ステムと可動接点との間に可撓性部
材を介在し、ステム押圧時に可撓性部材を押圧す
ると共に、可動接点を下方に弾圧しつつ可撓性部
材が撓みステムの中央突起により可動接点を押圧
することとなるので、可撓性部材は初期状態にお
いて確実に固定されるので、押釦スイツチの押圧
ストロークを確保することできる。
また、可撓性部材のバネ力を任意に設定するこ
とができ、操作者に十分な押圧作動力を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の押釦スイツチの一実施例を示
す縦断面図、第2図はその可撓性環状部材の平面
図、第3図はそのステムの底面図、第4図は従来
の押釦スイツチの一例を示す縦断面図である。 1……ケース、2,3……固定接点、4……可
動接点、5……可撓性環状部材、5a……開口
部、6……ステム、6a……中央突起、6b……
外部環状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース内底面に固定接点を有し、この固定接点
    上に載置された可動接点と、 この可動接点を上方より押圧可能で、且つ、周
    縁部がケース内側壁に摺動自在に配置されて成る
    ステムとを備えてなる押釦スイツチにおいて、 前記可動接点とステムとの間に中央に開口部を
    有し、上端部がステムの底部に、下端部が可動接
    点の外周縁部上に配置された可撓性部材を介装
    し、前記ステムには前記可撓性部材の開口部を介
    して可動接点の中央部と対向する中央突起とを備
    え、ステムの押圧時に、ステムの内底面に位置す
    る可撓性部材を弾性変形させると共に、中央突起
    により可動接点を押圧するように構成したことを
    特徴とする押釦スイツチ。
JP1987052208U 1987-04-07 1987-04-07 Expired - Lifetime JPH0538500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987052208U JPH0538500Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987052208U JPH0538500Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63159226U JPS63159226U (ja) 1988-10-18
JPH0538500Y2 true JPH0538500Y2 (ja) 1993-09-29

Family

ID=30877173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987052208U Expired - Lifetime JPH0538500Y2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07

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JP (1) JPH0538500Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56170838U (ja) * 1980-05-20 1981-12-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63159226U (ja) 1988-10-18

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