JPH0329856Y2 - - Google Patents

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JPH0329856Y2
JPH0329856Y2 JP12144488U JP12144488U JPH0329856Y2 JP H0329856 Y2 JPH0329856 Y2 JP H0329856Y2 JP 12144488 U JP12144488 U JP 12144488U JP 12144488 U JP12144488 U JP 12144488U JP H0329856 Y2 JPH0329856 Y2 JP H0329856Y2
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insulating
protrusion
dome
shaped structure
tilting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は新規かつ改良された押釦スイツチ、特
には各種キーボードー装置に適合して有用な押釦
スイツチの構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、卓上式電子計算器などのキーボード装置
における押釦スイツチの1つとして、たとえば第
2図に示すように、所定の固定接点電極21なら
びに所要の回路配線を施してなるプリント回路基
板22上に、絶縁性ゴムシート状体からなり、上
記固定接点21に対応してその下面に導電性ゴム
からなる可動接点23を担持一体化したドーム状
構造の押圧制御部材24を組み合わせてなる構造
の押釦スイツチが広く採用されており、この構造
の押釦スイツチでは、押圧制御部材のキートツプ
部分25を押圧することにより、ドーム状構造体
の環状薄肉部26が変形し、可動接点23が固定
接点電極間を短絡するようになつている。
(解決すべき課題) しかしながら、かかる構造の押釦スイツチで
は、そのキートツプ部分25の周縁部の一部を片
寄つた状態で押圧するときは、キートツプ25が
押し込まれる位置、すなわち、ドーム状構造体に
おいて最も大きな弾性変形の起きる環状薄肉部2
6の座屈位置が異なり、常に一定した弾性変形が
起きないため、操作者は不安定な感触を得るばか
りか、可動接点23と固定接点21との接触が極
めて不安定な状態となり、ひいてはチヤタリン
グ、バウンシング、誤作動、接触不良などにつな
がるという欠点があつた。また、上記欠点を解消
する目的で、ドーム状構造体の環状薄肉部26の
厚みを一つの母線方向に偏つて厚くすることによ
り、キートツプ25を定まつた方向に押し込ませ
る工夫がなされているようであるが、この場合押
し込まれる部分は必ずしも特定されず、かえつて
操作者に不安定な感触をつのらせているのが実情
である。なお、図中28はキーボード装置のケー
シング部材あるいはアツパーボードである。
(課題を解決すべき手段) 本考案は、上記不利、欠点を解決してなる新規
かつ改良された押釦スイツチを提供するものであ
つて、これは固定接点を設けた基板と、その下面
の該固定接点と対向する位置に可動接点を設けた
可撓性シート、絶縁性材料からなるスペーサーお
よび絶縁性エラストマー材料からなるドーム状構
造体とからなり、このドーム状構造体にはその天
井部下面で該可動接点の上方の位置に絶縁性突出
部とこの絶縁性突出部から水平方向に離れた位置
にこの絶縁性突出部の下面よりも下方に下端面が
位置するリブ状の傾動用突出部を設けてなること
を特徴とするものである。
(作用) 以下、これを添付図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案になる押圧スイツチの代表的実
施例の縦断面図を示すものであり、図面から明ら
かなように、この押釦スイツチ1は固定接点電極
10を有する回路基板11、その下面の該固定接
点と対向する位置に可動接点8を有する可撓性シ
ート7、絶縁性材料からなるスペーサー9および
絶縁性エラストマー材料からなるドーム状構造体
2とからなり、このドーム状構造体2にはその天
井部3の下面で該可動接点の上方の位置に絶縁性
突出部4とこの絶縁性突出部から水平方向に離れ
た位置にこの絶縁性突出部の下面より下方に下端
面が位置するリブ状の傾動用突出部5を設けてな
るものであり、このものはドーム状構造体2の天
井部3を押圧すると絶縁性突出部4が下降して可
撓性シート7を押圧する。そして、この可撓性シ
ート7は押圧されるとこれが絶縁性材料からなる
スペーサー9の開口を通じて下方に押し下げられ
るので、これによつて可動接点8が回路基板11
上の固定接点電極10と接しこの回路がとじられ
るようにされている。
この場合、絶縁性突出部4の片側に設けられて
いるリブ状の傾動用突出部5は絶縁性突出部4の
下面よりも下方にその下端面が位置するような長
さのものとされているので、キートツプ部6を押
圧して絶縁性突出部4を降下させるとまず第1図
bに示したようにこの傾動用突出部5が可撓性シ
ート7に接触し、さらにキートツプ部6の押圧を
続けると第1図cに示したようにこのドーム状構
造体2も傾動用突出部5を支点として傾斜し、こ
の傾動用突出部5の傾斜と共に絶縁性突出部4も
傾動しはじめた状態となり、さらにキートツプ部
6を押圧するとつぎに第1図dに示したように絶
縁性突出部4が可撓性シート7と接触してこれを
押し下げ、押圧を続けると第1図eに示したよう
に、この可撓性シート7の下部に設けられている
可動接点8が固定接点極10と接して回路が閉じ
られることになる。
なお、第1図に示されている絶縁性突出部4は
可撓性シート7との接触面を平坦としたものが、
傾動用突出部5は先端が傾斜したものが例示され
ているが、この絶縁性突出部4はその接触面が図
示したものに限らず、弯曲面ないしは球面、平面
その他任意の形状とされていてもよく、傾動用突
出部5は絶縁性突出部4を傾動させることが必要
とされるので図示した様な傾動に伴つて内側に傾
斜しやすいような形状が好ましい。また、第1図
ではドーム状構造体2の内側に設けられる傾動用
突出部5は1個とされているが、これはドーム状
構造体を傾動させるために複数個として片側に片
寄つた状態としてもよいし、あるいはこれを複数
列に設けてもよい。さらに、この傾動用突出部5
は押釦操作時にこれを支点としてドーム状構造体
2を傾斜させ、弾性変形させるものであるから、
これは絶縁性突出部4から水平方向に離れた位置
にこの絶縁性突出部4の下面よりも下方にその下
端面が位置するようにされているが、絶縁性突出
部4がクツシヨン性を有する、例えば発泡性構造
体で作られているか、あるいはクツシヨン層を介
してドーム状構造体の天井部下面に取りつけられ
ているような場合には、この傾動用突出部5はそ
れよりも硬度の大きなものとするのが好ましい。
(考案の効果) 本考案の押釦スイツチは傾動用突出部を支点と
して絶縁性突出部が可動接点を押すので、この押
す位置が安定し、ミスメークを防止できるばかり
でなく、これは従来からある押圧制御部材に傾動
用突出部を設けただけなので、簡単に作ることが
でき、かつ製作コストも安いという利点がある。
また、このものは押釦スイツチの操作者がドー
ム状構造体の天井部を押すと、傾動用突出部が可
撓性シートと接触し、ここを支点として絶縁性突
出部が傾斜して可撓性シートを押し下げ、可動接
点が固定接点電極と接して回路が閉じられるの
で、操作者は天井部を一方向に押すだけでよく、
したがつて軽快で安定した操作感覚になるという
利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の押釦スイツチの縦断面図を
示したものであり、第1図b〜第1図eはこの押
釦スイツチの押圧工程におけるスイツチの作動を
示した縦断面図、第2図は従来公知の押釦スイツ
チの縦断面図を示したものである。 1……押釦スイツチ、2……ドーム状構造体、
3……天井部、4……絶縁性突出部、5……傾動
用突出部、6,25……キートツプ部、7……可
撓性シート、8,23……可動接点、9……スペ
ーサー、10,21……固定接点電極、11,2
2……回路基板、24……押圧制御部材、26…
…環状薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定接点を設けた基板、その下面の該固定接点
    と対向する位置に可動接点を設けた可撓性シー
    ト、絶縁性材料からなるスペーサーおよび絶縁性
    エラストマー材料からなるドーム状構造体とから
    なり、このドーム状構造体にはその天井部下面で
    該可動接点の上方の位置に絶縁性突出部とこの絶
    縁性突出部から水平方向に離れた位置にこの絶縁
    性突出部の下面よりも下方に下端面が位置するリ
    ブ状の傾動用突出部を設けてなることを特徴とす
    る押釦スイツチ。
JP12144488U 1988-09-16 1988-09-16 Expired JPH0329856Y2 (ja)

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JPH01119130U JPH01119130U (ja) 1989-08-11
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