JPH0648592B2 - 磁気テープの巻き取り装置 - Google Patents

磁気テープの巻き取り装置

Info

Publication number
JPH0648592B2
JPH0648592B2 JP2154704A JP15470490A JPH0648592B2 JP H0648592 B2 JPH0648592 B2 JP H0648592B2 JP 2154704 A JP2154704 A JP 2154704A JP 15470490 A JP15470490 A JP 15470490A JP H0648592 B2 JPH0648592 B2 JP H0648592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
speed
reel
winding
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2154704A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0448483A (ja
Inventor
将一 松本
晴男 中野
Original Assignee
オタリ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オタリ株式会社 filed Critical オタリ株式会社
Priority to JP2154704A priority Critical patent/JPH0648592B2/ja
Publication of JPH0448483A publication Critical patent/JPH0448483A/ja
Publication of JPH0648592B2 publication Critical patent/JPH0648592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープを長尺に巻いた供給リールから、
予め設定した長さだけ巻き取りリールに巻くための磁気
テープの巻き取り装置に関するもので、磁気テープのカ
セットを製造する工程に用いて有用な磁気テープの巻き
取り装置に関するものである。
〔従来の技術〕
磁気テープのカセットを製造するには、巻き取り工程と
いう工程が含まれる。この巻き取り工程は、磁気テープ
を長尺に巻いた供給リールから、カセットに内蔵する小
型の巻き取りリールに、予め決められた長さだけ巻き取
るという工程である。
この工程に関する装置としては、実公昭63−7984(G1
1B 23/113)には、この巻き取り工程を自動的に処
理するための、テープ自動巻き取り装置が示されてい
る。この装置は、磁気テープを長尺に巻いた供給リール
を駆動する供給手段や、予め設定した長さの磁気テープ
を、カセットに内蔵する巻き取りリールに巻くためにリ
ールを駆動する巻き取り手段を備えている。そして、こ
こに示された巻き取り装置は、巻き取りリールに磁気テ
ープを巻くときに、磁気テープの巻き乱れを生じないよ
うに、リールを上下一対のフランジで挟むようにしてい
る。リールの両側をフランジで挟むと、そのリールに巻
かれる磁気テープのエッジは、フランジに接触しながら
巻かれることにある。その結果、磁気テープは、幅方向
のふらつきがなくなり、整然と巻かれる。この装置で巻
かれる磁気テープは、巻き取りリールに近い部分が、リ
ーダーテープになっている。すなわち、巻き取りリール
には、最初にリーダーテープの部分が巻かれ、引き続き
リーダーテープに予めスプライスされている磁気テープ
が巻かれる。
一方、上述のような巻き取り装置での一般的な課題は、
巻き取りリールに磁気テープを巻く場合に、いかにして
磁気テープにダメージを与えない範囲で、しかも高速で
巻き取りを行うかということである。特開昭61−172243
(G11B 15/46)には、前述の巻き取り装置での、磁
気テープの速度制御について記載されている。ここに開
示された技術によれば、磁気テープの速度は、予め生成
された、速度制御曲線に、磁気テープの走行速度が一致
するように制御される。その速度制御曲線は、最初は徐
々に上昇し、途中からほぼ一定の速度となり、停止する
直前に、徐々に減速するような曲線になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の磁気テープの巻き取り装置では、磁気テープの速
度を急速に上昇させようとすると、巻き取りリールに係
止されているリーダーテープの部分に巻き乱れが生じる
という問題があった。この原因は、巻き取りリールの両
側を挟んでいるフランジとの摩擦係数が、リーダーテー
プと磁気テープで異なるところにある。
すなわち、巻き取りリールには、最初はリーダーテープ
が巻かれ、引き続いて磁気テープが巻かれる。巻き取り
リールは、その両側が、フランジで挟まれている。リー
ダーテープと磁気テープは、エッジをフランジに接触し
ながら巻かれる。リーダーテープに対するフランジの摩
擦係数は、磁気テープよりも大きい。もし、巻き取りリ
ールを磁気テープが整然と巻けるぎりぎりの範囲内で、
最初から急速に高速回転させると、リーダーテープは、
まだ巻き取りリールの外周に十分巻き付いておらず、か
なり膨らんだ状態にある。その結果、磁気テープの部分
は、整然と巻かれるが、巻き取りの最初の部分にあるリ
ーダーテープには、巻き乱れが生じる。しかし、巻き取
りリールの加速をリーダーテープが整然と巻かれる範囲
に設定すると、1つの巻き取りリールを巻くための時間
が長くなり、サイクルタイムが短縮されない。
本発明は、巻き取りリールに磁気テープを巻く場合に、
最初にリーダーテープがあっても、サイクルタイムを短
くすることのできる磁気テープの巻き取り装置を得ると
ころにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の課題を解決するために、供給リールか
ら供給され、リーダーテープによって先導される磁気テ
ープを巻き取りリールに巻き取るためのテープ巻き取り
装置において、前記巻き取りリールを駆動する巻き取り
モータと、前記巻き取りモータを駆動するモータ駆動手
段と、前記磁気テープの速度の基準となる速度基準信号
を生成するための速度基準手段と、前記速度基準信号に
基づいて、前記磁気テープの走行速度が決まるように、
前記モータ駆動手段にモータ駆動信号を供給する速度制
御手段と、前記速度基準手段を制御する制御手段を含ん
でおり、前記速度基準手段によって生成する前記速度基
準信号は、前記磁気テープの走行速度が、第1の加速段
階と、前記第1の加速段階に引き続き、前記第1の加速
段階よりも急速に加速する第2の加速段階を経て加速さ
れるように生成することを特徴とする磁気テープの巻き
取り装置としたものである。
〔作用〕
以上のように構成すれば、磁気テープの走行速度は、速
度基準手段の発生する速度基準信号に基づいて動作す
る。速度制御手段によって制御される。速度基準手段
は、磁気テープの走行速度を加速するのに、2つの加速
の段階を設定する。すなわち、第1の加速の段階と、第
1の加速の段階よりも急激な第2の加速の段階である。
そして、第1の加速の段階では、巻き取りリールには、
リーダーテープの部分が巻かれ、第2の加速の段階にな
ってから、磁気テープが巻かれるようにする。そうする
ことによって、リーダーテープの部分は、整然とゆっく
り巻かれるにもかかわらず、磁気テープの部分は、高速
に巻くことができ、結果的に磁気テープを巻く場合のサ
イクルタイムを短くすることができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
図中1は、磁気テープである。磁気テープ1は、図示し
ない供給リールから、図面の左から右に向かって供給さ
れる。2は、リーダーテープである。リーダーテープ2
は、磁気テープ1とスプライシングテープ3によってス
プライスされている。4は、巻き取りリールである。5
は、巻き取りモータである。巻き取りリール4は、巻き
取りモータ5の回転軸6に装着されている。7は、下側
フランジであり、8は、上側フランジである。フランジ
7及び8は、円盤上の形をしており、巻き取りリール4
を両側から挟んでおり、巻き取りモータ5によって、巻
き取りリール4と一体となって回転駆動される。リーダ
ーテープ2の先導端は、巻き取りリール4に係止されて
いる。従って、巻き取りリール4が回転すると、巻き取
りリール4の外周には、まずリーダーテープ2が巻か
れ、引き続き磁気テープ1が巻き取られる。9は、モー
タ駆動手段である。モータ駆動手段9は、巻き取りモー
タ5を駆動する。10は、速度基準手段である。11は、制
御手段である。速度基準手段10は、制御手段11の制御に
よって、磁気テープ1の走行速度の基準となる速度基準
信号を生成する。12は、速度制御手段である。速度制御
手段12は、磁気テープ1の走行速度を検出する速度検出
手段13、速度検出手段13の発生する磁気テープ1の走行
速度に応じた信号を電圧に変換する周波数電圧変換手段
(F/Vコンバータ)14及び周波数電圧変換手段14の出
力と速度基準手段10の出力を比較する比較手段15から構
成されている。速度検出手段13は、回転ローラ16と、タ
コジェネレータ17から構成されている。回転ローラ16
は、磁気テープ1と接触していて、磁気テープ1の走行
とともに回転する。タコジェネレータ17は、回転ローラ
16の回転速度に応じた周期の信号を発生する。周波数電
圧変換手段14は、タコジェネレータ17の出力信号を電圧
に変換する。比較手段15は、周波数電圧変換手段14から
出力される磁気テープ1の走行速度に応じた電圧と、速
度基準手段10の発生する速度基準電圧を比較し、差に応
じた電圧を出力する。
第2図は、第1図に示した速度基準手段10の詳細な構成
を示す回路図である。図中18,19は、電圧源である。電
圧源18,19によって端子20にはプラスの極性が、端子21
には、マイナスの極性が加えられる。22,23及び24は、
抵抗である。抵抗22は、端子20に、抵抗23及び24は、端
子21に接続されている。25,26及び27は、アナログスイ
ッチである。アナログスイッチ25,26及び27は、それぞ
れ制御端子28,29及び30に入力される制御信号に応じて
開閉する。31は、オペアンプであり、32は、コンデンサ
である。コンデンサ32は、オペアンプ31の反転入力端子
と出力端子の間に接続されている。オペアンプ31の非反
転入力端子は、接地されている。また、オペアンプ31の
反転入力端子には、アナログスイッチ25,26及び27の出
力が接続されている。制御端子28,29及び30は、第1図
に示した制御手段11に接続される。制御手段11は、アナ
ログスイッチ25,26及び27の開閉を制御する。アナログ
スイッチ25,26及び27の開閉によって、オペアンプ31
は、抵抗22とコンデンサ32、抵抗23とコンデンサ32ある
いは抵抗24とコンデンサ32で、積分回路を構成する。ア
ナログスイッチ26または27が閉じると、オペアンプ31の
出力端子33の電圧は、アナログスイッチ26または27が閉
じている時間だけ、プラス方向に徐々に上昇する。アナ
ログスイッチ25が閉じると、出力端子33の電圧は、アナ
ログスイッチ25が閉じている時間だけ、徐々にマイナス
方向に減少する。なお、抵抗24の値は、抵抗23の値より
も大きい。従って、アナログスイッチ26とアナログスイ
ッチ27が閉じているときでは、出力端子33の電圧の上昇
の仕方は異なる。アナログスイッチ27を閉じたときのほ
うが、アナログスイッチ26を閉じたときよりも、電圧の
上昇はゆるやかであある。
第3図は、上述の実施例の構成の動作を説明するもので
ある。第3図の縦軸は、速度基準手段10の出力である速
度基準信号を示し、横軸は、時間の経過を示す。なお、
磁気テープ1の走行速度は、速度基準信号の値に対応し
ている。
まず、制御手段11は、速度基準手段10のアナログスイッ
チ27を閉じる。そうすると、オペアンプ31の出力端子33
の電圧は、ゆっくりと上昇をはじめる。アナログスイッ
チ27を閉じてから時刻がAになったときに、制御手段11
は、アナログスイッチ27を開いて、直ちにアナログスイ
ッチ26を閉じる。そうすると、出力端子33の電圧は、時
刻Aまでよりも急速に上昇をはじめる。そして、時刻B
に至ったならば、アナログスイッチ26を開く。そうする
と、出力端子33の電圧は、時刻Bのときのままで維持さ
れる。さらに、時刻Cに至ったならば、制御手段11は、
アナログスイッチ25を閉じる。そうすると、出力端子33
の電圧は、時間の経過とともに減少する。アナログスイ
ッチ25は、最終時刻Fに至る途中の時刻Dで一旦開か
れ、再び時刻Eで閉じられる。これは、磁気テープ1の
走行を、時刻Fで安定して停止させるためである。
以上の説明のように、制御手段11は、磁気テープ1の走
行速度の基準となる速度基準信号を、加速のときに、時
刻Aまでの、ゆっくりした加速の第1の加速段階と、時
刻AからBまでの、第1の加速手段よりも急速な加速の
第2の段階を経るように制御する。この時刻Aまでの第
1の加速段階は、第1図に示すリーダーテープ2が、巻
き取りリール4に完全に巻かれる段階であり、時刻Aか
らBまでは、磁気テープ1が巻き取りリール4に巻かれ
るときの加速の段階である。
かくして、第1の加速段階では巻き取りリール4にはリ
ーダーテープ2の部分が巻かれ、第2の加速段階では磁
気テープ1が巻かれる。すなわちリーダーテープ2の部
分は整然かつゆっくり巻かれるのに対し、磁気テープ1
の部分は高速で巻くことができ、結果的に磁気テープ1
を巻く場合のサイクルタイムを短縮することができる訳
である。
なお、本発明は、以上に述べた第1の実施例の他に、多
数の実施例が考えられる。例えば、第1の実施例では、
制御手段11は、時間のみによって、速度基準手段10の制
御を行う例を示したが、速度制御手段12の速度検出手段
13の出力信号を積算するカウンターを用意して、カウン
ターの積算の値によって、制御するようにしてもよい。
〔効果〕 以上のように、本発明を実施すれば、巻き取りリールに
磁気テープを巻く場合に、最初にリーダーテープがあっ
ても、サイクルタイムを短くすることのできる磁気テー
プの巻き取り装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図に示すブロック図における速度基準手段の詳細を
示す回路図、第3図は磁気テープの走行速度に対応する
速度基準信号の値と時間との関係を示すグラフである。 1……磁気テープ、2……リーダーテープ、4……巻き
取りリール、5……巻き取りモータ、9……モータ駆動
手段、10……速度基準手段、11……制御手段、12……速
度制御手段、13……速度検出手段、14……周波数電圧変
換手段、15……比較手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給リールから供給され、リーダーテープ
    によって先導される磁気テープを巻き取りリールに巻き
    取るためのテープ巻き取り装置において、 前記巻き取りリールを駆動する巻き取りモータと、 前記巻き取りモータを駆動するモータ駆動手段と、 前記磁気テープの速度の基準となる速度基準信号を生成
    するための速度基準手段と、 前記速度基準信号に基づいて、前記磁気テープの走行速
    度が決まるように、前記モータ駆動手段にモータ駆動信
    号を供給する速度制御手段と、 前記速度基準手段を制御する制御手段とをを含んでお
    り、 前記速度基準手段によって生成する前記速度基準信号
    は、前記磁気テープの走行速度が、第1の加速段階と、
    前記第1の加速段階に引き続き、前記第1の加速段階よ
    りも急速に加速する第2の加速段階を経て加速されるよ
    うに生成することを特徴とする磁気テープの巻き取り装
    置。
JP2154704A 1990-06-12 1990-06-12 磁気テープの巻き取り装置 Expired - Fee Related JPH0648592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2154704A JPH0648592B2 (ja) 1990-06-12 1990-06-12 磁気テープの巻き取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2154704A JPH0648592B2 (ja) 1990-06-12 1990-06-12 磁気テープの巻き取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0448483A JPH0448483A (ja) 1992-02-18
JPH0648592B2 true JPH0648592B2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=15590132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2154704A Expired - Fee Related JPH0648592B2 (ja) 1990-06-12 1990-06-12 磁気テープの巻き取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648592B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0448483A (ja) 1992-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6231417B2 (ja)
JPS6317063Y2 (ja)
JPH0648592B2 (ja) 磁気テープの巻き取り装置
JPS63224063A (ja) テ−プロ−デイング装置
JPH028383B2 (ja)
JP2565227B2 (ja) テ−プロ−デイング装置
JPH06176534A (ja) テープ巻き取り装置
JPS6240682A (ja) テ−プ巻き取り装置
JPS59210557A (ja) 磁気記録再生装置
JP2679120B2 (ja) テープレコーダ
JP2635625B2 (ja) 磁気テープ駆動装置
JPS5834592Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS6028054A (ja) 磁気記録再生装置
JPH021714Y2 (ja)
JPS5957862A (ja) コア線巻取ボビンの巻不良防止装置
JPH0664782B2 (ja) テープ走行制御装置
JPS5932377A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04195841A (ja) テープ走行制御装置
JPS61145754A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0213383B2 (ja)
JPS5940344A (ja) テ−プリ−ル駆動装置
JPS63175252A (ja) リ−ル制御装置
JPS5856252A (ja) テ−プレコ−ダ
JPH09117177A (ja) 回転速度制御装置
JPH0580065B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees