JPH064812Y2 - コンパクト容器 - Google Patents
コンパクト容器Info
- Publication number
- JPH064812Y2 JPH064812Y2 JP9963988U JP9963988U JPH064812Y2 JP H064812 Y2 JPH064812 Y2 JP H064812Y2 JP 9963988 U JP9963988 U JP 9963988U JP 9963988 U JP9963988 U JP 9963988U JP H064812 Y2 JPH064812 Y2 JP H064812Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- lid
- container body
- lower plate
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はコンパクト容器の解錠機構に係る。
「従来の技術」 コンパクト容器は、通常上面開口の容器本体と、該容器
本体後部へ蓋体後部を枢着させて、容器本体上面を開閉
自在に閉塞する蓋体とを有し、容器本体前部に付設した
係合突条下面に蓋体前部から垂設したフックを係合させ
て蓋体閉塞状態を保持させ、又容器本体前壁に穿設した
凹部内へ回動子を枢着して、該回動子の前面下部を後方
へ押込むと、該回動子一部が蓋体ないし上記フック下端
を押上げて上記係合突条に対するフックの係合が解錠す
るよう設けている。
本体後部へ蓋体後部を枢着させて、容器本体上面を開閉
自在に閉塞する蓋体とを有し、容器本体前部に付設した
係合突条下面に蓋体前部から垂設したフックを係合させ
て蓋体閉塞状態を保持させ、又容器本体前壁に穿設した
凹部内へ回動子を枢着して、該回動子の前面下部を後方
へ押込むと、該回動子一部が蓋体ないし上記フック下端
を押上げて上記係合突条に対するフックの係合が解錠す
るよう設けている。
「考案が解決しようとする課題」 容器本体前面に凹部を設けて該凹部内へ回動子を枢着さ
せ、該回動子の下部前面を下後方へ押込み回動させるこ
とで、該回動子一部が蓋体等を押上げ、該押上げにより
容器本体と蓋体との係合が解錠されるよう設けた従来の
コンパクト容器は、回動子枢着部から蓋体等との接触部
分までよりもその枢着部から回動子下端までの距離を大
にすることで、梃の原理を応用し、開蓋を容易とする
が、このように、上記枢着部から回動子下端までの距離
を大とするためには容器本体の高さを比較的大とする必
要があった。
せ、該回動子の下部前面を下後方へ押込み回動させるこ
とで、該回動子一部が蓋体等を押上げ、該押上げにより
容器本体と蓋体との係合が解錠されるよう設けた従来の
コンパクト容器は、回動子枢着部から蓋体等との接触部
分までよりもその枢着部から回動子下端までの距離を大
にすることで、梃の原理を応用し、開蓋を容易とする
が、このように、上記枢着部から回動子下端までの距離
を大とするためには容器本体の高さを比較的大とする必
要があった。
本案は容器本体の高さが低くても、容器本体と蓋体との
係合を容易に解錠出来るよう設けたものである。
係合を容易に解錠出来るよう設けたものである。
「課題を解決するための手段」 上面開口の容器本体１と、該容器本体の後部へ蓋体後部
を枢着させて、容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体
２と、これ等容器本体と蓋体との各前部に、前面および
上下を開口してかつ上下に連通して穿設された第一、第
二凹部３，４内へ装着された解錠部材８とを主要部材と
なし、容器本体に穿設した第一凹部の後方壁面に係合突
条６を付設して、該係合突条下面に蓋体２前部から垂設
したフック７を係合させ、上記解錠部材８は、蓋体２の
第二凹部４内へ上板９を嵌着すると共に、該上板下面か
ら垂下する間隙保持板10下端にヒンジ11を介して下板12
を、そのヒンジから下板後端までよりも下板前端までの
距離を大に、かつ下板後端部を第一凹部３の後方壁面下
部から前方へ突出する台板５上へ載置して連結させ、上
記ヒンジ11を中心に前部が上昇する下板12の回動によ
り、下板後端部を支点として蓋体２前部が押上げられ、
該押上げにより上記係合突条６に対するフック７の係合
が離脱可能に形成させた。
を枢着させて、容器本体上面を開閉自在に閉塞する蓋体
２と、これ等容器本体と蓋体との各前部に、前面および
上下を開口してかつ上下に連通して穿設された第一、第
二凹部３，４内へ装着された解錠部材８とを主要部材と
なし、容器本体に穿設した第一凹部の後方壁面に係合突
条６を付設して、該係合突条下面に蓋体２前部から垂設
したフック７を係合させ、上記解錠部材８は、蓋体２の
第二凹部４内へ上板９を嵌着すると共に、該上板下面か
ら垂下する間隙保持板10下端にヒンジ11を介して下板12
を、そのヒンジから下板後端までよりも下板前端までの
距離を大に、かつ下板後端部を第一凹部３の後方壁面下
部から前方へ突出する台板５上へ載置して連結させ、上
記ヒンジ11を中心に前部が上昇する下板12の回動によ
り、下板後端部を支点として蓋体２前部が押上げられ、
該押上げにより上記係合突条６に対するフック７の係合
が離脱可能に形成させた。
「作用」 第１図が示す状態から、解錠部材８の上板９の前部上面
と下板12の前部下面とに指を当て、強く摘めば、下板12
はヒンジ11を中心として回動し、後端部下面が台板５上
面に接しているため、その後端部を支点として解錠部材
８が、従って蓋体２前部が押上げられて蓋体前部から垂
下して容器本体前部の係合突条６下面に係合するフック
７が外されて解錠するから、そのまゝ蓋体２を開けばよ
い。蓋体閉塞でフック７は再び係合突条６下面へ係合し
て施錠される。
と下板12の前部下面とに指を当て、強く摘めば、下板12
はヒンジ11を中心として回動し、後端部下面が台板５上
面に接しているため、その後端部を支点として解錠部材
８が、従って蓋体２前部が押上げられて蓋体前部から垂
下して容器本体前部の係合突条６下面に係合するフック
７が外されて解錠するから、そのまゝ蓋体２を開けばよ
い。蓋体閉塞でフック７は再び係合突条６下面へ係合し
て施錠される。
「実施例」 １は上面開口の容器本体、２はその容器本体上面を閉塞
する蓋体で、それ等容器本体と蓋体とは各後縁部で枢着
させてある。
する蓋体で、それ等容器本体と蓋体とは各後縁部で枢着
させてある。
容器本体１と蓋体２との各前部の左右方向中間部には、
前面および上下両面を開口する第一、第二凹部３，４を
上下に連通させて穿設する。容器本体前部に穿設した第
一凹部３の後方壁面下部からは台板５を突出しており、
又その後方壁面上端部前面には係合突条６を付設してい
る。又第二凹部４やゝ後方の蓋体前部下面からはフック
７を垂下してその下端を上記係合突条６下面へ係合させ
て蓋体２の閉塞状態を保持するよう設けている。
前面および上下両面を開口する第一、第二凹部３，４を
上下に連通させて穿設する。容器本体前部に穿設した第
一凹部３の後方壁面下部からは台板５を突出しており、
又その後方壁面上端部前面には係合突条６を付設してい
る。又第二凹部４やゝ後方の蓋体前部下面からはフック
７を垂下してその下端を上記係合突条６下面へ係合させ
て蓋体２の閉塞状態を保持するよう設けている。
上記第一、第二凹部３，４内へは解錠部材８を装着させ
る。該装着部材は第二凹部４内へ嵌着させた上板９下面
から間隙保持板10を垂下し、該間隙保持板下端にヒンジ
11を介して第一凹部内へ嵌合させた下板12を連結するも
のであり、ヒンジ11から下板後端部までの距離よりも、
そのヒンジから下板前端部までの距離を大とし、かつ下
板後端部を既述台板５上へ載置している。上板９および
下板12はその前端から前壁9a,12aを垂下し、又下板前壁
12aの下端からは底板12bを後方へ突出している。上板前
壁9a下端と白板前端部上面との間には適宜間隙を設けて
おく。第二凹部４内への上板９の嵌着は、第二凹部後壁
面に盲穴13を穿設し、又上板９後面から突出するＬ字形
突子14,14を上記盲穴内へ嵌着させ、又第二凹部側壁面
に穿設した窪み15内へ上板側面に付設した突部16を嵌合
させて行っている。それ等突子および突部を第二凹部側
へ、又盲穴および窪みを上板へ設けて上板９を嵌着させ
ることも出来る。解錠部材８は、第１図の状態から上下
両板前部を図示のようにつまみ、ヒンジ11の屈折により
下板12前部を上板９前部下面に近づけることで下板後端
部を支点として解錠部材８が、又該部材の上板９は蓋体
２の第一凹部内へ嵌着させてあるから、該部材を介して
蓋体前部が押上げられ、該押上げにより既述係合突条６
とフック７との係合が外れて解錠するよう設けてある。
る。該装着部材は第二凹部４内へ嵌着させた上板９下面
から間隙保持板10を垂下し、該間隙保持板下端にヒンジ
11を介して第一凹部内へ嵌合させた下板12を連結するも
のであり、ヒンジ11から下板後端部までの距離よりも、
そのヒンジから下板前端部までの距離を大とし、かつ下
板後端部を既述台板５上へ載置している。上板９および
下板12はその前端から前壁9a,12aを垂下し、又下板前壁
12aの下端からは底板12bを後方へ突出している。上板前
壁9a下端と白板前端部上面との間には適宜間隙を設けて
おく。第二凹部４内への上板９の嵌着は、第二凹部後壁
面に盲穴13を穿設し、又上板９後面から突出するＬ字形
突子14,14を上記盲穴内へ嵌着させ、又第二凹部側壁面
に穿設した窪み15内へ上板側面に付設した突部16を嵌合
させて行っている。それ等突子および突部を第二凹部側
へ、又盲穴および窪みを上板へ設けて上板９を嵌着させ
ることも出来る。解錠部材８は、第１図の状態から上下
両板前部を図示のようにつまみ、ヒンジ11の屈折により
下板12前部を上板９前部下面に近づけることで下板後端
部を支点として解錠部材８が、又該部材の上板９は蓋体
２の第一凹部内へ嵌着させてあるから、該部材を介して
蓋体前部が押上げられ、該押上げにより既述係合突条６
とフック７との係合が外れて解錠するよう設けてある。
「考案の効果」 本案は既述構成とするもので、解錠部材８を構成する上
板と下板の各前部をつまむだけで容器本体に対する蓋体
フックの係合を外せるよう設けたからその操作を極めて
容易に行うことが出来、梃としての機能を有する下板12
はその前後方向中間よりも後方においてヒンジ11を介し
て上板９から垂下する間隙保持板10下端に連結させてあ
るから、従来のように梃の機能を高めるために容器本体
の高さを高くする必要は全くなく、従ってコンパクト容
器を薄くすることが出来、このようにして携帯便利なコ
ンパクト容器とすることが出来る。
板と下板の各前部をつまむだけで容器本体に対する蓋体
フックの係合を外せるよう設けたからその操作を極めて
容易に行うことが出来、梃としての機能を有する下板12
はその前後方向中間よりも後方においてヒンジ11を介し
て上板９から垂下する間隙保持板10下端に連結させてあ
るから、従来のように梃の機能を高めるために容器本体
の高さを高くする必要は全くなく、従ってコンパクト容
器を薄くすることが出来、このようにして携帯便利なコ
ンパクト容器とすることが出来る。
第１図は本案容器要部の拡大断面図、第２図はその分解
斜視図、第３図はその斜視図である。 １……容器本体、２……蓋体、８……解錠部材
斜視図、第３図はその斜視図である。 １……容器本体、２……蓋体、８……解錠部材
Claims (1)
- 【請求項１】上面開口の容器本体１と、該容器本体の後
部へ蓋体後部を枢着させて、容器本体上面を開閉自在に
閉塞する蓋体２と、これ等容器本体と蓋体との各前部
に、前面および上下を開口してかつ上下に連通して穿設
された第一、第二凹部３，４内へ装着された解錠部材８
とを主要部材となし、容器本体に穿設した第一凹部の後
方壁面に係合突条６を付設して、該係合突条下面に蓋体
２前部から垂設したフック７を係合させ、上記解錠部材
８は、蓋体２の第二凹部４内へ上板９を嵌着すると共
に、該上板下面から垂下する間隙保持板10下端にヒンジ
11を介して下板12を、そのヒンジから下板後端までより
も下板前端までの距離を大に、かつ下板後端部を第一凹
部３の後方壁面下部から前方へ突出する台板５上へ載置
して連結させ、上記ヒンジ11を中心に前部が上昇する下
板12の回動により、下板後端部を支点として蓋体２前部
が押上げられ、該押上げにより上記係合突条６に対する
フック７の係合が離脱可能に形成させたことを特徴とす
るコンパクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9963988U JPH064812Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9963988U JPH064812Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0222711U JPH0222711U (ja) | 1990-02-15 |
| JPH064812Y2 true JPH064812Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31326988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9963988U Expired - Lifetime JPH064812Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064812Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2905370B2 (ja) * | 1993-08-25 | 1999-06-14 | 古野電気株式会社 | 水中探知装置 |
| JP4825491B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2011-11-30 | 大王製紙株式会社 | 家庭用薄紙収納容器 |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP9963988U patent/JPH064812Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0222711U (ja) | 1990-02-15 |
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