JP2580753Y2 - 蓋体付き容器 - Google Patents
蓋体付き容器Info
- Publication number
- JP2580753Y2 JP2580753Y2 JP6361392U JP6361392U JP2580753Y2 JP 2580753 Y2 JP2580753 Y2 JP 2580753Y2 JP 6361392 U JP6361392 U JP 6361392U JP 6361392 U JP6361392 U JP 6361392U JP 2580753 Y2 JP2580753 Y2 JP 2580753Y2
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- Japan
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- lid
- bearing
- bearings
- pin shaft
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は化粧用のコンパクト容器
等、蓋体付きの容器に係る。
等、蓋体付きの容器に係る。
【０００２】
【従来の技術】例えばコンパクト容器は、容器本体と蓋
体とを共に後部で枢着し、容器本体前壁に付設した係合
突条に、蓋体前部から垂下するフックを係合させて蓋体
閉塞状態を保持させ、容器本体前壁に付設した押釦押込
みにより上記フックの係合が外れて開蓋できるよう設け
ている。
体とを共に後部で枢着し、容器本体前壁に付設した係合
突条に、蓋体前部から垂下するフックを係合させて蓋体
閉塞状態を保持させ、容器本体前壁に付設した押釦押込
みにより上記フックの係合が外れて開蓋できるよう設け
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記容器本体の押釦お
よび蓋体のフック等は、眼に触れ易い部分に設けられて
いるため外見上好ましくない。
よび蓋体のフック等は、眼に触れ易い部分に設けられて
いるため外見上好ましくない。
【０００４】本案は、容器本体と蓋体とを各後部で枢着
するピン軸にスプリング機能を持たせることで、閉塞時
には蓋体前部が容器本体前部に圧接すると共に、開蓋に
より蓋体が弾性反転してその開蓋状態が保てるよう設け
たものである。
するピン軸にスプリング機能を持たせることで、閉塞時
には蓋体前部が容器本体前部に圧接すると共に、開蓋に
より蓋体が弾性反転してその開蓋状態が保てるよう設け
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】容器本体後面の左右両部
から第１軸受けを、これ等第１軸受け間に蓋体後部から
第２軸受けを、それぞれ垂設してそれ等軸受けをピン軸
で枢着して、該ピン軸を中心とする回動で蓋体の開閉が
自在に設けた容器において、容器本体１は、後壁の左右
方向へ上面開口の長深溝４を穿設して該溝両端左右の後
壁両部分を第１軸受け５，５とすると共に、長深溝左右
方向中間の溝後壁部分と溝底壁部分とを切除して第２軸
受け回動用通路８となし、又蓋体９は、上記溝底壁の通
路８部分上方へ該通路巾とほぼ同一巾の第２軸受け12を
蓋体後部から垂設して、該第２軸受け12の後部下端の左
右両面後部から突出する係合軸13, 13を溝底壁７の後部
上面で支持させ、又第２軸受けと上記両第１軸受けとの
各中央部を枢着させたピン軸15の各軸受け間部分15ｃ,
15ｃを、長深溝４内へ弾性変形可能に露出させ、蓋体閉
塞状態では、上記係合軸13, 13が溝底壁７後部に、かつ
蓋体前部が容器本体前部にそれぞれ圧接してこのとき上
記軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃが弾性変形状態にあ
ることを、特徴とする。
から第１軸受けを、これ等第１軸受け間に蓋体後部から
第２軸受けを、それぞれ垂設してそれ等軸受けをピン軸
で枢着して、該ピン軸を中心とする回動で蓋体の開閉が
自在に設けた容器において、容器本体１は、後壁の左右
方向へ上面開口の長深溝４を穿設して該溝両端左右の後
壁両部分を第１軸受け５，５とすると共に、長深溝左右
方向中間の溝後壁部分と溝底壁部分とを切除して第２軸
受け回動用通路８となし、又蓋体９は、上記溝底壁の通
路８部分上方へ該通路巾とほぼ同一巾の第２軸受け12を
蓋体後部から垂設して、該第２軸受け12の後部下端の左
右両面後部から突出する係合軸13, 13を溝底壁７の後部
上面で支持させ、又第２軸受けと上記両第１軸受けとの
各中央部を枢着させたピン軸15の各軸受け間部分15ｃ,
15ｃを、長深溝４内へ弾性変形可能に露出させ、蓋体閉
塞状態では、上記係合軸13, 13が溝底壁７後部に、かつ
蓋体前部が容器本体前部にそれぞれ圧接してこのとき上
記軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃが弾性変形状態にあ
ることを、特徴とする。
【０００６】
【作用】図２，図３が示す閉蓋状態で、容器本体１と蓋
体９との各後部の軸受けを枢着するピン軸15は、蓋体第
２軸受け12の後部下端の左右両面から突出する係合軸1
3，13が容器本体溝底壁７の後部上面に、かつ蓋体９前
部が容器本体の周壁上面前部に、それぞれ圧接すること
で、各軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃが図３のように
弾性変形して容器本体第１軸受けに挿通させたピン軸部
分15ｂ，15ｂよりも第２軸受けを貫通するピン軸部分15
ａが上方に位置する。該閉蓋状態から蓋体９前部を押上
げると、上記係合軸13，13は、ピン軸15を中心とする蓋
体回動により溝底壁上面を摺動して第２軸受け12を押上
げ乍ら前方へ移動し、ピン軸15の垂直下方へ位置したと
きを死点として、図４が示すように溝底壁７前方まで移
動したときピン軸15は直線状に弾性復元する。該開蓋状
態から、閉蓋の際も同様に係合軸13，13がピン軸15下方
を通るときを死点として、各軸受け間のピン軸部分15
ｃ，15ｃは次第に弾性変形した後に弾性復元し、多少弾
性変形を残した状態で閉蓋する。
体９との各後部の軸受けを枢着するピン軸15は、蓋体第
２軸受け12の後部下端の左右両面から突出する係合軸1
3，13が容器本体溝底壁７の後部上面に、かつ蓋体９前
部が容器本体の周壁上面前部に、それぞれ圧接すること
で、各軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃが図３のように
弾性変形して容器本体第１軸受けに挿通させたピン軸部
分15ｂ，15ｂよりも第２軸受けを貫通するピン軸部分15
ａが上方に位置する。該閉蓋状態から蓋体９前部を押上
げると、上記係合軸13，13は、ピン軸15を中心とする蓋
体回動により溝底壁上面を摺動して第２軸受け12を押上
げ乍ら前方へ移動し、ピン軸15の垂直下方へ位置したと
きを死点として、図４が示すように溝底壁７前方まで移
動したときピン軸15は直線状に弾性復元する。該開蓋状
態から、閉蓋の際も同様に係合軸13，13がピン軸15下方
を通るときを死点として、各軸受け間のピン軸部分15
ｃ，15ｃは次第に弾性変形した後に弾性復元し、多少弾
性変形を残した状態で閉蓋する。
【０００７】
【実施例】１は容器本体で、底壁２周縁から周壁３を起
立する。その後壁は前後方向の巾を大きくしてその左右
方向へ上面開口の長深溝４を穿設し、該溝両端の後壁左
右両部分を第１軸受け５，５としている。又その溝左右
方向中間の溝後壁６部分と溝底壁７部分とを切除して、
後述第２軸受け用の回動用通路８としている。
立する。その後壁は前後方向の巾を大きくしてその左右
方向へ上面開口の長深溝４を穿設し、該溝両端の後壁左
右両部分を第１軸受け５，５としている。又その溝左右
方向中間の溝後壁６部分と溝底壁７部分とを切除して、
後述第２軸受け用の回動用通路８としている。
【０００８】９は蓋体で、図示例では頂板10周縁から蓋
周壁11を垂設している。その蓋周壁後壁部分の左右方向
中間部からは上記通路８とほぼ同一巾の第２軸受け12を
上記長深溝４の溝底壁通路部分上へ垂下する。該第２軸
受けは、その後部下端左右両面部分から係合軸13，13を
左右両方向へ突出し、該係合軸を上記通路８部分側方の
溝底壁後方部分上面で支持させる。第２軸受け12と既述
両第１軸受け５，５とはそれぞれ中央部にピン軸孔14…
を有し、それ等ピン軸孔にピン軸15を挿通させることで
容器本体１と蓋体９とを枢着する。該枢着は図４が示す
ように開蓋して上記各ピン軸孔が同一直線上に位置する
状態で行うものとし、図２が示すように閉蓋により係合
軸13，13が溝底壁７の後方部分へ移動すると、これ等係
合軸が第２軸受け12を共に押上げるため、第２軸受けに
挿通させたピン軸部分15ａが第１軸受けに挿通させたピ
ン軸部分15ｂ，15ｂを結ぶ軸線よりもやや上方に位置
し、このため各軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃは図３
のように弾性変形し、かつ係合軸13，13は溝底壁７後部
に、又蓋体９前部は容器本体前部にそれぞれ圧接するよ
う設ける。上記軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃの弾性
変形を容易とするため、各軸受け間の間隙は比較的長く
設け、かつその間隙部分のピン軸部分15ｃ，15ｃは長深
溝４内に露出させる。
周壁11を垂設している。その蓋周壁後壁部分の左右方向
中間部からは上記通路８とほぼ同一巾の第２軸受け12を
上記長深溝４の溝底壁通路部分上へ垂下する。該第２軸
受けは、その後部下端左右両面部分から係合軸13，13を
左右両方向へ突出し、該係合軸を上記通路８部分側方の
溝底壁後方部分上面で支持させる。第２軸受け12と既述
両第１軸受け５，５とはそれぞれ中央部にピン軸孔14…
を有し、それ等ピン軸孔にピン軸15を挿通させることで
容器本体１と蓋体９とを枢着する。該枢着は図４が示す
ように開蓋して上記各ピン軸孔が同一直線上に位置する
状態で行うものとし、図２が示すように閉蓋により係合
軸13，13が溝底壁７の後方部分へ移動すると、これ等係
合軸が第２軸受け12を共に押上げるため、第２軸受けに
挿通させたピン軸部分15ａが第１軸受けに挿通させたピ
ン軸部分15ｂ，15ｂを結ぶ軸線よりもやや上方に位置
し、このため各軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃは図３
のように弾性変形し、かつ係合軸13，13は溝底壁７後部
に、又蓋体９前部は容器本体前部にそれぞれ圧接するよ
う設ける。上記軸受け間のピン軸部分15ｃ，15ｃの弾性
変形を容易とするため、各軸受け間の間隙は比較的長く
設け、かつその間隙部分のピン軸部分15ｃ，15ｃは長深
溝４内に露出させる。
【０００９】
【考案の効果】本案は既述構成としたから、ピン軸15の
下方部分に位置するときを死点として、係合軸13，13が
溝底壁７の後方側に位置するときは閉蓋方向へ蓋体が付
勢されることとなり、よって従来例のように蓋体前部か
らフックを垂下して該フックを容器本体前部に設けた係
合突条へ係合させなくとも閉蓋状態の保持が不確実とな
るようなことがなく、従ってそれ等フック等を設けなく
てよく、又上記係合軸13，13が上記死点を通過して溝底
壁７の前方側へ移動した一定範囲で蓋体は開蓋方向へ付
勢されているため、その付勢に抗して蓋体を押上げない
限り閉蓋することはなく、よってその開蓋状態を保つこ
とも容易かつ確実となる。又ピン軸15は各軸受け間部分
15ｃ，15ｃを長深溝４内へ弾性変形可能に露出させたか
ら、そのピン軸15が、容器本体と蓋体とを枢着する軸で
あると同時に蓋体を閉蓋ないし開蓋方向へ付勢するスプ
リングを兼用することとなって構造を簡易とすることが
出来る。
下方部分に位置するときを死点として、係合軸13，13が
溝底壁７の後方側に位置するときは閉蓋方向へ蓋体が付
勢されることとなり、よって従来例のように蓋体前部か
らフックを垂下して該フックを容器本体前部に設けた係
合突条へ係合させなくとも閉蓋状態の保持が不確実とな
るようなことがなく、従ってそれ等フック等を設けなく
てよく、又上記係合軸13，13が上記死点を通過して溝底
壁７の前方側へ移動した一定範囲で蓋体は開蓋方向へ付
勢されているため、その付勢に抗して蓋体を押上げない
限り閉蓋することはなく、よってその開蓋状態を保つこ
とも容易かつ確実となる。又ピン軸15は各軸受け間部分
15ｃ，15ｃを長深溝４内へ弾性変形可能に露出させたか
ら、そのピン軸15が、容器本体と蓋体とを枢着する軸で
あると同時に蓋体を閉蓋ないし開蓋方向へ付勢するスプ
リングを兼用することとなって構造を簡易とすることが
出来る。
【図１】本案容器の分解斜視図である。
【図２】閉蓋状態での断面図である。
【図３】図２のIII−III線を矢示方向へみた断面図であ
る。
る。
【図４】開蓋状態で示す、容器要部の断面図である。
４ 長深溝 ５ 第１軸受け ８ 通路 12 第２軸受け 13 係合軸 15 ピン軸
Claims (1)
- 【請求項１】容器本体後面の左右両部から第１軸受け
を、これ等第１軸受け間に蓋体後部から第２軸受けを、
それぞれ垂設してそれ等軸受けをピン軸で枢着して、該
ピン軸を中心とする回動で蓋体の開閉が自在に設けた容
器において、容器本体１は、後壁の左右方向へ上面開口
の長深溝４を穿設して該溝両端左右の後壁両部分を第１
軸受け５，５とすると共に、長深溝左右方向中間の溝後
壁部分と溝底壁部分とを切除して第２軸受け回動用通路
８となし、又蓋体９は、上記溝底壁の通路８部分上方へ
該通路巾とほぼ同一巾の第２軸受け12を蓋体後部から垂
設して、該第２軸受け12の後部下端の左右両面後部から
突出する係合軸13, 13を溝底壁７の後部上面で支持さ
せ、又第２軸受けと上記両第１軸受けとの各中央部を枢
着させたピン軸15の各軸受け間部分15ｃ, 15ｃを、長深
溝４内へ弾性変形可能に露出させ、蓋体閉塞状態では、
上記係合軸13, 13が溝底壁７後部に、かつ蓋体前部が容
器本体前部にそれぞれ圧接してこのとき上記軸受け間の
ピン軸部分15ｃ，15ｃが弾性変形状態にあることを、特
徴とする蓋体付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6361392U JP2580753Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 蓋体付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6361392U JP2580753Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 蓋体付き容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617613U JPH0617613U (ja) | 1994-03-08 |
| JP2580753Y2 true JP2580753Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=13234335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6361392U Expired - Fee Related JP2580753Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 蓋体付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580753Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP6361392U patent/JP2580753Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617613U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |