JPH0647659Y2 - 釘打機の釘供給装置 - Google Patents

釘打機の釘供給装置

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JPH0647659Y2
JPH0647659Y2 JP2383091U JP2383091U JPH0647659Y2 JP H0647659 Y2 JPH0647659 Y2 JP H0647659Y2 JP 2383091 U JP2383091 U JP 2383091U JP 2383091 U JP2383091 U JP 2383091U JP H0647659 Y2 JPH0647659 Y2 JP H0647659Y2
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nail
supply passage
claw
feed
driving portion
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JP2383091U
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JPH0520877U (ja
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弘 花ケ崎
裕 小林
茂徳 山口
建司 小林
昇 石川
道明 足立
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釘供給通路に沿って打ち
込み部に連結釘を案内供給する供給装置であって、連結
釘が釘供給方向と逆向きに移動するのを防止する逆止爪
の位置を調整することによって異なる連結ピッチの連結
釘でも確実に供給できる釘供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】通常の釘打機では、図5のように、釘供給
通路20に沿って往復動される送り爪21によって釘供
給通路上の連結釘を打ち込み部2へ供給する釘供給装置
が採用されている。この釘供給装置には、釘軸と係合し
ている送り爪21が後退動する際に釘供給通路20上の
連結釘aが逆方向に移動されるのを防止するための逆止
爪22が設けられている。ところで、この釘供給装置に
よって連結ピッチが異なる連結釘を供給する場合、同図
に実線で示すように、大きなピッチP1 の連結釘に合わ
せて送り爪21を往復動させると、小さいピッチP2 の
連結釘の場合には、点線で示すように、送り爪21の後
退動の際に2本目の釘軸a2 を越えてしまい、次の前進
の際に2本送りをしてしまうという問題があった。
【0003】そこで、異なる連結ピッチの釘を供給する
ための技術として、実公平2ー8708号公報に開示さ
れているものが知られている。これは、送り爪の作動ス
トロークを最大の連結ピッチの釘が供給できるように設
定し、小さい連結ピッチの釘に対処するために、送り爪
の前爪(最後の1本の釘と係合してこれを打ち込み部へ
送り込む爪)の長さを長く形成し、この前爪先端が2番
目の釘軸を乗り越えないようにするものである。ところ
が、このように爪を長くすると、前爪の先端が釘供給通
路の反対側のガイド側壁に当たってしまうから、該ガイ
ド側壁に前爪の先端を受容するための凹部を加工形成す
る必要があり、また、長い前爪の先端は釘を釘供給通路
に装填する際に邪魔になる等の欠点がある。
【0004】また他の方法として、釘送り往復駆動する
送りピストンの作動ストロークを可変設定することによ
って異なる連結ピッチの釘を使用可能とする機構も知ら
れている(実開平2ー23968号参照)。ところが、
この機構では、ピストンとピストンストップの対向面に
凹凸形状の加工を施したり、ピストンストップを回転操
作するための加工を必要とし製造が困難である。
【0005】
【考案の目的】本考案は前記欠点を解消するもので、釘
供給装置においては送り爪が後退動する際に釘供給通路
上の連結釘が逆方向に移動されるのを防止するための逆
止爪が設けられていることに着目し、この逆止爪の位置
を調整することによって異なる連結ピッチの連結釘を確
実に供給することができる釘打機の釘供給装置を提供す
ることをその目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る釘打機の釘供給装置は、内部に供給さ
れた釘を打撃機構によって打出す打ち込み部に連結釘を
案内する釘供給通路と、前記釘供給通路の一方のガイド
側壁に連結釘の供給方向に沿って往復動可能に配置され
て釘供給通路上の釘と係合して先頭の釘を打ち込み部へ
供給する送り爪とを有するとともに、上記釘供給通路の
他方のガイド側壁を構成し且つ上記打ち込み部に上記釘
供給通路を開閉可能に支持されたドア部材には、上記釘
供給通路内へ常時突出するように付勢された逆止爪を坦
持する操作部材を設け、該操作部材の操作により、上記
逆止爪を釘供給方向に沿って可変設定させることを特徴
とする。
【0007】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、大きな連結ピ
ッチの釘を使用するときは、逆止爪の位置を釘供給方向
の打ち込み部に近接した位置に設定して、送り爪が後退
動する際の連結釘の後方への移動を確実に阻止する。そ
こで、送り爪は釘供給通路上の先頭釘を乗り越えて後退
動するが、第2番目の釘を乗り越えることなく、その後
退端で停止する。
【0008】これに対し、小さい連結ピッチの釘を使用
するときには、逆止爪の位置を打ち込み部から遠く離れ
る位置に設定する。この場合、送り爪は打ち込み部側に
釘を供給した後に後退動する途中で連結釘の釘供給通路
上の先頭釘に係合し、先頭釘が逆止爪に係合するまで後
退させ、その後先頭釘を乗り越えて後退する。ところ
が、第2番目の釘も同じ移動量だけ後退するから、送り
爪は第2番目の釘を乗り越えることなしに、その後退端
で停止する。送り爪のストロークは変わらないから、再
び送り爪が前進するときは、上記先頭釘は打ち込み部に
確実に供給される。
【0009】このように、使用される連結釘の連結ピッ
チが異なっても、逆止爪の位置を調整することにより2
本送りを確実に防止することができる。
【0010】
【実施例】図1において符号1は連結釘の打撃機構を備
えた釘打機本体を、2は打撃機構により打撃された釘の
打ち込み部を、3は連結釘を装填したマガジンケースを
それぞれ示す。
【0011】上記打ち込み部2とマガジンケース3との
間には釘供給通路4が設けられている。この釘供給通路
4は、図2に示されるように、対向する2つのガイド側
壁4a、4bによって形成され、一方のガイド側壁4a
は打ち込み部2に連設され、他方のガイド側壁4bの一
部は上記打ち込み部2に回動開閉自在に支持されて上記
ガイド側壁4aに対向配置されたドア部材5によって形
成されている。釘供給通路4の端部はマガジンケース3
に接続されている。
【0012】上記一方のガイド側壁4aには、釘供給通
路4内の連結釘aを上記打ち込み部2へ供給する釘供給
機構が設けられている。この釘供給機構は、釘供給通路
4内に突出して設けられた送り爪9をピストン・シリン
ダ機構(図示せず)により連結釘aの供給方向に沿って
往復動させ、往動時に、釘供給通路4上の連結釘aの釘
軸と係合して先頭の釘a1 を上記打ち込み部2へ供給す
るものである。
【0013】次に、ドア部材5は上記打ち込み部2の近
傍の支軸18に上記、釘供給通路4を開閉可能に支持さ
れ、上記他方のガイド側壁4bを構成する側の側壁6を
有するとともに、その打ち込み部側には開口部7が形成
され、反対側の内壁には突起8が形成されている。突起
8の上下端面は傾斜状に形成されている。
【0014】ドア部材5の開口部7からは逆止爪10が
常時、釘供給通路4内に突出するように設けられてい
る。図2及び図4に示されるように、逆止爪10はドア
部材5の内部に配置された逆止爪部材12の一端に形成
され、逆止爪部材12の他端にも逆止爪11が形成され
ている。また、逆止爪部材12の中央から一側に片寄っ
た位置において操作部材13の一端がピン14により回
動自在に支持されている。このため、ピン14から一方
の逆止爪10までの距離L1 はピン14から他方の逆止
爪11までの距離L2 よりも大きく、しかも上記距離の
差(L1 ーL2 )が使用される連結釘aのピッチのうち
最大の連結ピッチP1 と最小の連結ピッチP2 との差に
ほぼ等しくなるように設定されている。操作部材13は
操作杆13aの一端に上記逆止爪部材12を支持する支
持部13bを長手方向に摺動自在に設けてなるもので、
上記ピン14は支持部13bの長孔19に摺動自在に挿
通され、逆止爪部材12はバネ15により、釘供給通路
4側に付勢されている。操作杆13aはドア部材5に対
しその軸心の回りに回動自在に支持され、支持部13b
と反対側の端部にはドア部材5の外部に露出するノブ1
6が形成されている。そして、上記支持部13bと操作
杆13aのノブ16との間にはバネ17が取付けられ、
支持部13bはバネ17により常に、釘供給通路4側に
付勢されている。ドア部材5の内壁の突起8には逆止爪
部材12の一側が当接して他側の逆止爪10がドア部材
5の開口部7から、釘供給通路4側に突出する。
【0015】前記構成において、異なる連結ピッチの連
結釘を使用する場合、大きな連結ピッチP1 の連結釘a
を供給するにあたっては、図3の(a) のように、ピン1
4からの距離が長い方の逆止爪10を選択する。釘供給
機構の作動により送り爪9が一定のストロークLで前進
させる際に釘軸に係合させて連結釘aの先頭の釘を打ち
込み部2に送り、その後送り爪9を後退動させる。その
とき、後退動する送り爪9は連結釘のうち釘供給通路4
上の先頭釘a1 に係合し、連結釘aを逆方向に移動させ
ようとするが、逆止爪10が上記先頭釘a1 に係合して
逆方向への移動を阻止する。そこで、送り爪9は回動し
ながら先頭釘a1 を乗り越えて後退動するが、第2番目
の釘a2 を乗り越えることなく図に示された後退端で停
止する。以上の動作を繰り返して連結釘は打ち込み部2
側に供給される。
【0016】次に、連結ピッチP2 の小さな連結釘を供
給するときは、操作部材13のノブ16を引いてドア部
材5の開口部7から、釘供給通路4側に突出している方
の逆止爪10をドア部材5内に引っ込め、ノブ16を1
80度回転して逆止爪部材12を回動させ、ノブ16を
離すことにより、反対側の逆止爪11を開口部7から突
出させることができる。このように、ノブ16の操作に
より逆止爪10、11を選択することができる。この場
合の逆止爪11とピン14までの距離はL2 であるか
ら、同図の(b) に示されるように、逆止爪11の釘供給
通路4に突出する位置は逆止爪10よりも打ち込み部2
から遠く離れる位置に設定される。したがって、釘供給
機構により送り爪9を同じストロークLで前進させて釘
を送った後に後退動させるとき、後退動する送り爪9は
釘供給通路4上の先頭釘a1 ´に係合し、先頭釘a1 ´
を逆止爪11に係合するまで逆方向へ移動させる。この
移動前の先頭釘a1 ´と逆止爪11との間にはほぼ(P
1 ーP2 )に相当する間隔があいているので、先頭釘a
1 ´はこの間隔と同じだけ後退する。送り爪9は停止し
た先頭釘a1 を乗り越えて後退動するが、第2番目の釘
a2 も同じ移動量(P1 ーP2 )後退しているから、そ
の停止位置は大きな連結ピッチの連結釘における第2番
目の釘a2 の位置と同じであり、送り爪9は第2番目の
釘a2 を乗り越えることなく図に示された後退端で停止
する。再び、送り爪9が前進するときは、ストロークL
だけ進むから、上記先頭釘a1 は打ち込み部2に確実に
供給される。
【0017】このように、使用される連結釘の連結ピッ
チが異なっても、逆止爪の位置を調整することにより2
本送りを確実に防止することができる。
【0018】なお、前記実施例においては逆止爪を逆止
爪部材の両端に形成し、操作部材を回転させることによ
り逆止爪を選択する構成を示したが、逆止爪の位置調整
は必ずしも上記例に示されるものに限定されない。要す
るに、上記、釘供給通路内へ常時突出するように付勢さ
れた逆止爪を坦持する操作部材を設け、該操作部材の操
作により、上記逆止爪を釘供給方向に沿って可変設定さ
せる構成であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る釘打機の要部の側面である。
【図2】図1のXーX線上の断面図である。
【図3】(a) は大きな連結ピッチの連結釘を使用した場
合、(b) は小さな連結ピッチの連結釘を使用した場合の
説明図である。
【図4】逆止爪部材と操作部材とを示した斜視図であ
る。
【図5】従来の釘供給装置の説明図である。
【符号の説明】
a 連結釘 2 打ち込み部 4 釘供給通路 4a ガイド側壁 4b ガイド側壁 5 ドア部材 9 送り爪 10 逆止爪 11 逆止爪 13 操作部材
フロントページの続き (72)考案者 小林 建司 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内 (72)考案者 石川 昇 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内 (72)考案者 足立 道明 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に供給された釘を打撃機構によって
    打出す打ち込み部に連結釘を案内する釘供給通路と、前
    記釘供給通路の一方のガイド側壁に連結釘の供給方向に
    沿って往復動可能に配置されて釘供給通路上の釘と係合
    して先頭の釘を打ち込み部へ供給する送り爪とを有する
    とともに、上記釘供給通路の他方のガイド側壁を構成し
    且つ上記打ち込み部に上記釘供給通路を開閉可能に支持
    されたドア部材には、上記釘供給通路内へ常時突出する
    ように付勢された逆止爪を坦持する操作部材を設け、該
    操作部材の操作により、上記逆止爪を釘供給方向に沿っ
    て可変設定させることを特徴とする釘打機の釘供給装
    置。
JP2383091U 1991-03-18 1991-03-18 釘打機の釘供給装置 Expired - Lifetime JPH0647659Y2 (ja)

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JPH0520877U JPH0520877U (ja) 1993-03-19
JPH0647659Y2 true JPH0647659Y2 (ja) 1994-12-07

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