JPH04106178U - 釘打機の釘供給装置 - Google Patents

釘打機の釘供給装置

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JPH04106178U
JPH04106178U JP1506491U JP1506491U JPH04106178U JP H04106178 U JPH04106178 U JP H04106178U JP 1506491 U JP1506491 U JP 1506491U JP 1506491 U JP1506491 U JP 1506491U JP H04106178 U JPH04106178 U JP H04106178U
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JP
Japan
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nail
piston
feeding
feed
supply passage
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Pending
Application number
JP1506491U
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English (en)
Inventor
弘 花ケ崎
裕 小林
茂徳 山口
建司 小林
昇 石川
道明 足立
Original Assignee
マツクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ピストンシリンダ機構のピストンに坦持され
た爪ホルダ8に対し、上記釘供給通路5上の連結釘aの
釘軸と係合可能な送り爪10を備えた送り部材7を、連
結釘aの供給方向と直交する方向に摺動自在に保持し、
且つ常時上記送り爪10が釘供給通路5側に突出するよ
うに弾力付勢し、さらに上記送り爪10の係合面13を
連結釘aの供給方向に対して斜めに形成した。 【効果】 ピストンシリンダ機構によりピストンととも
に送り部材が後方に移動し、送り爪の係合面13が連結
釘の釘軸に係合したとき、送り爪は釘供給方向と直交方
向に摺動して釘軸を乗り越えるので、ピストンの作動ス
トロークと連結釘の連結ピッチはほぼ等しく設定するこ
とができ、全体的に小形化が達成でき、また送り爪を長
くしたり、釘供給通路を加工したりする必要がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、釘打機に設けられた釘供給通路内の連結釘に往復動する送り爪を係 合させて上記連結釘を釘の打ち込み部に送る釘供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、連結釘を使用する釘打機では、釘供給通路内の連結釘を打ち込み部に 供給する釘供給装置が採用されている。この釘供給装置は、ピストンシリンダ機 構とピストンロッドの先端部分に配置されて釘供給通路に沿って往復動する送り 爪とにより構成されている。送り爪の先端部分は前記釘供給通路内に進出し、前 方へ作動するときに釘供給通路上の連結釘の釘軸と係合して先頭釘を打ち込み部 へ送り込む。これに対し、釘送り爪が後方へ作動するときは、送り爪の後ろ側に ある(前方作動時に係合した釘の後ろに位置する)釘の釘軸を乗り越えるため釘 供給通路から退避させられる。この退避移動のため、従来の釘供給装置では、図 6の(a) のように、送り爪20をピストンロッドに対してほぼ釘軸と平行な支軸 21の回りに回動可能に枢着支持し、送り爪20が上記後ろ側の釘25に係合し たときに回動させて釘供給通路22から退避させる機構が採用されている。
【0003】 しかしながら、上記技術によれば、同図のように、回動時の送り爪20の先端 が円弧上の運動軌跡を描くことになり、後方の釘軸25を乗り越えるために釘の 連結ピッチp1より相当大きな作動ストロークLを要することになる。このため 釘供給装置が大きくなり、釘打機の小型軽量化を阻害する要因となっている。ま た、同一の釘打機で連結ピッチの異なる連結釘を使用しようとする場合において 、送り爪20の作動ストロークを大きい連結ピッチp1に合わせると、同図の(b ) のように小さい連結ピッチp2の連結釘のときには作動ストロークが大きすぎ て2本送りが生じてしまう。逆に、小さい連結ピッチに合わせると、大きい連結 ピッチの連結釘で空送りが生じる。これに対応するものとして、実公平2ー87 08号公報に開示されている技術が知られている。これは、送り爪の作動ストロ ークを最大の連結ピッチの釘が供給できるように設定し、小さい連結ピッチの釘 に対処するために、送り爪の前爪23(最後の1本の釘と係合してこれを打ち込 み部へ送り込む爪)の長さを同図の (b)に点線で示す部分24を付加して長く形 成し、この前爪先端24が2番目の釘軸25を乗り越えないようにするものであ る。ところが、このように爪を長くすると、前爪の先端が釘供給通路の反対側の ガイド壁に当たってしまうから、該ガイド壁に前爪の先端を受容するための凹部 26を加工形成する必要があり、また、長い前爪の先端24は釘を釘供給通路に 装填する際に邪魔になる等の欠点がある。
【0004】
【考案の目的】
本考案は前記欠点を解消し、釘送り爪の作動ストロークを小さくできて釘打機 の小型軽量化を可能にするとともに、連結ピッチの異なる多種の連結釘の供給を 可能とする釘供給装置を提供することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る釘打機の釘供給装置は、内部に供給さ れた釘を打撃機構によって打出す打ち込み部と、該打ち込み部と連設されて上記 打ち込み部へ連結釘を案内する釘供給通路と、該釘供給通路の一方の壁に配置さ れるとともにピストンシリンダ機構によって往復駆動されるピストンとを備えた 釘送り機構とからなり、該釘送り機構は、上記ピストンのピストンロッドに坦持 された爪ホルダに対し、上記釘供給通路上の連結釘の釘軸と係合可能な送り爪を 備えた送り部材を、連結釘の供給方向と直交する方向に摺動自在に保持するとと もに、上記送り部材を常時上記送り爪が釘供給通路側に突出するように弾力付勢 し、且つ上記ピストンが連結釘の供給と逆向きに摺動するときに連結釘の釘軸と 係合する上記送り爪の係合面を連結釘の供給方向に対して斜めに形成したことを 特徴とする。
【0006】
【考案の作用、効果】
前記構成において、釘打撃機構とともにピストンシリンダ機構を作動させるこ とにより、ピストンが後方に摺動して送り部材も後方に移動する。その途中で送 り爪の係合面が釘供給通路内に装填された連結釘の釘の釘軸に係合するため、送 り爪はバネに抗して送り部材の凹部内に退避する方向に移動して上記釘軸を乗り 越え、その直後再びバネにより釘供給通路側に進出する。次に、ピストン及び送 り部材は前方に摺動し、送り爪の係合面は乗り越えた釘軸の後面に係合し、連結 釘を釘一本分だけ打ち込み部に送り出す。
【0007】 このように、上記釘供給装置は、送り爪を釘供給方向と直交する方向に摺動さ せて連結釘の釘軸を乗り越えさせるもので、送り爪を回動させる必要がないから 、送り爪の作動ストロークと連結釘の連結ピッチはほぼ等しく設定することがで きる。したがって、装置は全体的に小形化が達成でき、また送り爪を長くしたり 、釘供給通路を加工したりする必要がない。
【0008】
【実施例】
図1において符号1は連結釘の打撃機構を備えた釘打機本体、2は打撃機構に より打撃された釘の打ち込み部、3は上記打ち込み部に連結釘を案内供給する釘 供給装置であり、4は連結釘のマガジンケースである。
【0009】 上記打ち込み部2とマガジンケース4との間には、図2、図3に示されるよう に、釘供給通路5が形成されている。この釘供給通路5の一方の壁には釘供給装 置が設けられている。釘供給装置3は釘供給通路5内の連結釘aを打ち込み部2 に案内供給するもので、ピストンシリンダ機構6によって往復駆動されるピスト ンとこのピストンシリンダ機構6により作動される送り部材7とから構成されて いる。
【0010】 ピストンシリンダ機構6は、シリンダ6a内に摺動自在に収容されたピストン (図示せず)を圧縮空気等により釘供給通路5内の連結釘aの供給方向に沿って 往復駆動するもので、図5のように、ピストンのピストンロッド6bには爪ホル ダ8が担持されている。爪ホルダ8には釘供給通路5側に開口する凹部9が形成 され、該凹部9内には送り部材7がピン19により連結釘aの供給方向と直交す る方向に摺動自在に保持されている。
【0011】 送り部材7の先端には送り爪10が形成されているとともに、送り部材7の背 面にはバネ11が配置され、このバネ11により送り部材7は常時上記送り爪1 0が釘供給通路5に突出して連結釘aの釘軸と係合するように弾力付勢されてい る。送り爪10は前爪10aと主送り爪10bとから成っている。主送り爪10 aは釘供給通路5上の連結釘aのうち先頭から2番目の釘17に係合して連結釘 aを送り出すものであり、前爪10aは連結釘aの最後の釘に係合して打ち込み 部2に供給するものである。主送り爪10bは送り部材7がピストンに従って往 復動するときに、釘供給通路5内の釘の釘軸に係合する係合面12、13を有し 、上記連結釘aの供給方向(前方)に摺動するときに釘供給通路5上の連結釘a の釘軸と係合する係合面12は、釘供給方向に直角に形成され、上記連結釘aの 供給と逆向きに(後方に)摺動するときに連結釘の釘軸と係合する係合面13は 、供給方向に対して斜めに形成されている。前爪10aも同様である。
【0012】 前記構成の釘供給装置を使用するにあたっては、マガジンケース内に装填した 連結釘aの先端部側を釘供給通路5内に通し、先頭釘16を打ち込み部2にセッ トする。釘打機を釘打ち込み作動させれば、打ち込み部2内の先頭釘16は釘打 撃機構により打撃されて打ち出される。この釘打撃機構の作動に対応して釘供給 装置のピストンシリンダ機構6も作動し、ピストンが後方に摺動して送り部材7 も後退する。その途中で、図4のように、送り爪10の主送り爪10bの係合面 が2番目の釘18の釘軸の前面に係合するため、主送り爪10bはバネ11に抗 して送り部材7の凹部9内に退避する方向に移動して上記釘軸を乗り越え、その 直後再びバネ11により釘供給通路5側に進出する(図2の一点鎖線参照)。同 様にして前爪10aも先頭釘を乗り越える。次に、ピストン及び送り部材7は前 方に摺動し、主送り爪10bの係合面は乗り越えた釘軸の後面に係合する。この 係合面は釘供給方向と直角に形成されているので、上記釘軸を乗り越えることが なく、そのまま釘軸を打ち込み部2側に釘一本分だけ送り出し、新しい先頭の釘 17が打ち込み部2に供給され、次の釘打ち込み作業が準備される。
【0013】 なお、ピストンの作動ストロークは連結釘aの連結ピッチに対応して決められ る。この場合は、送り爪10の主送り爪10bが後ろ側の釘軸を乗り越えるのに 、従来のように回動ではなく、直線的な退避動によって行なわれるので、作動ス トロークは連結ピッチとほぼ等しくなる。このため、ピストンの作動ストローク は使用される連結釘aの連結ピッチが最大のものp1(図2参照)に合わせて設 定すればよい。これにより、連結ピッチが小さいものp2(図4参照)に対して は、送り爪10は同図のように動いて対応する。いずれの場合もピストンの作動 ストロークLは同一でよい。また、送り部材7は回動しないので、送り爪10の 前爪10aの長さを長くする必要がない。
【0014】 以上のように、上記釘供給装置によれば、送り爪10を有する送り部材7をピ ストンシリンダ機構6により連結釘aの供給方向に往復動させ、往動時に釘供給 通路5内の釘軸の後面に係合して打ち込み部2側に連結釘aを案内供給するとと もに、復動時に釘供給通路5内の釘の釘軸の前面に係合したときに上記方向と直 交する方向に摺動させることにより、釘軸を乗り越えさせるものであるから、送 り爪の作動ストロークと連結釘aの連結ピッチはほぼ等しく設定することができ る。したがって、全体的に小形化が達成できるとともに、送り爪10を回動させ る機構ではないから、送り爪10を長くしたり、釘供給通路5を加工したりする 必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る釘打機の釘供給装置の要部の側面
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】図2の送り爪の作動態様説明図
【図4】小さな連結ピッチの連結釘を使用した上記釘供
給装置の作動態様説明図
【図5】上記釘供給装置の分解斜視図
【図6】(a) (b) はそれぞれ従来の釘供給装置の作動態
様説明図
【符号の説明】
a 連結釘 2 打ち込み部 5 釘供給通路 6 ピストンシリンダ機構 7 ピストンロッド 8 爪ホルダ 10 送り爪 10a 主送り爪 13 係合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 建司 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マツ クス株式会社内 (72)考案者 石川 昇 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マツ クス株式会社内 (72)考案者 足立 道明 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マツ クス株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に供給された釘を打撃機構によって
    打出す打ち込み部と、該打ち込み部と連設されて上記打
    ち込み部へ連結釘を案内する釘供給通路と、該釘供給通
    路の一方の壁に配置されるとともにピストンシリンダ機
    構によって往復駆動されるピストンとを備えた釘送り機
    構とからなり、該釘送り機構は、上記ピストンのピスト
    ンロッドに坦持された爪ホルダに対し、上記釘供給通路
    上の連結釘の釘軸と係合可能な送り爪を備えた送り部材
    を、連結釘の供給方向と直交する方向に摺動自在に保持
    するとともに、上記送り部材を常時上記送り爪が釘供給
    通路側に突出するように弾力付勢し、且つ上記ピストン
    が連結釘の供給と逆向きに摺動するときに連結釘の釘軸
    と係合する上記送り爪の係合面を連結釘の供給方向に対
    して斜めに形成したことを特徴とする釘打機の釘供給装
    置。
JP1506491U 1991-02-22 1991-02-22 釘打機の釘供給装置 Pending JPH04106178U (ja)

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JP1506491U JPH04106178U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 釘打機の釘供給装置

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JPH04106178U true JPH04106178U (ja) 1992-09-11

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ID=31902391

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JP1506491U Pending JPH04106178U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 釘打機の釘供給装置

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JP (1) JPH04106178U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140085A1 (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Max Co., Ltd. 動力駆動釘打機

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