JP2601062Y2 - 釘送り装置 - Google Patents

釘送り装置

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JP2601062Y2
JP2601062Y2 JP1993021886U JP2188693U JP2601062Y2 JP 2601062 Y2 JP2601062 Y2 JP 2601062Y2 JP 1993021886 U JP1993021886 U JP 1993021886U JP 2188693 U JP2188693 U JP 2188693U JP 2601062 Y2 JP2601062 Y2 JP 2601062Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、釘打機本体に釘を供
給するための釘送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の釘送り装置は、多数の
釘がワイヤ等により並列に連結されてなる連結釘に沿っ
て往復動可能かつこの連結釘に対して接近または離間す
る方向に回動可能に支持された釘送り爪を主体として構
成されており、この釘送り爪を釘打機本体の動作に連動
して作動させることにより釘打機本体に装設されたドラ
イバガイドの釘案内通路内に釘を一本ずつ供給するよう
に構成されている。このような釘送り装置について従来
より種々改良がなされており、その一つに釘送り爪の回
動距離を小さくする技術があった。
【0003】これには従来例えば実公平4−45819
号公報に開示されたものがあり、これを同公報の第1図
を援用して示した図4に基づいて説明すると、送りピス
トン50の先端部にはアーム51が一体に固定され、こ
のアーム51には釘送り爪52が回転軸53を介して図
示上下方向に回動可能に支持され、この釘送り爪52と
アーム51との間には圧縮ばね54が介装されて釘送り
爪52は釘送り通路55側に付勢されていた。この構成
によれば、釘送り爪52の回動中心(回転軸53の軸
心)を、釘送り爪52を送りピストン50の先端に直接
支持した場合に比してより釘送り通路55側に近づける
ことができ、これにより釘送り爪52の回動距離(同公
報にいう損失寸法Aに相当)を小さくすることができ
た。
【0004】そして、釘送り爪52の回動距離を小さく
することにより、送りピストン50のストロークを大き
くすることなくピッチのより大きな連結釘を送ることが
できるようになり、これにより送り可能な連結釘のピッ
チの幅は広がり、従って種々ピッチの連結釘を送り不良
をおこすことなく送ることができた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の釘送り装置にあっては、釘送り爪52はアーム
51を介して送りピストン50に支持される構成であっ
たため、アーム51を別途必要とし、従って部品点数が
増えるという問題があった。
【0006】
【0007】本考案は、これら従来の問題に鑑みなされ
たもので、釘送り装置の部品点数を増やすことなく釘送
り爪の回動中心を連結釘側(釘送り通路側)に近づけて
その回動距離を小さくすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このためこの考案では、
釘送り爪の回動中心が釘送りピストンのロッド部の中心
軸上になるように前記釘送り爪を前記釘送りピストンの
ロッド部先端に取付けられており、前記釘送りピストン
のロッド部をピストン部に対して前記釘送り通路側に偏
心して設けることにより、前記釘送り爪の回動中心を前
記釘送り通路側に近づけた構成としたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】この構成によれば、釘送り爪の回動中心がロッ
ド部の中心軸上になるように釘送り爪をロッド部先端に
取付けたとしても、釘送り爪の回動中心は、釘送りピス
トンのロッド部がピストン部に対して釘送り通路側に偏
心して設けられることによって釘送り通路側に近づけら
れるので、従来のように別途他部材(アーム51)を追
加することなく釘送り爪の回動距離を小さくすることが
できる。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。図2は、本例の釘送り装置1が装備さ
れた釘打機本体40の先端部を示し、図1は釘送り装置
1の内部構造を示している。釘打機本体40は、打撃ピ
ストン(図示省略)が圧縮エアーの吸排制御によって往
復動され、これによりこの打撃ピストンに装設されたド
ライバ(図示省略)がドライバガイド41の釘案内通路
41a内を往復動する。一方、この釘打機本体40に連
動して以下説明する釘送り装置1が作動し、多数本の釘
n〜nが一定のピッチで並列に連結されてなる連結釘N
が同ピッチづつ送られてドライバガイド41の釘案内通
路41a内に一本づつ釘nが供給され、これが上記ドラ
イバガイド41によって一本づつ打ち出される。
【0011】なお、本例において使用される連結釘N
は、図1に示すように細いワイヤにより多数本の釘n〜
nを一定のピッチをおいて並列に連結したタイプのもの
を示したが、これに限らず例えば上記ワイヤではなく帯
状の樹脂シートを用いたいわゆるシートタイプの連結釘
であっても同様である。
【0012】さて、上記ドライバガイド41には、下方
へ垂れ下がり状に案内壁46が一体に設けられており、
この案内壁46に本例の釘送り装置1が構成され、また
その下方に連結釘Nをロール状に巻回して装着するため
のマガジン45が取付けられている。
【0013】この釘送り装置1は、上記案内壁46の裏
面側(図示左側面側)に設けられた、本釘送り装置1の
駆動源としての釘送りピストン7と、この釘送りピスト
ン7のロッド部7bの先端に取付けられた釘送り爪4
と、上記案内壁46に沿って形成される釘送り通路10
を間にして上記釘送り爪4に対向して設けられた逆止爪
5とを主体として構成されている。
【0014】釘送りピストン7は、エア通路47(図2
参照)を経て釘打機本体1から供給される圧縮エアによ
り引込み側に作動する一方、突き出し側へは圧縮コイル
ばね6の付勢力によって作動する。この釘送りピストン
7のロッド部7bは、図示するようにピストン部7aに
対して釘送り通路10側に偏心して設けられており、従
って、ロッド部7bと連結釘Nとの間の距離はロッド部
がピストン部に対して同心に設けられた場合よりも小さ
くなっている。
【0015】このロッド部7bの先端に、上記した釘送
り爪4が支持ピン8を介して図示上下方向に回動可能に
支持されている。また、この釘送り爪4は捩りコイルば
ね9によって釘送り通路10側(図示上方)に付勢され
て、その先端の爪部が釘送り通路10内に臨んでいる。
この釘送り爪4の爪部は係止爪4b,4cを備えてお
り、両係止爪4b,4c間が前記連結釘Nの一本の釘n
を捕捉するための溝部4aとされている。両係止爪4
b,4cの図示右縁はそれぞれ先端側に上傾する傾斜面
とされて、この釘送り爪4が後退(図示右方に移動)す
る時に、両係止爪4b,4cが釘nに係止されることを
阻止してこの釘nをスムーズに乗り越えることができる
ようになっている。一方、図示右側の係止爪4cの図示
左縁は、釘送り爪4が前進(図示左方に移動)する時に
釘nが係止されて確実に連結釘Nが送り出されるようそ
の移動方向に対して直交する面に形成されている。
【0016】次に、前記ドライバガイド41には、マガ
ジン45の蓋45aを開閉可能に支持するための支持壁
11が前記案内壁46と対向して設けられており、この
支持壁11と案内壁46の間に形成される隙間が前記し
た釘送り通路10とされている。この支持壁11には図
示するように凹部12が形成され、この凹部12内に前
記した逆止爪5が支持ピン13によって図示上下方向に
回動可能に支持されている。この逆止爪5は、圧縮コイ
ルばね14によって釘送り通路10側に付勢されてい
る。この逆止爪5の先端の爪部は、釘nに対して前後に
位置されるストッパ爪5a,5bを備えている。両スト
ッパ爪5a,5bの図示右縁は先端側に上傾する傾斜面
とされて前方(図示左方)に移動する釘nに対して係止
不能とされ、これにより連結釘Nがスムーズに送られる
ようになっている。また、図示右側のストッパ爪5bの
図示左縁は、連結釘Nの移動方向に対して直交する面と
されており、これにより後退方向には釘nが確実に係止
されて連結釘Nの逆動が阻止されるようになっている。
【0017】以上のように構成された本例の釘送り装置
1は以下のように作動する。先ず、釘打機本体40の非
操作時においてはピストン7は圧縮コイルばね6によっ
て突出し側に移動し、従って釘送り爪4は図1において
実線で示す図示左側に位置し、よって一本の釘nが釘案
内通路41a内に供給された状態となっている。この状
態が釘送り装置1の打込み待機状態である。
【0018】この状態から釘打機本体40に設けられた
トリガ(図示省略)を引込み操作すると、圧縮エアーが
吸排気制御されて打撃ピストンが往動し、従ってドライ
バが釘案内通路41a内を往動し、これにより上記打込
み待機状態にあった釘nが打ち出される。一方、上記打
撃ピストンが往動端に至る直前においてピストン7のロ
ッド側にはエア通路47を経て圧縮エアが供給され、こ
れによりピストン7が図中二点鎖線で示す位置まで後退
する。この際、釘送り爪4は捩りコイルばね9に抗して
図示下方へ回動しつつ、次に打ち込まれるべき釘n(そ
れまで捕捉していた釘n)を乗り越えて後退する。
【0019】次に、釘打ち完了後トリガの操作を解除す
ると打撃ピストンは復動に転じるのであるが、この打撃
ピストンが復動端に至る直前において釘送りピストン7
のロッド側は排気され、従ってこの釘送りピストン7は
両係止爪4b,4c間の溝部4aに釘nを捕捉した状態
で図示左方へ前進する。これにより連結釘Nが1ピッチ
分だけ送られ、次に打ち込まれるべき釘nが釘案内通路
41a内に供給される。これが前記した釘送り装置1の
打込み待機状態であり、以上で釘打ち操作の1サイクル
が完了する。
【0020】以上説明した釘送り装置1の動作のうち、
釘送り爪4の後退動作について考えと、図3に示すよう
に釘送り爪4は回動中心8(支持ピン8の軸心)を中心
として図示下方(連結釘Nから離れる方向)に回動する
ことにより釘nを乗り越えて後退する。すなわち、釘送
り爪4の先端は円弧状の運動軌跡を描くため、釘nの乗
り越えを完了するにはこの釘送り爪4を余分に後退させ
る必要があり、この余分の距離すなわち回動距離Rは釘
送り爪4の回動中心8と連結釘Nとの間の距離が小さく
なるほど小さくなる。回動距離が小さくなると、同じ距
離だけ釘送り爪を後退させた場合に、よりピッチの大き
な連結釘を送ることができるようになり、従って、一つ
の釘打機で異なるピッチの連結釘を適用可能とする場合
に、送り可能な連結釘Nのピッチ設定の幅が広くなる。
【0021】このように、釘送り爪4の回動中心8と連
結釘Nとの間の距離を小さくすれば釘送り爪4の回動距
離を小さくすることができ、これによってより多種類の
ピッチの連結釘を送ることができるようになるのであ
り、本例の場合、釘送りピストン7のロッド部7bをピ
ストン部7aに対して釘送り通路10側に偏心して設け
ることによって釘送り爪4の回動距離を小さくする構成
となっている。従って、従来のアーム51のような他部
材を用いることなくより多種類のピッチの連結釘を送る
ことができるようになる。
【0022】しかも、部品点数を増やすことなくかつロ
ッド部7bが釘送り通路10側に移動するので、かえっ
て釘送り装置1をコンパクトに構成することができ、逆
に作業者の視界を拡げることができる。
【0023】また、余分な部材を必要としないので、釘
送りピストン7の重量が大きくなることがなく、従って
その応答性を損なうことはない。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、従来のアームのような
他部材を用いることなく、釘送り爪の回動中心を釘送り
通路側に近づけられるので、釘送り爪の回動距離を小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示し、釘送り装置の縦断面図
である。
【図2】釘打機本体の先端部および釘送り装置の側面図
である。
【図3】釘送り爪の動作を示す側面図である。
【図4】従来の釘送り装置の要部側面図である。
【符号の説明】
1…釘送り装置 4…釘送り爪 7…釘送りピストン 7a…ピストン部、7b…ロッド部 8…支持ピン(釘送り爪の回動中心) 10…釘送り通路 40…釘打機本体 41…ドライバガイド、41a…釘案内通路 N…連結釘、n…釘 R…回動距離 A…従来の損失寸法(回動距離)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打機本体と連動する釘送ピストンと、
    この釘送ピストンのロッド部先端に回動可能に支持され
    て、前記釘送ピストンの動作により、前記釘打機本体に
    装設されたドライバガイド内の釘案内通路と釘マガジン
    との間に連設された釘送り通路に沿って往復動する釘送
    り爪とを備えた釘送り装置であって、前記釘送り爪の回
    動中心が前記釘送りピストンのロッド部の中心軸上にな
    るように前記釘送り爪を前記釘送りピストンのロッド部
    先端に取付けられており、前記釘送りピストンのロッド
    部をピストン部に対して前記釘送り通路側に偏心して設
    けることにより、前記釘送り爪の回動中心を前記釘送り
    通路側に近づけた構成としたことを特徴とする釘送り装
    置。
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