JPH0723167Y2 - 釘打機の釘供給ガイド装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、釘打機のノーズ部に設けられた射出口を開閉
するドア部材と該ドア部材に対峙して設けられた固定ガ
イド壁との間に形成される釘供給通路の幅を、連結釘の
連結方式に応じて可変設定して上記連結釘を上記釘供給
通路に沿って案内供給する釘供給ガイド装置に関するも
のである。

（従来技術とその問題点） 互いに連結されてコイル状に巻回された多数の連結釘を
使用する釘打機では、連結釘収容マガジンから連結釘の
先頭釘を受け入れる筒状のノーズ部まで連結釘を供給案
内する釘供給通路が形成されている。

釘供給通路は、ノーズ部と一体に構成されたノーズの側
方に開口した釘受入れ開口の一側縁から前記マガジンの
釘搬出開口の近傍まで延びている固定ガイド壁と、この
固定ガイド壁に対して一定の間隙を有して対峙するとと
もに前記ノーズ部に対して回動可能に支持されたドア部
材とで構成されている。

前記固定ガイド壁には、釘供給通路内に進出して釘の供
給方向に沿って往復駆動される釘送り手段が配置されて
おり、ドア部材側には連結釘の逆方向への移動を阻止す
る逆止爪が設けられている。

一方、この種の釘打機に使用する連結釘の連結態様とし
ては、釘の軸部を細かい針金に溶着して連結したワイヤ
連結方式と、長手方向に沿う上下縁に折曲げタブを形成
したプラスチックシートの連結帯に形成した開口中に釘
軸を挿通支持させて連結したプラスチックシート連結方
式とがある。この両方式の連結釘は幅方向寸法が異な
る。つまり、プラスチックシート連結方式の方が幅広で
ある。このため、上記両方式の連結釘を供給できるよう
に、釘供給通路の間隙を可変設定するようにしたものが
知られている（例えば実開昭62−19179号）。

このような従来技術は、第５図（ａ）（ｂ）に示される
ように、ドア部材40の内側面（釘供給通路41の壁を形成
する面）に、固定ガイド壁42に近接する突出位置と固定
ガイド壁42から離反する退避位置との間で移動可能にさ
れたスライドプレート43を備えており、このスライドプ
レート43はドア部材40に対して固定ガイド壁42側に突出
する方向にバネ付勢されて配置されており、該プレート
43に形成したガイドシャフト44がドア部材40の内面側壁
に形成した案内孔45を嵌挿して延びており、このガイド
シャフト44に設けた停止ピン46をドア部材40の外側の異
なる位置に係合させることよってスライドプレート43を
所定位置に設定するように構成されている。

ところで、上記従来技術では、スライドプレート43がバ
ネ47の押圧力で保持される構成であるから、釘供給通路
41内の釘の押圧力に抗するためには、比較的強力なバネ
が必要であるが、スライドプレート43の位置設定のため
に該プレート43を手で押圧移動させる必要から使用する
バネ力に限界がある。特に、突出位置におけるバネの作
用は小さくなるため、釘打機の釘打込みの衝撃がノーズ
部45に伝播してスライドプレート43が振動によって固定
ガイド壁42から離反する方向に移動する現象が発生して
いる。これは、前述の釘送り手段は釘打機の衝撃とほと
んど同期して後退方向に作動されるものであるので、以
下の問題が生じる。

（ａ）釘送り手段48の送り爪49が後退するときにスライ
ドプレート43が固定ガイド壁42から離反する方向に移動
すると、これによって釘供給通路41の幅が広がり、該通
路41内の釘の軸部44bがドア部材40側に傾いて送り爪49
の先端から離れる結果、送り爪49が２番目の釘の軸部の
後ろ側に進入してしまい、２本送りの現象が発生するこ
とがある。つまり、送り爪49の摺動ストロークは使用す
る連結釘の最大の連結ピッチに合わせて設定してあり、
これよりも連結ピッチの小さい釘を使用する場合に、送
り爪49が２番目の釘の軸部44aを乗り越えないように爪
の高さを高く設定してある。したがって、釘の軸部44a
が釘供給通路内で傾くことなく正しい姿勢に保持されて
いるときは、送り爪49は正常に作用する。しかし、釘が
ドア部材40側に傾くと、送り爪49が２番目の釘の軸部を
乗り越えてその後ろ側に進入してしまい、２本送りが発
生することになるのである。

（ｂ）逆止爪51がスライドプレート43に設けられている
場合、スライドプレート43の後退移動に伴なって逆止爪
51が正規の位置から退避してしまい、送り爪49の離反方
向への移動に追従して連結釘が戻されてしまうことがあ
る。この場合、釘がノーズ部50内へ供給されないから空
送り、空打ち現象が発生し、釘打機を損傷することにな
る。

さらに、上記従来技術では、釘打ち込み作動によりスラ
イドプレート43に作用するバネの押圧力で釘供給通路41
の間隔を維持するものであるため、大きなバネ力が必要
となり、バネの耐久性が悪いという問題、さらにスライ
ドプレート43の位置設定のためには大きなバネ力に抗し
て操作しなければならず、強い力が必要で、設定操作し
にくいという問題がある。

（考案の課題） 本考案は前記問題点を解消し、釘打機の釘打込み時の衝
撃等によってスライドプレートが固定ガイド壁から離反
する方向へ移動しないようにするとともに、上記スライ
ドプレートの位置設定操作を簡単に行なうことができる
釘打機の釘供給ガイド装置を提供することをその技術的
課題とする。

（課題を解決するための手段） 前記課題を解決するため、本考案に係る釘打機の釘供給
ガイド装置は、軸部を連結部材によって支持連結された
連結釘を使用する釘打機であって、連結釘の先頭の釘を
受け入れるとともに該連結釘を被加工材に打ち出すノー
ズ部と、該ノーズ部の射出口の釘受入開口の一側縁と一
体に構成された前記連結釘を供給案内する固定ガイド壁
と、該固定ガイド壁に対して所定間隔をもって対峙して
配置されるとともに前記ノーズ部に対して開閉可能に支
持されたドア部材と、該ドア部材と上記固定ガイド壁と
の間に設けられて上記連結釘をノーズ部に供給する釘供
給通路と、前記ドア部材の固定ガイド壁に面した側に配
置されるとともに固定ガイド壁に対して近接し又は離反
する方向に移動自在なスライドプレートと、前記ドア部
材と前記スライドプレートとの間に介装されてスライド
プレートを常時固定ガイド壁に向かう方向に付勢するバ
ネと、該バネのバネ力に抗して前記スライドプレートを
固定ガイド壁に近接した位置と固定ガイド壁から離反し
た位置に停止させる停止部材とを設ける一方、前記ドア
部材には、前記スライドプレートが固定ガイド壁に近接
した位置に移動して上記バネ力に抗して上記停止部材に
停止させられたときに、上記スライドプレートに係合し
て該スライドプレートが前記固定ガイド壁からさらに離
反する方向へ移動するのを阻止する第１の位置と、スラ
イドプレートが前記固定ガイド壁から離反する方向へ移
動するのを許容する第２の位置とに移動可能なストッパ
部材を配置し、該ストッパ部材にはこのストッパ部材を
前記第１の位置と第２の位置間に移動操作可能な操作部
材を前記ドア部材の外方に設けたことを特徴とする。

（考案の作用、効果） 前記構成において、スライドプレートを固定ガイド壁に
接近させてスライドプレートを常時固定ガイド壁に向か
う方向に付勢するバネのバネ力に抗して上記停止部材に
停止させるただけでは、スライドプレートが固定ガイド
壁からさらに離反するおそれがあるが、操作部を操作し
てストッパ部材を第１の位置に移動させてスライドプレ
ートの後端に係合させることにより、スライドプレート
はそれ以上固定ガイド壁から離反する方向への移動を阻
止される。

また、ストッパ部材を第２の位置に移動させると、スラ
イドプレートは固定ガイド壁から離反する方向に移動可
能となり、停止部材によりこの離反位置に停止させるこ
とができるとともに、ドア部材にスライドプレートの背
面側に係合させる係合部を適宜形成しておくことによ
り、スライドプレートのそれ以上の離反方向への移動を
阻止することができる。

このように、スライドプレートは停止部材により常時固
定ガイド壁に向かう方向に付勢するバネのバネ力に抗し
て固定ガイド壁に近接した位置と固定ガイド壁から離反
した位置に停止させられ、また操作部の操作によって第
１の位置又は第２の位置に位置決めされたストッパ部材
により、スライドプレートが固定ガイド壁から離反する
後退方向に移動することができないから、固定ガイド壁
とスライドプレートとによって構成された釘供給通路の
幅は固定されてしまう。したがって、釘打ち込み時にス
ライドプレートが後退して釘供給通路内で連結釘が傾く
という現象の発生が防止され、連結釘は常に正しい姿勢
を維持してノーズ部に供給され、釘の２本送りや空送り
が発生することがない。

また、スライドプレートを固定ガイド壁側に向けて付勢
するバネは、スライドプレートの後退を阻止するための
ものではないから、そのバネ力は弱いものであってもよ
く、したがってスライドプレートの設定操作を楽に行な
うことができる。

（実施例） 以下、図面によって本考案の実施例について説明する。

第１図（ａ）（ｂ）及び第２図において符号１はノーズ
部を示すものである。該ノーズ部１は前述のように軸部
を連結部材によって支持連結された連結釘２を使用する
釘打機の先端に設けられ、釘を被加工材に打ち出すもの
で、連結釘２の先頭の釘を受け入れる射出口３を備える
とともに、該射出口３と連結釘供給マガジン（図示せ
ず）との間には連結釘２を供給案内する釘供給通路４が
形成されている。該釘供給通路４はノーズ部１の近傍に
おいて上記射出口３の釘受入開口の一側縁と一体に構成
された固定ガイド壁５と、該固定ガイド壁５に対して所
定間隔をもって対峙して配置されたドア部材６とによっ
て構成されている。

上記固定ガイド壁５に沿って送り爪（図示せず）が摺動
する。

ドア部材６は支軸７によりノーズ部１に対して開閉可能
に支持され、中央には案内孔８、その支軸側には嵌合孔
９が形成されている。

ドア部材６の固定ガイド壁５に面した側にはスライドプ
レート10が配置されている。該スライドプレート10の背
面側にはガイドピン11とガイドシャフト12が突出形成さ
れている。スライドプレート10はガイドシャフト12とド
ア部材６の案内孔８との嵌合により固定ガイド壁５に向
かって突出して近接し、またはこれから離反する方向に
移動自在に設けられている。

ドア部材６とスライドプレート10の間には圧縮バネ13が
介装されている。このため、上記スライドプレート10は
ドア部材６に対して固定ガイド壁５に向かう方向に常時
付勢されている。なお、ガイドシャフト12には位置決め
用の停止部材として停止ピン14が形成され、該停止ピン
14は上記圧縮バネ13に抗してスライドプレート10が固定
ガイド壁５に近接して釘供給通路４の幅をワイヤ連結方
式の連結釘２を供給するのに適する前部位置（第１図
（ａ）に示す位置）と、固定ガイド壁５から離反して釘
供給通路４の幅をプラスチックシート連結方式の連結釘
２を供給するのに適する後部位置（同図（ｂ）に示す位
置）で、ドア部材６の上記案内孔８に形成した係合部
（図示せず）に係合するように構成されている。

また、スライドプレート10の内面側には、釘供給通路４
内の連結釘２の逆方向への移動を阻止する逆止爪15がピ
ン16によって回動自在に支持され、該逆止爪15はスライ
ドプレート10に形成された開口部17から釘供給通路４側
に突出している。

ガイドピン11は上記圧縮バネ13を支持するもので、その
端部にはスリット18が形成されている。

ドア部材６の支軸側の嵌合孔９には上記ガイドピン11が
移動自在に嵌挿されている。

次に、上記嵌合孔９と同軸上に連設された筒状凹部19内
にはストッパ部材20が回転可能に支持され、止め輪21に
より抜け止めされている。

ストッパ部材20の先端はガイドピン11の後端に対向し、
ガイドピン11のスリット18に嵌入可能な大きさの突片22
が形成されている。ストッパ部材20の後端はドア部材６
の外方に配置され、操作部23が形成されている。そし
て、ストッパ部材20の突片22がガイドピン11の後端面に
係合する第１の位置にあるときに、スライドプレート10
が第１図（ａ）の位置に位置し、ストッパ部材20の突片
22がガイドピン11のスリット18に嵌入する第２の位置に
あるときに、ストッパ部材20の突片22がガイドピン11の
後端面に係合するように構成されている。

前記構成において、ガイドシャフト12を操作して停止ピ
ン14によりスライドプレート10を前部位置に設定すると
ともに、ストッパ部材20の操作部23を回転操作してスト
ッパ部材20の突片22を第１の位置に設定してスライドプ
レート10のガイドピン11の後端に係合させると、スライ
ドプレート10は前部位置で停止させられ、それ以上固定
ガイド壁５から離反する方向への移動を阻止される。ま
た、ガイドシャフト12によってスライドプレート10を圧
縮バネ13のバネ付勢に抗して固定ガイド壁５から離反す
る方向に移動させて後部位置に設定し、ストッパ部材20
を90°だけ回転操作してその突片22を第２の位置に設定
してガイドピン11のスリット18に嵌入したときは、スラ
イドプレート10は後部位置で停止させられ、それ以上の
離反方向への移動を阻止される。

このように、ストッパ部材20の操作によって前部位置又
は後部位置に位置決めされたスライドプレート10はそれ
以上固定ガイドから離反する方向に移動することはない
から、固定ガイド壁５とスライドプレート10とによって
構成された釘供給通路４の幅は固定されてしまう。した
がって、スライドプレート10が後退して釘供給通路４内
で連結釘２が傾くという現象の発生が防止され、連結釘
２は常に正しい姿勢を維持してノーズ部１に供給され
る。

また、スライドプレート10を固定ガイド壁５に向けて付
勢するバネは、スライドプレート10の後退を阻止するた
めのものではないから、そのバネ力は弱いものであって
もよい。

次に、第３図は他の実施例を示すもので、この例におい
ても、スライドプレートはガイドシャフトに設けた停止
ピンとドア部材の内面との係合により、前部位置と後部
位置とに位置決めされるという基本構造は前述の実施例
と同じであるものとする。

ところで、同図においてドア部材６には固定ピン24を取
付けるとともに、横方向に移動するストッパ部材25を配
設し、該ストッパ部材25の操作部26をドア部材６の外方
に設ける。さらにストッパ部材25の一端はドア部材６に
形成した嵌合孔27を横切る第１の位置と上記嵌合孔27か
ら退避する第２の位置との間を移動するようにし、他端
には突部28を形成し、固定ピン24と突部28との間に捩り
コイルバネ29を装着し、ストッパ部材25を常時第１の位
置側に付勢する。

スライドプレート10の背面側に突出形成されたガイドピ
ン11の中間には、スライドプレート10が後部位置に位置
するときにドア部材６の嵌合孔の開口端に係合する係合
凸部11aが形成されている。したがって、スライドプレ
ート10が前部位置に位置し、且つストッパ部材25が第１
の位置に位置するときにするときに、ガイドピン11の後
端面がストッパ部材25の一端に係合し、スライドプレー
ト10が後部位置に位置し、且つストッパ部材25が第２の
位置に位置するときにガイドピン11の係合凸部11aが嵌
合孔27の開口端に係合するように構成されている。

以上の構成において、スライドプレート10はガイドシャ
フト12に設けた停止ピン14とドア部材６の内面との係合
により、前部位置及び後部位置に位置決めされ、さらに
ストッパ部材25の操作部26の操作により、前部位置及び
後部位置のスライドプレート10は移動不可能な状態とな
る。

また、第４図（ａ）（ｂ）はさらに他の実施例を示すも
ので、この例においても、スライドプレート10はガイド
シャフトに設けた停止ピンとドア部材６の内面との係合
により、前部位置と後部位置とに位置決めされるという
基本構造は前述の実施例と同じであるものとする。

この例においては、基片29aとその中間に設けた突片29b
とをＴ字形に形成したストッパ部材29をドア部材６に上
下動可能に設け、バネ部材30により下方に付勢するとと
もに、ストッパ部材29の基片29aの一端31をスライドプ
レート10の下端に対向させ、上記基片29aの他端をドア
部材６の開口部から外方に突出させて操作部32を形成し
たもので、操作部32の上下動操作によりストッパ部材29
が下方に位置しているときはストッパ部材29とスライド
プレート10とが係合し、スライドプレート10は前部位置
に保持される。これに対し、操作部32によりストッパ部
材29を上動させるとストッパ部材29とスライドプレート
10との係合が外れ、ストッパ部材29の基片29aの上記一
端31はスライドプレート10の突片10aと係合し、スライ
ドプレート10は後部位置に保持される。なお、いずれの
場合も、スライドプレート10は図示しないガイドピンに
設けた停止ピンとドア部材６の内面との係合により、固
定ガイド壁５に向かって移動するのは阻止されている。
したがって、前部位置及び後部位置のスライドプレート
10は移動不可能な状態となる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）はそれぞれ本考案に係る釘打機の釘
供給ガイド装置の要部とともにその作動状態を示す断面
説明図、第２図は上記釘供給ガイド装置のドア部材６の
斜視図、第３図及び第４図（ａ）（ｂ）は上記釘供給ガ
イド装置の他の例の要部説明図であり、第５図（ａ）
（ｂ）は従来の釘供給ガイド装置の平面及び背面におけ
る断面図である。 符号１……ノーズ部、２……連結釘、３……射出口、５
……固定ガイド壁、６……ドア部材、10……スライドプ
レート、14……停止ピン（停止部材）、20、25、29……
ストッパ部材、23、26、32……操作部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】軸部を連結部材によって支持連結された連
   結釘を使用する釘打機であって、 連結釘の先頭の釘を受け入れるとともに該連結釘を被加
   工材に打ち出すノーズ部と、該ノーズ部の射出口の釘受
   入開口の一側縁と一体に構成された前記連結釘を供給案
   内する固定ガイド壁と、該固定ガイド壁に対して所定間
   隔をもって対峙して配置されるとともに前記ノーズ部に
   対して開閉可能に支持されたドア部材と、該ドア部材と
   上記固定ガイド壁との間に設けられて上記連結釘をノー
   ズ部に供給する釘供給通路と、前記ドア部材の固定ガイ
   ド壁に面した側に配置されるとともに固定ガイド壁に対
   して近接し又は離反する方向に移動自在なスライドプレ
   ートと、前記ドア部材と前記スライドプレートとの間に
   介装されてスライドプレートを常時固定ガイド壁に向か
   う方向に付勢するバネと、該バネのバネ力に抗して前記
   スライドプレートを固定ガイド壁に近接した位置と固定
   ガイド壁から離反した位置に停止させる停止部材とを設
   ける一方、 前記ドア部材には、前記スライドプレートが固定ガイド
   壁に近接した位置に移動して上記バネ力に抗して上記停
   止部材に停止させられたときに、上記スライドプレート
   に係合して該スライドプレートがさらに前記固定ガイド
   壁から離反する方向へ移動するのを阻止する第１の位置
   と、スライドプレートが前記固定ガイド壁から離反する
   方向へ移動するのを許容する第２の位置とに移動可能な
   ストッパ部材を配置し、 該ストッパ部材にはこのストッパ部材を前記第１の位置
   と第２の位置間に移動操作可能な操作部を前記ドア部材
   の外方に設けた ことを特徴とする釘打機の釘供給ガイド装置。