JPH052307Y2 - - Google Patents

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JPH052307Y2
JPH052307Y2 JP1987086872U JP8687287U JPH052307Y2 JP H052307 Y2 JPH052307 Y2 JP H052307Y2 JP 1987086872 U JP1987086872 U JP 1987086872U JP 8687287 U JP8687287 U JP 8687287U JP H052307 Y2 JPH052307 Y2 JP H052307Y2
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nail
opening
nose
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feeding
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は釘打込み用ドライバを摺動自在に収容
したノーズ部の側部に釘供給用開口部を設けた釘
打機において、上記開口部からノーズ部内に釘を
供給した場合に、この釘が上記開口部からノーズ
部外に飛び出すことを防止する釘の飛び出し防止
装置に関するものである。
(従来技術) 連結材を介して連結された多数の釘を、打撃ド
ライバを摺動自在に収容したノーズ部内に該ノー
ズ部の側面に形成した供給用開口部から順次供給
して連続的に釘打ちする釘打機においては、ノー
ズ部内に供給された釘が打撃ドライバによつて打
たれるとき、釘が前記供給用開口部から飛び出す
ことがあり、極めて危険である。この釘の飛び出
し現象は、ノーズ部内の釘が打ち込まれる時に後
続の釘との間で連結材を切断する時の釘軸に生じ
る横向きの作用力、更に垂直壁面への釘打ち施工
の場合の重力による釘軸への作用力等によつて発
生するものである。
上記の釘飛び出しを防止するため、通常は釘供
給路に沿つて往復動する釘供給用の釘送り爪を前
記釘供給用開口部の長さに設定して、この釘送り
爪の先端部で供給用開口を閉鎖する技術が知られ
ている(特公昭61−33673号)。この構造による
と、釘送り爪自体が長くなるほか、これを作動さ
せる機構が大きくなつてノーズ部周辺を占有して
しまうため、釘送り爪の下方スペースが小さくな
り、釘送り爪が邪魔して凹所や隅部等の狭い場所
での作業が困難になるという問題点を有してい
る。
また、別の構造として、釘供給路におけるノー
ズ部の供給用開口部に近接した部位に弾力的に進
出する独立したラチエツト爪を設けて、このラチ
エツト爪の先端面で釘の飛び出しを防止する構成
が知られている(実公昭53−32928号、同58−
45023号)。この技術においても、前述と同様に、
ノーズ部周辺がラチエツト爪の機構に占有されて
複雑となるほか、プラスチツクシート等の比較的
柔軟な連結材で連結された連結釘においては、連
結釘が釘送り爪によつて釘供給方向に移動する際
にラチエツト爪に係合し、これが邪魔になつて先
頭の釘をノーズ部内に供給できない場合が発生す
る。さらに例えば釘軸部に鍔状のガイド部材をそ
なえたコンクリート用釘の場合には、打込みの際
にガイド部材がラチエツト爪に当つて工具を破損
したり、正確な打込みが出来なかつたりする問題
を有している。
(考案の技術的課題) 本考案は上記欠点を解消し、特に確実にノーズ
部に対して釘を供給することができるとともに、
ノーズ部周辺の機構を複雑にすることなく狭い場
所における釘打ち作業も可能にすることができる
釘打機における釘飛び出し防止装置を提供するこ
とをその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る釘打機
における釘飛び出し防止装置は、釘打込みドライ
バを摺動自在に収容したノーズ部と、該ノーズ部
の側部に形成した釘供給用開口部とこの開口部に
接続している釘供給路と、釘供給路に沿つて往復
動する際に上記釘供給路中の連結釘の先頭から2
番目の釘の軸部と係合して該連結釘を上記ノーズ
部に供給する釘送り爪とを有する釘打機におい
て、上記釘送り爪には釘供給方向へ延長した係合
突部を形成する一方、上記ノーズ部の釘供給用開
口部の下部に、上記開口部を開閉する開閉部材を
ノーズ部の前方側でノーズ部の軸と平行な支持軸
に対して回動可能に支持し、上記開閉部材には、
釘送り爪が釘送り方向に作動したときに釘送り爪
の係合突部に係合する係合受片を形成し、かつ上
記開閉部材を開放方向に付勢するとともに、上記
釘送り爪の釘供給方向への作動時に上記係合突部
が係合受片に係合して開閉部材を付勢力に抗して
上記開口部を閉鎖する方向へ回動させ、釘送り爪
によつて連結釘がノーズ部に供給された後に上記
開口部を閉鎖させるようにしたことを特徴とす
る。
(考案の作用、効果) 上記構成において、釘送り爪は釘供給装置によ
り釘供給路中の連結釘の先頭から2番目の釘の軸
部と係合してノーズ部方向(釘供給方向)に作動
し、ノーズ部の手前で停止し、先頭の釘を釘打機
のノーズ部に供給する。その後元の位置に復帰移
動して再び次の先頭から2番目の釘の軸部に係合
する。ところで、釘送り爪が釘供給方向に作動す
る際、その係合突部が開閉部材の係合受片に係合
し、開閉部材を付勢力に抗して回動させ、釘送り
爪によつて連結釘がノーズ部に供給された後に釘
供給用開口部を閉鎖するので、ノーズ部に供給さ
れた先頭の釘は開閉部材によりノーズ部内に閉じ
込められる。したがつて、先頭の釘は打ち込み時
にはノーズ部外に飛び出すことがない。また、開
閉部材は釘送り爪によつて連結釘がノーズ部に供
給された後に釘供給用開口部を閉鎖するものであ
るから、釘供給時には釘供給用開口部を開放して
釘供給の障害をなくすことができる。なお、釘送
り爪が元の位置に復帰移動すると、その途中で開
閉部材との係合が解除されるので、開閉部材はそ
の付勢力に従つて釘供給用開閉部を開くように作
動する。このため、開閉部材が次の釘の供給の障
害になることはない。
このように、確実にノーズ部に対して釘を供給
することができるとともに、ノーズ部周辺の機構
を複雑にすることなく狭い場所における釘打ち作
業も可能にすることができるので、本考案の実用
的効果は非常に大である。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。
図において符号Aは釘打機を示す。この釘打機
Aは、工具本体1の先端に設けられて該工具本体
1内に設けられた釘打込みドライバ2を摺動自在
に収容したノーズ部3と、多数の釘を連結材によ
つて連結してなる連結釘4を収容する連結釘収容
部5とを備えるとともに、ノーズ部3の側部に形
成した釘供給用開口部6と連結釘収容部5との間
に釘供給路7を設け、さらに該釘供給路7に沿つ
て釘供給装置により往復動する釘送り爪8を設
け、連結釘収容部5内にコイル状に巻装された連
結釘4の先端部を釘供給路7に配置したものであ
る。
釘供給装置は、例えば図示のように、空気圧で
駆動されるとピストン・シリンダ機構によつて構
成し、送りシリンダ9a内に収容した送りピスト
ン9bを釘供給路7に沿つて作動するように設
け、これと一体に結合した送りピストンロツド9
cの先端に釘送り爪8を軸着すればよい。この場
合、釘送り爪8は送りシリンダ9a内に圧縮エア
を導入、排気させることにより生じる圧縮エアと
バネ11との差圧により釘送り爪8は釘供給路7
に沿つて前進、後退可能に形成されている。
釘供給装置を作動させると、釘送り爪8が釘供
給路7に沿つて釘供給方向に前進する際に該釘供
給路7内の連結釘4の先頭から2番目の釘4bの
軸部と係合してノーズ部3方向に供給作動する。
その際釘送り爪8はノーズ部3の手前で停止し、
先頭の釘4aを釘打機Aのノーズ部3内に供給す
る。その後釘送り爪8は元の位置に復帰移動して
再び次の先頭から2番目の釘4bの軸部に係合す
る。次に、釘打込みドライバ2を駆動することに
より、ノーズ部3内の釘はノーズ部3の先端から
被打込み材に対して打込まれる。
ところで、釘供給路7の下底部は開放され、長
い釘の供給に対応できるように形成されている。
これに応じて、釘供給用開口部6はノーズ部3の
長手方向に長く形成され、その下端は釘送り爪8
の下端よりも下方に位置している。このため、ノ
ーズ部3内に供給された釘4aは、釘打込みの際
(特に横打ちの際)に連結材15が切断されたと
きにノーズ部3内を釘供給用開口部6側に動いて
飛び出す可能性がある。
そこで、釘供給用開口部6には釘飛び出し防止
装置が設けられている。これは釘供給用開口部6
の下部に、上記釘供給用開口部6を開閉する開閉
部材10を配設し、この開閉部材10を釘送り爪
8と作動連結させることにより構成されている。
すなわち、開閉部材10はノーズ部3の前部に
設けられた軸11に軸着され、その一側はノーズ
部3の周囲に沿つて弯曲状に形成され、端部は釘
供給用開口部6を閉鎖可能に形成され、他側端に
は上記釘送り爪8から釘供給方向に延長形成され
た係合突部12に対向する係合受片13が形成さ
れている。なお、開閉部材10の上記他側端と係
合突部12とは釘送り爪8が釘供給方向に作動す
る場合の作動端近傍で係合するように設定されて
いる。また、開閉部材10はバネ14により釘供
給用開口部6を開放する方向に付勢されている。
次に、上記構成の釘飛び出し防止装置の作動態
様について説明する。
まず、釘供給装置を作動させることにより釘送
り爪8が釘供給方向に作動すると、その作動端近
傍で係合突部12が開閉部材10の上記他側端の
係合受片13に係合してバネ14に抗して該開閉
部材10を釘供給用開口部6を閉鎖する方向に作
動させるので、釘供給装置によりノーズ部3に供
給された先頭の釘4aは開閉部材10によりノー
ズ部3内に閉じ込められる。このため、上記釘は
打込みドライバ2によつて打込まれるまでノーズ
部3外に飛び出すことはない。
その後、釘送り爪8が元の位置に復帰移動する
と、その途中で係合突部12と係合受片13との
係合は解除されるので、開閉部材10はバネ14
の付勢力に従つて再び釘供給用開口部6を開放す
る方向に作動する。
したがつて、上述の釘飛び出し防止装置によれ
ば、釘供給路7には従来のラチエツト爪のような
障害物がないので、連結材の硬軟に拘らず確実に
ノーズ部3に対して釘を供給することができるほ
か、釘送り爪8を格別幅広にする必要がなく、且
つ開閉部材10はノーズ部3の周囲に配置されて
いるので、周辺の機構が複雑化することがない。
このため、ノーズ部3の下部に広い作業スペース
Sを得ることができ、溝打ち等を容易に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る釘打機における釘飛び出
し防止装置の側面における断面図、第2図は第1
図のX−X線上の断面図であり、第3図a,bは
それぞれ上記釘打機のノーズ部の側面図及び正面
図である。 符号A……釘打機、3……ノーズ部、4……連
結釘、6……釘供給用開口部、7……釘供給路、
8……釘送り爪、10……開閉部材、12……係
合突部、13……係合受片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 釘打込みドライバを摺動自在に収容したノーズ
    部と、該ノーズ部の側部に形成した釘供給用開口
    部とこの開口部に接続している釘供給路と、釘供
    給路に沿つて往復動する際に上記釘供給路中の連
    結釘の先端から2番目の釘の軸部と係合して該連
    結釘を上記ノーズ部に供給する釘送り爪とを有す
    る釘打機において、 上記釘送り爪には釘供給方向へ延長した係合突
    部を形成する一方、 上記ノーズ部の釘供給用開口部の下部に、上記
    開口部を開閉する開閉部材をノーズ部の前方側で
    ノーズ部の軸と平行な支持軸に対して回動可能に
    支持し、 上記開閉部材には、釘送り爪が釘送り方向に作
    動したときに釘送り爪の係合突部に係合する係合
    受片を形成し、かつ上記開閉部材を開放方向に付
    勢するとともに、 上記釘送り爪の釘供給方向への作動時に上記係
    合突部が係合受片に係合して開閉部材を付勢力に
    抗して上記開口部を閉鎖する方向へ回動させ、釘
    送り爪によつて連結釘がノーズ部に供給された後
    に上記開口部を閉鎖させるようにしたことを特徴
    とする釘打機における釘飛び出し防止装置。
JP1987086872U 1987-06-04 1987-06-04 Expired - Lifetime JPH052307Y2 (ja)

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JPS63197074U JPS63197074U (ja) 1988-12-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845023U (ja) * 1981-09-19 1983-03-26 田中 和幸 インフレ−ションチュ−ブ押出機よりなる紋り径とチュ−ブ径の偏差検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845023U (ja) * 1981-09-19 1983-03-26 田中 和幸 インフレ−ションチュ−ブ押出機よりなる紋り径とチュ−ブ径の偏差検出装置

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