JPH0647440B2 - リフト装置用のバケット - Google Patents

リフト装置用のバケット

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JPH0647440B2
JPH0647440B2 JP4025292A JP4025292A JPH0647440B2 JP H0647440 B2 JPH0647440 B2 JP H0647440B2 JP 4025292 A JP4025292 A JP 4025292A JP 4025292 A JP4025292 A JP 4025292A JP H0647440 B2 JPH0647440 B2 JP H0647440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフト装置用のバケッ
トに関する。すなわち、例えば引越し,火災,建築作業
等に際し、建物等の高所目標と地上間で、荷物,機材,
資材,消防士,作業員等を積載して運搬する、リフト装
置用のバケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなバケットにあっては、荷物等
の積み込み積み卸しの便、および床板以上の寸法の荷物
等の積載の便のため、その各あおり板はそれぞれ独自
に、床板に対し直立姿勢,水平姿勢,垂下姿勢間にて開
閉可能に取り付けられている。図5は従来例に係るバケ
ットの要部の正面分解図、図6,図7,図8は同要部の
正面図であり、図6はあおり板が直立姿勢にある状態
を、図7はあおり板が水平姿勢にある状態を、図8はあ
おり板が垂下姿勢にある状態を、それぞれ示している。
【0003】まず図6では、バケットBの床板1に固設
されたひんじ片2の第1穴31 と第2穴32 に、バケッ
トBのあおり板4に固設された対応ひんじ片5の第1穴
1 と第2穴62 とがそれぞれ重ねられ、第1ピン7と
第2ピン8が貫挿され係合されている。これによりあお
り板4は、直立姿勢にて床板1に取り付け位置決めされ
ている。次にこの図6の状態から、第2ピン8のみを抜
き出した後、残った第1ピン7を軸として、あおり板4
を図面上時計方向に90度回転させる。すると図7のご
とく、第1ピン7による係合、および、対応ひんじ片5
の当接面51 と床板1の下面11 との当接により、あお
り板4は、水平姿勢にて床板1に取り付け位置決めされ
る。他方、図6の状態から、第1ピン7のみを抜き出し
た後、残った第2ピン8を軸としてあおり板4を時計方
向に180度回転させる。すると図8のごとく、第2ピ
ン8による係合のみにより、あおり板4は、垂下姿勢に
て床板1に取り付け位置決めされる。なお水平姿勢,垂
下姿勢から直立姿勢への位置決めは、これらに準じ逆の
操作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のリフト装置用のバケットBにあっては、次の問題
が指摘されていた。第1に、あおり板4の直立姿勢,水
平姿勢,垂下姿勢間の開閉には、第1ピン7と第2ピン
8の挿抜を要し、手間取り面倒であり作業効率が悪いと
いう問題があった。第2に、あおり板4のこのような開
閉は、一旦、直立姿勢に戻してから行うことを要してい
た。すなわち、第1ピン7と第2ピン8の挿抜は、あお
り板4を常に直立姿勢としてから行われ、水平姿勢と垂
下姿勢間での直接的な開閉ができず、この面からも手間
取り面倒であり作業能率が悪いという問題があった。従
来例では、このような点が指摘されていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み上記従来
例の問題点を解決すべくなされたものであって、所定の
ごとく床板のひんじ片に第1ピンおよび第2ピンを突設
すると共に、対応する切欠きと長穴をあおり板の対応ひ
んじ片に形成してなること等により、第1ピンおよび第
2ピンは挿抜を要せずしかも一旦直立姿勢に戻すことも
なく、容易かつ自在にあおり板の開閉ができる、リフト
装置用のバケットを提案することを目的とする。又、あ
おり板が水平姿勢にて固定的に取り付け位置決めでき
る、同バケットを提案することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
について次のとおり。すなわち、このリフト装置用のバ
ケットは、起伏可能,伸縮可能なブームに沿い荷物等を
積載して昇降されるものであって、床板と、上記床板に
対し直立姿勢,水平姿勢,略垂下姿勢間にて開閉可能に
取り付けられた各あおり板と、からなっている。上記床
板の各端縁にはひんじ片が固設され、該ひんじ片には上
下に第1ピンと第2ピンが突設されている。又、上記各
あおり板の端縁には対応ひんじ片が固設され、該対応ひ
んじ片には切欠きと長穴が形成されている。そして、該
第1ピンと該切欠きとの係合、および該第2ピンと該長
穴の一端との係合により、上記あおり板は、直立姿勢に
て取り付け位置決めされる。又、該第2ピンと該長穴の
一端との係合、および該対応ひんじ片と上記床板の下面
との当接により、上記あおり板は、水平姿勢にて取り付
け位置決めされる。更に、該第2ピンと該長穴の他端と
の係合のみにより、上記あおり板は、略垂下姿勢にて取
り付け位置決めされる。
【0007】又、請求項2については次のとおり。すな
わち、このリフト装置用のバケットにおいては、該対応
ひんじ片には更に係止部が設けられ、又、上記床板には
対応する係止受部が設けられている。そして、該係止部
と係止受部との係止により、上記あおり板は、水平姿勢
にて固定的に取り付け位置決めされる。
【0008】
【作用】本発明に係るリフト装置用のバケットは、この
ような手段よりなるので次のごとく作用する。すなわ
ち、起伏,伸長させたブームに沿い荷物等を運搬するに
際し、荷物等の積み込み積み卸しの便、および床板以上
の寸法の荷物等の積載の便のため、バケットの各あおり
板はそれぞれ床板に対し、必要に応じ適宜直立姿勢,水
平姿勢,略垂下姿勢間にて開閉される。そして係る開閉
は、次の第1,第2,第3の順に行われる。
【0009】第1に、直立姿勢を解く際は、あおり板を
持ち上げ略上方にスライドさせつつ、第1ピンと切欠き
との係合を解く。又、水平姿勢を解く際は、あおり板を
外側方にスライドさせ対応ひんじ片と床板の下面との当
接を解くが、請求項2にあっては予め係止部と係止受部
との係止を解いた後、当接を解く。第2に、しかる後、
あおり板を外側方にスライドさせて長穴の他端と係合し
た第2ピンを軸として、あおり板を回し正逆に必要量回
転させる。第3に、そして直立姿勢とする際は、長穴の
他端と係合した状態の第2ピンを軸として、あおり板を
回転せしめて略直立姿勢とした後、あおり板を略下方に
スライドさせつつ、第1ピンと切欠きを係合させると共
に、第2ピンと長穴の一端を係合させる。又、水平姿勢
とする際は、あおり板を略水平姿勢とした後、あおり板
を押して内側方にスライドさせ対応ひんじ片と床板の下
面とを当接させると共に、第2ピンと長穴の一端を係合
させる。その際請求項2にあっては更に、ひんじ片の係
止部と床板の係止受部とを係止させる。さてこのよう
に、あおり板の各姿勢間の開閉は、第1ピンおよび第2
ピンの挿抜を要せず容易に、しかも、一旦直立姿勢に戻
すことも要せず直接的に自在に行われる。又、請求項2
では更に、あおり板が水平姿勢にて固定的に取り付け位
置決めされる。
【0010】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。まずその構成等について、リフ
ト車のリフト装置等の概略、バケットBの概要、その位
置決め等の順に説明する。
【0011】リフト車のリフト装置等の概略は、次のよ
うになっている。図10および図11は、リフト車のリ
フト装置等の一例を示し、図10はその側面図であり、
図11はその作動説明図である。リフト車は、図示の自
走式のほか走行動力を持たぬ牽引式,可搬式のものもあ
り、ともに車輌本体9上に起伏可能,伸縮可能,旋回可
能に搭載されたリフト装置のブーム10を備えている。
そしてこのブーム10に沿って、荷物等11すなわち荷
物,機材,資材,消防士,作業員等を積載したリフト装
置のバケットBが昇降され、もって、荷物等11が建物
12等の高所目標と地上間で運搬される。
【0012】まずブーム10について述べると、車輌本
体9上には正逆回転駆動されるターンテーブル13が搭
載され、このターンテーブル13にブーム10が、油圧
式の起伏用シリンダ14等の駆動機構とピン15とによ
り、起伏可能に枢支されている。又このブーム10は、
伸縮可能な多段式よりなり、シリンダ,ワイヤ等を用い
た駆動機構(図示せず)により、その2段目以降の張り
出しと嵌挿収納とが行われる.更にブーム10として
は、入れ子式のもの,梯子式のもの、直伸式のもの,屈
折式のもの,その他各種の方式,形式のものがある。そ
して係るブーム10上を、台車16が走行される。すな
わち、台車16は前後左右に車輪17を備え、ウインチ
とワイヤ等を備えたその昇降機構(図示せず)により、
ブーム10上をその基端101 から先端102 まで走行
される。
【0013】この台車16上にバケットBの架台18の
一端が、ピン19により枢着されると共に、架台18の
他端が、水平維持機構20の連結扞21により支持され
ている。この連結扞21の長さ,角度等を適宜調整する
ことにより、架台18そしてこの架台18上に取り付け
られたバケットBは、ブーム10の起伏にかかわらず常
に水平姿勢を維持される。なお図中22は、リフト車の
車輌本体9に設けられた車輪であり、23は、リフト車
を地上に安定的に保持するジャッキたるアウトリガーで
ある。リフト車のリフト装置等は、概略このようになっ
ている。ところで本発明のバケットBは、このようなリ
フト車のリフト装置に限らず、リフト車以外のリフト装
置にも勿論適用可能である。例えば、高所目標に予め駆
動機構たるウインチ装置を取り付けておき、係るウイン
チ装置のワイヤの巻き取りと繰り出しにより、ブーム1
0を起伏,伸縮せしめる方式のリフト装置にも、勿論適
用可能である。
【0014】次に、バケットBの概要について述べる。
図1は、本発明に係るリフト装置用のバケットBの実施
例を示す、要部の正面分解図である。又、図2,図3,
図4は同要部の正面図であり、図2はあおり板4が直立
姿勢にある状態を、図3はあおり板4が水平姿勢にある
状態を、図4はあおり板4が垂下姿勢にある状態を、そ
れぞれ示している。バケットBは、上面が解放された箱
状をなし、床板1と、床板1の各端縁に対し、直立姿
勢,水平姿勢,垂下姿勢間にて開閉可能に取り付けられ
た4枚のあおり板4と、からなっている。
【0015】まず床板1の各端縁には、板状のひんじ片
24が固設されている。ひんじ片24には、上下に第1
穴241 と第2穴242 が形成され、この第1穴241
と第2穴242 に、それぞれ第1ピン25と第2ピン2
6が貫挿着されて突設されている。又、各あおり板4に
おいて床板1に対応する端縁には、それぞれ対応ひんじ
片27が固設され、対応ひんじ片27には、切欠き28
と長穴29が形成されている。この対応ひんじ片27
は、あおり板4が直立姿勢にある場合、その端縁の外側
に位置すべく固設され、かつ垂下されてひんじ片24を
カバーする長さの板状体よりなっている。又、直立姿勢
の場合において、切欠き28に形成された係合凹部28
1 がひんじ片24の第1ピン25と係合可能となり、切
欠き28の解放部282 が床板1側に向けられている。
長穴29は切欠き28の下方に位置し、その一端291
がひんじ片24の第2ピン26と係合可能となってい
る。なお第2ピン26は、この直立姿勢から開閉される
場合、長穴29中を摺動されガイドされてその他端29
2 に至ることも可能となっている。バケットBの概要
は、このようになっている。
【0016】次に、その位置決め等について述べる。ま
ず図2のごとく、第1ピン25と切欠き28の係合凹部
281 との係合、および、第2ピン26と長穴29の一
端291 との係合により、あおり板4は、直立姿勢にて
床板1に対し取り付け位置決めされる。又、図3のごと
く、第2ピン26と長穴29の一端291 との係合、お
よび、対応ひんじ片27の当接面271 と床板1の下面
1 との当接により、あおり板4は、水平姿勢にて取り
付け位置決めされる。更に図4のごとく、第2ピン26
と長穴29の他端292 との係合のみにより、あおり板
4は、垂下姿勢に懸下されて取り付け位置決めされる。
【0017】なおこの図4の場合、対応ひんじ片27の
頂端に図中想像線で示したストッパ30を付設してお
き、あおり板4の垂下姿勢で、ストッパ30が床板1の
下面11 と当接するように設定しておくと、あおり板4
は、正確な垂下姿勢でしかも内側方向にぐらつくことな
く安定的に位置決めされる利点がある。又、このストッ
パ30の介在寸法を図示例より増やすことにより、あお
り板4を、正確な垂下姿勢より反時計方向に若干傾斜し
た準垂下姿勢にて安定的に位置決めすることも可能であ
る。このようにあおり板4は、例えば図示のごとく正確
な垂下姿勢等の略垂下姿勢で、取り付け位置決めされ
る。
【0018】又、あおり板4の対応ひんじ片27には、
更にその頂端に係止突起31等の係止部が設けられると
共に、床板1には対応する係止穴32、又は係止フレー
ム,爪,パイプ等の係止受部が設けられている。そし
て、この対応ひんじ片27の係止突起31等の係止部
と、床板1の係止穴32等の係止受部との係止により、
あおり板4は水平姿勢の場合において、長穴29のスト
ローク分だけ水平方向にがたつき移動することが防止さ
れる。よって、あおり板4は、水平姿勢にて固定的に取
り付け位置決めされることになる。バケットBの位置決
め等は、このようになっている。
【0019】以上が構成等の説明である。以下その動作
等について説明する。起伏,伸長されたブーム10に沿
い荷物等11を運搬するに際し、バケットBの各あおり
板4は、次のごとく開閉される。すなわち、各あおり板
4は、荷物等11の積み込み積み卸しの便、および床板
1以上の寸法の荷物等11の積載の便のため、それぞれ
床板1に対し必要に応じ適宜、直立姿勢,水平姿勢,垂
下姿勢間にて開閉される。
【0020】図9はバケットBの概略説明図であるが、
その(1)図にあっては、2枚の対向するあおり板4が
直立姿勢にあり、残る2枚のあおり板4が垂下姿勢にあ
る状態が示され、例えばこの状態において、長尺物の荷
物等11が積載される。又、図9の(2)図にあって
は、1枚のあおり板4が直立姿勢にあり、残る3枚のあ
おり板4が水平姿勢にある状態が示され、例えばこの状
態において、長尺物や面積の大きな荷物等11が積載さ
れる。又、図9の(3)図にあっては、3枚のあおり板
4が直立姿勢にあり、残る1枚のあおり板4が垂下姿勢
にある状態が示され、例えばこの状態において、荷物等
11の積み込みおよび積み卸し等が行われる。
【0021】さてここで、このような直立姿勢,水平姿
勢,垂下姿勢間でのあおり板4の開閉は、次の第1,第
2,第3の順に行われる。まず第1に、図2の直立姿勢
を解く際は、あおり板4を持ち上げ図面上で右上方にス
ライドさせつつ、ひんじ片24の第1ピン25と対応ひ
んじ片27の切欠き28との係合を解く。又、図3の水
平姿勢を解く際は、あおり板4を図面上で右側の外側方
にスライドさせ、対応ひんじ片27の当接面271 と床
板1の下面11 との当接を解くが、その際、予めあおり
板4をやや上方へ起こして、対応ひんじ片27の係止突
起31と床板1の係止穴32との係止を解いておくこと
が必要である。なお、図4の垂下姿勢を解く際は、特に
操作は要しない。
【0022】第2に、しかる後、対応ひんじ片27の長
穴29の他端292と係合した第2ピン26を軸とし
て、あおり板4を回転させる。この回転は、正逆に90
度又は180度程度にて行われる。
【0023】第3に、例えば図4の垂下姿勢から図2の
直立姿勢とする際は、長穴29の他端292 と係合した
状態の第2ピン26を軸として、あおり板4を図4の状
態から反時計方向に回転せしめて略直立姿勢とした後、
あおり板4を下方にスライドさせつつ、第1ピン25と
切欠き28を係合させると共に、第2ピン26と長穴2
9の一端291 を係合させる。又、図3の水平姿勢とす
る際は、長穴29の他端292 と係合した状態の第2ピ
ン26を軸として、あおり板4を略水平姿勢とした後、
あおり板4を内側方にスライドさせ、対応ひんじ片27
の当接面271 と床板1の下面11とを当接させると共
に、第2ピン26と長穴29の一端291 を係合させ
る。そして更に、対応ひんじ片27の係止突起31と床
板1の係止穴32とを係止させることにより、あおり板
4が水平姿勢にて固定的に取り付け位置決めされる。
【0024】あおり板4の直立姿勢,水平姿勢,垂下姿
勢間の開閉は、このような順序で行われる。さてこのよ
うに、あおり板4の各姿勢間の開閉は、第1ピン25お
よび第2ピン26の挿抜を要せず容易に行われると共
に、一旦直立姿勢に戻すことも要せず各姿勢間にて直接
的に自在に行われる。以上が動作等に説明である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るリフト装置用のバケット
は、以上説明したように、所定のごとく床板のひんじ片
に第1ピンおよび第2ピンを突設すると共に、対応する
切欠きと長穴をあおり板の対応ひんじ片に形成してなる
こと等により、次の効果を発揮する。すなわち、第1ピ
ンおよび第2ピンの挿抜を要せず、しかも一旦直立姿勢
に戻すこともなく、容易かつ自在にあおり板の開閉がで
きるようになる。つまり、あおり板の直立姿勢,水平姿
勢,略垂下姿勢間の開閉が手間取ることなく行われ、作
業能率が著しく向上する。又、あおり板の対応ひんじ片
と床板に、対応する係止部と係止受部を設けた場合に
は、更に、あおり板が水平姿勢で固定的に取り付け位置
決めできるようになる。このように、この種従来例の存
した問題点が一掃される等、その発揮する効果は顕著に
して大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリフト装置用のバケットの実施例
を示す、要部の正面分解図である。
【図2】同要部の正面図であり、あおり板が直立姿勢に
ある状態を示す。
【図3】同要部の正面図であり、あおり板が水平姿勢に
ある状態を示す。
【図4】同要部の正面図であり、あおり板が垂下姿勢に
ある状態を示す。
【図5】従来例に係るバケットの要部の正面分解図であ
る。
【図6】同要部の正面図であり、あおり板が直立姿勢に
ある状態を示す。
【図7】同要部の正面図であり、あおり板が水平姿勢に
ある状態を示す。
【図8】同要部の正面図であり、あおり板が垂下姿勢に
ある状態を示す。
【図9】バケットの概略説明図であり、(1)図は、2
枚のあおり板が直立姿勢にあり残る2枚のあおり板が垂
下姿勢にある状態を、(2)図は、1枚のあおり板が直
立姿勢にあり残る3枚のあおり板が水平姿勢にある状態
を、(3)図は、3枚のあおり板が直立姿勢にあり残る
1枚のあおり板が垂下姿勢にある状態を、それぞれ示し
ている。
【図10】リフト車のリフト装置等の一例を示す側面図
である。
【図11】同作動説明図である。
【符号の説明】
1 床板 11 下面 4 あおり板 10 ブーム 11 荷物等 24 ひんじ片 25 第1ピン 26 第2ピン 27 対応ひんじ片 28 切欠き 29 長穴 291 一端 292 他端 31 係止突起(係止部) 32 係止穴(係止受部) B バケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフト装置の起伏可能,伸縮可能なブー
    ムに沿い荷物等を積載して昇降されるバケットであっ
    て、床板と、上記床板に対し直立姿勢,水平姿勢,略垂
    下姿勢間にて開閉可能に取り付けられた各あおり板とか
    らなり、 上記床板の各端縁にはひんじ片が固設され、該ひんじ片
    には上下に第1ピンと第2ピンが突設されてなり、又、
    上記各あおり板の端縁には対応ひんじ片が固設され、該
    対応ひんじ片には切欠きと長穴が形成されてなり、 該第1ピンと該切欠きとの係合、および該第2ピンと該
    長穴の一端との係合により、上記あおり板は直立姿勢に
    て取り付け位置決めされ、該第2ピンと該長穴の一端と
    の係合、および該対応ひんじ片と上記床板の下面との当
    接により、上記あおり板は水平姿勢にて取り付け位置決
    めされ、該第2ピンと該長穴の他端との係合のみによ
    り、上記あおり板は略垂下姿勢にて取り付け位置決めさ
    れること、を特徴とするリフト装置用のバケット。
  2. 【請求項2】 該対応ひんじ片には更に係止部が設けら
    れ、又、上記床板には対応する係止受部が設けられてな
    り、該係止部と係止受部との係止により、上記あおり板
    が水平姿勢にて固定的に取り付け位置決めされる、請求
    項1記載のリフト装置用のバケット。
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