JPH06473Y2 - 空気噴射式織機における緯入装置 - Google Patents

空気噴射式織機における緯入装置

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JPH06473Y2
JPH06473Y2 JP1987030434U JP3043487U JPH06473Y2 JP H06473 Y2 JPH06473 Y2 JP H06473Y2 JP 1987030434 U JP1987030434 U JP 1987030434U JP 3043487 U JP3043487 U JP 3043487U JP H06473 Y2 JPH06473 Y2 JP H06473Y2
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JP
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air
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栄二 一松
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気噴射ノズル側より、親羽、カッタを受け
入れる開口、通常筬羽の列、上側突部と下側突部とで凹
所を形成した緯糸案内用筬羽の列の順に配置し、凹所の
列により緯糸案内通路を形成し、空気噴射ノズルの先端
部を前記親羽の前方に緯糸案内通路の始端に対向させ、
上記通常筬羽部に経糸の側端を引通してなる緯入装置に
関する。
〔従来の技術〕
この種の装置として、従来例えば、第4図及び第5図に
示すようなものが知られている。図において、1は緯糸
Wを噴射空気に乗せて射出する空気噴射ノズル、2は筬
であって、経糸Yが通る筬羽3を筬枠4に列設してあ
る。筬羽列は、前面が平坦に形成されて空気噴射ノズル
1側の経糸列端部Ya部位に配された通常筬羽3aの列
と、この通常筬羽3aの列に続いて反緯入側に向けて列
設される緯糸案内用筬羽3bの列とで構成されている。
緯糸案内用筬羽3bは、その前面中央に上側突部5と下
側突部6とを突設して凹所7を形成し、これら凹所7の
列によって経糸列の側端Ybよりも内側を始端10aと
して反緯入側に向けて緯糸Wを案内する緯糸案内通路1
0を形成してある。そして、空気噴射ノズル1は上記始
端10aに対向させて配置されてある。また、11は筬
端部に有る親羽である。12は親羽11と通常筬羽3a
との間に形成され、筬打ち後に緯糸Wを切断するカッタ
13の受入用の開口である。14は筬に沿って所定の間
隔で配設した補助ノズルであって、補助空気を緯糸案内
通路10に向けて噴射することにより空気噴射ノズル1
から射出された緯糸Wを順に吹き送る。15は緯糸ガイ
ド、16は緯入時期に緯糸Wを開放する緯糸把持器であ
る。また、17は織前、18は織布である。
上記のように経糸列端部Ya部分に突部5,6のない通
常筬羽3a列を配設し緯糸案内通路10を欠除させてい
るのは、第7図に示すように、織布の織縮みが大きい場
合に経糸列端部Yaの傾斜が大きくなり、突部5,6が
あると経糸Yの開閉口時にこれ等の経糸列端部Yaの経
糸Yが突部5,6に引っ掛かりやすく、引っ掛かった場
合には経糸開口が充分に形成されなかったり、筬打ち時
に経糸Yがこすられて切断したりしてしまうからであ
る。
そして、緯入の際は、空気噴射ノズル1から先行噴射を
行なつて緯糸Wの先端を引き延ばし、その後、緯糸把持
器16を開放して緯糸Wを送り出し緯糸案内通路10の
始端10aさらにその先まで搬送するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記緯入装置にあつては、緯入時に、緯糸W
の先端部がしばしば経糸列端部Yaや筬羽3に引っ掛か
って緯入不良を生じるという問題があった。
それは、空気噴射ノズル1からの噴射空気が緯糸案内通
路10へ到達するまでこの空気がほとんど無拘束のまま
流進するので、気流の外側部が外気との摩擦抵抗を受け
て急減速し、そのため、集束性が低下して気流中央部の
主流域から遊離していく。その結果、上記主流域の回り
に顕著な拡散域が形成されてこれが次第に成長していく
ので、噴射空気と共に射出された緯糸Wの先端部がもし
この拡散流に乗ると、これが緯糸案内通路10へ導入さ
れないで激しく振られつつ経糸Yなどに引っ掛かってし
まうことがあるからである。
また、前述したような筬羽を利用して緯糸案内通路10
を形成したものにあっては、上記のような拡散気流が緯
糸案内通路10の始端10aにおける緯糸案内用筬羽3
bの突部5,6に当接するので、この筬羽3bが反緯入
側に押され隣接する通常筬羽3aとの間の間隙が大きく
なってこの部位からの逸出空気の量が多くなり、緯糸案
内通路10へせっかく導入された緯糸端部がこの逸出空
気に引かれて筬羽3の背後に抜け出てしまうこともあ
る。
そこで本考案の技術的課題は、このような拡散域の成長
を抑制する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術的手段
は、空気噴射ノズル側より、親羽、カッタを受け入れる
開口、通常筬羽の列、上側突部と下側突部とで凹所を形
成した緯糸案内用筬羽の列の順に配置し、凹所の列によ
り緯糸案内通路を形成し、空気噴射ノズルの先端部を前
記親羽の前方に緯糸案内通路の始端に対向させ、上記通
常筬羽部に経糸の側端を引通してなる緯入装置におい
て、上記通常筬羽と開口との間に上下突部により凹所を
形成したバッフルを配置し、上記凹所を緯糸案内通路の
延長上に位置させてなるなるものである。
〔作用〕
この手段によれば、通常筬羽と開口との間に上下突部に
より凹所を形成したバッフルを配置し、上記凹所を緯糸
案内通路の延長上に位置させているので、空気噴射ノズ
ルからの噴射空気はバッフルにより拡散気流が主流域か
ら分離される。ここから空気流が進行すると拡散域が発
生するが、この拡散域は成長途上にあるので、緯糸先端
部は激しく振られることなくバッフルを通過する。
そして、バッフルを通過した主流域は新たな拡散域を形
成しつつ緯糸案内通路の始端に至るが、このときも拡散
域が成長過程にあってその領域が狭いので上記と同様緯
糸先端部を案内通路へ容易に導入することができ、緯糸
の引っ掛かりが生じない。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本考案の実施例に係る緯入装置
を説明する。尚、上記従来例で説明したと同様のものに
は同一の符号を付してその説明を省略する。
第1図及び第2図には第一の実施例に係る緯入装置が示
されている。これは上述したと同様に通常筬羽3a列
と、緯糸案内通路10を備えた緯糸案内用筬羽3b列と
を備えている。
この実施例においてバッフル20は、緯糸案内用筬羽3
bと同一形状に形成されており、上下突部21,22に
よって凹所23を形成してある。そして、バッフル20
は凹所23が空気案内通路10の延長上10bに位置す
るように経糸列の側端Ybと空気噴射ノズル1との間で
あって通常筬羽3a列に隣接させて筬枠4に固定され、
空気噴射ノズル1からの噴射空気の拡散域に介入するよ
うにしてある。
尚、拡散域と主流域との境界は画然としたものではない
が、要は緯糸先端部に有害な挙動を与えるような領域を
実験等により求めて当該拡散域にバッフルを介入させる
ようにする。
従って、この緯入装置によれば、緯入時には、まず、空
気噴射ノズル1から先行噴射が行なわれ、緯糸Wの先端
が引き延ばされる。次に、緯糸把持器16が開放されて
緯糸Wが送り出される。
この場合、空気噴射ノズル1からの噴射空気は、第3図
に示すように、徐々に拡散しようとする(図中2点鎖
線)。その途中において、噴射空気の拡散域はバッフル
20に当接してその進行が遮断され、主流域とおおむね
分離される。そして、噴射空気は凹所23及び凹所23
よりも織前側を通って流進する。
このとき、バッフル20よりも空気噴射ノズル1側にお
いては、緯糸端部Waは当初の先行噴射によって真直に
なっているものの拡散流によって振られるが、拡散域は
成長途上にあるので、はげしく振られることはなくバッ
フルを通過する。また、緯糸端部Waがバッフル20に
当接しても当接による折返し量が少ないのですぐ凹所2
3を通過することになる。
また凹所23を通過した噴射空気は、織前側に多少広が
りかつ新たに拡散域を形成していくがこのときも拡散域
は成長の過程にあってその領域が狭いので、略緯糸案内
通路10の延長上10bに沿う範囲(図中点線)をもっ
て進行することになる。そのため、緯糸端部Waは主流
域にのって搬送され、緯糸案内通路の延長上から外れに
くく、緯糸案内通路10の始端10aさらには緯糸案内
通路10内に持ちきたされる。尚、バッフル20の凹所
23よりも織前側の拡散域は遮断されないので、この拡
散域によって緯糸端部Waは多少前後に振れるが緯糸案
内通路10も織前側に開口しているので容易に緯糸案内
通路10に受け入れられる。
また、噴射空気の拡散域が遮断されることから、バッフ
ル通過後の噴射空気は緯糸案内用筬羽3bにほとんど当
接しないので、筬羽3bが反緯入側に押され隣接する通
常筬羽3aとの間の間隙が大きくなってこの部位から抜
け出てしまう事態も防止される。
そして、バッフル通過後の噴射空気によって緯糸案内通
路10に誘導された緯糸Wは、複数の補助ノズル14か
ら斜め上方反緯入側に向けて次々に噴射される噴射気流
に乗って搬送される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の緯入装置によれば、経糸
列端部が織縮により斜めになり、緯糸案内用筬羽の上下
突部に引っ掛かることによる糸切れが発生するような織
物に適用する緯入れ装置を前提として、拡散気流を主流
域からおおむね分離し拡散域の成長を抑制することがで
きる。そのため、緯糸端部は主流域にのって搬送され激
しく振られることなく緯糸案内通路の始端さらには緯糸
案内通路内に持ちきたされるので、緯糸の先端部が経糸
端部や筬羽に引っ掛かって緯入不良を生じる事態を抑止
できるる。このとき、バッフルは開口よりも通常筬羽側
にあるから、気流の流れる距離は短く拡散気流は成長途
上にあり拡散域が大きくなる前にバッフルにより主流域
から分離される。また、このとき、拡散気流は成長途上
にあるので緯糸先端部が激しく振られることなくバッフ
ルを通過する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一の実施例に係る緯入装置を示す
図、第2図は第1図中II−II線断面図、第3図は本考案
の第一の実施例に係る緯入装置の作用を示す要部斜視
図、第4図は従来の緯入れ装置の一例を示す図、第5図
は第4図中V−V線断面図である。 W…緯糸 Y…経糸 Ya…経糸列の端部 Yb…経糸列の側端 1…空気噴射ノズル 3…筬羽 10…緯糸案内通路 10a…始端 20…バッフル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気噴射ノズル側より、親羽(11)、カ
    ッタを受け入れる開口(12)、通常筬羽(3a)の
    列、上側突部(5)と下側突部(6)とで凹所(7)を
    形成した緯糸案内用筬羽(3b)の列の順に配置し、凹
    所(7)の列により緯糸案内通路(10)を形成し、空
    気噴射ノズル(1)の先端部を前記親羽(11)の前方
    に緯糸案内通路(10)の始端に対向させ、上記通常筬
    羽(3a)部に経糸の側端を引通してなる緯入装置にお
    いて、 上記通常筬羽(3a)と開口(12)との間に上下突部
    (21,22)により凹所(23)を形成したバッフル
    (20)を配置し、上記凹所(23)を緯糸案内通路
    (10)の延長上(10b)に位置させてなる 空気噴射式織機における緯入装置。
JP1987030434U 1987-03-04 1987-03-04 空気噴射式織機における緯入装置 Expired - Lifetime JPH06473Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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