JPH0647162B2 - 真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置

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JPH0647162B2
JPH0647162B2 JP30350690A JP30350690A JPH0647162B2 JP H0647162 B2 JPH0647162 B2 JP H0647162B2 JP 30350690 A JP30350690 A JP 30350690A JP 30350690 A JP30350690 A JP 30350690A JP H0647162 B2 JPH0647162 B2 JP H0647162B2
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紀彦 佐賀
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文博 佐久間
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株式会社京浜精機製作所
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はキャビテー内を比較的高い真空のもとでダイカ
スト鋳造を行なう真空ダイカスト装置に関するものであ
り、アルミニウム合金の精密な鋳物を多量に生産する、
例えば自動車、二輪車等の構成部品の生産に良く使用さ
れる。
[従来の技術] かかる真空ダイカスト装置に関しては、本願発明の発明
者等の発明になる特願昭63−302420がある。
これは、射出シリンダースリーブに連なる開口部と、キ
ャビテーに連絡された湯道に連なる開口部と、真空引き
通路に連なる開口部と、が開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に湯道に連なる開口部と真空引き通路に
連なる開口部との連通時に、湯道に連なる開口部と射出
シリンダースリーブに連なる開口部とを遮断し、一方湯
道に連なる開口部と真空引き通路に連なる開口部の遮断
時に湯道に連なる開口部と射出シリンダースリーブに連
なる開口部を連通させる切換弁体を配置したものであ
り、射出シリンダースリーブ内の溶湯をプランジャーチ
ップにてキャビテー内へ射出成形する際において、プラ
ンジャーチップによる低速移動の初期から中期にかけ
て、切換弁体にて真空引き通路に連なる開口部と湯道に
連なる開口部と連通し、湯道に連なる開口部と射出シリ
ンダースリーブに連なる開口部とを遮断するもので、こ
れによると、キャビテー内を真空に保持できる。
次いでプランジャーチップが前記状態より更に移動して
低速移動の終期に入ると、切換弁体によって、真空引き
通路に連なる開口部と湯道に連なる開口部が遮断され、
湯道に連なる開口部と射出シリンダースリーブに連なる
開口部とが連通する。而して真空に保持されたキャビテ
ー内へ射出シリンダースリーブ内の溶湯を射出し、成形
が行なえるものである。
[発明が解決しようとする課題] かかる真空ダイカスト装置によると、プランジャーチッ
プによって射出シリンダースリーブ内の溶湯をキャビテ
ー内へ射出する際、キャビテー内には真空引き通路、湯
道を介して真空源に生起した真空圧力が導入されること
によってキャビテー内は真空状態に保持されている。
一方、射出シリンダースリーブ内には注湯孔を介してキ
ャビテー内へ射出する溶湯をを注湯するもので、射出シ
リンダースリーブ内へ注湯が完了した状態において、射
出シリンダースリーブ内の重力方向の下方の底部には溶
湯が貯溜し、射出シリンダースリーブ内の溶湯の上部は
略大気圧状態となる。(プランジャーチップが注湯孔を
開放し、注湯孔が大気に開口していることによる。) この状態よりプランジャーチップを移動することによっ
て、射出シリンダースリーブ内の室容積を減少しつつ溶
湯を圧縮すると、プランジャーチップにて区画される射
出シリンダースリーブ内に溶湯が順次充満するもので、
プランジャーチップの移動は溶湯に伝達され、この溶湯
の押圧力にて切換弁体が湯道に連なる開口部と射出シリ
ンダースリーブに連なる開口部とを連通させ、もって射
出シリンダースリーブ内にある溶湯を一気にキャビテー
内へ射出するものである。
一方、プランジャーチップにて区画される射出シリンダ
ースリーブ内にある気体は、プランジャーチップの移動
によって加圧されて加圧力状態となるもので、前述した
如く、プランジャーチップの移動によって、切換弁体が
湯道に連なる開口部と射出シリンダースリーブに連なる
開口部とを連通した状態において、加圧状態にある気体
をキャビテー内へ送り込む恐れがある。
これによると、真空圧力状態にあるキャビテー内の圧力
は加圧側へ変化するものでキャビテー内の真空度合が劣
化する。(例えば300Torrに保持されていたキャビテー
内の圧力が500Torrとなる。) 従って、キャビテー内を充分なる真空圧力状態に保持す
る為には、キャビテー内の初期の真空圧力を更に高る
(例えば100Torr)必要があり、これによると、真空源
としての真空ポンプの能力アップ、金型合わせ面からの
洩れ量の減少、等を図る必要が有り、これらを行う為に
は高額な費用を要するもので装置全体のコスト高を招来
し、ひいては製品のコスト高へとつながるもので好まし
いものでない。
[課題を解決する為の手段] 本発明になる真空ダイカスト装置は、射出シリンダース
リーブ内の溶湯をキャビテー内へ射出する際において、
キャビテー内に保持されている真空圧力の低下(加圧力
側への変化)を抑止することのできる安価な真空ダイカ
スト装置を提供することにあり、前記目的達成の為に、
キャビテー内を真空源に連なる真空引き通路を介して真
空に保持して射出シリンダースリーブ内の溶湯をプラン
ジャーチップにてキャビテー内へ射出成形する真空ダイ
カスト装置において; 射出シリンダースリーブに連なる第1開口部と、キャビ
テーに連絡された湯道に連なる第2開口部と、真空源に
連絡された第1真空引き通路に連なる第3開口部と、が
開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に配置され、湯道に連なる第2開口部と
第1真空引き通路に連なる第3開口部との連通時に、湯
道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
る第1開口部とを遮断し、一方、湯道に連なる第2開口
部と第1真空引き通路に連なる第3開口部の遮断時に湯
道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
る第1開口部を連通させる切換弁体と; 切換弁室と射出シリンダースリーブとを連絡する射出シ
リンダースリーブ真空引き通路と;よりなり切換弁体に
よって、第2開口部と第3開口部との連通時に第2開口
部と第1開口部とを遮断するとともに射出シリンダース
リーブ真空引き通路を介して第3開口部より切換弁室内
へ導入される真空圧力を射出シリンダースリーブ内へ導
入し、一方、切換弁体によって第2開口部と第3開口部
との遮断時に第2開口部と第1開口部とを連通するとと
もに射出シリンダースリーブ真空引き通路より射出シリ
ンダースリーブ内への真空圧力の導入を遮断したもので
ある。
[作用] プランジャーチップが注湯孔を閉塞しつつ射出シリンダ
ースリーブ内を移動する際、切換弁室内の切換弁体によ
ってキャビテー内は第1真空引き通路より導入される真
空圧力にて真空状態に保持され、一方かかる状態におい
て射出シリンダースリーブの溶湯の上部には射出シリン
ダースリーブ真空引き通路を介して真空圧力が導入さ
れ、真空状態に保持される。
射出シリンダースリーブ内をプランジャーチップが更に
移動すると、切換弁体によって射出シリンダースリーブ
内にある溶湯は真空状態にあるキャビテー内に射出さ
れ、このとき射出シリンダー内の溶湯の上部空間の圧力
を真空状態としたので、キャビテー内の真空度の劣化
(正圧側への変化)を抑止できる。
[実施例] 以下、本発明になる真空ダイカスト装置の一実施例を第
1図、第2図、第3図、第4図、第5図により説明す
る。
1はキャビテーであって、固定金型2Aと可動金型2B
とによって構成される。
3は円筒状の射出シリンダースリーブであって、固定金
型2Aより突出する他端部3A(第1図において右側)
の外周近傍には注湯孔4が穿設される。
また、射出シリンダースリーブ3内にはプランジャーチ
ップ5が液密的に摺動自在に配置されるもので、プラン
ジャーチップ5が射出シリンダースリーブ3内を移動す
ることによって、プランジャーチップ5によって区画さ
れる射出シリンダースリーブ3内の容積が変わる。
また、プランジャーチップ5は図示せぬ射出シリンダー
にピストン6にて一体的に連結される。
8は、射出シリンダースリーブ3の長手方向軸心線X−
Xに略等しい軸心上に配置した円筒状の切換弁室であ
り、この切換弁室8には射出シリンダースリーブ3に連
なる第1開口部9と、キャビテー1に連絡された湯道7
に連なる第2開口部10と、真空源(図示せず)に連絡
された第1真空引き通路11に連なる第3開口部12と
が開口する。
13は、前記切換弁室8内に移動自在に配置されて、第
1開口部9、第22開口部10、第3開口部12を切換
え開閉制御する為の切換弁体であり、具体的には円筒形
状よりなり、切換弁室8に気密的に挿入配置されるとと
もに、その中間部に縮少径部13Aが設けられる。
而して、縮少径部13Aの一側端部(第1図において右
側)に筒状の第1弁部13Bが形成され、他側端部(第
1図において左側)に筒状の第2弁部13Cが形成さ
れ、この第1弁部13Bの右端部で第1開口部9が開閉
制御され、第1弁部13B、第2弁部13Cの外周と切
換弁室8の内周とで前記第2開口部10、第3開口部1
2が開閉制御される。
また、第1弁部13Bは射出シリンダースリーブ3側に
配置される。
また、14は切換弁体13の第2弁部13Cの端部に対
接されて配置されたエヤーシリンダー、油圧シリンダ
ー、スプリング等のダンパー部材であり、射出シリンダ
ースリーブ3内の溶湯圧力を切換弁体13の第1弁部1
3Bに受けることによる切換弁体13の移動に対向する
側への弾性力を有する。
15は射出シリンダースリーブ3内へ真空源に発生した
真空圧力を導入する為に切換弁室8と射出シリンダース
リーブ3とを連絡する射出シリンダースリーブ真空引き
通路であり、具体的には、切換弁室8の内周に穿設され
るもので、該通路は切換弁室8内に開口するとともにそ
の右端部が射出シリンダースリーブ3内の重力方向にお
ける上部に開口する。
例えば第2図に示される如く、溝巾(α)が20mm、深
さ(h)が0.2mm程度の微少隙間とする。
次にその作用について説明する。
まずキャビテー1への射出に先立ってプランジャーチッ
プ5をピストン6にて第1図において射出シリンダース
リーブ3の他端部3A側右方向に移動させ、注湯孔4と
射出シリンダースリーブ3の内部とを連通状態とする。
これによって、注湯孔4より溶湯を射出シリンダースリ
ーブ3内に流し込むと、溶湯は射出シリンダースリーブ
3の重力方向の底部に貯溜される。
この貯溜される溶湯の量は、適宜設定されなければなら
ない。
かかる状態において、切換弁体13は、ダンパー部材1
4による射出シリンダースリーブ3側(第1図において
右側)への押圧力にて第1図においてもっとも右端の位
置にあり、湯道7に連なる第2開口部10と射出シリン
ダースリーブ3に連なる第1開口部9とは切換弁体13
の第1弁部13Bにて遮断され、一方、湯道7に連なる
第2開口部10と第1真空引き通路11に連なる第3開
口部12とは切換弁体13の縮少径部13Aと切換弁室
8とによって形成される間隙にて連絡される。
一方、射出シリンダースリーブ真空引き通路15は切換
弁室8と射出シリンダースリーブ3内とを連絡する。
尚、第2弁部13Cは切換弁室8を常に大気と遮断する
役目をする。
従って、キャビテー1内には第1真空引き通路11−切
換弁室8−湯道7を介して真空源内に生起した真空圧力
が導入されるのでキャビテー1内を真空状態に保持でき
るものである。
一方、射出シリンダースリーブ3内には、第1真空引き
通路11−切換弁室8−射出シリンダースリーブ真空引
き通路15を介して真空源内に生起した真空圧力が導入
されるが、射出シリンダースリーブ3に穿設せる注湯孔
4が大気に開口していることから、かかる状態における
射出シリンダースリーブ3内の真空圧力の保持は大きく
期待できない。
この状態は第1図によく示される。
次いで、プランジャーチップ5が射出シリンダースリー
ブ3内を第1図において右の位置から左方向へ移動する
射出工程につき順を追って説明する。
まず、プランジャーチップ5が注湯孔4を通過して注湯
孔4をプランジャーチップ5にて閉塞した直後における
第1状態について説明すると、射出シリンダースリーブ
3は、プランジャーチップ5、切換弁体13の第1弁部
13Bとによって密閉され、射出シリンダースリーブ真
空引き通路15は切換弁室8と連絡される。
而して、真空源に生起した真空圧力は、第1真空引き通
路11−切換弁室8−湯道7を介してキャビテー1内を
真空状態に保持するとともに切換弁室8−射出シリンダ
ースリーブ真空引き通路15を介して射出シリンダース
リーブ3内を真空状態とする。
これは第3図によく示される。
次に前記状態から更にプランジャーチップ5が図におい
て左方へ移動して低速射出状態に移行すると、射出シリ
ンダースリーブ3内の溶湯はプランジャーチップ5の移
動に応じて徐々にその容積が減少するので射出シリンダ
ースリーブ3内に充満するものであり、一方、射出シリ
ンダースリーブ3内には射出シリンダースリーブ真空引
き通路15を介して真空源の真空圧力が導入されるので
射出シリンダースリーブ3内の溶湯の上部空間は真空圧
力状態に保持される。
これは第4図に示される。
そして、この低速射出状態が更に進んで、低速射出の終
期に近づくと、プランジャーチップ5によって押圧され
た射出シリンダースリーブ3内の溶湯の圧力が更に上昇
し、切換弁体13はこの上昇した圧力を受けてダンパー
部材14の押圧力に抗して図において左動する。
この切換弁体13の移動によると、第1弁部13Bにて
第2開口部10と第3開口部12とは遮断され、第2開
口部10と第1開口部9とが連通し、さらに射出シリン
ダースリーブ真空引き通路15による射出シリンダース
リーブ3内への真空圧力の導入は第1弁部13Bにて遮
断される。
前述した低速射出が終了するやプランジャーチップ5は
即座に高速射出へ移行するもので、これによると、射出
シリンダースリーブ3内の溶湯は一気に湯道7を介して
キャビテー1内へ射出される。
ここで注目すべき点は、少なくともプランジャーチップ
5の低速射出の終期の時点において、キャビテー1内及
び射出シリンダースリーブ3内の溶湯上部の空間部が真
空圧力状態にあることである。
従って、高速射出工程へ入った際において射出シリンダ
ー3の上部空間内にある空気がキャビテー1内へ流入し
たとしてもキャビテー1内の真空度を劣化させることな
く良好な真空状態下における成形を可能としたものであ
る。
そして、高速射出工程が終了した状態は第5図に示され
る。
尚、第1真空引き通路11に供給される真空圧力はプラ
ンジャーチップ5が注湯孔4を閉じた後に高真空度の真
空圧力を付与するよう真空圧力を切換えることによって
キャビテー1、射出シリンダースリーブ3内の真空圧力
を短時間の内に一層高めることができる。
[発明の効果] 以上の如く、本発明になる真空ダイカスト装置による
と、キャビテー内を真空源に連なる真空引き通路を介し
て真空に保持して射出シリンダースリーブ内の溶湯をプ
ランジャーチップにてキャビテー内へ射出成形する真空
ダイカスト装置において; 射出シリンダースリーブに連なる第1開口部と、キャビ
テーに連絡された湯道に連なる第2開口部と、真空源に
連絡された第1真空引き通路に連なる第3開口部と、が
開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に配置され、湯道に連なる第2開口部と
第1真空引き通路に連なる第3開口部との連通時に、湯
道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
る第1開口部とを遮断し、一方、湯道に連なる第2開口
部と第1真空引き通路に連なる第3開口部の遮断時に湯
道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
る第1開口部を連通させる切換弁体と; 切換弁室と射出シリンダースリーブとを連絡する射出シ
リンダースリーブ真空引き通路と; よりなり切換弁体によって、第2開口部と第3開口部と
の連通時に第2開口部と第1開口部とを遮断するととも
に射出シリンダースリーブ真空引き通路を介して第3開
口部より切換弁室内へ導入される真空圧力を射出シリン
ダースリーブ内へ導入し、一方、切換弁体によって第2
開口部と第3開口部との遮断時に第2開口部と第1開口
部とを連通するとともに射出シリンダースリーブ真空引
き通路より射出シリンダースリーブ内への真空圧力の導
入を遮断したので次の効果を有する。
(1)キャビテー内への溶湯の射出以前の低速射出時に
おいて、射出シリンダースリーブの溶湯の上部空間を予
め真空状態に保持したので、射出に先立って真空圧力状
態に保持してあるキャビテー内の真空度合を劣化させる
ことが少なく良好な真空鋳造を行いうる真空ダイカスト
装置を提供できたものである。
(2)射出シリンダースリーブ内に溶湯を注湯した際、
射出シリンダースリーブの溶湯の上部空間にはカーボ
ン、煙、空気、のミストが存在するが、これらミストは
射出シリンダースリーブ真空引き通路より吸引除去され
る。
而して、これらミストがキャビテー内に流入することが
ないので、特に製品の鋳肌を美しく成形し得る。
(3)射出シリンダースリーブ真空引き通路の開閉制御
を切換弁体にて行なわせたことによると、特に新たな部
品を用いる必要がなく、その実施が容易に行い得る。
(4)射出シリンダースリーブ真空引き通路を切換弁室
の内周にあって且つ切換弁室の重力方向における上方位
置に設けたことによると、低速射出時において射出シリ
ンダースリーブ真空引き通路への溶湯の流入の危険が少
なく、更には製品の成形時に射出シリンダースリーブ真
空引き通路はスタンプと一体的に成形され製品の取出し
によって射出シリンダースリーブ真空引き通路内に凝個
した部分も同時に取出すことができたので生産性を阻害
することがない。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の真空ダイカスト装置の一実施例を示すもの
で、第1図はプランジャーチップが注湯孔を開口した状
態図、第2図は第1図のII−II線での要部縦断面図、第
3図はプランジャーチップが注湯孔を閉塞した状態図、
第4図はプランジャーチップによる低速射出の終期状態
を示す状態図、第5図はプランジャーチップによる高速
射出の終了状態図である。 1……キャビテー 3……射出シリンダースリーブ 4……注湯孔 5……プランジャーチップ 7……湯道 8……切換弁室 9……第1開口部 10……第2開口部 11……第1真空引き通路 12……第3開口部 13……切換弁体 13B……第1弁部 14……ダンパー部材 15……射出シリンダースリーブ真空引き通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビテー内を真空源に連なる真空引き通
    路を介して真空に保持して射出シリンダースリーブ内の
    溶湯をプランジャーチップにてキャビテー内へ射出成形
    する真空ダイカスト装置において; 射出シリンダースリーブに連なる第1開口部と、キャビ
    テーに連絡された湯道に連なる第2開口部と、真空源に
    連絡された第1真空引き通路に連なる第3開口部と、が
    開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に配置され、湯道に連なる第2開口部と
    第1真空引き通路に連なる第3開口部との連通時に、湯
    道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
    る第1開口部とを遮断し、一方、湯道に連なる第2開口
    部と第1真空引き通路に連なる第3開口部の遮断時に湯
    道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
    る第1開口部を連通させる切換弁体と; 切換弁室と射出シリンダースリーブとを連絡する射出シ
    リンダースリーブ真空引き通路と; よりなり切換弁体によって、第2開口部と第3開口部と
    の連通時に第2開口部と第1開口部とを遮断するととも
    に射出シリンダースリーブ真空引き通路を介して第3開
    口部より切換弁室内へ導入される真空圧力を射出シリン
    ダースリーブ内へ導入し、一方、切換弁体によって第2
    開口部と第3開口部との遮断時に第2開口部と第1開口
    部とを連通するとともに射出シリンダースリーブ真空引
    き通路より射出シリンダースリーブ内への真空圧力の導
    入を遮断してなる真空ダイカスト装置。
  2. 【請求項2】前記射出シリンダースリーブ真空引き通路
    を切換弁室の内周にあって且つ切換弁室の重力方向にお
    ける上方位置に設けてなる特許請求の範囲第1項記載の
    真空ダイカスト装置。
JP30350690A 1990-11-08 1990-11-08 真空ダイカスト装置 Expired - Lifetime JPH0647162B2 (ja)

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JP2849807B2 (ja) * 1996-04-12 1999-01-27 株式会社ケーヒン 真空ダイカスト装置における粉体離型剤の塗布方法とその真空ダイカスト装置
JP2849808B2 (ja) * 1996-04-12 1999-01-27 株式会社ケーヒン ダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗布方法及びダイカスト鋳造装置
DE19914830A1 (de) * 1999-04-01 2000-10-05 Buehler Druckguss Ag Uzwil Verfahren zum Vakuum-Druckgiessen und Druckgiessform

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