JP2849808B2 - ダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗布方法及びダイカスト鋳造装置 - Google Patents

ダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗布方法及びダイカスト鋳造装置

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JP2849808B2
JP2849808B2 JP8115562A JP11556296A JP2849808B2 JP 2849808 B2 JP2849808 B2 JP 2849808B2 JP 8115562 A JP8115562 A JP 8115562A JP 11556296 A JP11556296 A JP 11556296A JP 2849808 B2 JP2849808 B2 JP 2849808B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/2007Methods or apparatus for cleaning or lubricating moulds

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可動型入子と固定型入
子とによって形成されるキャビテーの金型面に粉体離型
剤を塗布する為の粉体離型剤の塗布方法と、それを実施
するに好適なダイカスト鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉体離型剤の塗布方法は、特公平
7−63830号公報に示される。これによると、ダイ
カスト鋳造金型を型締めし、型締後に金型キャビテーの
一方に連通する排気口から排気して金型の内部を減圧
し、金型キャビテーの他方に連通する給湯道から金型キ
ャビテー内へ離型剤を塗布したもので、給湯道への離型
剤の供給は、プランジャーチップが摺動自在に配置され
るスリーブ内を介して行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の粉体離型剤
の塗布方法によると、以下の問題を有する。(1)粉体
離型剤は、スリーブ内に開口する離型剤吹付口からスリ
ーブ内へ流入した後に、給湯道を介してキャビテー内へ
流入する。これによると、特に粉体離型剤を供給する通
路のうち、スリーブ内の室容積が拡大されて大容積をな
すこと、及び粉体離型剤がワックス、タルク、黒鉛等の
微粒子混合固体であって質量を有することから、スリー
ブ内の底面に落下して滞溜する。従って、離型剤吹付口
から供給される粉体離型剤を効果的にキャビテー内へ供
給することが困難であり、スリーブ内への落下、滞溜を
みこして極めて多量の粉体離型剤を供給する必要があっ
て大きな経済的損失を招くものである。
【0004】(2)粉体離型剤は、ワックス、タルク、
黒鉛等の微粒子混合固体で形成され、これら成分のうち
有機系粉体は約120度で液化する。一方、スリーブ
は、鋳造時において、約200度迄温度上昇する。以上
によると、離型剤吹付口からスリーブ内へ供給される粉
体離型剤のうち、有機系粉体は、スリーブ内において液
化し、スリーブ内の底部に滞溜する。そして、このスリ
ーブ内に滞溜する液化された粉体離型剤が、溶湯の射出
成形時において、給湯口を介してスリーブ内へ供給され
る溶湯と混合してキャビテー内へ射出される。以上によ
ると、製品の品質を悪化させて好ましくない。更には、
型開きと同時に多量の油煙が発生し、環境を悪化させて
好ましいものではない。
【0005】(3)排気口から排気して金型内部のキャ
ビテーを減圧する際、給湯口は閉塞されなければならな
い。従って、排気口からの減圧に際し、シリンダー内の
プランジャーチップを前進した後に停止させて、シリン
ダー内に開口する給湯口を閉塞保持する必要がある。そ
して、減圧状態にあるキャビテー内に離型剤吹付口を介
して粉体離型剤が供給されてキャビテー内の金型面に粉
体離型剤が塗布された後に、キャビテー内への溶湯の射
出に備え、プランジャーチップを再び後退させて給湯口
を開放する後退動作を必要とする。以上によると、粉体
離型剤の塗布に際して、必ずプランジャーチップの前
進、停止、後退動作を必要とするものでサイクルタイム
にロスが生じ生産効率の向上が阻害される。
【0006】本発明は、上記不具合に鑑み成されたもの
で、少量供給される粉体離型剤を効果的にキャビテー内
の金型面に付着することができ、粉体離型剤が液化して
製品の品質を悪化させることがなく、且つサイクルタイ
ムにロスのないダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗
布方法を得るとともにそれに実施するに当たって好適な
ダイカスト鋳造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明になるダイカスト鋳
造金型への粉体離型剤の塗布方法は、前記目的達成の為
に、可動母型と固定母型とを型締めし、可動型入子と固
定型入子とによりキャビテーを形成し、キャビテー内に
開口する粉体吸引通路を介してキャビテー内を減圧する
とともに粉体貯溜源に連なる粉体吐出路とキャビテー内
に開口する給湯道とを連通し、粉体貯溜源内の粉体離型
剤を粉体吐出路から給湯道を介して直接的にキャビテー
内に供給してキャビテーの金型面に粉体離型剤を塗布し
たことを第1の特徴とする。
【0008】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記粉体吐出路を、粉体離型剤の液状化温度以下の温度に
冷却したことを第2の特徴とする。
【0009】又、前記ダイカスト鋳造金型への粉体離型
剤の塗布方法を実施する為のダイカスト鋳造装置とし
て、プランジャーチップが移動自在に配置されるスリー
ブに連設されるとともに外周に給湯道に連なる開口が穿
設された粉体制御弁ガイド孔と、粉体制御弁ガイド孔内
に移動自在に配置され、開口とスリーブとを遮断した状
態において、粉体貯溜源に連なる粉体吐出路と開口とを
連通し、一方、開口とスリーブとの連通状態において、
粉体吐出路と開口とを遮断する粉体制御弁と、キャビテ
ー内を減圧するようキャビテー内に開口し、該開口が開
閉弁にて開閉制御される粉体吸引通路とを備えたことを
第3の特徴とする。
【0010】又、本発明は、前記第3の特徴に加え、前
記、粉体制御弁は、粉体制御弁ガイド孔に密接して摺動
自在に配置され、開口とスリーブとを連通及び遮断する
とともに粉体吐出路と開口とを連通及び遮断する円筒弁
部を備え、前記粉体吐出路を、粉体制御弁の内方に凹設
される密閉状の冷却凹部内に配置し、前記冷却凹部内に
冷却液体を導入したことを第4の特徴とする。
【0011】
【作用】第1の特徴によると、キャビテー内は粉体吸引
通路によって減圧され、減圧状態にあるキャビテー内に
向けて、粉体吐出路、給湯道を介して直接的に粉体離型
剤が供給されてキャビテー内の金型面に粉体離型剤が塗
布される。
【0012】第2の特徴によると、キャビテー内へ供給
される粉体離型剤は、粉体離型剤の液状化温度以下に冷
却されるので、粉体離型剤を浮遊流動状態に保持するこ
とができ、これによって粉体離型剤が液状化することな
く効果的にキャビテー内の金型面に塗布することができ
る。
【0013】第3の特徴によると、粉体制御弁ガイド孔
内に移動自在に配置される粉体制御弁によって、粉体制
御弁ガイド孔に開口する開口と、スリーブと、粉体吐出
路との連通、遮断を制御したので、前記粉体離型剤の塗
布方法を実施するに好適であって、且つサイクルタイム
にロスのないダイカスト鋳造装置を提供できる。
【0014】第4の特徴によると、粉体吐出路は、冷却
液体が導入される粉体制御弁内の冷却凹部内に配置され
たので、粉体吐出路内を通路する粉体離型剤を、粉体離
型剤の液状化温度以下に効果的に冷却することができる
とともに粉体離型剤を簡便な構造をもって冷却できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明になるダイカスト鋳造金型への
粉体離型剤の塗布方法とダイカスト鋳造装置の一実施例
を図により説明する。図1は、キャビテー内における成
型が終了し、キャビテー内から製品が取り出され、次い
で、可動母型と固定母型とが型締めされ、可動型入子と
固定型入子とによってキャビテーが形成された状態を示
す。1は、一側の製品面に相当する金型面1Aが凹設さ
れた固定型入子であり、この固定型入子1は鋳造機の固
定盤2に固定された固定母型3内に固定して配置され
る。4は、他側の製品面に相当する金型面4Aが凹設さ
れた可動型入子であり、この可動型入子4は、ダイベー
ス5を介して可動盤6に固定された可動母型7内に固定
して配置される。この固定型入子1と可動型入子4との
対向面が当接することにより、固定型入子1の金型面1
Aと可動型入子4の金型面4Aとによって、製品形状に
相当するキャビテーCが形成される。
【0016】8は、固定盤2を通して固定母型3に固定
されたスリーブであり、スリーブ8内にはプランジャー
チップ9が移動自在に配置されるとともにスリーブ8の
右端近傍には給湯孔8Aが穿設されてスリーブ8内に開
口する。10は、固定母型3に固定配置されたスプール
ブッシュであり、スプールブッシュ10の右端はスリー
ブ8の左端に当接し、その内部には右端から左方に向け
て粉体制御弁ガイド孔G1が穿設され、更にこの粉体制
御弁ガイド孔G1から係止段部10Bを介して左端に向
けてガイドブッシュを嵌合配置するガイドブッシュ嵌合
孔10Aが穿設される。そして、前記粉体制御弁ガイド
孔G1は、スリーブ8内に開口し、ガイドブッシュ嵌合
孔10Aは、固定母型3の左端面に開口する。又、粉体
制御弁ガイド孔G1内には、開口10Cが開口して穿設
されるもので、この開口10Cは、給湯道11を介して
キャビテーC内へ連絡される。
【0017】可動母型には、その右端面より右方に向か
って突出するガイドブッシュ12が固定配置される。可
動母型7の右端面より突出するガイドブッシュ12のガ
イド突部12Aは、スプールブッシュ10のガイドブッ
シュ嵌合孔10Aに嵌合配置される形状を有する。一
方、ガイドブッシュ12のガイド突部12Aの右端面か
ら左方に向かってスプールブッシュ10の粉体制御弁ガ
イド孔G1と同径をなす粉体制御弁ガイド孔G2が穿設
され、さらに粉体制御弁ガイド孔G2の左方に形成され
る係止段部12Bからガイドブッシュ12の左端に向か
って小径のガイド孔12Cが貫通して穿設される。又、
可動母型7の左端からガイドブッシュ12のガイド孔1
2Cに向けてガイド孔7Aが穿設される。ガイド孔12
Cとガイド孔7Aは同径で且つ同芯に形成された。
【0018】以上によると、固定母型3の左端近傍に
は、スプールブッシュ10が配置されるとともに固定母
型3の左端にスプールブッシュ10のガイドブッシュ嵌
合孔10Aが開口し、更に係止段部10Bと粉体制御弁
ガイド孔G1とが固定金型3の左端に臨んで開口する。
一方、固定母型3の右端近傍には、プランジャーチップ
9を備えたスリーブ8が固定配置され、スリーブ8の左
端がスプールブッシュ10の右端に当接し、更にスリー
ブ8にスプールブッシュ10の粉体制御弁ガイド孔G1
が臨んで開口する。本例で粉体制御弁ガイド孔G1とス
プールブッシュ10は同径で且つ同芯に配置された。
【0019】又、可動母型7の右端近傍には、ガイドブ
ッシュ12が固定配置され、可動母型7の右端よりガイ
ド突部12Aが右方に向かって突出する。一方、ガイド
突部12Aの右端から左方に向かって粉体制御弁ガイド
孔G2が穿設され、この粉体制御弁ガイド孔G2の左方
に形成された係止段部12Bよりガイドブッシュ12の
左端に向かってガイド孔12Cが穿設される。このガイ
ドブッシュ12のガイド孔12Cには、可動母型7の左
端に開口して穿設されたガイド孔7Aが同芯に連設され
る。
【0020】そして、固定母型3の左端と可動母型7の
右端とが型締めされて当接されると、ガイドブッシュ1
2のガイド突部12Aは、スプールブッシュ10のガイ
ドブッシュ嵌合孔10A内に嵌合されるとともに、ガイ
ド突部12Aの右端がスプールブッシュ10の係止段部
10Bに当接する。一方、スプールブッシュ10の粉体
制御弁ガイド孔G1と、ガイドブッシュ12の粉体制御
弁ガイド孔G2とが同芯に連設されて粉体制御弁ガイド
孔Gを形成し、ガイドブッシュ12のガイド孔12Cと
可動母型7のガイド孔7Aとは同芯に配置される。すな
わち、粉体制御弁ガイド孔G1と、粉体制御弁カイド孔
G2とが連設されることにより単一の粉体制御弁ガイド
孔Gが形成され、ガイド孔12Cとガイド孔7Aとが連
設されることにより、単一のガイド孔Bが形成される。
又、スリーブ8は、スプールブッシュ10の粉体制御弁
ガイド孔G1と同芯に形成されるとともに、粉体制御弁
ガイド孔G1内に連通される。又、可動母型7の左端に
ガイド孔7Aが開口する。更に又、粉体制御弁ガイド孔
G1内に開口する開口10Cは、ガイドブッシュ嵌合孔
10Aの内周部分とガイド突部12Aの外周部分とによ
って形成される通路Eを介して給湯道11に連絡され、
この給湯道11がキャビテーC内に開口する。
【0021】そして、スプールブッシュ10及びガイド
ブッシュ12内に形成される粉体制御弁ガイド孔G内及
びガイドブッシュ12及び可動母型7内に形成されるガ
イド孔B内には、移動自在に粉体制御弁Vが配置され
る。粉体制御弁Vは、右端に円筒弁部13が形成され、
円筒弁部13から左方に向かって摺動筒部14が形成さ
れる。
【0022】円筒弁部13は、ガイド孔Gに密接してガ
イド孔G内を移動するもので、円筒弁部13の左方の縮
少段部13Aから、円筒弁部13の直径より小径をな
し、ガイド孔Bに移動自在に摺接される摺動筒部14が
左方に向かって形成される。この円筒弁部13の右端1
3Bはスリーブ8内に臨んで配置され、円筒弁部13の
縮少段部13Aがガイドブッシュ12の係止段部12B
に当接する間の距離Xに相当して粉体制御弁Vは移動す
る。
【0023】15は、粉体制御弁Vの左端14A(摺動
筒部14の左端である)から円筒弁部13の右端13B
近傍に向けて凹設された冷却凹部であり、この冷却凹部
15の左端14Aへの開口は、閉塞プラグ16によって
閉塞される。従って、冷却凹部15は密閉室をなす。そ
して、この冷却凹部15内には、冷却水導入路16Aと
冷却水排出路16Bとが開口し、冷却液体が冷却水導入
路16Aから冷却凹部15内へ供給され、冷却凹部15
内を冷却液体が循環した後に冷却水排出路16Bより排
出され、もって、冷却凹部15内を定められた一定温度
状態に保持する。
【0024】17は、冷却凹部15内に配置された粉体
吐出路であって、その吐出開口17Aは、円筒弁部13
の近傍の摺動筒部14の外周に開口し、流入開口17B
は、粉体貯溜源T内に連絡される。
【0025】18は、粉体制御弁Vの位置制御を行なう
例えばエアシリンダー、油圧シリンダーの如き駆動装置
であり、この駆動装置18の出力杆18Aの右端が閉塞
プラグ16の左端に当接する。
【0026】そして、前記駆動装置18の出力杆18A
がもっとも右方へ伸びた状態において、粉体制御弁Vは
図においてもっとも右方位置にあり、円筒弁部13は、
スリーブ8と開口10Cとを遮断し、粉体吐出路17の
吐出開口17Aと、開口10Cとを連通する。一方、出
力杆18Aが左方へ縮んだ状態において、粉体制御弁V
は、図において左方位置にあって、円筒弁部13の縮少
段部13Aが粉体制御弁体ガイド孔G2の係止段部12
Bに当接する。この状態は、後述する図2に示される。
かかる状態において、スリーブ8と開口10Cとは連通
され、粉体吐出路17の吐出開口17Aはガイド孔12
Cによって閉塞されて吐出開口17Aと開口10Cとは
遮断される。
【0027】19は、一端がキャビテーC内に開口し、
他端が図示せぬ減圧装置としての真空ポンプ等に連絡さ
れた粉体吸引通路であり、該粉体吸引通路は、駆動装置
20によって動作される開閉弁21によって開閉制御さ
れる。
【0028】次にその作用について説明する。ダイカス
ト鋳造における鋳造の1サイクルは、離型剤塗布工程、
注湯工程、射出工程、凝固工程、製品取出し工程とに大
別される。(便宜上、離型剤塗布工程を最初とした)離
型剤塗布工程は、キャビテー内の金型面に離型剤を塗布
する工程であり、注湯工程はスリーブ内に注湯孔より溶
湯を注ぐ工程であり、射出工程は、スリーブ内に注湯さ
れた溶湯を、プランジャーチップを移動させることによ
って給湯道を介してキャビテー内へ溶湯を射出する工程
であり、凝固工程はキャビテー内へ射出された溶湯をキ
ャビテー内にて固化させる工程であり、製品取出し工程
はキャビテー内で固化した製品をキャビテーより取りだ
す工程である。
【0029】ここで、各工程について詳述する。まず離
型剤の塗布工程について説明する。可動母型7を固定母
型3に当接して型締めし、固定型入子1と可動型入子4
とを当接してキャビテーCを形成する。このとき、プラ
ンジャーチップ9は、スリーブ8の右端にあって給湯孔
8Aは開放されている。駆動装置18を駆動し、出力杆
18Aを伸ばすことによって粉体制御弁Vを図1におい
て右方へ前進して保持する。この状態において、円筒弁
部13の右端13Bは、スリーブ8内に臨んで配置され
るとともに円筒弁部13がスリーブ8に臨む粉体制御弁
ガイド孔G1に密接し円筒弁部13は、スリーブ8と給
湯道11に連なる開口10Cとを遮断する。一方、粉体
吐出路17の吐出開口17Aは、摺動筒部14の外周か
ら粉体制御弁ガイド孔G内に開口し、粉体制御弁ガイド
孔G内に開口する開口10Cと連通され、この開口10
Cは通路E、給湯道11を介してキャビテーC内へ連絡
される。この状態において、冷却水導入路16Aより冷
却凹部15内に向けて冷却液体が導入され、この冷却液
体は冷却凹部15内を循環した後に冷却水排出路16B
より再び排出され、この冷却凹部15内の液体温度を粉
体離型剤に含まれる有機系粉体の液状化温度以下の温
度、例えば、120℃以下の温度に保持する。この冷却
凹部15内への冷却液体の供給は、少なくともかかる離
型剤の塗布工程において行なわれなければならない。以
後の各工程時において、冷却液体の供給に関する説明
は、省略する。又、駆動装置20を駆動することにより
開閉弁21を図において左動させ、粉体吸引通路19を
開放し、粉体吸引通路19によってキャビテーCと図示
せぬ減圧装置とを連通する。
【0030】そして、かかる状態において、減圧装置を
駆動することにより、粉体吸引通路19を介して負圧を
キャビテーC内に導入し、キャビテーC内を減圧する。
そして、このキャビテーC内において低下した圧力は、
給湯道11、通路E、開口10C、粉体制御弁ガイド孔
Gを介して粉体吐出路17の吐出開口17Aに作用す
る。以上によると、粉体貯溜源T内において、エアによ
り浮遊流動状態にある超微粒子固体よりなるワックス、
タルク、黒鉛等の粉体離型剤は粉体吐出路17を通過し
て吐出開口17Aより粉体制御弁ガイド孔Gをへて開口
10C内へ吐出され、さらに開口10Cより通路E、給
湯道11を介してキャビテーC内へ吸出されてキャビテ
ーC内が粉体離型剤によって充満される。そして、キャ
ビテーC内にある粉体離型剤は、キャビテーCを形成す
る金型面1A、4Aに衝突して金型面に塗布される。一
方、キャビテーC内に残存する粉体離型剤は、粉体吸引
通路19を介して減圧装置側に吸引されて排出される。
【0031】そして、減圧装置によってキャビテーC内
を減圧する時間、いいかえると、キャビテーC内に粉体
離型剤を供給し、金型面に粉体離型剤を塗布する時間
は、キャビテーCの金型面構造、キャビテーCの容量等
によって適宜最適な時間に設定されるもので、この定め
られた時間の経過後において、開閉弁21は駆動装置2
0によって再び粉体吸引通路19を閉塞して保持する。
この粉体吸引通路19が閉塞されると、キャビテーC内
の減圧状態が解除されるので、粉体吐出路17からキャ
ビテーC内への粉体離型剤の供給は自動的に停止され
る。
【0032】そして、前記粉体離型剤の塗布工程におい
て、粉体吐出路17内を通過する粉体離型剤は、冷却凹
部15内の冷却液体により一定温度以下の温度状態に冷
却される。すなわち、粉体離型剤としてワックス、タル
ク、黒鉛等の微粒子混合固体を用いた場合、これら成分
のうちの有機系粉体は約120度で液化するものであ
る。従って、冷却凹部15内の冷却液体により粉体吐出
路17を冷却し、粉体吐出路17内を通過する粉体離型
剤の温度が120度以下になる様冷却し、もって粉体離
型剤の液状化を防止する。以上によると、粉体吐出路1
7内において粉体離型剤が液状化することがなく、浮遊
流動状態にある粉体離型剤を粉体吐出路17の吐出開口
17Aより開口10C、通路E、給湯道11を介してキ
ャビテーC内へ供給できる。従って、粉体貯溜源Tから
供給される粉体離型剤が、途中の供給配管内に滞溜する
ことがなく、全てキャビテーC内へ供給されるので、経
済的効果を大きく向上できるものである。又、粉体離型
剤の液状化が抑止されたことは、微粒状態にある粉体離
型剤をキャビテーC内へ供給することができたものであ
り、これによるとキャビテーCの金型面1A、4Aのす
みずみ迄粉体離型剤を塗布することができ、且つ均一に
粉体離型剤を塗布することができたものである。
【0033】注湯工程について説明する。注湯工程にお
いて、粉体制御弁V及びプランジャーチップ9は離型剤
塗布工程と同一状態にある。すなわち、粉体制御弁Vは
右方位置にあって、円筒弁部13がスプールブッシュ1
0の粉体制御弁ガイドG1に密接して配置され、スリー
ブ8と開口10Cとを遮断する。又、プランジャーチッ
プ9はスリーブ8の右端にあって給湯孔8Aを開口す
る。そして、給湯孔8Aからスリーブ8内にむけて溶湯
を所望の量注入する。以上がスリーブ8内への溶湯の注
湯工程であるが、かかる注湯工程時において、前記離型
剤の塗布工程を同時に行なうことができる。これは、粉
体制御弁Vが右方位置にあり、円筒弁部13が、スリー
ブ8と開口10Cを遮断し、一方粉体吐出路17の吐出
開口17Aが開口10Cに連通しているからである。
【0034】次に、射出工程について説明する。射出工
程において、開閉弁21は、駆動装置20によって粉体
吸引通路19を閉塞する。そして、プランジャーチップ
9は、図において左方へ移動し、スリーブ8内の容積を
プランジャーチップ9の移動に応じて減少する。一方、
粉体制御弁Vは、かかる射出工程において、駆動装置1
8により左方へ駆動され、円筒弁部13が距離X左方へ
移動し、縮少段部13Aがガイドブッシュ12の係止段
部12Bに当接して、その左方向の移動が停止される。
この粉体制御弁Vの位置状態は図2に示される。これに
よると、粉体制御弁Vの円筒弁部13はスリーブ8と開
口10Cとを連通し、一方、粉体吐出路17の吐出開口
10Cはガイドブッシュ12のガイド孔12Cによって
閉塞されるとともに円筒弁部13が粉体制御弁ガイド孔
G(主にガイドブッシュ12の粉体制御弁ガイド孔G
2)に密接するので、粉体吐出路17と開口10Cとが
遮断される。前述した、粉体制御弁Vの左方向移動タイ
ミングは、プランジャーチップ9の左方移動開始と同期
しても、給湯孔8Aを通過した後であってもよいが、少
なくともプランジャーチップ9の最終射出段階である高
速射出前において、左方向へ移動して前記状態としなけ
ればならない。
【0035】そして、プランジャーチップ9がスリーブ
8内をもっとも左方へ移動すると、スリーブ8内の溶湯
は加圧されて、一気に開口10C、通路E、給湯道11
を介してキャビテーC内へ射出される。この状態が図2
に示される。
【0036】そして、この射出工程終了後、型締め状態
にて一定時間を経過することによってキャビテーC内に
射出された溶湯が冷却されて凝固するものでこれが凝固
工程である。
【0037】次に製品取出し工程であるが、これに先立
って可動母型7は固定母型3より離れて型開き状態とな
り、キャビテーCにて凝固して、成形された製品は例え
ば可動型入子4のキャビテーCの金型面4Aに取り付い
た状態にて可動型入子4とともに移動し、しかる後に図
示せぬ押し出ピンによって可動型入子4の金型面4Aよ
り押し出され、製品が取り外されるものである。
【0038】以上述べた通り、本発明になる粉体離型剤
の塗布方法によると、次の格別な効果を奏する。(1)
粉体離型剤は、粉体吐出路17の吐出開口17Aから微
少なる間隙を有する環状の粉体制御弁ガイド孔G、スプ
ールブッシュ10の開口10C、ガイド筒部12Aの外
周部の一部とスプールブッシュ10の内周部の一部とに
よって形成される微少なる溝状の通路E及び給湯道11
を介して、キャビテーC内へ供給される。以上による
と、粉体離型剤は全て小容積を有する通路内を通過する
ので、粉体離型剤の流速を高めることができ、それら通
路内に落下して滞溜することがない。従って、粉体吐出
路17から供給される粉体離型剤はそのほとんど全てを
キャビテーC内へ供給されるので、落下、滞溜をみこし
た多量の粉体離型剤を必要とするものでなく、経済的効
果を高めることができたものである。
【0039】(2)前記、各通路内に粉体離型剤が落下
して滞溜することがなくなったことは、溶湯の射出時に
おいて、滞溜する粉体離型剤が溶湯に巻き込まれること
がないので製品の鋳造品質を高めることができた。
【0040】(3)粉体吐出路17内を流れる粉体離型
剤は、冷却液体により一定温度以下に冷却されて吐出開
口10Cより吸出される。以上によると、粉体離型剤を
構成する有機系粉体の液状化温度以下の温度状態に粉体
離型剤を保持できるので、吐出開口10Cからキャビテ
ーC内へ至る通路内において粉体離型剤が液状化するこ
とがない。従って、キャビテーC内へ射出される溶湯内
に液状化した粉体離型剤が巻きこまれて射出されること
がなく、鋳造製品の品質の向上と安定を達成できる。
【0041】(4)粉体離型剤の液状化が抑止されたこ
とは、成型後における型開き時において、液状化された
粉体離型剤による油煙の発生が無くなり作業環境を大き
く改善することができたものである。特に従来用いられ
る如き大型化された排煙設備を必要としない。
【0042】(5)離型剤塗布工程において、離型剤塗
布の為にプランジャーチップの前進、停止、後退動作を
必要としない。これによると、離型剤塗布工程から製品
取出し工程迄の鋳造のサイクルタイムを短縮することが
でき、生産効率を向上することができる。
【0043】(6)又、粉体制御弁Vが駆動装置18に
よって、もっとも右方へ移動された状態において、円筒
弁部13によって、スリーブ8と開口10Cが遮断さ
れ、粉体吐出路17の吐出開口17Aと開口10Cが連
通されることによると、粉体離型剤の塗布工程と、スリ
ーブ8内への注湯工程とを同時に行なうことができる。
従って、鋳造のサイクルタイムを大きく短縮できて生産
効率の向上と、鋳造コストの低減を図ることができる。
【0044】(7)粉体制御弁ガイド孔Gをスリーブ8
に連設し、その外周に給湯道11に連なる開口10Cを
穿設し、粉体制御弁ガイド孔G内に、開口10Cとスリ
ーブ8と粉体吐出路17の吐出開口17Aとを連通及び
遮断する粉体制御弁Vを移動自在に配置したことによる
と、この構造は極めて簡単なるもので、従来の母型への
実施を容易に行なうことができるものである。このう
ち、特にスリーブ8の長手軸芯線と粉体制御弁ガイド孔
Gの長手軸芯線とを同芯に配置し、粉体制御弁Vを前記
長手軸芯線に沿って配置したことは、粉体制御弁Vを含
む装置全体を小型化するのに好適である。
【0045】又、粉体離型剤を一定温度以下の温度状態
に保持する為に、粉体制御弁G内に冷却液体を貯溜する
冷却凹部15を形成し、該冷却凹部内に粉体吐出路17
を配置したことによると、粉体離型剤を効果的に一定温
度以下の温度状態に保持することができ、且つ冷却の為
の装置を極めて簡単にして且つ小型化でき、従来の母型
への実施が容易なるものである。
【0046】図3には、本発明になるダイカスト鋳造装
置の他の実施例が示される。本実施例は、図1のものと
主に駆動装置が異なる。異なる部分のみを説明する。こ
の駆動装置は、スプリング30よりなり、粉体制御弁V
の左端がスプリング30によって右方に向かって押圧さ
れ、この右方位置は、粉体制御弁Vの係止鍔部14Bが
可動母型7の左端面に当接することによって決定され
る。そして、離型剤塗布工程において、粉体制御弁V
は、図3に示される如く右方位置にあって、スリーブ8
と開口10Cを遮断し、粉体吐出路17の吐出開口17
Aと開口10Cとを連通する。そして、前記第1の実施
例と同様にキャビテーC内に粉体離型剤を供給し、キャ
ビテーC内の金型面1A、4Aに粉体離型剤を塗布す
る。又、注湯工程も第1の実施例と同様に行なわれる。
そして、射出工程において、プランジャーチップ9がス
リーブ8内を左方に移動し、射出工程の最終の高速射出
に移行すると、スリーブ8内に充満せる溶湯が粉体制御
弁Vの右端13Bをスプリング30のバネ力に抗して左
方へ押圧し、粉体制御弁Vは左方へ移動する。これによ
ると、前記第1の実施例と同様にスリーブ8と開口10
Cとが連通し、粉体吐出路17の吐出開口17Aと開口
10Cとが遮断される。従って、スリーブ8内において
加圧された溶湯は、開口10C、通路E、給湯道11を
介して一気にキャビテーC内へ射出され、これによって
射出工程が終了する。以下の凝固工程、製品取出し工程
は第1の実施例と同様に行なわれる。以上の第2の実施
例によると、駆動装置を簡単で安価な構造とすることが
でき、特に駆動装置を駆動する為の電気、油圧、空圧を
必要としない。尚、粉体吸引通路19からキャビテーC
内へ粉体離型剤を供給し、キャビテーC内の粉体離型剤
を粉体吐出路17より吸引、排出してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、本発明になるダイカスト鋳
造金型への粉体離型剤の塗布方法によると、少量の粉体
離型剤を効果的にキャビテー内に供給し、キャビテー内
の金型面に粉体離型剤を塗布できるもので経済的効果を
高めることができる。又、各通路内において、粉体離型
剤が落下して滞溜することがなく、且つ通路内において
粉体離型剤が液状化することがないので、それらが鋳造
時において巻き込まれることがなく、鋳造品の品質を安
定、向上できる。又、粉体離型剤の液状化が抑止された
ことによると、鋳造後における型開き時において油煙の
発生を抑止できて作業環境を大きく改善できた。又、粉
体離型剤の塗布工程において、塗布の為にプランジャー
チップを前進、停止、後端させる必要がなく、更には塗
布工程時において、同時に注湯工程を行なうことができ
るので、鋳造のサイクルタイムを短縮できて、生産効率
の向上と、鋳造コストの低減を達成できる。又、粉体制
御弁ガイド孔内に粉体制御弁を移動自在に配置し、この
粉体制御弁によって、スリーブと給湯道に連なる開口と
粉体吐出路と連通、遮断したことによると、装置を小型
化できるとともに簡単な構造とすることができ、従来の
母型への採用を容易にすることができる。又、粉体制御
弁内に冷却凹部を設け、冷却凹部内へ粉体吐出路を配置
したことによると、粉体離型剤を冷却する為の装置を極
めて簡単にして且つ小型化でき、従来の母型への採用を
容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるダイカスト鋳造装置の第1実施例
を示す要部断面図であり、粉体制御弁によってスリーブ
と開口が遮断された状態を示す。
【図2】図1において、粉体制御弁によってスリーブと
開口が連通された状態を示す。
【図3】本発明になるダイカスト鋳造装置の第2実施例
を示す要部断面図。
【符号の説明】
8 スリーブ 9 プランジャーチップ 10 スプールブッシュ 10C 開口 11 給湯道 13 円筒弁部 15 冷却凹部 17 粉体吐出路 19 粉体吸引通路 V 粉体制御弁 G 粉体制御弁ガイド孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−323360(JP,A) 特開 平6−179046(JP,A) 特開 平2−151358(JP,A) 特開 平3−128158(JP,A) 実開 昭61−31544(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動母型と固定母型とを型締めし、可動
    型入子と固定型入子とによりキャビテーを形成し、キャ
    ビテー内に開口する粉体吸引通路を介してキャビテー内
    を減圧するとともに粉体貯溜源に連なる粉体吐出路とキ
    ャビテー内に開口する給湯道とを連通し、粉体貯溜源内
    の粉体離型剤を粉体吐出路から給湯道を介して直接的に
    キャビテー内に供給してキャビテーの金型面に粉体離型
    剤を塗布したことを特徴とするダイカスト鋳造金型への
    粉体離型剤の塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記、粉体吐出路を、粉体離型剤の液状
    化温度以下の温度に冷却したことを特徴とする請求項1
    記載のダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗布方法。
  3. 【請求項3】 プランジャーチップ9が移動自在に配置
    されるスリーブ8に連設されるとともに外周に給湯道1
    1に連なる開口10Cが穿設された粉体制御弁ガイド孔
    Gと、粉体制御弁ガイド孔G内に移動自在に配置され、
    開口10Cとスリーブ8とを遮断した状態において、粉
    体貯溜源Tに連なる粉体吐出路17と開口10Cとを連
    通し、一方、開口10Cとスリーブ8との連通状態にお
    いて、粉体吐出路17と開口10Cとを遮断する粉体制
    御弁Vと、キャビテーC内を減圧するようキャビテーC
    内に開口し、該開口が開閉弁21にて開閉制御される粉
    体吸引通路19とを備えてなるダイカスト鋳造装置。
  4. 【請求項4】 前記、粉体制御弁は、粉体制御弁ガイド
    孔Gに密接して摺動自在に配置され、開口10Cとスリ
    ーブ8とを連通及び遮断するとともに粉体吐出路17と
    開口10Cとを連通及び遮断する円筒弁部13を備え、
    前記粉体吐出路17を、粉体制御弁Vの内方に凹設され
    る密閉状の冷却凹部15内に配置し、前記冷却凹部15
    内に冷却液体を導入したことを特徴とする請求項3記載
    のダイカスト鋳造装置。
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