JPH03151155A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置

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JPH03151155A
JPH03151155A JP28905989A JP28905989A JPH03151155A JP H03151155 A JPH03151155 A JP H03151155A JP 28905989 A JP28905989 A JP 28905989A JP 28905989 A JP28905989 A JP 28905989A JP H03151155 A JPH03151155 A JP H03151155A
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JP
Japan
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vacuum
cylinder sleeve
injection cylinder
opening
molten metal
Prior art date
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Application number
JP28905989A
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English (en)
Inventor
Norihiko Saga
佐賀 紀彦
Tokuo Araida
新井田 徳雄
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキャビテー内を比較的高い真空のもとでダイカ
スト鋳造を行なう真空ダイカスト装置に関するものであ
り、アルミニウム合金の精密な鋳物を多量に生産する、
例えば自動車、二輪車等の構成部品の生産に良く使用さ
れる。
〔従来の技術〕
かかる真空ダイカスト装置に関しては、本願発明の発明
者等の発明になる特願昭63−302420がある。
これは、射出シリンダースリーブに連なる開口部と、湯
道に連なる開口部と、真空引き通路に連なる開口部と、
が開口された切換弁室と;前記切換弁室内に湯道に連な
る開口部と真空引き通路に連なる開口部との連通時に、
ゲートに連なる開口部と射出シリンダースリーブに連な
る開口部とを遮断し、一方湯道に連なる開口部と真空引
き通路に連なる開口部の遮断時にキャビテーに連なる開
口部と射出シリンダースリーブに連なる開口部を連通さ
せる切換弁体を配置したものであり、射出シリンダース
リーブ内の溶湯をプランジャーチップにてキャビテー内
へ射出成形する際において、プランジャーチップによる
低速移動の初期から中期にかけて、切換弁体にて真空引
き通路に連なる開口部と湯道に連なる開口部とを連通し
、湯道に連なる開口部と射出シリンダースリーブに連な
る開口部とを遮断するもので、これによると、キャビテ
ー内を真空に保持できる0次いでプランジャーチップが
前記状態より更に移動して低速移動の終期に入ると、切
換弁体によって、真空引き通路に連なる開口部と湯道に
連なる開口部が遮断され、湯道に連なる開口部と射出シ
リンダースリーブに連なる開口部とが連通ずる。而して
真空に保持されたキャビテー内へ射出シリンダースリー
ブ内の溶湯を射出し、成形が行なえるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる真空ダイカスト装置によると、プランジャーチッ
プによって射出シリンダースリーブ内の溶湯をキャビテ
ー内へ射出する際、キャビテー内には真空引き通路、湯
道、より真空源に生起した真空圧力が導入されることに
よって真空状態に保持されている。
一方、射出シリンダースリーブ内には注湯孔を介してキ
ャビテー内へ射出する溶湯を注湯するもので、射出シリ
ンダースリーブ内へ注湯が完了した状態において、射出
シリンダースリーブ内の重力方向の下方の底部には溶湯
が貯溜し、射出シリンダースリーブ内の溶湯の上部は略
大気圧状態となる。(プランジャーチップが注湯孔を開
放し。
注湯孔が大気に開口していることによる。)この状態よ
りプランジャーチップを移動することによって、射出シ
リンダースリーブ内の室容積を減少しつつ溶湯を圧縮す
ると、プランジャーチップにて区画される射出シリンダ
ースリーブ内に溶湯が順次充満するもので、プランジャ
ーチップの移動は溶湯に伝達され、この溶湯の押圧力に
て切換弁体が湯道に連なる開口部と射出シリンダースリ
ーブに連なる開口部とを連通させ、もって射出シリンダ
ースリーブ内にある溶湯を一気にキャビテー内へ射出す
るものである。
一方、プランジャーチップにて区画される射出シリンダ
ースリーブ内にある気体は、プランジャーチップの移動
によって加圧されて加圧力状態となるもので、前述した
如く、プランジャーチップの移動によって、切換弁体が
湯道に連なる開口部と射出シリンダースリーブに連なる
開口部とを連通した状態において、加圧力状態にある気
体をキャビテー内へ送り込む恐れがある。
これによると、真空圧力状態にあるキャビテー内の圧力
は加圧側へ変化するものでキャビテー内の真空度合が劣
化する。(例えば30GTorrに保持されていたキャ
ビテー内の圧力が500Torrとなる。) 従って、キャビテー内を充分なる真空圧力状態に保持す
る為には、′キャビテー内の初期の真空圧力を更に高め
る(例えば1oOTorr)必要があり。
これによると、真空源としての真空ポンプの能力アップ
、金型合わせ面からの洩れ量の減少、等を図る必要が有
り、これらを行う為には高額な費用を要するもので装置
全体のコスト高を招来し、ひいては製品のコスト高へと
つながるもので好ましいものでない。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明になる真空ダイカスト装置は、射出シリンダース
リーブ内の溶湯をキャビテー内へ射出する際において、
キャビテー内に保持されている真空圧力の低下(加圧力
側への変化)を抑止した真空ダイカスト装置を提供する
ことにあり、前記目的達成の為に、キャビテー内を真空
源に連なる真空引き通路を介して真空に保持して射出シ
リンダースリーブ内の溶湯をプランジャーチップにてキ
ャビテー内へ射出成形する真空ダイカスト装置において
: 射出シリンダースリーブに連なる第1開口部と、キャビ
テーにM絡された湯道に連なる第2開口部と、真空源に
連絡された第1真空引き通路に連なる第3開口部と、が
開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に配置され、湯道に連なる第2開口部と
第1真空引き通路に連なる第3開口部との連通時に、湯
道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
る第1開口部とを遮断し、一方湯道に連なる第2開口部
と第1真空引き通路に連なる第3開口部の遮断時に湯道
に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連なる
第1開口部を連通させる切換弁体と: 射出シリンダースリーブの注湯孔と、第1開口部との間
で、且つ射出シリンダースリーブの重力方向の反対側位
置近傍の射出シリンダースリーブの内周面に射出シリン
ダースリーブの長子軸心方向に沿って穿設された第2真
空引き長溝と;プランジャーチップの外周に穿設される
とともに真空源に連絡された第2真空引き環状溝と;に
より構成したものである。
〔作用〕
プランジャーチップが注湯孔を開口した状態で、注湯孔
より射出シリンダースリーブ内に溶湯が注湯される。プ
ランジャーチップが溶湯をキャビテー内へ射出する為に
、注湯孔を閉塞しつつ射出シリンダースリーブ内を移動
すると、プランジャーチップにて区画された射出シリン
ダースリーブ内の溶湯の上部空間には、真空源に生起し
た真空圧力が第2真空引き環状溝、第2真空引き長溝を
介して付与され、この真空圧力が付与された状態で射出
シリンダースリーブ内はプランジャーチップにて圧縮さ
れる。
而して、射出シリンダースリーブ内の溶湯の上部空間は
真空圧力状態よりプランジャーチップの移動によって圧
縮されて加圧されるものであり。
真空圧力状態にある上部空間が加圧されたことによると
、上部空間の圧力の上昇(加圧側への変化)を低くおさ
えることができる。
従って、切換弁体が第1開口部と第2開口部とを連通状
態として、射出シリンダースリーブ内の溶湯をキャビテ
ー内へ射出するとき、射出シリンダ−スリーブ2第1開
口部、切換弁室、第2開ロ部、湯道、よりキャビテー内
へ侵入する上部空間の気体圧力を低く抑止できたのでキ
ャビテー内に保持されていた真空圧力を加圧側へ大きく
変化させることがないものである。
〔実施例〕
以下、本発明になる真空ダイカスト装置の一実施例を第
1図、第2図、第3図により説明する。1はキャビテー
であって、固定金型2Aと可動金型2Bとによって構成
される。3は円筒状の射出シリンダースリーブであって
、固定金型2Aより突出する他端部3A (第1図にお
いて右側)の外周近傍には注湯孔4が穿設される。
また、射出シリンダースリーブ3内にはプランジャーチ
ップ5が液密的に摺動自在に配置されるもので、プラン
ジャーチップ5が射出シリンダースリーブ3内を移動す
ることによって、プランジャーチップ5によって区画さ
れる射出シリンダースリーブ3の容積が変わる。また、
プランジャーチップ5は図示せぬ射出シリンダーにピス
トン6にて一体的に連結される。
8は、射出シリンダースリーブ3の長手軸心線x−xに
略等しい軸心上に配置した円筒状の切換弁室であり、こ
の切換弁室8には射出シリンダースリーブ3に連なる第
1開口部9と、キャビテー1に連絡された湯道7に連な
る第2開口部10と。
真空源■に連絡された第1真空引き通路11に連なる第
3開口部12とが開口する。
13は前記切換弁室8内に移動自在に配置されて、第1
開ロ部9.第2開ロ部lO1第3開口部12を開閉制御
する為の切換弁体であり、具体的には円筒形状よりなり
、切換弁室8に気密的に挿入配置されるとともに、その
中間部に縮少径部13Aが設けられる。而して、縮少径
部13Aの−側端部(第1図において右側)に筒状の第
1弁部13Bが形成され、他側端部(第1図において左
側)に筒状の第2弁部13Cが形成され、この第1弁部
13B、第2弁部13C1と切換弁室8の内周とで前記
各開口部9 、10.12が開閉制御される。また第1
弁部13Bは射出シリンダースリーブ3側に配置される
また、14は切換弁体13の第2弁部13Cの端部に対
接されて配置されたエヤーシリンダー、油圧シリンダー
、スプリング等のダンパ一部材であり。
射出シリンダースリーブ3内の溶湯圧力を第1弁部13
Bが受けることによる切換弁体13の移動に対向する側
への弾性力を有する。
15は射出シリンダースリーブ3の注湯孔4と第1開口
部9との間りで、しかも射出シリンダースリーブ3の重
力方向Yの反対側位置近傍(第1図において射出シリン
ダースリーブ3の上部近傍)の射出シリンダースリーブ
3の内周面Bであって、しかも射出シリンダースリーブ
3の長子軸心方向x−Xに沿って穿設された第2真空引
き長溝である。
1Bは、プランジャーチップ5の外周に環状に穿設した
第2真空引き環状溝であって、この第2真空引き環状溝
1Bにはプランジャーチップ5.ピストン6、の内部を
通って真空源Vに第2真空引き通路17を介して連絡さ
れる。
次にその作用について説明する。
まずキャビテー1への射出に先立ってプランジャーチッ
プ5をピストン6にて第1図において射出シリンダース
リーブ3の他端部3A側右方向に移動させ、注湯孔4と
射出シリンダースリーブ3の内部とを連通状態とする。
これによって、注湯孔4より溶湯を射出シリンダースリ
ーブ3内に流し込むと、溶湯は射出シリンダースリーブ
3の重力方向Yの底部に貯留され、溶湯の上部は大気圧
力の気体が存在する。この貯留される溶湯の量は、適宜
設定されなければならない。
かかる状態において、切換弁体13は、ダンパー部材1
4による射出シリンダースリーブ3側(第1図において
右側)への押圧力にて第1図においてもっとも右端の位
置にあり、湯道7に連なる第2開口部lOと射出シリン
ダースリーブ3に連なる第1開口部9とは切換弁体13
の第1弁部13Bにて遮断され、一方、湯道7に連なる
第2開口部lOと第1真空引き通路11に連なる第3開
口部12とは切換弁体13の縮少径部13Aと切換弁室
8とによって形成される間隙りにて連絡される。尚、第
2弁部13Cは切換弁室8を常に大気と遮断する役目を
する。
従って、キャビテーl内には第1真空引き通路11□間
隙り一湯道7を介して真空源V内に生起した真空圧力が
導入されるのでキャビテーl内を真空状態に保持できる
ものである。一方、真空源Vに生起する真空圧力は第2
真空引き通路17よリプランジャーチップ5の第2真空
引き環状溝1Bに作用するが、第2真空引き環状溝1B
は射出シリンダースリーブ3の内周面Bにて閉塞されて
いるので射出シリンダースリーブ3内に真空圧力状態と
はならない、この状態は第1図に示される。
次いで、プランジャーチップ5が射出シリンダースリー
ブ3内を第1図において右の位置から左方向へ移動する
射出工程につき順を追って説明する。まず、プランジャ
ーチップ5が注湯孔4を通過して注湯孔4をプランジャ
ーチップ5にて閉塞した第1状態について説明すると、
射出シリンダースリーブ3の内部は、切換弁体13の第
1弁部13Bの、第1開口部9側への端面Aと、射出シ
リンダースリーブ3の内周面Bと、プランジャーチップ
5の切換弁体13側への端面Cと、射出シリンダースリ
ーブ3の内周面Bとプランジャチップ5の外周と、によ
って密閉状の室りが形成される。一方、かかる第1状態
において、第2真空引き環状溝113は第2真空引き長
溝15内に開口する。
従って、かかる状態における射出シリンダースリーブ3
の室りにおいては。
〜1.射出シリンダースリーブ3の重力方向の室りの下
部に溶湯が充填される。
〜2.射出シリンダースリーブ3の室りの溶湯の上部は
、第2真空引き通路17.第2真空引き環状溝16、第
2真空引き長溝15、より真空源Vの真空圧力が導入さ
れるので真空圧力状態(例えば300To r r)と
なる、この第1状態は第1図の一点鎖線に示される。
次にプランジャーチップ5が前記第1状態より、更に左
方向に進行し、プランジャーチップ5の第2真空引き環
状溝1Bが第2真空引き長溝15より外れ、第2真空引
き環状溝16が射出シリンダースリーブ3の内周面Bに
よって再び閉塞する第2状態について説明する。
第1状態から第2状態へ進む過程において、〜1. 室
りの下部に充填されている溶湯はプランジャーチップ5
の左方向への進行に伴ない室り内への充填が徐々に増え
る。すなわち、室りの室容積に対する溶湯の占める割合
が増える。これは射出シリン ダースリーブ3内に既に注湯された溶湯の量が変化する
ことはないが、室りの室容積がプランジャーチップ5の
左方向への進行によって徐々に減少するからである。
〜2.室りの溶湯の上部空間の容積はプランジャーチッ
プ5の左方向への進行によって徐々に減少するが、上部
空間の気体圧力は依然として真空圧力に保持される。
すなわち上部空間には第2真空引き長溝15より第2真
空引き環状溝1B、第2真空引き通路17.を介して真
空源Vの真空圧力が付与され第2真空引き環状溝1Bの
右端15Bがプランジャーチップ5の外周面に接するか
らである。
そして、プランジャーチップ5の第2真空引き環状溝l
Bが第2真空引き長溝15の右端15Aを通過し、第2
真空引き長溝15より外れる迄、上部空間は真空圧力状
態に保持されるもので、第2真空引き環状i、$16が
第2真空引き長[15より外れ、第2真空引き環状溝1
6が射出シリンダースリーブ3の内周面Bによって閉塞
された状態を第2図に示す。
次にプランジャーチップ5が前記第2状態より、更に左
方向への進行時について説明する。
〜1.室りに充填されている溶湯は、プランジャーチッ
プ5の左方向への進行に伴ない室り内における溶湯の充
填を更に増加させる。
〜2.室り内の溶湯の上部空間にある気体は。
プランジャーチップ5の左方向への進行に伴なって圧縮
を受けつつ加圧され、第2状態において真空圧力状態に
あった上部空間の気体圧力は加圧力側へ徐々に上昇する
。すなわち、プランジャーチップ5の第2真空引き環状
溝1Bが第2真空引き長溝15の左端15Aを通過し、
第2真空引き環状溝1Bが射出シリンダースリーブ3の
内周面Bにて再び閉塞された直後において、例えば30
0Tarrの真空圧力状態にあった溶湯の上部室内の気
体の圧力はプランジャーチップ5が第2状態より一定ス
トローク移動した状態で200Torr加圧されて50
0Torr迄上昇する。
そして、第2状態からプランジャーチップ5の左方向へ
の進行によると、前述の如く室り内の溶湯の充填が更に
増加されることによって、切換弁体13の第1弁部13
Bは射出シリンダースリーブ3(室D)に連なる第1開
口部9より加圧された溶湯の圧力を受けるもので、この
溶湯圧力によると切換弁体13はダンパ一部材14の押
圧力に抗してダンパ一部材14側へ移動する。
これによると、切換弁体13の第1弁部13Bによって
湯道7に連なる第2開口部10と射出シリンダースリー
ブ3に連なる第1開口部9とが連通し、湯道7に連なる
第2開口部10と第1真空引き通路11に連なる第3開
口部12が遮断される。而して射出シリンダースリーブ
3内の溶湯が湯道7を介してキャビテー1内へ射出され
る。この状態は第3図に示される。
かかるキャビテー1内への溶湯の射出時において、次の
点に特に着目されなければならない、すなわち、切換弁
体13の第1弁部13Bが第2開口部10と第1開口部
9とを連通ずるや、射出シリンダースリーブ3(室D)
の上部空間にある気体は、溶湯がキャビテーl内に射出
されるのとほぼ同時にキャビテーl内に流入する。
ここで本発明においては、射出シリンダースリーブ3(
室D)の溶湯の上部空間は、プランジャーチップ5の第
2真空引き環状溝1Bが再び射出シリンダースリーブ3
の内周面Bにて閉塞された第2状態において、真空圧力
状態にあるもので、かかる状態にある上部空間の気体を
プランジャーチップ5の第1開口部9側への射出の為の
移動(図において左方向)によって加圧したので、切換
弁体13の第1弁部13Bが第1開口部9と第2開口部
10とを連通する時点における1部室間の気体圧力の上
昇を抑止できたものである。
すなわち真空圧力状態にある気体圧力を圧縮したことに
よると、容積変化に基づく圧力の上昇は生ずるものの、
真空圧力状態を基準として加圧されるので溶湯の上部空
間の気体圧力を低く(真空圧力側に)おさえることがで
きることになる0例えば、第2真空引き環状溝18によ
って射出シリンダースリーブ3内を真空引きしない場合
、プランジャーチップが注湯孔4を閉塞した位置からプ
ランジャーチップの左方向への移動時において、少なく
とも?80Torr以下の圧力に至らない、なんとなら
ば加圧されるからである。
従って、  7elOTorrの気体圧力を基準として
それに加圧されることになる。このように、射出シリン
ダースリーブ3からキャビテーlへの溶湯の射出時、溶
湯と共にキャビテー1内へ流入する射出シリンダースリ
ーブ3内の溶湯の上部空間の気体圧力の上昇を抑IFで
きたことによると、キャビテー1内の真空圧力状態を弱
める(加圧側への変化)ことがないものでキャビテー1
内を所9の真空圧力状態に保持できたものである。
尚、第2真空引き長溝15の射出シリンダースリーブ3
の内周面Bへの溝穿設位置は、注湯孔4と第1開口部9
との間で且つ射出シリンダースリーブの重力方向Yの反
対側位置近傍、すなわち図における射出シリンダースリ
ーブの上部に穿設するのが好ましい、これはプランジャ
ーチップの移動によって溶湯が第2真空引き長溝15内
へ流入するのを防止する為である。
また、前記説明に用いた圧力値は説明を容易とする為に
一例として用いたものでその値に何等の限定を受けるも
のでない。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明になる真空ダイカスト装置によると
、射出シリンダースリーブの溶湯の上部空間を第2真空
引き環状溝、第2真空引き長溝を介して真空圧力状態と
し、かかる真空圧力状態にある溶湯の−E部空間を含む
射出シリンダースリーブ内の溶湯をプランジャーチップ
によって加圧し、キャビテー内に射出したので、射出に
先立って真空圧力状態に保持しであるキャビテー内の真
空度合を劣化させることが少なく良好な真空鋳造を行い
うる真空ダイカスト装置を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明になる真空ダイカスト装置の一実施例を示す
縦断面図であり、第1図は射出シリンダースリーブに注
湯孔を介して溶湯を注入した状態を示す、第2図はプラ
ンジャーチップの第2真空引き環状溝が第2真空引き長
溝より外れて、第2真空引き環状溝が射出シリンダース
リーブの内周面にて閉塞された状態を示す、第3図はプ
ランジャーチップにて射出シリンダースリーブ内の溶湯
をキャビテー内へ射出した状態を示す、第4図は第1図
のIV−IV線における縦断面図である。 1 、、、、キャビテー 3 、、、、射出シリンダースリーブ 4 、、、、注湯孔 5 、、、、プランジャーチー2プ 7 、、、、湯道      8 、、、、切換弁室9
 、、、、第1開口部   1G、、、、第2開口部1
1、、、、第1真空引き通路 12゜、、、wS3開口部   13.、、、切換弁体
13A 、、、、第1弁部   14.、、、ダンパ一
部材15、、、、第2真空引き長溝 1B、、、、第2真空引き環状溝 17、、、、第2真空引き通路 V 、、、、真空源

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 キャビテー内を真空源に連なる真空引き通路を介して真
    空に保持して射出シリンダースリーブ内の溶湯をプラン
    ジャーチップにてキャビテー内へ射出成形する真空ダイ
    カスト装置において;射出シリンダースリーブに連なる
    第1開口部と、キャビテーに連絡された湯道に連なる第
    2開口部と、真空源に連絡された第1真空引き通路に連
    なる第3開口部と、が開口された切換弁室と; 前記切換弁室内に配置され、湯道に連なる第2開口部と
    第1真空引き通路に連なる第3開口部との連通時に、湯
    道に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連な
    る第1開口部とを遮断し、一方湯道に連なる第2開口部
    と第1真空引き通路に連なる第3開口部の遮断時に湯道
    に連なる第2開口部と射出シリンダースリーブに連なる
    第1開口部を連通させる切換弁体と; 射出シリンダースリーブの注湯孔と、第1開口部との間
    で、且つ射出シリンダースリーブの重力方向の反対側位
    置近傍の射出シリンダースリーブの内周面に、射出シリ
    ンダースリーブの長手軸心方向に沿って穿設された第2
    真空引き長溝と;プランジャーチップの外周に穿設され
    るとともに真空源に連絡された第2真空引き環状溝と;
    よりなる真空ダイカスト装置。
JP28905989A 1989-11-07 1989-11-07 真空ダイカスト装置 Pending JPH03151155A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5842510A (en) * 1996-04-12 1998-12-01 Keihin Corporation Application method of powder state mold lubricant to die-casting mold and die-casting apparatus
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WO2011055544A1 (ja) 2009-11-06 2011-05-12 サンデン株式会社 真空バルブ装置およびそれを用いた真空ダイカスト装置

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