JP3847524B2 - ダイカスト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のダイカスト金型により画成されたキャビティ内に溶湯を射出してダイカスト製品を得るためのダイカスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一対のダイカスト金型により画成されたキャビティ内に溶湯を射出してダイカスト製品を得る装置として、図5に示されるようなダイカスト装置90が知られている。このダイカスト装置90は一対のダイカスト金型11,11により画成されたキャビティ12内に溶湯13を射出するためのスリーブ14を備えており、このスリーブ14内には溶湯注入口16からスリーブ14内に供給された溶湯13を前方へ押し出すための射出プランジャ15が摺動自在に設けられている。
【0003】
また、ダイカスト装置90は射出シリンダ17を備えており、この射出シリンダ17内には、射出プランジャ15にピストンロッド18を介して連結されたピストン19が摺動自在に収容されている。また、ダイカスト装置90は射出シリンダ17の後段に増圧シリンダ17Aを備えており、この増圧シリンダ17A内には、キャビティ12内に充填された溶湯13を加圧するためのピストン20が摺動自在に収容されている。
【0004】
このようなダイカスト装置90で溶湯13をキャビティ12内に射出してダイカスト製品を得る場合は、先ず、射出シリンダ17のヘッド側油室19Aに作動油を供給し、射出シリンダ17のピストン19および射出プランジャ15を前進させて溶湯13をスリーブ14内からキャビティ12に向けて射出する。このとき、溶湯13は、図6に示されるように、始めは低速VLで射出されるが、スリーブ14内から射出された溶湯13がキャビティ12のゲート部21に到達した後は高速VHで射出される。
【0005】
このようにしてスリーブ14内から射出された溶湯13がキャビティ12内に充填され、射出プランジャ15が充填完了位置まで前進すると、増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aに高圧の作動油が供給される。これにより増圧シリンダ17Aのピストン20が前進動作し、このピストン20によってキャビティ12内の溶湯13が凝固状態になるまで加圧及び冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のダイカスト装置では、スリーブ14内の溶湯13を始めは低速で射出し、溶湯13がキャビティ12のゲート部21に達した後は溶湯の温度低下を避けるために溶湯13を高速で射出してダイカスト製品を得ている。溶湯が溶融溶湯である場合には所望のダイカスト製品を得ることは可能であるが、溶湯が半凝固溶湯あるいはチクソ状態溶湯である場合には次のような問題が生じる。すなわち、従来のダイカスト装置では、溶湯が半凝固溶湯あるいはチクソ状態溶湯である場合には溶湯13をキャビティ12内に充填する際に大きな抵抗力が生じ、この抵抗力によって射出プランジャ15を所定の速度で前進させることが困難となる。このため、ゲート部21に達した溶湯13をキャビティ12内に充填するまでに時間がかかり、ダイカスト製品の品質を低下させる惧れがあった。なお、このような問題を解消するために、射出シリンダ18の径を大きくしようとすると、射出装置側での必要な作動油量が従来のマシンに比して多くなる。例えば、射出圧力をほとんど必要としない低速射出のストローク領域でも、射出シリンダの径が大きくなった分だけ従来径のものに比べ油を多く供給しなければならない。さらに、射出シリンダの昇速特性、減速特性、昇圧特性が悪化し、高品質のダイカスト製品を得ることが困難となるばかりでなく、コスト面からも関連部品の大形化し、射出シリンダの大径化と射出プランジャの径も大きくなり、また周辺機器としての各種バルブの容量も大容量のものが必要となり、コストアップをもたらす。
【0007】
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的は、溶湯がゲート部21(図5参照)近傍にさしかかった段階でゲートの形状や溶湯の状態に起因して射出抵抗が増大し、これに対して十分な射出力を引き続き与えることが必要な場合にはいつでも増圧シリンダのピストンを起動させ得るようにするものであって、特に溶湯が半凝固あるいはチクソ状態である場合にも高品質のダイカスト製品を得ることのできるダイカスト装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するための本発明に係るダイカスト装置は、一対のダイカスト金型により画成されたキャビティ内に溶湯を射出するためのスリーブ、このスリーブ内に摺動自在に設けられた射出プランジャ、この射出プランジャにピストンロッドを介して連結された射出用ピストンを有する射出シリンダ、同射出シリンダのヘッド側油室へ作動油を供給する第1のアキュムレータおよび、前記射出用ピストンの反ロッド側にて前記射出シリンダに取付けられ、同射出シリンダ径より大きな径を有する増圧シリンダを備え、同増圧シリンダのピストンロッド端部は前記射出シリンダのヘッド側油室に臨むよう配置されてなるダイカスト装置において、
前記第1のアキュムレータと射出シリンダのヘッド側油室との間に設けられ前記第1のアキュムレータからの作動油を導くパイロットチェック弁と、
前記射出シリンダのロッド側油室と前記増圧シリンダのロッド側油室とが常時同圧となるように前記両ロッド側油室を連通する連通管路と、
同連通管路とタンクへの戻り管路との間に接続され射出動作中の射出プランジャの射出速度を制御する単一の流量制御弁と、を備え、
前記増圧シリンダのピストンストローク長さは、前記キャビティへの溶湯充填完了に相当するプランジャ位置よりも手前の増圧開始に相当する位置から充填完了に相当する位置までのプランジャストローク量を有し、
前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給する第2のアキュムレータを備え、
この第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室への圧油の供給を制御する切換弁を設けるとともに、
溶湯がキャビティのゲート部に到達することで予め定められたストローク位置に射出プランジャが達したときに前記切換弁を作動せしめて前記第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給することを特徴とする。
【0009】
その場合、前記増圧シリンダのヘッド側油室への圧油の供給を制御する切換弁を設けて構成することができる。
またその場合、前記射出プランジャの射出動作中、射出抵抗が所定値を超えたとき前記切換弁を作動せしめて前記増圧シリンダのピストンを起動せしめるようにすることができる。
さらに、その場合、前記射出プランジャの射出動作中、予め定められたストローク位置に射出プランジャが達したとき前記切換弁を作動せしめるようにすることができる。
またその場合、前記単一の流量制御弁は、第1のパイロットサーボ弁と同パイロットサーボ弁から与えられるパイロット圧油信号によってスプール位置が制御される単一の流量制御弁とから構成することができる。
その場合、前記射出プランジャの射出動作中、射出抵抗が所定値を超えたことを検知する手段として、前記射出シリンダのロッド側油室とヘッド側油室の圧力を検出する圧力センサを設け、同圧力センサの差圧に基づいて前記所定値を超えたか否かを判断するようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。なお、図5に示したものと同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るダイカスト装置の射出シリンダ17および増圧シリンダ17Aを駆動する油圧駆動回路の構成を示す図である。同図において、射出シリンダ17は射出プランジャ15にピストンロッド18を介して連結された溶湯射出用のピストン19を有しており、このピストン19のヘッド側すなわち射出シリンダ17のヘッド側油室19Aには、アキュムレータ23から所定圧の作動油が作動油供給管路24およびパイロットチェック弁25を経て供給されるようになっている。
【0012】
パイロットチェック弁25は弁体251と、この弁体251に連結されたピストン252とを備えており、このピストン252のロッド側にパイロット圧油が油圧源から切換弁26を経て供給されると、弁体251が開方向に移動するようになっている。また、パイロットチェック弁25は弁体251を閉方向に付勢するスプリング253を有しており、パイロットチェック弁25の入口側と出口側の差圧がなくなると、スプリング253のばね力で弁体251が閉方向に移動し、これにより射出シリンダ17のヘッド側油室19Aに供給された作動油が溶湯の加圧時に逆流することを防止できるようになっている。
【0013】
射出シリンダ17の後段に設けられた増圧シリンダ17A内には溶湯加圧用のピストン20が摺動可能に収容されており、このピストン20のヘッド側すなわち増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aには、アキュムレータ27から所定圧の作動油が作動油供給管路28および制御弁29を経て供給されるようになっている。
【0014】
制御弁29は、図2に示すように、メインスプール291の位置(制御弁29の開度)を検出する位置検出器30を有しており、この位置検出器30から出力された信号は、制御弁29の開度を制御するパイロットサーボ弁31に後述する制御装置51を経由してフィードバックされるようになっている。
【0015】
作動油供給管路24,28は、それぞれ逆止弁32,33および切換弁35を介して作動油供給管路34と連通している。この作動油供給管路34は油圧ポンプ等の油圧源36と連通しており、切換弁35を図示の状態に切り換えると、油圧源36からアキュムレータ23,27に所定圧(例えば150kg/cm2)の作動油が供給されるようになっている。
【0016】
作動油供給管路34は分岐管路37および鋳造圧力制御弁38を介してアキュムレータ27の背面側と連通しており、このアキュムレータ27には、鋳造圧力制御弁38からアキュムレータ27の背面側に供給された圧力(背圧)を検出する圧力センサ39が設けられている。また、作動油供給管路34は後退回路40および作動油排出管路42Aを介して射出シリンダ17のロッド側油室19Bに連通しているとともに、後退回路40および作動油排出管路41を介して増圧シリンダ17Aのロッド側油室20Bに連通している。
このように射出用のアキュムレータ23とは別に、増圧用のアキュムレータ27を設けることにより前記圧力センサ39及び鋳造圧力制御弁38を介してアキュムレータ27の増圧シリンダ17Aへの作動油供給圧力をアキュムレータ23とは別に設定することが可能である。なお、アキュムレータ23、アキュムレータ27はそれぞれ本発明における第1のアキュムレータ、第2のアキュムレータを構成している。
【0017】
後退回路40はロジック弁401と切換弁402とから構成され、切換弁402を図示の状態に切り換えてロジック弁401を開にすると、射出シリンダ17のロッド側油室19Bおよび増圧シリンダ17Aのロッド側油室20Bに作動油が供給され、これにより射出シリンダ17および増圧シリンダ17Aのピストン19,20が後退動作するようになっている。
【0018】
作動油排出管路41,42はタンク43に流量制御回路44を介して連通しており、この流量制御回路44は作動油排出管路41,42からタンク43へ排出される作動油の流量を制御する流量制御弁45と、この流量制御弁45のスプール位置すなわち弁の開度を検出する位置検出器46と、この位置検出器46からの信号を増幅するサーボアンプ47(図3参照)と、このサーボアンプ47の出力に基づいて流量制御弁45の開度を制御するパイロットサーボ弁48とから構成されている。
【0019】
図3において、増圧シリンダ17Aのロッド側油室20Bに連通する管路42と射出シリンダ17のロッド側油室19Bに連通する管路42Aとは連通しており、従って油室20B,19B内の圧力は、常時、同圧に保持されている。
【0020】
また、流量制御弁45はメータアウト側に、すなわち排出側管路41と連通しており、従って、射出プランジャ15の移動はこの流量制御弁44への指令によって制御されるようになっている。なお、図1及び図2に示されるパイロットサーボ弁31は制御装置51からの増圧シリンダ17Aの作動指令に対するシャープな応答性が特に要求されるときに好適な例として示したが、本発明の趣旨からすれば、その代わりに2方向切換電磁弁を設け、アキュムレータ27からの圧油の増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aへの供給をオンオフするようにしてもよい。
【0021】
また、増圧シリンダ17Aのストローク長さSは、従来よりも長くしてある。これは充填完了よりも前に射出抵抗が大きくなり、射出シリンダ17のヘッド側油室19Aに供給される油圧力のみでは対抗できない時に増圧シリンダ17Aのピストン20を起動させ、このピストン20を充填完了まで図の左方へ移動させるようにするために必要である。
【0022】
制御装置51は予め定められた動作プログラムに基づいて各弁類を所定の手順で操作して溶湯の射出、充填および加圧の各動作を実行させるものであり、既存のコンピュータシステムやプログラマブルコントローラより構成されることができる。
【0023】
図3は、図2に示した射出シリンダ17および増圧シリンダ17Aの内部構成を簡略化して示すと共に、各シリンダ17,17Aと上記制御装置51および流量制御回路44との関係をブロック線図で示すものであり、主として各シリンダ内のピストンが前進動作するときの説明用として示す。同図において、射出シリンダ17および増圧シリンダ17A内にあるピストン19,20のヘッド側油室19A,20Aには、それぞれアキュムレータ23,27からの圧油が導入されるようになっている。また、射出シリンダ17および増圧シリンダ17Aのロッド側油室19B,20Bは外部の管路42,42Aにより連通されており、これらは合流して管路41を介して流量制御弁45と接続されている。また、圧力センサ49,50は前記油室19A,19B内の圧力をそれぞれ電気信号に変換し、制御装置51のI/Oユニット51Aを経て装置内部に取り込まれる。同様に、射出プランジャ15の前進または後退の移動位置は位置センサとしてのエンコーダ55によって電気信号に変換され、I/Oユニット51Aに取り込まれるようになっている。点線で囲まれたサーボユニット100は、I/Oユニット51A中に設置されたサーボアンプ47を機能的に明示すべく示したものであり、I/Oユニットの中では図示しないサーボアンプモジュール、D/A変換部、A/D変換部等として形成されているものである。すなわち、流量制御弁45の位置を検出する位置検出器46からの信号をサーボアンプ47で増幅し、前記I/Oユニット51Aの出力とサーボアンプ47の出力との差をパイロットサーボ弁48へ与える。なお、前述したパイロットサーボ弁48および31は、それぞれ本発明における第1および第2のパイロットサーボ弁を構成する。
【0024】
図3の左方に設けられた制御装置51は、大別して、前記I/Oユニット51A、中央演算処理部(CPU)51B、ならびにメモリMを形成しているプログラムメモリ部51C、データメモリ部51Dと、これらを結ぶバスライン51Eとから構成されている。データメモリ部51Dには、エンコーダ55から与えられる射出プランジャ15の現在位置を表わすデータがレジスタ101として形成され、さらに流量制御回路44内の位置検出器46の出力として与えられる流量制御弁45の位置データがレジスタ102として形成されている。同様にして、圧力センサ49,50からの信号から与えられる油室19A,19Bの圧力値がそれぞれレジスタ103,104として形成されている。
【0025】
プログラムメモリ部51C内には射出シリンダ17のピストン19の動作に関する一連の指令プログラムがメモリ105に格納され、同じく増圧シリンダ17Aのピストン20の動作に関する一連の指令プログラムがメモリ106に格納されている。107は圧力センサ49,50からの信号出力を監視すると共にその差圧が予め定めたパラメータ値を超えたとき増圧シリンダ17Aへのアキュムレータ27からの圧油を導入するよう指令を与える一連の監視プログラムを格納するメモリである。
【0026】
このような構成において、溶湯注入口16(図5参照)からスリーブ14内に溶湯13が供給され、制御装置51からの信号により切換弁26が図示の状態から切り替わり、パイロット式チェック弁25がピストン252のロッド側に作用するパイロット圧によって開になると、アキュムレータ23に貯えられている作動油が射出シリンダ17のヘッド側油室19Aに供給される。これにより射出シリンダ17のピストン19および射出プランジャ15が前進動作し、この射出プランジャ15の前進動作によってスリーブ14内の溶湯13がダイカスト金型11,11により画成されたキャビティ12内に射出される。
【0027】
このとき、制御装置51は流量制御弁45の開度を絞っておき、溶湯13の射出速度CVを低速に制御するが、スリーブ14内から射出された溶湯13がキャビティ12のゲート部21に到達したことを射出プランジャ15に設けられた位置検出器55からの信号により検知すると、圧力センサ49で検出されたPRと圧力センサ50で検出された圧力PHとの圧力差ΔP(=PR−PH)に基づいて流量制御弁45の開度をパイロットサーボ弁48で制御するとともに、パイロットサーボ弁31を操作して制御弁29を開にし、アキュムレータ27に貯えられている作動油を増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aに供給する。ここで、射出シリンダ17のピストン19と増圧シリンダ17Aのピストン20の面積比が1:2であり、溶湯の射出時に射出プランジャ15に作用する溶湯の抵抗力がピストン19の背面部相当で100kg/cm2であるとすると、ピストン20の背面部相当では50kg/cm2となり、半分の値となる。例えば充填加速する差圧が射出シリンダ17のピストン20で80kg/cm2の差圧が必要であるとすると、増圧シリンダ17Aのピストン20では40kg/cm2の差圧で溶湯を充填加速できることを意味する。これを式で表すと、
射出側ピストン (100+80)=180kg/cm2 > アキュムレータ150kg/cm2
増圧側ピストン (50+40)=90kg/cm2 < アキュムレータ150kg/cm2となり、溶湯を高速で射出するときの増圧シリンダ17Aのピストン背面に作用する圧力(90kg/cm2)は射出シリンダ17のピストン背面に作用する圧力(180kg/cm2)に比べると低く余裕がある。これは溶湯が半凝固溶湯である場合、射出シリンダ17のピストン19では高速射出は無理であるが、増圧シリンダ17Aのピストン20では溶湯の高速射出が可能であることを示している。その場合、図4に示すように、低速射出の途中において、ゲート位置まで溶湯が達すると、射出プランジャ15に作用する射出抵抗が急激に大きくなる。これに抗するため、増圧シリンダ17Aのピストン20を起動させて、図2に示すように増圧シリンダ17Aへの流量制御回路44の設定に対応した速度で射出プランジャ15を射出動作中、射出プランジャ15への溶湯反力が急に変化、たとえば射出プランジャ15への溶湯反力が急に大きくなると、射出プランジャ15はその反力により減速させられようとして、その速度が低下する。そして、射出プランジャ15の移動速度が溶湯反力すなわち射出抵抗により低下すると、連通している管路42,42A及び油室19B,20B内の作動油は瞬間的に流量制御弁45への流れをストップさせられる。これにより、それまでの射出プランジャ15の射出速度の設定値に対応した流量制御弁45の開度の状態では、射出シリンダ17のロッド側油室19Bおよび増圧シリンダ17Aのロッド側油室20Bはタンク圧に近い圧力となる。その結果、増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aとロッド側油室20Bとの圧力差が大きくなり、射出プランジャ15を急に大きくなった射出抵抗より大きな力で前進させることが可能となる。
【0028】
すなわち、管路42Aと42が管路41を介してメータアウト側の流量制御弁45に連通しているので、増圧シリンダ17Aのピストン20が動作中に射出抵抗の急激な変化が射出プランジャ15を介して生じても瞬間的に増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aとロッド側油室20Bとの圧力差が大きくなって射出抵抗の急激な増大により射出プランジャ15が減速または停止されるのを阻止するように作用するのである。すなわち、図2に示すように、管路42,42Aが連通していることによって、射出動作の途上で急な射出・充填抵抗変化があっても、それに抗するように増圧シリンダ17Aのヘッド側油室20Aとロッド側油室20Bとの間に大きな差圧が発生し、その結果として射出充填時の抵抗変化を上回る力で射出プランジャ15を前進させるようになっている。
【0029】
特に、このような急激な射出抵抗の変化に対し、射出シリンダ17のロッド側油室19Bと増圧シリンダ17Aのロッド側油室20Bとが同圧となるよう連通されているので、射出プランジャ15の振動、管路42,42A等でのサージ圧の発生を防止し、射出プランジャ15をスムーズに前進させるのである。
【0030】
したがって、上述した実施形態では溶湯がキャビティのゲート部近傍に到達した段階でゲートの形状や溶湯の状態に起因した射出抵抗が急激に増大しても溶湯をキャビティ内にスムーズに射出充填することができ、溶湯が半凝固溶湯あるいはチクソ状態溶湯である場合でも高品質のダイカスト製品を得ることができる。
【0031】
また、上述した実施形態では射出プランジャ15に作用する射出抵抗を圧力センサ49で検出されたPRと圧力センサ50で検出された圧力PHとの圧力差ΔPから検出するため、射出プランジャ15に作用する射出抵抗及びその変化を正確に検知でき、増圧シリンダ17Aを作動させるタイミングを正確に定めることができる。
【0032】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が実施可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によるダイカスト装置は、一対のダイカスト金型により画成されたキャビティ内に溶湯を射出するためのスリーブ、このスリーブ内に摺動自在に設けられた射出プランジャ、この射出プランジャにピストンロッドを介して連結された射出用ピストンを有する射出シリンダ、同射出シリンダのヘッド側油室へ作動油を供給する第1のアキュムレータおよび、前記射出用ピストンの反ロッド側にて前記射出シリンダに取付けられ、同射出シリンダ径より大きな径を有する増圧シリンダを備え、同増圧シリンダのピストンロッド端部は前記射出シリンダのヘッド側油室に臨むよう配置されてなるダイカスト装置において、
前記第1のアキュムレータと射出シリンダのヘッド側油室との間に設けられ前記第1のアキュムレータからの作動油を導くパイロットチェック弁と、
前記射出シリンダのロッド側油室と前記増圧シリンダのロッド側油室とが常時同圧となるように前記両ロッド側油室を連通する連通管路と、
同連通管路とタンクへの戻り管路との間に接続され射出動作中の射出プランジャの射出速度を制御する単一の流量制御弁と、を備え、
前記増圧シリンダのピストンストローク長さは、前記キャビティへの溶湯充填完了に相当するプランジャ位置よりも手前の増圧開始に相当する位置から充填完了に相当する位置までのプランジャストローク量を有し、
前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給する第2のアキュムレータを備え、
この第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室への圧油の供給を制御する切換弁を設けるとともに、
溶湯がキャビティのゲート部に到達することで予め定められたストローク位置に射出プランジャが達したときに前記切換弁を作動せしめて前記第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給するよう構成されているので、増圧シリンダの作動中に射出抵抗が急激に大きくなった場合、連通管路により常時連通している射出シリンダのロッド側油室および増圧シリンダのロッド側油室は瞬時に、タンク圧に近い圧力となる。その結果、増圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室との圧力差が大きくなり、射出プランジャを急に大きくなった射出抵抗よりさらに大きな力で前進させることが可能となる。したがって、前記連通管路を介して、射出プランジャを流量制御弁で指令した速度で忠実に前進させることができ、溶湯が半凝固溶湯あるいはチクソ状態溶湯である場合でも高品質のダイカスト製品を得ることができるとともに、射出プランジャの振動およびサージ圧の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイカスト装置の射出部の構成を示す図である。
【図2】図1に示す射出シリンダと増圧シリンダの内部を示す断面図である。
【図3】図1に示す制御装置の構成を示す図である。
【図4】図1に示すダイカスト装置において溶湯が半凝固溶湯である場合の溶湯の射出速度と射出プランジャに作用する射出抵抗力の変化を示す線図である。
【図5】従来のダイカスト装置の概略構成を示す図である。
【図6】従来のダイカスト装置における溶湯の射出速度と射出プランジャに作用する射出抵抗力の変化を示す線図である。
【符号の説明】
11 ダイカスト金型
12 キャビティ
13 溶湯
14 スリーブ
15 射出プランジャ
17 射出シリンダ
17A 増圧シリンダ
18 ピストンロッド
19,20 ピストン
19A,20A ヘッド側油室
19B,20B ロッド側油室
49,50 圧力センサ
51 制御装置
Claims (6)
- 一対のダイカスト金型により画成されたキャビティ内に溶湯を射出するためのスリーブ、このスリーブ内に摺動自在に設けられた射出プランジャ、この射出プランジャにピストンロッドを介して連結された射出用ピストンを有する射出シリンダ、同射出シリンダのヘッド側油室へ作動油を供給する第1のアキュムレータおよび、前記射出用ピストンの反ロッド側にて前記射出シリンダに取付けられ、同射出シリンダ径より大きな径を有する増圧シリンダを備え、同増圧シリンダのピストンロッド端部は前記射出シリンダのヘッド側油室に臨むよう配置されてなるダイカスト装置において、
前記第1のアキュムレータと射出シリンダのヘッド側油室との間に設けられ前記第1のアキュムレータからの作動油を導くパイロットチェック弁と、
前記射出シリンダのロッド側油室と前記増圧シリンダのロッド側油室とが常時同圧となるように前記両ロッド側油室を連通する連通管路と、
同連通管路とタンクへの戻り管路との間に接続され射出動作中の射出プランジャの射出速度を制御する単一の流量制御弁と、を備え、
前記増圧シリンダのピストンストローク長さは、前記キャビティへの溶湯充填完了に相当するプランジャ位置よりも手前の増圧開始に相当する位置から充填完了に相当する位置までのプランジャストローク量を有し、
前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給する第2のアキュムレータを備え、
この第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室への圧油の供給を制御する切換弁を設けるとともに、
溶湯がキャビティのゲート部に到達することで予め定められたストローク位置に射出プランジャが達したときに前記切換弁を作動せしめて前記第2のアキュムレータから前記増圧シリンダのヘッド側油室に作動油を供給することを特徴とするダイカスト装置。 - 前記増圧シリンダのヘッド側油室への圧油の供給を制御する切換弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載されたダイカスト装置。
- 前記射出プランジャの射出動作中、射出抵抗が所定値を超えたとき前記切換弁を作動せしめて前記増圧シリンダのピストンを起動せしめるようにしたことを特徴とする請求項2に記載されたダイカスト装置。
- 前記射出プランジャの射出動作中、予め定められたストローク位置に射出プランジャが達したとき前記切換弁を作動せしめるようにしたことを特徴とする請求項2に記載されたダイカスト装置。
- 前記単一の流量制御弁は、第1のパイロットサーボ弁と同パイロットサーボ弁から与えられるパイロット圧油信号によってスプール位置が制御される単一の流量制御弁とから構成することを特徴とする請求項1に記載されたダイカスト装置。
- 前記射出プランジャの射出動作中、射出抵抗が所定値を超えたことを検知する手段として、前記射出シリンダのロッド側油室とヘッド側油室の圧力を検出する圧力センサを設け、同圧力センサの差圧に基づいて前記所定値を超えたか否かを判断するようにしたことを特徴とする請求項3に記載されたダイカスト装置。
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