JP2593415Y2 - 射出成形機の型締油圧回路 - Google Patents

射出成形機の型締油圧回路

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JP2593415Y2
JP2593415Y2 JP1993017626U JP1762693U JP2593415Y2 JP 2593415 Y2 JP2593415 Y2 JP 2593415Y2 JP 1993017626 U JP1993017626 U JP 1993017626U JP 1762693 U JP1762693 U JP 1762693U JP 2593415 Y2 JP2593415 Y2 JP 2593415Y2
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和人 佐藤
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は射出成形機の型締装置に
係り、直接油圧配管を接続することによって、電気信号
により動作する切換弁やシーケンス弁を使用することな
く、継続的な油圧系統の動作を行わせる油圧回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の金型を開閉及び強力に型締
する油圧装置においては、当初、強力型締中における圧
力油の漏洩による型締保持力の低下を、保圧ポンプやア
キュムレータなどの補圧装置を用いることによって防止
していた。しかしながら保圧ポンプの併用は油圧回路や
制御回路を複雑にしてコスト高となるほか、アキュムレ
ータを使用する場合と同様にその吐出流量分の高圧油を
ロスするという不具合を有するものであった。
【0003】図2は上記不具合を解消する目的でなされ
た第1の従来技術例で、実開昭60−15459号公報
に記載された成形機の型開閉油圧装置の回路図である。
図2において、101は型開閉シリンダ、102は型締
ラム、103は型締ピストン、104は高速型閉シリン
ダ、105はブースタラム、109は金型、110はプ
レフイル弁、111,112,113は方向切換弁、1
14,115,116は逆止弁、117は小通路、12
0は型締用油室、121は型開用油室、122は補助油
槽、123,124,125は油圧路、126はプレフ
ィル回路、127はパイロット圧力油管である。
【0004】該従来技術の主要な構成は、型締ピストン
103によって仕切られた型開閉シリンダ101内の型
締用油室120と型開用油室121とを、逆止弁を備え
た油圧路123,124及び125を介して互いに連絡
し、かつ型締用油室120にプレフィル弁110を配設
したほか、型開用油圧路124の逆止弁115を作動さ
せるパイロット圧力油管127をプレフィル回路126
に接続するとともに、上記両室の連絡用油圧路125
に、型開時に型開油圧路124から上記型締油圧路12
3へ圧力油を制御しながら流出させる手段を設けたもの
である。
【0005】これによって強力型締時の型締保持力の低
減を防止し、またプレフィル弁110を開放する際の大
きい騒音や振動を低減させるほか、保圧ポンプやアキュ
ムレータ等の補圧装置等を不要としてコストの低減を可
能にするというものである。
【0006】図3は第2の従来技術例における型開閉装
置の回路図を示し、図4は第3の従来技術例における型
開閉装置の回路図を示す。図3〜図4において、201
は型締シリンダ、202はラム、203は移動ダイプレ
ート、204はパイロットチェック弁、205は複動型
プレフィル弁、206はパイロット圧力駆動型方向切換
弁、207は方向切換弁、208は油圧源、209はタ
ンク、210はシーケンス弁、211はプレフィル弁の
閉じライン、212は昇圧ラインである。
【0007】先ず図3に示す第2の従来技術例において
は、複動型プレフィル弁205を駆動するための方向切
換弁207と、移動ダイプレート203と固着されたラ
ム202の受圧部に油圧力をかけて型締力を発生させる
昇圧ライン212に配設されたパイロットチェック弁2
04の動作を制御するパイロット圧力駆動型方向切換弁
206を有し、型締めに際しては上記方向切換弁207
とパイロット圧力駆動型方向切換弁206との動作に電
気的な切換時間の差を設けることにより、複動型プレフ
ィル弁205を閉じた後に、型締シリンダ201の昇圧
動作を行っていた。
【0008】つまり、図3における方向切換弁207の
ソレノイドbが入り、油圧源208からの圧油がプレフ
ィル弁の閉じライン211に流入したのち、遅延タイマ
(図示せず)によって図3におけるパイロット圧力駆動
型方向切換弁206のソレノイドaが入り、昇圧ライン
212に配設されたパイロットチェック弁204をを通
じて型締シリンダ201の昇圧動作を行う。
【0009】図4に示す第3の従来技術例は、上記第2
の従来技術例においてはプレフィル弁の閉動作と昇圧動
作とを、方向切換弁206と207のソレノイドの動作
のタイミングを変えるとによって行っていたのを、図4
に示すシーケンス弁210を使用して行わせた場合を示
すものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】このように上記従来の
型締油圧回路においてもプレフィル弁が閉じたのちに型
締シリンダの昇圧を行なわせることによって、昇圧時に
圧油が型締シリンダの油室から漏洩することによる強力
型締時の型締保持力の低減の発生を防止し、またプレフ
ィル弁を開放する際の大きい騒音や振動を低減させるほ
か、保圧ポンプやアキュムレータ等の補圧装置等を不要
ととすることによって装置のコストの低減を可能とする
ものであった。
【0011】しかしながら上記従来の型締油圧回路にお
いては、プレフィル弁の開閉を制御する方向切換弁と、
型締装置の昇圧を行わせるための方向切換弁とをそれぞ
れ設け、電気的な信号入力のタイミングを変えることの
みによって動作させていたために誤動作が発生する可能
性を有するほか、2系統の方向切換弁を使用しているた
めに電気・油圧部品を多く必要とするという不具合を有
するものであった。
【0012】本願考案はこのような情勢に鑑みてなされ
たもので、従来プレフィル弁の閉動作と開動作の各系統
に使用されていた方向切換弁を、パイロットラインを利
用して1つの方向切換弁によって動作させ、プレフィル
弁の閉動作と開動作とを油圧を媒体として順次に行わせ
ることによって動作の的確さ或いは安全性を高めるとと
もに、簡潔な構成によってコストの低減を図ることを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的は前記実用新
案登録請求の範囲に記載された射出成形機の型締油圧回
路によって達成される。すなわち、「パイロット圧力に
よって切り換えられる方向切換弁と、型締装置の型締昇
圧回路に設けたパイロットチェック弁と、型締油圧室に
設けた複動型プレフィル弁とを有する射出成形機の型締
油圧回路において、前記方向切換弁のパイロットライン
と、前記複動型プレフィル弁が閉鎖する側の油室とが連
通している射出成形機の型締油圧回路」である。以下、
本考案の作用等について実施例に基づいて説明する。
【0014】
【実施例】図1は本考案に基づく射出成形機の型締油圧
回路の実施例を示す図である。図1において、1は型締
シリンダ、2はラム、3は移動ダイプレート、4はパイ
ロットチェック弁、5は複動型プレフィル弁、6はパイ
ロット圧力駆動型方向切換弁、6Aはパイロット方向切
換弁、6Bは主方向切換弁、7はタンク、8は油圧源、
9はプレフィル弁の閉じライン、10は型締昇圧ライ
ン、11は型締油圧室、12はパイロットラインであ
る。
【0015】図1に示す本願考案の回路は、パイロット
圧力駆動型方向切換弁6のソレノイドb入側のパイロッ
ト圧力ラインを、プレフィル弁閉ライン9に連通するこ
とが特徴である。その動作としては、まずパイロット圧
力駆動型方向切換弁6内のパイロット方向切換弁6Aの
ソレノイドbが入り、油圧源8からの圧油をP1 ポート
からP3 ポートを通じてパイロットライン12内に導入
し、更にプレフィル弁の閉ライン9および主方向切換弁
6Bを図1において左側に駆動するラインに導く。
【0016】主方向切換弁6Bの作動圧力は、複動型プ
レフィル弁5の作動圧力よりも高い値に設定されてお
り、それに基づいてパイロットライン12から送出され
た圧油は、まず複動型プレフィル弁5の閉動作用油室内
に流入して複動型プレフィル弁5を閉方向に動作させ
る。該複動型プレフィル弁5が全閉状態に達したのち、
更に圧油の送入を継続することによりプレフィル弁の閉
ライン9内の圧力が上昇し、それに伴って主方向切換弁
6Bが図1における左方向に移動する。その際、複動型
プレフィル弁5が十分に閉じるまではプレフィル弁の閉
ライン9内の圧力は低く、主方向切換弁6Bは移動しな
い。
【0017】プレフィル弁の閉ライン9内の圧力が上昇
し、主方向切換弁6Bが移動すると、油圧源8からの圧
油はP4 ポートからP6 ポートを通じて型締昇圧ライン
10内に流入し、パイロットチェック弁4を開いて型締
1の型締油圧室11内に流入して昇圧動作が行われる。
【0018】
【考案の効果】このように本考案によれば、上記実施例
において説明したように下記に示す効果を奏する。
直接油圧配管を接続して系統的に油圧回路の動作を行わ
せることにより、誤動作を生ずる可能性が少なく、高い
安全性が得られる。 電気信号により動作する切換弁
やシーケンス弁を追加する必要がない簡潔な構成である
ことにより、設備費が低廉である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく射出成形機の型締油圧回路の実
施例を示す図である。
【図2】第1の従来技術例における型開閉装置の回路図
である。
【図3】第2の従来技術例における型開閉装置の回路図
である。
【図4】第3の従来技術例における型開閉装置の回路図
である。
【符号の説明】
1 型締シリンダ 2 ラム 3 移動ダイプレート 4 パイロットチェック弁 5 複動型プレフィル弁 6 パイロット圧力駆動型方向切換弁 6A パイロット方向切換弁 6B 主方向切換弁 7 タンク 8 油圧源 9 プレフィル弁の閉じライン 10 型締昇圧ライン 11 型締油圧室 12 パイロットライン 101 型開閉シリンダ 102 型締ラム 103 型締ピストン 104 高速型閉シリンダ 105 ブースタラム 109 金型 110 プレフイル弁 111,112,113 方向切換弁 114,115,116 逆止弁 117 小通路 120 型締用油室 121 型開用油室 122 補助油槽 123,124,125 油圧路 126 プレフィル回路 127 パイロット圧力油管 201 型締シリンダ 202 ラム 203 移動ダイプレート 204 パイロットチェック弁 205 複動型プレフィル弁 206 パイロット圧力駆動型方向切換弁 207 方向切換弁 208 油圧源 209 タンク 210 シーケンス弁 211 プレフィル弁の閉ライン 212 昇圧ライン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/64 - 45/68 B29C 45/82 B29C 33/20 - 33/24 B22D 17/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット圧力によって切り換えられる
    方向切換弁と、型締装置の型締昇圧回路に設けたパイロ
    ットチェック弁と、型締油圧室に設けた複動型プレフィ
    ル弁とを有する射出成形機の型締油圧回路において、 前記方向切換弁のパイロットラインと、前記複動型プレ
    フィル弁が閉鎖する側の油室とが連通していることを特
    徴とする射出成形機の型締油圧回路。
JP1993017626U 1993-04-08 1993-04-08 射出成形機の型締油圧回路 Expired - Fee Related JP2593415Y2 (ja)

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