JPH03128158A - 真空ダイカスト装置における離型剤の塗布方法及びその真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置における離型剤の塗布方法及びその真空ダイカスト装置

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JPH03128158A
JPH03128158A JP26684489A JP26684489A JPH03128158A JP H03128158 A JPH03128158 A JP H03128158A JP 26684489 A JP26684489 A JP 26684489A JP 26684489 A JP26684489 A JP 26684489A JP H03128158 A JPH03128158 A JP H03128158A
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vacuum
cavity
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passage
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Application number
JP26684489A
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English (en)
Inventor
Norihiko Saga
佐賀 紀彦
Tokuo Araida
新井田 徳雄
Fumihiro Sakuma
文博 佐久間
Hiroyuki Saito
裕之 斉藤
Yukio Miyano
宮野 征雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はキャビテー内を比較的高い真空圧力のもとでダ
イカスト鋳造を行なう真空ダイカスト装置に関するもの
で、そのうち特に真空ダイカスト装置における離型剤の
塗布方法及びそれを実施fるa空ダイカスト装置に関す
るものであり、この真空ダイカスト装置は、アルミニウ
ム合金の精密な鋳物を多量に生産する、例えば自動車、
二輪!+等の部品のダイカスト鋳造を行なう真空ダイカ
スト装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ダイカスト鋳造機における離型剤の塗布方法には
、例えば特開閉62−259635号がある。これは、
金型の型閉り直前若しくは型閉め後、射出シリンダース
リーブ内に進入させた離型剤塗布ノズルから離型剤を噴
射させてキャビテー面及び中子の周囲に離型剤を塗布し
たものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる従来のダイカスト鋳造機による離型剤の塗布方法
によると、キャビテー内に向けて噴射される離型剤は、
射出シリンダースリーブに逮なるキャビテーの開口部よ
りキヤ・どデー内へ噴射供給されるものであり、キャビ
テー内に噴射された離型剤はキャビテー内の空気とd合
しつつ、キャビテー内に拡散する。
しかしながら、射出シリンダースリーブに連なるキャビ
テーへの開口部より離れたキャビテーの部位、あるいは
細孔、深孔、深溝、等の有効断面積の小なるキャビテー
の部位、における離型剤の冷血が短時間の間に充分行な
われない場合がある。これはキャビテーが大型化し、し
かも形状が複雑化するに伴ない一層顕著にあられれる。
このことは、略大気圧状態にあるキャビテー内へ離型剤
を噴射したことによるものである。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明になる真空ダイカスト装置における離型剤の塗布
方法及びその真空ダイカスト装置は前記問題点に鑑み威
されたもので、キャビテーの全ての部位に対して良好に
離型剤を塗布して真空鋳造を行なうことを目的としたも
のであり、可動型と固定型とを型締めすることによって
形成されるキャビテーのキャビテー内圧力P、を真空圧
力状態とし、一方間型剤を含む空気との霧状の混合気の
混合気圧力P2を大気圧力を含む加圧力状態とし、前記
大気圧力を含む加圧力状態P2にある混合気を真空圧力
状態P1にあるキャビテー内へ充填させる離型剤充填工
程をキャビテー内の真空引き工程の前に行なったもので
ある。
〔作用〕
可動をと固定型とを型締めすることによってキャビテー
を形成し、このキャビテーを真空源に徂なる真空引き通
路を介して真空引きして、キャビテー内を真空圧力状態
とする。
次いで、大気圧力を含む加圧力状態にある#を剤を含む
空気との霧状混合気を混合気供給路を介してキャビテー
内へ充填させるもので、これによってキャビテーの全て
の部位に対して離型剤を塗布できる。次いで真空引き通
路を介して再びキャビテー内を真空引きし、真空圧力状
態にあるキャビテー内へ噴射シリンダースリーブ内に注
湯された溶場を射出するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図によって説明する。
lはキャビテーであって、固定型2Aと可動型2Bとを
型締めすることによって、固定型2Aと可動型2Bとの
間に形成される。3は円筒状の射出シリンダースリーブ
であって、その一端部(第1図において左側)は開口し
、他端部(第1図において右側)の外周近傍には注湯口
5が穿設される。また、射出シリンダースリーブ3内に
はプランジャーチップ6が摺動自在に配置されるもので
、このプランジャーチップ6は図示せぬ射出シリンダー
にピストン7にて一体的に連結される。
8は、離型剤貯槽であり、この離型剤貯槽8内には、植
物油、鉱物油、等にアルミニウムの微粉その他のものが
混合された離型剤が貯溜される。尚、この離型剤につい
ては特に限定されない。
そして、離型剤貯槽8内の#型剤は、液体ポンプFを備
えた離型剤供給路10を介して密閉状の混合気形成室9
内へ供給される。尚、液体ポンプFに代えて離型剤貯槽
8内を加圧しても離型剤を混合気形成室9内へ供給でき
る。
一方、混合気形成室9内へ突出して開口する離型剤供給
路10の開口部10Aの外周には、開口部10Aの外周
に対して環状の間隙をもった圧縮空気通路11が開口す
るもので、この圧縮空気通路11には空気ポンプ12に
よって圧縮された空気が供給される。
而して、液体ポンプFと空気ポンプ12とを駆動すると
、離型剤供給路10の開口部10Aより離型剤貯槽8内
の離型剤が噴射きれ、一方圧縮空気通路11より圧縮空
気が供給される。そして、離型剤供給路10の混合気形
成室9への開口部10Aの外周に対して環状の間隙を有
する圧縮空気通路11を開口したことによって、離型剤
と圧縮空気とが混合気形成室9への開口部近傍にて混合
され、混合気形成室9内において離型剤を含む空気との
微細な霧状の混合気が形成されることになり、この混合
気が混合気形成室9内に浮遊する。この混合気中に含ま
れる離型剤の粒子の大きさは微細であればある程好まし
いもので、この粒子の大きさは、主に液体ポンプF及び
空気ポンプ12の吐出圧力によって決まる。
また、この混合気の圧力P2は大気圧力(780Tor
r)を含む加圧力状態(780Torr以上)とするも
ので混合気形成室9の室容積、液体ポンプF、空気ポン
プ12の吐出圧力によりその圧力が決定される。尚、液
体ポンプF、空気ポンプ12を連続して運転する際には
、混合気形成室9と離型剤貯槽8とをM絡するドレン通
路13に設けたドレンコック14を開放することによっ
て、a縮された離型剤を再び離型剤貯槽8へ戻すことが
できる。
そして、混合気形成室9は混合気供給路15を介してキ
ャビテーl内へ連絡されて開口するもので、この混合気
供給路15内には混合気供給路開閉弁16(以下混合気
弁という)が配置されて、混合気供給路15を開閉して
キャビテー1内への混合気の供給を制御する。
17は、真空ポンプ等の真空源Vに連なる真空引き通路
であり、この真空引き通路17には真空引き通路17を
開閉する真空引き通路開閉弁18(以下真空弁)が配置
される。
19は、射出シリンダースリーブ3の長手軸心線X−x
に略同心に設けたシリンダー状の切換弁室であり、この
切換弁室18の第1図における右端は第1開11部19
Aにて射出シリンダースリーブ3内に連絡され、切換弁
室19の第1図における上部には、第2開口部19f3
が開口し、この第2開口部19Bは、キャビテー1に連
絡されたゲート通路20に連絡される。また、切換弁室
18の第1図における下部には、第3開口部19Cが開
[−1し、この第3開口部18cは真空引き通路17に
連絡される。
21は前記切換弁室19内に配置され、切換弁室19内
を射出シリンダースリーブ3の長子軸心線X−X方向に
移動する円筒状の切換弁体であり、この切換弁体21の
略中間部に縮小径部21Aを設けることによって、縮小
径部21Aの一側端部(第1図において右側)に切換弁
室19の内壁に気密的に挿入されるとともに第工開ロ部
+9Aに設けた弁座190に接して第1開口部19Aを
閉塞する第1筒状弁部21Bが形成され、縮小径部21
Aの他側端部(第1図において左側)に切換弁室19の
内壁に気密的に挿入される第2筒状弁部21Cが形成さ
れる。
そして、この切換弁体21によって、第1開口部19A
と第2開口部18Bとの連通が断たれた時、第2開口部
ISBと第3開口部19cが連通され、方、第1開口部
19Aと第2開口部19Bとの連通時において、第2開
口部ISBと第3開口部19Gとの連通が断たれるもの
である。
また、22は切換弁体21に対接されたエヤーシリンダ
ー、油圧シリンダー、スプリング等のダンパー部材であ
り、射出シリンダースリーブ3内の溶場圧力による切換
弁体21の移動(第1図において左方向の移動)に対向
する弾性力を有する。
かかる真空ダイカスト装置において、l#型剤の冷冷方
法を含めた真空ダイカスト鋳造の工程について説明する
真空ダイカストの鋳造工程において、鋳造の1サイクル
は、離型剤塗布工程、真空引き工程、注湯工程、射出工
程、凝固工程、製品取出し工程、とに大別される。(便
宜上屋型剤塗布工程を最初とした) 離型剤塗布工程は、キャビテー1内に離型剤を塗布する
工程であり、真空引き工程はキャビテーl内を真空とす
る工程であり、注湯工程は射出シリンダースリーブ3内
に注湯口5より溶湯を注ぐ工程であり、射出工程は射出
シリンダースリーブ3内に注湯された溶湯を、プランジ
ャーチップ6を移動させることによってゲート通路20
を介してキャビテーl内へ溶湯を射出する工程であり、
凝固工程はキャビテー1内へ射出された溶湯をキャビテ
ーl内にて固化させる工程であり、製品取出し工程はキ
ャビテー1内で固化した製品をキャビテー1より取りだ
す工程である。
ここで各工程について詳述する。まず、離型剤塗布工程
において、可動型2Bは固定型2Aに当接し、型締め状
態にあり、両型2A、 2Bによりキャビテーlが形成
されるものである。そして、この離型剤塗布工程は経時
順にみて次にのべる第1の工程と第2の工程とに区分さ
れる。
その第1の工程はキャビテー内真空引き工程である。こ
の工程において、混合気弁16は混合気供給路15を閉
じ、真空弁18は真空引き通路17を開放する。
一方、切換弁体21は、射出シリンダースリーブ3内が
加圧状態にないことからダンパー部材22によって射出
シリンダースリーブ3側(第1図において右側)に押圧
されるもので、これによると切換弁体21の第1筒状弁
部21Bの右端面Rが第1開口部19Aの段部190に
当接するとともに縮小径部21Aが第2開ロ部19B、
第3開口部19Gにのぞんで配置される。従って、第1
開口部19Aと第2開口部19Bとの連通は断たれ、第
2開口部19Bと第3開口部18Cとが連通状態となる
ものであり、以下この状態を切換弁体21の第一状態と
いう。
これによると閉塞状態にあるキャビテーl内には真空引
き通路17より真空源Vにて生起される真空圧力が第3
開ロ部18C9切換弁室19.第2開口部19B、ゲー
ト通路20を介して導入されるものであり、キャビテー
1内の圧力PIは真空圧力状態(759Tart以下)
に保持される。
次いで第2の工程はキャビテーl内への離型剤充填工程
である。この工程において、混合気弁i6は混合気供給
路15を開放し、真空弁18は真空引き通路17を閉じ
、一方切換弁体21は前述した第1状態にある。
これによると、混合気形成室9内で形成された離型剤を
含む空気との微細な霧状の混合気で、且つその混合気の
圧力P2が大気圧力(760Torr)を含む加圧力状
態(780Torr以上)にある混合気は、混合気供給
路15より午ヤビテーl内へ一気に充填され、キャビテ
ー1を形成する固定型2Aのキャビテー面2C及び可動
型2Bのキャビテー面2Dさらには図示せぬ中子の周面
に離型剤が塗布される。而してキャビテー1に対して、
離型剤を塗布できたものである。
次に真空引き工程であるが、このとき切換弁体21は前
記した第1の状態にあり、混合気弁16は混合気供給路
15を閉じ、真空弁18は真空引き通路17を開放する
。これによると、前述した離型剤塗布工程の第1の工程
と同様に真空源■にて生起した真空圧力がキャビテー1
内へ導入され、キャビテー1内を真空圧力状態に保持す
る。
次に注湯工程であるが、これは、プランジャーチップ6
が射出シリンダースリーブ3のもっとも右方向にあって
、開[コされた注湯口5より溶湯を射出シリンダースリ
ーブ3内に所望の礒注入するものである。このとき、切
換弁体21の各開口部19A 、 19B 、 19C
に対する状態は、前述の第1の状態に保持されなければ
ならない。
−・方、この注湯工程は、かならずしも真空引き二[程
の後である必要はないもので切換弁体21が第1の状態
であれば、離型剤塗布工程、真空引き工程、を行なって
いる間に行なうことができる。真空引き工程の終了後に
注湯工程を行なう場合には、混合気弁16は混合気供給
路15を閉じ、真空弁18は真空引き通路17を開、閉
いづれの状態でも良い。混合気弁16が混合気供給路1
5を開放すると、キャビテーl内を真空圧力状態に保持
し得ない為である。
射出工程は、射出シリンダースリーブ3の第1図におい
て、右方向にあるプランジャーチップ6が射出シリンダ
ーピストン7によって左方向へ移動するものであり、こ
のとき混合気弁16は混合気供給路15を閉じる。一方
、プランジャーチップ6の射出シリンダースリーブ3内
における左方向への移動によって、射出シリンダースリ
ーブ3内の室容積が減少し射出シリンダースリーブ3内
の圧力は上昇するもので、この上昇した圧力は、切換弁
体21の右端面Rをダンパー部材22側(第1図におい
て左側)へ押圧する。
これによると、切換弁体21はダンパー部材22の射出
シリンダースリーブ3側への押力(第1図において右側
)に抗して切換弁室19内を左方向へ移動するもので、
切換弁体21の第1筒状弁部21Bにて第1開口部19
Aと第2開口部19Bとが連通ずるとともに第2開口部
19Bと第3開口部19Cとの連通が断たれる。従って
真空圧力状態にあるキャビテー1内へ射出シリンダース
リーブ3内に注湯された溶湯が、第1開ロ部19A、切
換弁室18.第2開ロ部19B 、ゲート通路20を介
して射出されるものである。この射出終了後、型締め状
態にて一定時間を経過することによってキャビテー1内
に射出された溶湯が冷却されて凝固するものでこれが凝
固工程である。尚、この射出終了後において、射出シリ
ンダースリーブ3内の圧力は、略大気圧力に復帰するの
で、切換弁体21はダンパー部材22にて再び射出シリ
ンダースリーブ側へ押圧されるので、切換弁体21は第
1の状態に復帰する。
次に製品取出し工程であるが、これに先立って可動型2
Bは固定型2Aより離れて型開き状態となり、キャビテ
ー1にて凝固して、成形された製品は例えば可動型2B
のキャビテー面2Dに取り付いた状態にて可動型2Bと
ともに移動し、しかる後に図示せぬ押し出ピンによって
可動型2Bのキャビテー面2Dより押し出され、可動型
2Bのキャビテー面2Dより製品が取り外されるもので
ある0以上で鋳造の1サイクルを終了する。
第2図には、前述した鋳造のlサイクルにおける各工程
と、型の開閉状態、混合気弁、真空弁。
切換弁体、のそれぞれにおける開閉状態の関係を示す相
関図である。ここで、本発明になる真空ダイカスト装置
における離型剤の塗布方法について、更に詳細にみると
、この離型剤の塗布方法は、第1のキャビテー内置空引
き工程と、第2の離型剤充填工程とよりなるものであっ
て、第1のキャビテー内真空引き工程によって、可動型
2Bと固定型2Aとを型締めすることによって形成され
るキャビテー1を真空引き通路17、第3開口部18C
1切換弁室18、第2開口部19B、ゲート通路20に
よって真空圧力状態P1とし、次いで第2の離型剤充填
工程において、大気圧力を含む加圧力状% P 2にあ
る離型剤を含む空気との霧状の混合気を混合気供給路1
5よりキャビテー1内に充填させたものである。
特にキャビテー1内を真空圧力状態PI としたことに
よると、細孔、深孔、深溝、等の有効断面積が小さくキ
ャビテー面より深く喰い込んだ部分を含む全てのキャビ
テー1内を均一なる真空圧力状態P1とすることができ
、この状態にあるキャヒテー1内へ大気圧力を含む加圧
力状態P2にある混合気を充填させたことによると、キ
ャどチー1の隅々迄空気が充填するもので、この時空気
に混合された霧状の離型剤もまたキャビテー1の隅々迄
空気とともに充填させることができ、キャビテーl内に
離型剤を確実に塗布できるものである。
また、キャビテー内真空引き工程と、離型剤充填工程と
、よりなる離型剤塗布工程を鋳造の1サイクルの工程の
中において複数回繰り返し行なうことによると、(凝固
−製品取出し一離型剖検布一離型剤塗布一離型剤塗布一
真空引き一注湯一射出)キャビテー1内の真空圧力P1
が大気圧力に近い真空圧力状態(例えば680 T。
rr)においてもキャビテーlへの離型剤の塗布が行な
えるものである。
また、40は、混合気供給路15の外周に設けた電熱ヒ
ーター等のヒート部材であって、このヒルト部材40は
混合気供給路15の供給路内壁を暖めるものであり、混
合気供給路内壁が暖められることによって空気中に霧状
に混合して浮遊する離型剤の微粒子が混合気供給路内壁
に付着することを抑止できたものである。
〔発明の効果〕
本発明になる真空ダイカスト装置における敲を剤の塗布
方法及びその真空ダイカスト装置によると、次の効果を
遠戚できる。
■キャビテーの内圧を真空圧力状態とし、敲を剤を含む
空気との霧状の混合気の混合気圧力を大気圧力を含む加
圧力状態とし、加圧力状態にある混合気を真空圧力状態
にあるキャビテー内へ充填させたことによると、空気は
真空圧力状態にあるキャビテー内へ即座に充填されるも
ので、この空気に混合された霧状の離型剤もまた空気と
ともにキャビテー内へ充填され、もってキャビテー内に
離型剤を塗布できたものであり、特にキャビテー内は均
等に真空圧力状態にあることからキャビテーの隅々に渡
って離型剤を確実に塗布できたものである。
また、真空ダイカスト装置においては既に真空源、真空
引き通路を有するので実施が容易である。
■離型剤塗布工程を鋳造のlサイクル中において複数回
行なうことによると、キャビテー内の真空圧力が比較的
大気圧に近い圧力下においてもキャビテー内への離型剤
の塗布が可能となったものであり、金型合せ面から大気
への洩れが許容できるとともに真空源としての真空ポン
プ容量を比較的小とすることができ実用上好ましいもの
である。
■混合気供給路を暖めるヒート部材を配置し、混合気供
給路を暖めることによると、混合気を空気とともに形成
する霧状の離型剤が混合気供給路の内壁に付着しにくく
なり、霧状の混合気が凝縮することなく有効にキャビテ
ー内へ供給されるので、キャビテー内におけるra型剤
の塗布を一層確実に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる真空ダイカスト装置における離型
剤の塗布方法を実施するに好適な真空ダイカスト装置の
一実施例を示す要部縦断面図。 第2図は本発明の離型剤の塗布方法を用いた鋳造の1サ
イクルの工程と、型開閉状態と、混合気弁、真空弁、切
換弁体、との関連を示す関係図である。 L 、、、、キャビテー    2A、、、、固定型2
B・・・・可動型 3 、、、、射出シリンダースリーブ 5、、、、?l湯口      15.、、、混合気供
給路1G、、、、混合気供給路開閉弁(混合気弁)17
、、、、真空引き通路 18、、、、真空引き通路開閉弁(真空弁)19、、、
、切換弁室     18A、、、、第1開口部19B
 、、、、第2開口部   19C,、、、第3開口部
20、、、、ゲート通路    21.、、、切換弁体
40、、、、ヒート部材 P、、、、、キャビテー内圧力 P2 、、、、混合気圧力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可動型と固定型とを型締めすることによって形成
    されるキャビテーのキャビテー内圧力P_1を真空圧力
    状態とし、一方離型剤を含む空気との霧状の混合気の混
    合気圧力P_2を大気圧力を含む加圧力状態とし、前記
    大気圧力を含む加圧力状態P_2にある混合気を真空圧
    力状態P_1にあるキャビテー内へ充填させる離型剤塗
    布工程と; キャビテー内圧力を真空圧力状態とする真空中き工程と
    ;を経時順に行ってなる真空ダイカスト装置における離
    型剤の塗布方法。
  2. (2)前記、離型剤塗布工程を真空ダイカスト装置にお
    ける真空鋳造の1サイクル中において、複数回行なった
    後にキャビテー内圧力を真空圧力状態とする真空中き工
    程を行なってなる請求項第1項記載の真空ダイカスト装
    置における離型剤の塗布方法。
  3. (3)可動型と固定型とを型締めすることによって形成
    されるキャビテーと; 離型剤と空気との霧状の混合気をキャビテー内へ供給す
    る混合気供給路と; 混合気供給路内にあって混合気供給路を開閉する混合気
    供給路開閉弁と; 射出シリンダースリーブに連絡される第1開口部と、キ
    ャビテーに連絡されたゲート通路に連絡される第2開口
    部と、真空源に連絡された真空中き通路に連絡される第
    3開口部と、がそれぞれ開口された切換弁室と; 切換弁室内に配置され、第1開口部と第2開口部との連
    通時において、第2開口部と第3開口部とを遮断し、第
    1開口部と第2開口部との遮断時において、第2開口部
    と第3開口部とを連通する切換弁体と、真空引き通路内
    にあって真空引き通路を開閉する真空引き通路開閉弁と
    ; よりなり、混合気供給路開閉弁にて混合気供給路を閉じ
    、切換弁体にて、第1開口部と第2開口部とを遮断する
    とともに第2開口部と第3開口部とを連通し、さらに真
    空引き通路を真空引き通路開閉弁にて開くことによって
    キャビテー内の圧力を真空圧力状態P_1とするキャビ
    テー内真空引き工程と、真空引き通路を真空引き通路開
    閉弁にて閉じ、切換弁体にて第1開口部と第2開口部と
    を遮断するとともに第2開口部と第3開口部とを連通し
    、さらに混合気供給路開閉弁にて混合気供給路を開き、
    大気圧力を含む加圧力状態P_2にある離型剤を含む空
    気との霧状の混合気を真空圧力状態P_1にあるキャビ
    テー内へ充填するキャビテー内離型剤充填工程と、より
    なる離型剤塗布工程の終了後に、混合気供給路開閉弁に
    て混合気供給路を閉じ、切換弁体にて第1開口部と第2
    開口部とを遮断するとともに第2開口部と第3開口部と
    を連通し、さらに真空引き通路を真空引き通路開閉弁に
    て開きキャビテー内を再び真空圧力状態に保持するキャ
    ビテー内真空引き工程と、切換弁体によって第1開口部
    と第2開口部とを連通するとともに第2開口部と第3開
    口部とを遮断し、射出シリンダー内に注湯された溶湯を
    ゲート通路を介してキャビテー内へ射出する射出工程と
    、を経時順に行なってなる真空ダイカスト装置。
  4. (4)前記切換弁体の切換弁室内における移動を射出シ
    リンダースリーブ内の溶湯圧力と、前記溶湯圧力の切換
    弁体に対する押圧力に対向する弾性力を付与するダンパ
    ー部材にて制御させてなる請求項第3項記載の真空ダイ
    カスト装置。
  5. (5)前記切換弁室を射出シリンダースリーブの略長手
    軸心線上に配置してなる請求項第3項記載の真空ダイカ
    スト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6615902B1 (en) 1999-05-31 2003-09-09 Denso Corporation Die casting machine and die casting method
CN102284693A (zh) * 2010-06-18 2011-12-21 株式会社东芝 真空铸造用模具以及真空铸造方法
JP2012045556A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Denso Corp 真空ダイカスト装置
JP2015155113A (ja) * 2014-01-16 2015-08-27 株式会社デンソー 鋳造方法、及び、鋳造装置

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