JPH0647151A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0647151A
JPH0647151A JP4205603A JP20560392A JPH0647151A JP H0647151 A JPH0647151 A JP H0647151A JP 4205603 A JP4205603 A JP 4205603A JP 20560392 A JP20560392 A JP 20560392A JP H0647151 A JPH0647151 A JP H0647151A
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JP
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image
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JP4205603A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部からの映像を表示して遊技の面白味を高
め、一方遊技中に所定条件が成立した場合には、遊技制
御に関する表示情報が見やすくなるようにすること。 【構成】 可変表示装置に液晶表示器等を用い、外部か
らの映像信号を液晶表示器に与えて表示させる。可変表
示部の停止時の途中の表示状態がリーチ状態とならない
場合には液晶表示器の表示領域の比較的小さな図柄表示
領域を用いて表示情報を(S27)、映像表示領域を用
いて映像を表示する。リーチ状態となる場合には表示情
報を、表示領域の好ましくは全領域を用いて表示するよ
うに液晶表示器の表示領域を切換える(S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機
に関し、詳しくは、遊技制御に関する表示情報を可変表
示可能な可変表示装置が設けられ、該可変表示装置の停
止時の表示結果が予め定められた特定の表示態様になっ
た場合に所定の遊技価値が付与可能な状態となる遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技盤に液晶表示
器や回転式のドラムからなる可変表示装置を設け、所定
の遊技条件の成立に基づいて可変表示装置による表示情
報の可変表示を行い、その表示結果が所定の態様となっ
た場合に所定の遊技価値が付与可能な状態となる遊技機
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の遊技機
において、可変表示装置に液晶表示器を用いたもので
は、液晶表示器を用いてたとえば外部からのテレビジョ
ンやビデオの信号による映像を表示させ、その一部分に
遊技制御に関する表示情報を表示させることも可能であ
る。しかし、その様に可変表示装置に映像を表示させた
場合、遊技制御に関する表示情報が見にくくなるという
問題点がある。遊技制御に関する表示情報を拡大表示さ
せるために、手動により表示態様を変えることも考えら
れるが、その様な操作は、特に遊技の興趣が高まってい
る場合には煩雑であり、遊技の面白味を減殺するという
問題点がある。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、外部からの映像と遊技制御に関
する情報とを同時に表示させることが可能であるととも
に、遊技制御に関する情報を見やすくするための煩雑な
操作が不要な遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる遊技機
は、遊技制御に関する表示情報を可変表示可能な可変表
示装置が設けられ、該可変表示装置による前記表示情報
の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場
合に所定の遊技価値が付与可能な状態となる遊技機であ
って、前記可変表示装置による前記表示情報の表示状態
を変化させた後表示結果を導出させる表示制御手段と、
外部からの映像情報を前記表示制御手段に入力する映像
情報入力手段とを含み、前記表示制御手段は、通常時に
は前記可変表示装置における比較的小さな表示領域に前
記表示情報を表示するように制御するとともに同時に前
記映像情報を表示するように前記可変表示装置を制御
し、所定条件の成立に基づき、自動的に前記可変表示装
置における比較的大きな表示領域に前記表示情報を表示
するように制御可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】通常時は、可変表示装置の比較的小さな表示領
域に遊技制御に関する表示情報が表示され、同時に映像
情報も表示されるために、遊技者は遊技と映像とを同時
に楽しむことができる。さらに所定条件が成立すると、
可変表示装置の比較的大きな領域に、表示情報が表示さ
れる様に表示制御が行なわれる。表示情報を見やすくす
るために遊技者が手動で表示を切換える必要はない。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技機
の一例としてのパチンコ遊技機を採り上げて説明する
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシン等であってもよく、遊技制御に関する表示
情報を可変表示可能な可変表示装置が設けられ、該可変
表示装置による表示結果が予め定められた特定の表示態
様になった場合に所定の遊技価値が付与可能な状態とな
る遊技機であればすべて含まれる。
【0008】図1は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機の遊技盤面を示す正面図である。遊技者が図示しない
打球操作ハンドルを操作すれば、打球待機樋(図示せ
ず)に貯留されているパチンコ玉が1つずつ遊技盤1の
前面に形成されている遊技領域2内に打込まれる。遊技
領域2には、複数種類の識別情報を可変表示可能な液晶
表示器22からなる可変表示装置3が設けられていると
ともに、始動入賞口10a,10b,10cが設けられ
ている。これら始動入賞口10a,10b,10c内に
入賞したパチンコ玉は、それぞれに、始動入賞玉検出器
11a,11b,11cにより検出される。その始動入
賞玉検出器の検出信号に基づいて、前記可変表示装置3
の各図柄表示部3a,3b,3cが可変開始される。そ
して、所定時間の経過に基づいてまず左図柄表示部3a
が停止し、その後中図柄表示部3bが停止し、最後に右
図柄表示部3cが停止し、停止時の表示結果が予め定め
られた特定の識別情報(たとえば777)になれば、可
変入賞球装置4の開閉板を開成させて遊技者にとって有
利な第1の状態とし所定の遊技価値が付与可能な状態に
する。可変表示装置3の可変表示中においてパチンコ玉
が始動入賞口10a〜10cへ入賞すればその始動入賞
が記憶され、可変表示装置3の可変表示が停止した後に
その記憶に基づいて再度可変表示装置3が可変開始され
る。その始動入賞記憶の上限値はたとえば「4」に定め
られている。その始動入賞記憶回数が始動記憶LED2
6により表示される。
【0009】一方、可変入賞球装置4は、通常時におい
ては開口部7が開閉板5により閉塞されてパチンコ玉が
開口部7に入賞できない遊技者にとって不利な第2の状
態になっているが、開閉板5が開成することによりパチ
ンコ玉が開口部7に入賞可能な遊技者にとって有利な第
1の状態となる。可変入賞球装置4の第1の状態は、パ
チンコ玉の所定個数(たとえば10個)の入賞または所
定時間(たとえば30秒間)の経過のいずれか早いほう
の条件が成立することにより終了し、可変入賞球装置4
が第2の状態に切換わる。一方、開口部7内の所定の箇
所には特定入賞口8が形成されており、可変入賞球装置
4に入賞したパチンコ玉がこの特定入賞口8に入賞すれ
ば、その間における可変入賞球装置4の第1の状態が終
了した後再度開閉板5が開成されて第1の状態が繰返し
継続制御される。この繰返し継続制御の上限回数はたと
えば16回と定められている。この繰返し継続制御が行
なわれた回数すなわち開閉板5が開成された開成回数が
開成回数表示器25により表示される。さらに、この可
変入賞球装置4に入賞した入賞玉の個数が入賞個数表示
器9により表示される。なお、この繰返し継続制御の回
数や可変入賞球装置4に入賞した入賞玉の個数を液晶表
示器22で表示するようにしてもよい。また、図中6は
ソレノイドであり、開閉板5を開閉駆動させるためのも
のである。さらにこの可変表示装置3には、飾りLED
23が設けられているとともに、入賞口12が形成され
ている。
【0010】この可変入賞球装置4の第2の状態として
は、打玉が全く入賞できない状態ではなく打玉が入賞可
能ではあるが入賞困難な状態であってもよい。
【0011】本実施例においては、カラー液晶表示装置
を用いた例を示すが、本発明はこれに限らず、テレビ画
像やビデオ画像を表示可能なものであればよく、マトリ
クス状の発光ダイオードやプラズマディスプレイやエレ
クトロルミネセンス等を用いた電気的可変表示装置、さ
らに白黒画像の表示装置であってもよい。さらに、図柄
表示部3a〜3cは3つに限らず1または2つまたは4
つ以上のものであってもよい。さらに、この可変表示装
置の可変表示を、遊技者の停止ボタン(図示せず)の押
圧操作によって停止させたり、また、所定時間の経過ま
たは遊技者の停止ボタンの押圧操作のうちいずれか早い
ほうが行なわれたことに基づいて停止制御してもよい。
【0012】遊技領域2には、さらに、風車ランプ1
8,入賞口13,14,サイドランプ17,肩ランプ1
9が設けられている。可変入賞球装置4の左右には、ア
タッカーランプ21,アタッカーLED24,袖ランプ
20が設けられている。図中、16はレール飾りランプ
であり、15はアウト玉を回収するアウト口である。
【0013】図2および図3は、可変表示装置3の全体
を示す正面図であり、図2は左図柄表示部3aのみが停
止した状態を示し、図3は左図柄表示部3aおよび中図
柄表示部3bが停止して右図柄表示部3cが変動中の状
態を示すものである。
【0014】可変表示装置3には金めっき処理が施され
た取付基板27が設けられており、この取付基板27に
より可変表示装置3を遊技盤1の盤面に取付ける。図中
22Aは図柄表示領域,22Bは映像表示領域である。
また、図中3a,3b,3cは、液晶表示器22によっ
て図柄表示領域22A内に表示される各図柄表示部であ
り、液晶表示器22が可変表示することにより、左図柄
表示部3a,中図柄表示部3b,右図柄表示部3cによ
りそれぞれ複数種類の識別情報が可変表示される。この
各図柄表示部3a〜3cは、それぞれに上方から下方に
向かって複数種類の図柄が移動するスクロール表示によ
り可変表示が行なわれ、所定時間可変表示された後に、
まず左図柄表示部3aが停止制御され、次に中図柄表示
部3bが停止制御され、最後に右図柄表示部3cが停止
制御される。図2においては、左図柄表示部3aのみが
停止制御された状態が示されている。これら各図柄表示
部3a,3b,3cにより、複数種類の識別情報が可変
表示可能な可変表示部が構成されている。
【0015】なお、この可変表示装置3の可変表示の態
様としては、スクロール表示に限らず、各図柄表示部3
a〜3cの所定位置(たとえば上下方向中央位置)にお
いて、現在表示されている図柄を消して次に表示される
図柄を表示するという次々に図柄を更新表示する方式等
であってもよい。
【0016】通常の遊技状態では、図2に示されるよう
に、液晶表示器22の表示面は、左上の小さな図柄表示
領域22Aと、それ以外の大部分の領域を占める映像表
示領域22Bとに区分されている。映像表示領域22B
には、図4の映像入力端子57から入力されるテレビ信
号またはビデオ信号による映像の表示が行なわれる。ま
た、図柄表示領域22Aでは、可変表示部3a,3b,
3cの表示が行なわれる。このように通常時には映像表
示領域22Bにテレビやビデオの映像を主として表示す
ることができるために、遊技者に対してより多様な情報
を与えることができ、遊技の興趣も増加する。
【0017】左図柄表示部3aと中図柄表示部3bとが
停止された状態で、停止している可変表示部(3a,3
b)の表示結果が特定の識別情報の組合せ(たとえば7
77)の成立条件を満たしている場合(リーチ状態)に
は、図3に示すように、可変表示中の識別情報が拡大さ
れて液晶表示装置22の全表示面を図柄表示領域22A
として表示される。この拡大された可変表示中の識別情
報は、液晶表示器22によりゆっくり変動表示され、所
定時間後に停止制御される。これにより、遊技者は、リ
ーチ状態において注視する変動中の識別情報が見やす
く、リーチ状態時における遊技者の期待感をより一層盛
り上げることができる。なお、リーチ時に行なわれる可
変表示中の識別情報の拡大表示では、液晶表示器22の
図柄表示領域22Aの背景部分に映像を表示するように
してもよい。
【0018】図4は、パチンコ遊技機の制御回路を示す
ブロック図である。制御回路40のマイクロコンピュー
タ41は以下に述べるような各種機器の動作を制御する
機能を有する。このため、マイクロコンピュータ41は
たとえば数チップのLSI(大規模集積回路)で構成さ
れており、その中には制御動作を所定の手順で実行する
ことのできるMPU(Micro Processin
gUnit)42と、MPU42の動作プログラムデー
タを格納するROM(Read−Only Memor
y)43と必要なデータの書込および読出ができるRA
M(Random Access Memory)44
とを含む。
【0019】さらに、マイクロコンピュータ41は入力
信号を受けてMPU42に入力データを与えるとともに
MPU42からの出力データを受けて外部に出力する入
出力回路45と、MPU42から音データを受けるサウ
ンドジェネレータ46と、電源投入時にMPU42にリ
セットパルスを与えるパワーオンリセット回路47と、
MPU42にクロック信号を与えるクロック発生回路4
8と、クロック発生回路48からのクロック信号を分周
してリセットパルスを定期的(たとえば2msec毎)
にMPU42に与えるパルス分周回路(定期リセット回
路)49と、MPU42からのアドレスデータをデコー
ドするアドレスデコード回路50とを含む。
【0020】アドレスデコード回路50はMPU42か
らのアドレスデータをデコードし、ROM43,RAM
44,入出力回路45,サウンドジェネレータ46にそ
れぞれチップセレクト信号を与える。
【0021】なお、この実施例では、ROM43は、そ
の内容の書換、すなわち、必要が生じた場合には、その
中に格納されたMPU42のためのプログラムデータを
変更することができるようにプログラマブルROMが用
いられる。そして、MPU42がこのROM43内に格
納されたプログラムデータに従ってかつ以下に述べる各
制御信号の出力に応答して、種々の機器に対し制御信号
を与える。
【0022】マイクロコンピュータ41には、入力信号
として、次のような信号が与えられる。
【0023】まず、パチンコ玉が始動入賞口10a,1
0b,10cに入賞すればその入賞玉が始動入賞玉検出
器11a,11b,11cにより検出されその検出信号
が検出回路51を介してマイクロコンピュータ41に与
えられる。パチンコ玉が可変入賞球装置4内に進入して
特定入賞領域8に入賞すれば、その特定入賞玉が特定入
賞玉検出器57により検出され、その検出信号が検出回
路51を介してマイクロコンピュータ41に入力され
る。可変入賞球装置4内に入賞した入賞玉はすべて入賞
個数検出器58により検出され、その検出信号が検出回
路51を介して入力される。
【0024】マイクロコンピュータ41は次のような制
御信号を各種機器に対し出力する。ソレノイド駆動回路
52を介してソレノイド6にソレノイド励磁用制御信号
を出力する。ランプ駆動回路53を介して装飾ランプ1
6〜21に各種ランプ表示用制御信号を出力する。セグ
メント・LED駆動回路54を介して、始動入賞記憶表
示器26,装飾LED23,24,入賞個数表示器9,
開成回数表示器25にそれぞれ表示用制御信号を出力す
る。可変表示制御手段および表示領域切替手段としての
LCD表示制御用マイクロコンピュータに可変表示制御
用の信号を与える。アンプ61を介してスピーカ62に
音発生用の制御信号を出力する。なお、この制御回路4
0の各種回路や機器には、電源回路63から所定の直流
電圧が供給される。
【0025】なお、図4に示されるようにLCD表示制
御用マイクロコンピュータ55には、外部からのテレ
ビ、ビデオなどの映像信号を入力する映像入力端子57
を有する映像信号入力手段としての信号変換回路56が
接続されており、外部から与えられるテレビ、ビデオ信
号などのアナログ映像信号をデジタル信号に変換する。
LCD表示制御用マイクロコンピュータ55は、信号変
換回路56から与えられるデジタル映像信号と、マイク
ロコンピュータ41から与えられる図柄表示のための情
報とに基づき、後述するような表示方法に従って表示を
行なうように液晶表示器22を制御する。制御回路40
にはさらに、音声入力端子59に接続されたアンプ58
が設けられており、アンプ58に接続されたイヤホン端
子60にイヤホンを差し込むことにより、液晶表示器2
2に表示される映像に伴う音声などの音声情報を楽しむ
ことができるようになっている。
【0026】図5は、LCD表示制御用マイクロコンピ
ュータ55と液晶表示器22との回路を示すブロック図
である。
【0027】LCD表示制御用マイクロコンピュータ5
5は、サブCPUを含む。また、液晶表示器22は、T
FT液晶パネル69と、コントローラ65と、ソースド
ライバ66と、ゲートドライバ67とを含んでいる。ゲ
ーム制御用のマイクロコンピュータ41から後述するよ
うにLCD表示制御用マイクロコンピュータ55に液晶
表示用の制御信号が入力される。表示制御用マイクロコ
ンピュータ55は、この制御信号と、図柄データメモリ
64に予め格納されている表示図柄データとから可変表
示または停止表示される図柄を作り出す。また、信号変
換回路56からは、外部から入力された映像信号が与え
られる。LCD表示制御用マイクロコンピュータ55
は、その入力された制御信号および映像信号に基づい
て、コントローラ65に対し、TFT液晶パネル69に
より表示される可変表示図柄と映像および色を特定する
ためのデジタルデータR,G,Bを、後述するように大
当りフラグおよびプロセスフラグの値に応じて図柄表示
領域と映像表示領域とを切替えるように出力し、表示制
御のタイミングを図る基準となるクロック信号を入力
し、TFT液晶パネル69を走査するために必要となる
水平同期信号と垂直同期信号とを出力する。
【0028】コントローラ65は、入力された水平同期
信号と垂直同期信号とに基づいて、ソースドライバ66
とゲートドライバ67とに制御信号を出力し、TFT液
晶パネル69に多数配列されている薄膜トランジスタ
(TFT)を操作する。すなわち、この本実施例におけ
る液晶表示の方式は、いわゆるアクティブマトリックス
駆動方式を採用しており、まずソースドライバ69によ
りたとえば一番左の列にあるソースバスを特定し、次に
ゲートドライバ67により、複数本のゲートバスを上か
ら順番に順次指定してTFT液晶パネル69における行
方向の走査を行ない、その行方向の走査が終了した段階
で次にソースドライバ66により次の列を指定し、その
次の列における行方向の走査をゲートドライバ67によ
り行ない、それを複数回繰返すことによりTFT液晶パ
ネル69上のすべてのTFTを走査する。そして、走査
中にソースドライバ66とゲートドライバ67とにより
特定されたTFTに接続されている画素電極に電圧を印
加するか否かがコントローラに入力されたデジタルデー
タR,G,Bにより決定されるのであり、その特定され
た画素電極に電圧を印加する場合には、その画素電極に
対応するTFTのゲートにゲートドライバ67から電圧
を印加してそのTFTをON状態にするとともに、その
ON状態になっているTFTのソースにソースドライバ
66から電圧を印加し、そのTFTのドレインに接続さ
れている画素電極に電圧を印加する。なお、図中68は
バックライトであり、ランプ電源(インバータ)からの
電圧が供給される。さらに、前記コントローラ65,ゲ
ートドライバ67等に電源から5Vの電圧が印加され、
ソースドライバ66を介してTFTのソースに電源から
12Vの電圧が印加される。その結果、画素電極に12
Vの電圧が印加されてその画素電極と対向電極との間の
液晶層に12Vの電圧が印加される。
【0029】図6ないし図7,図9は、図4に示した制
御回路の動作を説明するためのフローチャートであり、
図6はメインルーチンプログラムのフローチャートを示
し、図7,図9はサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートである。
【0030】図6に示すメインルーチンはたとえば2m
sec毎に1回実行される。まずステップS(以下単に
Sという)1により、スタックセットの処理が行なわ
れ、S2により、RAMエラーがあったか否かの判断が
行なわれる。この判断は、図4に示されたRAM44の
所定アドレスの内容を読出し、その値が所定の値と等し
いか否かを調べることにより行なわれる。プログラムの
暴走時や電源投入時直後には、RAM44の格納データ
は不定であるため、判断の答はNOとなって制御はS3
に進む。S3において初期データが書込まれるため、以
後このメインルーチンの実行時には、S2における判断
の答はYESとなり、制御は直接S4に進む。
【0031】S4においては、入出力回路45からのデ
ータの出力処理が行なわれ、図4に示した各種回路や機
器に対し制御信号が出力される。次にS5に進み、10
カウントエラーがあるか否かの判断が行なわれる。この
10カウントエラーとは、入賞個数検出器58や特定入
賞玉検出器57の断線やショートあるいは検出器の検出
位置における玉詰まり等が発生している場合を意味し、
具体的には、チェックの結果入賞個数検出器58や特定
入賞玉検出器57の出力が所定時間(たとえば2.9
秒)を超えて導出された場合にエラー有りと判断され
る。10カウントエラーが無かった場合にはS6に進
み、プロセス処理が行なわれてS7に進む。一方、10
カウントエラーがあった場合には直接S7に進む。
【0032】S7では、LCD表示制御用マイクロコン
ピュータ55(図5参照)のサブCPUに対し、コマン
ドセットとコマンド出力との処理が行なわれる。次にS
8に進み、図4に示した各種検出器からの検出信号を入
力する処理が行なわれ、S9に進み、ランダム1カウン
タとランダム2カウンタとの更新処理が行なわれる。こ
のランダム1カウンタとランダム2カウンタとは、可変
表示装置3の停止時の表示結果に基づいて大当りを発生
させるか否かの当りはずれ決定用のランダムカウンタで
あり、後述するように、ランダム1カウンタが1次抽選
用のものでありランダム2カウンタが2次抽選用のもの
である。すなわち、本実施例においては、当りはずれの
決定に際しては、1次抽選と2次抽選とを行ない、その
両抽選結果が共に当りである場合にのみ大当り状態を発
生させることを決定するのである。
【0033】次にS10に進み、リセット回数がゼロで
あるか否かの判断が行なわれる。このリセット回数と
は、パルス分周回路49(図6参照)からMPU42に
入力されたリセット信号によってMPU42がリセット
された回数を読出し、リセットされる毎に「0」から
「1」ずつ加算されて「7」にまで達し、その状態でさ
らに「1」加算されることにより「0」となり、「0」
から再度カウントアップされるものである。このリセッ
ト回数が「0」の場合にはS11に進み、音データが出
力されてそのデータに基づいてスピーカ62から所定の
音が発せられる。一方、リセット回数が「0」でない場
合にはS12に進み、出力データテーブル選択,LED
・ランプデータセットの処理がなされ、そのセットされ
たデータを出力する処理がS13により行なわれる。次
にS14に進み、入賞記憶エリア格納処理が行なわれ、
次にS15に進み、ランダム1カウンタ,ランダム2カ
ウンタ,ランダム3カウンタのカウント値を更新する処
理が行なわれる。このS15による処理は、リセット時
間(2msec)を利用して前記S1ないしS14まで
の処理を行なった後の残り時間すなわちリセット待ち時
間を利用して繰返し更新処理が行なわれる。このS1〜
S14の処理は、パチンコ遊技機の遊技状態によって処
理時間が異なってくるために、リセット待ち時間もそれ
に応じてランダムとなり、S15により更新されるラン
ダム1カウンタ,ランダム2カウンタ,ランダム3カウ
ンタのカウント値もランダムな値となる。なお、ランダ
ム3カウンタとは、当りと決定された場合の当り停止図
柄およびはずれと決定された場合のはずれ停止図柄の種
類を決定するためのカウンタである。
【0034】図7は、S6に示したプロセス処理のサブ
ルーチンプログラムを示すフローチャートである。S1
6により、プロセスフラグの値が判定される。このプロ
セスフラグは、パチンコ遊技機を所定の順序に従って制
御するために必要となるフラグであり、所定の条件の発
生によりそれぞれの値にセットされる。このプロセスフ
ラグが「0」にセットされている場合にはS17により
通常処理が行なわれ、「1」にセットされている場合に
はS18によるランダム2チェックが行なわれ、「2」
にセットされている場合にはS19による大当り図柄セ
ット処理が行なわれ、「3」にセットされている場合に
はS20によるはずれ図柄セット処理が行なわれ、「4
〜7」にセットされている場合にはS21による各図柄
停止処理が行なわれ、「8,9」にセットされている場
合にはS22による大当りチェック処理(8ははずれ,
9は大当り)が行なわれ、「10〜12」にセットされ
ている場合にはS23による開放中処理(10はV未入
賞,11はV入賞済,12は最終回)が行なわれ、「1
3〜15」にセットされている場合にはS24による開
放後処理(13はV未入賞,14はV入賞済,15は最
終回)が行なわれる。
【0035】図8は、サブCPUコマンドエリアにセッ
トされるデータの種類とサブCPUコマンド入力エリア
に格納されるデータの種類とを示した図である。
【0036】S7(図6)によりサブCPUへのコマン
ドのセットがなされる。このコマンドは、図8に示すよ
うに、マイクロコンピュータ41側に設けられているサ
ブCPUコマンドエリアに一旦格納される。その格納さ
れるデータの具体的内容は、図8に示すように、コマン
ドの出力開始を意味するヘッダ,可変表示装置で表示さ
れる左停止図柄,中停止図柄,右停止図柄,プロセスフ
ラグ,大当りフラグ,アラームフラグである。この左停
止図柄,中停止図柄,右停止図柄は、停止時の図柄とし
て決定された左,中,右の各図柄を特定するデータであ
る。また、大当りフラグは、「リーチ」,「大当り」に
セットされている場合と「リーチ」のみにセットされて
いる場合およびともにセットされていない場合とがあ
る。またアラームフラグは、可変入賞球装置4が開成し
ているにもかかわらず打玉が全く入賞しなかった場合に
アラームAにセットされ、特定入賞玉検出器57の断
線,ショートあるいは特定入賞玉検出器の検出位置に玉
詰まりが発生した場合にアラームBにセットされ、入賞
個数検出器58の断線,ショートあるいは入賞個数検出
器の検出位置に玉詰まりが発生した場合にアラームCに
セットされる。これらの各種データが2msec毎に1
回実行されるS7のサブCPUコマンドセット処理に従
って1つずつサブCPUコマンドエリアに格納される。
したがって、これら7種類のデータをすべてサブCPU
コマンドエリアに格納するためには14msecの時間
が必要となる。また、S7に示すサブCPUコマンド出
力処理も2msec毎に1回実行され、LCD表示制御
用マイクロコンピュータ55では最初に送信されてきた
コマンドデータが1Fであった場合には、コマンドの開
始と判断し、次回以降のコマンドデータを有効なデータ
としてLCD表示制御用マイクロコンピュータ55内に
設けられているサブCPUコマンド入力エリアに格納す
る。
【0037】図9はLCD表示制御用マイクロコンピュ
ータ55内に含まれているサブCPUで行なわれる表示
領域切換処理の制御動作を示すフローチャートである。
【0038】S25により、プロセスフラグが「7」以
上の値であるかどうかについての判断が行なわれる。7
以上である場合にはS26に、それ以外の場合にはS2
7にそれぞれ処理が進む。この場合、停止図柄が現実に
リーチ状態となるよりも先に、大当りが事前決定された
時点あるいはリーチとなることが事前決定された時点を
もって映像表示を切換える場合には、S25においてプ
ロセスフラグが「4」以上であるかどうかについての判
断を行ない、4以上である場合にはS26に、それ以外
の場合にはS27に進むようにすればよい。
【0039】S26では、大当りフラグが大当りまたは
リーチを示す値となっているかどうかについての判断が
行なわれる。大当りまたはリーチとなっている場合には
処理はS28に、それ以外の場合にはS27にそれぞれ
進む。
【0040】S28では、停止図柄がリーチ状態となる
ために、液晶表示器22の表示領域全体を図柄表示領域
22Aとして図柄を拡大して表示するように表示領域の
切換え処理が行なわれる。一方S27では、図柄表示領
域22Aの領域を縮小して液晶表示器22の左上の一部
で表示するようにし(図2参照)、残りの映像表示領域
22Bを用いて映像を表示するように表示領域の切換え
をする処理が行なわれる。S28,S27の処理が終了
するとこのルーチンは終了する。この様にリーチまたは
大当たりとなる場合には図柄表示領域22Aを拡大して
表示するために、遊技者にとって図柄が見やすくなり、
遊技の興趣が一層盛り上がるという効果がある。また、
通常では図柄は縮小して表示され、表示領域の大部分で
は映像の表示が行なわれるために、遊技者はこの映像で
気分転換等をはかることができ、遊技の面白味が増加す
るという効果がある。
【0041】なお、本実施例の説明においては映像表示
領域と図柄表示領域の切換えは遊技状態に応じて自動的
に切換えるようにしたが、本発明はこれには限らず、た
とえば遊技機の前面に選択操作スイッチを設けて、
(1)図柄表示のみ,(2)常時映像をメインに表示さ
せる,(3)自動的に表示領域を切換える、の3つの処
理を遊技者が選択できるようにしてもよい。また、映像
表示領域22Bに表示される映像を、操作チャンネルな
どを遊技装置前面に設けることにより遊技者が選択する
ようにしてもよい。なお、大当り時には、プロセスフラ
グの値「10〜15」に応じた液晶表示器22の表示制
御が行なわれる。また、10カウントエラーの発生時に
はそのエラーの種類や解除方法が液晶表示器22により
表示される。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通常時は
遊技制御に関する表示情報は可変表示装置の表示領域の
比較的小さな領域を用いて、映像と同時に表示される
が、所定の条件が成立した場合には表示情報はより大き
な領域を用いて表示される。したがって、通常は遊技者
は表示される映像を見て楽しむことが出来るとともに、
所定の条件が成立した場合には表示情報が自動的に大き
く表示されて見やすくなるために遊技の興趣が高められ
る。すなわち、外部からの映像と遊技制御に関する情報
とを同時に表示させることが可能であるとともに、遊技
制御に関する情報を見やすくするための煩雑な操作が不
要な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技領域を示
す正面図である。
【図2】可変表示装置の全体正面図である。
【図3】可変表示装置の全体正面図である。
【図4】パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図で
ある。
【図5】液晶表示用の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図6】図4に示した制御回路の動作を説明するための
メインルーチンである。
【図7】プロセス処理サブルーチンプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図8】サブCPUコマンドエリアおよびサブCPUコ
マンド入力エリアに格納される各種データの種類を示す
図である。
【図9】サブCPUで行なわれる表示領域切換処理のプ
ログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
3は可変表示装置、22は液晶表示器、3a,3b,3
cは可変表示部の一例の図柄表示部、4は可変入賞球装
置、41はマイクロコンピュータ、55はLCD表示制
御用マイクロコンピュータ、65はコントローラ、66
はソースドライバ、67はゲートドライバ、22Aは図
柄表示領域、22Bは映像表示領域をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技制御に関する表示情報を可変表示可
    能な可変表示装置が設けられ、該可変表示装置による前
    記表示情報の表示結果が予め定められた特定の表示態様
    となった場合に所定の遊技価値が付与可能な状態となる
    遊技機であって、 前記可変表示装置による前記表示情報の表示状態を変化
    させた後表示結果を導出させる表示制御手段と、 外部からの映像情報を前記表示制御手段に入力する映像
    情報入力手段とを含み、 前記表示制御手段は、通常時には前記可変表示装置にお
    ける比較的小さな表示領域に前記表示情報を表示するよ
    うに制御するとともに同時に前記映像情報を表示するよ
    うに前記可変表示装置を制御し、所定条件の成立に基づ
    き、自動的に前記可変表示装置における比較的大きな表
    示領域に前記表示情報を表示するように制御可能に構成
    されていることを特徴とする、遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0919550A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Sankyo Kk 遊技機
JP2000254300A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Sansei パチンコ遊技機
JP2006192214A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Aruze Corp 遊技機
JP2007175214A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Aruze Corp 遊技機
JP2008284171A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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Effective date: 20010703