JPH1099495A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH1099495A
JPH1099495A JP8256782A JP25678296A JPH1099495A JP H1099495 A JPH1099495 A JP H1099495A JP 8256782 A JP8256782 A JP 8256782A JP 25678296 A JP25678296 A JP 25678296A JP H1099495 A JPH1099495 A JP H1099495A
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game machine
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JP8256782A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別情報等の表現力、識別性を高める。 【解決手段】 複数の識別情報とその識別情報に従属す
る背景画とを複数列の変動表示領域にて変動表示すると
共に、これら複数列の変動表示領域の表示結果が予め定
められた組み合わせとなったときに特定の遊技価値を付
与し得る変動表示装置を備える弾球遊技機において、前
記変動表示装置は、複数列の変動表示領域を重ならせて
変動表示を行う階層表示手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の識別情報
を複数列の変動表示領域に変動表示すると共に、これら
複数列の変動表示結果が予め定められた組み合わせとな
ったときに特定の遊技価値を付与し得る変動表示装置を
備える弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等、遊技領域に発射した
遊技球の入賞等にしたがって、液晶表示器(LCD)、
ブラウン管(CRT)等からなる変動表示装置に複数の
識別情報(特図)を複数列の変動表示領域に変動表示す
ると共に、その変動表示結果が予め定められた組み合わ
せとなったときに特典遊技を発生する等の特定の遊技価
値を付与するようにした弾球遊技機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技機にあ
っては、遊技盤の領域は限られており、その領域内に配
置される変動表示装置の画面の大きさには制限がある。
【0004】この一方、遊技の興趣を高めるべく、変動
表示装置に特典遊技等の遊技価値の付与に関連する特
図、および背景画、キャラクタ等の装飾図柄を有効に表
示することが望ましい。
【0005】しかし、限られた表示領域(画面)では、
表現力を高め、また識別性の良い表示を実現するのは難
しい。
【0006】変動表示装置をあまり大きくすると、遊技
球が流下する領域が制限されてしまい、弾球遊技機本来
の遊技性を損なうことにもなる。
【0007】ファミコン等の大きな表示領域を備えるゲ
ーム機を見慣れた遊技者にとっては、このような遊技機
の表示領域の表示は、表現力、識別性が低いと感じる。
【0008】また、最近は特図に識別情報に従属する背
景画を備え(識別情報の周囲等に装飾画を組込み特図を
構成)、それを一式として変動表示等を行うものが多く
なってきているが、このような場合もその背景画を有効
に表示できない。即ち、各背景画を重なりなく表示する
と、背景画自体が小さくなり、それに対応して識別情報
も小さくなってしまい、特図の識別性が低下することに
なる。
【0009】したがって、特図、装飾図柄等に工夫を凝
らしていても、期待するような興趣は得にくいのであ
る。
【0010】この発明は、このような問題点を解決し
て、遊技の高い興趣を確保することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の識
別情報とその識別情報に従属する背景画とを複数列の変
動表示領域にて変動表示すると共に、これら複数列の変
動表示領域の表示結果が予め定められた組み合わせとな
ったときに特定の遊技価値を付与し得る変動表示装置を
備える弾球遊技機において、前記変動表示装置は、複数
列の変動表示領域を重ならせて変動表示を行う階層表示
手段を備える。
【0012】第2の発明は、前記階層表示手段は、変動
表示を停止する順番に重ね合わせの優先順位を移動する
優先順位移動手段を備える。
【0013】第3の発明は、前記優先順位の移動は、リ
ーチ時に行うようになっている。
【0014】第4の発明は、複数の識別情報を複数列の
変動表示領域にて前後の識別情報を関連付けて変動表示
すると共に、これら複数列の変動表示領域の表示結果が
予め定められた組み合わせとなったときに特定の遊技価
値を付与し得る変動表示装置を備える弾球遊技機におい
て、前記変動表示装置は、変動表示の停止時に遊技価値
の付与に関連しない前後の識別情報を非表示して、装飾
表示領域とする装飾領域拡大手段を備える。
【0015】第5の発明は、前記装飾領域拡大手段は、
リーチ時に遊技価値の付与に関連しない前後の識別情報
を非表示して、装飾表示領域とする。
【0016】第6の発明は、前記装飾領域拡大手段は、
リーチ時に停止表示されている識別情報を移動あるいは
縮小して表示する。
【0017】第7の発明は、前記変動表示装置は、変動
表示領域以外および装飾領域拡大手段により装飾表示領
域となった領域にキャラクタの表示を行う。
【0018】第8の発明は、複数の識別情報を複数列の
変動表示領域にて前後の識別情報を関連付けて変動表示
すると共に、これら複数列の変動表示領域の表示結果が
予め定められた組み合わせとなったときに特定の遊技価
値を付与し得る変動表示装置を備える弾球遊技機におい
て、前記変動表示装置は、変動表示の停止時に遊技価値
の付与に関連しない前後の識別情報にキャラクタを優先
させて表示する優先表示領域を設定する装飾領域優先手
段を備える。
【0019】第9の発明は、前記優先表示領域は、リー
チ時に設定するようになっている。
【0020】
【作用】したがって、変動表示領域を重ならせて識別情
報とその識別情報に従属する背景画との変動表示を行う
ので、識別情報とその識別情報に従属する背景画の大き
さを相対的に大きくすることができ、表現力、識別性が
高まる。変動表示を停止する順に変動表示領域の重ね合
わせの優先順位を移動することで、次にいずれの識別情
報等にて停止するかの表現力を高めることができる。特
定の遊技価値を付与するチャンスのあるリーチの趣向が
高まると共に、リーチ発生を速やかに認識できる。
【0021】また、変動表示の停止時に遊技価値の付与
に関連しない前後の識別情報を非表示して、装飾表示領
域とするので、装飾表示領域を拡大でき、装飾性を高め
ることができる。リーチの表現力が高まる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1は弾球遊技機(パチンコ遊技機)の遊
技盤1の正面図である。
【0024】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3のほぼ中央に遊技画像等を表示する画
像表示装置(変動表示装置)4が、画像表示装置4の下
方に変動入賞装置5が配設される。
【0025】画像表示装置4は、例えばLCD(液晶表
示器)、CRT(ブラウン管)等から構成される(本実
施形態ではLCDを用いている)。変動入賞装置5の直
上方には電動式のチューリップ6を有する始動口7が配
設され、始動口7には入賞球を検出する始動スイッチが
設けられる。
【0026】始動口7への遊技球の入賞(入賞記憶)に
基づき、画像表示装置4の画像遊技つまり複数の識別情
報(特図)の変動表示が行われ、これらが所定の組み合
わせ(態様)で停止すると、大当たり遊技が発生され
る。大当たり遊技が発生すると、変動入賞装置5が所定
期間、球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)
から球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)
に変換される。
【0027】変動入賞装置5内には、入賞球数をカウン
トするカウントスイッチならびに継続入賞口への入賞球
を検出する継続スイッチが設けられる。
【0028】始動口7の基部には、数字等を表示する普
図表示器8が配設される。遊技領域に配設された通過口
10の遊技球の通過(普図始動記憶)に基づき、普図表
示器8の変動表示が行われ、これが所定の数字等で停止
すると、始動口7の電動チューリップ6が開かれる。
【0029】始動口7の入賞記憶は、画像表示装置4の
上部の図示しない記憶表示部に表示される。通過口10
を遊技球が通過した際の普図始動記憶は、普図表示器8
の回りの普図記憶表示部11に表示される。
【0030】遊技機の下部には、図示しないが打球発射
装置の操作部が配設され、その操作によって遊技球(パ
チンコ球)が1個ずつ遊技領域へ打ち出される。
【0031】12,13は一般入賞口、14は遊技球の
転動誘導部材としての風車、15は装飾用のランプ等を
示す。なお、大部分の遊技釘は省略されている。
【0032】遊技の制御を行う役物制御装置(遊技制御
装置)17は、CPU、ROM、RAM、入力ポート、
出力ポート等から構成され、ROMに格納したプログラ
ムおよび始動口7の始動スイッチ、通過口10の通過ス
イッチ、変動入賞装置5内のカウントスイッチ、継続ス
イッチ等からの信号に基づいて、画像表示装置4の表示
制御装置18に表示制御信号を送ると共に、普図表示器
8、記憶表示部、普図記憶表示部11、始動口7の電動
式チューリップ6、変動入賞装置5、装飾用のランプ・
LED等を制御する。
【0033】表示制御装置18は、図2のようにCPU
20、ROM21、RAM22、DMAC(ダイレクト
メモリアクセスコントローラ)23、インターフェイス
24、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)25、
画像表示装置(LCD)4の画像データを格納したフォ
ントROM26、γ補正回路27、クロック28等から
構成され、役物制御装置17からの表示制御信号に基づ
いて、画像表示装置4の画像を制御する。
【0034】CPU20は、役物制御装置17から表示
制御信号が送られると、インターフェイス24を介して
通信割り込みを受けて、その表示情報の読み込みを行
い、その表示情報に基づいた画面情報を作成して、RA
M22に記憶する。この画面情報に基づき、VDP25
がフォントROM26の該当画像データを取り込み、画
像表示装置4の画面の水平走査、垂直走査を行って、画
像表示装置4に所定の画像を表示する。
【0035】γ補正回路27は、画像表示装置4の信号
電圧に対する照度の非線形特性を補正して、画像表示装
置4の表示照度を調整する。
【0036】次に、役物制御装置17、表示制御装置1
8の動作内容を図3〜図5のフローチャートに基づいて
説明する。
【0037】役物制御装置17は、図3のように電源投
入によって初期化処理を行うと、賞球制御処理、乱数更
新処理、スイッチ入力処理、遊技状態に基づく通常処
理、図柄変動処理、大当たり処理、ハズレ処理、普図普
電処理、ソレノイド・外部情報処理、ランプ・LED処
理、出力処理、データ転送処理、音出力処理、不正監視
・不正処理を実行する(1.01〜1.17)。
【0038】賞球制御処理は、入賞球があると、それに
該当する賞球数信号を排出制御装置(図示しない)に送
信する。
【0039】乱数更新処理は、大当たり確率、画像表示
装置4の複数の識別情報つまり複数の図柄の変動表示態
様(リーチ態様等)およびその停止態様つまり停止図柄
の組み合わせを定める乱数を更新する。
【0040】スイッチ入力処理は、各スイッチの入力を
読み込むと共に、始動スイッチの入力があると、これを
始動記憶として所定数記憶して、記憶毎に前記乱数を抽
出する。
【0041】始動記憶がないときは、通常処理にて、画
像表示装置4に遊技の概要を表す所定の呼び込み画像を
表示するように制御する。
【0042】始動記憶があると、前記抽出乱数を基に、
大当たりか否かならびに画像表示装置4の複数の図柄の
変動表示態様およびその停止図柄の組み合わせを決定し
て、図柄変動処理に入り、画像表示装置4の複数の図柄
の変動表示を開始するように制御する。
【0043】この後、所定時間経過すると、その複数の
図柄の変動表示を順に停止していくが、この場合リーチ
態様(最後の停止図柄を除いた停止図柄の組み合わせが
同じ)のときは、最後の図柄の1つ前の図柄の変動表示
が停止したときにリーチ遊技を発生する。
【0044】リーチ遊技を発生すると、最後の図柄の変
動表示の状態を種々変化させると共に、その変化に合わ
せて趣向に富んだ画像表示を行うように制御する。
【0045】最後の図柄が停止して、停止図柄の組み合
わせが所定の態様となると、大当たり処理に入り、大当
たり遊技を発生する。
【0046】大当たり処理に入ると、画像表示装置4に
大当たりを祝すファンファーレ表示、大当たりのサイク
ル遊技の進行を表す趣向に富んだサイクル遊技表示等を
行うように制御すると共に、変動入賞装置5を所定サイ
クル期間、球を受け入れやすい開状態に変換、即ち遊技
球が所定数入賞または所定時間経過するまで変動入賞装
置5を開放するサイクル遊技を行い、これを継続入賞口
の入賞を条件に繰り返す。
【0047】このサイクル遊技を規定回数行うと大当た
り遊技を終了する。継続入賞口に入賞しないときは、そ
のサイクル遊技にて大当たり遊技を終了する。
【0048】画像表示装置4の停止図柄の組み合わせが
所定の態様にない場合は、ハズレとなり、ハズレ処理に
入る。
【0049】なお、ハズレ処理後、大当たり処理後は通
常処理に戻る。
【0050】普図普電処理は、遊技領域の通過口10を
遊技球が通過すると、その記憶に基づき普図表示器8の
数字等を変動表示して、所定の数字等で停止すると、始
動口7の電動式チューリップ6を所定時間開く。
【0051】ソレノイド・外部情報処理は、大当たり遊
技の発生時(サイクル遊技時)に変動入賞装置5の図示
しないソレノイドを駆動して変動入賞装置5の開閉を行
う。また、大当たり情報、始動口入賞情報等を遊技店の
管理装置へ送信する。
【0052】ランプ・LED処理は、遊技状態に基づい
て遊技盤1に設けた装飾用の各ランプ・LEDの点灯、
点滅を行う。
【0053】出力処理は、表示器8、表示部、電動式チ
ューリップ6、変動入賞装置5のソレノイド、各ランプ
・LED等に各処理における制御信号を出力する。
【0054】データ転送処理は、各処理における画像表
示装置4の表示情報(コマンド)を表示制御装置18に
転送する。
【0055】この場合、通常処理においては、遊技の概
要を表す呼び込み表示モード等を転送する。図柄変動処
理においては、図柄変動モード(通常回転等)、図柄デ
ータ、図柄位置データ、ならびに図柄停止時に停止モー
ド(ハズレ停止)等を転送する。また、リーチ態様のと
きは、リーチモードを選択して、リーチモード(通常リ
ーチ回転、スペシャルリーチ回転)、図柄データ、図柄
位置データ、ならびに図柄停止時にリーチ停止モード
(通常停止、スペシャルリーチ停止)等を転送する。大
当たり処理においては、ファンファーレモード、大当た
り図柄データ、大当たり遊技モード、サイクル遊技モー
ド、インターバルモード、大当たり終了時に大当たり終
了モード等を転送する。
【0056】音出力処理は、図示しないスピーカから効
果音、装飾音を出力させる。
【0057】図4、図5は表示制御装置18の動作内容
を示す。
【0058】表示制御装置18は、図4のように初期設
定処理の後、画像作成フラグの有無を判定する(10.
01,10.02)。
【0059】画像作成フラグ有りの場合、画像作成フラ
グをクリアして、次の画像のためのモード別分岐処理、
スプライト処理を行う(10.03〜10.05)。
【0060】モード別分岐処理は、受信した表示情報
(モード、データ)に基づく画面情報をRAM22に作
成する。
【0061】図柄変動モード(通常回転等)の場合、複
数の図柄を変動表示する回転モードを設定すると共に、
通常回転等における図柄画面情報、背景画面情報、動画
キャラクタ画面情報を設定する。
【0062】停止モード(ハズレ停止)の場合は、図柄
の停止表示を行うように設定する。リーチモード(通常
リーチ回転またはスペシャルリーチ回転)の場合は、複
数の図柄の最後の図柄の変動表示の状態を種々変化させ
るように図柄画面情報を設定する共に、趣向に富んだ画
像表示を行うように背景画面情報、動画キャラクタ画面
情報を設定する。
【0063】リーチ停止モード(通常停止またはスペシ
ャルリーチ停止)の場合は、複数の図柄の最後の図柄の
変動表示の状態を種々変化させながら、停止表示を行う
ように図柄画面情報を設定する。また、その停止におけ
る背景画面情報、動画キャラクタ画面情報を設定する。
【0064】大当たりのファンファーレモード、大当た
り遊技モード、サイクル遊技モード、インターバルモー
ド、大当たり終了モードの場合は、それぞれ該当する処
理にて、所定の背景画面情報、動画キャラクタ画面情
報、図柄画面情報、その他の情報を設定する。
【0065】スプライト処理は、図柄、背景画、動画キ
ャラクタのオブジェクトをモード別分岐処理で作成され
た情報に基づきVDP25の制御単位に展開してRAM
22に記憶する。
【0066】図5の割り込み処理は、役物制御装置17
より通信割り込みがあると、その転送データの受信処理
を行い、表示情報を読み込む(11.04,11.0
5)。
【0067】V BLANK割り込み毎に、描画する画
面情報をVDP25に転送すると共に、画像作成フラグ
をセットする(11.01〜11.03)。
【0068】この画面情報に基づき、VDP25がフォ
ントROM26の該当画像データを取り込み、画像表示
装置4の画面の水平走査、垂直走査を行って、画像表示
装置4に描画する。
【0069】次に、画像表示装置4の複数の図柄(特
図)の変動表示の例を、図6〜図9のタイミングチャー
トおよび画面図に基づき説明する。
【0070】図7〜図9のA,B,Cは、それぞれ図柄
の変動表示領域を示す。第1図柄の変動表示領域Aは画
面の左側に、第2図柄の変動表示領域Bは画面の中央
に、第3図柄の変動表示領域Cは画面の右側に、領域A
と領域B、領域Bと領域Cが部分的に重なるように設定
する。それぞれ図柄は、数字等の識別情報および識別情
報に従属する背景画(特図背景画)からなる。特図背景
画は、図示してないが、識別情報と共に、変動表示領域
内に表示する。
【0071】図6に示すように、表示制御装置18が図
柄変動モードを受信すると、変動表示領域A,B,Cの
第1図柄、第2図柄、第3図柄の変動表示を開始する。
この場合、図7のように第1図柄の変動表示領域Aを一
番表に、第2図柄の変動表示領域Bを二番目に、第3図
柄の変動表示領域Cを三番目にして、変動表示を行う。
第1図柄、第2図柄、第3図柄の特図背景画の部分は、
その優先順に重なる。
【0072】所定時間経過して、停止モードを受信する
と、変動表示領域Aの第1図柄の変動表示を停止すると
共に、この場合図8のように第2図柄の変動表示領域B
を一番表にして、第2図柄、第3図柄の変動表示を続行
する。第2図柄の特図背景画の部分は、第1図柄、第3
図柄の特図背景画の部分に優先して重なる。
【0073】この後、所定時間経過して、次の停止モー
ドを受信すると、変動表示領域Bの第2図柄の変動表示
を停止すると共に、この場合図9のように第3図柄の変
動表示領域Cを一番表に、第2図柄の変動表示領域Bを
二番目に、第1図柄の変動表示領域Aを三番目にして、
第3図柄の変動表示を続行する。第3図柄、第2図柄、
第1図柄の特図背景画の部分は、その優先順に重なる。
【0074】そして、ハズレ停止であれば、その後、最
後の停止モードに基づき、第3図柄の変動表示を停止し
て終了する。
【0075】一方、リーチの場合は、リーチモードに基
づき、第1図柄、第2図柄の変動表示の停止後、変動表
示領域Cの第3図柄の変動速度、その特図背景画等を種
々変化させながらリーチ変動表示を行う。その後、所定
時間経過すると、リーチ停止モードに基づき、第3図柄
の変動速度、その特図背景画等を変化させつつ、第3図
柄の変動表示を停止する。
【0076】この第1図柄、第2図柄、第3図柄の組み
合わせが所定の組み合わせであれば、大当たりとなり、
大当たり遊技を発生する。
【0077】変動表示領域以外には、図柄変動モード、
リーチモード、各停止モードに基づき、所定の背景画、
動画キャラクタ等を表示する。
【0078】なお、第1図柄、第2図柄の変動表示の停
止における変動表示領域(特図背景画部分)の重ね合わ
せの変更は、それぞれ変動表示の停止後、一定の停止表
示時間が経過した後に行う。
【0079】このように、それぞれの図柄の変動表示領
域を部分的に重ねるので、各図柄の大きさを相対的に大
きくできる。
【0080】このため、図柄の変動および組み合わせに
関連する画像遊技の表現力を高めることができると共
に、その識別情報ならびに識別情報を含む特図の高い識
別性を確保できる。
【0081】また、図柄の変動表示を停止する順に、変
動表示領域の重ね合わせの優先順位を移動する、即ち次
に変動表示を停止する図柄の変動表示領域が一番表にく
るようにしたので、停止動作に入った図柄の大きさが十
分になり、また趣向に富み、いずれの図柄で停止するか
どうかの高い表現力を得ることができ、特図の識別性を
一層高めることができる。
【0082】したがって、特図背景画による高い装飾性
を確保できると共に、遊技の興趣を十分に向上できる。
【0083】この例では、通常の図柄変動時ならびにリ
ーチ時にかかわらず、図柄の変動表示を停止する毎に、
変動表示領域の重ね合わせを変更しているが、これはリ
ーチ時にのみ行うようにして良い。リーチ時にのみ行え
ば、第1図柄の変動表示が停止した場合に、変動表示領
域が変更することで、遊技者が第2図柄の変動表示が停
止する前にリーチ発生を認識できる。
【0084】なお、図7〜図9では変動表示領域A,
B,Cを円形にしているが、これに限定されない。ま
た、変動表示領域A,B,Cを横一列にして、重ねてい
るが、斜めあるいは折れ線状に配列して、重ねるように
もできる。
【0085】図10〜図12は第2の実施の形態を示す
もので、変動表示領域D,E,Fを画面の上下に一杯に
拡大して、前後の図柄を認識できるようにしている。
【0086】この場合、図柄(特図)は円形にしてあ
り、重ならせる変動表示領域D,E,Fは長方形になる
が、組み合わせに関連する図柄31a,32a,33a
の前後の図柄31b,31c,32b,32c,33
b,33cが見えるため、目標の図柄で停止するかどう
かの興趣に富んだ表示を行える。
【0087】図13〜図15は第3の実施の形態を示す
もので、変動表示領域G,H,Iを画面の上下に一杯に
拡大して、前後の図柄を認識できるようにすると共に、
変動表示が停止した場合、組み合わせに関連する図柄を
除き、その前後の図柄を消去して、装飾表示領域にして
いる。
【0088】この場合、リーチ時に第1図柄の変動表示
が停止、さらに第2図柄の変動表示が停止して、リーチ
が発生すると、図14→図15のように第1図柄、第2
図柄のそれぞれ組み合わせに関連する図柄34a,35
aの前後の図柄34b,34c,35b,35cを消去
する。その消去領域を装飾表示領域J,Kにして、その
装飾表示領域J,Kにリーチモードに基づき動画キャラ
クタ等の表示を行って、リーチの装飾表示を行う。
【0089】このようにすれば、停止する図柄の識別性
が向上すると共に、動画キャラクタ等の表示領域が拡大
するため、リーチ遊技の高い表現力を確保することがで
きる。また、装飾表示領域J,Kに背景画を表示して装
飾効果を高めることができる。
【0090】なお、図16(第4の実施の形態)のよう
に第1図柄が停止したときから、その前後の図柄34
b,34c,35b,35cを消去して、装飾表示領域
にしても良い。
【0091】図17は第5の実施の形態を示すもので、
リーチ時に第1図柄、第2図柄の変動表示が停止した場
合に、例えば前図14の状態から第1図柄、第2図柄の
それぞれ組み合わせに関連する図柄34a,35aの前
後の図柄34b,34c,35b,35cを消去すると
共に、その図柄34a,35aの表示領域を下方等に移
動ならびに表示領域と共に図柄34a,35aを縮小し
て、広い装飾表示領域Lを得るようにしている。
【0092】このようにすれば、動画キャラクタ等の表
示、背景画の装飾表示によって、リーチ遊技の表現力お
よび装飾効果を一層高めることができる。
【0093】なお、図18は第6の実施の形態を示し、
リーチ時等に第1図柄、第2図柄の変動表示が停止した
場合に、それぞれ組み合わせに関連する図柄34a,3
5aの前後の図柄34b,34c,35b,35cの表
示領域に優先表示領域を設定して、図柄34b,34
c,35b,35cの上に動画キャラクタ36等を優先
表示するようにしたものである。これによれば、図柄3
4a,35aの識別性を悪くすることなく、装飾表示を
行える。
【0094】なお、画像表示装置4に液晶表示器を用い
たものについて説明したが、もちろんブラウン管式のも
のでも良い。
【0095】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、識別情
報とその識別情報に従属する背景画を相対的に大きくす
ることができ、高い表現力ならびに識別性を得ることが
できる。いずれの識別情報等にて停止するかの表現力を
高めることができ、遊技の高い興趣を確保できる。特定
の遊技価値を付与するチャンスのあるリーチの趣向が向
上する。
【0096】また、装飾表示領域を拡大でき、装飾性を
高めることができる。リーチの表現力、装飾性を一層高
めることができる。趣向に富んだ表現を行える。
【0097】また、遊技価値の付与に関連する識別情報
の識別性に影響なく装飾表示を行える。リーチの装飾効
果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】表示制御装置のブロック図である。
【図3】役物制御装置の動作内容の制御フローチャート
である。
【図4】表示制御装置の動作内容の制御フローチャート
である。
【図5】表示制御装置の動作内容の制御フローチャート
である。
【図6】変動表示のタイミングチャートである。
【図7】変動表示の例を示す画面図である。
【図8】変動表示の例を示す画面図である。
【図9】変動表示の例を示す画面図である。
【図10】第2の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図11】第2の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図12】第2の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図13】第3の実施の形態の変動表示のタイミングチ
ャートである。
【図14】第3の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図15】第3の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図16】第4の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図17】第5の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【図18】第6の実施の形態の変動表示の例を示す画面
図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 画像表示装置(変動表示装置) 5 変動入賞装置 7 始動口 8 普図表示器 10 通過口 11 普図記憶表示部 17 役物制御装置 18 表示制御装置 20 CPU 21 ROM 22 RAM 25 VDP 26 ファントROM 31a,32a,33a 図柄 31b,31c,32b,32c,33b,33c 前
後の図柄 34a,35a 図柄 34b,34c,35b,35c 前後の図柄 36 動画キャラクタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の識別情報とその識別情報に従属す
    る背景画とを複数列の変動表示領域にて変動表示すると
    共に、これら複数列の変動表示領域の表示結果が予め定
    められた組み合わせとなったときに特定の遊技価値を付
    与し得る変動表示装置を備える弾球遊技機において、 前記変動表示装置は、複数列の変動表示領域を重ならせ
    て変動表示を行う階層表示手段を備えることを特徴とす
    る弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記階層表示手段は、変動表示を停止す
    る順番に重ね合わせの優先順位を移動する優先順位移動
    手段を備える請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記優先順位の移動は、リーチ時に行う
    ようになっている請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 複数の識別情報を複数列の変動表示領域
    にて前後の識別情報を関連付けて変動表示すると共に、
    これら複数列の変動表示領域の表示結果が予め定められ
    た組み合わせとなったときに特定の遊技価値を付与し得
    る変動表示装置を備える弾球遊技機において、 前記変動表示装置は、変動表示の停止時に遊技価値の付
    与に関連しない前後の識別情報を非表示して、装飾表示
    領域とする装飾領域拡大手段を備えることを特徴とする
    弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記装飾領域拡大手段は、リーチ時に遊
    技価値の付与に関連しない前後の識別情報を非表示し
    て、装飾表示領域とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記装飾領域拡大手段は、リーチ時に停
    止表示されている識別情報を移動あるいは縮小して表示
    する請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記変動表示装置は、変動表示領域以外
    および装飾領域拡大手段により装飾表示領域となった領
    域にキャラクタの表示を行う請求項5または6に記載の
    弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 複数の識別情報を複数列の変動表示領域
    にて前後の識別情報を関連付けて変動表示すると共に、
    これら複数列の変動表示領域の表示結果が予め定められ
    た組み合わせとなったときに特定の遊技価値を付与し得
    る変動表示装置を備える弾球遊技機において、 前記変動表示装置は、変動表示の停止時に遊技価値の付
    与に関連しない前後の識別情報にキャラクタを優先させ
    て表示する優先表示領域を設定する装飾領域優先手段を
    備えることを特徴とする弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記優先表示領域は、リーチ時に設定す
    るようになっている請求項8に記載の弾球遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104827A (ja) * 2010-02-15 2010-05-13 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013009990A (ja) * 2012-09-12 2013-01-17 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013180006A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
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