JPH0646238U - 吹抜け形ベントキャップ - Google Patents

吹抜け形ベントキャップ

Info

Publication number
JPH0646238U
JPH0646238U JP1097592U JP1097592U JPH0646238U JP H0646238 U JPH0646238 U JP H0646238U JP 1097592 U JP1097592 U JP 1097592U JP 1097592 U JP1097592 U JP 1097592U JP H0646238 U JPH0646238 U JP H0646238U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
opening
vent cap
hood
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1097592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0752510Y2 (ja
Inventor
朗生 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unix Co Ltd
Original Assignee
Unix Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unix Co Ltd filed Critical Unix Co Ltd
Priority to JP1097592U priority Critical patent/JPH0752510Y2/ja
Publication of JPH0646238U publication Critical patent/JPH0646238U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752510Y2 publication Critical patent/JPH0752510Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】吹抜け形の意図をより十分に達成でき、また雨
水の侵入もより確実に防止できる吹抜け形ベントキャッ
プの提供。 【構成】給・排気用の通気路Dの先端開口Dpを覆うフ
ード体10を備えると共に、このフード体の向かい合っ
た各側面に吹抜け兼用開口12a、12bがそれぞれ形
成され、この対向する両吹抜け兼用開口を通して形成さ
れる吹抜け路を介して外部の風が吹き抜けるようにされ
ている吹抜け形ベントキャップについて、フード体の内
部に、吹抜け流の吹抜け方向に平行な側面の少なくとも
一つに通気開口14が形成された内部フード11を設け
るようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビルの高層部位に好適な吹抜け形ベントキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
吹抜け形ベントキャップというのは、強い風がしばしば生じるビルの高層部位 に用いるのに適するようにされているもので、給・排気用の通気路の先端開口を 覆うフード体に吹抜け路が設けられ、この吹抜け路にて外部の風を吹き抜けさせ るようになっている。つまり、その周辺に生じている風を吹抜け路で吹き抜けさ せることにより、風が通気路に吹き込むのを防止すると共に、吹抜け流による負 圧を排気効率の向上に役立てるようにしているものである。
【0003】 このような吹抜け形ベントキャップについては、既にいくつかのものが知られ ているが、これら従来のものは何れも、例えば、図3に示すように、フード体F の上下にそれぞれ開口Pu、Pdを設け、この両開口Pu、Pdにより吹抜け流 S用の吹抜け路を形成するようにしており、また雨水の侵入防止のために上部側 の開口Puに雨避け用の庇Hを設けている。尚、図中、Dが通気路でDpがその 先端開口で図示の如く換気流Vsが流れるようになっている。
【0004】 ところが、このような従来の吹抜け形ベントキャップでは、風の吹抜け効率が 余りよくなく、また雨水の侵入防止も必ずしも十分でなかった。すなわち、風の 吹き込み口である下部側の開口Pdのサイズに比べ、上部側の開口Puの実質的 サイズが雨避け用の庇Hにより制限されて小さくなっているので、開口Pdから 吹き込んだ風がフード体内で淀むような状態になり、吹き抜けさせることにより 風の通気路への吹込みを防止するという吹抜け形の意図が十分に達成されていな い。また、庇Hにより給・排気用通気路の先端開口Dpから単に距離的に離され た状態で雨水がフード体内を落下することになるので、特に給気用のベントキャ ップの場合には、前記のフード体内での風の淀み状態と相俟って、雨水の侵入を 招来し易い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案では、吹抜け形の意図をより十分に達成でき、また雨水の侵 入もより確実に防止できる吹抜け形ベントキャップの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による吹抜け形ベントキャップは、フード体の内部に、吹抜け流の吹 抜け方向に平行な側面の少なくとも一つに通気開口が形成された内部フードを設 けてなっている。
【0007】 このような内部フードを設けたことにより、通気路の先端開口を介して給・排 される換気流のための換気流路に対し吹抜け路が分離され、したがって吹抜け路 を吹き抜ける吹抜け流の影響が通気路に対し直接およぶのを避けることができ、 この結果、風による逆流をより有効に防止できるし、また雨水の遮断もより確実 なものとなる。
【0008】 内部フードについては、その前面に溝部を吹抜け方向に平行な方向で凹設し、 この溝部が吹抜け路の一部を形成するようにするのが、吹抜け効率の向上にとっ てより好ましい。このような溝部は、その裏面が通気路の先端開口からの給・排 気に対する整流機能も果たし得るが、この場合には、給・排気流を対称にして前 記整流機能をより効率よく発揮させるために、前記通気開口を吹抜け流の吹抜け 方向に平行な各側面にそれぞれ設けるようにするのが好ましい。
【0009】 溝部の一端または両端、つまり上下吹抜けタイプであれば、少なくとも一端に 、また左右吹抜けタイプであれば両端に、吹き込んだ吹抜け流を溝部に導くため の集流ガイド部を設けるようにすれば、よりスムースな吹抜け状態を与えること ができる。このような集流ガイド部は、溝部の最底部に最底部が対応する状態の 凹み面を内部フードの側面に与えることにより形成することができる。
【0010】 このような吹抜け形ベントキャップが上下吹抜けタイプとして用いられる場合 には、吹抜け路を形成する溝部は同時に、雨水を通気路の先端開口に対し十分に 隔離させた状態で落下させるための雨水落下ガイドの役目を負うものであるが、 このような雨水落下ガイドである溝部に上方からの雨水を効率よく導くために、 溝部の吹抜け方向下流端に集水ガイド部が設けるのが好ましく、この集水ガイド 部に集流ガイド部を充てることができる。
【0011】 吹抜け路は吹抜ける風があって初めて必要なものであるから、上下吹抜けタイ プの場合には、風のない状態にあってはこれを閉鎖しておくのが雨水の侵入防止 にとってよりよい条件となる。そこで、フード体の吹抜け兼用開口の一つ、この 場合には上側の吹抜け兼用開口に、付勢手段で閉方向に付勢された開閉蓋を設け 、この開閉蓋を吹抜け流がある場合にのみ、この吹抜け流で開くように構成する ことが好ましい。付勢手段にはスプリングを用いることもできるが、より簡便に は開閉蓋の自重を付勢手段として用いるようにしてもよい。
【0012】
【実施例】
以下この考案の実施例を説明する。 この実施例による吹抜け形ベントキャップ1は、上下吹抜けタイプの一例で、 図1に示すように、本体部2とフード部3とよりなっている。
【0013】 本体部2は、壁面に開口している換気ダクトに嵌合・装着させるための嵌合筒 4、及びこの嵌合筒4の先端に接続されたベースプレート5よりなっており、嵌 合筒4内が給・排気用の通気路Dとされている。
【0014】 フード部3は、フード体10及びその内部に設けられた内部フード11よりな っている。尚、図においては構造をより理解し易くするためにフード体10が想 像線で示され、本来はフード体10により覆われて見えない内部フード11が実 線で示されている。 フード体10は、通気路Dの先端開口Dpを風雨から保護するためのもので、 先端開口Dpを覆うようにして設けられている。また、このフード体10は、特 にビルの高層部位に用いられた場合に、その周辺に生じる強い風を吹抜け流Sと して吹き抜けさせるための吹抜け路が形成されるようにされており、この吹抜け 路の一端となる吹抜け兼用開口12aが下面に、また吹抜け路の他端となる吹抜 け兼用開口12bが上面にそれぞれ形成されている。
【0015】 この例では特に、吹抜け流Sの吹抜けが生じない場合に上部の吹抜け兼用開口 12bを閉鎖しておくための開閉蓋13が吹抜け兼用開口12bに設けられてい る。すなわち、この開閉蓋13は、その一端がフード体10にヒンジ接続される と共に、例えばスプリングのような図示せぬ付勢手段で閉方向に付勢されており 、吹抜け流Sが無い場合には付勢手段による付勢力で閉じていて、吹抜け流Sが 生じた場合にのみその吹抜け流Sによる風圧で開くようになっている。
【0016】 内部フード11は、吹抜け路を吹き抜ける吹抜け流Sに対し通気路Dの先端開 口Dpを隔離して吹抜け流Sの影響が通気路Dに対し直接およぶのを避けるため のもので、フード体10の内部において通気路Dの先端開口Dpをさらに覆うよ うにして設けられている。
【0017】 より具体的には、吹抜け流Sの吹抜け方向と平行する各側面に通気開口14、 14がそれぞれ形成されると共に、この通気開口14、14形成の側面に対し平 行な方向でV溝状の溝部15がその前面に形成されている。そして、この溝部1 5が吹抜け路の一部となることにより、吹抜け路に対する換気流路(通気路Dの 先端開口Dpを介して給・排気する換気流Vsのための流路)の分離がなされ、 吹抜け流Sの影響が先端開口Dpや通気路Dに対し直接およぶのを避けれるよう になっている。
【0018】 この溝部15の一端、この例では下端には、フード体10の下部の吹抜け兼用 開口12aより吹き込む風を効率よく溝部15に導くための集流ガイド部16が 形成されるもので、この例の集流ガイド部16は、内部フード11の下面にV字 形の凹み面17をその最底部が溝部15の最底部に対応するようにして設けるこ とにより形成されている。
【0019】 また、上下吹抜けタイプであるこの例の場合、溝部15は、雨水を通気路Dの 先端開口Dpに対し十分に隔離させた状態で落下させるための雨水落下ガイドの 役目を負うものであり、そのために、溝部15の上端には、フード体10の吹抜 け兼用開口12bより落ち込む雨水を溝部15に導くための集水ガイド部18が 設けられているが、この集水ガイド部18は、集流ガイド部16と対称になるよ うに形成されている。つまり、内部フード11の上面にV字形の凹み面19がそ の最底部を溝部15の最底部に対応させるようにして形成されている。
【0020】 図2に示すのは、前記実施例と異なり、左右吹抜けタイプの吹抜け形ベントキ ャップ20である。 この吹抜け形ベントキャップ20も基本的には前記吹抜け形ベントキャップ1 と同様で、フード体21及び内部フード22よりなるフード部23を備えており 、フード体21には、吹抜け兼用開口24a、24bが形成され、また内部フー ド22は、通気開口25、25、V溝状の溝部26、及びV字形の凹み面27に より形成される集流ガイド部28、28を備えているが、下記の点で吹抜け形ベ ントキャップ1と主に異なっている。
【0021】 すなわち、吹抜け路と換気流路とをより明確に分離させるために、内部フード 22の溝部26の稜線26cがフード体21の裏面に接触する状態にされ、また 集流ガイド部28用の凹み面29の稜線部に、風が換気流路V側に逃げるのを防 止するための返し縁30が立設されている。 また、左右吹抜けタイプであるため、雨の落下の問題がないので、吹抜け形ベ ントキャップ1における開閉蓋13に相当するものは設けられていない。
【0022】
【考案の効果】 この考案による吹抜け形ベントキャップは、以上説明してきた如く、内部フー ドを設けることにより、換気流路に対し吹抜け路を分離するようにしており、吹 抜け流の影響が通気路に直接およぶのを避けることができるので、外部の風の通 気路への吹込みをより有効に防止でき、また雨水の遮断もより確実に行なえる。 したがって、この吹抜け形ベントキャップを用いることにより、ビルの高層部位 における給・排気機構をより安定的なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下吹抜けタイプの実施例による吹抜け形ベン
トキャップの斜視図。
【図2】左右吹抜けタイプの実施例による吹抜け形ベン
トキャップの斜視図。
【図3】従来の吹抜け形ベントキャップの断面図。
【符号の説明】
1 ベントキャップ 10 フード体 11 内部フード D 通気路 Dp 先端開口 12a 吹抜け兼用開口 12b 吹抜け兼用開口 S 吹抜け流 13 開閉蓋 14 通気開口 15 溝部 16 集流ガイド部 17 凹み面 18 集水ガイド部 19 凹み面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給・排気用の通気路の先端開口を覆うフ
    ード体を備えると共に、このフード体の向かい合った各
    側面に吹抜け兼用開口がそれぞれ形成され、この対向す
    る両吹抜け兼用開口を通して形成される吹抜け路を介し
    て外部の風が吹き抜けるようにされている吹抜け形ベン
    トキャップにおいて、 フード体の内部に、吹抜け流の吹抜け方向に平行な側面
    の少なくとも一つに通気開口が形成された内部フードを
    設けたことを特徴とする吹抜け形ベントキャップ。
  2. 【請求項2】 内部フードは、吹抜け方向に平行な方向
    で形成された溝部を前面に有しており、この溝部が吹抜
    け路の一部となるようにされている請求項1に記載の吹
    抜け形ベントキャップ。
  3. 【請求項3】 溝部の少なくとも一端に、吹抜け兼用開
    口より吹き込んだ吹抜け流を溝部に導くための集流ガイ
    ド部が設けられている請求項2に記載の吹抜け形ベント
    キャップ。
  4. 【請求項4】 集流ガイド部は、溝部の最底部に最底部
    が対応する状態の凹み面を内部フードの側面に形成して
    なるものである請求項3に記載の吹抜け形ベントキャッ
    プ。
  5. 【請求項5】 溝部の吹抜け方向下流端に、吹抜け兼用
    開口より入り込む雨水を溝部に導くための集水ガイド部
    が設けられている請求項2〜請求項4の何れかに記載の
    吹抜け形ベントキャップ。
  6. 【請求項6】 集水ガイド部は、溝部の最底部に最底部
    が対応する状態の凹み面を内部フードの側面に形成して
    なるものである請求項5に記載の吹抜け形ベントキャッ
    プ。
  7. 【請求項7】 フード体の吹抜け兼用開口の一つに、付
    勢手段で閉方向に付勢された開閉蓋が設けられており、
    この開閉蓋が吹抜け流により開くようにされている請求
    項1〜請求項6の何れかに記載の吹抜け形ベントキャッ
    プ。
JP1097592U 1992-02-05 1992-02-05 吹抜け形ベントキャップ Expired - Lifetime JPH0752510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1097592U JPH0752510Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 吹抜け形ベントキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1097592U JPH0752510Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 吹抜け形ベントキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646238U true JPH0646238U (ja) 1994-06-24
JPH0752510Y2 JPH0752510Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=11765164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1097592U Expired - Lifetime JPH0752510Y2 (ja) 1992-02-05 1992-02-05 吹抜け形ベントキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752510Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003100325A1 (fr) * 2002-05-24 2003-12-04 Kishimoto Seikei Co.,Ltd Systeme de ventilation
KR100686770B1 (ko) * 2005-11-11 2007-02-26 엘지전자 주식회사 환기 시스템의 배기구

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145161A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Unix Co Ltd 換気口カバー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003100325A1 (fr) * 2002-05-24 2003-12-04 Kishimoto Seikei Co.,Ltd Systeme de ventilation
KR100686770B1 (ko) * 2005-11-11 2007-02-26 엘지전자 주식회사 환기 시스템의 배기구

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0752510Y2 (ja) 1995-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5591080A (en) Exhaust vent cover
CA2213141A1 (en) Exhaust vent with external guard
JPH0646238U (ja) 吹抜け形ベントキャップ
JP4132018B2 (ja) 笠木構造
US6796100B1 (en) Roof venting and cover assembly
JP2002333159A5 (ja)
JPH07233986A (ja) 換気フード
JPH06221633A (ja) 換気口のカバー装置
JPH04316938A (ja) 空気調和機用室外機
JP2556709Y2 (ja) 屋根換気構造
JP2003041726A (ja) 屋根の換気装置
JP3325796B2 (ja) 換気口
JPS5823076Y2 (ja) 燃焼装置
JP3019737U (ja) 含み風の逃し口を設けたシート及びテント
JPH10232038A (ja) ベントキャップ
JPH0340877Y2 (ja)
JPS5835528Y2 (ja) カウル内のダクト水入り防止構造
JPS627956Y2 (ja)
JPH0694276A (ja) 換気口のカバー装置
KR200214093Y1 (ko) 항아리형 장독의 덮개
JP2000073756A (ja) 産業車両
JPH069200Y2 (ja) 換気口の構造
JPS6028789Y2 (ja) ジヤロジ−窓
JPH07233987A (ja) 雨水の吹き込み防止可能な給排気装置
JPH069201Y2 (ja) 換気口の構造