JP2556709Y2 - 屋根換気構造 - Google Patents
屋根換気構造Info
- Publication number
- JP2556709Y2 JP2556709Y2 JP1992063200U JP6320092U JP2556709Y2 JP 2556709 Y2 JP2556709 Y2 JP 2556709Y2 JP 1992063200 U JP1992063200 U JP 1992063200U JP 6320092 U JP6320092 U JP 6320092U JP 2556709 Y2 JP2556709 Y2 JP 2556709Y2
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- Japan
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- wall
- roof
- ventilation
- main body
- ventilation structure
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、軒無し屋根における
屋根換気構造に関するものである。
屋根換気構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の屋根換気構造として図３
に示すものがある。すなわち、５０は屋根化粧材で、外
壁５１の天端を覆うように配され、一端が屋根５２の端
縁に接合され他端と外壁５１の間に下向きの換気口５３
が形成してある。この場合、小屋裏５４の空気は、矢印
で示すように屋根化粧材５０の内部に連通する通気口５
５から入って屋根化粧材５０の中を通り換気口５３より
排気される。
に示すものがある。すなわち、５０は屋根化粧材で、外
壁５１の天端を覆うように配され、一端が屋根５２の端
縁に接合され他端と外壁５１の間に下向きの換気口５３
が形成してある。この場合、小屋裏５４の空気は、矢印
で示すように屋根化粧材５０の内部に連通する通気口５
５から入って屋根化粧材５０の中を通り換気口５３より
排気される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図４に
示すように、壁面に風が当たる場合、当たった風は壁面
に沿って吹き上がり、屋根化粧材５０に風圧がかかる。
ここで、風と共に雪が降っていた場合、破線の矢印で示
すように風に乗った雪が換気口５３より小屋裏５４に侵
入するという問題点があった。
示すように、壁面に風が当たる場合、当たった風は壁面
に沿って吹き上がり、屋根化粧材５０に風圧がかかる。
ここで、風と共に雪が降っていた場合、破線の矢印で示
すように風に乗った雪が換気口５３より小屋裏５４に侵
入するという問題点があった。
【０００４】したがって、屋根化粧材を通じて雪が入ら
ない屋根換気構造を提供することである。
ない屋根換気構造を提供することである。
【０００５】この考案の屋根換気構造は、外壁の天端を
覆うように配され前記外壁の内面に取付けた枠体にて支
持された屋根化粧材本体の一端側に側面材を配してその
下端を屋根の端縁に接合し、前記本体と外壁との間に換
気口が形成された屋根換気構造において、前記本体の他
端側を前記外壁の天端より下方に垂下するとともに外壁
側へ屈曲させてその端縁と外壁との間に前記換気口を形
成し、この換気口の下方の外壁の外面に、前記換気口よ
り外側に突出した水切材を突設し、この水切材と前記本
体の外壁側へ屈曲した部分との間に通気路が形成されて
いることを特徴とする。
覆うように配され前記外壁の内面に取付けた枠体にて支
持された屋根化粧材本体の一端側に側面材を配してその
下端を屋根の端縁に接合し、前記本体と外壁との間に換
気口が形成された屋根換気構造において、前記本体の他
端側を前記外壁の天端より下方に垂下するとともに外壁
側へ屈曲させてその端縁と外壁との間に前記換気口を形
成し、この換気口の下方の外壁の外面に、前記換気口よ
り外側に突出した水切材を突設し、この水切材と前記本
体の外壁側へ屈曲した部分との間に通気路が形成されて
いることを特徴とする。
【０００６】
【作用】この考案の構成によれば、換気口下方の水切材
により、外壁の壁面に沿って吹き上がった風雪が、水切
材の所で一旦、壁面から離れるため屋根化粧材本体下方
の換気口に風圧がかからなくなり、換気口から雪が吹き
込まなくなる。また、壁面に沿って吹き上がる風の速度
が速い場合、水切材上部は負圧となり、換気が促進され
る。また、本体が外壁の内面に取付けた枠体にて支持さ
れるものであり、本体の他端側を外壁の天端より下方に
垂下することにより、外壁自体が水切部材の役割を果た
す。また、本体を外壁側へ屈曲させてその端縁と外壁と
の間に換気口を形成し、この換気口の下方の外壁の外面
に突設した前記水切材を換気口より外側に突出させるこ
とにより、水切材と本体の外壁側へ屈曲した部分との間
に通気路を形成したので、換気口を十分に水切材で覆う
ことができ、また通気路により換気口までの距離を確保
できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成とな
る。
により、外壁の壁面に沿って吹き上がった風雪が、水切
材の所で一旦、壁面から離れるため屋根化粧材本体下方
の換気口に風圧がかからなくなり、換気口から雪が吹き
込まなくなる。また、壁面に沿って吹き上がる風の速度
が速い場合、水切材上部は負圧となり、換気が促進され
る。また、本体が外壁の内面に取付けた枠体にて支持さ
れるものであり、本体の他端側を外壁の天端より下方に
垂下することにより、外壁自体が水切部材の役割を果た
す。また、本体を外壁側へ屈曲させてその端縁と外壁と
の間に換気口を形成し、この換気口の下方の外壁の外面
に突設した前記水切材を換気口より外側に突出させるこ
とにより、水切材と本体の外壁側へ屈曲した部分との間
に通気路を形成したので、換気口を十分に水切材で覆う
ことができ、また通気路により換気口までの距離を確保
できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成とな
る。
【０００７】この考案の一実施例の屋根換気構造を図１
および図２に基づいて説明する。１は屋根化粧材で、屋
根化粧材本体１ａ、枠体１ｂ、側面材１ｃを備えてい
る。本体１ａは外壁２の天端を覆うように配され外壁２
との間に下向きの換気口４が形成されるように枠体１ｂ
にて支持される。枠体１ｂはその上部が本体１ａの内面
に取付けられるとともに下部が外壁２の内面に取付けら
れる。この枠体１ｂの下部は屋根３より下方に位置させ
て、この部分に小屋裏５と連通する通気口６を形成して
いる。また、本体１ａの一端側に側面材１ｃを配してそ
の下端を屋根３の端縁に接合している。側面材１ｃは枠
体１ｂと芯材１ｄで挟着され、芯材１ｄを調整すること
により側面材１ｃの位置調整ができる。また、本体１ａ
の他端側を外壁２の天端より下方に垂下するとともに外
壁２側へ屈曲させてその端縁と外壁２との間に前記換気
口４を形成している。そして、換気口４の下方の外壁２
の外面に水切材７が突設してある。この水切材７は、換
気口４より外側に突出するとともに下向きに傾斜してい
る。また、水切材７と本体１ａの外壁２側へ屈曲した部
分との間に通気路８が形成されている。
および図２に基づいて説明する。１は屋根化粧材で、屋
根化粧材本体１ａ、枠体１ｂ、側面材１ｃを備えてい
る。本体１ａは外壁２の天端を覆うように配され外壁２
との間に下向きの換気口４が形成されるように枠体１ｂ
にて支持される。枠体１ｂはその上部が本体１ａの内面
に取付けられるとともに下部が外壁２の内面に取付けら
れる。この枠体１ｂの下部は屋根３より下方に位置させ
て、この部分に小屋裏５と連通する通気口６を形成して
いる。また、本体１ａの一端側に側面材１ｃを配してそ
の下端を屋根３の端縁に接合している。側面材１ｃは枠
体１ｂと芯材１ｄで挟着され、芯材１ｄを調整すること
により側面材１ｃの位置調整ができる。また、本体１ａ
の他端側を外壁２の天端より下方に垂下するとともに外
壁２側へ屈曲させてその端縁と外壁２との間に前記換気
口４を形成している。そして、換気口４の下方の外壁２
の外面に水切材７が突設してある。この水切材７は、換
気口４より外側に突出するとともに下向きに傾斜してい
る。また、水切材７と本体１ａの外壁２側へ屈曲した部
分との間に通気路８が形成されている。
【０００８】つぎに、この屋根換気構造の流れについて
説明する。すなわち、矢印Ａで示すように小屋裏５の空
気は、通気口６から入って屋根化粧材１の中を通り換気
口４より排気される。また、図２の矢印Ｂで示すよう
に、風雪が外壁２の壁面に沿って吹き上がってくると、
水切材７で一旦壁面から離れるため、換気口４に風圧が
かからなくなり、換気口４から雪が吹き込まなくなる。
また、壁面に沿って吹き上がる風の速度が速い場合、換
気口４と水切材７の間の部分が負圧となり、換気が促進
される。また、本体１ａが外壁２の内面に取付けた枠体
１ｂにて支持されるものであり、本体１ａの他端側を外
壁２の天端より下方に垂下することにより、外壁２自体
が水切部材１６の役割を果たす。また、本体１ａを外壁
２側へ屈曲させてその端縁と外壁２との間に換気口４を
形成し、この換気口４の下方の外壁２の外面に突設した
前記水切材７を換気口４より外側に突出させて、水切材
７と本体１ａの外壁２側へ屈曲した部分との間に通気路
８を形成したので、換気口４を十分に水切材７で覆うこ
とができ、また通気路８により換気口４までの距離を確
保できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成とな
る。
説明する。すなわち、矢印Ａで示すように小屋裏５の空
気は、通気口６から入って屋根化粧材１の中を通り換気
口４より排気される。また、図２の矢印Ｂで示すよう
に、風雪が外壁２の壁面に沿って吹き上がってくると、
水切材７で一旦壁面から離れるため、換気口４に風圧が
かからなくなり、換気口４から雪が吹き込まなくなる。
また、壁面に沿って吹き上がる風の速度が速い場合、換
気口４と水切材７の間の部分が負圧となり、換気が促進
される。また、本体１ａが外壁２の内面に取付けた枠体
１ｂにて支持されるものであり、本体１ａの他端側を外
壁２の天端より下方に垂下することにより、外壁２自体
が水切部材１６の役割を果たす。また、本体１ａを外壁
２側へ屈曲させてその端縁と外壁２との間に換気口４を
形成し、この換気口４の下方の外壁２の外面に突設した
前記水切材７を換気口４より外側に突出させて、水切材
７と本体１ａの外壁２側へ屈曲した部分との間に通気路
８を形成したので、換気口４を十分に水切材７で覆うこ
とができ、また通気路８により換気口４までの距離を確
保できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成とな
る。
【０００９】
【考案の効果】この考案の屋根換気構造によれば、換気
口下方の水切材により、外壁の壁面に沿って吹き上がっ
た風雪が、水切材の所で一旦、壁面から離れるため屋根
化粧材本体下方の換気口に風圧がかからなくなり、換気
口から雪が吹き込まなくなる。また、壁面に沿って吹き
上がる風の速度が速い場合、水切材上部は負圧となり、
換気が促進される。また、本体が外壁の内面に取付けた
枠体にて支持されるものであり、本体の他端側を外壁の
天端より下方に垂下することにより、外壁自体が水切部
材の役割を果たす。また、本体を外壁側へ屈曲させてそ
の端縁と外壁との間に換気口を形成し、この換気口の下
方の外壁の外面に突設した前記水切材を換気口より外側
に突出させて、水切材と本体の外壁側へ屈曲した部分と
の間に通気路を形成したので、換気口を十分に水切材で
覆うことができ、また通気路により換気口までの距離を
確保できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成と
なる。
口下方の水切材により、外壁の壁面に沿って吹き上がっ
た風雪が、水切材の所で一旦、壁面から離れるため屋根
化粧材本体下方の換気口に風圧がかからなくなり、換気
口から雪が吹き込まなくなる。また、壁面に沿って吹き
上がる風の速度が速い場合、水切材上部は負圧となり、
換気が促進される。また、本体が外壁の内面に取付けた
枠体にて支持されるものであり、本体の他端側を外壁の
天端より下方に垂下することにより、外壁自体が水切部
材の役割を果たす。また、本体を外壁側へ屈曲させてそ
の端縁と外壁との間に換気口を形成し、この換気口の下
方の外壁の外面に突設した前記水切材を換気口より外側
に突出させて、水切材と本体の外壁側へ屈曲した部分と
の間に通気路を形成したので、換気口を十分に水切材で
覆うことができ、また通気路により換気口までの距離を
確保できるので、さらに雪が屋内に吹き込まない構成と
なる。
【図１】この考案の一実施例の断面側面図である。
【図２】動作説明図である。
【図３】従来例の断面側面図である。
【図４】従来例の問題点を示す説明図である。
１ 屋根化粧材 ２ 外壁 ３ 屋根 ４ 換気口 ７ 水切材
Claims (1)
- 【請求項１】 外壁の天端を覆うように配され前記外壁
の内面に取付けた枠体にて支持された屋根化粧材本体の
一端側に側面材を配してその下端を屋根の端縁に接合
し、前記本体と外壁との間に換気口が形成された屋根換
気構造において、前記本体の他端側を前記外壁の天端よ
り下方に垂下するとともに外壁側へ屈曲させてその端縁
と外壁との間に前記換気口を形成し、この換気口の下方
の外壁の外面に、前記換気口より外側に突出した水切材
を突設し、この水切材と前記本体の外壁側へ屈曲した部
分との間に通気路が形成されていることを特徴とする屋
根換気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063200U JP2556709Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 屋根換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063200U JP2556709Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 屋根換気構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628058U JPH0628058U (ja) | 1994-04-15 |
| JP2556709Y2 true JP2556709Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13222339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992063200U Expired - Fee Related JP2556709Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 屋根換気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556709Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5466481B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2014-04-09 | 積水化学工業株式会社 | 換気構造及び建物 |
| JP2021143496A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | アオイ化学工業株式会社 | 水切り材 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3074724U (ja) * | 1998-07-27 | 2001-01-26 | 憲治 杉田 | 自転車用サドル |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP1992063200U patent/JP2556709Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0628058U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970805 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |