JPH0734559A - 屋根裏通気構造体 - Google Patents
屋根裏通気構造体Info
- Publication number
- JPH0734559A JPH0734559A JP20120693A JP20120693A JPH0734559A JP H0734559 A JPH0734559 A JP H0734559A JP 20120693 A JP20120693 A JP 20120693A JP 20120693 A JP20120693 A JP 20120693A JP H0734559 A JPH0734559 A JP H0734559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outside air
- eaves
- bent
- folded
- ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】鼻隠し材1とその軒側に設けられた軒先水切り
板2とで構成される部位に外気導入部材3を有する屋根
裏通気構造体。軒先水切り板2は下端に折り返し部4を
有し、外気導入部材3は軒先水切り板2の折り返し部4
に挿入される差し込み部5と、差し込み部5に対し略直
角に屈折し貫通孔9を有する吸気部8と、吸気部8に対
し略直角に屈折し鼻隠し材1に固定される取り付け部6
とからなる。 【効果】屋根裏の通気が効率的に行える。
板2とで構成される部位に外気導入部材3を有する屋根
裏通気構造体。軒先水切り板2は下端に折り返し部4を
有し、外気導入部材3は軒先水切り板2の折り返し部4
に挿入される差し込み部5と、差し込み部5に対し略直
角に屈折し貫通孔9を有する吸気部8と、吸気部8に対
し略直角に屈折し鼻隠し材1に固定される取り付け部6
とからなる。 【効果】屋根裏の通気が効率的に行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根面の断熱通気工法に
おいて、軒先からの吸気を行うための屋根裏通気構造体
に関する。
おいて、軒先からの吸気を行うための屋根裏通気構造体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根裏での通気を行う場合におい
ては、図3に示すように軒裏に有孔ボード25を設置し
て外気の導入を行い、屋根材13の下に防水紙12を介
して設けられた野地板14と断熱材15とで構成される
通気路16を通り、棟等の屋根上部に設けた換気口22
から排気を行う方法が一般的に採用されている。この場
合、外気を導入する部位における通気の経路が複雑にな
り、通気の効率が悪いという課題や、軒裏の有孔ボード
25は、断面に垂直な方向にはその一部分にしか設置さ
れないために、屋根裏全体の通気を行なおうとした場合
に効率が悪いという課題があった。
ては、図3に示すように軒裏に有孔ボード25を設置し
て外気の導入を行い、屋根材13の下に防水紙12を介
して設けられた野地板14と断熱材15とで構成される
通気路16を通り、棟等の屋根上部に設けた換気口22
から排気を行う方法が一般的に採用されている。この場
合、外気を導入する部位における通気の経路が複雑にな
り、通気の効率が悪いという課題や、軒裏の有孔ボード
25は、断面に垂直な方向にはその一部分にしか設置さ
れないために、屋根裏全体の通気を行なおうとした場合
に効率が悪いという課題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の前
述の課題を解決しようとするものであり、屋根裏での通
気を効率よく行うための屋根裏通気構造体を提供しよう
とするものである。
述の課題を解決しようとするものであり、屋根裏での通
気を効率よく行うための屋根裏通気構造体を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鼻隠し材とそ
の軒側に設けられた軒先水切り板とで構成される部位に
外気導入部材を有する屋根裏通気構造体であって、軒先
水切り板は下端に折り返し部を有し、外気導入部材は軒
先水切り板の折り返し部に挿入される差し込み部と、差
し込み部に対し略直角に屈折し、貫通孔を有する吸気部
と吸気部に対し略直角に屈折し鼻隠し材に固定される取
り付け部とからなる屋根裏通気構造体である。
の軒側に設けられた軒先水切り板とで構成される部位に
外気導入部材を有する屋根裏通気構造体であって、軒先
水切り板は下端に折り返し部を有し、外気導入部材は軒
先水切り板の折り返し部に挿入される差し込み部と、差
し込み部に対し略直角に屈折し、貫通孔を有する吸気部
と吸気部に対し略直角に屈折し鼻隠し材に固定される取
り付け部とからなる屋根裏通気構造体である。
【0005】以下、図面に基づいて説明する。図1は本
発明の屋根裏通気構造体の断面図、図2は本発明の屋根
裏通気構造体に使用する外気導入部材の斜視図である。
発明の屋根裏通気構造体の断面図、図2は本発明の屋根
裏通気構造体に使用する外気導入部材の斜視図である。
【0006】図1のように、鼻隠し材1と軒先水切り板
2とで構成される部位に外気導入部材3が設けてある。
軒先水切り板2は、その下端が鼻隠し材1側に折り返さ
れた折り返し部4を有する。折り返し部4に外気導入部
材3の差し込み部5が挿入されるとともに、外気導入部
材の取り付け部6は釘7により鼻隠し材1に固定され
る。
2とで構成される部位に外気導入部材3が設けてある。
軒先水切り板2は、その下端が鼻隠し材1側に折り返さ
れた折り返し部4を有する。折り返し部4に外気導入部
材3の差し込み部5が挿入されるとともに、外気導入部
材の取り付け部6は釘7により鼻隠し材1に固定され
る。
【0007】外気導入部材3は、差し込み部5と、差し
込み部5に対し略直角に屈折し貫通孔9を有する吸気部
8と、吸気部8に対し略直角に屈折した取り付け部6と
から構成される。
込み部5に対し略直角に屈折し貫通孔9を有する吸気部
8と、吸気部8に対し略直角に屈折した取り付け部6と
から構成される。
【0008】軒先水切り板2は外気導入部材3をカバー
し、外観を向上するとともに、雨水を下方に流す作用を
する。軒先水切り板2の高さは、高過ぎると外観が低下
し、低過ぎると野地板14と断熱材15とで構成される
通気路16が小さくなり、充分な通気が行えないのでい
ずれも好ましくない。軒先水切り板2の高さは50〜1
20mmの範囲が望ましい。
し、外観を向上するとともに、雨水を下方に流す作用を
する。軒先水切り板2の高さは、高過ぎると外観が低下
し、低過ぎると野地板14と断熱材15とで構成される
通気路16が小さくなり、充分な通気が行えないのでい
ずれも好ましくない。軒先水切り板2の高さは50〜1
20mmの範囲が望ましい。
【0009】また、軒先水切り板2の折り返し部4の折
り返し高さは、5〜20mmの範囲が好ましい。この高
さが20mmを超えると軒先水切り板2が大きくなり過
ぎ外観が低下するとともに、負の風圧が作用した場合、
差し込み部5が抜け出す恐れがあるので好ましくなく、
一方、この高さが5mm未満では外気導入部材3の吸気
部8に設けられた貫通孔9より雨水が浸入するので好ま
しくない。
り返し高さは、5〜20mmの範囲が好ましい。この高
さが20mmを超えると軒先水切り板2が大きくなり過
ぎ外観が低下するとともに、負の風圧が作用した場合、
差し込み部5が抜け出す恐れがあるので好ましくなく、
一方、この高さが5mm未満では外気導入部材3の吸気
部8に設けられた貫通孔9より雨水が浸入するので好ま
しくない。
【0010】この軒先水切り板2の材質としては、着色
亜鉛鋼板、着色ステンレス鋼板、アルミニウム等が適し
ている。
亜鉛鋼板、着色ステンレス鋼板、アルミニウム等が適し
ている。
【0011】一方、外気導入部材3の取り付け部6の高
さは10〜50mm程度が実用的である。外気導入部材
3の吸気部8の幅は、せま過ぎると通気抵抗が大きくな
り充分な換気が行なえず、広過ぎると意匠性が低下する
のでいずれも好ましくない。好ましい吸気部8の幅は5
〜50mmの範囲である。
さは10〜50mm程度が実用的である。外気導入部材
3の吸気部8の幅は、せま過ぎると通気抵抗が大きくな
り充分な換気が行なえず、広過ぎると意匠性が低下する
のでいずれも好ましくない。好ましい吸気部8の幅は5
〜50mmの範囲である。
【0012】吸気部8に設ける貫通孔9は、吸気部8の
幅にできるかぎり近いものが、通気抵抗を小さくするの
で好ましい。また、その形状は円形、楕円形、四角形等
各種のものが使用できる。
幅にできるかぎり近いものが、通気抵抗を小さくするの
で好ましい。また、その形状は円形、楕円形、四角形等
各種のものが使用できる。
【0013】吸気部8の貫通孔9には、防虫用のネット
11を設けるのが好ましい。このネットとしては、開口
が0.5〜3mm程度の金属製、有機樹脂製のものが好
ましい。このネットの代りにガラス繊維等のフィルター
状のものも使用できる。
11を設けるのが好ましい。このネットとしては、開口
が0.5〜3mm程度の金属製、有機樹脂製のものが好
ましい。このネットの代りにガラス繊維等のフィルター
状のものも使用できる。
【0014】外気導入部材3の差し込み部5の高さとし
ては、5〜30mmの範囲が実用的である。
ては、5〜30mmの範囲が実用的である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、外気導入部から通気路
16への流路が極めて簡単な構造になるので屋根裏の通
気が効率的に行える。本発明による屋根裏通気構造体を
軒先全体に採用すれば、さらに効率的な通気が行える。
16への流路が極めて簡単な構造になるので屋根裏の通
気が効率的に行える。本発明による屋根裏通気構造体を
軒先全体に採用すれば、さらに効率的な通気が行える。
【図1】本発明による屋根裏通気構造体の断面図
【図2】本発明に使用する外気導入部材の斜視図
【図3】従来の屋根裏通気構造体の断面図
1:鼻隠し材 2:軒先水切り板 3:外気導入部材 4:折り返し部 5:差し込み部 6:取り付け部 8:吸気部 9:貫通孔
Claims (1)
- 【請求項1】鼻隠し材とその軒側に設けられた軒先水切
り板とで構成される部位に外気導入部材を有する屋根裏
通気構造体であって、軒先水切り板は下端に折り返し部
を有し、外気導入部材は軒先水切り板の折り返し部に挿
入される差し込み部と、差し込み部に対し略直角に屈折
し、貫通孔を有する吸気部と吸気部に対し略直角に屈折
し鼻隠し材に固定される取り付け部とからなる屋根裏通
気構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20120693A JPH0734559A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 屋根裏通気構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20120693A JPH0734559A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 屋根裏通気構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734559A true JPH0734559A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16437113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20120693A Pending JPH0734559A (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 屋根裏通気構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734559A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150918A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 換気機能付き軒先見切り材 |
JP4880084B1 (ja) * | 2011-09-14 | 2012-02-22 | 株式会社ハウゼサンエイ | 軒先換気構造体 |
JP2013015011A (ja) * | 2012-09-25 | 2013-01-24 | Asahi Kasei Homes Co | 建築物の小屋裏換気構造 |
JP2013112944A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Kurabo Ind Ltd | 軒先通気構造及び化粧部材 |
CN105569248A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-05-11 | 马人欢 | 智能除雪幕墙采光顶 |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP20120693A patent/JPH0734559A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150918A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 換気機能付き軒先見切り材 |
JP4880084B1 (ja) * | 2011-09-14 | 2012-02-22 | 株式会社ハウゼサンエイ | 軒先換気構造体 |
JP2013112944A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Kurabo Ind Ltd | 軒先通気構造及び化粧部材 |
JP2013015011A (ja) * | 2012-09-25 | 2013-01-24 | Asahi Kasei Homes Co | 建築物の小屋裏換気構造 |
CN105569248A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-05-11 | 马人欢 | 智能除雪幕墙采光顶 |
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