JPH0540174Y2 - - Google Patents

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JPH0540174Y2
JPH0540174Y2 JP7991188U JP7991188U JPH0540174Y2 JP H0540174 Y2 JPH0540174 Y2 JP H0540174Y2 JP 7991188 U JP7991188 U JP 7991188U JP 7991188 U JP7991188 U JP 7991188U JP H0540174 Y2 JPH0540174 Y2 JP H0540174Y2
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ventilation
box
roof
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opening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、住宅の室内換気を行う換気装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第7図に示すような換気装置がある。こ
の換気装置は、屋根50の換気口51を覆つて設
けた箱状の本体52と、この本体52内に設けら
れた両端に換気窓54,55を有した換気ボツク
ス53とから構成されている。両換気窓54,5
5は、網56で覆われている。小屋裏等の換気
は、換気口51ならびに換気ボツクス53を通し
て行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、暴風雨時(特に軒先側から棟側に向か
つて吹く時)には、棟側の換気窓55から排気さ
れる以上に、軒先側の換気窓54から多くの空気
が換気ボツクス53内に侵入する。このため、換
気ボツクス53内の空気圧が高くなり、換気ボツ
クス53の上面に開口部から風雨が吹き出し、雨
水が換気口51から屋内に侵入するという問題が
あつた。
したがつて、この考案の目的は、雨水が屋内に
浸入するのを防ぐことができる換気装置を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の換気装置は、屋根の傾斜面に換気口
を設け、この換気口を覆つて屋根の上面に屋根の
傾斜方向に対面する一対の側面に開口部を有した
箱状の本体を設け、この本体内に両端に前記本体
の両開口部にそれぞれ接合した換気窓を有しかつ
屋内に連通した換気ボツクスを設け、この換気ボ
ツクスの前記屋根の軒先側の換気窓を目の細かい
網で覆い、前記換気ボツクスの前記屋根の棟側の
換気窓を目の粗い網で覆つたものである。
〔作用〕
この考案の換気装置によると、屋根の軒先側か
ら棟側に向かつて暴風雨が吹いた場合、換気ボツ
クスの軒先側の換気窓に目の細かい網が取り付け
られており、風雨が換気ボツクス内に侵入し難
く、しかも換気ボツクスの棟側の換気窓に目の粗
い網が取付けられており、換気ボツクス内に侵入
した風雨は屋外に排出され易い。このため、換気
ボツクス内の風雨の流れが円滑に行われ、換気ボ
ツクスから雨水が吹き出して屋内に浸入するのを
防ぐことができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第6図に基
づいて説明する。
第1図はその組立状態図であり、第2図は各部
品の分解図である。図において、10は屋根であ
り、11はたる木、12は野地板である。屋根1
0の傾斜面10′の野地板12には換気口13が
形成されている。この換気口13を囲んで屋根1
0の上面に架台14を設け、架台14の外周には
雪割15ならびに雨押さえ16が設けられ、内周
には保水材23が設けられている。架台14の各
辺には、側壁17,18,19,20が立設され
ており、対面する桁行き側の両側壁17,18に
は開口部21,22が形成されている。側壁1
7,18,19,20内には、ボツクス本体25
と突出部26とからなる換気ボツクス24が設け
られている。ボツクス本体25は、第3図に示す
ように、両端に換気窓28,29を有した箱状に
形成され、上面には開口部30を形成し、この開
口部30ならび下面を貫通して上面ダクト31が
設けられており、上部ダクト31は支持板32で
支持されている。ボツクス本体25は、両端の各
換気窓28,29をそれぞれ軒先側の側壁17の
開口部21ならびに棟側の側壁18の開口部22
に嵌合して設けられている。なお、換気ボツクス
24の軒先側に位置する換気窓28は目の細かい
網40にて覆われており、棟側の換気窓29は目
の粗い網41にて覆われている。また、突出部2
6は、第4図に示すように、下面に開口部33を
有した箱状に形成され、ボツクス25の上面開口
部30を覆つて取付ける。
また、換気ボツクス24の上部ダクト31の下
端にはフレキシブルなダクト34が接続され、ダ
クト34の下端は換気口13を貫通して室内に開
口している。また、換気ボツクス24に隣接し
て、小屋裏の換気を行う小屋裏換気ボツクス27
が設けられている。さらに、換気ボツクス24な
らびに小屋裏換気ボツクス27を屋根架台35で
覆い、フルベストシート36を被せ、かつ換気窓
28,29を覆うルーバ37を設け、屋根パネル
カバー38を取付ける。なお、架台14、側壁1
7,18,19,20、屋根架台35、ルーバ3
7および屋根パネルカバー38によつて箱状の本
体39が構成されている。
このように構成された換気装置によると、第5
図に示すように、屋根10の軒先側から棟42側
に向かつて暴風雨が吹いた場合、軒先側の換気窓
28には目の細かい網40が取付けられているた
め、風雨が換気ボツクス24内に侵入し難い。ま
た、棟側の換気窓29には目の粗い網41が取付
けられているので、換気ボツクス24内に侵入し
た風雨は屋外に排出し易くなる。このため、換気
ボツクス24内の風雨の流れが円滑に行え、換気
ボツクス24内から風雨が吹き出し、ダクト34
を通つて屋内に浸入するのを防ぐことができる。
なお、第6図に示すように、屋根10の棟42側
から軒先側に向かつて暴風雨が吹いた場合には、
本体39が棟42の影になつているので、本体3
9に直接風雨が当たらず、換気窓29が目の粗い
網41で覆われていても、換気ボツクス24内に
異常に多い風雨が侵入せず、換気装置の防水性を
保つことができる。
〔考案の効果〕
この考案の換気装置によると、屋根の軒先側か
ら棟側に向かつて暴風雨が吹いた場合、換気ボツ
クスの軒先側の換気窓に目の細かい網が取り付け
られており、風雨が換気ボツクス内に侵入し難
く、しかも換気ボツクスの棟側の換気窓に目の粗
い網が取付けられており、換気ボツクス内に侵入
した風雨は屋外に排出され易い。このため、換気
ボツクス内の風雨の流れが円滑に行われ、換気ボ
ツクスから雨水が吹き出して屋内に浸入するのを
防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
はその分解斜視図、第3図A,B,Cはそのボツ
クス本体の平面図、側面図、正面図、第4図A,
B,Cはその突出部の平面図、側面図、正面図、
第5図はその屋根の軒先側から棟側に向かつて暴
風雨が吹いた状態の概略図、第6図はその屋根の
棟側から軒先側に向かつて暴風雨が吹いた状態の
概略図、第7図は従来例の概略図である。 10……屋根、10′……傾斜面、13……換
気口、21,22,……開口部、24……換気ボ
ツクス、28,29……換気窓、39……本体、
40……目の細かい網、41……目の粗い網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根の傾斜面に設けた換気口と、この換気口を
    覆つて屋根の上面に設けられ屋根の傾斜方向に対
    面する一対の側面に開口部を有した箱状の本体
    と、この本体内に設けられ両端に前記本体の両開
    口部にそれぞれ接合した換気窓を有しかつ屋内に
    連通した換気ボツクスと、この換気ボツクスの前
    記屋根の軒先側の換気窓を覆つた目の細かい網
    と、前記換気ボツクスの前記屋根の棟側の換気窓
    を覆つた目の粗い網とを備えた換気装置。
JP7991188U 1988-06-14 1988-06-14 Expired - Lifetime JPH0540174Y2 (ja)

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JP7991188U JPH0540174Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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JP7991188U JPH0540174Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH021334U JPH021334U (ja) 1990-01-08
JPH0540174Y2 true JPH0540174Y2 (ja) 1993-10-13

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