JPH0644620U - パワーシートのチルト機構 - Google Patents

パワーシートのチルト機構

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JPH0644620U
JPH0644620U JP8774592U JP8774592U JPH0644620U JP H0644620 U JPH0644620 U JP H0644620U JP 8774592 U JP8774592 U JP 8774592U JP 8774592 U JP8774592 U JP 8774592U JP H0644620 U JPH0644620 U JP H0644620U
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JP
Japan
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sector gear
shaft
gear
pinion
motor gear
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JP8774592U
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村 孝 義 柏
藤 啓 志 郎 伊
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピニオンとセクタギヤとの噛合中心距離を常
に高精度に保つことができると共に、モータギヤと取付
部材とを別体とすることにより調整機構のレイアウトの
変更に容易に対応できる。 【構成】 シートフレーム36にアーム部34を連係さ
せると共に、スライドレール12のベースブラケット1
1に取付部材16を介して取付けられたモータギヤ14
のピニオン15に噛合させたセクタギヤ28の回動でシ
ートクッションをチルトさせるパワーシートのチルト機
構において、取付部材16にはシャフト挿通孔17が穿
設されており基端部をベースブラケットに固着したシャ
フト23をシャフト挿通孔17に挿通させると共に、こ
のシャフト23にセクタギヤ28の回動中心が支持され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のパワーシートのチルト機構に関し、特にパワーシート(電 動調整機構付きシート)のチルト機構の組付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のパワーシートのチルト機構は、図5に示すように、セクタギヤ を作動させる方式のものが一般に使用されている。図5において、1はモータギ ヤ、2は取付ブラケット、3はスライドレール4上に取付けられたベースブラケ ットである。モータギヤ1を取付ブラケット2にねじ止めし、この取付ブラケッ ト2をベースブラケット3にねじ止めし、モータギヤ1のピニオン5をベースブ ラケット3の孔6より突出させる。そしてセクタギヤ7はその回動中心孔7aを ベースブラケット3の孔8に適宜のシャフト部材(図示せず)により回転自在に 取付けられると共にその歯部9をピニオン5に噛合させている。セクタギヤ7の 基端の孔10にシートフレームが連係される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のチルト機構にあっては、モータギヤ1が取付 ブラケット2を介して取付けられ、かつセクタギヤはモータギヤ1とは別にベー スブラケット3に直接取付けるため、部品点数が多くなるばかりでなく、セクタ ギヤの取付け位置に狂いが生じやすくピニオン5の軸中心とセクタギヤ7の駆動 中心との距離(噛合中心距離)を高精度に保つことが困難であった。この噛合中 心距離が狂うと、セクタギヤの作動不良、噛合外れ、ガタの増大等の悪影響が生 ずる。
【0004】 そのため、取付ブラケット2等部品全体の精度及び組付精度に高精度が要求さ れ、組付時の調整も煩雑であった。又、自動車の車種によりチルト機構のレイア ウトが変わると、ピニオンとセクタギヤの位置関係も変り、この場合は取付関係 部品を新たに製作する必要があり、型費のコストがかかるという問題点が生じて いた。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ピニオンとセ クタギヤとの噛合中心距離を常に高精度に保つことができると共に、レイアウト の変更に容易に対応できるパワーシートのチルト機構を提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した目的を達成するためシートフレームにアーム部を連係させる と共に、スライドレールのベースブラケットに取付部材を介して取付けられたモ ータギヤのピニオンに噛合させたセクタギヤの回動でシートクッションをチルト させるパワーシートのチルト機構において、 前記取付部材にはシャフト挿通孔 が穿設されており、基端部を前記ベースブラケットに固着したシャフトを前記シ ャフト挿通孔に挿通させると共に、このシャフトに前記セクタギヤの回動中心が 支持されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案では、モータギヤの駆動によりピニオンが回動するとセクタギヤがシャ フト回りに回動し、アーム部が上下動し、シートフレームが上下動することによ りチルト調整が行われる。セクタギヤはモータギヤが取付けられる取付部材のシ ャフト挿通孔に挿通されるシャフトに支持されており、噛合中心距離、すなわち ピニオンとセクタギヤの回動中心の距離は常に一定に保たれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本考案にかか るパワーシートのチルト機構の一実施例を示す図である。
【0009】 まず、構成を説明する。 図1において、11はスライドレール12上に取付けられたベースブラケット で、前後にチルト用モータギヤアセンブリ13(以下モータギヤアセンブリと略 称)が以下のようにして取付けられている。
【0010】 図1及び図3において、モータギヤアセンブリ13は、減速機構部及びピニオ ンギヤ15を有するモータギヤ14と、このモータギヤ14に取付けられる取付 部材16とで構成されている。この取付部材16は両端に取付け部17,18を 、略中央に窓孔20を有し、この窓孔20からピニオンギヤ15を突出させ、4 個所の孔21を介してねじ等によりモータギヤ14の孔22にねじ等で取付けら れる。このとき取付部17はシャフト挿通孔となっている。
【0011】 前記モータギヤアセンブリ13は、前記ベースブラケット11に取付部17, 18をねじシャフト23とボルト32でねじ止めすることにより取付けられてい る(図2参照)。ねじシャフト23は軸支部24とねじ部25からなる段付きの もので、基端部26はあらかじめ前記ベースブラケット11の孔27にかしめ, ねじ止め,あるいは溶接等によって固着されている。組付に当たり、セクタギヤ 28の回転中心孔30を軸支部24に挿入し、取付部材13の取付部(シャフト 挿通孔)17をねじ部25に挿入して軸支部24の端面に当て、ねじ部25にナ ット31をねじ込んで固定する。また、他の取付部18はベースブラケット11 に直接当て、ボルト32を孔33に挿入してナットで固定する。セクタギヤ28 はシャフト23の軸支部24に軸支され、歯車37がピニオンギヤ15と噛み合 う。 前記セクタギヤ28にはアーム部34が形成されており、このアーム部3 4はリンク35を介して(後部のセクタギヤは直接)シートフレーム36に連結 されている。
【0012】 次に本実施例の作動を説明する。 モータギヤ14の駆動によりピニオン15が回転するとセクタギヤ28がねじ シャフト23の軸支部24を支点に回動し、アーム部34が上下動し、シートフ レーム36が上下動することによりチルト調整が行われる。セクタギヤ28は取 付部材16の取付部17,18とベースブラケット11との間で、ベースブラケ ット11から突出したねじシャフト23に支持されており、噛合中心距離d、す なわちピニオン15とセクタギヤ28の各々の回転中心間の距離は常に一定に保 たれる(図4参照)。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、モータギヤアセンブリをベースブラケッ トに取付けるシャフトとセクタギヤの回転軸とを共用しているため、組付が簡単 であると共に噛合中心距離は常に一定となり精度の良い噛合状態が得られる。ま た、モータギヤと取付部材を別体としたので、取付け位置等を変更する場合、取 付部材のみを変えるだけで良く、モータギヤボックスの設計変更を要しないので 経費等のコストが削減できると共に、取付部材の変更だけで車種に応じた取付け 位置に対応でき、モータギヤ部は一定のものを大量生産することが可能になり、 量産効果によりコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるパワーシートのチルト機構の一
実施例を示す側面図である。
【図2】一実施例の分解斜視図である。
【図3】一実施例のギヤアセンブリの分解斜視図であ
る。
【図4】一実施例の要部の作用説明図である。
【図5】従来のパワーシートのチルト機構の分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 ベースブラケット 13 モータギヤアセンブリ 14 モータギヤ 15 ピニオン 16 取付部材 17 取付部(シャフト挿通孔) 18 取付部 28 セクタギヤ 34 アーム部 36 シートフレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームにアーム部を連係させる
    と共に、スライドレールのベースブラケットに取付部材
    を介して取付けられたモータギヤのピニオンに噛合させ
    たセクタギヤの回動でシートクッションをチルトさせる
    パワーシートのチルト機構において、 前記取付部材にはシャフト挿通孔が穿設されており、基
    端部を前記ベースブラケットに固着したシャフトを前記
    シャフト挿通孔に挿通させると共に、このシャフトに前
    記セクタギヤの回動中心が支持されていることを特徴と
    するパワーシート。
JP1992087745U 1992-11-27 1992-11-27 パワーシートのチルト機構 Expired - Lifetime JP2575847Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992087745U JP2575847Y2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 パワーシートのチルト機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0644620U true JPH0644620U (ja) 1994-06-14
JP2575847Y2 JP2575847Y2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=13923474

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160559A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 T S Tec Kk 車両用シート
JP2015150915A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 株式会社今仙電機製作所 車両用シート装置およびその製造方法
KR101885306B1 (ko) * 2018-01-02 2018-08-03 성우이지텍 주식회사 자동차용 시트 쿠션의 틸팅장치
KR20210017721A (ko) * 2019-08-09 2021-02-17 주식회사 포스코 시트 프레임
KR102235731B1 (ko) * 2019-11-29 2021-04-05 주식회사 다스 하이트 조절이 가능한 시트의 틸트장치

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KR102235731B1 (ko) * 2019-11-29 2021-04-05 주식회사 다스 하이트 조절이 가능한 시트의 틸트장치

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JP2575847Y2 (ja) 1998-07-02

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